JP2002256980A - 燃料遮断弁制御装置 - Google Patents

燃料遮断弁制御装置

Info

Publication number
JP2002256980A
JP2002256980A JP2001060134A JP2001060134A JP2002256980A JP 2002256980 A JP2002256980 A JP 2002256980A JP 2001060134 A JP2001060134 A JP 2001060134A JP 2001060134 A JP2001060134 A JP 2001060134A JP 2002256980 A JP2002256980 A JP 2002256980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fuel
tank
regulator
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001060134A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoyuki Miyake
智行 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2001060134A priority Critical patent/JP2002256980A/ja
Publication of JP2002256980A publication Critical patent/JP2002256980A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の駆動用機関にガス燃料を適切なタイミ
ングで供給する。 【解決手段】 レギュレータ遮断弁13の前後の圧力差
を圧力センサ12,14で検出し、電流制御手段16
は、レギュレータ遮断弁13を開弁させる電流値を、圧
力差に対応させて制御する。適切な電流値でレギュレー
タ遮断弁13を開弁させるので、燃料カットなどの後で
も、迅速に燃料を供給することができる。タンク遮断弁
5,6をデューティ制御して、圧力差が大きくならない
ように制御することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガス(CN
G)などの高圧のガス燃料を用いる車両に搭載される燃
料遮断弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車には石油系の液体燃料
が用いられているけれども、近年、資源や環境に考慮し
て、液化ガス燃料や高圧ガス燃料も用いられるようにな
ってきている。液化ガス燃料としては、液化天然ガス
(LNG)や液化石油ガス(LPG)などが使用され
る。天然ガスを燃料として利用する場合、液化してLN
Gとして取扱うためには−160℃程度の極低温に冷却
しなければならないので、気体の状態で圧縮して高圧に
したCNGとして利用するようになってきている。LN
Gなどの低温液体を燃料として用いるときも、LPGか
ら発生するガスは、温度上昇によって比較的高くなる。
【0003】高圧のガス燃料を用いる車両では、ガスの
状態として供給される燃料の圧力が液体燃料に比べて高
くなる。このため、高圧のガス燃料の供給経路には、漏
れ防止用に、燃料遮断弁が設けられ、ガス燃料をエンジ
ンなどの機関に供給しないときには閉弁してガス漏れを
防ぐようにしている。したがって、燃料遮断弁は、車両
の停止時や駐車時などに閉弁して燃料供給経路を遮断し
ていることが多いので、必要時だけ開弁する燃料遮断弁
は、通電すると開弁し、通電を停止すると閉弁するよう
に使用されている。ただし、燃料遮断弁が閉じている状
態から開く際には、高圧のガス圧力に抗して開弁するよ
うに、充分な電流を流す必要がある。たとえば、エンジ
ンが高回転となって燃料カットが行われるときには、燃
料遮断弁が閉じられる。燃料カットから復帰するとき
は、充分な電流を流さないと燃料遮断弁が閉じた状態の
ままとなり、エンジンが停止するエンジンストップする
おそれが生じる。
【0004】特開昭62−267556号公報には、エ
ンジンの始動時に、燃料遮断弁に通電する起動電流を多
くして、ガスの状態の燃料の圧力差に抗して確実に開弁
可能にし、エンジンの始動後に燃料遮断弁に通電する保
持電流を起動電流よりも少なくして、電力を節約し、燃
料遮断弁での発熱を避ける先行技術が開示されている。
エンジン始動時の起動電流は、非通電時に閉弁状態に保
つためのばね付勢力と、圧力差に基づく摺動摩擦力とに
うち克つ電磁力を発生するために充分な強度とし、起動
電流を流す時間も、燃料遮断弁が充分に開弁する時間に
している。
【0005】特開平11−270412号公報には、エ
ンジン始動操作が行われると、燃料遮断弁の前後の圧力
差に基づき、圧力差が所定値より大きいか否かで、燃料
遮断弁に起動電流を流す時間を切換え、時間経過後に燃
料遮断弁に流す保持電流を、起動電流よりも小さくする
先行技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−2675
56号公報や特開平11−270412号公報に開示さ
れている先行技術では、エンジン始動時の燃料遮断弁の
開弁を確実に行って、しかも電力を削減することを目的
としているけれども、電流値は起動電流と保持電流との
2段階の切換えであり、必ずしも適切な制御を行うこと
はできない。たとえば、燃料カットで燃料遮断弁を閉じ
た後、エンジンストップを避けて燃料遮断弁を迅速に開
くには、エンジン始動時に燃料遮断弁を開くために通電
する起動電流よりも多く通電する必要がある。
【0007】本発明の目的は、車両の駆動用機関にガス
燃料を適切なタイミングで供給することができる燃料遮
断弁制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧のガス燃
料を車両の駆動用機関に供給する経路に設けられ、通電
によって開き、通電停止によって閉じる燃料遮断弁を制
御する装置であって、該経路に沿って、燃料遮断弁の前
後での圧力差を検出する圧力差検出手段と、圧力差検出
手段によって検出される圧力差が予め設定される基準値
以上あるとき、燃料遮断弁を閉じている状態から開くた
めに通電する電流値を、圧力差に応じて増大させるよう
に制御する電流制御手段とを含むことを特徴とする燃料
遮断弁制御装置である。
【0009】本発明に従えば、燃料遮断弁制御装置は、
高圧のガス燃料を車両の駆動用機関に供給する経路に設
けられ、通電によって開き、通電停止によって閉じる燃
料遮断弁を制御するために、圧力差検出手段と、電流制
御手段とを含む。電流制御手段は、圧力差検出手段によ
って検出される燃料遮断弁の前後での圧力差が、予め設
定される基準値以上あるとき、燃料遮断弁を閉じている
状態から開くために通電する電流値を、圧力差に応じて
増大させるように制御する。圧力差が基準値以上あると
きは、圧力差に応じて燃料遮断弁に通電する電流値を増
大させるので、通電時間を比較的短くしても、確実に燃
料遮断弁を開弁させることができ、燃料カット後の開弁
も確実に行い、車両の駆動用機関にガス燃料を適切なタ
イミングで供給することができる。
【0010】また本発明は、前記高圧のガス燃料を貯蔵
するタンクの温度を検出するタンク温度検出手段をさら
に含み、前記電流制御手段は、タンク温度検出手段によ
って検出されるタンク温度に基づいて、前記電流値を補
正することを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、燃料遮断弁に開弁のため
に通電する電流値を、高圧のガス燃料を貯蔵するタンク
の温度を検出して補正するので、ガス燃料の温度を考慮
して適切な電流値で燃料遮断弁を開弁させることができ
る。
【0012】また本発明は、前記駆動用機関に吸入され
る空気の吸入温度を検出する吸入温度検出手段をさらに
含み、前記電流制御手段は、吸入温度検出手段によって
検出される吸入温度に基づいて、前記電流値を補正する
ことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、燃料遮断弁に開弁のため
に通電する電流値を、駆動用機関の吸入空気の温度を検
出して補正するので、駆動用機関への空気吸入温度を考
慮して、適切な電流値で燃料制御弁を開弁させることが
できる。
【0014】また本発明で、前記燃料遮断弁は、ガス燃
料の圧力を調整するレギュレータとともに設けられるレ
ギュレータ遮断弁であり、前記高圧のガス燃料を貯蔵す
るタンクの出口には、タンク遮断弁が設けられ、前記圧
力差検出手段によって検出される圧力差が予め設定され
る範囲内となるように、タンク遮断弁の開閉をデューテ
ィ制御するタンク遮断弁制御手段を、さらに含むことを
特徴とする。
【0015】本発明に従えば、高圧のガス燃料を貯蔵す
るタンクのタンク遮断弁を、ガス燃料の圧力を調整する
レギュレータとともに設けられるレギュレータ遮断弁の
前後の圧力差が予め設定される範囲内となるようにデュ
ーティ制御する。レギュレータ遮断弁の前後に過大な圧
力がかからないようにして、迅速な開閉制御を行うこと
ができる。
【0016】また本発明で、前記燃料遮断弁は、ガス燃
料の圧力を調整するレギュレータとともに設けられるレ
ギュレータ遮断弁であり、前記高圧のガス燃料を貯蔵す
るタンクの出口には、タンク遮断弁が設けられ、レギュ
レータ遮断弁およびタンク遮断弁が開いている状態から
閉じるときに、タンク遮断弁への通電停止を、レギュレ
ータ遮断弁への通電を停止してから予め定める時間経過
後で、かつレギュレータ遮断弁を再度開くための通電が
開始されていない条件で行うタンク遮断弁制御手段を、
さらに含むことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、高圧のガス燃料を貯蔵す
るタンクのタンク遮断弁への通電停止を、ガス燃料の圧
力を調整するレギュレータとともに設けられるレギュレ
ータ遮断弁への通電停止後に予め定める時間が経過して
から行う。この間に、レギュレータ遮断弁への通電が再
開すれば、タンク遮断弁への通電停止は行わない。タン
ク遮断弁の動作がレギュレータ遮断弁に比較して遅くて
も、燃料カット時などの短時間のレギュレータ遮断弁の
遮断では、タンク遮断弁を遮断させないで、燃料カット
からの復帰時の遅れを避けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある燃料遮断弁制御装置の概略的な構成を示す。CNG
燃料タンク1,2には、たとえば20MPa程度の高圧
力で、ガス燃料である天然ガス(NG)が圧縮して貯蔵
されている。CNG燃料タンク1,2の開口部には、逆
止弁3,4およびタンク遮断弁5,6がそれぞれ設けら
れている。タンク遮断弁5,6からは、天然ガスが供給
管7,8にそれぞれ取出される。CNG燃料タンク1,
2へは、充填管9の先端の充填口10から天然ガスを補
充することもできる。タンク遮断弁5,6を閉じた状態
で、充填口10から内部よりも高圧の天然ガスを送込め
ば、逆止弁3,4を介して、CNG燃料タンク1,2内
に天然ガスを充填することができる。
【0019】供給管7,8は、入側供給管11に合流す
る。入側供給管11の圧力は、圧力センサ12によって
検出される。入側供給管11は、燃料遮断弁であるレギ
ュレータ遮断弁13に天然ガスを供給する。レギュレー
タ遮断弁13の出側の圧力は、圧力センサ14によって
検出される。燃料の天然ガスは、レギュレータ遮断弁1
3から連絡供給管15を介して、CNG燃料タンク1,
2の周囲から離れた場所まで供給される。
【0020】CNG燃料タンク1,2の周囲には、レギ
ュレータ遮断弁13およびタンク遮断弁5,6にそれぞ
れ通電して、開閉状態を制御する電流制御手段16とな
るECU(Electronic Control Unit)が配置される。
レギュレータ遮断弁13およびタンク遮断弁5,6は、
通電して開弁状態となり、通電を停止すると閉弁状態と
なる燃料遮断弁である。電流制御手段16は、CNG燃
料タンク1,2に関連する制御として、入側供給管11
の圧力を検出する圧力センサ12からの検出出力に基づ
き、燃料メータ17で燃料の貯蔵量の表示を行い、残量
が少なくなると残量警告灯を点灯させる。CNG燃料タ
ンク1,2は、一定の容積を有するので、天然ガスの圧
力が検出されれば、天然ガスの貯蔵量に変換することが
できる。電流制御手段16は、圧力を貯蔵量に変換し
て、燃料メータ17での表示を行う。
【0021】レギュレータ遮断弁13は、連絡供給管1
5を介して、レギュレータ19に燃料の天然ガスを供給
する。レギュレータ19では、天然ガスの圧力が調整さ
れ、斜線を施して示す経路で、エンジン20に燃料とし
て供給される。エンジン20の吸入管21には、レギュ
レータ19からの天然ガスが空燃比制御弁22を介して
供給される。空燃比制御弁22の開度は、モータ23で
調整される。燃料の天然ガスは、空燃比制御弁22から
吸入管21のキャブレタ24の部分に供給される。キャ
ブレタ24の部分には、エアクリーナ25を通って吸入
された空気も供給され、天然ガスと混合される。吸入管
21でキャブレタ24の下流側には、スロットル弁26
が設けられ、空気と燃料との混合気の流量を制御する。
スロットル弁26の開度は、スロットルポジショニング
センサ27によって検出される。スロットル弁26を閉
じたときのアイドル状態は、アイドルスピードコントロ
ールバルブ28の開度で調整可能である。インジェクタ
29は、燃料のみ吸入管21に注入することができる。
【0022】吸入管21に関連して、バキュームセンサ
30および吸気温度センサ31が設けられる。バキュー
ムセンサ30は、吸入管31の終点であるエンジン20
の吸入弁周辺で吸気圧力を検出する。吸気温度センサ3
1は、吸入管21の入口付近で、吸入する空気の温度を
検出する。レギュレータ19、モータ23、アイドルス
ピードコントロールバルブ28、およびインジェクタ2
9などは、エンジンコントロールコンピュータ40によ
って制御される。エンジンコントロールコンピュータ4
0は、吸気温センサ31、スロットルポジショニングセ
ンサ27、バキュームセンサ30などからの検出出力に
基づいて、各部を制御する。
【0023】本実施形態では、高圧のガス燃料であるC
NG燃料タンク1,2からの天然ガスを車両の駆動用機
関であるエンジン20に供給する経路に、通電によって
開き、通電停止によって閉じる燃料遮断弁であるレギュ
レータ遮断弁13が設けられる。レギュレータ遮断弁1
3の前後での圧力差は、圧力センサ12,14が圧力差
検出手段として検出する。電流制御手段16は、検出さ
れる圧力差が予め設定される基準値以上あるとき、レギ
ュレータ遮断弁13を閉じている状態から開くために通
電する電流値を、圧力差に応じて増大させるように制御
する。圧力差が基準値以上あるときは、圧力差に応じて
レギュレータ遮断弁13に通電する電流値を増大させる
ので、通電時間を比較的短くしても、確実にレギュレー
タ遮断弁13を開弁させることができる。したがって、
エンジン20の回転が上がりすぎて燃料カットを行って
も、燃料カット後の開弁を確実に行い、車両の駆動用機
関であるエンジン20にガス燃料を適切なタイミングで
供給することができる。
【0024】また本実施形態では、制御対象となる燃料
遮断弁として、ガス燃料の圧力を調整するレギュレータ
19とともに設けられるレギュレータ遮断弁13ばかり
ではなく、高圧のガス燃料を貯蔵するタンクであるCN
G燃料タンク1,2の出口に設けられるタンク遮断弁
5,6を制御することもできる。タンク遮断弁5,6
は、レギュレータ遮断弁13と同時に制御することがで
きる。
【0025】本発明の実施の他の形態としては、温度セ
ンサ12,14によって検出される圧力差が予め設定さ
れる範囲内となるように、タンク遮断弁5,6の開閉を
断続的に行って、デューティ制御する。タンク遮断弁
5,6を開弁するとき、全開状態にしてしまうと、高い
圧力が入側供給管11にかかってしまい、レギュレータ
遮断弁13の前後の圧力差が大きくなってしまう。高圧
のガス燃料を貯蔵するCNG燃料タンク1,2の出口に
設けられるタンク遮断弁5,6を、ガス燃料の圧力を調
整するレギュレータ19とともに設けられるレギュレー
タ遮断弁13の前後の圧力差が予め設定される範囲内と
なるようにデューティ制御するので、レギュレータ遮断
弁13の前後に過大な圧力がかからないようにして、迅
速な開閉制御を行うことができる。
【0026】また本実施形態で、デューティ制御に代え
て、タンク遮断弁5,6を、ディレイ制御することもで
きる。すなわち、レギュレータ遮断弁13およびタンク
遮断弁5,6が開いている状態から閉じるときに、タン
ク遮断弁5,6への通電停止を、レギュレータ遮断弁1
3への通電を停止してから予め定める時間経過後で、か
つレギュレータ遮断弁13を再度開くための通電が開始
されていない条件で行う。この間に、レギュレータ遮断
弁13への通電が再開すれば、タンク遮断弁5,6への
通電停止は行わない。タンク遮断弁5,6の動作がレギ
ュレータ遮断弁13に比較して遅くても、燃料カット時
などの短時間のレギュレータ遮断弁13の遮断では、タ
ンク遮断弁5,6を遮断させなくなるので、燃料カット
からの復帰時の遅れを避けることができる。
【0027】図2は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある燃料遮断弁制御装置の概略的な構成を示す。図1の
実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、重複
する説明を省略する。本実施形態では、高圧のガス燃料
を貯蔵するCNG燃料タンク1,2の温度を検出するタ
ンク温度検出手段である温度センサ41,42をさらに
含む。また通信ケーブル43を介して、電流制御手段4
6はエンジンコントロールコンピュータ50と通信可能
に接続されている。本実施形態の電流制御手段46は、
温度センサ41,42によって検出されるCNG燃料タ
ンク1,2の温度に基づいて、レギュレータ遮断弁13
を開弁させる電流値を補正する。
【0028】図3は、CNGタンク1,2の温度の平均
値T1に対し、電流値Iを変化させる例を示す。電流値
Iと温度の平均値T1との関係は、圧力差Δp1,Δp
2,Δp3に応じて、複数段階に分けられ、さらに温度
の平均値Tに応じて補正される。レギュレータ遮断弁1
3に開弁のために通電する電流値を、CNG燃料タンク
1,2の温度を検出して補正するので、ガス燃料の温度
を考慮して適切な電流値でレギュレータ遮断弁13を開
弁させることができる。
【0029】また本実施形態では、エンジン20に吸入
される空気の吸入温度を検出する吸気温センサ31の検
出温度を、エンジンコントロールコンピュータ50から
通信ケーブル43を介して電流制御手段46に入力し、
レギュレータ遮断弁13を開弁させる電流値を補正する
こともできる。
【0030】図4は、吸気温度T2に応じて電流値Iを
補正する例を示す。図3と同様に、圧力差と電流値Iと
の関係は、他段階に設定されるけれども、説明の便宜
上、一例だけ示す。レギュレータ遮断弁13に開弁のた
めに通電する電流値Iを、エンジン20の吸入空気の温
度を検出して補正するので、エンジン20への空気吸入
温度を考慮して、適切な電流値Iでレギュレータ制御弁
13を開弁させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、燃料遮断
弁の前後での圧力差が、予め設定される基準値以上ある
とき、燃料遮断弁を閉じている状態から開くために通電
する電流値を、圧力差に応じて増大させるように制御す
るので、通電時間を比較的短くしても、確実に燃料遮断
弁を開弁させることができ、燃料カット後の開弁も迅速
かつ確実に行い、車両の駆動用機関にガス燃料を適切な
タイミングで供給することができる。
【0032】また本発明によれば、高圧のガス燃料を貯
蔵するタンクの温度を検出して、燃料遮断弁に開弁のた
めに通電する電流値を補正し、適切な電流値で燃料遮断
弁を開弁させることができる。
【0033】また本発明によれば、駆動用機関の吸入空
気の温度を検出して、燃料遮断弁に開弁のために通電す
る電流値を補正し、適切な電流値で燃料制御弁を開弁さ
せることができる。
【0034】また本発明によれば、高圧のガス燃料を貯
蔵するタンクのタンク遮断弁を、ガス燃料の圧力を調整
するレギュレータとともに設けられるレギュレータ遮断
弁の前後の圧力差が予め設定される範囲内となるように
デューティ制御し、レギュレータ遮断弁の前後に過大な
圧力がかからないようにして、迅速な開閉制御を行うこ
とができる。
【0035】また本発明によれば、高圧のガス燃料を貯
蔵するタンクのタンク遮断弁への通電停止を、ガス燃料
の圧力を調整するレギュレータとともに設けられるレギ
ュレータ遮断弁への通電停止後に予め定める時間が経過
してから行い、この間にレギュレータ遮断弁への通電が
再開すれば、タンク遮断弁への通電停止は行わない。燃
料カット時などの短時間のレギュレータ遮断弁の遮断に
対し、燃料カットからタンク遮断弁が復帰するときの遅
れを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である燃料遮断弁制御装
置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施のさらに他の形態である燃料遮断
弁制御装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2の実施形態で、電流値を補正する例を示す
グラフである。
【図4】図2の実施形態で、電流値を補正する他の例を
示すグラフである。
【符号の説明】
1,2 CNG燃料タンク 5,6 タンク遮断弁 12,14 圧力センサ 13 レギュレータ遮断弁 16,46 電流制御手段 19 レギュレータ 20 エンジン 22 空燃比制御弁 31 吸気温センサ 40,50 エンジンコントロールコンピュータ 41,42 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/02 325 F02D 41/02 325K 330 330K 45/00 364 45/00 364Z F02M 37/00 311 F02M 37/00 311A 341 341D Fターム(参考) 3G084 BA11 DA05 EB16 EC06 FA10 FA13 3G092 AB07 AB08 BB10 DE11S DF03 EA28 FA06 HA04Z HA06Z HB03Z 3G301 HA22 JA03 LB06 MA25 PA10Z PA11Z PB03A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧のガス燃料を車両の駆動用機関に供
    給する経路に設けられ、通電によって開き、通電停止に
    よって閉じる燃料遮断弁を制御する装置であって、 該経路に沿って、燃料遮断弁の前後での圧力差を検出す
    る圧力差検出手段と、 圧力差検出手段によって検出される圧力差が予め設定さ
    れる基準値以上あるとき、燃料遮断弁を閉じている状態
    から開くために通電する電流値を、圧力差に応じて増大
    させるように制御する電流制御手段とを含むことを特徴
    とする燃料遮断弁制御装置。
  2. 【請求項2】 前記高圧のガス燃料を貯蔵するタンクの
    温度を検出するタンク温度検出手段をさらに含み、 前記電流制御手段は、タンク温度検出手段によって検出
    されるタンク温度に基づいて、前記電流値を補正するこ
    とを特徴とする請求項1記載の燃料遮断弁制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動用機関に吸入される空気の吸入
    温度を検出する吸入温度検出手段をさらに含み、 前記電流制御手段は、吸入温度検出手段によって検出さ
    れる吸入温度に基づいて、前記電流値を補正することを
    特徴とする請求項1または2記載の燃料遮断弁制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記燃料遮断弁は、ガス燃料の圧力を調
    整するレギュレータとともに設けられるレギュレータ遮
    断弁であり、 前記高圧のガス燃料を貯蔵するタンクの出口には、タン
    ク遮断弁が設けられ、 前記圧力差検出手段によって検出される圧力差が予め設
    定される範囲内となるように、タンク遮断弁の開閉をデ
    ューティ制御するタンク遮断弁制御手段を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料
    遮断弁制御装置。
  5. 【請求項5】 前記燃料遮断弁は、ガス燃料の圧力を調
    整するレギュレータとともに設けられるレギュレータ遮
    断弁であり、 前記高圧のガス燃料を貯蔵するタンクの出口には、タン
    ク遮断弁が設けられ、 レギュレータ遮断弁およびタンク遮断弁が開いている状
    態から閉じるときに、タンク遮断弁への通電停止を、レ
    ギュレータ遮断弁への通電を停止してから予め定める時
    間経過後で、かつレギュレータ遮断弁を再度開くための
    通電が開始されていない条件で行うタンク遮断弁制御手
    段を、さらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の燃料遮断弁制御装置。
JP2001060134A 2001-03-05 2001-03-05 燃料遮断弁制御装置 Withdrawn JP2002256980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060134A JP2002256980A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 燃料遮断弁制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060134A JP2002256980A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 燃料遮断弁制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002256980A true JP2002256980A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18919598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001060134A Withdrawn JP2002256980A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 燃料遮断弁制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002256980A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007102297A1 (ja) * 2006-03-06 2007-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha バルブ、バルブ制御装置及び燃料電池システム
WO2011118240A1 (ja) 2010-03-26 2011-09-29 株式会社ケーヒン 燃料供給制御装置及び燃料供給システム
JP2012207629A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Keihin Corp 燃料供給システム及び燃料噴射制御装置
KR101423012B1 (ko) * 2010-10-19 2014-07-23 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 가스 엔진의 연료 가스 공급 시스템
KR102307365B1 (ko) * 2020-07-21 2021-10-01 (주)현대케피코 공기 차단 밸브 제어 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007102297A1 (ja) * 2006-03-06 2007-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha バルブ、バルブ制御装置及び燃料電池システム
WO2011118240A1 (ja) 2010-03-26 2011-09-29 株式会社ケーヒン 燃料供給制御装置及び燃料供給システム
JP2011202615A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Keihin Corp 燃料供給システム及び燃料供給制御装置
US9032933B2 (en) 2010-03-26 2015-05-19 Keihin Corporation Fuel supply control device and fuel supply system
EP2554824A4 (en) * 2010-03-26 2018-03-14 Keihin Corporation Fuel supply control device and fuel supply system
KR101423012B1 (ko) * 2010-10-19 2014-07-23 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 가스 엔진의 연료 가스 공급 시스템
JP2012207629A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Keihin Corp 燃料供給システム及び燃料噴射制御装置
KR102307365B1 (ko) * 2020-07-21 2021-10-01 (주)현대케피코 공기 차단 밸브 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2143916B1 (en) Dual fuel injection system and motor vehicle comprising such injection system
RU2638491C2 (ru) Топливная система для двигателя на газообразном топливе и способ регулировки давления газообразного топлива
KR101284804B1 (ko) 직접분사 엘피아이 시스템 및 그의 제어방법
JP4793162B2 (ja) 超臨界燃料用燃料噴射装置
US20120310509A1 (en) Dual fuel engine system
JP2014118844A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
CN100404840C (zh) 液化石油喷射车辆的燃料泵噪音抑制装置及其方法
JP5856384B2 (ja) 燃料供給システム及び燃料噴射制御装置
JP2002256980A (ja) 燃料遮断弁制御装置
JP2005351189A (ja) エンジンの気体lpg供給装置
JPH0718386B2 (ja) 液化ガス制御方法
JP2008115834A (ja) ガス燃料噴射装置
JP5874622B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2004150333A (ja) 液化ガス内燃機関の燃料供給装置
NL2001772C2 (en) Dual fuel injection system and motor vehicle including such injection system.
WO2014091680A1 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置及び車両の燃料噴射システム
JP3924987B2 (ja) 内燃機関制御装置
EP2508741B1 (en) Method and device for the diagnosis of gaseous fluid leakages in a fuel feed circuit of an engine driven vehicle
KR20070063139A (ko) 엘피아이 시스템용 연료 누설방지장치
JP2016056699A (ja) 内燃機関の燃料噴射システム
JP2003184591A (ja) 内燃機関の燃料供給方法とその装置
JPS6318172A (ja) 液化ガス噴射方法
US11459992B1 (en) Delay circuit for providing natural gas to an engine and systems, assemblies, and methods thereof
JP3894982B2 (ja) エンジンの液化ガス燃料供給方法および供給装置
KR20020063760A (ko) 컴프레서를 이용한 고압연료 분사 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513