JPH082386A - ワイパの停止位置制御装置 - Google Patents

ワイパの停止位置制御装置

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JPH082386A
JPH082386A JP6140429A JP14042994A JPH082386A JP H082386 A JPH082386 A JP H082386A JP 6140429 A JP6140429 A JP 6140429A JP 14042994 A JP14042994 A JP 14042994A JP H082386 A JPH082386 A JP H082386A
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JP
Japan
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string
drum
wiper
mirror body
tensioner
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JP6140429A
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English (en)
Inventor
Junichi Shoji
順一 庄司
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先願に係る未公知の発明(特開平5−335
127号)およびストリング式ワイパ装置に関する未公
知の改良考案(実願平5−62891号)を総合的にい
っそう改良して、防水性,防塵性に優れたワイパの停止
位置自動制御装置を提供する。 【構成】 ワイパ装置の払拭部材であるストリング27
の巻き取りドラム50に螺旋カム溝50aを設け、該カ
ム溝50aに係合するカムフォロワ49を往復駆動す
る。上記カムフォロワ49によってスライドスイッチ4
8を自動的に操作させる。該スライドスイッチ48内に
は1対の平行な導通パターン41a,41bが設けられ
ていて、可動接点41cが前記カムフォロワ49により
駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリングを払拭用部
材として用いる構造の、車両用アウトサイドミラーのワ
イパ装置において、該ワイパ装置の作動を停止せしめる
べくスイッチを切ったとき、払拭用部材であるストリン
グが外観に目立たない位置に停止するよう、自動的に制
御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例に係るワイパ装置を備えた
車両用アウトサイドミラーの正面外観図である。ミラー
本体4はミラーボデー3に固着され、該ミラー本体4は
ミラーボデー3にを介してミラーハウジング12によっ
て支承されている。23はミラーベースであって車体に
固定して用いられ、このミラーベース23は上記ミラー
ハウジング12を支承している。前記ミラーハウジング
12を貫通してワイパアーム軸21が設けられており、
このワイパアーム軸21にワイパアーム24が取り付け
られている。前記ワイパアーム軸21が往復回動する
と、前記ワイパアーム24はワイパブレード29を支持
して往復傾動し、該ワイパブレード29はミラー本体4
の表面を滑動して払拭する。図5に示した従来例のミラ
ー用ワイパ装置は、ワイパ作動を休止している間もワイ
パアーム24やワイパブレード29が外観に現われるの
で見栄えが悪く、商品価値を低下させている。いま仮
に、ミラーハウジング12の上部に庇状のワイパ収納部
20(仮想線で示す)を設けると、ワイパブレード29
を収納して隠すことは出来るが、ワイパアーム24は隠
せない。さらに、ワイパアーム24やワイパブレード2
9は、ワイパ装置の構成部材のうち慣性の大きい部材で
ある。このような慣性の大きい部材を往復駆動させるこ
とは、ノイズの発生を招き易い(ガタが有ると作動音を
生じる)。上述の不具合を解消するため、ストリング状
部材をミラー本体表面に沿わしめて滑らせ、このストリ
ング状部材によって払拭作用を行なわせることが考えら
れる。ストリング状部材は慣性が小さいので所要駆動力
が少なくて済み、かつ、ワイパ作動休止中は該ストリン
グ状部材をミラー本体の片隅に寄せておけばほとんど外
観を損ねない。上記ストリング式のミラー用ワイパ装置
は本出願人によって別途出願中の先願に係る考案(実願
平4−82047号・ミラー用ワイパ装置)である。説
明の便宜上、以下、先願の考案と略称する。図6は先願
の考案に係るミラー用ワイパ装置の1実施例を示し、一
部を破断して描いた正面図である。ミラーボデー3にミ
ラー本体4が固着されている。光学的な構成要素である
反射鏡がミラーと呼ばれることもあり、上記反射鏡を用
いた組立品全体をミラーと呼ばれることも有るので、本
発明においては構成要素である反射鏡の単体をミラー本
体と呼び、組立品をミラー装置と呼んで区別する。前記
ミラーボデー3の背面側に、その周囲に位置せしめて1
個の駆動用プーリ22と3個のアイドラプーリ25が配
置されるとともに、これら計4個のプーリに、無端環状
の周回ベルト26が巻き掛けられている。前記ミラー本
体4の表面に密着せしめてストリング27が張り渡さ
れ、その一端27aはミラー本体4の縁(隠れ線で描か
れている)に接してミラー本体の裏側に回り込み、前記
周回ベルト26に取り付けられている。図7は上記実施
例におけるストリングの両端部を示す模式的な断面図で
あって、(A)は該ストリングの一端が周回ベルトに取
り付けられている状態を描き、(B)は上記ストリング
の他端がテンショナに取り付けられて張力を与えられて
いる状態を描いてある。図7(A)に示したプーリ22
は、図6について先に説明した駆動用のプーリであっ
て、伝動ベルト17を介して図外のモータによって回転
せしめられるとともに、巻き掛けられている周回ベルト
26を回転させる。該周回ベルト26に対してストリン
グ27の一端27aが固着されている。図6においてプ
ーリ22は円弧矢印a方向に回転せしめられ、これに伴
って周回ベルト26は矢印b,cのように周回せしめら
れる。該周回ベルト26に取り付けられたストリング2
7の一端27aは矢印b方向に移動せしめられて27
a′位置となる。これに伴って、実線で描いた位置のス
トリング27は鎖線で示す27′位置まで、円弧矢印d
のごとく引き回されて傾動する。図6から容易に理解さ
れるように、ストリング27(実線)の直線状部分より
も、ストリング27′(鎖線)の直線状部分の方が長
い。従って、このストリングが弛んだり引き千切られた
りしないように一定のテンションを与えるテンショナ2
8が設けられている。(このテンショナ28は、図6に
も図7(B)にも現われているが、図7(B)では中央
部を破断して切り縮めて描いてある)。上記のテンショ
ナ28′は細長い空洞(管路)28aの中にストリング
27の他端27bを引き込むように構成されている。2
8bは、上記ストリング27を管路28a内に引き込む
方向の力を与えるテンショナコイルスプリングである。
ストリング27は、上記テンショナの入口28cから引
き出されたり、該入口28cから引き込まれたりしなが
ら、ほぼ一定のテンションに保たれつつ、前記ミラー本
体4の表面に沿って滑動しつつ、これを払拭する。
【0003】前記ストリング27の一端が周回ベルト2
6に取り付けられている点(例えば図6に示した点27
a,27a′)は、周回ベルト26と共に周回する。そ
して、この点がテンショナ28cの近傍(例えば点e)
に来た時に周回ベルト26を停止させると、ストリング
27も停止し、外観に現われなくなる。その理由は、図
7(B)に示した庇状部3aに隠れるからである。ま
た、この状態でストリング27の大半の部分がテンショ
ナ28内に引き込まれ、その先端はストロークエンド2
7cに達する。点eに在ったストリングの一端27aが
周回ベルト26の回動に伴って矢印b,c方向に移動し
て点fに達するまでの間に、ミラー本体4の表面のほと
んど全部(外観に表われる区域の全部)がストリング2
7によって払拭され、従来例(図3)におけるがごとき
拭き残し部分を生じない。
【0004】図6に示した先願の考案に係るワイパ装置
において、ストリング27にほぼ一定の張力を与えるた
めのテンショナ28は、コイルスプリング28bの圧縮
・伸長を利用している。この構成によれば、ストリング
27に与えられる張力は、コイルスプリング28bの歪
み量にほぼ比例し、該テンショナ28からストリング2
7が引き出されるに伴って張力が増加し、該テンショナ
28内へストリング27が引き込まれるに従って張力が
減少し、ストリングに与えられる張力の変動が比較的激
しい。ストリングの張力が変動すると、周回ベルト26
を回転駆動しているモータ(図外)の負荷変動を生じ、
該モータを大容量のものにしないと作動が円滑に行われ
ない等の不具合を招く。この不具合を防止するには
(a)ドラム軸によって回転自在に支承されるととも
に、前記ストリングの一端を取り付けられて該ストリン
グを巻き込み,巻き出すストリング巻き取りドラムと、
(b)外周端を前記ストリング巻き取りドラムに取り付
けられるとともに、内周端を前記ドラム軸に取り付けら
れたゼンマイスプリングと、より成るテンショナを設け
ると有効である。
【0005】上記の構成によると、ゼンマイスプリング
の内周端がドラム軸に取り付けられるとともに、該ゼン
マイスプリングの外周端が巻き取りドラムに取り付けら
れているので、上記巻き取りドラムに巻き付けられてい
るストリングを引き出すと、ゼンマイスプリングが密巻
きとなるように変形せしめられ、この弾性復元力によっ
て前記のストリングに張力を与える。而して、コイルス
プリングの長さ変化に対するスプリング荷重の変化割合
に比してゼンマイスプリングの回転角位置変化に対する
スプリング荷重の変化割合は著しく小さいので、ストリ
ングの巻き込み,巻き出しに伴うストリングの張力の変
化がきわめて少なく、ほぼ一定の張力が与えられる。従
って、駆動用モータの負荷変動が少なく、小容量の駆動
モータを用いても円滑な運転を行うことができる。上記
構成は、本発明者が創作して、平成5年度特許出願第3
35127号として出願中の未公知の発明(以下、先願
の発明という)。
【0006】次に、図8ないし図11を参照しつつ先願
発明の実施例について説明する。図8は先願発明に係る
ストリング式ワイパ装置の1実施例を示し、部分的に破
断して描いた正面図である。前掲の図6に示した先願に
係るミラー用ワイパ装置においては、周回ベルト26を
4個のプーリに巻き掛けていたが、本実施例においては
7個のアイドラプーリ25と1個の駆動プーリ22′を
設けて周回ベルト26を巻き掛けてある。上記駆動プー
リ22′は、図外のモータによって回転せしめられる駆
動歯車33aにより、中間歯車33b,33cを経て被
動歯車33dを介して回転せしめられる。上記被動歯車
33dと前記の駆動プーリ22′とは相互に同心に固着
されている。ストリング27の一端27aは周回ベルト
26に取り付けられている。そして、該ストリング27
の他端は、ストリング巻き取りドラム35aを備えたス
トリングテンショナ35に巻き込まれて、ほぼ一定の張
力を与えられている。図9は上掲の図8に示した実施例
に設けられているストリングテンショナのC−C断面矢
視図である。払拭部材であるストリング27の一端に継
手球32cが固着され、一方、周回ベルト26に継手ブ
ラケット32dが取り付けられていて、該継手ブラケッ
ト32dに前記の継手球32cが係着されている。該ス
トリング27の他端付近の部分27bはストリング巻き
取りドラム35aに取り付けられて巻き込まれている。
上記のストリング巻き取りドラム35aを回転自在に支
承しているドラム軸35bはねドラムカバー35cに一
体連設されて、ミラーボデー3′に対して固定されてい
る。35eは上記ドラム軸35bに設けられた切割りで
ある。35dはゼンマイスプリングである。ゼンマイス
プリングとは、往時の機械式手巻き時計や玩具の動力と
して広く用いられていたスプリングであって、辞書にも
記載されている公知の部材である。上記ゼンマイスプリ
ングの内周側の端は前記の切割りに係合され、該ゼンマ
イスプリングの外周側の端は前記ストリング巻き取りド
ラム35aに取り付けられている。前記ストリング27
の他端側をストリング巻き取りドラム35aに取り付け
るに先立って、予め該ストリング巻き取りドラム35a
を回して、前記のゼンマイスプリング35dの螺旋状の
巻き数を増加させる方向に撓ませて(いわゆるゼンマイ
が巻かれた状態にして)おくと、該ゼンマイスプリング
35dの弾性復元力によってストリング巻き取りドラム
35aが回転せしめられ、ストリング27の他端付近2
7bを巻き込んで、ほぼ一定の張力を与えるように作用
する。図10は前掲の図9に示されている構成部材の中
で、ストリングを巻き込んで張力を与える作用に関与す
る主要部材を抽出して描いた分解斜視図である。そし
て、図11は上記実施例の作用,効果を説明するために
示したもので、(A)は先願に係るストリング式ワイパ
に用いられているコイルスプリングにおけるストリング
巻き込み長さとストリング張力(すなわちバネ荷重)と
の関係を示す図表であり、(B)は本発明に用いられる
ゼンマイスプリングにおけるストリング巻き込み長さと
ストリング張力(すなわちバネ荷重)との関係を示す図
表である。図11(A)に示した先願のコイルスプリン
グにおいては、ストリング巻き取り長さの変化寸法Lに
よってストリング張力は図示の力F1だけ変化する。こ
こに、F1/L はバネ定数である。これに比して図4
(B)に示した実施例のゼンマイスプリングが、バネ定
数F2/L が小さく、ストリングの巻き取り寸法Lが
変化してもストリング張力の変化量F2は格段に小さ
い。すなわち、ストリング27の張力はほぼ一定に保た
れる。
【0007】図6に示した先願の考案に係るワイパ装置
において、ストリング27をして払拭作動せしめるため
の周回ベルト26の周回動は、一定方向の連続回転であ
っても、間欠的な往復回動であっても良いが、次の理由
により、該周回ベルト26の回動角位置を検出して、そ
の作動タイミングを制御する必要が有る。
【0008】イ.先に説明したように、ワイパ作動を休
止しているときストリング27によって外観を損ねない
ためには、該ストリングの一端27aがテンショナ入口
28cの近傍(例えば点e)に来た時、駆動モータ(図
示せず)を停止させて周回ベルト26の周回動を停止せ
しめなければならない。そのためには、上記周回ベルト
26の回転タイミングを検出する必要が有る。ロ.例え
ば大雨のときは周回ベルト26を継続的に周回駆動し
て、ストリング27による払拭作動を行なわせる必要が
有るが、小雨のときは連続的に払拭しなくても、間欠的
に作動せしめれば足りる。こうした考えから、例えばス
イッチ操作を1回行なうとストリング27がN回だけ払
拭作動して停止するといった制御を行なうことが望まし
い。換言すれば周回ベルト26をN回だけ周回動させて
停止させることが望まれる。こうした制御を行なうため
には、該周回ベルト26の主回動タイミングを検知する
ことが必要である(ただし、Nは正の整数であって、望
ましくは1,2,もしくは3である)。上記の目的を達
成するための手段としては、前記の周回ベルトに、その
周回タイミングを検出するためのターゲットが固着され
ており、かつ、前記のミラーボデーに、上記ターゲット
を検知するセンサが設置されている構成が有効である。
上記の手段におけるターゲットとセンサとの組合わせ
は、例えば突起とリミットスイッチでも良く、鉄片とホ
ールICでも良く、永久磁石とリードスイッチでも良
く、また、ホトセンサと遮光板(若しくは反射鏡)であ
っても良い。
【0009】上述の手段によると、ミラーボデーにセン
サが設置されるとともに周回ベルトにターゲットが固着
されているので、上記周回ベルトが周回動してミラーボ
デーに対して特定の相対的位置となったとき、これを検
出することができる。従って、上記周回ベルトの周回動
位置検出信号によって、(イ)ストリングが外観に表わ
れないような位置で周回ベルトを停止せしめることも可
能になり、(ロ)周回ベルトをN回だけ周回動せさて停
止せしめることも可能になる。この構成は、本出願人に
よって平成5年度実用新案登録願として別途出願中の未
公知の考案(実願平5−62891号・ワイパ用周回ベ
ルトのタイミング検出装置)である。説明の便宜上、以
下、改良考案という。
【0010】次に、図12および図13を順次に参照し
て改良考案の実施例を説明する。図12は改良考案に係
るワイパ用周回ベルトのタイミング検出装置の1実施例
を示し、主要構成部材を抽出して模式的に描いた斜視図
である。22は図6について説明したプーリであり、2
6は同じく周回ベルトである。上記周回ベルト26に、
ターゲットとしての突起37jが設けられており、該周
回ベルト26と共に矢印e方向に周回する。一方、ミラ
ーボデー3(本図12において省略,図6参照)に対し
て基板37aが固定され、この基板37aにセンサとし
てのリミットスイッチ37iが搭載されている。前記の
突起37jは、周回ベルト26が1回転して特定の周回
角位置にとなる毎に、センサであるリミットスイッチ3
7iに接触して電気信号を出力させる。これにより、周
回ベルト26が特定の角位置に達した瞬間が検知され
る。図13は、上記のセンサ(リミットスイッチ)を含
む制御回路の概要を示す電気系統図である。図示のセン
サ37iは、前掲の図12に示したセンサとしてのリミ
ットスイッチに対応する構成部分である。図示のMは周
回ベルトを駆動しているモータであって、モータドライ
バIC37eによって運転・停止制御されている。上記
のセンサ(リミットスイッチ)37iがターゲット(突
起37j)を検知すると、カウンタ37gによって検知
回数を計数し、フリップフロップ回路37f、およびト
ランジスタTr1,Tr2を介してモータドライバICを
制御してモータMの駆動電源回路を開閉制御する。
1,R2は電圧降下用固定抵抗であり、R3,R4はトラ
ンジスタのベース電流制御用固定抵抗である。C1はリ
セット用コンデンサ、R5,R6はリセット用固定抵抗で
ある。
【0011】例えば小雨のとき、周回ベルト26をN回
転だけさせて停止する場合(Nは任意に設定した正の整
数)、スイッチSWを瞬時的に押すと、モータMが作動
せしめられるとともにセンサ(リミットスイッチ37
i)の検知回数がカウンタ37gによってカウントさ
れ、このカウント回数が予め設定されたN回に達すると
モータMが停止せしめられる。これにより、ストリング
27はN回だけ払拭作動を行なう。払拭作動を終えたと
き、図6に示したストリングの一端27aがテンショナ
入口28cの近く(例えば図示の点e)に位置せしめら
れた状態でモータMが停止せしめられ、休止中にストリ
ング27が外観に現われない。
【0012】また、何らかの異常(例えば周回ベルトと
プーリとの間に大きい異物が噛み込む等)によってモー
タMの回転が外力で阻止されると、スイッチSWを押し
た後、タイマ37hが計時を開始するが、センサ37i
は検知信号を出力しない。このためカウンタ37gの計
数は開始されない。カウンタ37gの計数停止状態が、
タイマ37hによって所定時間に達すると、モータMが
ロックしているものと判断され、該モータMの通電が停
止され、モータの焼損その他の2次的故障の発生,拡大
が未然に防止される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図8ないし図11を参
照して説明した先願の発明と、図12および図13につ
いて説明した改良考案とは、いずれも先願の考案に係る
ストリング式ワイパ装置(図6,図7)の改良に関する
ものである。上記先願発明と改良考案とは、それぞれ個
別に先願の考案に適用して実施することもでき、両者を
併用して先願の考案に適用することもできる。しかし、
両者を適用した場合においても、なお次に述べるような
改良の余地が有る。すなわち、図9から容易に理解でき
るように、周回ベルト26はミラーボデー3′の外部に
位置しており、例えばストリング巻き取りドラム35a
がミラーボデー3′とミラー本体4とに囲まれた密閉空
間内に位置しているのと対照的である。周回ベルト26
がミラーボデー外に位置していて、雨滴や洗車水で濡れ
たり、塵埃が付着したりする虞れが少なくないことを念
頭に置いて図12(改良考案)を見ると、センサとして
設けたりリミットスイッチ37iが水や塵埃から保護さ
れていないことが理解される。電気的機器であるリミッ
トスイッチが水や塵埃に曝されることは、作動信頼性の
面からも、耐久性の面からも好ましくない。上記のセン
サとしてのリミットスイッチ37iに代えてホールIC
を用いたりホトセンサを用いたりしても、水や塵埃によ
る信頼性低下,耐久性低下という問題は解決されない。
【0014】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、前述した未公知の先願に係る発明に係るスト
リング式ワイパ装置を適用の対象とし、該未公知の先願
発明の構成をも欠くことのできない事項の一部として、
水や塵埃によって信頼性,耐久性を損なわれる虞れの無
い、ワイパ停止位置の制御装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】次に、本発明の基本的原
理について略述すると、(図6参照)円弧矢印d方向に
移動しつつミラー本体4の表面を払拭するストリング2
7が、その移動を停止(作動を休止)したとき、該スト
リング27が最も外観に目立たない位置を考えてみる
と、該ストリングの一端27a,27a′がテンショナ
入口28cに差しかかった時である。そして、該ストリ
ングの一端27a,27a′がテンショナ入口28cに
差しかかった時とは、テンショナ28が最大限にストリ
ング27を引き込んだ時に相当する。この関係は、テン
ショナとして図8に示したゼンマイスプリング式(巻取
ドラム式と同意・図9,図10参照)においても同様で
ある。そして、上記のテンショナはミラーボデー内に位
置していて、水や塵埃から保護されている。こうした諸
条件から、ストリングのテンショナストリングを最大に
引き込んだ時点を検出することによって、水や塵から隔
離された位置で、ストリングが最も外観に目立たない状
態になった時点を検出することができる。上述の原理に
基づいて、前記の目的(防水,防塵・停止位置検出)を
達成するため本発明装置は、ミラー本体に固着されたミ
ラーボデーに複数個のプーリが配設されており、上記複
数個のプーリに無端環状の周回ベルトが巻き掛けられて
おり、上記ミラー本体の表面付近に移動可能に配置され
たストリングの一端が前記周回ベルトに取り付けられる
とともに該ストリングの他端がテンショナに取り付けら
れて張力を与えられているワイパ装置において、前記の
テンショナは、(a)ドラム軸によって回転自在に支承
されるとともに、前記ストリングの一端を取り付けられ
て該ストリングを巻き込み,巻き出すストリング巻き取
りドラムと、(b)外周端を前記ストリング巻き取りド
ラムに取り付けられるとともに、内周端を前記ドラム軸
に取り付けられたゼンマイスプリングと、より成るもの
であって、前記のストリング巻き取りドラムに固定され
て該ストリング巻き取りドラムと一体的に回転するカム
部材と、上記のカム部材に従動して往復動するカムフォ
ロワ部材と、上記のカムフォロワ部材によって開閉され
るスイッチ機構とを具備しており、かつ、上記のスイッ
チ機構によって、前記周回ベルトの周回動を駆動してい
るモータの回転・停止が制御されるようになっているこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】上記の手段によると、ストリングを払拭用の部
材としているので、ミラー本体の反射面を隅々まで払拭
清浄することが出来て拭き残しの区域を生じない上に、
該ストリングは細い部材であるから元来、外観に目立た
ない。しかも、ストリング巻き取りドラムの回転を検出
して、該ストリングの停止位置を自動的に制御すること
ができるので、上記停止位置を適宜,任意に設定するこ
とにより、ワイパ作動を休止している状態のストリング
をほとんど外観に表わさないようにすることも可能であ
る。上記構成における回転検出の対象部材であるストリ
ング巻き取りドラムはミラーボデーと本体とで囲まれた
空間内に位置していて雨滴,洗車水や塵埃から隔離され
ているので、該ストリング巻き取りドラムの回転検出を
行なうスイッチ機構を雨滴,洗車水や塵埃から防護する
ことも容易であり、作動信頼性が高く耐久性に優れる。
払拭部材であるストリングの全長寸法はほとんど一定で
あり、このストリングがミラー本体の周辺部に巻き掛け
られている部分を除いて、ミラー本体の表面に接触して
いる部分の長さ寸法の増・減と、ストリング巻き取りド
ラムに巻き込まれている部分の減・増とは等しい。従っ
て、ストリング巻き取りドラムの回転を検出することに
よるストリングの位置検出は、格別の困難を伴わずに高
精度で行なうことができる。さらに、上記ストリング巻
き取りドラムの回転を、カム装置を介してスイッチ機構
に伝動するので、該ストリング巻き取りドラムの回転に
与えられる抵抗が少なく、テンショナの作動を妨げる虞
れが無く、円滑な作動が行なわれる。上記のテンショナ
はゼンマイスプリングによってストリングの巻き込み力
を与えられる構造であるから、ストリングの巻き込み,
巻き出し状態の変化に拘らずストリングの張力がほぼ一
定に保たれるという未公知の先願に係る発明の効果は損
ねられることなく、本発明においても発揮され、ストリ
ングによるミラー本体表面の払拭作用が、ミラー本体反
射面の全面にわたって一様であって拭きむらを生じる虞
れが無い。
【0017】
【実施例】次に、図1ないし図4を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図3は本発明に係るワイパ
停止制御装置の1実施例を示す電気系統図であって、機
械的作動部分は描かれていない。図示の1は、図1を参
照して後に詳述するスライドスイッチの導通パターンで
あって、単極単投のスイッチとして作動する構成部分で
ある。42は当該ワイパ装置の原動力をなす駆動モータ
であって、そのプラス端子はメーンスイッチ43を介し
て、マイナスアースされた車載バッテリ44のプラス極
に接続されている。45は、上記駆動モータ42を保護
するためのPTCサーミスタであって、そのプラス端子
は該駆動モータ42のマイナス端子に接続されている。
上記PTCサーミスタ45のマイナス端子は、逆流防止
ダイオード46およびプッシュスイッチ47を直列に介
してアースされ、かつ、前記スライドスイッチ導通パタ
ーン41を直列に介してアースされている。従って、メ
ーンスイッチ43がONしている状態において、プッシ
ュスイッチ47もしくはスライドスイッチ導通パターン
41の何れか一方がONすると駆動モータ42に導通さ
れ、両方がOFFすると通電が断たれる。通電が断たれ
ると駆動モータ42が停止し、ワイパが休止する。図1
は本発明に係るワイパの停止位置制御装置の1実施例に
おいて機械的に作動する構成部分を示し、(A)は巻き
取りドラムおよびスライドスイッチの周辺を描いた斜視
図、(B)は上記スライドスイッチの中に設けられてい
る導通パターンと可動接点との平面形状に作動を表わす
図形,記号および文字を記入した作動説明図表である。
図1(A)に示したストリング巻き取りドラム(略称・
巻き取りドラム)50は、先願の発明におけるストリン
グ巻き取りドラム35a(図9,図10)に対応する部
材であって、ゼンマイスプリングによって回転力を与え
られ、ストリング27を巻き込み,巻き出す部材であ
る。上記巻き取りドラムは、軸Z−Zを中心として回転
する。この巻き取りドラム50の片側の面に、上記の軸
Z−Zを中心とする螺旋カム溝50aが形成され、カム
フォロワ49が該螺旋カム溝に係合していて、前記巻き
取りドラム50の回転に伴ってカムフォロワ49は線D
−D方向に移動せしめられ、スライドスイッチ48を作
動させる。本発明を実施する際、巻き取りドラムに設け
るカム手段は螺旋カム溝に限定されるものではなく、例
えば螺旋カム突条を用いることもできる。図2は上掲の
図1(A)に示された実施例を、Z軸と線Dとを含む面
によって切断して描いた断面図である。スライドスイッ
チ48(図2参照)内には後に詳述する導通パターン4
1a,41bが設けられていて、可動接点41c′がこ
れに摺触,導通している。上記可動接点41c′はスラ
イダ48aに取り付けられており、該スライダ48aは
カムフォロワ49によって動かされる。巻き取りドラム
50は、ストリング27を巻き込んだり巻き出したりし
つつ往復回転するので、カムフォロワ49および可動接
点41c′はD−D方向に往復動せしめられる。この往
復動に伴う導通状態の変化(スイッチ開閉作動)につい
て、図1(B)を参照して以下に説明する。図1(B)
において、前記の線D−D(可動接点の往復動方向)は
図の左右方向である。D−D方向に、2本の平行な導通
パターン41a,41bが設けられており、実線で描い
た可動接点41cは、前記巻き取りドラム50がストリ
ング27を裁断源に巻き込んだときの位置を表してお
り、該巻き取りドラム50がストリングを巻き出すに伴
って図の右方に移動し、正常作動における最大限まで巻
き出されると、破線で描いた41c′の位置に移動す
る。本図1(B)に示した(イ)は、巻き取りドラム5
0がストリングを1回巻き出し,巻き込んだときの可動
接点の軌跡を模式的に表わしたものである。(ロ)は、
この間の全ストロークを表わしている。上記41c位置
の可動接点と、41c′位置の可動接点とを比較して理
解されるように、右端位置の可動接点41c′は導通パ
ターン41aと同41bとを導通せしめてスイッチ機構
をONさせる。そして、左端位置の可動接点41cは上
記2個の導通パターン41a,41bとを相互に導通さ
せず、スイッチ機構はOFFされる。本図(B)に示し
た(ハ)は、上記2個の導通パターンが相互に導通され
てONする、可動接点の移動区間を表し、(ニ)は同じ
く相互に導通されずにOFFする区間を表している。概
要的に言えば可動接点が左端付近に位置する時のみOF
Fとなり、その他の全ストロークにおいてはONとな
る。すなわち、巻き取りドラム50がストリング27を
ストローク一杯に巻き込んだときだけ、スイッチ機構が
OFFされる。図3と図1(B)とを対比参照しつつ、
本実施例における作動を説明すると、初期条件として、
巻き取りドラム50がストリング27をストローク一杯
に巻き込んでいるものとする。ストリング中の多くの部
分はテンショナの巻き取りドラムに巻き込まれていると
いうことは、ミラー本体の表面に位置している部分が一
番少ないことを意味し、外観上、最も好ましい状態であ
ることを意味する。この時、可動接点41cは図1
(B)の左端の位置に在り、図3のスライドスイッチ導
通パターン41はOFFしている。従って、メーンスイ
ッチ43をONしても、プッシュスイッチ47をONし
ない限り駆動モータ42に通電されない。次に、プッシ
ュスイッチ47を押してONさせると、駆動モータ42
と該プッシュスイッチ47とを結び、車載バッテリ44
を直列に含む閉回路が形成されて、該駆動モータ42が
回転を開始し、当該ワイパ装置が作動し始める。これに
伴って巻き取りドラムが往復回転して可動接点41cは
往復動を繰り返す。前記プッシュスイッチ47から手を
放してOFFさせると、前記の閉回路が成立しなくな
り、その時の状態に応じて次の(a),(b)2つの内
の何れかのようになる。 (a)プッシュスイッチ47がOFFしたとき、偶然、
図1(B)に(ニ)として示した非導通区間内に可動接
点41cが位置していれば、駆動モータ42は即時に通
電を断たれて停止する。これにより当該ワイパ装置が休
止して、可動接点41cはその位置に停止したままとな
る。 (b)プッシュスイッチ47がOFFしたとき、前記の
可動接点が図1(B)に(ハ)として示した導通区間内
に位置していると、(図3参照)駆動モータ42と、O
N状態のスライドスイッチ導通パターン41と、車載バ
ッテリ44とを結ぶ閉回路が成立しているので、該駆動
モータ42の通電が継続され、当該ワイパ装置は作動を
継続するが、前記可動接点41cが図1(B)の左端部
に差しかかったときスイッチ機構がOFFし、駆動モー
タ42が停止し、当該ワイパ装置が休止する。 上記(a),(b)いずれの場合でも、可動接点41c
が初期条件と同じ位置で停止せしめられる。上記の初期
条件とは、先に述べたように、ストリングが外観にほと
んど現われない状態であり、最も好ましい外観を呈する
状態である。また、初期条件と同じ状態で停止するの
で、再度プッシュスイッチ47を押すと、前述の作動が
繰り返されることになる。
【0018】図4は前記と異なる実施例を示し、前記実
施例における図1(B)に対応する外観斜視図である。
前記実施例と同一の符号および名称を付した巻き取りド
ラム50,螺旋カム溝50a,カムフォロワ49,およ
びストリング27は、前記実施例におけると同様ないし
類似の構成部分である。本実施例においては、前記実施
例におけるスライドスイッチ48に代えてリミットスイ
ッチ61を用いた。本例のリミットスイッチ61はレバ
ー形のもので、外力を受けるレバー61aと、上記レバ
ー61aによって押動される被動ボタン61bとを有す
る常閉形のスイッチである。上記のレバー61aは、円
弧矢印on−off方向の比較的大きいアイドルストロ
ークを有し、矢印on方向のストロークエンド付近で被
動ボタン61bを押動して当該リミットスイッチ61を
OFFさせ、それ以外の状態ではONさせる。この作用
を図1(B)と比較してみると、本例のリミットスイッ
チ61のスイッチ作動特性が、前例のスライドスイッチ
48のスイッチ作動特性に類似していることが分かる。
すなわち、概要的に見て、D−D方向ストロークの左端
付近のみにおいてOFFし、その他の大部分においてO
Nしている。図4に示すように、前記リミットスイッチ
61のレバー61aの先端部を、前記実施例におけると
同様ないし類似のカムフォロワ49に係合して連動させ
ると、前記実施例におけると同様の作用,効果が得られ
る。なお、本実施例(図4)の電気系統については、図
3に示した前記実施例に係る電気系統図のうち、スライ
ドスイッチ導通パターン41を、リミットスイッチ61
と読み替えれば良い。
【0019】
【発明の効果】本発明を適用すると、ストリングを払拭
用の部材としているので、ミラー本体の反射面を隅々ま
で払拭清浄することが出来て拭き残しの区域を生じない
上に、該ストリングは細い部材であるから元来、外観に
目立たない。しかも、ストリング巻き取りドラムの回転
を検出して、該ストリングの停止位置を自動的に制御す
ることができるので、上記停止位置を適宜,任意に設定
することにより、ワイパ作動を休止している状態のスト
リングをほとんど外観に表さないようにすることも可能
である。上記構成における回転検出の対象部材であるス
トリング巻き取りドラムはミラーボデーとミラー本体と
で囲まれた空間内に位置していて雨滴,洗車水や塵埃か
ら隔離されているので、該ストリング巻き取りドラムの
回転検出を行なうスイッチ機構を雨滴,洗車水や塵埃か
ら防護することも容易であり、作動信頼性が高く耐久性
に優れる。払拭部材であるストリングの全長寸法はほと
んど一定であり、このストリングがミラー本体の周辺部
に巻き掛けられている部分を除いて、ミラー本体の表面
に接触している部分の長さ寸法の増・減と、ストリング
巻き取りドラムに巻き込まれている部分の減・増とは等
しい。従って、ストリング巻き取りドラムの回転を検出
することによるストリングの位置検出は、格別の困難を
伴わずに高精度で行なうことができるという優れた実用
的効果を奏する。
【0020】さらに、上記ストリング巻き取りドラムの
回転を、カム装置を介してスイッチ機構に伝動するの
で、該ストリング巻き取りドラムの回転に与えられる抵
抗が少なく、テンショナの作動を妨げる虞れが無く、円
滑な作動が行なわれる。上記のテンショナはゼンマイス
プリングによってストリングの巻き込み力を与えられる
構造であるから、ストリングの巻き込み,巻き出し状態
の変化に拘らずストリングの張力がほぼ一定に保たれる
という未公知の先願に係る発明の効果は損なわれること
なく、本発明においても発揮され、ストリングによるミ
ラー本体表面の払拭作用が、ミラー本体反射面の全面に
わたって一様であって拭きむらを生じる虞れが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパの停止位置制御装置の1実
施例において機械的に作動する構成部分を示し、(A)
は巻き取りドラムおよびスライドスイッチの周辺を描い
た斜視図、(B)は上記スライドスイッチの中に設けら
れている導通パターンと可動接点との平面形状に作動を
表わす図形,記号および文字を記入した作動説明図表で
ある。
【図2】上掲の図1(A)に示された実施例を、Z軸と
線Dとを含む面によって切断して描いた断面図である。
【図3】本発明に係るワイパの停止位置制御装置の1実
施例を示す電気系統図であって、機械的作動部分は描か
れていない。
【図4】前記と異なる実施例を示し、前記実施例におけ
る図1(B)に対応する外観斜視図である。
【図5】従来例に係るワイパ装置を備えた車両用アウト
サイドミラーの正面外観図である。
【図6】先願の考案に係るミラー用ワイパ装置の1実施
例を示し、一部を破断して描いた正面図である。
【図7】上記実施例におけるストリングの両端部を示す
模式的な断面図であって、(A)は該ストリングの一端
が周回ベルトに取り付けられている状態を描き、(B)
は上記ストリングの他端がテンショナに取り付けられて
張力を与えられている状態を描いてある。
【図8】先願発明に係るストリング式ワイパ装置の1実
施例を示し、部分的に破断して描いた正面図である。
【図9】上掲の図8に示した実施例に設けられているス
トリングテンショナのC−C断面矢視図である。
【図10】前掲の図9に示されている構成部材の中で、
ストリングを巻き込んで張力を与える作用に関与する主
要部材を抽出して描いた分解斜視図である。
【図11】上記実施例の作用,効果を説明するために示
したもので、(A)は先願に係るストリング式ワイパに
用いられているコイルスプリングにおけるストリング巻
き込み長さとストリング張力(すなわちバネ荷重)との
関係を示す図表であり、(B)は本発明に用いられるゼ
ンマイスプリングにおけるストリング巻き込み長さとス
トリング張力(すなわちバネ荷重)との関係を示す図表
である。
【図12】改良考案に係るワイパ用周回ベルトのタイミ
ング検出装置の1実施例を示し、主要構成部材を抽出し
て模式的に描いた斜視図である。
【図13】上記のセンサ(リミットスイッチ)を含む制
御回路の概要を示す電気系統図である。
【符号の説明】
3…ミラーボデー、4…ミラー本体、12…ミラーハウ
ジング、17…伝動ベルト、20…庇状部、22…駆動
用のプーリ、23…ミラーベース、24…ワイパアー
ム、25…アイドラプーリ、26…周回ベルト、27,
27′…ストリング、27a,27a′…ストリングの
一端、27b…ストリングの他端、27c…ストリング
のストロークエンド、28…テンショナ、28a…管
路、28b…テンショナコイルスプリング、28c…テ
ンショナ入口、29…ワイパブレード、33a…駆動歯
車、33b,33c…中間歯車、33d…被動歯車、3
5…ストリングテンショナ、35a…ストリング巻き取
りドラム、35b…ドラム軸、35c…ドラムカバー、
35d…ゼンマイスプリング、35e…切割り、37a
…基板、37f…フリップフロップ回路、37g…カウ
ンタ、37h…タイマ、37i…ターゲットとしての突
起、37j…センサとしてのリミットスイッチ、41…
スライドスイッチ導通パターン、41a,41b…パタ
ーン、41c,41c′…可動接点、42…駆動モー
タ、43…メーンスイッチ、44…車載バッテリ、45
…PTCサーミスタ、46…逆流防止ダイオード、47
…プッシュスイッチ、48…スライドスイッチ、49…
カムフォロワ、50…巻き取りドラム、50a…螺旋カ
ム溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー本体に固着されたミラーボデーに
    複数個のプーリが配設されており、上記複数個のプーリ
    に無端環状の周回ベルトが巻き掛けられており、上記ミ
    ラー本体の表面付近に移動可能に配置されたストリング
    の一端が前記周回ベルトに取り付けられるとともに該ス
    トリングの他端がテンショナに取り付けられて張力を与
    えられているワイパ装置において、 前記のテンショナは、(a)ドラム軸によって回転自在
    に支承されるとともに、前記ストリングの一端を取り付
    けられて該ストリングを巻き込み,巻き出すストリング
    巻き取りドラムと、(b)外周端を前記ストリング巻き
    取りドラムに取り付けられるとともに、内周端を前記ド
    ラム軸に取り付けられたゼンマイスプリングと、より成
    るものであって、 前記のストリング巻き取りドラムに固定されて該ストリ
    ング巻き取りドラムと一体的に回転するカム部材と、 上記のカム部材に従動して往復動するカムフォロワ部材
    と、 上記のカムフォロワ部材によって開閉されるスイッチ機
    構とを具備しており、 かつ、上記のスイッチ機構によって、前記周回ベルトの
    周回動を駆動しているモータの回転・停止が制御される
    ようになっていることを特徴とする、ワイパの停止位置
    制御装置。
JP6140429A 1994-06-22 1994-06-22 ワイパの停止位置制御装置 Pending JPH082386A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2763441A1 (fr) * 1997-05-13 1998-11-20 Valeo Systemes Dessuyage Motoreducteur pour essuie-glace de vehicule automobile avec dispositif d'arret fixe a came
CN104999997A (zh) * 2014-07-28 2015-10-28 刘佳佳 一种用于车辆后视镜的雨刷器

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