JP2004160137A - 車椅子に装着する排便排尿自動処理便器 - Google Patents

Abstract

【課題】車椅子に乗っている人体が車椅子に乗りながらにして排便、排尿を可能にした車椅子に装着する排便排尿自動処理便器を提供する。
【解決手段】排便、排尿時は自身の意思又は意思によらなくても検知センサー５により検知し、自動、手動にかかわらず車椅子１に乗りながらにして排便排尿が可能で、事後は洗浄噴射ノズル６によって洗浄、温風乾燥ノズル９によって乾燥、臭気の排気を排気管及温風発生送風装置並びにセンサーボックス１３で行う。
【選択図】図１

Description

【０００１】介護生活上の利用分野
車椅子を必要とする身体障害者、重病人の人達の病院又はそれに類する施設、家庭内における排便、排尿には介護人の労務は多大な疲労があり、車椅子を必要とする人達も精神的苦痛、肉体的苦痛のため不便さを感じ、大きな社会問題にもなっているのが実情である、又介護人の付き添う時間も限られ、この社会問題の改善が早急に求められています。
本発明は今までの不便さを車椅子を乗りながらにして自動又は任意の手動により排便排尿、乾燥を行い、さわやかな生活を実現させることが出来る。病院や各施設又、家庭内の介護において、この便器付き車椅子を採用することにより、介護人の人件費の節約はもちろんのこと、我が国も老人社会を迎えつつある今日、車椅子を必要とする人達に勇気と希望、安心感を与えることが出来る。今後利用分野は多大でありその拡大は計り知れない。
【０００２】従来の技術
従来車椅子に乗りながら排便、排尿を介護人なしで可能にしている車椅子は例がなく、ましてや洗浄、乾燥処理できるものはありません。おしめカバーが現在使い捨て紙おむつが代表的なものであり、後始末は介護人が行うしかなく、これとて全く衛生的なことは無く、又車椅子を必要とする人達には全く効果が無く、たとえ車椅子に便器付があったとしてもこの発明とは考えを異にするものである。
【０００３】発明が解決しようとする課題
車椅子を必要とする身体障害者、歩行困難な人達に車椅子に乗りながら自動又は手動により排便、排尿、乾燥を可能にし、車椅子が必要な人はもちろんのこと付添の介護人の疲労と時間的節約を極力減少させ、精神的、肉体的にも安心感を与え、豊かな希望を与えることを目的として、今までの不便さを解決しようとする発明である。
【０００４】課題を解決しようとする手段
この発明は車椅子を必要な不自由な人達に、車椅子下部に便器を具備させ、ビニール、ゴム類の軟性質材で人体に柔らかな材質で作られた、パンツを人体に装着することにより、自身の任意の排便排尿時、又は任意でなくとも検知センサーにより自動的に、車椅子に乗りながらにして行為を行うことができる。そして事後は介護人の手をかりる必要も無く、他の人に遠慮も無く、自由に行うことにより精神的、肉体的疲労も無く今までの不便さを解消できるのである。
【０００５】作用
この発明は車椅子に乗りながらにして、排便排尿、乾燥を一行程で行うようにする、便器付車椅子で、人体に柔らかい材質で出来ている人体装着パンツとで主体を成している。車椅子の下部の便器は軟性樹脂で出来ている便器で、その内部には排便、排尿を検知するセンサーを備え、その検知により、同じく排便口の肛門と排尿口に、向け温水を噴射するノズルを固定させ、又洗浄後は温風噴射ノズルにて各々の部分を乾燥させ、又便器には排便層と温水層、乾燥用の温風発生送風装置、臭気を外気に導く排気管で構成される処理ユニット本体とによって作用される。
【０００６】実例集
この発明の実施例を図に従って説明する。
第一図、車椅子（１）上に乗っている人体（２）に、取り外し自由にした防水布製のパンツを装着させ、車椅子下部に便器を装備している。便器には検知センサー（５）と洗浄する温水噴射ノズル（６）及び乾燥用温風噴射ノズル口（９）及排気管（１０）を装備している。又取りはずし自在な排便層（１１）と温水槽（１２）温風発生送風装置並びにセンサーボックス（１３）排気管（１０）で構成する処理ユニット本体がある。したがって、排便、排尿時は自動又は任意の手動によってすべての処理がスムーズに行われるようになっている。
第二図、第三図は車椅子を後方より見て、排便口の肛門と排尿口に温水噴射ノズル（６）より出る温水噴射の詳細を示しており、又乾燥温風噴射ノズル（９）臭気の排気口（１０）便器の水封トラップ（１４）の図示である。
第四図は車椅子を上方向より見た図示で、人体に装着するパンツ（３）車椅子座席（１５）と便座（１６）、人体と便器との状態を図示している。
このようにして車椅子に前記の便器（３）を付けることにより、車椅子（１）に乗っている人や介護人の不便さを解消することが出来る。
【０００７】発明の効果
この発明の効果は
【０００１】から
【０００４】に記載するごとく、車椅子に乗りながらにして車椅子上で排便、排尿を他の人に遠慮なく、自身の意思によらなくても出来る。又、乾燥もでき、臭気も排気させるため他の人に迷惑をかけずに済み、介護人の手伝いがなくてもよいので精神的苦痛もなく又肉体的疲労も少なくて排便排尿行為が可能であり、付添人が常時必要なくて済む。車椅子を必要とする人達が豊かな安定した生活を営むことが約束できる。我が国は世界的にも科学、文化は進んでいますが、福祉国家としては進んでいないのが現状である。したがって本発明を採用することにより波及効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【第１図】本発明の内部全体説明図
【第２図】便器付車椅子の後方図
【第３図】便器付車椅子の上方図１
【第４図】便器付車椅子の上方図２
【符号の説明】
（１） 車椅子
（２） 人体
（３） 人体装着パンツ
（４） 便器
（５） 検知センサー
（６） 温水洗浄噴射ノズル
（７） 人体の肛門
（８） 人体の排尿器
（９） 温風乾燥ノズル
（１０）臭気の排気管
（１１）排便槽
（１２）温水層
（１３）温風発生送風装置並びにセンサーボックス
（１４）便器の水封トラップ
（１５）車椅子座席
（１６）便座

Claims (1)

1. 車椅子（１）に乗った人体（２）が乗りながらにして排便、排尿を可能にした便器付車椅子で防水布ビニール、ゴム類によって着脱出来る人体装着パンツ（３）、下部便器（４）に検知センサー（５）を備え、温水洗浄噴射ノズル（６）を肛門（７）排尿器（８）に、温水を噴射するようにして、排便排尿後は温風乾燥ノズル（９）及び排気管（１０）により乾燥可能にし、排便排尿時は自動又は手動選択スイッチボタンの操作により、排便排尿、洗浄、乾燥をするようにしたことを特徴とした装置であり、便器（４）下部には、排便槽（１１）、温水層（１２）、温風発生送風装置並びセンサーボックス（１３）、排気管（１０）等、処理機能を有する処理ユニットによって構成される『車椅子に装着する排便排尿自動処理便器』である。

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