JPH08240273A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH08240273A
JPH08240273A JP7043889A JP4388995A JPH08240273A JP H08240273 A JPH08240273 A JP H08240273A JP 7043889 A JP7043889 A JP 7043889A JP 4388995 A JP4388995 A JP 4388995A JP H08240273 A JPH08240273 A JP H08240273A
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JP
Japan
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valve
valve body
magnet
spring
gas
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JP7043889A
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Toshiharu Sato
利春 佐藤
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体のチャタリングを軽減して耐久性等を向
上する。 【構成】 上流側に弁座としてのOリング64を備え、
このOリング64の下流に弁体65が開閉するように設
けられ、弁体65の下流側にスプリング受け70を配置
して、このスプリング受け70から弁体65にスプリン
グ72が閉弁方向に付勢されるものであって、開弁時に
弁体65がスプリング72を圧縮して後退移動する位置
の近傍に磁石73を、その磁力により弁体65を吸着固
定するように配設し、この磁石73の吸着力をスプリン
グ72の圧縮反力より若干小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧縮天然ガスを
燃料とするCNG車において、容器ユニットに設けられ
る安全機構の逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ガスは、LPG(液化石油ガス)の
ように常温下で液体貯蔵することが困難である。このた
め燃料の貯蔵方式として、天然ガスを例えば200kg
/cm2 の高圧に圧縮してガス容器に充填し、圧縮天然
ガス(CNG)として高い容積効率で貯蔵して用いるの
が一般的であり、この点でCNG車と称されている。
【0003】従って、CNG車は、車体に容器ユニット
として複数個のガス容器が設置され、このガス容器の充
填配管を燃料補給所のガス充填装置に接続して、天然ガ
スが高圧に圧縮してガス容器に充填される。そして充填
配管には、安全機構の1としてガス容器からの高圧ガス
の放出を防止する逆止弁が設けらている。
【0004】従来、この逆止弁は、例えば図4のように
なっている。即ち、逆止弁38は、上流側筒体60にガ
ス通路61と大径孔62が連通して設けられ、大径孔6
2に筒状のガイド63が収容され、ガイド63に弁座と
してOリング64が取付けられ、ガイド63内の弁体6
5がOリング64に着座して閉弁し、離れて開弁するよ
うに設けられる。またガス通路67を備えた下流側筒体
66の大径孔68の側が、上流側筒体60の大径孔62
にOリング69を介しガイド63と当接するように螺着
して同軸上に連結され、ガイド63と大径孔68の内部
に弁体65と略同じ太さの筒状のスプリング受け70が
遊嵌される。
【0005】スプリング受け70は、弁体65の直後方
に同軸上に配置されて、十字形の通路71がガス通路6
7、弁体65の後ろやOリング64側に連通される。ま
た通路71には開弁時に弁体65の後部が嵌合して、そ
の弁体65を支持することが可能になっている。このス
プリング受け70に収容されるスプリング72が、弁体
65の閉弁方向に付勢されている。そして上流側筒体6
0のガス通路61がガス充填装置12に接続し、下流側
筒体66のガス通路67が車体のガス容器31に接続す
るように配管される。
【0006】上述の構成により、燃料補給時にガス充填
装置12により高圧の天然ガスGを、逆止弁38の上流
側筒体60のガス通路61に供給すると、弁体65がス
プリング72を圧縮しつつ後退移動してOリング64か
ら離れて開弁する。これにより天然ガスGが弁体65の
部分、通路71,67を経てガス容器31に流れ、多量
の天然ガスGが上述のような高圧に圧縮して充填され
る。そして上下流が均圧になると、スプリング72の圧
縮反力により弁体65がOリング64に着座する。また
燃料補給を停止すると、更に上下流の圧力差が弁体65
に加わって弁体65がOリング64に着座して閉弁し、
ガス容器31の高圧ガスの逆流が自動的に防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のものにあっては、逆止弁38が弁体65のOリング
64と反対側にスプリング72を付勢しただけの構成で
あるから、以下のような問題がある。即ち、迅速に燃料
補給するため、ガス充填装置12により一度に多量の天
然ガスを高圧で供給すると、逆止弁38の弁体65が開
弁する際に、多量のガスが通過するため、下流側の通路
71,67等の圧力が一時的に上流側に近付くように上
昇し、このためスプリング72の圧縮反力で弁体65が
閉弁する。またその直後には、弁体65の下流のガスが
ガス容器31の方に流れてその圧力が低下し、このため
弁体65が再び開弁することが繰返して行われる。
【0008】そこで逆止弁38は、弁体65が激しく振
動してOリング64に繰返して衝突するようなチャタリ
ング現象を生じる。このためOリング64は弁体65の
衝突による衝撃を繰返して受け、これにより早期に破損
して最終的には破断に至ることがある。
【0009】本発明は、このような点に鑑み、弁体のチ
ャタリングを軽減して耐久性等を向上することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る逆止弁は、上流側に弁座と
してのOリングを備え、このOリングの下流に弁体が開
閉するように設けられ、弁体の下流側にスプリング受け
を配置して、このスプリング受けから弁体にスプリング
が閉弁方向に付勢されるものであって、開弁時に弁体が
スプリングを圧縮して後退移動する位置の近傍に磁石
を、その磁力により弁体を吸着固定するように配設し、
この磁石の吸着力をスプリングの圧縮反力より若干小さ
く設定することを特徴とする。
【0011】請求項2に係る逆止弁は、スプリング受け
が、弁体と略同じ太さの筒状で弁体の直後方に同軸上に
配置され、このスプリング受けの先端で開弁時に弁体が
接触する部分に磁石が固着され、弁体の後部に磁石と対
向して吸着面が形成されることを特徴とする。
【0012】
【作用】従って、本発明の請求項1にあっては、上流側
から例えば高圧の天然ガスを供給する際に弁体が開弁す
ると、このとき弁体が磁石に近付いてその磁力により直
ちに吸着固定して、安定した開弁状態に保持される。そ
こで一度に多量の天然ガスが高圧で供給され、このため
弁体の下流側で圧力が一時的に上昇しても、弁体は磁石
に固定してスプリングの圧縮反力が大幅に制限されるた
め、開弁状態に保持される。そこで弁体が開弁と閉弁を
繰返すように振動することが抑えられて、Oリングの弁
体による衝突が少なくなり、流路抵抗も低減する。そし
て下流側の例えばガス容器に天然ガスが高圧に圧縮して
充填されて、上下流が均圧すると、弁体がスプリングの
圧縮反力と磁石の吸着力の差により磁石から離脱し、O
リングに着座して閉弁する。このとき弁体が磁石から離
れて磁力が働きにくくなり、これにより確実に閉弁状態
に保持される。
【0013】請求項2にあっては、弁体と略同じ太さで
その直後方に同軸上に配置されるスプリング受けを利用
して、その先端に磁石が容易に固着され、弁体にも吸着
面が容易に形成される。そして開弁時に弁体が後退する
際に磁石によりその弁体が適確に吸着して固着され、こ
のとき弁体は全開状態に安定して位置決めされる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3において、本発明の適応例として、CNG車
のガス燃料エンジンについて説明すると、ガソリンエン
ジンと同様の点火式エンジン本体1を有し、このエンジ
ン本体1に吸気装置20、容器ユニット30を備えた燃
料供給装置40、空燃比制御装置50が設けられてい
る。
【0015】エンジン本体1は、シリンダ2にピストン
3が往復運動するように挿入され、ピストン3の頂部側
の燃焼室4に吸気弁5を備えた吸気ポート6、排気弁7
を備えた排気ポート8、点火プラグ9が設けられる。排
気ポート8からの排気管10には、排気中の有害成分を
除去する三元触媒11が設けられる。
【0016】吸気装置20は、ベンチュリー21を備え
たミキサ22を有し、このミキサ22の上流が大気に開
口するエアクリーナ23に連通する。またミキサ22の
下流がスロットル弁24、吸気管25を介し吸気ポート
6に連通して、エンジン負荷に応じ空気と天然ガスの燃
料を混合してエンジン本体1に供給するように構成され
る。
【0017】容器ユニット30は、車体後部の荷台等に
設置される容量の大きい複数個のガス容器31と集合配
管32を有する。また車体の外に開口する天然ガスの充
填口36が燃料充填弁35を備えた充填配管34により
集合配管32に連通し、この集合配管32から容器元弁
33により複数個のガス容器31にそれぞれ連通し、こ
の集合配管32に高圧ガスを取出すCNG配管37が連
通する。充填口36は、燃料補給時に燃料補給所でガス
充填装置12に接続され、このとき燃料充填弁35を開
弁することで、天然ガスを複数個のガス容器31に例え
ば200kgf/cm2 に圧縮した圧縮天然ガスとして
高い容積効率で充填して貯蔵し、その圧縮天然ガスをC
NG配管37で取出して使用するように構成される。
【0018】また安全機構として、容器元弁33に配管
破損等による大量のガス流出を防止する過流防止弁33
aが内蔵され、充填配管34にガス容器31からの高圧
ガスの放出を防止する逆止弁38が設けられ、CNG配
管37に緊急時に高圧ガスを遮断する緊急遮断弁39が
設けられている。
【0019】この容器ユニット30からのCNG配管3
7は、車体前方に延びて運転席の圧力計41、燃料供給
装置40に連通している。燃料供給装置40は、CNG
配管37に上流側から燃料遮断弁42、高圧減圧弁4
5、昇圧防止スイッチ46、低圧減圧弁47がこの順序
で連通している。燃料遮断弁42は、コイル42aがイ
グニッションスイッチと連動するスイッチ43を介して
バッテリ44に接続され、エンジン停止時にコイル42
aの非通電により閉弁して圧縮天然ガスを遮断し、エン
ジン運転時はコイル42aの通電により開弁して圧縮天
然ガスを供給する。高圧減圧弁45は、ガス容器21に
貯蔵される200kgf/cm2 の高圧ガスを例えば4
kgf/cm2 の低圧ガスに減圧する。低圧減圧弁47
は、4kgf/cm2 の低圧ガスを更に大気圧付近の天
然ガスに減圧するものであり、こうして圧縮貯蔵した圧
縮天然ガスが段階的に減圧されて使用可能になる。
【0020】またエンジン本体1の吸気装置20におい
てミキサ22のベンチュリー部21にガス流量制御弁4
8が設けられ、低圧減圧弁47の下流側がガス流量制御
弁48に連通する。そして天然ガスをガス流量制御弁4
8により流量制御してベンチュリー部21に供給してミ
キサ22により空気と混合し、この天然ガスと空気との
混合気をエンジン本体1の燃焼室4に吸入する構成であ
る。
【0021】空燃比制御装置50は、排気管10に設け
られて空燃比を検出するO2 センサ51、エンジン回転
数、スロットル開度等の信号が入力するコントローラ5
2を有する。コントローラ52は、これら信号によりエ
ンジン運転状態、空燃比のリッチまたはリーンを判断し
て電気信号をガス流量制御弁47に出力し、ガス流量を
適正に制御する。
【0022】図1において、逆止弁38について詳細に
説明する。逆止弁38は、充填口側の上流側筒体60に
ガス通路61と大径孔62が連通して設けられ、大径孔
62に筒状のガイド63が収容され、ガイド63に弁座
としてOリング64が取付けられ、ガイド63内の弁体
65がOリング64に着座して閉弁し、離れて開弁する
ように設けられる。またガス通路67を備えたガス容器
側の下流側筒体66において大径孔68の側が、上流側
筒体60の大径孔62にOリング69を介しガイド63
と当接するように螺着して同軸上に連結され、ガイド6
3と大径孔68の内部に弁体65と略同じ太さの筒状の
スプリング受け70が遊嵌される。
【0023】スプリング受け70は、弁体65の直後方
に同軸上に配置されて、十字形の通路71がガス通路6
7、弁体65の後ろやOリング64側に連通される。ま
た通路71には開弁時に弁体65の後部が嵌合して、そ
の弁体65を支持することが可能になっている。このス
プリング受け70に収容されるスプリング72が、弁体
65の閉弁方向に付勢されている。
【0024】次いで、弁体65のチャタリング軽減対策
について説明すると、弁体65と略同じ太さでその直後
方に同軸上に配置されるスプリング受け70を利用し、
このスプリング受け70の先端で開弁時に弁体65と接
触する部分に磁石73が固着される。また弁体65の後
部に磁石73と対向して吸着面65aが垂直に形成され
る。この場合に、弁体65自体を磁性材料で作ったり、
または吸着面65aに磁性材料を埋設して、開弁時に弁
体65が磁石73に近付く際に磁力で弁体65を吸着固
定し、スプリング72の圧縮反力に抗して弁体65を開
弁状態に保つようになっている。また磁石73の吸着力
はスプリング72の圧縮反力より若干小さく設定され
て、上下流が均圧すると弁体65を磁石73から離脱し
て閉弁することが可能になっている。
【0025】次に、この実施例の作用について説明す
る。車両の容器ユニット30においてガス容器31に高
圧の圧縮天然ガスが多く充填されている通常時は、その
高圧が逆止弁38の弁体65の下流側に作用し、弁体6
5の上流側は略大気圧になることで、弁体65はその圧
力差とスプリング72により、図2(a)のようにOリ
ング64に着座して閉弁する。このとき弁体65の吸着
面65aは磁石73から離れるため、その磁力が働きに
くくなり、これにより確実に閉弁状態に保持される。こ
のためガス容器31の高圧ガスの放出が逆止弁38によ
り確実に防止される。
【0026】そしてガス容器31の燃料が少なくなった
燃料補給時は、車両を燃料補給所に運んでその充填口3
6がガス充填装置12に接続され、このとき燃料充填弁
35を開弁すると、ガス充填装置12により高圧の天然
ガスGが充填配管34を通って逆止弁38の上流側筒体
60に流入する。そこで逆止弁38は、弁体65が上流
側の高圧によりスプリング72を圧縮しつつ後退移動し
てOリング64から離れて開弁する。このため高圧の天
然ガスGが弁体65、通路71,67等を経て下流側に
流れ、集合配管32によりガス容器31に充填し始め
る。
【0027】また弁体65の後退による開弁時には、弁
体65の吸着面65aがスプリング受け70の磁石73
に近付き、その磁力により弁体65が直ちに、図2
(b)のように磁石73に吸着固定される。こうして上
流側の圧力が高いとき、または上下流が均圧でもガスの
流れにより動圧が作用するときは、弁体65がスプリン
グ受け70の磁石73に固定して、安定した開弁状態に
保持される。
【0028】そこでガス充填装置12により一度に多量
の天然ガスGが高圧で供給され、このため弁体65の下
流側の通路71,67等で圧力が一時的に上昇しても、
弁体65は磁石73に固定してスプリング72の圧縮反
力が大幅に制限されるため、開弁状態に保持される。従
って、弁体65が開弁と閉弁を繰返すように振動するこ
とが抑えられ、Oリング64の弁体65による衝突が少
なくなる。また弁体65が開弁状態に保持されるため、
流路抵抗が低減し、天然ガスGが乱れることなく円滑に
流れて、ガス容器31に効率良く充填される。
【0029】そしてガス容器31に天然ガスGが例えば
200kgf/cm2 の高圧に圧縮して充填され、上下
流が均圧すると、スプリング72の圧縮反力と磁石73
の吸着力の差により弁体65が磁石73から離脱する。
そこでスプリング72の本来の圧縮反力により弁体65
が直ちにOリング64に着座して閉弁する。ガス充填装
置12を充填口36から切り離した以降は、ガス容器3
1の高圧も弁体65に作用して閉弁状態に保持される。
こうして燃料補給を終了すると、逆止弁38が閉弁し
て、自動的にガス容器31の高圧ガスの放出が防止され
る。
【0030】燃料補給後は、ガス容器31に充填して貯
蔵される高圧の圧縮天然ガスGが、集合配管32により
CNG配管37に取出される。そしてエンジン運転時に
燃料遮断弁42により圧縮天然ガスGを燃料供給装置4
0の高圧減圧弁45、低圧減圧弁47に送って略大気圧
に減圧され、この天然ガスGを空気と混合してエンジン
本体1に供給して燃焼される。そこで天然ガスGの燃料
によりエンジン運転して車両走行する。
【0031】またこの実施例では、弁体65と略同じ太
さでその直後方に同軸上に配置されるスプリング受け7
0を利用して、弁体65の直後方に磁石73が同軸上に
配置されるので、開弁時に弁体65が適確に吸着固着さ
れる。このとき弁体65は全開状態に安定して位置決め
されて、天然ガスの流れが良くなる。
【0032】以上、本発明の実施例として、CNG車の
容器ユニットの逆止弁について説明したが、これ以外の
用途の逆止弁にも同様に適応できる。磁石は、スプリン
グ受け以外の部材に取付けることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1に係る逆止弁では、開弁時に弁体がスプリングを圧縮
して後退移動する位置の近傍に磁石を、その磁力により
弁体を吸着固定するように配設し、この磁石の吸着力を
スプリングの圧縮反力より若干小さく設定する構成であ
るから、高圧の流体が弁体を開弁して流れる際に、弁体
が開弁と閉弁を繰返すように振動することが抑えられ
る。このためOリングの弁体による衝突が少なくなっ
て、Oリングの耐久性が向上し、寿命が延びる。また弁
体の振動の抑制により流路抵抗も低減して、流体が円滑
に流れ、異音の発生も少なくなる。開弁時に磁石により
強制的に開弁状態に保つので、スプリングの反力を強く
設定でき、このため上下流が均圧の場合に確実に閉弁で
きる。
【0034】請求項2に係る逆止弁では、スプリング受
けが、弁体と略同じ太さの筒状で弁体の直後方に同軸上
に配置され、このスプリング受けの先端で開弁時に弁体
が接触する部分に磁石が固着され、弁体の後部に磁石と
対向して吸着面が形成されるので、磁石が容易に取付け
られ、弁体の吸着面も容易に形成できる。また開弁時に
弁体を磁石で適確に吸着でき、弁体を全開状態に安定し
て位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る逆止弁の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】逆止弁の作動状態を示す要部の断面図である。
【図3】本発明の適応例としてCNG車のガス燃料エン
ジンの全体構成を示すシステム図である。
【図4】従来の逆止弁を示す断面図である。
【符号の説明】
64 Oリング 65 弁体 70 スプリング受け 72 スプリング 73 磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に弁座としてのOリングを備え、
    このOリングの下流に弁体が開閉するように設けられ、
    弁体の下流側にスプリング受けを配置して、このスプリ
    ング受けから弁体にスプリングが閉弁方向に付勢される
    逆止弁において、 開弁時に弁体がスプリングを圧縮して後退移動する位置
    の近傍に磁石を、その磁力により弁体を吸着固定するよ
    うに配設し、この磁石の吸着力をスプリングの圧縮反力
    より若干小さく設定することを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 スプリング受けは、弁体と略同じ太さの
    筒状で弁体の直後方に同軸上に配置され、このスプリン
    グ受けの先端で開弁時に弁体が接触する部分に磁石が固
    着され、弁体の後部に磁石と対向して吸着面が形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の逆止弁。
JP7043889A 1995-03-03 1995-03-03 逆止弁 Pending JPH08240273A (ja)

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