JPH0823814A - 犬等の散歩用ロープ - Google Patents

犬等の散歩用ロープ

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JPH0823814A
JPH0823814A JP6112008A JP11200894A JPH0823814A JP H0823814 A JPH0823814 A JP H0823814A JP 6112008 A JP6112008 A JP 6112008A JP 11200894 A JP11200894 A JP 11200894A JP H0823814 A JPH0823814 A JP H0823814A
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JP
Japan
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transparent tube
rope
hook
reflecting member
dog
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JP6112008A
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English (en)
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Terukazu Miura
輝一 三浦
Mamoru Ono
守 大野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射部材の損傷や経時劣化を防止して、長期
間反射性能を維持することにより、安全性の高いロープ
を得る。 【構成】 反射部材2が可撓性の透明管1内に収容され
ているので、反射部材2が損傷したり経時劣化を起こし
たりする恐れがなく、長期間に亘って優れた反射性能が
維持される。従って夜間において視認性が向上し、安全
性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば犬を夜間散歩さ
せる際に用いるロープに係り、特に、光の照射により発
光するようにしたロープに関する。
【0002】
【従来の技術】犬を夜間、交通量や人通りの多い路上な
どで散歩させる際は、路上での安全確保と他人に恐怖感
や不安感を与えないようにするために、犬がロープによ
り飼主の手に繋がれていることを、自動車等の運転者や
歩行者にいち早く認識させる必要がある。
【0003】そのためには、犬の散歩用ロープを、夜
間、光が照射されたときに発光するようにするのがよ
く、このようなものとしては、ロープの外周面に反射テ
ープを貼着したものや夜光塗料を塗布したものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した、ロープの表
面に反射テープを貼着したり夜光塗料を塗布したもので
は、反射テープ等が外部に露出しているため、損傷を受
けたり経時劣化を起こし易く、長期間の使用により反射
性能が低下するという問題がある。
【0005】また、反射テープを貼着したり夜光塗料を
塗布したりする作業が面倒であるため高価となる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、反射材が損傷したり経時劣化を起こした
りするのを防止することにより、長期に亘り高い反射性
能を維持しうるようにした安全性の高い安価な犬等の散
歩用ロープを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は反射部材を収容してなる可撓性の透明管の
一端に、犬等の首輪に係合可能なフックを固着したこと
を特徴とするものである。
【0008】この場合、透明管の他端に別のフックを固
着するとともに、該フックが係合可能な止め具を透明管
の適所に設けるのが望ましい。
【0009】また、透明管とフック及び止め具とが、合
成樹脂をモールドすることにより一体的に融着されるの
が望ましい。
【0010】さらに、透明管の両端のフックと止め具同
士を、反射部材を挿通するとともに、一部に伸縮可能な
弾性部材を備えるワイヤにより連結するのが望ましい。
【0011】上記反射部材を、細長帯状の反射シートを
長さ方向に捩ったものとするのがよい。
【0012】反射部材が、所要寸法に切断された複数の
反射シートよりなり、かつ各反射シートの少なくともい
ずれか一方の端面に、隣接する反射シート同士の重合を
防止するストッパ片を設けたものとするか、又は反射部
材が細長帯状をなし、かつ長さ方向の両側端縁の複数個
所に、幅方向を向く切込みを所定間隔おきに形成したも
のとするのが望ましい。
【0013】
【作用】本発明の散歩用ロープによると、反射部材が可
撓性の透明管内に収容されているので、反射部材が損傷
したり経時劣化を起こしたりする恐れがなく、長期間に
亘って優れた反射性能が維持される。
【0014】従って、夜間において視認性が向上し、安
全性が高まる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例を示すもの
で、1は、ポリウレタン系又は塩化ビニール系の透明な
合成樹脂材により成形された可撓性を有する細長円筒状
の透明管である。透明管1の中空孔1a内には、細長帯
状の反射部材2が、中空孔1a内に回動しうるように収
容されている。
【0017】反射部材2は、可撓性の基材(ライナー)
の両面に、接着剤層、反射膜等を介してガラスビーズを
埋め込んで構成された公知の再帰性反射シートよりなっ
ている。
【0018】透明管1の先端には、犬の首輪等に引掛け
可能なフック3が、また基端には、透明管1の基端寄り
に固着した止め具4に係合可能なフック5がそれぞれ固
着されている。基端側のフック5を、図示のように止め
具4に係合させることにより、ループ状の把手部6とす
ることができる。
【0019】フック3、5及び止め具4と透明管1との
結合態様は、図2及び図3に拡大して示すように、フッ
ク3、4及び止め具4の円筒部内に、透明管1の肉厚と
ほぼ同等の隙間を形成して挿入ロッド7を連接し、この
挿入ロッド7に内外周面に接着剤を塗布した透明管1の
端部を嵌挿することにより、一体的に固着するのが好ま
しい。
【0020】このような結合態様の外、図4に示す方法
でもよい。
【0021】すなわち、フック3、5(止め具側につい
ては同一構成であるため図示を省略する)の基部側に環
状溝8と2個の貫通孔9を形成し、透明管1の端部をフ
ックの端部の小径部10に外嵌したのち、フック3、5
と透明管1とを合成樹脂11により一体的にモールド
し、透明管1と合成樹脂11との融着をもって互いに固
着したものである。このようにすると、上述した接着方
式に比して強固に結合される。
【0022】この第1実施例のロープにおいて、図5に
示すように、例えば右方の光源より照射された光が、透
明管1を透過して反射部材2に入射すると、反射部材2
よりの反射光は透明管1の凸レンズ効果により矢印のよ
うに放射方向に反射される。その結果、光源側を向く透
明管1のほぼ半周が高輝度に発光し、夜間におけるロー
プの存在位置はもとより、犬がロープにより飼主の手に
繋がれていることを、自動車等の運転者や歩行者に容易
に認識させることができる。
【0023】次に、図6及び図7を参照して本発明の第
2実施例について説明する。
【0024】この第2実施例のロープは、フック3と止
め具4の一端同士、及びフック5と止め具4の他端同士
(同一構成につき図示省略)を、透明管1内において、
一方の端部にコイルばね12を備える非伸縮性のワイヤ
13をもって連結し、このワイヤ13を、図7に示すよ
うに、外面を反射面とした1対の反射シート14により
サンドイッチ状に挟着したものである。
【0025】このようにすると、万一透明管1が切れた
際でもワイヤ13が両フック3、5と止め具4とに連結
されているので、犬が逃げ回ったりするのを防止しう
る。また、透明管1の伸びをコイルばね12が吸収する
とともに、ワイヤ13が、透明管1が過大に伸びるのを
規制するので、反射シート14や透明管1が破損したり
するのを防止することができる。
【0026】なお、この第2実施例において、両フック
3、5及び止め具4と透明管1との連結態様は、図示す
る接着方式の外、図4に示すモールド方式としてもよ
い。
【0027】図8〜図10は、反射部材の変形例(請求
項5〜7記載の発明の実施例)を示す。
【0028】図8に示す反射部材15は、上述したと同
様の細長帯状の反射部材2を、長さ方向に沿って所要角
度捩って構成したものである。
【0029】このようにすると反射部材15の反射面が
多方向を向くので、反射部材15よりの反射光が広範囲
に反射し、透明管1の発光面積を増大させることができ
る。
【0030】図9に示すものは、反射部材16を所要寸
法に切断して短寸の反射シート16aとし、かつ各反射
シート16aの一端に、隣接する反射シート16a同士
の重合を防止するストッパ片17を固着したものであ
る。
【0031】このようにすると、透明管1は、各短寸の
反射シート16aの対向端部の付近において、反射部材
16の幅方向に容易に撓曲することができる。
【0032】図10に示すものは、細長帯状の反射部材
18の長さ方向の両側端縁に、幅方向の中間部に至る切
込み19を、所定間隔おきにかつ交互に形成したもので
ある。
【0033】この実施例の反射部材18を用いると、反
射部材18は、図示想像線のように、切込み19を中心
としてその反対方向に折曲しうるので、反射部材18が
多少厚肉でも、透明管は反射部材18の幅方向へ容易に
撓曲することができる。
【0034】図8〜図10のような反射部材を用いた際
においても、図6に示すようなワイヤ13を併用した構
成とすることができる。
【0035】上記実施例では、把手部6を形成すべく、
透明管1の基端側にフック5や止め具4を設けてある
が、把手部6の必要のないときには、犬の首輪等に係合
可能な先端側のフック3のみとして実施することもあ
る。
【0036】透明管1の断面形状は、上記円形の外、だ
円形や多角形状としてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0038】(a)反射部材が透明管内に収容されてい
るので、損傷を受けたり経時劣化したりするのを防止で
き、長期に亘り高い反射性能が維持される。
【0039】(b)その結果、夜間犬等を散歩させる際
のロープの視認性が向上し、安全性が高まる。
【0040】(c)透明管内に反射部材を収容するだけ
の簡単な構成であるため、従来のロープに比して安価と
なる。
【0041】(d)請求項2記載の発明によれば、フッ
クを止め具に係合することにより、ループ状の強固な把
手部を形成することができる。
【0042】(e)請求項3記載の発明によれば、透明
管がフック及び止め具に強固に固着されるので、犬等の
力により引張られても透明管が抜け落ちる恐れはない。
【0043】(f)請求項4記載の発明によれば、万一
透明管が切れても、フックと止め具とはワイヤにより結
合されているので、犬等が逃げ回ることがない。
【0044】(g)請求項5記載の発明によれば、反射
部材よりの反射光が広範囲に反射されるので、透明管の
発光面積が増大し、視認性が向上する。
【0045】(h)請求項6及び7記載の発明によれ
ば、透明管が反射部材の幅方向に容易に撓曲しうるとと
もに、その撓曲時において反射部材が破損するのを防止
することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図2】透明管と止め具との結合態様を示す要部の拡大
断面図である。
【図3】同じくフックとの結合態様を示す要部の拡大断
面図である。
【図4】同じくフックとの他の結合態様を示す要部の拡
大断面図である。
【図5】図1の拡大縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す要部の拡大縦断面図
である。
【図7】図6の拡大縦断面図である。
【図8】反射部材の変形例を示す斜視図である。
【図9】同じく他の変形例を示す斜視図である。
【図10】同じく更なる変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 透明管 1a 中空孔 2、15、16、18 反射部材 3、5 フック 4 止め具 6 把手部 7 挿入ロッド 8 環状溝 9 貫通孔 10 小径部 11 合成樹脂 12 コイルばね(弾性部材) 13 ワイヤ 14 反射シート 16a 短寸の反射シート 17 ストッパ片 19 切込み

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射部材を収容してなる可撓性の透明管
    の一端に、犬等の首輪に係合可能なフックを固着したこ
    とを特徴とする犬等の散歩用ロープ。
  2. 【請求項2】 透明管の他端に別のフックを固着すると
    ともに、該フックが係合可能な止め具を透明管の適所に
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の犬等の散歩用
    ロープ。
  3. 【請求項3】 透明管とフック及び止め具とが、合成樹
    脂をモールドすることにより一体的に融着されている請
    求項1又は2に記載の犬等の散歩用ロープ。
  4. 【請求項4】 透明管の両端のフックと止め具同士を、
    反射部材を挿通するとともに、一部に伸縮可能な弾性部
    材を備えるワイヤにより連結したことを特徴とする請求
    項2又は3に記載の犬等の散歩用ロープ。
  5. 【請求項5】 反射部材が、細長帯状の反射シートを長
    さ方向に沿って捩ったものである請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の犬等の散歩用ロープ。
  6. 【請求項6】 反射部材が、所要寸法に切断された複数
    の反射シートよりなり、かつ各反射シートの少なくとも
    いずれか一方の端面に、隣接する反射シート同士の重合
    を防止するストッパ片を設けたことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の犬等の散歩用ロープ。
  7. 【請求項7】 反射部材が細長帯状をなし、かつ長さ方
    向の両側端縁の複数個所に、幅方向を向く切込みを所定
    間隔おきに形成したことを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載の犬等の散歩用ロープ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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