JPH082375Y2 - 窓ガラスの昇降装置 - Google Patents

窓ガラスの昇降装置

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JPH082375Y2
JPH082375Y2 JP3134690U JP3134690U JPH082375Y2 JP H082375 Y2 JPH082375 Y2 JP H082375Y2 JP 3134690 U JP3134690 U JP 3134690U JP 3134690 U JP3134690 U JP 3134690U JP H082375 Y2 JPH082375 Y2 JP H082375Y2
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JP
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cable
drive
guide rails
window glass
guide
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JP3134690U
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JPH03123085U (ja
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正明 弓削
友孝 木下
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、窓ガラスの昇降軌跡に沿って並設された一
対のガイドレールを連結ブラケットで一体的に固結し、
該ガイドレールに沿って駆動ケーブルを配索し、該ガイ
ドレールに摺動可能に嵌合し窓ガラスが固結されるキャ
リアプレートを前記駆動ケーブルに固結して成る窓ガラ
スの昇降装置に関する。
「従来の技術」 従来の窓ガラスの昇降装置としては、例えば実開昭60
-195474号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、窓ガラスの昇降軌跡に沿って
一対のガイドレールを並設し、両ガイドレールの上下に
駆動ケーブルを案内するプーリをそれぞれ配設し、駆動
ケーブルは、4か所のプーリに順次Z字形に巻き掛け、
ループ状をなす駆動ケーブルの両端を駆動部に延ばし、
両ガイドレールにウインドウガラスを固結するキャリヤ
プレートをそれぞれ摺動可能に嵌合させ、両キャリヤプ
レートに駆動ケーブルを固結したものが開示されてい
る。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の技術では、駆動ケー
ブルは全体として1ループで端から端まで長く延びるも
のであるので、ケーブルの延びがキャリヤプレートの高
さが狂う方向に悪影響を与え、窓ガラスの昇降時の平行
度が狂いやすくという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目して成され
たもので、取り回しが単純で駆動ケーブルが延びにく
く、また延びても悪影響が起きないようにした窓ガラス
の昇降装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするとこ
ろは、 窓ガラスの昇降軌跡に沿って並設された一対のガイド
レールを連結ブラケットで一体的に固結し、該ガイドレ
ールに沿って駆動ケーブルを配索し、該ガイドレールに
摺動可能に嵌合し窓ガラスが固結されるキャリアプレー
トを前記駆動ケーブルに固結して成る窓ガラスの昇降装
置において、 前記一対のガイドレールの上端と下端とに駆動ケーブ
ルの案内部材をそれぞれ配設するとともに、ケーブル巻
付ドラムを有するケーブル繰出入部材を前記連結ブラケ
ットに配設し、 前記一対のガイドレールのそれぞれの上下の案内部材
と前記ケーブル巻付ドラムとに駆動ケーブルを掛け渡し
て両ガイドレールに対応する2つのループを形成させ、 前記2つのループを形成する駆動ケーブルは一体的に
連続したものであって、略中央部を前記ケーブル巻付ド
ラムに連結し、両端部が両ガイドレールに沿って延び、
それぞれループを形成してから両端部をそれぞれ前記ケ
ーブル巻付ドラムに連結してあり、 前記ケーブル巻付ドラムを回転させる駆動部を設けた
ことを特徴とする窓ガラスの昇降装置に存する。
「作用」 2つのループを形成する駆動ケーブルは一体的に連続
しているので、略中央部を前記ケーブル巻付ドラムに引
っ掛けて連結し、両ガイドレールに沿ってそれぞれルー
プを形成し、両端部をそれぞれケーブル巻付ドラムに連
結して組み付ける。
駆動部によりケーブル巻付ドラムを回転させると、駆
動ケーブルの端部または中央部はケーブル巻付ドラムに
巻き込まれあるいは繰り出される。
各ループでは駆動ケーブルはそれぞれに対応する各ガ
イドレールの上端と下端との案内部材の間で縦方向に移
動し、それにより各キャリヤプレートも昇降し、窓ガラ
スが開閉する。
駆動ケーブルが2系統に別れているので、延びにく
く、しかも延びはキャリヤプレートに対してほぼ同一の
割り合いであらわれるので、窓ガラスの姿勢が狂うこと
がない。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。第
1図〜第3図は本考案の一実施例を示している。
窓ガラスの昇降装置10は、自動車のドア内に装着さ
れ、窓ガラスGを昇降させるためのものである。
窓ガラスの昇降装置10は、取付部たるドアに窓ガラス
Gの昇降方向に沿って一対のガイドレール20a,20bが前
後に並行して配置され、該両ガイドレール20a,20bの中
央部が、連結ブラケット25により固結されている。
ガイドレール20a,20bには、窓ガラスGが固結される
キャリアプレート30a,30bが摺動可能に嵌合するととも
に、キャリアプレート30a,30bが固結して昇降駆動する
駆動ケーブル40a,40bが配索されている。
ガイドレール20a,20b、キャリアプレート30a,30b、駆
動ケーブル40a,40bはいずれも対象的で同様の構成を有
しているので、以下、同様の部位には同一符号を付して
説明する。
ガイドレール20a,20bは、溝形断面をしていて、両縁
に抱持フランジ21,21が内向きに対向するように形成さ
れている。ガイドレール20a,20bの上端には、アイドル
プーリである案内部材22が、下端には摺動案内子である
案内部材23がそれぞれ配設されている。
窓ガラスGに固結されるキャリアプレート30a,30b
は、嵌合シュー31に連結プレート35をピン36で結合して
成り、嵌合シュー31はガイドレール20a,20bの断面内に
摺動可能に嵌合するとともに駆動ケーブル40a,40bが固
結されている。
すなわち、第2図でわかるように、駆動ケーブル40a,
40bの端部に固設された連結チップ41a,41bを引っ掛ける
連結切欠32a,32bが嵌合シュー31の両端に形成されてい
る。嵌合シュー31がガイドレール20a,20bに嵌合してい
るとき、抱持フランジ21が連結切欠32a,32bの上にあっ
て連結チップ41a,41bの抜けを抑えるようになってい
る。
連結ブラケット25には、ケーブル繰出入部材50が装着
されており、繰出入部材50は一体のケーブル巻付ドラム
51,55を有し、ケーブル巻付ドラム51,55は取付ブラケッ
ト58のフランジ59,59で挾持されて連結ブラケット25に
取り付けられている。
ケーブル巻付ドラム51,55にはケーブル端末係止部52
a,52bがそれぞれ形成され、ケーブル巻付ドラム51,55の
境界部にはケーブル端末係止部52cが形成されている。
一対のガイドレール20a,20bのそれぞれの上下の案内
部材22,23とケーブル巻付ドラム51,55とに駆動ケーブル
40a,40bを掛け渡して両ガイドレール20a,20bに対応し、
ガイドレール20a,20bに沿って縦動可能な部分を有する
2つのループが形成されている。
前記2つのループを形成する駆動ケーブル40a,40bは
一体的に連続したものであって、両ループの接合部であ
る略中央部に連結チップ45aが固設され、駆動ケーブル4
0a,40bの末端には連結チップ45b,45cが固設されてい
る。
ガイドレール20aの案内部材22から延びる駆動ケーブ
ル40aの末端の連結チップ45cはケーブル巻付ドラム51の
ケーブル端末係止部52aに引っ掛けて係止され、ガイド
レール20bの案内部材22から延びる駆動ケーブル40bの末
端の連結チップ45bはケーブル巻付ドラム51のケーブル
端末係止部52bに引っ掛けて係止され、駆動ケーブル40
a,40bの接続部の連結チップ45aはケーブル端末係止部52
cに引っ掛けて係止されている。
ガイドレール20a,20bの各案内部材22と連結ブラケッ
ト25との間には案内チューブ42a,42aが架設され、駆動
ケーブル40a,40bは案内チューブ42a,42a内を通って上方
から連結ブラケット25に延びている。
ガイドレール20a,20bの下端の各案内部材23,23と連結
ブラケット25との間には案内チューブ42b,42bが架設さ
れ、駆動ケーブル40a,40bは案内チューブ42b,42b内を通
って下方から連結ブラケット25に延びている。
ケーブル繰出入部材50の一体のケーブル巻付ドラム5
1,55には、電動モータMが接続され、駆動部60をなして
いる。
次に作用を説明する。
2つのループを形成する一連の駆動ケーブル40a,40b
は一体的に連続しているので、略中央部の連結チップ45
aをケーブル巻付ドラム51,55の境界のケーブル端末係止
部52cに引っ掛け係止して連結し、連結チップ45b,45cを
固設した端末側は両ガイドレール20a,20bに沿ってそれ
ぞれループを形成し、両端部の連結チップ45b,45cはそ
れぞれケーブル巻付ドラム51,55のケーブル端末係止部5
2a,52bに連結して係止することにより組み付ける。
駆動部60の電動モータMを駆動すると、駆動ドラム61
が回転し、駆動ケーブル40a,40bが縦方向に移動するよ
う駆動される。
駆動ケーブル40aはケーブル巻付ドラム51を系の一部
としてループ状をなしており、駆動ケーブル40aの一端
側はケーブル巻付ドラム51に巻き込まれ、他端側は繰り
出される。
同様に、駆動ケーブル40bはケーブル巻付ドラム55お
よび系の一部としてループ状をなしており、駆動ケーブ
ル40bの一端側はケーブル巻付ドラム51に巻き込まれ、
他端側は繰り出される。
各系の駆動ケーブル40a,40bはそれぞれに対応する各
ガイドレール20a,20bの上端と下端との案内部材22,23の
間で縦方向に移動し、それにより各キャリヤプレート30
a,30bも昇降し、窓ガラスGが開閉する。
駆動ケーブル40a,40bが2系統のループに別れれいる
ので、伸びにくく、伸びてもキャリヤプレート30a,30b
に対してほぼ同一の割り合いであらわれるので、窓ガラ
スGの姿勢が狂うことがない。
「考案の効果」 本考案に係る窓ガラスの昇降装置によれば、駆動ケー
ブルを取り回しの簡単な対称的な構成の2系統のループ
を形成させ、しかも駆動ケーブル自体は一連のもので構
成したから、部品点数が少なく、かつ組立が簡単である
うえ、駆動ケーブルが伸びにくく、伸びても各ガイドレ
ールのキャリヤプレートの位置ずれが起きにくく、確実
に動作するうえに長く良好な性能を保持する窓ガラスの
昇降装置となる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の一実施例を示しており、第1図はケーブ
ル繰出入部材と駆動ケーブルとの関係を示す分解斜視
図、第2図は第3図II-II線断面図、第3図は窓ガラス
の昇降装置の斜視図である。 10……昇降装置 20a,20b……ガイドレール 22,23……案内部材、25……連結ブラケット 30a,30b……キャリアプレート 31……嵌合シュー、32a,32b……連結切欠 35……連結プレート 40a,40b……駆動ケーブル 45a,45b,45c……連結チップ 50……ケーブル繰出入部材 51,55……ケーブル巻付ドラム 52a,52b,52c……ケーブル端末係止部 60,60a……駆動部、61……駆動ドラム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの昇降軌跡に沿って並設された一
    対のガイドレールを連結ブラケットで一体的に固結し、
    該ガイドレールに沿って駆動ケーブルを配索し、該ガイ
    ドレールに摺動可能に嵌合し窓ガラスが固結されるキャ
    リアプレートを前記駆動ケーブルに固結して成る窓ガラ
    スの昇降装置において、 前記一対のガイドレールの上端と下端とに駆動ケーブル
    の案内部材をそれぞれ配設するとともに、ケーブル巻付
    ドラムを有するケーブル繰出入部材を前記連結ブラケッ
    トに配設し、 前記一対のガイドレールのそれぞれの上下の案内部材と
    前記ケーブル巻付ドラムとに駆動ケーブルを掛け渡して
    両ガイドレールに対応する2つのループを形成させ、 前記2つのループを形成する駆動ケーブルは一体的に連
    続したものであって、略中央部を前記ケーブル巻付ドラ
    ムに連結し、両端部を両ガイドレールに沿って延び、そ
    れぞれループを形成してから両端部をそれぞれ前記ケー
    ブル巻付ドラムに連結してあり、 前記ケーブル巻付ドラムを回転させる駆動部を設けたこ
    とを特徴とする窓ガラスの昇降装置。
JP3134690U 1990-03-27 1990-03-27 窓ガラスの昇降装置 Expired - Lifetime JPH082375Y2 (ja)

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JPH03123085U JPH03123085U (ja) 1991-12-16
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