JPH08238436A - 回転刃を有する細断装置 - Google Patents

回転刃を有する細断装置

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JPH08238436A
JPH08238436A JP6884795A JP6884795A JPH08238436A JP H08238436 A JPH08238436 A JP H08238436A JP 6884795 A JP6884795 A JP 6884795A JP 6884795 A JP6884795 A JP 6884795A JP H08238436 A JPH08238436 A JP H08238436A
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rotary blade
rotary
fixed blade
edge
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Shigeru Nishiguchi
茂 西口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細断装置における回転刃刃先と固定刃刃先で
構成される切断部の過負荷防止。 【構成】 回転刃3の刃先回転軌道円の頂点より回転角
略々60°の範囲に固定刃を配設し、切断部13直上の
被細断物Cの滞留空間14,14Aに被細断物Cの反転
還流案内板15A,15Bを設けた細断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削加工によって生ず
る切粉等の切削屑、空缶のような廃棄物の細断処理に利
用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転刃を有する細断装置は、図5
に示す如く、上部に投入開口を、下部に排出開口を有す
る筐体1の対向側壁に駆動回転軸2を挿通軸受し、該軸
上に多数の回転刃3をキー溝で固定し、該回転刃3を下
方より囲繞して上方を拡開した被細断物投入ホッパ4が
設けられ、ホッパ4の底部には細断された被細断物のス
クリーン穴5が多数設けられている。
【0003】そして、前記回転軸2に平行に長手方向に
取付けられた固定刃取付台座6には回転刃の刃先回転軌
道円の頂点より回転角略々90°の位置に固定刃7が調
節ボルト8A,8Bによって回転軸2の軸心に対して半
径方向に水平に進退動可能に取付けられて固定刃と回転
刃の刃先間隙間を調節しており、回転刃3の刃先と固定
刃7の刃先とで切断部9を構成している。
【0004】そこで、投入ホッパ4より被細断物、例え
ば捲回状の切削屑Cを投入すると、矢印方向に回転する
回転刃3により被細断物Cは切断部9に運ばれ、細断さ
れてスクリーン穴5より下方へ放下排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、固定刃の刃先調節が回転刃の刃先回転軌道の頂点
より回転角略々90°の位置で半径方向に水平に進退動
することによりなされるので、切断部9が回転刃の刃先
回転軌道円に対する垂直方向接線位置に形成されるから
被細断物Cの切断部9の直上に形成される被細断物の滞
留空間Aが底の深い漏斗状となるため、該滞留空間Aに
被細断物の棚吊り状態が現出して、切断部9への被細断
物Cの円滑な流下供給を阻害する。
【0006】また、上述した棚吊り状態が現出しないと
しても深い漏斗状に被細断物が供給されるとすれば、ホ
ッパへの投入量が増大したときホッパ内の被細断物重量
が該漏斗状の滞留空間A内の被細断物に加重されて下方
へ圧縮され切断部9への過剰供給となり回転刃に過負荷
が作用して回転停止の状態となるという問題点を有して
いる。
【0007】さらに、切断困難な塊状異物Bが混入して
いるときは、切断部9において回転刃3に過負荷が発生
して回転軸2が停止し、駆動モータ等の焼損事故又は回
転刃、固定刃の刃先の折損事故が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術の問題点を解決するため、切断部直上に形成される
被細断物滞留空間の上方が拡開されるように固定刃を回
転刃の刃先回転軌道円の上半円部の頂点より回転角略々
60°の範囲に配設し、固定刃の刃先を回転刃の刃先に
対して可動に設け、回転刃と固定刃による切断部直上に
形成される被細断物滞留空間に被細断物の反転還流案内
板を設け、さらに、投入ホッパの固定刃取付側と反対側
の流下案内板に硬質異物排出口を設けたものである。
【0009】
【作用】固定刃が回転刃の回転軌道円の頂点より回転角
略々60°の範囲に配設されているので、切断部におけ
る回転刃の刃先回転軌道円に対する接線方向が垂直方向
より略々30°以上傾くことになるから、被細断物滞留
空間が底の浅い拡開度大なる漏斗状に形成されるため、
ホッパ内の被細断物重量による加重が軽減されて該空間
内での被細断物の流動が容易となり、反転還流案内板を
設けることにより、流動化が促進されて回転刃への過負
荷が解消される。そして、混入した硬質異物は、回転刃
を逆転させることにより切断部より反対側の硬質異物排
出口に運ばれて排出される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の断面図であって、筐体1の対
向側壁間に挿通し回転自在に軸受された駆動回転軸2に
は多数の回転刃3がキー溝で取付けられ、該回転刃3の
上部には投入ホッパ10が取付けられ、下部にはスクリ
ーン穴5を設け、固定刃11は回転刃3の刃先回転軌道
円の頂点より回転角略々60°の範囲の円弧面の接線方
向に可動に固定刃取付台座12に取付けられており、図
示の固定刃11は略々45°の回転角位置における接線
方向に取付けられている。
【0011】したがって、被細断物Cの切断部13にお
ける滞留空間14は底の浅い拡開漏斗状に形成されてお
り、反転還流案内板15Aはホッパ10の流下案内板を
兼ねているが別に設けてもよく、反転還流案内板15A
の傾斜角は実験的に水平面より30°〜45°の範囲内
の傾斜が望ましい。なお、上記実施例では固定刃を接線
方向に配設しているが、半径方向に配設しても差支えな
い。また、ホッパ10の固定刃取付側と反対側の流下案
内板15Bには硬質異物Bの排出口16が開設されてい
る。
【0012】図2は、本発明の第2実施例の断面図であ
って、剛性又は弾性が大であって図1に示す形状の滞留
空間から弾撥飛散するおそれのある被細断物Cの場合の
細断装置であって、図1と異なる点は滞留空間14Aの
切断部近傍に飛散防止板17を設け、該防止板17によ
って被細断物Cを滞留空間外に散逸しないようにしたも
のである。
【0013】図3の如く、回転刃3が矢印方向に正転中
に硬質異物Bが切断部に噛み込んだ時は回転軸2に過負
荷が作用するので、該過負荷を公知の検知手段で検知し
て回転軸2の矢印方向の正転を停止させたのち、図4の
如く回転刃2を矢印方向に逆転させると、該異物Bは図
3の状態から回転刃面にのって排出口16外へ放下さ
れ、ホッパ中より除去されるものである。異物を排出し
たのち、再び回転刃2を正転駆動して細断を開始する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、固定刃を回転刃の刃先回転軌
道円の頂点より回転角略々60°の範囲の位置に設けた
から、該範囲の円弧面に対する接線は垂直にならずに傾
き、該傾いた接線にそって形成された切断部直上の被細
断物滞留空間は底が浅く且つ上方が拡開された形状とす
ることができるので、被細断物の該空間における加重圧
縮作用が軽減されて流動化が容易となり、該空間に反転
還流案内板を設けることにより流動化し易くなった被細
断物の反転還流が強制的に行われるから、切断部に過負
荷が作用せず、常に適正量の被細断物が切断部に還流供
給され、細断効率を向上させることができる。
【0015】さらに、ホッパに切断困難な硬質異物が混
入して切断部に噛み込んでも回転刃を逆転させることに
よって、ホッパの側面に設けた排出口より容易にホッパ
外に排出されるので、人手による異物除去作業が不要に
なり省力化を実現できる等のすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の断面図。
【図2】 本発明の第2実施例の断面図。
【図3】 硬質異物噛み込み時の説明断面図。
【図4】 硬質異物排出時の説明断面図。
【図5】 従来例の断面図。
【符号の説明】
1 筐体 2 回転軸 3 回転刃 8A,8B 固定刃微調節ボルト 10,10A 投入ホッパ 11 固定刃 12 固定刃取付台床 13 切断部 14,14A 滞留空間 15A,15B 反転還流案内板 B 硬質異物 C 被細断物
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術の問題点を解決するため、切断部直上に形成される
被細断物滞留空間の上方が拡開されるように固定刃を回
転刃の刃先回転軌道円の上半円部の頂点より回転角略々
60°の範囲に配設し、回転刃と固定刃による切断部直
上に形成される被細断物滞留空間に被細断物の反転還流
案内板を設け、さらに、投入ホッパの固定刃取付側と反
対側の流下案内板に硬質異物排出口を設けたものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃と回転刃による細断装置におい
    て、固定刃を回転刃の刃先回転軌道円の頂点より回転角
    60°の範囲に配設し、固定刃の刃先を回転刃の刃先に
    対して可動に設けた回転刃を有する細断装置。
  2. 【請求項2】 固定刃と回転刃の切断部直上に形成され
    る被細断物滞留空間に該被細断物の反転還流案内板を設
    けた請求項1記載の細断装置。
  3. 【請求項3】 回転刃上に被細断物を流下供給する投入
    ホッパの前記固定刃取付側の反対側の流下案内板に硬質
    異物の排出口を設けた請求項1および2の細断装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998034758A1 (de) * 1997-02-10 1998-08-13 Filterwerk Mann+Hummel Gmbh Aufbereitungseinrichtung für späne enthaltende kühl- und schmierstoffe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998034758A1 (de) * 1997-02-10 1998-08-13 Filterwerk Mann+Hummel Gmbh Aufbereitungseinrichtung für späne enthaltende kühl- und schmierstoffe
US6343753B1 (en) * 1997-02-10 2002-02-05 Filterwerk Mann & Hummel Gmbh Recycling device for chips-containing coolants and lubricants

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