JPH08239U - 車両のフロア冷却装置 - Google Patents

車両のフロア冷却装置

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JPH08239U
JPH08239U JP002928U JP292895U JPH08239U JP H08239 U JPH08239 U JP H08239U JP 002928 U JP002928 U JP 002928U JP 292895 U JP292895 U JP 292895U JP H08239 U JPH08239 U JP H08239U
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JP
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floor
cooling fan
engine
exhaust system
closest
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智 九嶋
雅弘 佐藤
恵次 田元
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体のフロア1の下面にエンジン2とエンジ
ン2の配置部の横方向一側部に後方にのびる排気系路4
とを設ける車両におけるフロア冷却装置であって、冷却
ファン10の無駄な作動を防止すると共に、冷却ファン
10のメンテナンス性を向上して、且つ、冷却効率も向
上し得るようにする。 【構成】 排気系路4のフロア1への最近接部分6とフ
ロア1との間に冷却ファン10の制御用の温度センサ9
を設ける。最近接部分6より前方で且つ車体の横方向一
側部寄りの位置に、最近接部分6とほぼ同じ高さで冷却
ファン10を設ける。冷却ファン10の向きを、その送
風流線中心Aが最近接部分6とエンジン2の排気ポート
に接続される排気系路4の上流端部分5との間を通るよ
うに設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体のフロア下面にエンジンと該エンジンの配置部の横方向一側に 後方にのびる排気系路とを設ける主としてトラックやワンボックス型車両のフロ ア冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭55−69718号公報により、車体の前部に搭載したエンジンの排気 系路を後方に導き、該排気系路の車体フロアへの熱影響の大きい部分の横方向一 側部と他側部とにコロナ放電用の1対の電極を配設すると共に、該排気通路の当 該部分に対応するフロア部分の上面に温度センサを設け、該フロア部分が所定温 度以上になったとき該両電極間にコロナ放電を生じさせ、このコロナ放電に伴う 静電気風による空気流で該フロア部分のみを局部的に冷却するようにしたものは 知られる。
【0003】 ところで、車体のフロア下面にエンジンを配設したトラックやワンボックス型 の車両では、フロアの高さを低くできるように、排気系路を該エンジンの下側部 を通さずにその横方向一側部を通して後方に導くようにしている。
【0004】 この場合、排気系路からの熱によりフロアが加熱されることから、車体のフロ アを冷却できるように、排気系路のフロアへの熱影響の大きい部分に対応するフ ロア部分の上面に温度センサを設け、該排気系路の当該部分の横側部に、該温度 センサからの検出信号により制御される冷却ファンを設けることが考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く温度センサを車体のフロア上面に設けるのでは、排気系路から温度 センサまでの距離が遠くなって温度センサの伝熱遅れが大きくなるため、冷却フ ァンが作動される設定温度を比較的低く設定せざるを得なくなり、このため空荷 で停車中太陽光がフロアに入射して該センサが作動し、冷却ファンが無駄に作動 されてしまい、さらにはバッテリー上りを生じる可能性がある。
【0006】 また、排気系路のフロアへの熱影響の大きい部分の横側部に冷却ファンを設け るのでは、走行中にファンが作動されたときには該ファンからの空気流が走行風 により乱され勝ちとなって冷却性が低下する。
【0007】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は冷却ファンの無駄な作動を阻止し且つ冷却効率を向上した装置を提供すること にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案では、車体のフロア下面にエンジンと該エンジン の配置部の横方向一側部に後方にのびる排気系路とを設けるものにおいて、該排 気系路の該フロアへ最も近接した最近接部分と該フロアとの間に温度センサを配 設すると共に、該フロア下面の当該最近接部分より前方で且つ車体の横方向一側 部寄りの位置に、前記最近接部分とほぼ同じ高さで、該温度センサからの検出信 号により制御される電動冷却ファンをその送風流線中心が前記最近接部分とエン ジンの排気ポートに接続される前記排気系路の上流端部分との間を向くように配 設した。
【0009】
【作用】
温度センサを排気系路のフロアへの最近接部分と該フロアとの間に配置するた め、排気系路から温度センサまでの距離が近くなり該センサの伝熱遅れが小さく なって冷却ファンが作動される設定温度を比較的高く設定でき、太陽光線のフロ アへの入射によりフロアが加熱されるときは温度センサが該フロアの下側位置に 存し伝熱遅れがあることと相俟って冷却ファンの無駄な作動を阻止できる。
【0010】 また、冷却ファンを排気系路のフロアへの最近接部分より前方位置に当該最近 接部分とほぼ同じ高さで配置するため、走行中にファンが作動されたときでも冷 却ファンの空気流が走行風により乱されることが無くなり、冷却効率が高まる。
【0011】 更に、冷却ファンを車体の横方向一側部寄りの位置に設けることで、車体の側 方から手が届き易くなり、冷却ファンのメンテナンス性が向上する。
【0012】 この場合、冷却ファンからの空気流はある程度広がるため、冷却ファンを排気 系路のフロアへの最近接部分に指向させて設けるのでは空気流の一部が車体の側 方に食み出てしまい無駄になるが、本考案では上記の如く冷却ファンをその送風 流線中心が前記最近接部分とエンジンの排気ポートに接続される排気系路の上流 端部分との間に向くように設けることで、空気流の車体側方への食み出しが無く なると共に、前記最近接部分だけでなくその上流の排気系路全体に空気流が当た るようになって、フロアを効果的に冷却できる。
【0013】
【実施例】
図面で1は車体のフロア、2は該フロア1の後部下面の後輪3の車軸より前側 に吊設したエンジン、4はその排気系路を示し、該排気系路4は該エンジン2の 排気ポートに接続される排気マニホルド5と、プリチャンバー6と、サイレンサ 7と、これらを接続する排気管8とで構成され、該マニホルド5に連なる排気管 8をエンジン2の前部からその右側部を通して後方に導いて該プリチャンバー6 に接続すると共に、該排気管8の該プリチャンバー6の下流側の部分を横方向に 曲げて最後部に横設した前記サイレンサ7の左側部に接続し、車体のフロアの高 さを低くおさえるようにした。
【0014】 そして、排気系路4のフロア1へ最も近接した部分、即ち、実施例のプリチャ ンバー6と該フロア1との間に温度センサ9を配設すると共に、フロア1の下面 の該プリチャンバー6より前方で且つ車体の右側部(図1で上側)寄りの位置に 、プリチャンバー6とほぼ同じ高さで、電動冷却ファン10をその送風流中心A がプリチャンバー6とエンジン2の排気ポートに接続される排気系路4の上流端 部分たる排気マニホルド5との間を向くように配設した。
【0015】 図示のものでは該ファン10を燃料タンク16の上方に配設し、泥跳等から該 ファン10を保護し得るようにした。ここで、燃料タンク16は、走行時に受け る熱影響が少なくなるように、エンジン2及び排気系路4より前方に配設されて いるが、本実施例のように燃料タンク16の上方に電動冷却ファン10を後向き に配設すれば、燃料タンク16への熱影響をより抑制でき、有利である。
【0016】 電動冷却ファン10は温度センサ9からの検出信号により制御されるもので、 イグニッションスイッチがオンの状態では60℃以上であれば冷却ファン10を作 動するようにし、50℃以下になったときその作動を停止する。また、イグニッシ ョンスイッチをオフしたときから所定時間例えば20分以内であれば上記の作動条 件を継続し、所定時間経過した後は冷却ファン10を作動しないようにしてバッ テリー上りを防止する。
【0017】 前記温度センサ9は図3に明示する如く、フロア1下面のフレーム1aに固設 したセンサブラケット11の下面にステー12を介して取付けられるものとし、 該センサブラケット11に着脱自在のセンサカバー13を取付けて、泥跳やほこ りから温度センサ9を保護すると共に、該カバー13の下側壁を遮熱部13aに 構成し、プリチャンバー6からの輻射熱が該センサ9に直接当たらないようにし て、プリチャンバー6とフロア1との間の雰囲気の温度を精確に検出できるよう にし、また、センサカバー13の前壁を遮蔽部13bに構成し、温度センサ9に 走行風や冷却ファン10の空気流が直かに当たらないようにして、フロア1の冷 却完了前に冷却ファン10が停止されるのを阻止し得るようにした。
【0018】 図面で14はサイレンサ7の左側部から後方にのびるテールパイプ、15はエ ンジン2の右側部に組付けたミッションケース、17はエンジン2のメンテナン ス用窓に施した蓋を示す。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、温度センサを排気系路のフ ロアへの最近接部分とフロアとの間に設けるため、冷却ファンの無駄な作動を阻 止してバッテリー上りを防止でき、更に、冷却ファンを車体の横方向一側部寄り に設けるため、冷却ファンのメンテナンス性も向上し、而も、冷却ファンを、前 記最近接部分の前方に該部分とほぼ同じ高さで、且つ、送風流線中心が該最近接 部分とエンジンの排気ポートに接続される排気系路の上流端部分との間を向くよ うに配設するため、最近接部分だけでなくその上流の排気系路全体に空気流が当 たるようになり、フロアを効果的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案装置を具備する車両の一例を示す要部の
平面図
【図2】 図1のII-II線で截断した断面図
【図3】 温度センサの取付部を示す拡大断面図
【符号の説明】
1 フロア、 2 エンジン 4 排気系路、 5 排気マニホ
ルド(上流端部分) 6 プリチャンバー(最近接部分)、 9 温度センサ 10 電動冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 弘道 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロア下面にエンジンと該エンジ
    ンの配置部の横方向一側部に後方にのびる排気系路とを
    設けるものにおいて、該排気系路の該フロアへ最も近接
    した最近接部分と該フロアとの間に温度センサを配設す
    ると共に、該フロア下面の当該最近接部分より前方で且
    つ車体の横方向一側部寄りの位置に、前記最近接部分と
    ほぼ同じ高さで、該温度センサからの検出信号により制
    御される電動冷却ファンをその送風流線中心が前記最近
    接部分とエンジンの排気ポートに接続される前記排気系
    路の上流端部分との間を向くように配設したことを特徴
    とする車両のフロア冷却装置。
JP1995002928U 1995-04-06 1995-04-06 車両のフロア冷却装置 Expired - Fee Related JP2544144Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088656A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 傾斜センサ付き車両
WO2017187846A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 川崎重工業株式会社 鉄道車両用台車の軸受温度検出装置

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US11402276B2 (en) 2016-04-27 2022-08-02 Kawasaki Railcar Manufacturing Co., Ltd. Bearing temperature detector of railcar bogie

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