JPH08239628A - 艶出し用組成物 - Google Patents

艶出し用組成物

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JPH08239628A
JPH08239628A JP7927195A JP7927195A JPH08239628A JP H08239628 A JPH08239628 A JP H08239628A JP 7927195 A JP7927195 A JP 7927195A JP 7927195 A JP7927195 A JP 7927195A JP H08239628 A JPH08239628 A JP H08239628A
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JP
Japan
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composition
oxide
parts
rare earth
cleaning composition
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Application number
JP7927195A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kitamura
泰博 北村
Isao Takemura
勲 竹村
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JOHNSON KK
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JOHNSON KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 常温で流動性を有する洗浄組成物100重量
部に希土類酸化物0.1重量部以上300重量部未満を
用いることよりなる艶出し用組成物。 【効果】 自動車、電気機器等の塗装表面を効果的に洗
浄、艷出しが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体、または電
気機器等の塗装面の汚れを効果的に除去し、なおかつ表
面光沢を付与し得る艶出し用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、電気機器等は一般にその表面は
美しく塗装されている。特に自動車では、好みに応じて
ソリッド塗装、メタリック塗装、パールマイカ塗装等の
各種の仕上げがされ、美しい外観、光沢等で顧客の需要
に応じている状況にある。しかし、これら塗装されたも
のは、使用初めには、美しい美観を保っているものの、
使用中、大気中の汚れを含んだ雨、酸性雨、あるいはホ
コリ等が付着し塗装表面に汚れが生じて来る。これら汚
れは初期の段階では、水洗あるいは拭き取り等で容易に
除去されるものの、次第に塗装面から除去されにくい水
アカ、雨ジミ等が生じ、初期の外観、光沢を失ってく
る。上記汚れを除去するために、従来より各種の洗浄組
成物が使用されてきた。例えば界面活性剤、溶剤、水、
ワックス等を主成分とし、常温で流動性を有するものが
用いられていた。しかし、これらの洗浄組成物を用いて
も、表面に形成された水アカ、雨ジミ等の汚れを除去す
ることは困難である。この為、洗浄組成物中に、アルミ
ナ、ケイソウ土等の研磨剤を用いたものも使用されてい
る。研磨剤を加えることにより、頑固な汚れである水ア
カ、雨ジミ等は除去されるようになったが、同時に研磨
剤の使用により塗装面が損傷を受け、初期の美観を復元
できないという欠点が生じてきた。以上のように、塗装
面に損傷を与えずに、しかも頑固な汚れである水アカ、
雨ジミ等を除去しうる艶出し組成物は開発されていない
状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、頑固な汚れ
である水アカ、雨ジミ等を除去し、しかも塗装表面に損
傷を与えずに、良好な表面光沢性を与える艶出し組成物
に関する。尚、特開昭63−197586号公報には、
車輌等の製造工程において使用される塗装磨き組成物に
おいて、研磨剤に平均粒子径が5μ以下でかつそのモー
ス硬度が1.5以上のものが使用されている技術が開示
されているが、この技術は黒シミ対策用塗装仕上げ剤に
関するものであり、本願発明が対象とする艶出し用組成
物とは、その目的と効果を異にしているものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について、特に塗装表面に損傷を与えない研磨剤につい
て、各種検討し本願発明を完成するに至ったものであ
る。即ち、本発明は、常温で流動性を有する洗浄組成物
100重量部に希土類酸化物0.1重量部以上300重
量部未満を用いることを特徴とする艶出し用組成物に関
するものである。
【0005】本発明では、洗浄対象となる塗装面は、ガ
ソリンスタンドまたは一般の洗車等のように常温で洗浄
させる必要がある為、洗浄組成物も常温で流動性を有す
るものが用いられる。従って、希土類酸化物を適用する
前の洗浄組成物も、本発明においては、常温で流動性を
有するものであれば、ペースト状、エマルジョン、水性
等の各種のものが用いることができる。これ等は水、通
常公知の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級脂肪
酸塩等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等
のノニオン系界面活性剤、ケロシン、ミネラルスピリッ
ト等の石油系溶剤、カルバナワックス等の植物系ワック
ス、みつろう等の動物系ワックス、モンタンワックス等
の鉱物系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス等の石油ワックスあるいはその他の合
成ワックス、オレイン酸等の脂肪酸アミノアルコール等
のアミン類、アクリル酸系ポリマーのように親水性ポリ
マー等の増粘剤、シリコーンオイル等の諸原料より構成
される通常公知の洗浄組成物である。
【0006】上記常温で流動性を有する洗浄組成物に使
用される希土類酸化物は、メカノケミストリ作用があ
り、従来のような物理的な研磨作用だけでなく、汚れた
表面と化学的に作用し、汚れを除去しやすくする効果も
内在する。この為、従来にない優れた洗浄性と艷出し性
を有するものと思われる。通常、希土類酸化物は、洗浄
組成物100重量部に対し、0.1重量部以上300重
量部未満が用いられる。好ましくは1重量部以上100
重量部未満、さらに好ましい範囲は5重量部以上70重
量部未満である。0.1重量部以下では本願発明の効果
である塗装表面の汚れを除去することが不十分となり、
さらに300重量部以上使用すると艶出し用組成物の流
動性がなくなり、好ましくない。
【0007】希土類酸化物には、酸化セリウム(CeO
)、酸化ランタン(La)、酸化ネオジム(N
aL)、酸化ピラセオジム(Pr11)等が
使用されるが、特に酸化セリウムが好ましい。酸化セリ
ウムは単独で用いても良いが、酸化セリウムとその他の
希土類酸化物との混合物であっても良い。尚、本願発明
組成物の効果を損なわない範囲で通常公知の研磨剤を加
えてもよい。以上、常温で流動性を有する洗浄組成物と
希土類酸化物とは、通常公知の方法で、混合または混練
により本願発明の艷出し用組成物を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例と比較例を示すことにより本発
明を具体的に説明する。また、本発明は、以下の実施例
に制限されるものではない。尚、製造例、実施例、比較
例で示す各部は重量比を示す。
【0009】〔常温で流動性を有する洗浄組成物の製造
例〕 製造例1 水78部、ケロシン20部、オレイン酸0.8部、アミ
ノアルコール1.0部、水溶性増粘剤(アクリル酸系重
合体、B.F.Goodrich社製 商品名カーポポ
ール)0.2部を混合してエマルジョン洗浄組成物1を
得た。 製造例2 水91.0部、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
9.0部よりなる水溶性洗浄組成物2を得た。 製造例3 ケロシン93.5部、カルナバワックス3.5部、パラ
フィンワックス3.0部よりなる常温で流動性を有する
ワックス状の洗浄組成物3を得た。
【0010】〔実施例及び比較例〕 実施例1 洗浄用組成物1 100部に希土類酸化物(酸化セリウ
ム含有率60%)を5部添加し、混合して艶出し組成物
1を得た。 実施例2 洗浄用組成物1 100部に実施例1に使用した希土類
酸化物を10部添加し混合して艶出し組成物2を得た。 実施例3 洗浄用組成物1 100部に実施例1に使用した希土類
酸化物を50部添加し混合して艶出し組成物3を得た。 実施例4 洗浄用組成物1 100部に希土類酸化物(硫化セリウ
ム含有率43%)を10部添加し、混合して艶出し組成
物4を得た。 実施例5 洗浄用組成物2 100部に実施例1に使用した希土類
酸化物を10部添加し、混合して艶出し組成物5を得
た。 実施例6 洗浄用組成物3 100部に実施例1に使用した希土類
酸化物を10部添加し、混合して艷出し組成物6を得
た。
【0011】比較例1 洗浄用組成物1 そのままを比較例1の艶出し組成物と
した。 比較例2 洗浄用組成物2 そのままを比較例2の艷出し組成物と
した。 比較例3 洗浄用組成物3 そのままを比較例3の艷出し組成物と
した。 比較例4 洗浄用組成物1 100部にケイソウ土10部添加混合
して艷出し組成物を得た。 以上、実施例及び比較例で得られた艶出し組成物を使用
し、次に示す試験方法によりその効果を判定した。
【0012】〔表面の艶出し効果の判定方法〕通常の塗
装方法に従って作製したJISに規定する鋼板SPCC
−SDで厚さ0.8mmのメラミンアルキッド黒色塗装
板(300mm×300mm日本タクト社製 SPCC
−SD)の表面にpH1.0の硫酸水溶液をスポイトで
滴下し50℃の恒温槽に30日間放置させた。塗装板の
表面を目視し均一にシミが付いているのを確認して試験
板を100mm×100mmで切りとり、試験片を作製
した。各試験片3枚を1組とし、これに実施例及び比較
例で得た艶出し用組成物をスポンジで各試験片の表面に
塗布し、その後タオル等で拭き取った後、試験片表面の
汚れ落とし性、艷出し性を評価した。評価方法は、目視
判定により次の基準で判断し、結果を表1に示した。 ランク 洗浄性 艶出し性(注) ×× 全く落ちない キズが全面に入り艷が全く出ない (ブランクと同じ) × 多少落ちた キズが目立ち艶が少ない △ およそ半分程度落ちた キズが入らないが艷は全くブランクのまま ○ ほぼ完全に落ちた キズが入らないで艷が出た。多少ムラあり ◎ 完全に落ちた キズが入らないでムラなく艶が出た (注) 塗装表面の損傷状態を全体として把握して、艷
出し性として判定した
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】表1の結果より、本願発明による艶出し
組成物は洗浄性及び艷出し性に優れており、自動車、電
気機器等の塗装表面を効果的に洗浄、艷出しが可能であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で流動性を有する洗浄組成物100
    重量部に希土類酸化物0.1重量部以上300重量部未
    満を用いることを特徴とする艶出し用組成物。
  2. 【請求項2】 希土類酸化物が酸化セリウムであること
    を特徴とする請求項1記載の艷出し用組成物。
JP7927195A 1995-02-28 1995-02-28 艶出し用組成物 Pending JPH08239628A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104017502A (zh) * 2014-06-25 2014-09-03 侯杰 汽车养护剂及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104017502A (zh) * 2014-06-25 2014-09-03 侯杰 汽车养护剂及其制备方法
CN104017502B (zh) * 2014-06-25 2016-08-24 侯杰 汽车养护剂及其制备方法

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