JPH08241080A - シーケンサ - Google Patents

シーケンサ

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JPH08241080A
JPH08241080A JP7068922A JP6892295A JPH08241080A JP H08241080 A JPH08241080 A JP H08241080A JP 7068922 A JP7068922 A JP 7068922A JP 6892295 A JP6892295 A JP 6892295A JP H08241080 A JPH08241080 A JP H08241080A
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JP
Japan
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tab
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data
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JP7068922A
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Inventor
Kazunari Inaba
一成 稲葉
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、入出力される演奏データをTAB
譜変換して表示することのできるシーケンサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明のシーケンサは、演奏データをTAB
譜情報に変換する変換手段と、前記変換手段により変換
されTAB譜情報を表示手段にTAB譜表示するための
表示処理を行う表示処理手段と、前記表示処理手段によ
り処理されたTAB譜を表示する表示手段とを有して構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏入力装置から入力
された演奏データや、発音される演奏データをTAB譜
に変換して表示することのできるシーケンサに関する。
【0002】
【従来の技術】シーケンサには、楽譜を光学的にスキャ
ンしたり、鍵盤から入力したり、あるいはマウス等の入
力装置を用いて演奏データの入力を行い、各種の表示装
置に表示し自動演奏を行うものがある。
【0003】かかるシーケンサでは、演奏データを、通
常の楽譜あるいは英数字等による符号により表示される
が、ギターの場合は楽譜の代用としてTAB譜というも
のがある。TAB譜はギターの押弦位置を各弦に対応し
た6線譜と、指で押さえる位置(フレット)を数字で表
したものである。
【0004】図5は通常の楽譜とTAB譜の一例を示す
図であり、図5(A)は通常の楽譜を示し、図5(B)
は前記通常の楽譜に対応するTAB譜を示している。こ
のような6線譜によれば押さえる弦や位置(フレット)
が視覚的に把握できるので、楽譜が読めなくても容易に
ギターを演奏することが可能となる。
【0005】しかしながら、従来の楽器は楽譜の演奏を
行うために鍵盤入力、又はステップ入力を行うのみであ
り、データ入力後の表示が行われなかったり、表示が行
われたとしても、通常の譜面の形式のものや英数字デー
タ列が表示されるものであり、TAB譜による表示を行
うものはなかった。
【0006】従って、譜面を読めない人は、鍵盤やマウ
ス等からデータ入力した後は、データの挿入や削除、あ
るいは自動演奏を行う程度であり、音高や音の長さ等の
入力データの修正は困難であった。
【0007】また、従来のシーケンサにおいては、楽譜
や演奏データを示す符号をTAB譜に変換するために
は、楽譜や符号を1音ずつ追いながらギターのポジショ
ンに当てはめてTAB譜に音を仕込む作業が必要であ
り、楽譜を読めない者にとっては不可能であった。
【0008】また、例え楽譜が読めたとしても、TAB
譜への変換には多大な時間と労力を要し、軽易に実施す
ることはできなかった。
【0009】このため、入力された演奏データをTAB
譜に変換して表示することのできる使いやすいシーケン
サが求められていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事情に鑑
みなされたものであり、入出力される演奏データをTA
B譜に変換して表示することのできるシーケンサを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシーケンサは、
演奏データをTAB譜情報に変換する変換手段21と、
前記変換手段21により変換されたTAB譜情報を表示
手段13にTAB譜表示するための表示処理を行う表示
処理手段22と、前記表示処理手段22により処理され
たTAB譜を表示する表示手段13とを有して構成され
る。
【0012】また、前記変換手段21は変換テーブル2
3を参照して演奏データをTAB譜情報に変換するよう
に構成される。
【0013】前記表示処理手段22は表示テーブル24
を参照して、TAB譜情報をTAB譜に変換して表示処
理するように構成される。
【0014】前記変換手段21は変換スイッチ2bを有
し、該変換スイッチ2bにより楽譜による表示とTAB
譜による表示を切り換え可能なように構成される。
【0015】本発明のシーケンサは切換スイッチ2aを
有し、入力情報と出力情報の表示を切り換え可能にし、
入力情報及び出力情報を楽譜またはTAB譜に変換して
表示可能なように構成される。
【0016】
【作用】本発明は、シーケンサに演奏データのTAB譜
変換機能、及び変換されたTAB譜情報をTAB譜で表
示する機能を付加することにより、楽譜や符号を読めな
い演奏者でも容易、かつ短時間にシーケンサのデータの
作成や編集を行うことが可能なシーケンサを提供するの
である。
【0017】このため、本発明のシーケンサは演奏デー
タをTAB譜情報に変換する変換手段21と、変換され
たTAB譜情報をTAB譜として表示部に表示可能な文
字や図形等の情報に変換処理する表示処理手段22で構
成される。
【0018】また、前記変換手段21はROM11に変
換テーブル23を有し、入出力される演奏データは該変
換テーブル23を参照しながらTAB譜情報に変換され
る。これにより演奏データはテーブルを参照する簡単な
動作でTAB譜情報に変換可能となる。
【0019】さらに、変換されたTAB譜情報は、表示
処理手段22が表示テーブル24を参照することにより
TAB譜の表示情報に変換されて表示手段(ディスプレ
イ)13に表示され、初心者でも理解しやすいシーケン
サが提供される。
【0020】また、上記変換手段21が変換スイッチ2
bを有することにより、通常は演奏データの楽譜による
表示を行い、該変換スイッチ2bが操作されるとTAB
譜による表示が行われる。
【0021】これにより、演奏者は、通常の楽譜による
表示とTAB譜による表示を任意に選択可能となり、初
心者から上級者まで幅広いユーザの利用が可能となる。
【0022】さらに、本発明のシーケンサにINPUT/OUTP
UTの切換スイッチ2aを備えることにより、演奏入力装
置1から入力された演奏データ、発音される演奏データ
のいずれもが、通常の楽譜やTAB譜による表示が可能
となり、さらに使いやすいシーケンサが提供できる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明に係るシーケンサを採用した
電子楽器の全体的な構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説
明する。
【0024】図において、10はCPUであり、11は
ROM,12はRAM、13は表示部である。また、1
は演奏入力装置、2は操作パネル、3はパネルスキャン
回路、4は外部出力ポート、5は楽音信号発生部、6は
波形メモリ、7はD/A変換器、8は増幅器、9はスピ
ーカである。
【0025】CPU10は、ROM11のプログラムメ
モリ部に記憶された制御プログラムに従って当該シーケ
ンサの各部を制御するものであり、本発明のTAB譜変
換処理は該CPU10がROM11上のテーブルを参照
しながら行う。
【0026】このため、該CPU10には、変換部21
及び表示処理部22が設けらており、入出力されたデー
タの変換及び表示のための処理を行う。
【0027】変換部21は、鍵盤、マウス、光学入力装
置等により入出力されるデータをTAB譜情報に変換す
るための処理を行うものである。表示処理部22はTA
B譜情報に変換されたデータを表示部13の、例えばL
CDディスプレイに表示可能な文字或いは図形等のデー
タに変換するための処理をするものである。
【0028】なお、上記の変換部21、表示処理部22
の機能は、各制御プログラムにより実現されるものであ
る。
【0029】ROM11は、上述したCPU10を動作
させる制御プログラムの他、音色データ、その他、種々
の固定データを記憶している。この音色データメモリ部
には、楽音信号を生成するためのデータである周波数ナ
ンバ、波形ナンバ、エンベロープ波形ナンバ、モードデ
ータ等が記憶されている。
【0030】なお、本発明のシーケンサのROM11に
は、演奏データをTAB譜に変換する際に参照される変
換テーブル23、及び変換されたTAB譜をディスプレ
イに表示する際に参照される表示テーブル24が設けら
れている。
【0031】RAM12は、CPU10の作業用領域、
当該シーケンサを制御するための各種レジスタ、カウン
タ、フラグ、バッファ等が定義されている他、ROM1
1に記憶されているデータのうち必要なデータが転送さ
れて一時的に格納されるデータエリアを有している。
【0032】また、操作パネル2の各キーやスイッチの
設定状態に対応して放音に必要なデータがセットされた
複数のレジスタ、楽音信号発生部5の各楽音発生回路を
未使用チャンネルに割り付けるためのデータを記憶する
アサイナメモリ、楽音情報を記憶する記憶領域等も該R
AM12に設けられている。
【0033】なお、本実施例のTAB譜変換処理の際に
絞り込まれた候補データを一時的に記憶するために使用
される弦バッファ25や選択されたTAB譜情報を記憶
する次音バッファ26は、該RAM12上に設けられて
いる。
【0034】演奏入力装置1は、シーケンサに演奏デー
タを入力するものであり、例えば鍵盤、マウス、光学読
み取り装置等がある。また、当該演奏入力装置1により
入力された演奏データは内蔵されているスキャン回路に
より検出される。
【0035】検出された信号は一時RAM12の所定の
エリアに記憶され、所要に応じてCPU10により読み
出され、CPU10の制御のもとに楽音信号発生部5に
送られる。
【0036】操作パネル2には、電源スイッチの他、音
色選択スイッチ、モード指定スイッチ、メロディ選択ス
イッチ、リズム選択スイッチ等、各種のスイッチや表示
器が設けられている。
【0037】操作パネル2の各スイッチのセット/リセ
ット状態は内部に含まれるパネルスキャン回路3によっ
て検出されるようになっており、このパネルスキャン回
路3で検出したスイッチのセット状態に関するデータは
CPU10の制御の下にRAM12上の所定の領域に記
憶される。
【0038】なお、本操作パネル2には演奏データの入
力と出力を切り換える切換スイッチ2aと、TAB譜変
換・編集を指示する変換スイッチ2bが設けられてい
る。
【0039】楽音信号発生部5は、CPU10から出力
される信号に対応する楽音波形データ及びエンベロープ
データを波形メモリ6から読み出し、読み出した楽音波
形データにエンベロープを付加して楽音信号として出力
するものである。
【0040】この楽音信号発生部5から出力された楽音
信号はD/A変換器7でアナログ変換されたのち増幅器
8に供給される。このため、楽音信号発生部5には波形
データやエンベロープデータを記憶する波形メモリ6が
接続されている。
【0041】増幅器8は、D/A変換器7から供給され
るアナログ楽音信号を所定の利得で増幅するものであ
る。この増幅器8の出力はスピーカ9に供給されるよう
になっている。
【0042】スピーカ9は、増幅器8より送られた電気
信号としてのアナログ楽音信号を音響信号に変換するも
のである。つまり、発生された楽音信号に応じて楽音を
放音するものである。
【0043】係る構成において、切換スイッチン2aが
オン(INPUT 側)されると演奏入力装置1からの演奏デ
ータの入力が可能になり、変換スイッチ2b(EDIT) が
オンされるとTAB譜変換及び編集が可能になり、変換
・編集された情報は表示処理されて表示部13のディス
プレイに表示される。
【0044】図2は操作パネル2の関連する部位の配置
と機能を説明するための外観図である。
【0045】図において、切換スイッチ2aは入力/出
力モードの切り換えをするスイッチであり、該スイッチ
2aが押下されるとランプが点灯し、演奏入力装置1か
らの演奏データの入力が可能となる。
【0046】変換スイッチ2bは、演奏データのTAB
譜変換を指示するスイッチであり、該スイッチ2bが押
下されると全ての演奏データはTAB譜変換されて表示
部13に表示される。
【0047】従って、切換スイッチ2aがオンの状態で
変換スイッチ2bがオンされると、演奏入力装置1より
入力された演奏データがTAB譜に変換されて表示さ
れ、切換スイッチ2aがオフの状態で該変換スイッチ2
bがオンされると、楽音信号発生部5より発音される音
がTAB譜に変換されて表示される。
【0048】また、変換スイッチ2bがオンされると編
集可能モードになり、TAB譜によるデータの挿入や削
除が可能となる。なお、編集モードを指定する編集スイ
ッチを該変換スイッチ2bとは独立させ、別個に設けて
もよい。
【0049】図2の下段に示される上下左右向きに設け
られたカーソルは、編集モード時に編集する位置を指定
するものであり、楽譜の修正や挿入、削除等を行う際の
位置指定に使用される。
【0050】図3は本発明に係る実施例のメインルーチ
ンの動作を説明する図である。以下図面を参照しながら
メインルーチンの動作について説明する。
【0051】電源スイッチのオン、またはリセットスイ
ッチがオンされると先ず初期化処理が行われる(ステッ
プS11)。この初期化処理では、CPU10内部のレ
ジスタやRAM12のデータのクリアや初期値のセット
が行われる。
【0052】また、ROM11に記憶されている所定デ
ータやプログラムをRAM12に移動したり、音色ポイ
ンタを初期化し、初期音色を決定したり、楽音信号発生
部5のLSI、各種I/Oポートの初期化が行なわれ
る。
【0053】次いで、パネルスキャン処理が行なわれる
(ステップS12)。このパネルスキャン処理では、操
作パネル2のパネルスキャン回路3で検出されたデータ
に基づいてパネルイベントの有無を判定し、この判定結
果に基づいて各スイッチのオン/オフ情報を作成しRA
M12に記憶する処理である。
【0054】そして、前回操作パネル2から取り込んだ
各スイッチのオン/オフ状態(RAM12の他の領域に
既に記憶されている)と、今回操作パネル2から取り込
んだ各スイッチのオン/オフ状態とを比較し、新たにオ
ンになったスイッチに対応するビットのみがセットされ
たイベントマップが作成される。
【0055】次いで、切換スイッチ2aがオン、即ち演
奏データの入力にセットされているか否かが調べられる
(ステップS13)。ここで、切換スイッチ2aがオフ
の場合には演奏データの入力処理は必要ないのでステッ
プS15にスキップする。
【0056】一方、切換スイッチ2aがオンの場合に
は、続いて演奏データの入力処理が行なわれる(ステッ
プS14)。この入力処理は鍵盤やマウス、あるいは光
学読取装置等の演奏入力装置1で演奏データを入力する
処理であり、入力されたデータは一時RAM12の所定
の領域に記憶される。
【0057】次いで、変換スイッチ2bがオンか否かが
調べられる(ステップS15)。これは、TAB譜変換
モードに設定されているかを調べるものであり、TAB
譜変換モードではない場合にはTAB譜変換の必要はな
いのでステップS16をスキップしてステップS17に
進む。
【0058】一方、ステップS15でTAB譜変換モー
ドに設定されている場合は、次いで、TAB譜変換処理
を行う(ステップS16)。このTAB譜変換処理につ
いては図4で詳述する。
【0059】なお、上記ステップS13で切換スイッチ
2aがオンの場合には、演奏入力装置1から入力されR
AM12の所定の領域に記憶されている演奏データのT
AB譜変換処理を行うが、切換スイッチ2aがオフの場
合には、次に発音される演奏データのTAB譜変換処理
が行なわれる。
【0060】なお、演奏データの修正や挿入、削除等の
編集処理は、エディタにより該ステップS16の変換編
集処理で行われる。
【0061】次いでパネル表示処理を行う(ステップS
17)。パネル表示処理は、CPU10がシステムバス
を介して送出する各種データを表示部13に表示するた
めの処理を行うものである。
【0062】この処理された結果は、表示部13に当該
シーケンサの各種状態を示すLEDの点灯、あるいはL
CDディスプレイによる各種メッセージの表示として表
示される。
【0063】本発明の演奏データのTAB譜による表示
は、ステップS17のパネル表示処理で行われる。な
お、ステップS15で変換スイッチ2bがオフの場合に
は、該パネル表示処理では通常の楽譜、あるいは演奏デ
ータを示す符号による表示が行われる。
【0064】続いて、切換スイッチ2aがオフになって
いるか否かが調べられる(ステップS18)。切換スイ
ッチ2aがオンになっている場合には発音処理は必要な
いのでステップS19及びステップS20をスキップす
る。
【0065】一方、ステップS18で切換スイッチ2a
がオフの場合には、続いて発音処理を行う(ステップS
19)。この発音処理においては、楽音信号発生部5
が、CPU10から供給される制御情報に応じて、波形
メモリ6から、指定された音色に対応する楽音波形デー
タを読み出し、エンベロープを付加してデジタル楽音信
号として出力する。
【0066】次いでMIDI出力処理を行う(ステップ
S20)。このMIDI出力処理は演奏情報をMIDI
情報として、MIDIインタフェース回路を介して外部
装置に送出する処理であり、これにより、外部装置によ
る発音が行われることになる。
【0067】以上の一連の動作が終わるとステップS1
2に戻り、次の音の変換処理のための動作が繰り返され
る。
【0068】次に図4を参照しながら、図3のステップ
S16の変換編集処理の動作について説明する。
【0069】変換編集処理においては、先ずポジション
検索処理が行われる(ステップS31)。ポジション検
索処理は、入力された、あるいは次に発音される演奏デ
ータの音がギターのどの弦に該当するかを調べる処理で
ある。
【0070】ギターは、音によっては発音可能な弦が複
数ある場合がある。従って、入力された、あるいは次に
発音される演奏データを発音可能な弦がどの弦とどの弦
なのかを特定する処理が必要であり、変換部21が変換
テーブル23を調べることにより対象となる弦が特定さ
れ、該弦の弦番号が弦バッファ25に記憶される。
【0071】次いで、データの選択処理が行われる(ス
テップS32)。データの選択処理は、上記ステップS
31のポジション検索処理で選択された発音可能な弦が
複数ある場合に、直前に発音された音との関連を考慮し
て、最適な弦と押さえるフレットを決定する処理であ
る。
【0072】例えば、前に押さえたフレットと次に押さ
えるフレットの位置が著しく離れている場合には非常に
弾きにくい。従って努めて近い位置のフレットを選択す
ることが望ましい。また、前に弾いた弦と次に弾く弦が
同一の場合には音が途切れて所望の音が得られないの
で、次に発音される音は別の弦を選択することが望まし
い。
【0073】データ選択処理(ステップS32)では、
このような発音条件を考慮して、変換テーブル23を参
照しながら最適な弦、及び押下位置(フレット)を決定
する必要がある。
【0074】このため、変換部21の制御するプログラ
ムは、上記発音条件を考慮して変換テーブル23を参照
しながら望ましい音の弦とフレットを決定する。決定さ
れたTAB譜情報は、例えばRAM12に次に発音され
るべき音を記憶する次音バッファ26を設け、該バッフ
ァに記憶させる。
【0075】次いで、上記ステップS32で選択処理さ
れたデータ音が1つに絞られているか否かが調べられる
(ステップS33)。その結果、1つに絞られている場
合は、次に発音されるべき音は確定しているので、ステ
ップS34をスキップしてステップS35に進む。
【0076】一方、上記ステップS32で選択処理され
た音が1つに絞られていないと判定された場合は、デー
タの絞り込み処理を行う(ステップS34)。これは演
奏者がマニュアルで、演奏者の判断に基づいて絞り込み
を行う処理である。
【0077】このため、ステップS34においては、上
記ステップS33で絞り込まれた複数の楽音の弦番号と
フレットが表示され、演奏者はエディタによる選択ある
いは修正を行い、次に発音する音を決定する。
【0078】このようにして決定された次に発音される
音は、一旦、RAM12上の次音バッファ26に記憶さ
れ(ステップS35)て本ルーチンを終了し、次いで図
3のステップS17のパネル表示処理が行われる。
【0079】パネル表示処理では表示処理部22が、R
AM12の次音バッファ26に記憶されている、次に発
音される音のデータを読み出し、このデータの弦番号と
フレットに基づき、表示テーブル24を参照して、LC
DディスプレイにTAB譜表示するための文字及び図形
情報を生成する。
【0080】これにより、演奏データのTAB譜表示が
可能となる。
【0081】なお、本実施例では所要のデータをそれぞ
れテーブルにしてROM11に組み込んだ場合を例に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば各制御プログラムに必要なデータを組み込んで変換
するように構成してもよい。
【0082】また、変換部21と表示処理部22の機能
や、変換テーブル23と表示テーブル24を一体にした
構成でもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
通常の楽譜表示される演奏データが、変換スイッチを操
作することにより、TAB譜表示されるので初心者にも
使いやすいシーケンサが提供できる。
【0084】さらに、切換スイッチを操作することによ
り、入力された演奏データ、あるいは出力される演奏デ
ータが楽譜またはTAB譜で表示可能であるので、初心
者から上級者まで幅広いユーザに適応したシーケンサが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を説明する概略ブロック図で
ある。
【図2】操作パネルの関連部位を説明する操作パネルの
外観図である。
【図3】本発明に係わるメインルーチンの動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】本発明に係わる変換編集処理の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】TAB譜を説明する図である。
【符号の説明】
1 演奏入力装置 2 操作パネル 2a 切換スイッチ 2b 変換スイッチ 3 パネルスキャン回路 4 外部出力ポート 5 楽音信号発生部 6 波形メモリ 7 D/A変換器 8 増幅器 9 スピーカ 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 表示部(表示手段) 21 変換部(変換手段) 22 表示処理部(表示処理手段) 23 変換テーブル 24 表示テーブル 25 弦バッファ 26 次音バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏データをTAB譜情報に変換する変
    換手段と、 前記変換手段により変換されたTAB譜情報を表示部に
    表示するための表示処理を行う表示処理手段と、 前記表示処理手段により処理されたTAB譜を表示する
    表示手段とを有することを特徴とするシーケンサ。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は変換テーブルを参照して
    演奏データをTAB譜情報に変換することを特徴とする
    請求項1記載のシーケンサ。
  3. 【請求項3】 前記表示処理手段は表示テーブルを参照
    してTAB譜情報をTAB譜に変換して表示処理するこ
    とを特徴とする請求項1記載のシーケンサ。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は変換スイッチを有し、該
    変換スイッチにより楽譜による表示とTAB譜による表
    示を切り換え可能であることを特徴とする請求項1乃至
    3記載のシーケンサ。
  5. 【請求項5】 前記シーケンサは切換スイッチを有し、
    入力情報と出力情報の表示を切り換え可能にし、該入力
    情報及び出力情報を楽譜またはTAB譜に変換して表示
    することを特徴とする請求項1乃至4記載のシーケン
    サ。
JP7068922A 1995-03-03 1995-03-03 シーケンサ Pending JPH08241080A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102667A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 楽譜認識装置、及びコンピュータプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102667A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 楽譜認識装置、及びコンピュータプログラム

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