JPH08237882A - 充電回路 - Google Patents

充電回路

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JPH08237882A
JPH08237882A JP6340595A JP6340595A JPH08237882A JP H08237882 A JPH08237882 A JP H08237882A JP 6340595 A JP6340595 A JP 6340595A JP 6340595 A JP6340595 A JP 6340595A JP H08237882 A JPH08237882 A JP H08237882A
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charging
rechargeable battery
voltage
terminal
unit
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JP6340595A
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Minoru Takahashi
稔 高橋
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Shinko Seisakusho KK
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な回路構成により充電池を短時間で充電
する。 【構成】 充電池BTをトリクル充電する第1の充電部
20と、トリクル充電よりも急速に充電する第2の充電
部21とを設ける。充電池の端子電圧が所定電圧に到達
するまでは第1の充電部及び前記第2の充電部の両者に
よって急速に充電させ、充電池の端子電圧が所定電圧を
超過した後は第1の充電部のみによってトリクル充電さ
せる。充電初期に急速に充電することにより充電時間を
短縮することができる。充電池は、トリクル充電によっ
て充電されるので、満充電となった後は、過充電によっ
て劣化することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリーバックアッ
プに供される充電池を充電する充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電子装置においては、常用電
源がオフされたとき、例えば、停電が発生したり、ある
いは通常業務の終了に伴って運転を停止したりしたとき
には、RAM等の揮発性記憶素子の記憶内容を保持した
り、CPUの計時動作を実行させたりしておく必要があ
る。このため、常用電源がオフした際には、充電池の電
圧を負荷側に供給する、いわゆるバッテリーバックアッ
プ動作を行うようにしている。
【0003】バッテリーバックアップ用の充電池を充電
する方法としては、一般的にトリクル充電が用いられ
る。図4は、トリクル充電の原理を示す回路図である。
この方法では、常用電源10の出力電圧Vccと、充電
池(例えばニッカドバッテリー)BTの端子との間に、
常用電源10へ電流が逆流することを防止するための逆
流防止ダイオードD1と、充電電流を制御する抵抗R1
とを直列に接続して充電回路20を構成している。
【0004】すなわち、常用電源10がオンしている場
合には、バックアップすべき負荷回路30には、常用電
源電圧Vccが供給されるとともに、充電池BTには、
上記充電回路を介して流入する充電電流i1によって充
電される。一方、常用電源10がオフになった場合に
は、充電されている充電池BTの端子電圧VBが負荷回
路30に供給される。この端子電圧VBは、上記負荷回
路を構成するIC等の最低動作保証値以上である必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したト
リクル充電では、常用電源10がオンされている期間に
おいて、充電池BTを不断に充電しているため、充電池
が過充電とならない程度に、充電池の自己放電量を僅か
に上回る程度の微小電流で充電池を充電し続けている。
したがって、充電池BTを上記負荷回路の最低動作保証
値程度まで充電するためには、例えば30時間以上も要
する場合が多い。
【0006】電子装置に具備されている、充電池BTを
搭載した基板が故障した際には、代替基板と交換する
が、代替基板の充電池BTは、当然充電されていないた
め、これをバックアップ可能な電圧まで充電となるまで
は、上述したように長時間を要する。したがって、上記
充電時間以内に、電子装置が通常業務の終了により電源
オフされる場合には、交換した代替基板の充電池をバッ
クアップ可能な電圧にまで充電することができず、負荷
回路をバックアップできないという問題が生じる。
【0007】このため、従来は、充電池を充電する際、
充電初期には大電流で充電を行うとともに、充電末期に
は充電池の劣化破損をきたさないように充電電流を制御
する周知の充電方式(パルス充電方式等)に基づいた充
電回路が使用されている。ところが、このような充電回
路においては、充電電流をパルス制御したり、充電池の
温度やその端子電圧をきめ細かく検知したりする必要が
ある。このため、充電回路の構成が複雑となる欠点があ
った。本発明は、このような事情に基づいてなされたも
ので、その目的は、簡素な回路構成により、充電池を短
時間で充電することができる充電回路を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、常用電源が切
断された際にバックアップ電圧を負荷側に供給する充電
池を充電するための充電回路において、前記充電池をト
リクル充電する第1の充電部と、前記充電池をトリクル
充電よりも急速に充電する第2の充電部とを前記充電池
に並列接続し、前記充電池の端子電圧が所定電圧に到達
するまでは前記第1の充電部及び前記第2の充電部の両
者によって充電させ、前記充電池の端子電圧が所定電圧
を超過した後は前記第1の充電部のみによって充電させ
る充電切替え部を設けたことを特徴としている。
【0009】また、本発明は、上記充電切替え部が、入
力端子に与えられる所定電圧と充電池の端子電圧とを比
較する電圧比較器と、前記電圧比較器の出力に応じて第
2の充電部に常用電源電圧を供給するスイッチ手段と、
常用電源電圧の降下時に、充電池の端子から前記電圧比
較器の入力端子への流入電流を防止する電流防止手段と
を有することを特徴としている。
【0010】本発明は、常用電源が切断された際にバッ
クアップ電圧を負荷側に供給する充電池を充電するため
の充電回路において、第1の抵抗及び第2の抵抗を直列
接続し、その一端を常用電源側に接続するとともに、他
端を前記充電池の端子に接続し、前記第2の抵抗の両端
にはスイッチ部を並列接続し、前記充電池の端子電圧が
所定電圧に到達するまでは前記スイッチ部をオンし、前
記充電池の端子電圧が所定電圧を超過したときは前記ス
イッチ部をオフするスイッチ制御手段を設け、前記スイ
ッチ部がオンしている際には、前記第1の抵抗を介して
トリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流が前記充
電池に供給され、前記スイッチ手段がオフしている際に
は、前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗を介してトリク
ル充電に相当する充電電流が前記充電池に供給されるよ
うにしたことを特徴としている。
【0011】また、本発明は、上記スイッチ制御手段
が、入力端子に与えられる所定電圧と充電池の端子電圧
との比較結果に応じた開閉信号をスイッチ部に与える電
圧比較器と、常用電源電圧の降下時に、充電池の端子か
ら前記電圧比較器の入力端子への流入電流を防止する電
流防止手段とを有することを特徴としている。
【0012】
【作用】充電初期には、第1の充電部及び第2の充電部
によってトリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流
で充電池を充電し、その充電池の端子電圧が所定電圧を
超過した後は、第2の充電部によってトリクル充電に相
当する充電電流で充電池を充電するので、充電池をバッ
クアップ可能な電圧まで充電するために要する充電時間
が短縮され、しかも、充電池が満充電となった後は過充
電となることがない。
【0013】充電切替え部が、入力端子に与えられる所
定電圧と充電池の端子電圧とを比較する電圧比較器と、
電圧比較器の出力に応じて第2の充電部に常用電源電圧
を供給するスイッチ手段と、常用電源電圧の降下時に、
充電池の端子から前記電圧比較器の入力端子への流入電
流を防止する電流防止手段とを有する場合には、常用電
源がオフしたときに、上記電流防止手段により充電池の
端子から電圧比較器に流入する電流を防止できる。
【0014】また、充電初期には、第1の抵抗を介して
トリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流で充電池
を充電し、その充電池の端子電圧が所定電圧を超過した
後は、第1の抵抗及び第2の抵抗を介してトリクル充電
に相当する充電電流によって充電池を充電するので、充
電池をバックアップ可能な電圧までに要する充電時間が
短縮され、しかも、充電池が満充電となった後は過充電
となることがない。
【0015】スイッチ制御手段が、入力端子に与えられ
る所定電圧と充電池の端子電圧との比較結果に応じた開
閉信号をスイッチ部に与える電圧比較器と、常用電源電
圧の降下時に、充電池の端子から前記電圧比較器の入力
端子への流入電流を防止する電流防止手段とを有する場
合には、常用電源がオフしたときに、上記電流防止手段
により充電池の端子から電圧比較器に流入する電流を防
止できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の充電回路の第1実施例を示す概略
回路図である。なお、図1において、従来例を示す図4
と同一または相当する部材には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0017】充電池BTには、2つの充電部20,21
が並列に接続されている。すなわち、従来例を示す図3
と同様にトリクル充電を行うトリクル充電部(第1の充
電部)20と、急速充電部(第2の充電部)21とが設
けられている。急速充電部21は、逆流防止用のダイオ
ードD2と、充電池BTにトリクル充電よりも急速に充
電し得る充電電流を流す抵抗R2とが直列接続されて構
成されている。
【0018】急速充電部21には、常用電源の電圧Vc
cがPNP型のトランジスタ(スイッチ手段)Q1を介
して供給されている。トランジスタQ1のベースには、
バイアス抵抗Rc,Rdによって入力電圧が印加される
が、この入力電圧は、電圧比較器CMPの出力電圧によ
って決定される。
【0019】電圧比較器CMPの反転入力端子には、電
圧Vccを抵抗Ra,Rbによって分割した基準電圧が
与えられている。この基準電圧は、充電池BTの満充電
時の電圧よりも若干下回る所定電圧(以下、境界電圧と
いう)に設定されている。この境界電圧は、バックアッ
プすべき負荷回路のIC等の最低動作保証値以上に設定
する。一方、電圧比較器CMPの正転入力端子には、N
PN型のトランジスタ(電流防止手段)Q2を介して充
電池BTの端子電圧が与えられている。
【0020】トランジスタQ2のベースには、抵抗Re
を介して電源電圧Vccが与えられている。したがっ
て、トランジスタQ2は、常用電源が作動している際に
は、オンしているが、常用電源が非作動となると、すな
わち常用電源の降下時には、オフするようになってい
る。
【0021】次に、上述のように構成された充電回路の
動作について説明する。図1において、常用電源が正常
に作動している場合には、オン状態にあるトランジスタ
Q2を介して充電池BTの端子電圧VBが電圧比較器C
MPの正転入力端子に入力される。したがって、その端
子電圧VBが境界電圧に到達していないときには、電圧
比較器CMPの出力が“L”となることにより、トラン
ジスタQ1がオンされているので、急速充電部21を介
して充電池BTに充電電流が供給される。このとき、ト
リクル充電部20によっても充電電流が流れるので、充
電池BTは、両充電部20,21による充電電流の和に
よって充電される。
【0022】図2は、横軸に充電時間tを、縦軸に充電
池の端子電圧VBをとった充電特性図である。図2の特
性曲線Aに示すように、急速充電及びトリクル充電の両
者の充電電流によって充電池BTを急速充電すると、上
記境界電圧Vkに到達するまでの充電時間は短時間で済
む。
【0023】やがて、充電池BTの端子電圧VBが境界
電圧Vkを超過すると、電圧比較器CMPの出力が
“H”となることにより、トランジスタQ1がオフす
る。この結果、急速充電部21は充電池BTから切り離
されるとともに、トリクル充電部20のみによって充電
池BTに充電電流が供給される。
【0024】したがって、トリクル充電に切り替えられ
て以降は、緩やかに充電されて満充電電圧Vmに到達す
る。トリクル充電の電流が微小であっても、既に充電池
BTは規定電圧Vkまで充電されているので、満充電と
なるまでの充電時間は短くてすむ。また、充電池BT
は、トリクル充電により充電されるので、満充電となっ
た後に過充電となることがない。
【0025】本出願人の実験によれば、出力電圧が3.
6Vのニッカドバッテリの場合で、充電開始から境界電
圧Vkに到達するまでに要する時間が約1時間程度であ
り、充電開始から満充電電圧Vmに到達するまでに要す
る時間が約14時間程度である。
【0026】なお、上述したトリクル充電部及び急速充
電部の両者によって充電池に供給される充電電流を、当
該充電池で許容される限度の電流値に設定すれば、充電
池を可及的に短時間で充電でき、しかも充電池を過充電
して劣化させることがないので好ましい。
【0027】図2には、従来のトリクル充電のみで充電
した際の特性曲線Bを示している。従来装置の特性曲線
Bが緩慢な立上がりであることに比べて、本発明の充電
回路の特性曲線Aが急速に充電していることが判る。
【0028】次に、図1を参照して常用電源の電圧Vc
cがオフした際の動作について説明する。常用電源がオ
フすると、充電池BTの端子電圧VBが負荷回路に供給
されることは、従来と同様である。ここで、トランジス
タQ2は、そのベース電圧が“L”となるためにオフし
て、充電池BTから電圧比較器CMPの入力端子へ流入
する電流を遮断している。したがって、充電池BTの電
流が無駄に消費されることを防止して、バックアップ時
間を延ばしている。
【0029】図3は、本発明の第2実施例を示す概略回
路図である。なお、図1に示した第1実施例と同じ部分
については同一の符号を付してその説明を省略する。図
3に示すように、抵抗(第2の抵抗)R3、逆流防止用
のダイオードD3、及び抵抗(第1の抵抗)R4が直列
に接続されて、充電池BTに充電電流を供給する充電部
が構成されている。
【0030】抵抗R3側は常用電源に接続されており、
抵抗R4側は充電池BTの端子に接続されている。抵抗
R3の両端には、その両端を短絡(オン)するトランジ
スタ(スイッチ部)Q3が並列接続されている。したが
って、トランジスタQ3がオフすると、抵抗R3及びダ
イオードD3と抵抗R4とが直列に接続された第1の充
電部が形成される。一方、トランジスタQ3がオンする
と、ダイオードD3及び抵抗R4のみによって第2の充
電部が形成される。
【0031】ここで、第1の充電部が形成された際に
は、トリクル充電に相当する充電電流が充電池BTに供
給されるように、かつ、第2の充電部が形成された際に
は、トリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流が充
電池BTに供給されるように、抵抗R3,R4の抵抗値
が設定されている。
【0032】上記構成によれば、常用電源が正常に作動
している場合には、オン状態にあるトランジスタQ2を
介して充電池BTの端子電圧VBが電圧比較器CMPの
正転入力端子に入力される。したがって、その端子電圧
VBが境界電圧に到達していないときには、電圧比較器
CMPの出力(開閉信号)が“L”となることにより、
トランジスタQ3がオンされているので、抵抗R4及び
ダイオードD3によって形成された第2の充電部によっ
てトリクル充電よりも急速に充電できる充電電流が充電
池BTに供給される。
【0033】やがて、充電池BTの端子電圧VBが境界
電圧Vkを超過すると、電圧比較器CMPの出力(開閉
信号)が“H”となることにより、トランジスタQ3が
オフする。この結果、抵抗R3,R4及びダイオードD
3によって形成される第1の充電部によってトリクル充
電に相当する充電電流が充電池BTに供給される。先に
述べた第1実施例と同様に、充電池BTは、トリクル充
電によって充電されるので、満充電となった後は、過充
電となることがない。
【0034】なお、充電電流の特性曲線は先に説明した
実施例で示した図2と同様である。また、常用電源の電
圧Vccがオフした際の動作も先の実施例と同様であ
る。すなわち、図3において、常用電源がオフすると、
充電池BTの端子電圧VBが負荷回路に供給され、トラ
ンジスタQ2は、そのベース電圧が“L”となるために
オフして、充電池BTから電圧比較器CMPの入力端子
へ流入する電流を遮断している。したがって、この実施
例においても、充電池BTの電流が無駄に消費されるこ
とを防止してバックアップ時間を延ばしている。
【0035】なお、上述した第2の充電部が形成された
際に第1の抵抗R4を介して充電池に供給される充電電
流を、当該充電池で許容される限度の電流値に設定すれ
ば、充電池を可及的に最短時間で充電でき、しかも充電
池が満充電に到達した後に過充電して劣化させることが
ないので好ましい。
【0036】以上詳述した第1実施例及び第2実施例に
よれば、簡素な回路構成によって、充電初期には、トリ
クル充電よりも急速に充電し得る充電電流で充電池を充
電し、その充電池の端子電圧が所定電圧を超過した後
は、トリクル充電に相当する充電電流によって充電池を
充電する。したがって、充電池をバックアップ可能な電
圧まで短時間で充電でき、しかも、充電池が満充電とな
った後に過充電して劣化させるおそれがない。
【0037】また、常用電源電圧の降下時に、充電池の
端子から電圧比較器の入力端子への流入電流を防止する
電流防止手段を設けたので、常用電源がオフしたとき
に、充電池の端子から電圧比較器に流入する電流を防止
して、充電池のバックアップし得る時間を延ばしてい
る。
【0038】ここで、上述した第1実施例及び第2実施
例の記載と、請求項の記載との対応について説明してお
くと、図1に示した第1実施例における電圧比較器CM
P、トランジスタQ1、及びトランジスタQ2によっ
て、請求項1記載の、充電池の端子電圧が所定電圧に到
達するまでは第1の充電部及び前記第2の充電部の両者
によって充電させ、充電池の端子電圧が所定電圧を超過
した後は前記第1の充電部のみによって充電させる充電
切替え部が構成されている。
【0039】また、図3に示した第2実施例における電
圧比較器CMP及びトランジスタQ2によって、請求項
3に記載の、充電池の端子電圧が所定電圧に到達するま
ではスイッチ部をオンし、充電池の端子電圧が所定電圧
を超過したときはスイッチ部をオフするスイッチ制御手
段が構成されている。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の充電回路
によれば、簡素な回路構成によって、充電初期には、第
1の充電部及び第2の充電部の両者でトリクル充電より
も急速に充電し得る充電電流で充電池を充電し、その充
電池の端子電圧が所定電圧を超過した後は、第1の充電
部でトリクル充電に相当する充電電流によって充電池を
充電するので、充電池をバックアップ可能な電圧まで充
電するために要する充電時間を短縮することができる。
また、充電池は、トリクル充電によって充電されるの
で、満充電となった後は、過充電によって劣化すること
がない。
【0041】また、充電切替え部が、入力端子に与えら
れる所定電圧と充電池の端子電圧とを比較する電圧比較
器と、電圧比較器の出力に応じて第2の充電部に常用電
源電圧を供給するスイッチ手段と、常用電源電圧の降下
時に、充電池の端子から前記電圧比較器の入力端子への
流入電流を防止する電流防止手段とを有する場合には、
常用電源がオフしたときに、上記電流防止手段により充
電池の端子から電圧比較器に流入する電流を防止でき
る。したがって、充電池によるバックアップ時間を延ば
すことができる。
【0042】また、本発明の充電回路によれば、簡素な
回路構成によって、充電初期には、第1の抵抗を介して
トリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流で充電池
を充電し、その充電池の端子電圧が所定電圧を超過した
後は、第1の抵抗及び第2の抵抗を介してトリクル充電
に相当する充電電流によって充電池を充電するので、充
電池をバックアップ可能な電圧まで充電するために要す
る充電時間を短縮することができる。充電池は、トリク
ル充電によって充電されるので、満充電となった後は、
過充電によって劣化することがない。
【0043】また、スイッチ制御手段が、入力端子に与
えられる所定電圧と充電池の端子電圧との比較結果に応
じた開閉信号をスイッチ部に与える電圧比較器と、常用
電源電圧の降下時に、充電池の端子から前記電圧比較器
の入力端子への流入電流を防止する電流防止手段とを有
する場合には、常用電源がオフしたときに、上記電流防
止手段により充電池の端子から電圧比較器に流入する電
流を防止できる。したがって、充電池によるバックアッ
プ時間を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電回路の第1実施例を示す概略回路
図である。
【図2】本発明の充電回路の充電時間特性の一例を示す
充電特性図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す概略回路図である。
【図4】従来回路を示す概略回路図である。
【符号の説明】
20 第1の充電部 D1 ダイオード R1 抵抗 21 第2の充電部 D2 ダイオード R2 抵抗 BT 充電池 Vcc 常用電源電圧 CMP 電圧比較器 Q1 トランジスタ(スイッチ手段) Q2 電流防止手段 R3 第2の抵抗 R4 第1の抵抗 Q3 トランジスタ(スイッチ部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常用電源が切断された際にバックアップ電
    圧を負荷側に供給する充電池を充電するための充電回路
    において、 前記充電池をトリクル充電する第1の充電部と、前記充
    電池をトリクル充電よりも急速に充電する第2の充電部
    とを前記充電池に並列接続し、 前記充電池の端子電圧が所定電圧に到達するまでは前記
    第1の充電部及び前記第2の充電部の両者によって充電
    させ、前記充電池の端子電圧が所定電圧を超過した後は
    前記第1の充電部のみによって充電させる充電切替え部
    を設けたこと、 を特徴とする充電回路。
  2. 【請求項2】充電切替え部は、 入力端子に与えられる所定電圧と充電池の端子電圧とを
    比較する電圧比較器と、 前記電圧比較器の出力に応じ
    て第2の充電部に常用電源電圧を供給するスイッチ手段
    と、 常用電源電圧の降下時に、充電池の端子から前記電圧比
    較器の入力端子への流入電流を防止する電流防止手段と
    を有すること、 を特徴とする請求項1記載の充電回路。
  3. 【請求項3】常用電源が切断された際にバックアップ電
    圧を負荷側に供給する充電池を充電するための充電回路
    において、 第1の抵抗及び第2の抵抗を直列接続し、その一端を常
    用電源側に接続するとともに、他端を前記充電池の端子
    に接続し、 前記第2の抵抗の両端にはスイッチ部を並列接続し、 前記充電池の端子電圧が所定電圧に到達するまでは前記
    スイッチ部をオンし、前記充電池の端子電圧が所定電圧
    を超過したときは前記スイッチ部をオフするスイッチ制
    御手段を設け、 前記スイッチ部がオンしている際には、前記第1の抵抗
    を介してトリクル充電よりも急速に充電し得る充電電流
    が前記充電池に供給され、前記スイッチ手段がオフして
    いる際には、前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗を介し
    てトリクル充電に相当する充電電流が前記充電池に供給
    されるようにしたこと、 を特徴とする充電回路。
  4. 【請求項4】スイッチ制御手段は、 入力端子に与えられる所定電圧と充電池の端子電圧との
    比較結果に応じた開閉信号をスイッチ部に与える電圧比
    較器と、 常用電源電圧の降下時に、充電池の端子から前記電圧比
    較器の入力端子への流入電流を防止する電流防止手段と
    を有すること、 を特徴とする請求項3記載の充電回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100486345B1 (ko) * 1997-07-21 2005-08-25 페어차일드코리아반도체 주식회사 충전모드변환회로
JP2008203890A (ja) * 2003-09-12 2008-09-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び電子機器

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