JPH0823914A - ペースト状香辛料の製造法 - Google Patents

ペースト状香辛料の製造法

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JPH0823914A
JPH0823914A JP6191731A JP19173194A JPH0823914A JP H0823914 A JPH0823914 A JP H0823914A JP 6191731 A JP6191731 A JP 6191731A JP 19173194 A JP19173194 A JP 19173194A JP H0823914 A JPH0823914 A JP H0823914A
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JP
Japan
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spice
emulsion
heat
paste
fatty acid
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JP6191731A
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English (en)
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Kenji Nakagawa
健次 中川
Yoshiyuki Izawa
義之 井澤
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Ezaki Glico Co Ltd
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Ezaki Glico Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風味の抜けが少なく、保存を要する食品
に添加するのに適するまで一般生菌数を抑えた、ペース
ト状香辛料を製造する。 【構成】 耐熱性W/O型エマルジョンに粉砕した
香辛料を練り込んだあと、加圧加熱処理する、又は、耐
熱性W/O型エマルジョンにホールもしくは粗砕した香
辛料を混合し摩砕したあと、加圧加熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は細菌数が少なく、長期間
保存しても品質劣化のないペースト状香辛料の製造法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、香辛料の殺菌法として、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、アルコールそ
の他の薬剤を用いる殺菌法や過熱水蒸気を用いる殺菌法
がよく知られている。又、さらにその殺菌効果を高める
ために、香辛料をペースト状に加工してから殺菌処理を
加える方法として、香辛料を水系均一混合ペースト状物
とし有機酸存在下で加熱水蒸気を直接導入する方法(特
開昭62−118862号)、香辛料を澱粉と混合し酵
素で処理したあと加熱水蒸気処理またはマイクロ波照射
する方法(特開昭62−118863号)、香辛料の含
水物に食用硬化油脂を加え加熱脱水する方法(特開平1
−104139号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のうち、エ
チレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のガス殺菌
はガス自体が有害であり法的に許可されていない。又、
アルコールによる殺菌には香りや色の変化その他の品質
劣化が著しく且つアルコール臭が残るという欠点があ
る。
【0004】又、ペースト状香辛料に加熱処理を加える
方法について、それが油性ペーストのときは乾熱殺菌で
あるため殺菌効果が劣り、水性ペーストのときは親油性
の香味成分が揮散して品質が低下する。それが油性ペー
ストであって加熱時に水を加えるときは均一に水を分散
させることが難しく、たとえ均一に分散できても加熱時
に油脂と水が分離して均一な殺菌効果が得られないとい
う欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明で用いる耐熱性W
/O型エマルジョン(以下、本エマルジョンという)と
は、100℃以上の加熱において乳化安定性が優れてい
るものをいう。本エマルジョンに使う乳化剤としては、
例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、大豆リン
脂質等が挙げられるが、殊に、HLB3以下であって不
飽和脂肪酸をその構成脂肪酸とするショ糖脂肪酸エステ
ル1重量部とポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル1〜3重量部とからなる組成物を用いるとよい。油脂
としては、動物性、植物性を問わず食用に適するもので
あればいかなるものであっても使える。例えば、バター
オイル、ラード、大豆油、小麦胚芽油、カカオ油脂など
が挙げられる。水性の液状物としては、呈味・風味物質
など食用に適するものであれば何れでもよい。例えば、
クエン酸溶液、酢酸溶液、野菜・果実のエキス・ジュー
ス、牛乳などが挙げられる。本エマルジョンはこれらを
常法により混合することにより製造される。
【0006】本エマルジョンは、油脂1重量部に対して
水または水性の液状物0.01〜0.5重量部及び乳化
剤0.001〜0.1重量部を機械的に攪拌することに
より調製される。
【0007】本発明で用いる香辛料は特定されず、例え
ば、コショウ、ターメリック、コリアンダー、クミン、
オールスパイス、ローレル、シナモンなどが挙げられ
る。カレー粉のようにこれらを混合した香辛料であって
もよい。本発明ではこれらの香辛料をロール粉砕機、高
速粉砕機、低温粉砕機、スタンプミルその他の機械によ
って粉砕したものを使う。また、ホール又は粗く砕いた
ものを使っても特別の効果が得られる。ここでホールと
は、種、皮、花、蕾、葉等の天然物そのまま又は乾燥し
たものをいう。又、例えばターメリックは小指大で硬い
ため、摩砕し易いように事前に5〜10mm程度に粗く
砕いておく。粉砕した香辛料を本エマルジョンに混合す
るのには格別な手段を要しない。例えば、300μ以下
の香辛料を横軸ニーダー、斜め軸ニーダーその他の機械
を使い練り込めばよい。又、ホール又は粗く砕いた香辛
料を本エマルジョンに混合したときは食するに適するよ
うにそれらの香辛料を摩砕する必要がある。例えば、コ
ロイドミルやミキサーのような破砕機でその粒径を30
0μ以下にすることが好ましい。粉砕又は摩砕により得
る香辛料の粒径は、最終食品の特徴に合わせればよい。
【0008】又、本発明にいう粉砕した香辛料のなかに
は上記の他に粉末の調味料を含めても同様の効果が得ら
れる。粉末の調味料は格別のものでない。チキンエキス
パウダー、ビーフエキスパウダー、ポークエキスパウダ
ーその他の家畜肉のエキスパウダー、オニオンパウダ
ー、ガーリックパウダー、ジンジャーパウダー、リンゴ
パウダー、醤油パウダーその他の野菜・果実パウダー、
それら2種以上の混合物及びそれらに粉末の香辛料を加
えたものがある。
【0009】加圧加熱処理は格別な手段を要しない。例
えば、かき取り式熱交換機のような連続式の装置やレト
ルト食品用の密閉式加熱装置を使えばよい。その条件
は、目的によって異なるが、100〜140℃、1〜6
kg/cm、10〜1200秒、特に110℃、1〜
6kg/cm、60秒、とするのがよい。
【0010】
【作用】香辛料に本エマルジョンを加えると水及び油脂
が一体となって香辛料の繊維組織(図1、2及び3)の
中にまで浸透する。一方、香辛料に水を加えたあと油を
加えたとすると、その中に油が浸透しにくくなるし、油
を加えたあと水を加えたとすると、香辛料に油の皮膜が
できて水が接触しなくなる。香辛料に含まれる揮発性香
気成分である精油(エッセンシャルオイル)は、親油性
であり、香辛料から抽出され油中に保持される。香辛料
中に浸透した本エマルジョンと香辛料との関係を微細に
みると、香辛料に含まれる揮発性香気成分は本エマルジ
ョンの油脂部分と接触するため、容易に本エマルジョン
に移行して保持される。一方、香辛料にO/Wエマルジ
ョンを加えたとすると、その香気成分は水部分と接触す
るため移行しない。本エマルジョンに保持された揮発性
香気成分は、油に包まれており、油そのものは揮散しな
い油を使っているため、加熱しても揮散しにくい。細菌
は香辛料の表面に付着している。
【0011】香辛料を本エマルジョンに練り込み加熱す
ると、その揮発性香気成分は本エマルジョンの油脂部分
に包まれているため揮散しにくい。又、湿熱殺菌となっ
て水中での殺菌と同様の殺菌状態が得られると想像され
る。一方、香辛料を油脂に練り込み加熱すると、乾熱殺
菌となって殺菌効果が著しく低下する。又、香辛料に水
のみを加えて加熱すると、その香気成分が揮散して香り
が減退するとともに、その水溶性の成分(呈味成分等)
が加熱抽出されてえぐみが出る。
【0012】本エマルジョンにホールもしくは粗砕した
香辛料を混合し摩砕すると、粉砕するときに較べ粉砕す
るときに生じる摩擦熱等で香気成分が揮散するようなこ
とがなく、香気が保持される。
【0013】乳化剤として、HLB3以下であって不飽
和脂肪酸をその構成脂肪酸とするショ糖脂肪酸エステル
1重量部とポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
1〜3重量部とからなる組成物を用いるとその耐熱性が
強くなる。本エマルジョンの乳化安定性は、100℃以
上の加熱において優れている。
【0014】
【実施例】
(実施例1)食用油脂78重量部にエルカ酸ショ糖脂肪
酸エステル(HLB2)0.6重量部とポリグリセリン
縮合リシノレイン酸エステル1.4重量部を加え溶解さ
せた後、5%クエン酸水溶液を20重量部加え、TKホ
モミキサー(特殊機械化工業株式会社製)8000rp
mにて5分間攪拌しエマルジョンを調製した。得られた
エマルジョン64重量部とターメリック30%、コリア
ンダー28%、クミンシード15%、フェヌグリーク7
%、カルダモン5%、クローブス0.5%、シナモン2
%、フェンネル5%、ジンジャー1%、ガーリック0.
5%、黒胡椒3%及び赤唐辛子3%を混合し粉砕して成
るカレー粉36重量部を混合して未加熱のペースト状カ
レー粉を得た。それをかき取り式熱交換機にて1.5k
g/cm、110℃、60秒加熱し、30℃まで冷却
してペースト状カレー粉とした。得られたペースト状カ
レー粉の一般生菌数は、1.7×10個/gであっ
た。
【0015】(比較例1)実施例1で得られた未加熱の
ペースト状カレー粉を温度と時間を変えて加熱して得ら
れたペースト状カレー粉の一般生菌数(個/g)を表1
に示した。
【0016】
【表1】
【0017】(実施例2)実施例1で得られたエマルジ
ョン64重量部と粗砕したターメリック30%、ホール
のコリアンダー28%、ホールのクミンシード15%、
ホールのフェヌグリーク7%、ホールのカルダモン5
%、ホールのクローブス0.5%、粗砕したシナモン2
%、ホールのフェンネル5%、粉末のジンジャー1%、
粉末のガーリック0.5%、ホールの黒胡椒3%及び粉
末の赤唐辛子3%を混合しマイコロイダーで1分間摩砕
して成るカレー粉36重量部を混合して未加熱のペース
ト状カレー粉を得た。それをかき取り式熱交換機にて1
10℃、60秒加熱し、30℃まで冷却してペースト状
カレー粉とした。得られたペースト状カレー粉の一般生
菌数は2.5×10個/gであった。
【0018】(比較例2)実施例1の未加熱のペースト
状カレー粉(以下、Aという)、実施例2の未加熱のペ
ースト状カレー粉(以下、Bという)、実施例2におい
てエマルジョン64重量部に代えて油脂64重量部を用
い得られた未加熱のペースト状カレー粉(以下、Cとい
う)、実施例2においてエマルジョン64重量部に代え
て適量の水を用い得られた未加熱のカレー粉(以下、D
という)に、いろいろな温度で60秒加熱し得られたペ
ースト状カレー粉及びカレー粉、並びに、実施例1のカ
レー粉(以下、Eという)を145℃、5秒過熱水蒸気
加熱して得られたカレー粉の一般生菌数(個/g)及び
それぞれを用いて表2に示すカレールウを調製したとき
の専門家8名による官能評価を表3に示した。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】と▲12▼とを比較すると、本エマルジ
ョンを混合して加熱したものは水を混合したものと比べ
て、その殺菌効果において同等であり、そのカレー風味
において良好であった。〜を比較するとのカレー
風味が最も良好であった。と▲10▼とを比較する
と、本エマルジョンを混合した後に香辛料を摩砕した方
が、それを混合する前に香辛料を粉砕するよりもカレー
風味が強く良好であった。
【0022】(実施例3)表4に示される配合の混合パ
ウダーを表5に示される配合のW/Oエマルジョンに練
り込んだあと、かき取り式熱交換機にて110℃、60
秒加熱し、30℃まで冷却し、中華調味ペーストを調製
した。得られた中華調味ペーストの一般生菌数は3.4
×10であった。又、この中華調味ペーストを用いて
鶏肉と野菜を炒めたところ中華風味の優れたものであっ
た。
【0023】
【表4】
【表5】
【0024】
【効果】本発明により、風味のぬけが少なく、保存を要
する食品に添加するのに適するまで一般生菌数を減少さ
せた、ペースト状香辛料を製造することができた。又、
第2発明以下により、そのときの風味のぬけを更に抑え
ることができた。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 粉砕したセージの電子顕微鏡写真(750
倍)の写し
【図2】 粉砕した胡椒の電子顕微鏡写真(500倍)
の写し
【図3】 粉砕したウコンの電子顕微鏡写真(500
倍)の写し

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性W/O型エマルジョンに粉砕した
    香辛料を練り込んだあと、加圧加熱処理することを特徴
    とするペースト状香辛料の製造法。
  2. 【請求項2】 耐熱性W/O型エマルジョンにホールの
    もしくは粗砕した香辛料を混合し摩砕したあと、加圧加
    熱処理することを特徴とするペースト状香辛料の製造
    法。
  3. 【請求項3】 耐熱性W/O型エマルジョンがHLB3
    以下であって不飽和脂肪酸をその構成脂肪酸とするショ
    糖脂肪酸エステル1重量部とポリグリセリン縮合リシノ
    レイン酸エステル1〜3重量部とからなる組成物である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のペースト状
    香辛料の製造法。
  4. 【請求項4】 加圧加熱処理の条件が100〜140
    ℃、1〜6kg/cm、10〜1200秒であること
    を特徴とする請求項3に記載のペースト状香辛料の製造
    法。
  5. 【請求項5】 加圧加熱処理の条件が110℃、1〜6
    kg/cm、60秒であることを特徴とする請求項3
    に記載のペースト状香辛料の製造法。
JP6191731A 1994-07-11 1994-07-11 ペースト状香辛料の製造法 Pending JPH0823914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211984A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Univ Nagoya エマルジョンを利用した核酸増幅方法、及び核酸増幅反応用キット
JP2021052679A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 ハウス食品株式会社 粉末状香辛料組成物及びその製造方法

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