JPH08238277A - 汚物の処理用具 - Google Patents
汚物の処理用具Info
- Publication number
- JPH08238277A JPH08238277A JP3098396A JP3098396A JPH08238277A JP H08238277 A JPH08238277 A JP H08238277A JP 3098396 A JP3098396 A JP 3098396A JP 3098396 A JP3098396 A JP 3098396A JP H08238277 A JPH08238277 A JP H08238277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enclosure
- nurse
- tool
- excrement
- excrements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 看護人が被看護人の排泄物を処理するときに
その処理に支障をきたすことなく異臭から逃れられるよ
うにすること並びに不用時には場所をとらず持ち運びも
便利にすること。 【解決手段】 看護を受ける者の排便処理個所を覆い得
る透視可能な包囲体９と、この包囲体９に設けられ看護
人の腕を包囲体９内に挿入し得る操作口１０−１、１０
−２とを備え、前記包囲体９は開閉手段１５によって使
用時に拡開し、不用時に格納可能に構成したものであ
る。
その処理に支障をきたすことなく異臭から逃れられるよ
うにすること並びに不用時には場所をとらず持ち運びも
便利にすること。 【解決手段】 看護を受ける者の排便処理個所を覆い得
る透視可能な包囲体９と、この包囲体９に設けられ看護
人の腕を包囲体９内に挿入し得る操作口１０−１、１０
−２とを備え、前記包囲体９は開閉手段１５によって使
用時に拡開し、不用時に格納可能に構成したものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人や病人などを
看護する際の汚物処理時に発生する異臭から逃れるため
の処理用具に関するものである。
看護する際の汚物処理時に発生する異臭から逃れるため
の処理用具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来寝たきり老人や、体を動かすことの
できない病人は、横になった状態で排便することになる
から、いわゆるおしめを当てがうことになるのが一般的
である。看護人はこのおしめを取り換えることになるの
であるが、その取り換えの際におしめに付着した排泄物
を看護人は直接嗅ぐことになるので、看護人はその異臭
に悩まされていた。
できない病人は、横になった状態で排便することになる
から、いわゆるおしめを当てがうことになるのが一般的
である。看護人はこのおしめを取り換えることになるの
であるが、その取り換えの際におしめに付着した排泄物
を看護人は直接嗅ぐことになるので、看護人はその異臭
に悩まされていた。
【０００３】そこで、本発明者はこの問題を解決すべ
く、図２に示す汚物の処理用具を開発した。
く、図２に示す汚物の処理用具を開発した。
【０００４】即ち、図２において、１は包囲体であって
内部が見える程度のわん曲透明体であり、半円筒をなし
ている。又、包囲体１には左右側部に一対の操作口２−
１、２−２を有しこの操作口２−１、２−２には、開放
端部が密着してぶら下がり状態に長いゴム又は樹脂製の
手袋２０−１、２０−２が取り付けられている。３は空
気の採り入れ口であり、空気の流入可能に適当な面積を
有している。４は排出口であり、家庭用掃除機あるいは
集中換気システムのホース２１を接続している。包囲体
１の側部には、塩ビシートなどのドレープ性のあるカー
テン５−１、５−２が吊設され、やや長めにして胴体の
縁に空密性を保つために接着されている。同じく包囲体
１の半円筒裾部には前記カーテンと同様な材質にて空密
性を保持するためにスカート６−１、６−２が取り付け
られている。この処理用具を用いて排泄物を処理すると
きには、カーテン５−１、５−２がそれぞれ看護を受け
る者（以下被看護人という）の腹部と脚部にかかるよう
に置き、カーテンのドレープ性を利用してほぼ完全に被
看護人を含む空間を空密に囲む。看護人は、被看護人に
対して覆いかぶさるような位置につき、両手を手袋２０
−１、２０−２に挿入して必要な汚物処理を行う。この
とき排出口４に家庭用電気掃除機の吸気側のホース２１
を接続する一方、掃除機の排気側にもホースを接続して
ホースの他端を屋外へ出すようにする。又、ベッドの場
合においては、包囲体１の下面開口部を排出口として、
この包囲体１の排出口に開口するようにベッドの一部に
排気口を設けてもよい。実感としては包囲体１内の空気
は風が起こるほどではないが、若干負圧に保たれるの
で、空気の採り入れ口３においては外側から新鮮な空気
が包囲体１内へ流入する。従って排泄物からの異臭が排
出口４を経て、屋外へ排出される。なお、上記のように
直接異臭を戸外へ排出する以外に、排気経路途中に消臭
手段を設けて臭気を緩和して排気すれば建物の密集地域
で効果的である。包囲体１には、ハンガー７−１、７−
２、７−３が吊設され、排泄物を処理した後、これを包
むためのラップシート８が所用量だけ掛けられるように
なっている。これにより包囲体１を取り除く前に排泄物
を空密に封じることができる。
内部が見える程度のわん曲透明体であり、半円筒をなし
ている。又、包囲体１には左右側部に一対の操作口２−
１、２−２を有しこの操作口２−１、２−２には、開放
端部が密着してぶら下がり状態に長いゴム又は樹脂製の
手袋２０−１、２０−２が取り付けられている。３は空
気の採り入れ口であり、空気の流入可能に適当な面積を
有している。４は排出口であり、家庭用掃除機あるいは
集中換気システムのホース２１を接続している。包囲体
１の側部には、塩ビシートなどのドレープ性のあるカー
テン５−１、５−２が吊設され、やや長めにして胴体の
縁に空密性を保つために接着されている。同じく包囲体
１の半円筒裾部には前記カーテンと同様な材質にて空密
性を保持するためにスカート６−１、６−２が取り付け
られている。この処理用具を用いて排泄物を処理すると
きには、カーテン５−１、５−２がそれぞれ看護を受け
る者（以下被看護人という）の腹部と脚部にかかるよう
に置き、カーテンのドレープ性を利用してほぼ完全に被
看護人を含む空間を空密に囲む。看護人は、被看護人に
対して覆いかぶさるような位置につき、両手を手袋２０
−１、２０−２に挿入して必要な汚物処理を行う。この
とき排出口４に家庭用電気掃除機の吸気側のホース２１
を接続する一方、掃除機の排気側にもホースを接続して
ホースの他端を屋外へ出すようにする。又、ベッドの場
合においては、包囲体１の下面開口部を排出口として、
この包囲体１の排出口に開口するようにベッドの一部に
排気口を設けてもよい。実感としては包囲体１内の空気
は風が起こるほどではないが、若干負圧に保たれるの
で、空気の採り入れ口３においては外側から新鮮な空気
が包囲体１内へ流入する。従って排泄物からの異臭が排
出口４を経て、屋外へ排出される。なお、上記のように
直接異臭を戸外へ排出する以外に、排気経路途中に消臭
手段を設けて臭気を緩和して排気すれば建物の密集地域
で効果的である。包囲体１には、ハンガー７−１、７−
２、７−３が吊設され、排泄物を処理した後、これを包
むためのラップシート８が所用量だけ掛けられるように
なっている。これにより包囲体１を取り除く前に排泄物
を空密に封じることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の処理用具におい
ては、被看護人の排泄物を処理するときに確かに異臭か
ら逃れられるものであったが、不用時に場所をとり、ま
た、持ち運ぶのに不便であった。本発明の解決しようと
する課題は、被看護人の排泄物を処理するときにその処
理に支障をきたすことなく異臭から逃れられ、かつ、不
用時に場所をとらず、持ち運ぶのも便利にすることであ
る。
ては、被看護人の排泄物を処理するときに確かに異臭か
ら逃れられるものであったが、不用時に場所をとり、ま
た、持ち運ぶのに不便であった。本発明の解決しようと
する課題は、被看護人の排泄物を処理するときにその処
理に支障をきたすことなく異臭から逃れられ、かつ、不
用時に場所をとらず、持ち運ぶのも便利にすることであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明の汚物の
処理用具は、看護を受ける者の排便処理個所を覆い得る
透視可能な包囲体と、この包囲体に設けられ看護人の腕
を包囲体内に挿入し得る操作口とを備え、前記包囲体は
開閉手段によって使用時に拡開し、不用時に格納可能に
構成してなるものである。
処理用具は、看護を受ける者の排便処理個所を覆い得る
透視可能な包囲体と、この包囲体に設けられ看護人の腕
を包囲体内に挿入し得る操作口とを備え、前記包囲体は
開閉手段によって使用時に拡開し、不用時に格納可能に
構成してなるものである。
【０００７】請求項２の発明の汚物の処理用具は、請求
項１の発明の処理用具の操作口に、包囲体の外部より腕
を入れて操作可能に当着してなる手袋を設けたものであ
る。
項１の発明の処理用具の操作口に、包囲体の外部より腕
を入れて操作可能に当着してなる手袋を設けたものであ
る。
【０００８】請求項１の発明によれば、包囲体により被
看護人の排便処理個所を覆った状態で包囲体の操作口よ
り看護人の腕を挿入して被看護人の排泄物を処理するこ
とができるので、看護人は被看護人の排泄物処理をする
ときにその異臭から逃れられる。また、この処理用具
は、包囲体を開閉手段によって使用時に拡開し、不用時
に格納する構成としたことにより、不用時には処理用具
を閉じることで、場所をとらないとともに手軽に持ち運
びできる。請求項２の発明によれば、処理用具の操作口
に手袋が設けられているので、被看護人の排泄物処理の
際にいちいち手袋を装着する手間が省け、手際よく仕事
が実施できる。
看護人の排便処理個所を覆った状態で包囲体の操作口よ
り看護人の腕を挿入して被看護人の排泄物を処理するこ
とができるので、看護人は被看護人の排泄物処理をする
ときにその異臭から逃れられる。また、この処理用具
は、包囲体を開閉手段によって使用時に拡開し、不用時
に格納する構成としたことにより、不用時には処理用具
を閉じることで、場所をとらないとともに手軽に持ち運
びできる。請求項２の発明によれば、処理用具の操作口
に手袋が設けられているので、被看護人の排泄物処理の
際にいちいち手袋を装着する手間が省け、手際よく仕事
が実施できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の汚物の処理用具
の実施の形態であり、包囲体９は透明な樹脂シートでで
きており、通常の傘の逆の構造となっており、傘に用い
られているような開閉手段１５によって使用時に拡開
し、不用時には格納できる。包囲体９の一つの面には看
護人の両手が挿入できるように、操作口１０−１、１０
−２が開口され、放射状にスリットされたシート１１で
ふさがれており、これにより気密性を保つ。他の面には
図２の場合と同様に排出口１２を設けており、掃除機の
ホース１３が接続される。又、裾の部分はドレープ性の
あるやや厚手の樹脂シートよりなるスカート１４が裾部
全周に亘り連設され、被看護人にかぶせた場合に空密に
なり易い構造となっている。
の実施の形態であり、包囲体９は透明な樹脂シートでで
きており、通常の傘の逆の構造となっており、傘に用い
られているような開閉手段１５によって使用時に拡開
し、不用時には格納できる。包囲体９の一つの面には看
護人の両手が挿入できるように、操作口１０−１、１０
−２が開口され、放射状にスリットされたシート１１で
ふさがれており、これにより気密性を保つ。他の面には
図２の場合と同様に排出口１２を設けており、掃除機の
ホース１３が接続される。又、裾の部分はドレープ性の
あるやや厚手の樹脂シートよりなるスカート１４が裾部
全周に亘り連設され、被看護人にかぶせた場合に空密に
なり易い構造となっている。
【００１０】排泄物を処理するときは包囲体９を被看護
人にかぶせるが、このときスカート１４を充分な長さに
することにより、敷ぶとんと被看護人とのすき間などは
ほぼ完全にふさぐことができる。
人にかぶせるが、このときスカート１４を充分な長さに
することにより、敷ぶとんと被看護人とのすき間などは
ほぼ完全にふさぐことができる。
【００１１】排出口１２には掃除機の吸入口をつなぐ
他、集中排気システムの吸入口をホース等の搬送パイプ
を用い連結し包囲体９内の空気を排出することができ
る。この場合外部からの空気の採り入れは操作口１０−
１、１０−２から行なわれる。すなわち、この操作口１
０−１、１０−２が、空気の採り入れ口にもなってい
る。この実施形態において看護人はあらかじめ手袋をは
めてから処理作業を行なうことになるが、この実施形態
に限らず、操作口１０−１、１０−２に図２に示したご
とき被看護人の排泄物処理操作可能な手袋２０−１、２
０−２を当着しておいてもよい。
他、集中排気システムの吸入口をホース等の搬送パイプ
を用い連結し包囲体９内の空気を排出することができ
る。この場合外部からの空気の採り入れは操作口１０−
１、１０−２から行なわれる。すなわち、この操作口１
０−１、１０−２が、空気の採り入れ口にもなってい
る。この実施形態において看護人はあらかじめ手袋をは
めてから処理作業を行なうことになるが、この実施形態
に限らず、操作口１０−１、１０−２に図２に示したご
とき被看護人の排泄物処理操作可能な手袋２０−１、２
０−２を当着しておいてもよい。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、看護人
は被看護人の排泄物を処理するときに、その処理に支障
をきたすことなく被看護人の排泄物の異臭から逃れるこ
とができるとともに、不用時には場所をとらず、持ち運
びも手軽に行なうことができる汚物の処理用具を提供で
きるものである。
は被看護人の排泄物を処理するときに、その処理に支障
をきたすことなく被看護人の排泄物の異臭から逃れるこ
とができるとともに、不用時には場所をとらず、持ち運
びも手軽に行なうことができる汚物の処理用具を提供で
きるものである。
【図１】本発明の汚物の処理用具の実施形態を示す斜視
図。
図。
【図２】本発明者が当初開発した比較例としての汚物の
処理用具を示す斜視図。
処理用具を示す斜視図。
包囲体……９ 操作口……１０−１、１０−２ 開閉手段……１５ 手袋……２０−１、２０−２
Claims (2)
- 【請求項１】 看護を受ける者の排便処理個所を覆い得
る透視可能な包囲体と、この包囲体に設けられ看護人の
腕を包囲体内に挿入し得る操作口とを備え、前記包囲体
は開閉手段によって使用時に拡開し、不用時に格納可能
に構成してなる汚物の処理用具。 - 【請求項２】 操作口に、包囲体の外部より腕を入れて
操作可能に当着してなる手袋を設けた請求項１に記載の
汚物の処理用具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3098396A JPH08238277A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 汚物の処理用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3098396A JPH08238277A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 汚物の処理用具 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7958892A Division JPH05277150A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 汚物の処理方法及び該方法を実施するための処理用具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08238277A true JPH08238277A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12318879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3098396A Pending JPH08238277A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 汚物の処理用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08238277A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015231506A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 昌子 土田 | オマルの消臭防音カバー |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5540891B2 (ja) * | 1978-06-29 | 1980-10-21 | ||
| JPS5614320B2 (ja) * | 1976-02-27 | 1981-04-03 | ||
| JPS5825126B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1983-05-25 | 三菱重工業株式会社 | スイチユウドシヤ ノ シンドウシメカタメホウホウ |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP3098396A patent/JPH08238277A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5825126B2 (ja) * | 1974-03-22 | 1983-05-25 | 三菱重工業株式会社 | スイチユウドシヤ ノ シンドウシメカタメホウホウ |
| JPS5614320B2 (ja) * | 1976-02-27 | 1981-04-03 | ||
| JPS5540891B2 (ja) * | 1978-06-29 | 1980-10-21 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015231506A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 昌子 土田 | オマルの消臭防音カバー |
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