JPH08241227A - 記憶システムのパフォーマンス向上特定方法 - Google Patents
記憶システムのパフォーマンス向上特定方法Info
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- JPH08241227A JPH08241227A JP7328336A JP32833695A JPH08241227A JP H08241227 A JPH08241227 A JP H08241227A JP 7328336 A JP7328336 A JP 7328336A JP 32833695 A JP32833695 A JP 32833695A JP H08241227 A JPH08241227 A JP H08241227A
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- G06F2201/00—Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
- G06F2201/86—Event-based monitoring
Abstract
(57)【要約】
【課題】パフォーマンスに悪影響を及ぼす状況を監視ま
たは予測する目的で動作中のシステム・パフォーマンス
を評価し、パフォーマンスが最適でないことが検出され
たら、それをユーザに警告し、パフォーマンスを向上さ
せるために講ずることができる処置について指示する。 【解決手段】データ記憶システムの動作中に測定する複
数のパフォーマンス測定基準を定義し（５０）、その期
待値の仕様も提供する（５２）。システムの動作中にパ
フォーマンス測定基準をサンプリングし（５６）、パフ
ォーマンス履歴を作成し、システムが一定期間中にどの
ように動作していたかが示される（５８）。評価期間を
選択し、任意の測定基準が仕様に従っているかを判断す
る（６２）。１つ以上のパフォーマンス測定基準が仕様
に従っていない場合は、データ記憶システムのパフォー
マンスを向上させるのに役立つ１つ以上の提案が与えら
れる（６８）。
たは予測する目的で動作中のシステム・パフォーマンス
を評価し、パフォーマンスが最適でないことが検出され
たら、それをユーザに警告し、パフォーマンスを向上さ
せるために講ずることができる処置について指示する。 【解決手段】データ記憶システムの動作中に測定する複
数のパフォーマンス測定基準を定義し（５０）、その期
待値の仕様も提供する（５２）。システムの動作中にパ
フォーマンス測定基準をサンプリングし（５６）、パフ
ォーマンス履歴を作成し、システムが一定期間中にどの
ように動作していたかが示される（５８）。評価期間を
選択し、任意の測定基準が仕様に従っているかを判断す
る（６２）。１つ以上のパフォーマンス測定基準が仕様
に従っていない場合は、データ記憶システムのパフォー
マンスを向上させるのに役立つ１つ以上の提案が与えら
れる（６８）。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク・アレイ・デ
ータ記憶システムなどのデータ記憶システムと、ユーザ
の要求に基づいてそのパフォーマンス向上技法を特定す
る方法とに関する。
ータ記憶システムなどのデータ記憶システムと、ユーザ
の要求に基づいてそのパフォーマンス向上技法を特定す
る方法とに関する。
【０００２】
【従来の技術】データ記憶システムのパフォーマンス
は、その耐用期間中に必然的に変化する。パフォーマン
スは、記憶システムで用いられている構成要素のタイ
プ、動作設定値、容量や入出力要求のようなユーザの記
憶要件など、様々な要因の影響を受ける。構成要素が障
害を起こしたり、使用率が過度または不十分になったり
すると、パフォーマンスが悪影響を受けることがある。
動作設定値がユーザの記憶構成にとって不適切な場合
も、パフォーマンスが低下することがある。ユーザが、
現行システムにとって過酷過ぎる記憶要求を出すと、記
憶システムに過度の負荷がかかり、パフォーマンスが悪
影響を受けることになる。
は、その耐用期間中に必然的に変化する。パフォーマン
スは、記憶システムで用いられている構成要素のタイ
プ、動作設定値、容量や入出力要求のようなユーザの記
憶要件など、様々な要因の影響を受ける。構成要素が障
害を起こしたり、使用率が過度または不十分になったり
すると、パフォーマンスが悪影響を受けることがある。
動作設定値がユーザの記憶構成にとって不適切な場合
も、パフォーマンスが低下することがある。ユーザが、
現行システムにとって過酷過ぎる記憶要求を出すと、記
憶システムに過度の負荷がかかり、パフォーマンスが悪
影響を受けることになる。
【０００３】このようなパフォーマンスに影響を与える
諸要因は、データ記憶システムの耐用期間中に変化す
る。さらに、このような要因は短期間で大幅に変動する
ことがある。パフォーマンスが著しく変化したとき、ユ
ーザはしばしば、パフォーマンスを向上させると予測ま
たは確信される、システムへの変更を加えようとする。
しかし、そのような変更は、看取された問題に基づいて
行われるが、その問題は実際にはより根本的な隠れた問
題の徴候であることがある。このような情報に基づかな
い問題解決によって、ユーザは、満足なパフォーマンス
向上が得られずに、不要なコストやシステム停止時間を
生じさせることがある。たとえば、実際にはユーザの記
憶要求の増加に対応する新たな方式でデータ記憶を再構
成するだけでパフォーマンスが向上するにもかかわら
ず、ユーザはディスク・アレイにディスクをもう一つ追
加すればパフォーマンスが向上すると考えることがあ
る。
諸要因は、データ記憶システムの耐用期間中に変化す
る。さらに、このような要因は短期間で大幅に変動する
ことがある。パフォーマンスが著しく変化したとき、ユ
ーザはしばしば、パフォーマンスを向上させると予測ま
たは確信される、システムへの変更を加えようとする。
しかし、そのような変更は、看取された問題に基づいて
行われるが、その問題は実際にはより根本的な隠れた問
題の徴候であることがある。このような情報に基づかな
い問題解決によって、ユーザは、満足なパフォーマンス
向上が得られずに、不要なコストやシステム停止時間を
生じさせることがある。たとえば、実際にはユーザの記
憶要求の増加に対応する新たな方式でデータ記憶を再構
成するだけでパフォーマンスが向上するにもかかわら
ず、ユーザはディスク・アレイにディスクをもう一つ追
加すればパフォーマンスが向上すると考えることがあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって、パフォー
マンスに悪影響を及ぼす状況を監視または予測する目的
で動作中のシステム・パフォーマンスを評価すれば有利
なはずである。システムのパフォーマンスが最適でない
ことが検出されたら、それをユーザに警告し、パフォー
マンスを向上させるために講ずることができる処置につ
いて指示することができよう。
マンスに悪影響を及ぼす状況を監視または予測する目的
で動作中のシステム・パフォーマンスを評価すれば有利
なはずである。システムのパフォーマンスが最適でない
ことが検出されたら、それをユーザに警告し、パフォー
マンスを向上させるために講ずることができる処置につ
いて指示することができよう。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の１つの態様によ
れば、データ記憶システム内の改善すべき領域を特定す
る方法が提供される。データ記憶システムの動作中に測
定することができる複数のパフォーマンス測定基準を定
義する。パフォーマンス測定基準の例としては、ホスト
が読み取った合計ブロック数、ホストが書き込んだ合計
ブロック数、ホストからコマンドが発行されていた時間
の長さなどがある。パフォーマンス測定基準の期待値の
仕様も提供する。パフォーマンス測定基準が仕様に従っ
ている場合は、データ記憶システムは最適パフォーマン
スで動作している。
れば、データ記憶システム内の改善すべき領域を特定す
る方法が提供される。データ記憶システムの動作中に測
定することができる複数のパフォーマンス測定基準を定
義する。パフォーマンス測定基準の例としては、ホスト
が読み取った合計ブロック数、ホストが書き込んだ合計
ブロック数、ホストからコマンドが発行されていた時間
の長さなどがある。パフォーマンス測定基準の期待値の
仕様も提供する。パフォーマンス測定基準が仕様に従っ
ている場合は、データ記憶システムは最適パフォーマン
スで動作している。
【０００６】この方法によれば、データ記憶システムの
動作中にパフォーマンス測定基準をサンプリングする。
動作中に、パフォーマンス履歴が作成され、データ記憶
システムが一定期間中にどのように動作していたかが示
される。パフォーマンス履歴によって、１秒当たりの入
出力数、メモリ・トランザクション数、使用済みおよび
未使用のメモリ空間など、ユーザによって行われた活動
と記憶要求が検査される。パフォーマンス履歴はユーザ
に提供され、一定期間中の活動と記憶要求をプロットし
たグラフの形であることが好ましい。
動作中にパフォーマンス測定基準をサンプリングする。
動作中に、パフォーマンス履歴が作成され、データ記憶
システムが一定期間中にどのように動作していたかが示
される。パフォーマンス履歴によって、１秒当たりの入
出力数、メモリ・トランザクション数、使用済みおよび
未使用のメモリ空間など、ユーザによって行われた活動
と記憶要求が検査される。パフォーマンス履歴はユーザ
に提供され、一定期間中の活動と記憶要求をプロットし
たグラフの形であることが好ましい。
【０００７】パフォーマンス履歴を調べるとき、ユーザ
はより精密に精査するために評価期間を選択することが
できる。これは、パフォーマンス履歴上に期間領域をグ
ラフィックを使用して重ね合わせ、その期間領域をユー
ザがグラフィックで操作して所望の時間枠に重ねること
によって、評価期間を選択できるようにして実現するこ
とが好ましい。選択した評価期間について、任意のパフ
ォーマンス測定基準が仕様に従っているかどうかを判断
することができる。１つまたは複数のパフォーマンス測
定基準が仕様に従っていない場合は、データ記憶システ
ムのパフォーマンスを向上させるのに役立つ１つまたは
複数の様々な提案が与えられる。提案は、どのパフォー
マンス測定基準が仕様に従っていないかに基づいて選択
される。
はより精密に精査するために評価期間を選択することが
できる。これは、パフォーマンス履歴上に期間領域をグ
ラフィックを使用して重ね合わせ、その期間領域をユー
ザがグラフィックで操作して所望の時間枠に重ねること
によって、評価期間を選択できるようにして実現するこ
とが好ましい。選択した評価期間について、任意のパフ
ォーマンス測定基準が仕様に従っているかどうかを判断
することができる。１つまたは複数のパフォーマンス測
定基準が仕様に従っていない場合は、データ記憶システ
ムのパフォーマンスを向上させるのに役立つ１つまたは
複数の様々な提案が与えられる。提案は、どのパフォー
マンス測定基準が仕様に従っていないかに基づいて選択
される。
【０００８】これらの提案の使用により、ユーザはデー
タ記憶システムのパフォーマンスを向上させる方法を、
情報に基づいて決定することができる。また、本発明の
パフォーマンス計画方法によって、ユーザは将来の必要
記憶容量を予測し、それに対応するようにデータ記憶シ
ステムを適時的にアップグレードすることもできる。
タ記憶システムのパフォーマンスを向上させる方法を、
情報に基づいて決定することができる。また、本発明の
パフォーマンス計画方法によって、ユーザは将来の必要
記憶容量を予測し、それに対応するようにデータ記憶シ
ステムを適時的にアップグレードすることもできる。
【０００９】
【実施例】本発明の方法について、複数のディスク・ド
ライブを使用するコンピュータ・ディスク・アレイ・デ
ータ記憶システムに関して説明する。しかし、本発明の
原理は、オープンリール記憶システムや、テープ・バッ
クアップ・システム、ＣＤ記憶システムなど他のタイプ
のデータ記憶システムにも適用可能である。
ライブを使用するコンピュータ・ディスク・アレイ・デ
ータ記憶システムに関して説明する。しかし、本発明の
原理は、オープンリール記憶システムや、テープ・バッ
クアップ・システム、ＣＤ記憶システムなど他のタイプ
のデータ記憶システムにも適用可能である。
【００１０】図１に、入出力インタフェース・バス１６
を介してデータ記憶装置１４に接続されているホスト・
コンピュータ端末またはステーション１２を有するコン
ピュータ・システム１０を示す。ホスト・コンピュータ
・ステーション１２は、表示モニタ１８、中央演算処理
装置（ＣＰＵ）２０、およびキーボード２２を備えてい
る。
を介してデータ記憶装置１４に接続されているホスト・
コンピュータ端末またはステーション１２を有するコン
ピュータ・システム１０を示す。ホスト・コンピュータ
・ステーション１２は、表示モニタ１８、中央演算処理
装置（ＣＰＵ）２０、およびキーボード２２を備えてい
る。
【００１１】図２に、階層ディスク・アレイ・データ記
憶システムとして実施されたデータ記憶システム１４の
構成例を示す。記憶システムは、複数の記憶ディスク３
２を有するディスク・アレイ３０、ディスク・アレイ３
０に接続され、記憶ディスク３２との間のデータ伝送を
調整するディスク・アレイ制御装置３４、およびＲＡＩ
Ｄ管理システム３６を備えている。
憶システムとして実施されたデータ記憶システム１４の
構成例を示す。記憶システムは、複数の記憶ディスク３
２を有するディスク・アレイ３０、ディスク・アレイ３
０に接続され、記憶ディスク３２との間のデータ伝送を
調整するディスク・アレイ制御装置３４、およびＲＡＩ
Ｄ管理システム３６を備えている。
【００１２】「ＲＡＩＤ」（独立ディスクの冗長アレ
イ）という用語は、物理記憶容量の一部を使用して、記
憶容量の残りの部分に記憶されたユーザ・データに関す
る冗長情報を記憶する、ディスク・アレイを意味する。
アレイの構成ディスクの１つまたはアクセス・パスに障
害が発生した場合、この冗長情報によってユーザ・デー
タを再生成することができる。ＲＡＩＤシステムの詳細
については、アメリカ合衆国ミネソタ州リノレイクのRA
ID Advisory Boardから１９９３年６月９日に刊行され
た「The RAIDBook: A Source Book for RAID Technolog
y」という書物に記載されている。
イ）という用語は、物理記憶容量の一部を使用して、記
憶容量の残りの部分に記憶されたユーザ・データに関す
る冗長情報を記憶する、ディスク・アレイを意味する。
アレイの構成ディスクの１つまたはアクセス・パスに障
害が発生した場合、この冗長情報によってユーザ・デー
タを再生成することができる。ＲＡＩＤシステムの詳細
については、アメリカ合衆国ミネソタ州リノレイクのRA
ID Advisory Boardから１９９３年６月９日に刊行され
た「The RAIDBook: A Source Book for RAID Technolog
y」という書物に記載されている。
【００１３】ディスク・アレイ制御装置３４は、小型コ
ンピュータ・システム・インタフェース（ＳＣＳＩ）な
ど１つまたは複数のインタフェース・バス３８を介して
ディスク・アレイ３０に接続されている。ＲＡＩＤ管理
システム３６は、インタフェース・プロトコル４０を介
してディスク・アレイ制御装置３４に作用を及ぼすよう
にして接続されている。制御装置３４は、入出力インタ
フェース・バス１６を介してホスト・コンピュータに接
続されている。ＲＡＩＤ管理システム３６は、別個の構
成要素として実施するか、ディスク・アレイ制御装置３
４内またはホスト・コンピュータ内に構成することがで
き、ディスク記憶および信頼性レベルを制御し、様々な
信頼性記憶レベル間でデータを伝送するための、データ
管理手段を提供する。これらの信頼性記憶レベルは、ミ
ラーまたはパリティ冗長性レベルであることが好ましい
が、冗長性がまったくない信頼性記憶レベルを含めるこ
ともできる。
ンピュータ・システム・インタフェース（ＳＣＳＩ）な
ど１つまたは複数のインタフェース・バス３８を介して
ディスク・アレイ３０に接続されている。ＲＡＩＤ管理
システム３６は、インタフェース・プロトコル４０を介
してディスク・アレイ制御装置３４に作用を及ぼすよう
にして接続されている。制御装置３４は、入出力インタ
フェース・バス１６を介してホスト・コンピュータに接
続されている。ＲＡＩＤ管理システム３６は、別個の構
成要素として実施するか、ディスク・アレイ制御装置３
４内またはホスト・コンピュータ内に構成することがで
き、ディスク記憶および信頼性レベルを制御し、様々な
信頼性記憶レベル間でデータを伝送するための、データ
管理手段を提供する。これらの信頼性記憶レベルは、ミ
ラーまたはパリティ冗長性レベルであることが好ましい
が、冗長性がまったくない信頼性記憶レベルを含めるこ
ともできる。
【００１４】ディスク・アレイ制御装置３４は、ディス
ク・アレイ制御装置Ａ ３４ａとディスク・アレイ制御
装置Ｂ３４ｂとを備えた二重制御装置として実施され
る。二重制御装置３４ａおよび３４ｂは、一方の制御装
置が動作不能になった場合に途切れのないバックアップ
と冗長性を提供することによって、信頼性を強化する。
ク・アレイ制御装置Ａ ３４ａとディスク・アレイ制御
装置Ｂ３４ｂとを備えた二重制御装置として実施され
る。二重制御装置３４ａおよび３４ｂは、一方の制御装
置が動作不能になった場合に途切れのないバックアップ
と冗長性を提供することによって、信頼性を強化する。
【００１５】記憶ディスク３２はたとえば１ないし３ギ
ガバイトの容量を有する。記憶ディスクは、ＳＣＳＩバ
ス３８とインタフェースさせる機械ベイにそれぞれ独立
して接続したり切り離したりすることができる。１つの
実施態様では、１２個の活動機械ベイを備えたデータ記
憶システムが設計される。４本のＳＣＳＩバスを使用し
て、これらのベイとディスク・アレイ制御装置３４とを
インタフェースさせることができる（すなわち機械ベイ
３個について１本のバスを使用する）。活動ベイがすべ
て装荷されると、このデータ記憶システムの例示の複合
容量は１２ないし３６ギガバイトになる。
ガバイトの容量を有する。記憶ディスクは、ＳＣＳＩバ
ス３８とインタフェースさせる機械ベイにそれぞれ独立
して接続したり切り離したりすることができる。１つの
実施態様では、１２個の活動機械ベイを備えたデータ記
憶システムが設計される。４本のＳＣＳＩバスを使用し
て、これらのベイとディスク・アレイ制御装置３４とを
インタフェースさせることができる（すなわち機械ベイ
３個について１本のバスを使用する）。活動ベイがすべ
て装荷されると、このデータ記憶システムの例示の複合
容量は１２ないし３６ギガバイトになる。
【００１６】階層ディスク・アレイ３０は、その物理記
憶空間と１つまたは複数の仮想記憶空間とを含むそれぞ
れ別々の記憶空間として特徴づけることができる。記憶
装置のこれらのさまざまなビューは、マッピング技法に
よって関連づけられる。たとえば、ディスク・アレイの
物理記憶空間を、様々なデータ信頼性レベルに従って記
憶域を表すＲＡＩＤレベルの仮想記憶空間にマップする
ことができる。たとえば、ＲＡＩＤレベルの仮想記憶空
間内の一部の領域を、ミラーまたはＲＡＩＤレベル１な
どの第１の信頼性記憶レベルのために割り振り、他の領
域をパリティまたはＲＡＩＤレベル５などの第２の信頼
性記憶レベルのために割り振ることができる。ＲＡＩＤ
レベルの仮想ビューは、連続アドレス指定可能記憶空間
を示す第２のアプリケーション・レベルの仮想記憶空間
にマップすることができる。記憶空間の物理構成とＲＡ
ＩＤビューは、ユーザに対して示されるアプリケーショ
ン・ビューからは隠されている。
憶空間と１つまたは複数の仮想記憶空間とを含むそれぞ
れ別々の記憶空間として特徴づけることができる。記憶
装置のこれらのさまざまなビューは、マッピング技法に
よって関連づけられる。たとえば、ディスク・アレイの
物理記憶空間を、様々なデータ信頼性レベルに従って記
憶域を表すＲＡＩＤレベルの仮想記憶空間にマップする
ことができる。たとえば、ＲＡＩＤレベルの仮想記憶空
間内の一部の領域を、ミラーまたはＲＡＩＤレベル１な
どの第１の信頼性記憶レベルのために割り振り、他の領
域をパリティまたはＲＡＩＤレベル５などの第２の信頼
性記憶レベルのために割り振ることができる。ＲＡＩＤ
レベルの仮想ビューは、連続アドレス指定可能記憶空間
を示す第２のアプリケーション・レベルの仮想記憶空間
にマップすることができる。記憶空間の物理構成とＲＡ
ＩＤビューは、ユーザに対して示されるアプリケーショ
ン・ビューからは隠されている。
【００１７】様々な記憶空間を相互にマップするために
用いられる仮想マッピング情報の持続記憶のために、メ
モリ・マップ記憶４２が用意されている。メモリ・マッ
ピング情報は、様々なビュー間の様々なマッピング構成
が変化するに従って、制御装置またはＲＡＩＤ管理シス
テムによって絶えずまたは定期的に更新することができ
る。メモリ・マップ記憶４２は、バッテリ・バックアッ
プされたＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）などの
２つの不揮発性ＲＡＭ（ＮＶＲＡＭ）４２ａおよび４２
ｂとして実施され、それぞれの制御装置３４ａおよび３
４ｂ内に配置される。二重ＮＶＲＡＭ４２ａおよび４２
ｂは、メモリ・マッピング情報の冗長記憶のために設け
られている。
用いられる仮想マッピング情報の持続記憶のために、メ
モリ・マップ記憶４２が用意されている。メモリ・マッ
ピング情報は、様々なビュー間の様々なマッピング構成
が変化するに従って、制御装置またはＲＡＩＤ管理シス
テムによって絶えずまたは定期的に更新することができ
る。メモリ・マップ記憶４２は、バッテリ・バックアッ
プされたＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）などの
２つの不揮発性ＲＡＭ（ＮＶＲＡＭ）４２ａおよび４２
ｂとして実施され、それぞれの制御装置３４ａおよび３
４ｂ内に配置される。二重ＮＶＲＡＭ４２ａおよび４２
ｂは、メモリ・マッピング情報の冗長記憶のために設け
られている。
【００１８】記憶ディスクは、ホスト・コンピュータが
データ記憶に使用することができる物理記憶容量を提供
する。この容量を有効に管理して、動作効率とユーザの
記憶要求の満足という両方の観点から、パフォーマンス
を最適化することが望ましい。本発明のパフォーマンス
管理技法の基礎は、データ記憶システムがどれだけ効果
的に動作しているかを絶えず評価するという困難で不正
確な問いに対する回答を見い出すことにある。以下の７
項の質問で、１組のパフォーマンス向上意思決定目標の
例を示す。
データ記憶に使用することができる物理記憶容量を提供
する。この容量を有効に管理して、動作効率とユーザの
記憶要求の満足という両方の観点から、パフォーマンス
を最適化することが望ましい。本発明のパフォーマンス
管理技法の基礎は、データ記憶システムがどれだけ効果
的に動作しているかを絶えず評価するという困難で不正
確な問いに対する回答を見い出すことにある。以下の７
項の質問で、１組のパフォーマンス向上意思決定目標の
例を示す。
【００１９】１．データ記憶システムはパフォーマンス
の妨害になっているか。 ２．現行のシステム構成設定値によって最適パフォーマ
ンスが可能か。設定値の例としては、ＳＣＳＩ転送速度
や論理装置のサイズなどがある。 ３．４本のＳＣＳＩチャネル３８に接続されている記憶
ディスクのバランスを取り直すことによってパフォーマ
ンスが向上するか。 ４．記憶ディスクを大容量化、高速化、または追加すれ
ばパフォーマンスが大幅に向上するか。 ５．ディスク・アレイ制御装置３４内のＲＡＭを追加す
ればパフォーマンスが大幅に向上するか。 ６．データ記憶システム１４を追加すればパフォーマン
スが大幅に向上するか。 ７．新しい世代のディスク・アレイ制御装置３４または
記憶ディスク３２にアップグレードすれば、パフォーマ
ンスが向上するか。
の妨害になっているか。 ２．現行のシステム構成設定値によって最適パフォーマ
ンスが可能か。設定値の例としては、ＳＣＳＩ転送速度
や論理装置のサイズなどがある。 ３．４本のＳＣＳＩチャネル３８に接続されている記憶
ディスクのバランスを取り直すことによってパフォーマ
ンスが向上するか。 ４．記憶ディスクを大容量化、高速化、または追加すれ
ばパフォーマンスが大幅に向上するか。 ５．ディスク・アレイ制御装置３４内のＲＡＭを追加す
ればパフォーマンスが大幅に向上するか。 ６．データ記憶システム１４を追加すればパフォーマン
スが大幅に向上するか。 ７．新しい世代のディスク・アレイ制御装置３４または
記憶ディスク３２にアップグレードすれば、パフォーマ
ンスが向上するか。
【００２０】第１項に挙げた意思決定の質問は、原因は
突きとめられなくても何かがシステムに悪影響を及ぼし
ていることを示しており、質問２ないし５項は、既存の
データ記憶システムに変更を加える必要があることを示
している。質問６および７項は、１つのデータ記憶シス
テムの容量を全部使い果たした後の変更など、追加の構
成要素を必要とする変更を要する。
突きとめられなくても何かがシステムに悪影響を及ぼし
ていることを示しており、質問２ないし５項は、既存の
データ記憶システムに変更を加える必要があることを示
している。質問６および７項は、１つのデータ記憶シス
テムの容量を全部使い果たした後の変更など、追加の構
成要素を必要とする変更を要する。
【００２１】ある程度の予測を必要とするため、パフォ
ーマンス向上に関する質問に絶対的な正確さをもって回
答するのは難しい。しかし、パフォーマンス・パラメー
タの完全な数量的見積もりには、高い記憶コストと分析
処理コストが必要である。したがって、本発明の方法
は、データ記憶システムの既存の構成要素を利用するこ
とに焦点を合わせる。使用状況データは、パフォーマン
スの問題を特定するのに役立ち、現在の構成で有効に動
作している構成要素と劣っている構成要素を特定するの
に役立つ。特定後の基本パフォーマンス向上戦略は、す
でに仕様範囲内で動作している構成要素の変更にではな
く、現在の問題を解決する変更に投資することである。
ーマンス向上に関する質問に絶対的な正確さをもって回
答するのは難しい。しかし、パフォーマンス・パラメー
タの完全な数量的見積もりには、高い記憶コストと分析
処理コストが必要である。したがって、本発明の方法
は、データ記憶システムの既存の構成要素を利用するこ
とに焦点を合わせる。使用状況データは、パフォーマン
スの問題を特定するのに役立ち、現在の構成で有効に動
作している構成要素と劣っている構成要素を特定するの
に役立つ。特定後の基本パフォーマンス向上戦略は、す
でに仕様範囲内で動作している構成要素の変更にではな
く、現在の問題を解決する変更に投資することである。
【００２２】本発明の方法は、パフォーマンス向上のた
めの潜在的領域を特定する。これらの方法は、標準以下
のパフォーマンスをユーザに知らせ、ユーザが問題を修
正してシステムを最適パフォーマンスに戻すのを支援す
る提案を生成する。
めの潜在的領域を特定する。これらの方法は、標準以下
のパフォーマンスをユーザに知らせ、ユーザが問題を修
正してシステムを最適パフォーマンスに戻すのを支援す
る提案を生成する。
【００２３】図３に、パフォーマンス向上のための領域
を特定する方法の好ましいステップを示す。最初のステ
ップ５０は、データ記憶システムの動作中に測定するこ
とができる１つまたは複数のパフォーマンス測定基準を
定義することである。パフォーマンス基準の例として
は、ホストが読み取る合計ブロック数、ホストが書き込
む合計ブロック数、ホストからコマンドが送られていた
時間の長さ、装置当たりのＳＣＳＩ待ち行列長などがあ
る。パフォーマンス測定基準の標準を設定する仕様も提
供される（ステップ５２）。データ記憶システムは、パ
フォーマンス測定基準がこの仕様に従っているとき、言
い換えると、パフォーマンス測定基準が「仕様通り」で
あるときに、最適パフォーマンスで動作している。仕様
によって設定する標準は、様々なパフォーマンス測定基
準のしきい値による受容算定数値または許容算定数値の
形態をとることができる。
を特定する方法の好ましいステップを示す。最初のステ
ップ５０は、データ記憶システムの動作中に測定するこ
とができる１つまたは複数のパフォーマンス測定基準を
定義することである。パフォーマンス基準の例として
は、ホストが読み取る合計ブロック数、ホストが書き込
む合計ブロック数、ホストからコマンドが送られていた
時間の長さ、装置当たりのＳＣＳＩ待ち行列長などがあ
る。パフォーマンス測定基準の標準を設定する仕様も提
供される（ステップ５２）。データ記憶システムは、パ
フォーマンス測定基準がこの仕様に従っているとき、言
い換えると、パフォーマンス測定基準が「仕様通り」で
あるときに、最適パフォーマンスで動作している。仕様
によって設定する標準は、様々なパフォーマンス測定基
準のしきい値による受容算定数値または許容算定数値の
形態をとることができる。
【００２４】パフォーマンス測定基準およびそれに対応
する仕様を定義した後、データ記憶システムにパフォー
マンス測定基準を監視する手段を設ける。このような手
段は、動作中の構成要素使用状況データを抽出するディ
スク・アレイ制御装置３４内のファームウェアとして実
施することが好ましい。
する仕様を定義した後、データ記憶システムにパフォー
マンス測定基準を監視する手段を設ける。このような手
段は、動作中の構成要素使用状況データを抽出するディ
スク・アレイ制御装置３４内のファームウェアとして実
施することが好ましい。
【００２５】パフォーマンス測定基準を導入した後、次
のステップ５４は、データ記憶装置の動作中のパフォー
マンス測定基準をサンプリングすることである。このサ
ンプリングは、データ記憶システム１４またはホスト・
コンピュータ・ステーション１２で行う。図４に、パフ
ォーマンス測定基準をサンプリングすることができる点
を示した制御装置ファームウェアの模式例８０を示す。
円は、入出力処理の記憶を表し、３辺を持つボックスは
待ち行列を表す。この模式図は、ホスト・コンピュータ
から記憶ディスクまでの情報の流れを示している。ホス
トからの要求はまずフロント・エンドのＳＣＳＩ ８２
に流れ、次にホストの待ち行列８４に一時的に入れられ
る。それ以降の処理のために、デコーダ８６が要求をよ
り小さいコマンドに細分化する。コマンドは、キャッシ
ュ９０の受入れ準備が整うまでキャッシュ待ち行列８８
に入れられる。階層および冗長性管理に関するＲＡＩＤ
方針９４に応じて、ワークロードが階層マネージャ９２
で変換される。流れは、バック・エンドＳＣＳＩ ９８
に送られる項目が一時的に入れられる、ＳＣＳＩ待ち行
列９６に続く。
のステップ５４は、データ記憶装置の動作中のパフォー
マンス測定基準をサンプリングすることである。このサ
ンプリングは、データ記憶システム１４またはホスト・
コンピュータ・ステーション１２で行う。図４に、パフ
ォーマンス測定基準をサンプリングすることができる点
を示した制御装置ファームウェアの模式例８０を示す。
円は、入出力処理の記憶を表し、３辺を持つボックスは
待ち行列を表す。この模式図は、ホスト・コンピュータ
から記憶ディスクまでの情報の流れを示している。ホス
トからの要求はまずフロント・エンドのＳＣＳＩ ８２
に流れ、次にホストの待ち行列８４に一時的に入れられ
る。それ以降の処理のために、デコーダ８６が要求をよ
り小さいコマンドに細分化する。コマンドは、キャッシ
ュ９０の受入れ準備が整うまでキャッシュ待ち行列８８
に入れられる。階層および冗長性管理に関するＲＡＩＤ
方針９４に応じて、ワークロードが階層マネージャ９２
で変換される。流れは、バック・エンドＳＣＳＩ ９８
に送られる項目が一時的に入れられる、ＳＣＳＩ待ち行
列９６に続く。
【００２６】パフォーマンス測定基準は、この模式上の
様々な点で抽出することができる。たとえば、ホストが
読み取った合計ブロック数の測定基準は、フロント・エ
ンドＳＣＳＩ ８２のＡ点で抽出される。以下の表１
に、測定基準例、パフォーマンス測定基準の抽出点、お
よびパフォーマンス測定基準に影響される決定を示す。
様々な点で抽出することができる。たとえば、ホストが
読み取った合計ブロック数の測定基準は、フロント・エ
ンドＳＣＳＩ ８２のＡ点で抽出される。以下の表１
に、測定基準例、パフォーマンス測定基準の抽出点、お
よびパフォーマンス測定基準に影響される決定を示す。
【００２７】
【表１】
【００２８】パフォーマンス測定基準は、データ記憶シ
ステム内の任意の場所で測定することができる。たとえ
ば、Ｃ点ではホスト待ち行列の最大長に関するパフォー
マンス測定基準のサンプルを抽出することができる。
ステム内の任意の場所で測定することができる。たとえ
ば、Ｃ点ではホスト待ち行列の最大長に関するパフォー
マンス測定基準のサンプルを抽出することができる。
【００２９】図３に戻り、ステップ５６で、ユーザの記
憶活動に基づくパフォーマンス履歴が作成される。パフ
ォーマンス履歴には、使用可能空間の量、消費された空
間の量、入出力要求、ミラーおよびパリティ・タイプ記
憶の量などのパラメータなど、データ記憶システムの使
用を反映するパラメータが含まれる。パフォーマンス履
歴によって、データ記憶システムが一定期間中にどのよ
うに動作していたかが明らかになる。ステップ５６での
パフォーマンス履歴の作成は、データ記憶システム１４
またはホスト・コンピュータ・ステーション１２で行う
ことができる。
憶活動に基づくパフォーマンス履歴が作成される。パフ
ォーマンス履歴には、使用可能空間の量、消費された空
間の量、入出力要求、ミラーおよびパリティ・タイプ記
憶の量などのパラメータなど、データ記憶システムの使
用を反映するパラメータが含まれる。パフォーマンス履
歴によって、データ記憶システムが一定期間中にどのよ
うに動作していたかが明らかになる。ステップ５６での
パフォーマンス履歴の作成は、データ記憶システム１４
またはホスト・コンピュータ・ステーション１２で行う
ことができる。
【００３０】次に、ステップ５８でパフォーマンス履歴
がホスト・コンピュータ・ステーション１２でユーザに
提示される。パフォーマンス履歴は図１の表示画面１８
にグラフで表示されることが好ましい。
がホスト・コンピュータ・ステーション１２でユーザに
提示される。パフォーマンス履歴は図１の表示画面１８
にグラフで表示されることが好ましい。
【００３１】図５に、パフォーマンス履歴の表示画面例
１００を示す。具体的には、３日間にわたるデータ記憶
システムの未使用メモリ容量（ギガバイト単位で測
定）、ＲＡＩＤレベル１タイプの記憶量（ギガバイト単
位で測定）、入出量アクセス活動（１秒当たりのキロバ
イト数と１秒当たりの入出力数の両方で測定）に関する
パフォーマンスが示される。パフォーマンス履歴では、
午前６時から午後１２時までの日中にかなりの活動が示
されていることに注目されたい。表示期間はユーザが調
整することができる。
１００を示す。具体的には、３日間にわたるデータ記憶
システムの未使用メモリ容量（ギガバイト単位で測
定）、ＲＡＩＤレベル１タイプの記憶量（ギガバイト単
位で測定）、入出量アクセス活動（１秒当たりのキロバ
イト数と１秒当たりの入出力数の両方で測定）に関する
パフォーマンスが示される。パフォーマンス履歴では、
午前６時から午後１２時までの日中にかなりの活動が示
されていることに注目されたい。表示期間はユーザが調
整することができる。
【００３２】ここで、ユーザが１つの特定の期間を評価
したいとする。たとえば、ユーザはパフォーマンス履歴
内の異常な瞬間や傾向を観察して、その期間をさらに綿
密に調べたい場合がある。また別の例では、ユーザが比
較的正常な期間を分析しているときに、非典型的な使用
状況の期間を表示しないようにしたい場合がある。どち
らの場合も、ユーザは、パフォーマンス履歴グラフ上に
重ね合わされた垂直線１０２および１０４で区切られた
期間領域をグラフィックで操作して評価期間を選択する
だけで済む（図３のステップ６０）。各境界線１０２、
１０４は、画面下部にあるタイム・スケール上をそれぞ
れ独立してスライドすることができる。図の評価期間は
５月３０日の午前９時から午後１１時までとなってい
る。
したいとする。たとえば、ユーザはパフォーマンス履歴
内の異常な瞬間や傾向を観察して、その期間をさらに綿
密に調べたい場合がある。また別の例では、ユーザが比
較的正常な期間を分析しているときに、非典型的な使用
状況の期間を表示しないようにしたい場合がある。どち
らの場合も、ユーザは、パフォーマンス履歴グラフ上に
重ね合わされた垂直線１０２および１０４で区切られた
期間領域をグラフィックで操作して評価期間を選択する
だけで済む（図３のステップ６０）。各境界線１０２、
１０４は、画面下部にあるタイム・スケール上をそれぞ
れ独立してスライドすることができる。図の評価期間は
５月３０日の午前９時から午後１１時までとなってい
る。
【００３３】評価期間を選択したら、次のステップ６２
（図３）は、選択した評価期間内に「仕様通り」でない
パフォーマンス基準があるかどうかを判断する。この判
断は、コンピュータ・ステーション１２に常駐するパフ
ォーマンス分析ユーティリティによって行われることが
好ましい。ステップ６２の判断は様々な方法で行うこと
ができる。１つの手法は、指定した評価期間中に測定さ
れた各パフォーマンス基準のサンプルの平均値を出すこ
とである。次にそれらの平均値をそれぞれの仕様しきい
値と比較して、パフォーマンス測定基準が「仕様通り」
であるかどうかを判断することができる。平均値をとる
方法の他に、複数のパフォーマンス測定基準間でサンプ
ルを結合し、それらをフィルタリングして複合測定基準
を導き出すというより複雑な技法を用いることができ
る。
（図３）は、選択した評価期間内に「仕様通り」でない
パフォーマンス基準があるかどうかを判断する。この判
断は、コンピュータ・ステーション１２に常駐するパフ
ォーマンス分析ユーティリティによって行われることが
好ましい。ステップ６２の判断は様々な方法で行うこと
ができる。１つの手法は、指定した評価期間中に測定さ
れた各パフォーマンス基準のサンプルの平均値を出すこ
とである。次にそれらの平均値をそれぞれの仕様しきい
値と比較して、パフォーマンス測定基準が「仕様通り」
であるかどうかを判断することができる。平均値をとる
方法の他に、複数のパフォーマンス測定基準間でサンプ
ルを結合し、それらをフィルタリングして複合測定基準
を導き出すというより複雑な技法を用いることができ
る。
【００３４】以下の表２に、２つの測定基準決定の例を
示す。「ＳＣＳＩ待ち行列」の結果は「最大ＳＣＳＩ待
ち行列長」というパフォーマンス測定基準の単純な評価
から決定されるが、「帯域幅」の結果は、サンプリング
された生パフォーマンス測定基準である「ホスト読取り
ブロック数」、「ホスト書込みブロック数」および「活
動時間」の組み合わせから成る複合測定基準の例であ
る。
示す。「ＳＣＳＩ待ち行列」の結果は「最大ＳＣＳＩ待
ち行列長」というパフォーマンス測定基準の単純な評価
から決定されるが、「帯域幅」の結果は、サンプリング
された生パフォーマンス測定基準である「ホスト読取り
ブロック数」、「ホスト書込みブロック数」および「活
動時間」の組み合わせから成る複合測定基準の例であ
る。
【００３５】
【表２】
【００３６】他の手法は、パフォーマンス測定基準が
「仕様通り」または「仕様外」である程度を確認するこ
とである。これは、各パフォーマンス測定基準につい
て、異なる準拠程度が関連づけられている複数のしきい
値または許容算定値を設定することによって行うことが
できる。サンプリングされたパフォーマンス測定基準を
様々なしきい値と比較し、サンプリングされたパフォー
マンス測定基準がどのしきい値または許容算定値を満た
しているかに基づいて、非準拠度を判断する。パフォー
マンス測定基準がどの程度「仕様外」であるかに応じ
て、データ記憶システムに関する様々な結論が導き出さ
れる。
「仕様通り」または「仕様外」である程度を確認するこ
とである。これは、各パフォーマンス測定基準につい
て、異なる準拠程度が関連づけられている複数のしきい
値または許容算定値を設定することによって行うことが
できる。サンプリングされたパフォーマンス測定基準を
様々なしきい値と比較し、サンプリングされたパフォー
マンス測定基準がどのしきい値または許容算定値を満た
しているかに基づいて、非準拠度を判断する。パフォー
マンス測定基準がどの程度「仕様外」であるかに応じ
て、データ記憶システムに関する様々な結論が導き出さ
れる。
【００３７】パフォーマンス測定基準が仕様に準拠して
いれば（すなわち、図３の問い合わせステップ６４から
のＹＥＳ分岐の場合）、データ記憶システムは最適パフ
ォーマンス・レベルで動作している。コンピュータ・ス
テーション１２に常駐するパフォーマンス分析ユーティ
リティは、すべて順調であるというコメントを返して表
示モニタ１８に表示する（ステップ６６）。このフィー
ドバックにより、変更が不要であることがユーザに通知
される。
いれば（すなわち、図３の問い合わせステップ６４から
のＹＥＳ分岐の場合）、データ記憶システムは最適パフ
ォーマンス・レベルで動作している。コンピュータ・ス
テーション１２に常駐するパフォーマンス分析ユーティ
リティは、すべて順調であるというコメントを返して表
示モニタ１８に表示する（ステップ６６）。このフィー
ドバックにより、変更が不要であることがユーザに通知
される。
【００３８】反対に、１つまたは複数のパフォーマンス
測定基準が仕様に準拠しておらず、「仕様外」の場合
（すなわちステップ６４の問い合わせからの「ＮＯ」分
岐の場合）、データ記憶システムはユーザに、パフォー
マンスを向上させるのに役立つ提案を提示する（ステッ
プ６８）。このような提案は、１つまたは複数のパフォ
ーマンス測定基準のどれが「仕様外」であるかというこ
とと、可能な場合にはどの程度「仕様外」であるかに基
づいて、考えられる提案のリストから選択される。
測定基準が仕様に準拠しておらず、「仕様外」の場合
（すなわちステップ６４の問い合わせからの「ＮＯ」分
岐の場合）、データ記憶システムはユーザに、パフォー
マンスを向上させるのに役立つ提案を提示する（ステッ
プ６８）。このような提案は、１つまたは複数のパフォ
ーマンス測定基準のどれが「仕様外」であるかというこ
とと、可能な場合にはどの程度「仕様外」であるかに基
づいて、考えられる提案のリストから選択される。
【００３９】適切な提案に導く１つの方法は、所定の提
案を表にリストし、それらをパフォーマンス測定基準と
関連づけることである。表３に、表２のパフォーマンス
測定基準決定「ＳＣＳＩ待ち行列」および「帯域幅」
（およびその他のパフォーマンス測定基準）と提案との
関係の例を示す。
案を表にリストし、それらをパフォーマンス測定基準と
関連づけることである。表３に、表２のパフォーマンス
測定基準決定「ＳＣＳＩ待ち行列」および「帯域幅」
（およびその他のパフォーマンス測定基準）と提案との
関係の例を示す。
【００４０】
【表３】
【００４１】パフォーマンス測定基準の条件が与えら
れ、１つまたは複数の提案が選択されると、その提案が
ホスト・コンピュータの表示モニタ１８によってユーザ
に表示される（ステップ７０）。パフォーマンス計画提
案画面の例１０６を図６に示す。この画面は、図５に図
示したパフォーマンス履歴に関するものである。この画
面には、「ＤＲＡＭを増やせばパフォーマンスが向上す
る」という提案が表示され、さらに、その提案に至った
徴候がリストされる。キャッシュ使用状況測定基準が
「仕様外」になっており、書込みキャッシュがいっぱい
になっていると示されていることに注目されたい。さら
に、装着されているＤＲＡＭが最大限でないことに注意
されたい。その他の徴候は、正常動作を示している。こ
れらの結果に基づいて、ＤＲＡＭを追加すればパフォー
マンスが向上するという結論が提案されている。この提
案から、ユーザは情報に基づく決定を行い、ＤＲＡＭを
追加するかＤＲＡＭの追加を見合わせるかを決めること
ができるようになる。
れ、１つまたは複数の提案が選択されると、その提案が
ホスト・コンピュータの表示モニタ１８によってユーザ
に表示される（ステップ７０）。パフォーマンス計画提
案画面の例１０６を図６に示す。この画面は、図５に図
示したパフォーマンス履歴に関するものである。この画
面には、「ＤＲＡＭを増やせばパフォーマンスが向上す
る」という提案が表示され、さらに、その提案に至った
徴候がリストされる。キャッシュ使用状況測定基準が
「仕様外」になっており、書込みキャッシュがいっぱい
になっていると示されていることに注目されたい。さら
に、装着されているＤＲＡＭが最大限でないことに注意
されたい。その他の徴候は、正常動作を示している。こ
れらの結果に基づいて、ＤＲＡＭを追加すればパフォー
マンスが向上するという結論が提案されている。この提
案から、ユーザは情報に基づく決定を行い、ＤＲＡＭを
追加するかＤＲＡＭの追加を見合わせるかを決めること
ができるようになる。
【００４２】ユーザが、ＤＲＡＭを追加するという提案
の基礎になっている生パフォーマンス測定基準を評価し
たい場合、次のステップ７２（図３）は表示モニタ１８
にパフォーマンス測定基準そのものを表示することであ
る。パフォーマンス測定基準の画面例１０８を図７に示
す。「再配置」、「作業セット」「キャッシュ使用状
況」、「ドライブＱ」、および「マルチ読取り」に関す
るパフォーマンス測定基準が表示されている。垂直線１
０２および１０４によって、５月３０日の午前９時から
午後１１時までの同じ評価期間が区切られている。
の基礎になっている生パフォーマンス測定基準を評価し
たい場合、次のステップ７２（図３）は表示モニタ１８
にパフォーマンス測定基準そのものを表示することであ
る。パフォーマンス測定基準の画面例１０８を図７に示
す。「再配置」、「作業セット」「キャッシュ使用状
況」、「ドライブＱ」、および「マルチ読取り」に関す
るパフォーマンス測定基準が表示されている。垂直線１
０２および１０４によって、５月３０日の午前９時から
午後１１時までの同じ評価期間が区切られている。
【００４３】この棒グラフは、ユーザに提示される提案
の積極的支援を提供するためにこの期間中に抽出された
処理済みデータ・サンプルを示している。たとえば、評
価期間中のキャッシュ使用状況測定基準は比較的高く、
したがって「仕様外」という結果になり、ＤＲＡＭの追
加という結論が導き出されることに注意されたい。ユー
ザは様々な期間を評価して、新しい平均測定基準が依然
として「仕様外」になっていないかどうかを調べること
もできる。
の積極的支援を提供するためにこの期間中に抽出された
処理済みデータ・サンプルを示している。たとえば、評
価期間中のキャッシュ使用状況測定基準は比較的高く、
したがって「仕様外」という結果になり、ＤＲＡＭの追
加という結論が導き出されることに注意されたい。ユー
ザは様々な期間を評価して、新しい平均測定基準が依然
として「仕様外」になっていないかどうかを調べること
もできる。
【００４４】図５ないし図７の各画面には、それぞれパ
フォーマンス履歴画面１００、提案画面１０６、または
パフォーマンス測定基準画面１０８を迅速に参照するた
めのボタン１１０、１１２、および１１４が含まれてい
ることに留意されたい。この３つの画面は、ユーザがデ
ータ記憶システム内のパフォーマンス向上のための領域
を特定するのに役立つ豊富な情報を提供する。また、こ
れらの画面は、ユーザが将来の必要記憶容量を予測して
遅滞なくアップグレードを行う手助けともなる。
フォーマンス履歴画面１００、提案画面１０６、または
パフォーマンス測定基準画面１０８を迅速に参照するた
めのボタン１１０、１１２、および１１４が含まれてい
ることに留意されたい。この３つの画面は、ユーザがデ
ータ記憶システム内のパフォーマンス向上のための領域
を特定するのに役立つ豊富な情報を提供する。また、こ
れらの画面は、ユーザが将来の必要記憶容量を予測して
遅滞なくアップグレードを行う手助けともなる。
【００４５】本明細書で開示した手段は本発明を実施す
る好ましい態様から成るものであるため、本発明は図示
および説明した特定の特徴に限定されるものではない。
したがって本発明は、特許請求の範囲に記載の適切な範
囲内のあらゆる態様または変更において請求されるもの
である。
る好ましい態様から成るものであるため、本発明は図示
および説明した特定の特徴に限定されるものではない。
したがって本発明は、特許請求の範囲に記載の適切な範
囲内のあらゆる態様または変更において請求されるもの
である。
【００４６】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明を各実施態様毎に列挙する。 （１）． データ記憶システムにおけるパフォーマンス
向上のための領域を特定する方法であって、データ記憶
装置の動作中にパフォーマンス測定基準をサンプリング
するステップと、一定期間中にデータ記憶システムがど
のように動作しているかを示すパフォーマンス履歴をユ
ーザに提示するステップと、ユーザがパフォーマンス履
歴の評価期間を選択することができるステップと、選択
した評価期間中にパフォーマンス測定基準がデータ記憶
システムの最適パフォーマンスのレベルになっているか
どうかを判断するステップと、パフォーマンス測定基準
が最適パフォーマンスのレベルにない場合、データ記憶
システムのパフォーマンスを向上させるのに役立つと考
えられる少なくとも１つの提案をユーザに提供するステ
ップとを有する方法。 （２）． 提示ステップが、表示画面上にパフォーマン
ス履歴をグラフィック表示するステップを含み、選択ス
テップが、パフォーマンス履歴上に重ね合わされた期間
領域をグラフィックスで操作できるようにすることによ
ってユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択でき
るようにするステップを有することを特徴とする、
（１）に記載の方法。 （３）． 判断ステップが、一定期間中に測定されたパ
フォーマンス測定基準のサンプルの平均値をとって典型
平均パフォーマンス測定基準を求めるステップを有する
ことを特徴とする、（１）に記載の方法。 （４）． 判断ステップが、一定期間中に測定されたパ
フォーマンス測定基準のサンプルを組み合わせるステッ
プと、組み合わせたサンプルをフィルタリングしてパフ
ォーマンス測定基準を示す典型値を求めるステップとを
有することを特徴とする、（１）に記載の方法。 （５）． データ記憶システムにおいてパフォーマンス
向上のための領域を特定する方法であって、データ記憶
システムの動作中に測定することができる複数のパフォ
ーマンス測定基準を定義するステップと、パフォーマン
ス測定基準の仕様を提供し、パフォーマンス測定基準が
仕様に従っている場合にはデータ記憶システムが最適パ
フォーマンスで動作しているとするステップと、データ
記憶システムの動作中にパフォーマンス測定基準をサン
プリングするステップと、ユーザが出した記憶要求に基
づいて、一定期間中にデータ記憶システムがどのように
動作しているかを示すパフォーマンス履歴を作成するス
テップと、ユーザにパフォーマンス履歴を提示するステ
ップと、ユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択
できるようにするステップと、選択された評価期間中に
仕様に従っていないパフォーマンス測定基準がないかど
うかを判断するステップと、１つまたは複数のパフォー
マンス測定基準が仕様に従っていない場合には、１つま
たは複数のパフォーマンス測定基準のいずれが仕様に従
っていないかに基づいて、データ記憶システムのパフォ
ーマンスを向上させるのに役立つと考えられる提案を提
供するステップとを有することを特徴とする方法。 （６）． 仕様が個々のパフォーマンス測定基準のしき
い値を有し、判断ステップが、評価期間中の個々のパフ
ォーマンス測定基準の平均値をとって、平均パフォーマ
ンス測定基準をそれぞれのしきい値と比較するステップ
を有することを特徴とする、（５）に記載の方法。 （７）． 判断ステップが、１つまたは複数のパフォー
マンス測定基準がどの程度仕様に従っていないかを確認
するステップを有することを特徴とする、（５）に記載
の方法。 （８）． 仕様が個々のパフォーマンス基準の複数のし
きい値を有し、個々のパフォーマンス測定基準の判断ス
テップが、評価期間中のパフォーマンス測定基準の平均
値をとるステップと、平均パフォーマンス測定基準を複
数のしきい値と比較するステップと、複数のしきい値の
いずれがパフォーマンス測定基準を超えているかに基づ
いて非準拠の程度を算出するステップとを有することを
特徴とする、（５）に記載の方法。 （９）． 提示ステップが、表示画面上にパフォーマン
ス履歴をグラフィック表示するステップを有し、選択ス
テップが、パフォーマンス履歴の上に期間領域をグラフ
ィックで重ね合わせて、ユーザが期間領域をグラフィッ
クで操作することによって評価期間を選択できるように
するステップを有することを特徴とする、（５）に記載
の方法。 （１０）． 提案をパフォーマンス測定基準と関連づけ
るテーブルに、複数の所定の提案をリストするステップ
を有し、提案提供ステップが、１つまたは複数のパフォ
ーマンス測定基準のいずれが仕様に準拠していないかに
基づいて、テーブルから１つまたは複数の提案を抽出す
るステップを有することを特徴とする、（５）に記載の
方法。
が、以下、本発明を各実施態様毎に列挙する。 （１）． データ記憶システムにおけるパフォーマンス
向上のための領域を特定する方法であって、データ記憶
装置の動作中にパフォーマンス測定基準をサンプリング
するステップと、一定期間中にデータ記憶システムがど
のように動作しているかを示すパフォーマンス履歴をユ
ーザに提示するステップと、ユーザがパフォーマンス履
歴の評価期間を選択することができるステップと、選択
した評価期間中にパフォーマンス測定基準がデータ記憶
システムの最適パフォーマンスのレベルになっているか
どうかを判断するステップと、パフォーマンス測定基準
が最適パフォーマンスのレベルにない場合、データ記憶
システムのパフォーマンスを向上させるのに役立つと考
えられる少なくとも１つの提案をユーザに提供するステ
ップとを有する方法。 （２）． 提示ステップが、表示画面上にパフォーマン
ス履歴をグラフィック表示するステップを含み、選択ス
テップが、パフォーマンス履歴上に重ね合わされた期間
領域をグラフィックスで操作できるようにすることによ
ってユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択でき
るようにするステップを有することを特徴とする、
（１）に記載の方法。 （３）． 判断ステップが、一定期間中に測定されたパ
フォーマンス測定基準のサンプルの平均値をとって典型
平均パフォーマンス測定基準を求めるステップを有する
ことを特徴とする、（１）に記載の方法。 （４）． 判断ステップが、一定期間中に測定されたパ
フォーマンス測定基準のサンプルを組み合わせるステッ
プと、組み合わせたサンプルをフィルタリングしてパフ
ォーマンス測定基準を示す典型値を求めるステップとを
有することを特徴とする、（１）に記載の方法。 （５）． データ記憶システムにおいてパフォーマンス
向上のための領域を特定する方法であって、データ記憶
システムの動作中に測定することができる複数のパフォ
ーマンス測定基準を定義するステップと、パフォーマン
ス測定基準の仕様を提供し、パフォーマンス測定基準が
仕様に従っている場合にはデータ記憶システムが最適パ
フォーマンスで動作しているとするステップと、データ
記憶システムの動作中にパフォーマンス測定基準をサン
プリングするステップと、ユーザが出した記憶要求に基
づいて、一定期間中にデータ記憶システムがどのように
動作しているかを示すパフォーマンス履歴を作成するス
テップと、ユーザにパフォーマンス履歴を提示するステ
ップと、ユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択
できるようにするステップと、選択された評価期間中に
仕様に従っていないパフォーマンス測定基準がないかど
うかを判断するステップと、１つまたは複数のパフォー
マンス測定基準が仕様に従っていない場合には、１つま
たは複数のパフォーマンス測定基準のいずれが仕様に従
っていないかに基づいて、データ記憶システムのパフォ
ーマンスを向上させるのに役立つと考えられる提案を提
供するステップとを有することを特徴とする方法。 （６）． 仕様が個々のパフォーマンス測定基準のしき
い値を有し、判断ステップが、評価期間中の個々のパフ
ォーマンス測定基準の平均値をとって、平均パフォーマ
ンス測定基準をそれぞれのしきい値と比較するステップ
を有することを特徴とする、（５）に記載の方法。 （７）． 判断ステップが、１つまたは複数のパフォー
マンス測定基準がどの程度仕様に従っていないかを確認
するステップを有することを特徴とする、（５）に記載
の方法。 （８）． 仕様が個々のパフォーマンス基準の複数のし
きい値を有し、個々のパフォーマンス測定基準の判断ス
テップが、評価期間中のパフォーマンス測定基準の平均
値をとるステップと、平均パフォーマンス測定基準を複
数のしきい値と比較するステップと、複数のしきい値の
いずれがパフォーマンス測定基準を超えているかに基づ
いて非準拠の程度を算出するステップとを有することを
特徴とする、（５）に記載の方法。 （９）． 提示ステップが、表示画面上にパフォーマン
ス履歴をグラフィック表示するステップを有し、選択ス
テップが、パフォーマンス履歴の上に期間領域をグラフ
ィックで重ね合わせて、ユーザが期間領域をグラフィッ
クで操作することによって評価期間を選択できるように
するステップを有することを特徴とする、（５）に記載
の方法。 （１０）． 提案をパフォーマンス測定基準と関連づけ
るテーブルに、複数の所定の提案をリストするステップ
を有し、提案提供ステップが、１つまたは複数のパフォ
ーマンス測定基準のいずれが仕様に準拠していないかに
基づいて、テーブルから１つまたは複数の提案を抽出す
るステップを有することを特徴とする、（５）に記載の
方法。
【００４７】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法は、パフォ
ーマンス向上のための潜在的領域を特定し、標準以下の
パフォーマンスをユーザに知らせ、ユーザが問題を修正
してシステムを最適パフォーマンスに戻すのを支援する
提案を生成することができる。
ーマンス向上のための潜在的領域を特定し、標準以下の
パフォーマンスをユーザに知らせ、ユーザが問題を修正
してシステムを最適パフォーマンスに戻すのを支援する
提案を生成することができる。
【図１】本発明のデータ記憶システムに接続されたホス
ト・コンピュータ・ステーションを示す図である。
ト・コンピュータ・ステーションを示す図である。
【図２】階層ディスク・アレイとして実施されたデータ
記憶システムのブロック図である。
記憶システムのブロック図である。
【図３】データ記憶システム内のパフォーマンス向上の
ための領域を特定する方法を示した流れ図である。
ための領域を特定する方法を示した流れ図である。
【図４】データ記憶システム内のデータ・フロー、およ
びパフォーマンス測定基準が測定できる場所を示す模式
図である。
びパフォーマンス測定基準が測定できる場所を示す模式
図である。
【図５】データ記憶システムのパフォーマンス履歴が表
示された表示画面である。
示された表示画面である。
【図６】パフォーマンス計画に関する提案が表示された
表示画面である。
表示画面である。
【図７】測定されたパフォーマンス測定基準が表示され
た表示画面である。
た表示画面である。
５０、５２、５４、５６、５８、６０、６２、６４、６
６、６８、７０、７２：ブロック
６、６８、７０、７２：ブロック
Claims (10)
- 【請求項１】データ記憶システムにおけるパフォーマン
ス向上のための領域を特定する方法であって、 データ記憶装置の動作中にパフォーマンス測定基準をサ
ンプリングするステップと、 一定期間中にデータ記憶システムがどのように動作して
いるかを示すパフォーマンス履歴をユーザに提示するス
テップと、 ユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択すること
ができるステップと、 選択した評価期間中にパフォーマンス測定基準がデータ
記憶システムの最適パフォーマンスのレベルになってい
るかどうかを判断するステップと、 パフォーマンス測定基準が最適パフォーマンスのレベル
にない場合、データ記憶システムのパフォーマンスを向
上させるのに役立つと考えられる少なくとも１つの提案
をユーザに提供するステップとを有する方法。 - 【請求項２】提示ステップが、表示画面上にパフォーマ
ンス履歴をグラフィック表示するステップを含み、選択
ステップが、パフォーマンス履歴上に重ね合わされた期
間領域をグラフィックスで操作できるようにすることに
よってユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択で
きるようにするステップを有することを特徴とする、請
求項１に記載の方法。 - 【請求項３】判断ステップが、一定期間中に測定された
パフォーマンス測定基準のサンプルの平均値をとって典
型平均パフォーマンス測定基準を求めるステップを有す
ることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】判断ステップが、一定期間中に測定された
パフォーマンス測定基準のサンプルを組み合わせるステ
ップと、 組み合わせたサンプルをフィルタリングしてパフォーマ
ンス測定基準を示す典型値を求めるステップとを有する
ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。 - 【請求項５】データ記憶システムにおいてパフォーマン
ス向上のための領域を特定する方法であって、 データ記憶システムの動作中に測定することができる複
数のパフォーマンス測定基準を定義するステップと、 パフォーマンス測定基準の仕様を提供し、パフォーマン
ス測定基準が仕様に従っている場合にはデータ記憶シス
テムが最適パフォーマンスで動作しているとするステッ
プと、 データ記憶システムの動作中にパフォーマンス測定基準
をサンプリングするステップと、 ユーザが出した記憶要求に基づいて、一定期間中にデー
タ記憶システムがどのように動作しているかを示すパフ
ォーマンス履歴を作成するステップと、 ユーザにパフォーマンス履歴を提示するステップと、 ユーザがパフォーマンス履歴の評価期間を選択できるよ
うにするステップと、 選択された評価期間中に仕様に従っていないパフォーマ
ンス測定基準がないかどうかを判断するステップと、 １つまたは複数のパフォーマンス測定基準が仕様に従っ
ていない場合には、１つまたは複数のパフォーマンス測
定基準のいずれが仕様に従っていないかに基づいて、デ
ータ記憶システムのパフォーマンスを向上させるのに役
立つと考えられる提案を提供するステップとを有するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項６】仕様が個々のパフォーマンス測定基準のし
きい値を有し、 判断ステップが、評価期間中の個々のパフォーマンス測
定基準の平均値をとって、平均パフォーマンス測定基準
をそれぞれのしきい値と比較するステップを有すること
を特徴とする、請求項５に記載の方法。 - 【請求項７】判断ステップが、１つまたは複数のパフォ
ーマンス測定基準がどの程度仕様に従っていないかを確
認するステップを有することを特徴とする、請求項５に
記載の方法。 - 【請求項８】仕様が個々のパフォーマンス基準の複数の
しきい値を有し、 個々のパフォーマンス測定基準の判断ステップが、 評価期間中のパフォーマンス測定基準の平均値をとるス
テップと、 平均パフォーマンス測定基準を複数のしきい値と比較す
るステップと、 複数のしきい値のいずれがパフォーマンス測定基準を超
えているかに基づいて非準拠の程度を算出するステップ
とを有することを特徴とする、請求項５に記載の方法。 - 【請求項９】提示ステップが、表示画面上にパフォーマ
ンス履歴をグラフィック表示するステップを有し、 選択ステップが、パフォーマンス履歴の上に期間領域を
グラフィックで重ね合わせて、ユーザが期間領域をグラ
フィックで操作することによって評価期間を選択できる
ようにするステップを有することを特徴とする、請求項
５に記載の方法。 - 【請求項１０】提案をパフォーマンス測定基準と関連づ
けるテーブルに、複数の所定の提案をリストするステッ
プを有し、 提案提供ステップが、１つまたは複数のパフォーマンス
測定基準のいずれが仕様に準拠していないかに基づい
て、テーブルから１つまたは複数の提案を抽出するステ
ップを有することを特徴とする、請求項５に記載の方
法。
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