JPH0823979B2 - テープガイド - Google Patents

テープガイド

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JPH0823979B2
JPH0823979B2 JP6160838A JP16083894A JPH0823979B2 JP H0823979 B2 JPH0823979 B2 JP H0823979B2 JP 6160838 A JP6160838 A JP 6160838A JP 16083894 A JP16083894 A JP 16083894A JP H0823979 B2 JPH0823979 B2 JP H0823979B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08757Guiding means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープカートリッジ
および、またはテープカートリッジ・ドライブ用のテー
プガイドに関し、特に、磁気テープの一側端を固定ガイ
ドし、他側端をバネによる付勢でガイドする構造のテー
プガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープカートリッジや磁気テープカ
ートリッジ・ドライブのような磁気テープ取り扱い装置
は、確実に磁気読み書きヘッドを通過できる信頼性のあ
るテープ走行を提供することが重要である。このことは
特に、多数の狭いトラックをテープに記録させる時にヘ
ッドを、記録の時と同一のテープ経路に再生の時も確実
に通過する事が求められるので、重要となる。再生経路
が記録経路と異なると、再生信号の顕著な歪や信号強度
の重大な損失が生じる可能性がある。信頼性のあるテー
プ経路を維持するうえでの難しさは、テープガイドの製
造誤差およびテープそのものの誤差にある。そうした誤
差は、各部品について1インチのプラス・マイナス20
00分の1あるいは3000分の1程度である。テープ
ガイドは通常、テープの長手方向の走行を案内する曲面
部材とテープの上側端と下側端を案内する間隔をとって
設けた一対の平坦面を有する。ガイドの両平坦面を名目
上のテープ幅に合うように互いに固定した場合、製造上
の誤差のためにガイドはその幅のテープに対して狭すぎ
るか、ゆるすぎることになる。ゆるすぎる場合では、テ
ープの幅方向の動きが発生してしまい、狭すぎる場合は
テープ側端の磨耗を早めることになり、どちらの場合も
信頼性のないテープ経路となる。
【0003】幅方向のテープの動きを防止するために、
従来技術はテープの一側端を固定ガイドで案内し、他側
端を弾性ガイドで案内する構造を教示している。この構
造では、弾性ガイドはその他側端部を付勢して、固定ガ
イド側テープ側端部が固定ガイドと一定の接触状態を維
持できるようにしている。従来技術の弾性テープガイド
構造は複数の長いバネを使用し、各バネの一端を固定し
動きが自由な他端をテープの一側端に直接接触させるも
のであった。また、その自由端にセラミック製のチップ
を設けて、テープやテープガイドの磨耗を減少させるよ
うにしたものもある。別の従来技術はリジッドなダイヤ
フラムを利用するように構成したものがあり、そのダイ
ヤフラムの一端は固定基部に軸支され、他端は圧縮バネ
によってテープ側端に向けて付勢されている。
【0004】他の従来技術と同様に、上記従来技術の構
造による問題は、弾性ガイドに接触するテープ側端で看
過できない磨耗が生じることである。上記従来技術の構
造では、弾性ガイドとテープ側端との接触面は比較的局
部的である。弾性端に設けたセラミックチップは複数の
局部的面でテープ側端と接触するが、リジッドなダイヤ
フラムは比較的広い範囲で単一かつ従順な面が少なくテ
ープ側端と接触する。この結果はテープの磨耗と、記録
プロセスに有害な屑の発生となる。また、従来技術の弾
性ガイド構造によるさらに深刻な問題がある。すなわ
ち、テープガイドの曲面に沿った長手方向にテープが走
行する際に弾性ガイド部材に振動が引き起こされる。こ
れは、バネに結合した部材が比較的多く、しかも減衰機
構の不在に原因する。走行中のテープが弾性テープガイ
ドに急激な横方向あるいは長手方向の力を加えると、テ
ープガイドは振動として応じる。そして、この弾性テー
プガイド部材の振動はテープに伝わり、通常のテープ経
路やテープ速度からの逸脱という結果が生じる。これは
記録機能や再生機能の低下の原因となる。したがって、
テープ速度に影響がなく、しかもテープ屑の発生もない
比較的偏向のないテープ経路を維持できるバネ付勢によ
るテープガイドの必要性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したように従来技術の弾性タイプのテープガイドによる
種々の問題を解決することである。また、本発明の別の
目的は、磁気テープに応じて記録あるいは再生処理を実
行するヘッドを通過する信頼性のある経路に沿って磁気
テープを案内する記録媒体テープ取り扱い装置を提供す
ることである。さらに、本発明の他の目的は、テープ屑
の発生がなく、テープに有害な振動を起こすことがない
磁気テープ用の信頼性のあるテープ経路を確立する1個
以上のテープガイドを有する記録媒体テープ取り扱い装
置を提供することである。また、さらに、本発明の他の
目的は、間隔をとって設けた一対のテープガイドに磁気
テープを移動させる一対のリールを有し、各テープガイ
ドは磁気テープの一側端にバネ付勢力を与え、それによ
って(1)磁気テープが確実な経路を巡り、また(2)
テープ屑の発生やガイド部品からの振動がテープに移る
ことが最小になるタイプの磁気テープカートリッジを提
供することである。さらに、本発明の他の目的は、製造
および組立が容易であり、磁気テープが記録・再生ヘッ
ドを通過するテープ経路上を移動する際に、テープやガ
イドの磨耗が最小の信頼性のあるテープ経路を提供する
記録媒体取り扱い装置用の1以上のガイドを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、読み・書きヘッドを通過する高い信頼性
のある経路で磁気テープを案内する新規なバネ付勢した
従順なテープガイドを提供する。さらに、この新規なテ
ープガイドは、テープ屑を作り出さず、しかもテープに
有害な振動を伝えない。このテープガイドは磁気テープ
カートリッジ内および、あるいはテープドライブ内に利
用することが可能である。このテープガイドはテープか
らバネアームを離すフレキシブルな金属薄板を介し、一
連の従順なバネアームによってテープ側端に案内力を施
す。この金属薄板はテープに対して、ある曲線長さにわ
たって連続的に接触し、この長さの範囲でテープは湾曲
ガイドベアリングによって支持される。金属薄板は、テ
ープに接する円滑面によってバネアームにより付与され
る案内荷重を与える。
【0007】各テープガイドは曲線部材を有しており、
その曲線部材は上面と下面の間に湾曲ガイドベアリング
を有したものである。このガイドベアリングはテープの
長手方向の走行を支持する。テープの一側端を固定案内
するため、その曲線部材に対して固定した別の部材を設
ける。曲線部材は、ガイドベアリングの一先端に曲線端
を有する。1枚のフレキシブルな薄板を曲線部材に対し
て固定し、その薄板は曲線部材の曲線端を越えて延伸し
て、テープの第2側端と係合可能な片持ちレバー構造と
なる。曲線部材に対してバネ装置を固定して設け、その
片持ちレバー構造の薄板をテープの上記第2側端に向け
て付勢する。望ましいバネ装置は複数の細長い片持ちレ
バータイプのバネを有し、そのバネの各々は指の形状を
している。これら指形のバネを以下「フィンガースプリ
ング」と称する。バネ装置の一端は曲線部材に対し固定
して設け、他端は片持ちレバー構造の薄板部に係合し、
それをテープの第2側端に付勢する。
【0008】
【作用】上記の新規な構造により、テープが湾曲ガイド
ベアリングの回りを走行する際にテープの第2側端の所
定長さにわたってフィンガースプリングのバネ力が分配
される。フィンガースプリングと片持ちレバーの薄板間
の接触は、その間の相対運動が存在する際に摩擦減衰を
生じさせることになる。この荷重分布は実際にテープ屑
の生成を解消し、摩擦減衰が実際にテープガイドのバネ
付勢部材の有害な振動を解消する。したがって、本発明
は磁気テープに応じて記録あるいは再生をおこなう磁気
ヘッドを通過し、磁気テープがその長手方向を走行する
極めて信頼性のあるテープ経路を提供する。
【0009】
【実施例】添付の図面を参照にして、本発明の実施例に
ついて以下詳細に説明する。図面中の同じ部材あるいは
該当する部材は同一記号、同一番号をつけ、説明は繰り
返さない。図1は磁気テープカートリッジ20のような
記録可能な媒体テープ取り扱い装置が記録・再生処理用
の磁気テープカートリッジ・ドライブ22内に収納され
た状態を示す。カートリッジ20は磁気テープ(図示せ
ず)を内包している。テープカートリッジ・ドライブ2
2は、カートリッジを係合し、その中のテープを移動さ
せる従来の駆動機構を有する。さらに、ドライブ22は
読み/書き(再生/記録)ヘッド24を有し、テープが
ヘッドを通過するとヘッドは記録、再生機能を果たすこ
とができる。テープは、ドライブ22内のパワードライ
ブ(図示せず)によって、後ほど詳細に説明するカート
リッジ20内の一対のリールの一方あるいは他方を選択
的に回転させることによりヘッドを通過させられる。記
録と再生の両目的のために、ヘッド24に対する極めて
信頼性のある経路をテープが移動することが必要であ
る。本発明はこのテープ経路を実現するため1以上のテ
ープガイドを提供する。実施例では、一対のテープガイ
ドをカートリッジ20内に採用するが、これらテープガ
イドをテープカートリッジ・ドライブ22に採用するこ
とも可能であり、あるいは信号を記憶(記録)したり抽
出(再生)したりするためテープを処理する他の記録可
能な媒体テープ取り扱い装置に採用することも可能であ
る。
【0010】図2に示すように、カートリッジ20は基
本的に細長い箱状の容器26からなり、上板26T、開
閉部26F、背板26R、一対の側板26S等で構成さ
れているカバー部材を有する。そのカバー部材は底板2
6Bに組み合わせられる。図3、図4には、このカバー
部材を取り除き、一対のテープガイド30、32を詳細
に示す。一対のリール36、38は、容器26内の長手
方向で磁気テープ40が収納できるように間隔をとって
回転する様に取り付けられる。カバー部材の上板26T
は一対の開口部(図2参照)を有し、この開口部により
カートリッジ・ドライブの駆動部材(図示せず)がリー
ルハブの一方を選択的に回転できるようにして磁気テー
プがヘッド24を一方向あるいは他方向に通過移動する
ようにする。
【0011】図3に示すようにテープガイド30、32
はカートリッジ容器26内で、長手方向とは直角の方向
に互いに間隔をとって設けられ、ガイド間のテープの制
御長さ41が読み書き操作の際にヘッド24を通過可能
となる。この制御長さ41は記録、再生作用を実際に行
うことができるように信頼性のある経路を追従すること
が重要である。テープは後方リール38から、前方リー
ル36を通過してテープガイド30に伸び、テープガイ
ド32から前方リール36へ到り、そのリールに巻き付
く。図3、図4に示すように、後方リール38が反時計
回りをする際にはテープは後方リール38に巻き付き、
前方リール36からは巻き戻され、テープがヘッド24
にたいして一方向に走行することが分かる。逆に、前方
リール36が反時計方向に回転させられると、テープは
前方リール36に巻き取られ、後方リール38から巻き
戻されてヘッド24に対して反対方向にテープが走行す
る。この構成は従来技術で公知であり、市販の磁気テー
プカートリッジに採用されている。
【0012】前述のように、本発明は読み書きヘッド2
4を通過する信頼性のある経路をテープが確実に追従す
るようにするテープガイド30、32を提供する。テー
プガイド30と32は実質的に同一であるので、以下の
説明は主として一方のテープガイド30についてのみお
こなう。図3、図4に示すように、ガイド板42は両方
のテープガイド30、32用の固定ガイドとして設け
る。図6、図7に示すように、テープガイド30は固定
ガイド板42に対して固定した曲線板44を有する。こ
の曲線板44は上板と下板を有し、その間に湾曲ガイド
ベアリング46を設け、この湾曲ガイドベアリングの望
ましい曲線は円弧である。湾曲ガイドベアリング46は
テープの長手方向の走行用のガイドを提供する。図7に
示すように、曲線板44は固定ガイド板42からオフセ
ットして設けられている。これによりテープの上側端を
案内する平坦面48とほぼ同一面を有する固定ガイド板
をつくる。
【0013】図6、9、11、15等に示すように、湾
曲ガイドベアリング46と曲線板44の底面50は互い
に交差し、曲線端52を有する曲線板44を作り出す。
1枚のフレキシブル・フォイル54(図8、12、15
参照)を曲線板44に対して固定して設け、底面50を
横切るように伸びている。図6、12、15に示すよう
に、薄板の一部は曲線板44の曲線端52を越えて伸
び、テープの下側端と係合可能な片持ちレバー状の薄板
部56を作りだす。
【0014】薄板54に対して固定状態でバネ装置を設
け、片持ちレバー状の薄板部56をテープの下側端方向
に付勢する。図8および図13に示すように、このバネ
装置は指の形をした複数のバネ58(フィンガースプリ
ング)を有しており、フィンガースプリングは手のひら
部分59で互いに接続されている。このフィンガースプ
リング58と手のひら部分59はステンレス鋼のような
バネ材で作られる。フレキシブル・フォイル54とフィ
ンガースプリング58はテープの下側端用の可変ガイド
を作る。各フィンガースプリング58は第1端と第2端
を有し、その間に細長い部分を有する。第1端は曲線板
44に対して固定され、第2端は指の細長い部分から角
度をつけて延伸するタブ60を有する。図14、15に
示すように、フィンガースプリングのタブ60は片持ち
レバー状の薄板部分56に直接係合する先端62を有す
る。
【0015】図3に示すように、テープ40は開始接線
64と終了接線66間でテープガイド30と係合可能で
ある。終了接線66はほぼ一定であるが、開始接線64
はリール38のテープの巻き取り量に応じて終了接線6
6に対する距離が増減する。最も終了接線66に接近し
た開始接線64(最小接線)が設計用に利用される。こ
の最小接線はリール38に巻き取られたテープ量が最小
の時に得られる。片持ちレバー薄板部分56と、とくに
フィンガースプリング58をこの開始接線64と終了接
線66間に位置させる。
【0016】フレキシブル・フォイル54は単に片持ち
レバー部分56に沿った荷重分配手段として作用し、フ
ィンガースプリング58によって付与される力に応答す
ることが望ましい。したがって、フレキシブル・フォイ
ル54によって付与されるバネ力を最小にすることが重
要である。これは図8に示すように一対のほぼ中心の大
きな開口部68を有するフレキシブル・フォイル54を
用いることにより達成できる。
【0017】上記の部材を取り付ける際には、底板70
を使用する(図8参照)。底板70、フィンガースプリ
ング58を有する手のひら部59、フレキシブル・フォ
イル54等を、開口部74、76、78を貫通するリベ
ットあるいは他の固定具によって平面状態を維持して互
いに固定する。曲線板44には、底板70の6カ所の開
口部82を貫通する下方に延びたタブ80を設け、カー
トリッジ容器の底板26Bに係合させる。タブ80は底
板70の厚さより長く、図6、図15に示したような空
間84が底板70の上面と曲線板44の下端50との間
にでき、フィンガースプリング58の片持ちレバー薄板
部分56に対する自由運動を可能にする。図8に示すよ
うに、曲線板44は、固定ガイド板42の6カ所の開口
部86を貫通する上方へ延びるタブ84を有する。図8
および図6に示したように、カートリッジの底板26B
は上方へ伸びた柱88を有し、底板70の開口部90を
貫通し、フィンガースプリング58の間を通り、薄板の
開口部68を抜け、曲線板44の内側を通り、ガイド板
42の開口部92を貫通する。図6に示したように、そ
の柱88の頭にボルト94を螺合させて全体を固定す
る。
【0018】テープが曲線板44のガイドベアリング4
6に沿って長手方向に走行する際、片持ちレバー薄板部
分56がフィンガースプリング58の荷重をテープの下
側端に分配することは既に説明した。これはテープの上
側端を付勢し、固定ガイド板42の表面48(第7図)
との連続的な係合をおこない、テープがヘッド24を通
過する信頼性のある経路を走行する。フレキシブル・フ
ォイル54とフィンガースプリング58からなる可動ガ
イド部材は、その間の相対運動、つまり摩擦減衰、をで
きるように構成され、有害な振動が発生せず、しかもそ
の部材から走行中のテープにその振動が伝わらないよう
にしてある。
【0019】図15に示すように、タブ60の先端62
と片持ちレバー薄板部分56の係合箇所はテープ40の
外側より出ないことが望ましい。この係合箇所が外側よ
り出ると、片持ちレバー薄板部分56はテープの外側に
乗り上げてしまい、テープの望ましくない磨耗の原因と
なる。その係合箇所の最も望ましい位置は、図15に示
したようにテープ40の厚さの間にある。設計誤差のた
め、この最適な構成を得ることは困難である。したがっ
て、フィンガースプリングのタブ先端62とテープ40
の内側に位置した薄板54との係合箇所による誤りのほ
うが良い。そのように位置させると、片持ちレバー薄板
位置56は円錐状に上方へ曲がり、テープ40の側端部
に対する可変荷重を付与する平滑面を作り出す。
【0020】以下に示した表はフィンガースプリング5
8が平面変形なく、フィンガースプリングの細長い部分
とタブ部分の長さを示している。上記したように、各タ
ブ部分60は各フィンガースプリングの細長い部分の平
面に対して30度(他の角度も可能)で形成されてい
る。フィンガースプリング58の指は図5の下から順に
1−6と番号をつけられている。各フィンガースプリン
グのバネ定数はkである。この表は本発明の上記実施例
の試作例を示したものである。
【0021】 表 指番号 指長さ 主指長さ k タブ高さ 全長 指幅 1 1.22 MM 7.00 MM 6.7g/mm 0.60 MM 8.22 MM 2.5 MM 2 1.22 MM 8.00 MM 6.7g/mm 0.60 MM 9.22 MM 3.0 MM 3 1.00 MM 8.16 MM 4.0g/mm 0.50 MM 9.16 MM 1.75MM 4 1.22 MM 9.16 MM 4.0g/mm 0.50 MM 10.16 MM 2.25MM 5 1.00 MM 8.16 MM 4.0g/mm 0.50 MM 9.16 MM 1.75MM 6 1.00 MM 8.16 MM 4.0g/mm 0.50 MM 9.16 MM 1.75MM
【0022】上記したように、テープガイドの従順なガ
イド部分はフレキシブル・フォイル54とフィンガース
プリング58から構成したものである。上記実施例で
は、従順なガイドは各テープガイド30、32について
テープ側端に総荷重0.078ニュートンを作用する。
テープガイド30の長さ(図3の接線64と66間の長
さ)は20mmであり、テープガイド32の長さはそれ
よりわずかに長い。しかし、ガイドあたりのテープ側端
への荷重は0.010乃至1.000ニュートンの範囲
にあるのが妥当である。各ガイドの円弧は2mm乃至2
00mmの範囲にする事が可能である。各ガイドの円弧
の単位長さの望ましい荷重は、ガイド30にたいしては
6mN/mm、ガイド32にたいしては3.5mN/m
mである。このパラメータの良好な範囲は0.5mN/
mmから30mN/mmである。
【0023】試作例では、フレキシブル・フォイル54
の厚さ、およびフィンガースプリング58の厚さはステ
ンレス鋼で各々0.076mmであった。フレキシブル
・フォイルの厚さは0.013mmから0.254mm
の範囲が可能であった。また、フィンガースプリングの
厚さは0.050mmから0.254mmの範囲が可能
であった。これらの材料は他に、所望の弾性率および耐
磨耗性に応じたステンレス鋼、真鍮、銅、セラミック、
プラスチック等を使用することが可能である。
【0024】本発明による磁気テープ・カートリッジの
別の実施例を図16、図17に示す。同図では変更部分
を示すために他の部品は省略してある。この磁気テープ
・カートリッジには一対のテープガイド104、106
が設けられているが、両者は同一構造で作られているの
でテープガイド106は外観のみ示し、詳細な構造につ
いてはテープガイド104についてのみ説明をおこな
う。テープガイド104はカートリッジの底板102B
に取り付けてテープの下側端用の固定ガイドとする段部
分108を有する。ブロック110をその段部分108
に取り付け、またブロック110はテープの長手方向の
走行用の円弧を形成する曲線ベアリング面112を有す
る。1枚のフレキシブル・フォイル114をブロックの
上面に設け、また薄板114は片持ちレバー部分116
を有する。レバー部分116はブロックの曲線端より伸
びている。この曲線端はテープガイド106のブロック
118に明確に示されている。指の形状の複数のバネ
(フィンガースプリング)120がフレキシブル・フォ
イル114の上面に設けられ、各フィンガースプリング
はタブ122を有し、タブはレバー部分116の先端に
係合してテープの上側端に下方への力を付与する。保持
板124をフィンガースプリング120のタブと反対側
上面に設け、同スプリング、フレキシブル・フォイル1
14、同保持板をボルト126によってブロック110
に固定する。この実施例の前述の実施例と異なる点は、
フレキシブル・フォイル114とフィンガースプリング
120からなる可変テープガイドがカートリッジ容器の
上面側に位置しており、フィンガースプリング120は
前記の実施例のものにくらべ幅が狭く、フレキシブル・
フォイル114には開口部が設けられていない事であ
る。
【0025】図17は図16に示した実施例の概略分解
図であり、寸法的な関係は正確なものではない。ブロッ
ク110の曲線ベアリング面112はテープの長手方向
の走行を案内し、段部108の面128はテープの下側
端に対する固定ガイドとして作用し、片持ちレバー部1
16とフィンガースプリング120(図17には1本だ
け示されている)の組み合わせはテープの上側端に対す
る可変ガイドとして作用する。タブ122の先端130
は片持ちレバー部116の先端に係合して、このレバー
部116をテープの上側端に向けて付勢する。
【0026】図17に示した距離dは、片持ちレバー部
分116に荷重を付与するために重要である。テープ側
端へ加える荷重量は、各フィンガースプリング120の
バネ定数kに依存する。この関係の等式はf=kdであ
り、fはフィンガースプリング120によって片持ちレ
バー部分116にかかる力である。バネ定数か距離dの
どちらかが増加すると、片持ちレバー部分116にかか
る力も同様に増加することがわかる。テープに伝わる全
荷重について製造誤差の影響を最小にするために、各フ
ィンガースプリングのバネ定数kを低く押さえることが
望ましい。
【0027】本発明の多数の改良や変更は上記記述に照
らして可能である。例えば、図8において、本発明の別
な実施例はガイドベアリング46の両側にフレキシブル
・フォイル54とフィンガースプリング58を設けるも
のである。この構造はテープの両側端へのバネ付勢を可
能とし、テープをガイドベアリングの中央部に付勢す
る。フレキシブル・フォイルとフィンガースプリングの
各組によるバネ定数および負荷は、他と顕著に異なるこ
とが可能である。
【0028】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0029】(1)互いに向き合った第1面、第2面を
有し、その間に磁気テープの長手方向への走行を支持す
るための湾曲ガイドベアリングを有する曲線部材と、上
記曲線部材に固定され、上記磁気テープの第1側端に係
合し、上記曲線部材の第1面とほぼ同一面となる面を有
する固定ガイドを提供する手段と、上記曲線部材の第2
面と上記湾曲ガイドベアリングは、上記曲線部材に対し
て湾曲端を与えるように結合され、磁気テープの第2側
端に係合する可変ガイドとよりなり、上記可変ガイド
は、上記曲線部材に対して固定され、上記第2面を渡る
ように延伸した1枚のフレキシブル・フォイルと、上記
曲線端を越えて伸び上記磁気テープの第2側端に係合可
能な片持ちレバー薄板部を提供するフレキシブル・フォ
イルの一部分と、上記レバー薄板部を上記磁気テープの
第2側端の方へ付勢するために上記曲線部材に対して固
定したバネ手段を有する記録可能媒体テープ取り扱い装
置。 (2)上記曲線部材の上記湾曲ガイドベアリングに係合
する磁気テープを有する、上記(1)に記載の装置。 (3)上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリングとの
係合の開始と終了位置により決まる長さに沿って、上記
磁気テープを長手方向に案内する上記曲線部材の湾曲ガ
イドベアリングと、上記磁気テープと上記湾曲ガイドベ
アリングとの係合の開始と終了位置間に位置したバネ手
段を有する、上記(1)に記載の装置。 (4)片持ちレバー薄板部への付勢力を単位長さあたり
0.5mN/mmから30mN/mmの範囲で付与する
ためのバネ手段を有する、上記(1)に記載の装置。 (5)上記薄板はステンレス鋼であり、0.013mm
から0.254mmの範囲の厚さを有する、上記(1)
に記載の装置。 (6)少なくとも1個の開口部を持つフレキシブル・フ
ォイルを有する、上記(1)に記載の装置。 (7)複数の細長い部材からなるバネ手段を有する、上
記(1)に記載の装置。 (8)上記各々の細長い部材は細長い部分を間に持つ第
1端と第2端を有し、上記第1端は上記曲線部材に接続
し、上記第2端は上記細長い部材の細長い部分に対して
一定の角度をもち、延伸するタブを有し、上記タブは上
記片持ちレバー薄板部に直接係合する先端面を有する、
上記(7)に記載の装置。 (9)上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリングとの
係合の開始と終了位置により決まる長さに沿って、上記
磁気テープを長手方向に案内する上記曲線部材の湾曲ガ
イドベアリングと、上記磁気テープと上記湾曲ガイドベ
アリングとの係合の開始と終了位置間に位置したバネ手
段を有する、上記(8)に記載の装置。 (10)上記フレキシブル・フォイルはステンレス鋼で
あり、0.013mmから0.254mmの範囲の厚さ
を有し、上記片持ちレバー薄板部への付勢力を単位長さ
あたり0.5mN/mmから30mN/mmの範囲で付
与するためのバネ手段を有する、上記(9)に記載の装
置。 (11)上記記録可能媒体取り扱い装置は磁気テープカ
ートリッジであり、上記カートリッジ内に設置し、固定
ガイドと可動ガイド間の上記曲線部材の湾曲ガイドベア
リングに係合する磁気テープとの組み合わせを有する、
上記(1)または(10)に記載の装置。 (12)収納容器と、前記容器内に回転可能に設けた一
対のリールと、前記リールの回転に応じて長手方向の走
行をする前記リールに巻き取った磁気テープと、前記リ
ールの一方と前記容器の間で前記容器の内側に設けた一
対の横方向に間隔を取った曲線部材と、上記容器内に設
け一対の固定ガイドを提供する手段と、上記容器内に設
けたフレキシブル・フォイルと、上記容器内に設けたバ
ネ手段とからなり、上記曲線部材の各々は、間に湾曲ガ
イドベアリングを有する上面と下面を持ち、各ガイドベ
アリングは上記磁気テープの長手方向用のガイドを提供
し、上記磁気テープは両湾曲ガイドベアリング間で磁気
テープの一部をその間に張るように延伸し、その磁気テ
ープの一部は記録あるいは再生用に位置決めさせ、上記
固定ガイドは上記曲線部材の各々の湾曲ガイドベアリン
グに沿った磁気テープの第1側端と係合可能であり、上
記曲線部材はそれぞれの湾曲ガイドベアリングの先端の
一方に沿った曲線端を有し、上記フレキシブル・フォイ
ルは各曲線部材の上記曲線端を越えて延伸して片持ちレ
バー状の薄板部分を作り、上記バネ手段は前記片持ちレ
バー状の薄板部分を磁気テープの第2側端方向に付勢
し、上記薄板とバネ手段は上記磁気テープの第2側端用
の可変ガイドを提供する磁気テープカートリッジ。 (13)テープドライブと、記録あるいは再生処理のた
めテープドライブ内に収納した磁気テープカートリッジ
からなる組み合わせを特徴とする上記(12)に記載の
磁気テープカートリッジを有する組み合わせ。 (14)各曲線部材は各々の曲線端に沿った各々の曲線
ベアリングと交差するほぼ平坦面を有し、上記フレキシ
ブル・フォイルは各曲線部材の前記平坦面を横切り、上
記曲線端を越えて延伸して片持ちレバー状の薄板部分を
作り、上記バネ手段は2組の複数の指を有し、複数の指
の各々はそれぞれ曲線部材と組み合わせ、各指はその間
に細長い部分を有する第1端、第2端を持ち、上記第1
端はそれぞれ曲線部材と接続し、第2端は上記指の細長
い部分にある角度で延伸し、各指のタブは各々の片持ち
レバー状の薄板部分に直接係合する先端を有することを
特徴とする、上記(12)に記載の磁気テープカートリ
ッジ。 (15)各曲線部材の上記湾曲ガイドベアリングは、上
記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリングとの係合の開
始と終了位置により決まる長さに沿って、上記磁気テー
プを長手方向に案内可能であり、各片持ちレバー状の薄
板部分と各々の指のタブは、上記磁気テープと上記湾曲
ガイドベアリングとの係合の開始と終了位置の中間に位
置することを特徴とする上記(14)に記載の磁気テー
プカートリッジ。 (16)上記フレキシブル・フォイルはステンレス鋼で
あり、0.013mmから0.254mmの範囲の厚さ
を有し、また、各複数の指は上記片持ちレバー薄板部へ
の付勢力を単位長さあたり0.5mN/mmから30m
N/mmの範囲で付与することが可能である、上記(1
5)に記載の磁気テープカートリッジ。 (17)テープドライブと、記録あるいは再生処理のた
めテープドライブ内に収納した磁気テープカートリッジ
からなる組み合わせを特徴とする上記(16)に記載の
磁気テープカートリッジを有する組み合わせ。 (18)互いに向き合った第1面、第2面を有し、その
間に磁気テープの長手方向への走行を支持するための湾
曲ガイドベアリングを有する曲線部材で、前記曲線部材
の第2面と前記湾曲ガイドベアリングは接合して端部を
形成し、上記曲線部材の第1面とほぼ同一面で、上記磁
気テープの第1端に係合する手段と、上記磁気テープの
第2側端に係合する可変ガイドとよりなり、上記可変ガ
イドは上記曲線部材に対して固定され、上記第2面を横
切り延伸した1枚のフレキシブル・フォイルと、上記曲
線端より伸び上記磁気テープの第2側端に係合可能な片
持ちレバー薄板部を作り出すフレキシブル・フォイルの
一部分と、上記レバー薄板部を上記磁気テープの第2側
端の方へ付勢するために上記曲線部材に対して固定した
バネ手段を有することを特徴とする記録可能媒体テープ
取り扱い装置。 (19)上記第1側端に係合する手段は上記(18)に
記載の可変ガイドを有することを特徴とする上記(7)
記載の装置。
【0030】
【発明の効果】本発明の構成によれば、テープが湾曲ガ
イドベアリングの回りを走行する際にテープの第2側端
の所定長さにわたってフィンガースプリングのバネ力が
分配され、フィンガースプリングと片持ちレバー薄板間
の接触は、その間の相対運動が存在する際に摩擦減衰を
生じさせることになる。この荷重分布は実際にテープ屑
の生成を解消し、摩擦減衰が実際にテープガイドのバネ
付勢部材の有害な振動を解消する。以上の効果により、
本発明の目的は達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録/再生ヘッドによる処理のためにドライブ
に収納した磁気テープカートリッジを示した概略図で、
ドライブおよび、あるいはテープカートリッジは本発明
によるテープガイドを採用したものである。
【図2】本発明によるテープガイドを一対採用した磁気
テープカートリッジの一例を示す概略斜視図である。
【図3】図2に示した磁気テープカートリッジのカバー
を取り除いて、一対のテープガイドの詳細を示した斜視
図である。
【図4】図3と同一な構成のカートリッジを反対方向か
ら見た斜視図である。
【図5】図3と同一構成のカートリッジを底板を取り除
いて示した底から見た平面図である。
【図6】本発明の一実施例による一対のテープガイド
を、テープを外して示した拡大斜視図である。
【図7】図6と同一構成のテープガイドを底から見た拡
大斜視図である。
【図8】図6と同一構成のテープガイドの分解斜視図で
ある。
【図9】図6のテープガイドの曲線部材の正面図であ
る。
【図10】図9のX−X面に沿った平面図である。
【図11】図9のXI−XI面に沿った平面図である。
【図12】図6のテープガイドの薄板部分を示す拡大平
面図である。
【図13】図6のテープガイドのバネ部材を示す拡大斜
視図である。
【図14】図13に示したバネ部材の1本のフィンガー
スプリングを示す側面概略図である。
【図15】図6のテープガイドと磁気テープとの関係を
示す拡大側面斜視図である。
【図16】本発明の別の実施例による磁気テープカート
リッジのテープガイドの状態を示し、上記実施例との違
いを示すために他の部品を省略して示した斜視図であ
る。
【図17】図16のテープガイドの分解概略側面図であ
る。
【符号の説明】
20 テープカートリッジ 22 テープカートリッジ・ドライブ 24 読み・書きヘッド 26 カートリッジ容器 30 テープガイド 32 テープガイド 36 テープリール 38 テープリール 40 磁気テープ 41 制御長さ 42 ガイド板 44 曲線板 46 湾曲ガイドベアリング 54 フレキシブル・フォイル 56 片持ちレバー薄板部分 58 フィンガースプリング 59 手のひら部分 70 底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スチーブン・ロイド・フェルデ アメリカ合衆85748 アリゾナ州、ツーソ ン、サウス・アヴェニダ・コナラ 1352 (72)発明者 ダグラス・ウエイン・ジョンソン アメリカ合衆国55906 ミネソタ州、ロチ ェスター、ノーザン・ヒルズ・コート・ノ ースイースト 2437 (72)発明者 ロバート・ポール・ザミット アメリカ合衆国85715 アリゾナ州、ツー ソン、イースト・カミノ・ヴェチノ 7204

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに向き合った第1面、第2面を有し、
    その間に磁気テープの長手方向への走行を支持するため
    の湾曲ガイドベアリングを有する曲線部材と、 上記曲線部材に固定され、上記磁気テープの第1側端に
    係合し、上記曲線部材の第1面とほぼ同一面となる面を
    有する固定ガイドを提供する手段と、 上記曲線部材の第2面と上記湾曲ガイドベアリングは、
    上記曲線部材に対して湾曲端を与えるように結合され、 磁気テープの第2側端に係合する可変ガイドとよりな
    り、 上記可変ガイドは、上記曲線部材に対して固定され、上
    記第2面を渡るように延伸した1枚のフレキシブル・フ
    ォイルと、上記曲線端を越えて伸び上記磁気テープの第
    2側端に係合可能な片持ちレバー薄板部を提供するフレ
    キシブル・フォイルの一部分と、上記レバー薄板部を上
    記磁気テープの第2側端の方へ付勢するために上記曲線
    部材に対して固定したバネ手段を有する記録可能媒体テ
    ープ取り扱い装置。
  2. 【請求項2】上記曲線部材の上記湾曲ガイドベアリング
    に係合する磁気テープを有する、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリン
    グとの係合の開始位置と終了位置により決まる長さに沿
    って、上記磁気テープを長手方向に案内する上記曲線部
    材の湾曲ガイドベアリングと、上記磁気テープと上記湾
    曲ガイドベアリングとの係合の開始位置と終了位置間に
    位置したバネ手段を有する、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】片持ちレバー薄板部への付勢力を単位長さ
    あたり0.5mN/mmから30mN/mmの範囲で付
    与するためのバネ手段を有する、請求項1に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記薄板はステンレス鋼であり、0.0
    13mmから0.254mmの範囲の厚さを有する、請
    求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】少なくとも1個の開口部を持つフレキシブ
    ル・フォイルを有する、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】複数の細長い部材からなるバネ手段を有す
    る、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】上記各々の細長い部材は細長い部分を間に
    持つ第1端と第2端を有し、上記第1端は上記曲線部材
    に接続し、上記第2端は上記細長い部材の細長い部分に
    対し一定の角度をもち、延伸するタブを有し、上記タブ
    は上記片持ちレバー薄板部に直接係合する先端面を有す
    ることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリン
    グとの係合の開始位置と終了位置により決まる長さに沿
    って、上記磁気テープを長手方向に案内する上記曲線部
    材の湾曲ガイドベアリングと、上記磁気テープと上記湾
    曲ガイドベアリングとの係合の開始と終了位置間に位置
    したバネ手段を有することを特徴とする、請求項8に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】上記フレキシブル・フォイルはステンレ
    ス鋼であり、0.013mmから0.254mmの範囲
    の厚さを有し、上記片持ちレバー薄板部への付勢力を単
    位長さあたり0.5mN/mmから30mN/mmの範
    囲で付与するためのバネ手段を有する、請求項9に記載
    の装置。
  11. 【請求項11】上記記録可能媒体取り扱い装置は磁気テ
    ープカートリッジであり、上記カートリッジ内に設置
    し、固定ガイドと可動ガイド間の上記曲線部材の湾曲ガ
    イドベアリングに係合する磁気テープとの組み合わせを
    有する、請求項1または10に記載の装置。
  12. 【請求項12】収納容器と、前記容器内に回転可能に設
    けた一対のリールと、前記リールの回転に応じて長手方
    向の走行をする前記リールに巻き取った磁気テープと、
    前記リールの一方と前記容器の間で前記容器の内側に設
    けた一対の横方向に間隔を取った曲線部材と、上記容器
    内に設け一対の固定ガイドを提供する手段と、上記容器
    内に設けたフレキシブル・フォイルと、上記容器内に設
    けたバネ手段とを有し、 上記曲線部材の各々は、間に湾曲ガイドベアリングを有
    する上面と下面を持ち、各ガイドベアリングは上記磁気
    テープの長手方向用のガイドを提供し、上記磁気テープ
    は両湾曲ガイドベアリング間で磁気テープの一部をその
    間に張るように延伸し、その磁気テープの一部は記録あ
    るいは再生用に位置決めさせ、上記固定ガイドは上記曲
    線部材の各々の湾曲ガイドベアリングに沿った磁気テー
    プの第1側端と係合可能であり、上記曲線部材はそれぞ
    れの湾曲ガイドベアリングの先端の一方に沿った曲線端
    を有し、上記フレキシブル・フォイルは各曲線部材の上
    記曲線端を越えて延伸して片持ちレバー状の薄板部分を
    作り、上記バネ手段は前記片持ちレバー状の薄板部分を
    磁気テープの第2側端方向に付勢し、上記薄板とバネ手
    段は上記磁気テープの第2側端用の可変ガイドを提供す
    ることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  13. 【請求項13】テープドライブと、記録あるいは再生処
    理のためテープドライブ内に収納した磁気テープカート
    リッジからなる組み合わせを特徴とする請求項12に記
    載の磁気テープカートリッジを有する組み合わせ。
  14. 【請求項14】各曲線部材は各々の曲線端に沿った各々
    の曲線ベアリングと交差するほぼ平坦面を有し、 上記フレキシブル・フォイルは各曲線部材の前記平坦面
    を横切り、上記曲線端を越えて延伸して片持ちレバー状
    の薄板部分を作り、 上記バネ手段は2組からなる複数のフィンガースプリン
    グを有し、複数のフィンガースプリングの各々はそれぞ
    れ曲線部材と組み合わせ、各フィンガースプリングはそ
    の間に細長い部分を有する第1端、第2端を持ち、上記
    第1端はそれぞれ曲線部材と接続し、第2端は上記フィ
    ンガースプリングの細長い部分にある角度で延伸し、各
    フィンガースプリングのタブは各々の片持ちレバー状の
    薄板部分に直接係合する先端を有することを特徴とす
    る、請求項12に記載の磁気テープカートリッジ。
  15. 【請求項15】各曲線部材の上記湾曲ガイドベアリング
    は、上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリングとの係
    合の開始と終了位置により決まる長さに沿って、上記磁
    気テープを長手方向に案内可能であり、 各片持ちレバー状の薄板部分と各々のフィンガースプリ
    ングのタブは、上記磁気テープと上記湾曲ガイドベアリ
    ングとの係合の開始と終了位置の中間に位置することを
    特徴とする請求項14に記載の磁気テープカートリッ
    ジ。
  16. 【請求項16】上記フレキシブル・フォイルはステンレ
    ス鋼であり、0.013mmから0.254mmの範囲
    の厚さを有し、また、各複数のフィンガースプリングは
    上記片持ちレバー薄板部への付勢力を単位長さあたり
    0.5mN/mmから30mN/mmの範囲で付与する
    ことが可能である、請求項15に記載の磁気テープカー
    トリッジ。
  17. 【請求項17】テープドライブと、記録あるいは再生処
    理のためテープドライブ内に収納した磁気テープカート
    リッジからなる組み合わせを特徴とする請求項16に記
    載の磁気テープカートリッジを有する組み合わせ。
  18. 【請求項18】互いに向き合った第1面、第2面を有
    し、その間に磁気テープの長手方向への走行を支持する
    ための湾曲ガイドベアリングを有する曲線部材で、前記
    曲線部材の第2面と前記湾曲ガイドベアリングは接合し
    て端部を形成し、 上記曲線部材の第1面とほぼ同一面で、上記磁気テープ
    の第1側端に係合する手段と、 上記磁気テープの第2側端に係合する可変ガイドとより
    なり、 上記可変ガイドは上記曲線部材に対して固定され、上記
    第2面を横切り延伸した1枚のフレキシブル・フォイル
    と、上記曲線端より伸び上記磁気テープの第2側端に係
    合可能な片持ちレバー薄板部を作り出すフレキシブル・
    フォイルの一部分と、上記レバー薄板部を上記磁気テー
    プの第2側端の方へ付勢するために上記曲線部材に対し
    て固定したバネ手段を有することを特徴とする記録可能
    媒体テープ取り扱い装置。
  19. 【請求項19】上記第1側端に係合する手段は請求項1
    8に記載の可変ガイドを有することを特徴とする請求項
    7に記載の装置。
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