JPH0824277A - 歯科用酸性水供給回路 - Google Patents
歯科用酸性水供給回路Info
- Publication number
- JPH0824277A JPH0824277A JP18678794A JP18678794A JPH0824277A JP H0824277 A JPH0824277 A JP H0824277A JP 18678794 A JP18678794 A JP 18678794A JP 18678794 A JP18678794 A JP 18678794A JP H0824277 A JPH0824277 A JP H0824277A
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- Japan
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- water
- acid water
- acidic water
- dental
- dental treatment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯科用治療装置および治療器具内における水
供給回路の総括的な殺菌を可能とする。 【構成】 歯科用治療装置２と水道３とを接続するパイ
プ４に酸性水製造装置１を設けることにより、水供給回
路全体の殺菌と、殺菌効果のある酸性水を臨床用注水と
して使用する。
供給回路の総括的な殺菌を可能とする。 【構成】 歯科用治療装置２と水道３とを接続するパイ
プ４に酸性水製造装置１を設けることにより、水供給回
路全体の殺菌と、殺菌効果のある酸性水を臨床用注水と
して使用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、院内で使用される歯科
用治療装置と水源との間に酸性水製造装置を設けた歯科
用酸性水供給回路に関する。
用治療装置と水源との間に酸性水製造装置を設けた歯科
用酸性水供給回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、院内における歯科用治療装置の水
供給回路は、水源である水道の水を直接使用するか、あ
るいは歯科用治療装置と水源との間にフィルタ−を設け
てこれを通し、水中の微生物や金属などを濾過して使用
していた。
供給回路は、水源である水道の水を直接使用するか、あ
るいは歯科用治療装置と水源との間にフィルタ−を設け
てこれを通し、水中の微生物や金属などを濾過して使用
していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術における歯科用治療装置の水供給回路においては、総
括的な殺菌を行う殺菌装置が設けられていない。従っ
て、歯科用治療装置の治療器具によっては、治療を終了
したのち注水していた水の垂れ防止機構が設けられては
いるが、ホ−スを通して歯科用治療装置側へ水が引かれ
る作用に伴い、患者の口腔内にある病原体や細菌等が吸
引され、歯科用治療装置内を汚染する危険がある。ま
た、水道から供給される水を濾過しても、フィルタ−内
で繁殖した菌が歯科用治療装置の治療器具から患者口腔
内へ流れ出る可能性がある。
術における歯科用治療装置の水供給回路においては、総
括的な殺菌を行う殺菌装置が設けられていない。従っ
て、歯科用治療装置の治療器具によっては、治療を終了
したのち注水していた水の垂れ防止機構が設けられては
いるが、ホ−スを通して歯科用治療装置側へ水が引かれ
る作用に伴い、患者の口腔内にある病原体や細菌等が吸
引され、歯科用治療装置内を汚染する危険がある。ま
た、水道から供給される水を濾過しても、フィルタ−内
で繁殖した菌が歯科用治療装置の治療器具から患者口腔
内へ流れ出る可能性がある。
【０００４】請求項１の目的は、歯科用治療装置に使用
される水を、菌が繁殖しにくく、且つ殺菌効果のあるＰ
Ｈ３以下の酸性水あるいは強酸性水とすることにより、
歯科用治療装置ならびに治療器具等の水供給回路に対し
て総括的な殺菌を行い、院内感染を防止できる歯科用酸
性水供給回路の提供にある。
される水を、菌が繁殖しにくく、且つ殺菌効果のあるＰ
Ｈ３以下の酸性水あるいは強酸性水とすることにより、
歯科用治療装置ならびに治療器具等の水供給回路に対し
て総括的な殺菌を行い、院内感染を防止できる歯科用酸
性水供給回路の提供にある。
【０００５】請求項２の目的は、保守・管理が容易なカ
−トリッジ式の酸性水製造装置の提供にある
−トリッジ式の酸性水製造装置の提供にある
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、院内における
歯科用治療装置単体あるいは複数にて構成される水供給
回路において、前記歯科用治療装置と水源との間に水中
の水素イオンと水酸基イオンとを電気的に移動させてＰ
Ｈ３以下の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性水製
造装置を設けたことを特徴とする歯科用酸性水供給回路
である。
歯科用治療装置単体あるいは複数にて構成される水供給
回路において、前記歯科用治療装置と水源との間に水中
の水素イオンと水酸基イオンとを電気的に移動させてＰ
Ｈ３以下の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性水製
造装置を設けたことを特徴とする歯科用酸性水供給回路
である。
【０００７】また、前記酸性水製造装置をカ−トリッジ
式とし、歯科用治療装置へ着脱可能に取着したことを特
徴とする歯科用酸性水供給回路である。
式とし、歯科用治療装置へ着脱可能に取着したことを特
徴とする歯科用酸性水供給回路である。
【０００８】
【作用】請求項１の作用は、院内の歯科用治療装置と水
源である水道との間に、ＰＨ３以下の酸性水あるいは強
酸性水を製造する酸性水製造装置を設け、該酸性水ある
いは強酸性水を歯科用治療装置ならびに治療器具等の水
供給回路へ流し、総括的な殺菌を可能にする。
源である水道との間に、ＰＨ３以下の酸性水あるいは強
酸性水を製造する酸性水製造装置を設け、該酸性水ある
いは強酸性水を歯科用治療装置ならびに治療器具等の水
供給回路へ流し、総括的な殺菌を可能にする。
【０００９】請求項２の作用は、酸性水あるいは強酸性
水を製造する酸性水製造装置をカ−トリッジ式とし、保
守・管理を容易にする。
水を製造する酸性水製造装置をカ−トリッジ式とし、保
守・管理を容易にする。
【００１０】
【実施例１】図１は本実施例を示す概略構成図である１
はＰＨ３以下の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性
水製造装置で、この酸性水製造装置１の一方は歯科用治
療装置２に、他の一方は水源である水道３にそれぞれパ
イプ４を介して接続されている。
はＰＨ３以下の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性
水製造装置で、この酸性水製造装置１の一方は歯科用治
療装置２に、他の一方は水源である水道３にそれぞれパ
イプ４を介して接続されている。
【００１１】以上の構成から成る歯科用酸性水供給回路
は、まず水道３よりパイプ４を介して供給された水が酸
性水製造装置１に入り、酸性水製造装置１内で電気的に
＋イオンと−イオンとを移動させてＰＨ３以下の酸性水
あるいは強酸性水が製造される。製造されたＰＨ３以下
の酸性水あるいは強酸性水はパイプ４を介して歯科用治
療装置２へ供給される。
は、まず水道３よりパイプ４を介して供給された水が酸
性水製造装置１に入り、酸性水製造装置１内で電気的に
＋イオンと−イオンとを移動させてＰＨ３以下の酸性水
あるいは強酸性水が製造される。製造されたＰＨ３以下
の酸性水あるいは強酸性水はパイプ４を介して歯科用治
療装置２へ供給される。
【００１２】本実施例によれば、製造されたＰＨ３以下
の酸性水あるいは強酸性水が歯科用治療装置内の水回路
を殺菌するとともに、臨床用注水として治療器具から患
者口腔内に使用されることから、殺菌しながらの治療が
行える。
の酸性水あるいは強酸性水が歯科用治療装置内の水回路
を殺菌するとともに、臨床用注水として治療器具から患
者口腔内に使用されることから、殺菌しながらの治療が
行える。
【００１３】
【実施例２】本実施例は、前記実施例１における酸性水
製造装置１をカ−トリッジ式とし、歯科用治療装置２へ
着脱可能に取着して構成した点が異なり、他の構成は同
一な構成部分から成るものであり、構成の説明を省略す
る。
製造装置１をカ−トリッジ式とし、歯科用治療装置２へ
着脱可能に取着して構成した点が異なり、他の構成は同
一な構成部分から成るものであり、構成の説明を省略す
る。
【００１４】本実施例における作用は、前記実施例１と
同様な作用であり、作用の説明を省略する。
同様な作用であり、作用の説明を省略する。
【００１５】本実施例によれば、カ−トリッジ式の酸性
水製造装置を歯科用治療装置へ着脱可能に取着したこと
により、故障時の修理や保守・管理が容易に行える。
水製造装置を歯科用治療装置へ着脱可能に取着したこと
により、故障時の修理や保守・管理が容易に行える。
【００１６】
【実施例３】図２は本実施例を示す概略構成図である。
本実施例は、前記実施例１における酸性水製造装置１と
歯科用治療装置２とを接続するパイプ４を廃止し、代わ
りに複数に分岐したパイプ１１で構成した点が異なり、
他の構成は同一な構成部分から成るもので、同一構成部
分には同一番号を付してその説明を省略する。
本実施例は、前記実施例１における酸性水製造装置１と
歯科用治療装置２とを接続するパイプ４を廃止し、代わ
りに複数に分岐したパイプ１１で構成した点が異なり、
他の構成は同一な構成部分から成るもので、同一構成部
分には同一番号を付してその説明を省略する。
【００１７】本実施例のパイプ１１は、基端部が酸性水
製造装置１と接続され、三叉に分岐した先端部は歯科用
治療装置１２，歯科用治療装置１３および歯科用治療装
置１４のそれぞれに接続されている。
製造装置１と接続され、三叉に分岐した先端部は歯科用
治療装置１２，歯科用治療装置１３および歯科用治療装
置１４のそれぞれに接続されている。
【００１８】本実施例では、酸性水製造装置１で製造さ
れたＰＨ３以下の酸性水あるいは強酸性水がパイプ１１
により歯科用治療装置１２，歯科用治療装置１３および
歯科用治療装置１４のそれぞれに供給される。
れたＰＨ３以下の酸性水あるいは強酸性水がパイプ１１
により歯科用治療装置１２，歯科用治療装置１３および
歯科用治療装置１４のそれぞれに供給される。
【００１９】本実施例によれば、１台の酸性水製造装置
で前記実施例１と同様な効果を複数の歯科用治療装置に
持たせることができる。
で前記実施例１と同様な効果を複数の歯科用治療装置に
持たせることができる。
【００２０】尚、本実施例では３台の歯科用治療装置へ
酸性水を供給したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、２台あるいは３台以上の歯科用治療装置へ酸性水
を供給することができる。
酸性水を供給したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、２台あるいは３台以上の歯科用治療装置へ酸性水
を供給することができる。
【００２１】
【発明の効果】請求項１の効果は、歯科用治療装置と水
源である水道との間に、水のＰＨを調整してＰＨ３以下
の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性水製造装置を
設けたことにより、歯科用治療装置および治療器具内の
水供給回路全体が酸性水で満たされる。酸性水は殺菌効
果が有り、歯科用治療装置および治療器具内の水供給回
路全体の雑菌の繁殖を抑制する。また、酸性水を治療器
具より注水しながら臨床用注水として使用した場合、患
者口腔内における感染性細菌を殺菌しながら臨床でき、
外科的治療においても治癒の促進効果がある。
源である水道との間に、水のＰＨを調整してＰＨ３以下
の酸性水あるいは強酸性水を製造する酸性水製造装置を
設けたことにより、歯科用治療装置および治療器具内の
水供給回路全体が酸性水で満たされる。酸性水は殺菌効
果が有り、歯科用治療装置および治療器具内の水供給回
路全体の雑菌の繁殖を抑制する。また、酸性水を治療器
具より注水しながら臨床用注水として使用した場合、患
者口腔内における感染性細菌を殺菌しながら臨床でき、
外科的治療においても治癒の促進効果がある。
【００２２】さらに、患者口腔内からの病原体・有害細
菌の吸引による逆流が起きた場合でも、治療装置および
器具全体に殺菌効果のある酸性水が滞留しているため、
治療装置汚染による患者間の交差感染が防止される。ま
た、患者のうがい水やバキュ−ム等の排水においても同
様な効果が得られ、且つ本来は水であり、歯科用治療装
置，治療器具および臨床中の患者に対する悪影響や排水
における環境に対する悪影響はない。
菌の吸引による逆流が起きた場合でも、治療装置および
器具全体に殺菌効果のある酸性水が滞留しているため、
治療装置汚染による患者間の交差感染が防止される。ま
た、患者のうがい水やバキュ−ム等の排水においても同
様な効果が得られ、且つ本来は水であり、歯科用治療装
置，治療器具および臨床中の患者に対する悪影響や排水
における環境に対する悪影響はない。
【００２３】請求項２の効果は、カ−トリッジ式の酸性
水製造装置を歯科用治療装置へ着脱可能に取着したこと
により、故障時の修理や保守・管理が容易に行える。
水製造装置を歯科用治療装置へ着脱可能に取着したこと
により、故障時の修理や保守・管理が容易に行える。
【図１】実施例１を示す概略構成図である。
【図２】実施例３を示す概略構成図である。
１ 酸性水製造装置 ２，１２，１３，１４ 歯科用治療装置 ３ 水道 ４，１１ パイプ
Claims (2)
- 【請求項１】 院内における歯科用治療装置単体あるい
は複数にて構成される水供給回路において、前記歯科用
治療装置と水源との間に水中の水素イオンと水酸基イオ
ンとを電気的に移動させてＰＨ３以下の酸性水あるいは
強酸性水を製造する酸性水製造装置を設けたことを特徴
とする歯科用酸性水供給回路。 - 【請求項２】 前記酸性水製造装置をカ−トリッジ式と
し、歯科用治療装置へ着脱可能に取着したことを特徴と
する請求項１記載の歯科用酸性水供給回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18678794A JPH0824277A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 歯科用酸性水供給回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18678794A JPH0824277A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 歯科用酸性水供給回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824277A true JPH0824277A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16194590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18678794A Pending JPH0824277A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 歯科用酸性水供給回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824277A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100525270B1 (ko) * | 1997-12-27 | 2006-01-12 | 가부시키가이샤 모리타도쿄세이사꾸쇼 | 치과용 치료장치 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP18678794A patent/JPH0824277A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100525270B1 (ko) * | 1997-12-27 | 2006-01-12 | 가부시키가이샤 모리타도쿄세이사꾸쇼 | 치과용 치료장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |