JPH08242567A - 同期電動機 - Google Patents

同期電動機

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JPH08242567A
JPH08242567A JP7068687A JP6868795A JPH08242567A JP H08242567 A JPH08242567 A JP H08242567A JP 7068687 A JP7068687 A JP 7068687A JP 6868795 A JP6868795 A JP 6868795A JP H08242567 A JPH08242567 A JP H08242567A
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JP
Japan
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synchronous motor
rotor
section
output shaft
recess
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Withdrawn
Application number
JP7068687A
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English (en)
Inventor
Hiyoshi Yamada
日吉 山田
Yutaro Kaneko
金子雄太郎
Shigenori Kinoshita
繁則 木下
Kenji Endo
研二 遠藤
Takao Yanase
孝雄 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータの製造工程が簡単で生産性が高く、構
造的にも強く、耐久性が良く、大型で高出力が得られる
同期電動機を実現する。 【構成】 一次巻線が配置されたスロット70が等間隔
に設けられているリング状のステータ80内に中心に出
力軸10が取り付けられているロータ50を回転可能に
配設した同期電動機において、ロータ50は、コア部2
0、コア部20の外周上に磁極が互い違いに隣合うよう
に配置された偶数枚の板磁石から成る円筒状の磁石40
および凹部30から構成される。凹部30は、出力軸1
0に直角な断面において、コア部20の一般外径線の一
部を底辺とする三角形状に形成され、コア部20外周の
板磁石の中央部内周面に相対する部分に設けられ、空気
で満たされている。これにより、磁石をコア内に埋め込
むことなく、突極係数ρ>1である逆突極機が実現され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定電機子内側に回
転永久磁石を設けた同期電動機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】同期電動機の磁石の中心を通る軸である
d軸方向のd軸電機子自己インダクタンスをLd、磁石
と磁石の境目を通る軸であるq軸方向のq軸電機子自己
インダクタンスをLqとするとき、これらの比を突極係
数ρ(=Lq/Ld)という。インダクタンスは磁束の
通りやすさを意味し、q軸電機子自己インダクタンスと
はq軸に電流による磁力の中心が来た時の磁束の通りや
すさを、d軸電機子自己インダクタンスとはd軸に電流
による磁力の中心が来た時の磁束の通りやすさを示して
いる。q軸に電流を流したほうがd軸に電流を流すより
も磁束が多いとき、すなわちρ>1を満たすときに、そ
の電動機は逆突極機と呼ばれ、高速回転時の出力が大き
く、また減磁係数が低いという利点がある。
【0003】従来の逆突極機である同期電動機として
は、例えば図8に示すようなものがある。この同期電動
機は中心に出力軸10を取り付けたロータ56と、ロー
タ56を囲むステータ(固定電機子)80から構成され
ている。ロータ56とステータ80の間には、ロータ5
6が回転できるようにエアギャップ60が形成されてい
る。ロータ56は、コア部26およびコア部26の内部
に埋め込まれた磁石46および非磁性体90から構成さ
れる。非磁性体90は磁力線がコア部26の外周近くを
通過することを防止するために磁石間に配置される。ス
テータ80の内周面にはスロット70が等ピッチで設け
られ、各スロットの中には図には示されていないが一次
巻線が設置されている。各一次巻線へ順次通電すること
により、磁石46の磁極が吸引されて、ロータ56が回
転する。この同期電動機では、d軸方向においては磁石
46により磁束の通りやすさが妨げられるので、d軸自
己インダクタンスは、q軸自己インダクタンスより小さ
くなり、ρ>1を満たす逆突極機となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の逆突極機である同期電動機においては、コア
部26の内部に磁石46を埋め込むことにより、突極係
数ρ>1である逆突極機を作製するため、ロータ56の
製造工程が複雑になり、生産性が低い。またロータ56
が構造的に弱く、耐久性も良くないため、大型の同期電
動機は作ることができない。したがって本発明は、上記
従来の問題点に鑑み、突極係数ρ>1である逆突極機で
あり、かつロータの製造工程が簡単で、生産性が高く、
また構造的にも強く、耐久性が良く、大型で高出力が得
られる同期電動機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、リング状のステータ内にロータを回転可
能に配設した同期電動機において、前記ロータは、中心
に出力軸を有し、ロータコア部と該ロータコア部の外周
上に偶数極の磁極が互い違いに隣合うように配置された
円筒状の磁石から構成され、ロータコア部外周の各磁極
の中央部内周面に相対する部分に、凹部を設けたものと
した。
【0006】
【作用】磁極が互い違いに隣合うように配置された円筒
状の磁石をロータコア部の外周上に配置し、該ロータコ
ア部外周の各磁極の中央部内周面に相対する部分に、凹
部を設けることにより、d軸方向においては凹部により
磁束の通りやすさが妨げられるので、d軸自己インダク
タンスを、q軸自己インダクタンスより小さくでき、磁
石をロータコア内に埋め込むことなく突極係数ρ>1で
ある逆突極機が実現される。また、上記凹部は空気、非
磁性体あるいは磁石からの凸部で満たすことができ、そ
の選択により適切な突極係数を得ることができる。な
お、円筒状の磁石は、円周方向に偶数極に着磁された円
筒体からなるものとしてもよく、あるいは円周方向に分
割された偶数枚の板磁石から構成することもできる。と
くに円筒体に着磁するものは、製造が簡単で多量生産に
適する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の断面図であ
る。中心に出力軸10を取り付けたロータ50と、ロー
タ50を囲むステータ80から構成されている。ロータ
50とステータ80の間には、ロータ50が回転できる
ようにエアギャップ60が形成されている。ロータ50
は、コア部20、コア部20の外周上に設けられた円筒
状の磁石40および凹部30から構成される。磁石40
は、磁極が互い違いに隣合うように配設された4枚の板
磁石から構成される。凹部30は、コア部20外周の各
板磁石の中央部内周面に相対する部分に設けられ、空気
で満たされている。ステータ80の内周面にはスロット
70が等ピッチで設けられ、各スロットの中には図には
示されていないが一次巻線が設置されている。各一次巻
線へ順次通電することにより、磁石40の磁極が吸引さ
れて、ロータ50が回転する。
【0008】凹部30は出力軸10に直角な断面におい
て、コア部20の一般外径線の一部を底辺とする三角形
状に形成され、三角形状の頂点角度θは極数をP(Pは
2以上の偶数)とすると θ=360゜/P に設定される。本実施例においては、極数は4を用い
た。また、三角形状の底辺部の弧長kはコア部20の直
径をRとすると k=R・π/(3P) に設定される。
【0009】これにより、d軸方向においては凹部30
に満たされた空気により磁束の通りやすさが妨げられる
ので、d軸自己インダクタンスを、q軸自己インダクタ
ンスより小さくでき、磁石をコア内に埋め込むことな
く、突極係数ρ>1である逆突極機が実現される。しか
も、ロータ50内では磁力線の通過を妨げる部材は磁石
40と凹部30に満たされた空気のみなので、磁力線の
流れが良くなり、出力が向上する。また、凹部30を空
気で満たすことにより、軽量化が可能であり、冷却効果
も向上するので、入力電力を増加できる。さらに、熱や
回転などによる磁石40やコア部20の変形を、凹部3
0で吸収でき、磁石40やコア部20の耐久性が向上す
る。この実施例は以上のように構成されているので、ロ
ータの製造工程が簡単で生産性が高く、耐久性が良く、
大型で高出力が得られる同期電動機が製作できるという
効果を有する。
【0010】次に、図2は本発明の第2の実施例の断面
図である。中心に出力軸10を取り付けたロータ51
と、ロータ51を囲むステータ80から構成されてい
る。ステータ80、スロット70、エアギャップ60お
よび磁石40の構造は第1の実施例と同様である。ロー
タ51は、コア部21、磁石40および凹部31から構
成される。凹部31は、コア部21外周の各板磁石の中
央部内周面に相対する部分に設けられ、出力軸10に直
角な断面において、コア部21の一般外径線の一部を一
辺とする四角形状に形成され、空気で満たされている。
【0011】これにより、前記第1の実施例と同様に、
磁石をコア内に埋め込むことなく、突極係数ρ>1であ
る逆突極機が実現され、磁力線の流れが良くなり、出力
が向上する。また、熱や回転などによる磁石40やコア
部21の変形を、凹部31で吸収でき、磁石40やコア
部21の耐久性が向上する。したがって、本実施例は、
ロータの製造工程が簡単で生産性が高く、耐久性が良
く、大型で高出力が得られる同期電動機が製作できると
いう効果を有する。さらに、凹部31を空気で満たすこ
とにより、より軽量化が可能である。また冷却効果もよ
り向上するので、入力電力をより増加できる。
【0012】図3は本発明の第3の実施例の断面図であ
る。中心に出力軸10を取り付けたロータ52と、ロー
タ52を囲むステータ80から構成されている。ステー
タ80、スロット70、エアギャップ60および磁石4
0の構造は第1の実施例と同様である。ロータ52は、
コア部22、磁石40および凹部32から構成される。
凹部32は、コア部22外周の各板磁石の中央部内周面
に相対する部分に設けられ、出力軸10に直角な断面に
おいて、コア部22の一般外径線の一部を一辺とし、他
辺を円弧で囲まれた空間として形成され、空気で満たさ
れている。
【0013】これにより、前記第1の実施例と同様に、
磁石をコア内に埋め込むことなく、突極係数ρ>1であ
る逆突極機が実現され、凹部32を空気で満たすことに
より、軽量化が可能であり、冷却効果も向上するので、
入力電力を増加できる。また、熱や回転などによる磁石
40やコア部22の変形を、凹部32で吸収できるので
磁石40やコア部22の耐久性が向上する。したがっ
て、本実施例は、ロータの製造工程が簡単で生産性が高
く、耐久性が良く、構造的にも強く、大型で高出力が得
られる同期電動機が製作できるという効果を有する。さ
らに、ロータ52内に占めるコア部22の体積比が大き
いため、構造上の強度が増加する。
【0014】図4は本発明の第4の実施例の断面図であ
る。中心に出力軸10を取り付けたロータ53と、ロー
タ53を囲むステータ80から構成されている。ステー
タ80、スロット70、エアギャップ60および磁石4
0の構造は第1の実施例と同様である。ロータ53は、
コア部23、磁石40および凹部33から構成される。
凹部33は、コア部23外周の各板磁石の中央部内周面
に相対する部分に設けられ、出力軸10に直角な断面に
おいて、コア部23の一般外径線の一部を一辺とし、他
辺を直線で囲まれた空間として形成され、空気で満たさ
れている。
【0015】これにより、前記第1の実施例と同様に、
磁石をコア内に埋め込むことなく、突極係数ρ>1であ
る逆突極機が実現され、凹部33を空気で満たすことに
より、軽量化が可能であり、冷却効果も向上するので、
入力電力を増加できる。また、熱や回転などによる磁石
40やコア部23の変形を、凹部33で吸収できるので
磁石40やコア部23の耐久性が向上する。したがっ
て、本実施例は、ロータの製造工程が簡単で生産性が高
く、耐久性が良く、構造的にも強く、大型で高出力が得
られる同期電動機が製作できるという効果を有する。さ
らに、ロータ53内に占めるコア部23の体積比がより
大きいため、構造上の強度がより増加する。
【0016】次に、凹部形状を変化させた場合の突極係
数ρの近似値の計算結果を図5に示す。図5においては
自己インダクタンスの代わりにベクトルポテンシャルを
用いて突極係数ρの近似値を計算した。まず簡単に自己
インダクタンスとベクトルポテンシャルの関係について
説明する。q軸電機子自己インダクタンスLqはq軸に
巻数Nqのコイルがあり、これに電流Iqが流れている
とするとき、このコイルを貫く磁束をΦqとすると、 Lq=(Nq/Iq)・Φq (1) と表される。 ここで、q軸方向の磁界の磁束密度をベ
クトル場Bqとすると、面Sを貫く磁束Φqは、面積分
を用いて表すと
【数1】 となる。ただし、dsは面Sの面要素である。
【0017】また、ベクトル場Bqのベクトル・ポテン
シャルをAqとすると Bq=rotAq (3) と表される。ただし、rotAqはAqの回転である。
ここで、ストークスの定理から、Aqの線積分は
【数2】 と表される。ただし、dlは面Sの周縁曲線の線要素で
ある。
【0018】式(2)、式(3)を及び式(4)から
【数3】 となる。式(5)を式(1)に代入すると、q軸電機子
自己インダクタンスLqは
【数4】 と表され、面Sとして、q軸に垂直な微小面を考えると Lq〓(Nq/Iq)・Aq (7) とみなすことができる。
【0019】同様にd軸電機子自己インダクタンスLd
はd軸に巻数Ndのコイルがあり、これに電流Idが流
れているとするとき、d軸方向の磁界の磁束密度をベク
トル場Bdと、ベクトル場Bdのベクトル・ポテンシャ
ルをAdとすると Ld〓(Nd/Id)・Ad (8) と表される。ここで、コイルの巻数NqとNdは Nq=Nd (9) また、電流IqとIdは Iq=Id (10) とみなすことができるので、突極係数ρ(Lq/Ld)
は式(7)、式(8)、式(9)および式(10)から ρ=Lq/Ld〓Aq/Ad (11) と表される。出力を増大するためには、なるべくd軸電
機子自己インダクタンスLdおよびq軸電機子自己イン
ダクタンスLqが大きく、かつ突極係数ρが大きい状態
が望ましい。図5の計算結果から、出力を増大するため
には、第1の実施例のように凹部形状を三角形状とする
のが、もっとも適していると言える。
【0020】しかしコア部の外径と内径の差が小さい場
合には、このような三角形状の凹部を設けることができ
ない。次に、ロータの外径と内径の差が小さい場合で
も、高出力を得られるロータ構造について説明する。図
6は本発明の第5の実施例である。中心に出力軸11を
取り付けたロータ54と、ロータ54を囲むステータ8
0から構成されている。ステータ80、スロット70、
エアギャップ60および磁石40の構造は第1の実施例
と同様である。ロータ54は、コア部24、磁石40お
よび凹部34から構成される。凹部34は、コア部24
外周の各板磁石の中央部内周面に相対する部分に設けら
れ、空気で満たされている。
【0021】凹部34は、出力軸11に直角な断面にお
いて、コア部24の一般外径線の一部を底辺とする三角
形状の頂点部分を削った台形形状に形成されている。三
角形状の頂点角度θ’は極数をP’(P’は2以上の偶
数)とすると θ’=360゜/P’ に設定される。本実施例においては、極数は4をもちい
た。また、三角形状の底辺部k’はコア部24の直径を
R’とすると k’=R’・π/(3P’) に設定される。凹部34の深さDは、コア部24の外径
R’と内径r’の差の半分以下とする。
【0022】これにより、第1の実施例と同様に磁石を
コア内に埋め込むことなく、突極係数ρ>1である逆突
極機が実現され、磁力線の流れが良くなり、出力が向上
する。また、凹部34を空気で満たすことにより、軽量
化が可能であり、冷却効果も向上するので、入力電力を
増加でき、熱や回転などによる磁石40やコア部24の
変形を、凹部34で吸収でき、磁石40やコア部24の
耐久性が向上する。したがって、本実施例は、コア部2
4の外径R’と内径r’の差が小さい場合でも、ロータ
の製造工程が簡単で生産性が高く、耐久性が良く、大型
で高出力の電動機が製作できるという効果を有する。ま
た、第1の実施例から第5の実施例においては、凹部を
空気で満たしているが、これに限るものではなく、凹部
を満たす物質は非磁性体であればよい。
【0023】図7は本発明の第6の実施例の断面図であ
る。中心に出力軸10を取り付けたロータ55と、ロー
タ55を囲むステータ80から構成されている。ステー
タ80、スロット70 およびエアギャップ60の構造
は第1の実施例と同様である。ロータ55は、コア部2
5、磁石45および凹部35から構成される。凹部35
の形状は第1の実施例と同様である。コア部25の外周
上には、磁極が互い違いに隣合うように配設された4枚
の板磁石から構成された円筒状の磁石45が取り付けら
れている。それぞれの板磁石の中央部内周面には凹部3
5を満たす形状の凸部45aが設けられ、凹部35には
め込まれている。
【0024】これにより、d軸方向においては板磁石の
凸部45aにより磁束の通りやすさが妨げられるので、
d軸自己インダクタンスを、q軸自己インダクタンスよ
り小さくでき、磁石をコア内に埋め込むことなく、突極
係数ρ>1である逆突極機が実現される。しかも、ロー
タ55内では磁力線の通過を妨げる部材は磁石45のみ
なので、磁力線の流れが良くなり、出力が向上する。ま
た、ロータ製造時に、磁石45とコア部25の位置決め
が簡単になる。さらに、磁石45の磁力の向上が容易で
あり、出力の増加が容易である。この実施例は以上のよ
うに構成されているので、ロータの製造工程が簡単で生
産性が高く、大型で高出力が得られる同期電動機が製作
できるという効果を有する。
【0025】なお、上述した各実施例では、円周方向に
4枚に分割された板磁石により円筒状の磁石を形成した
ものを示したが、これに限定されない。例えば、円筒状
磁石は円筒体に複数磁極を交互に着磁させて形成するよ
うにすれば、各板磁石を円筒に合わせる手間が不要とな
り多量生産に適する。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、リング状のステ
ータ内にロータを回転可能に配設した同期電動機におい
て、ロータコア部の外周上に磁極が互い違いに隣合うよ
うに配置された偶数極からなる円筒状の磁石を設け、ロ
ータコア部外周の各磁極の中央部内周面に相対する部分
に、凹部を設けることにより、突極係数ρ>1である逆
突極機であり、ロータの製造工程が簡単で生産性が高
く、また構造的にも強く、耐久性が良く、大型で高出力
が得られる同期電動機を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】第2の実施例の部分拡大図である。
【図3】第3の実施例の部分拡大図である。
【図4】第4の実施例の部分拡大図である。
【図5】ベクトルポテンシャルの値を示す図である。
【図6】第5の実施例を示す図である。
【図7】第6の実施例を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10、11 出力軸 20、21、22、23、24、25、26 コア部 30、31、32、33、34、35 凹部 40、45、46 磁石 45a 凸部 50、51、52、53、54、55、56 ロータ 60 エアギ
ャップ 70 スロッ
ト 80 ステー
タ 90 非磁性
体 R,R’ コア部
外径 r,r’ コア部
内径 k,k’ 凹部孤
長 θ、θ’ 凹部頂
角 D 凹部の
深さ
フロントページの続き (72)発明者 金子雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 木下 繁則 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 遠藤 研二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 柳瀬 孝雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状のステータ内にロータを回転可
    能に配設した同期電動機において、前記ロータは、中心
    に出力軸を有し、ロータコア部と該ロータコア部の外周
    上に偶数極の磁極が互い違いに隣合うように配置された
    円筒状の磁石から構成され、ロータコア部外周の各磁極
    の中央部内周面に相対する部分に、凹部を設けることを
    特徴とする同期電動機。
  2. 【請求項2】 前記凹部が、前記出力軸に直角な断面に
    おいて、前記ロータコア部の一般外径線の一部と曲線に
    よって形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    同期電動機。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、前記出力軸に直角な断面に
    おいて、前記ロータコア部の一般外径線の一部と直線に
    よって形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    同期電動機。
  4. 【請求項4】 前記凹部が、前記出力軸に直角な断面に
    おいて、前記ロータコア部の一般外径線の一部を底辺と
    する三角形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の同期電動機。
  5. 【請求項5】 前記凹部が、前記出力軸に直角な断面に
    おいて、前記ロータコア部の一般外径線の一部を底辺と
    する三角形状の頂点部分を削った台形形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の同期電動機。
  6. 【請求項6】 前記凹部が、前記出力軸に直角な断面に
    おいて、前記ロータコア部の一般外径線の一部を一辺と
    する四角形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の同期電動機。
  7. 【請求項7】 前記凹部が空気により満たされているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載
    の同期電動機。
  8. 【請求項8】 前記凹部が非磁性体により満たされてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6
    記載の同期電動機。
  9. 【請求項9】 前記凹部が前記円筒状の磁石の各磁極の
    中央部内周面に設けられた凸部により満たされているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載
    の同期電動機。
  10. 【請求項10】 前記円筒状の磁石が、円筒体をその円
    周方向に偶数極に着磁させて形成されていることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9
    記載の同期電動機。
  11. 【請求項11】 前記円筒状の磁石が、円周方向に分割
    された偶数枚の板磁石からなることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の同期電
    動機。
JP7068687A 1995-03-02 1995-03-02 同期電動機 Withdrawn JPH08242567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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