JPH08237288A - 列車用伝送装置 - Google Patents

列車用伝送装置

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JPH08237288A
JPH08237288A JP7034972A JP3497295A JPH08237288A JP H08237288 A JPH08237288 A JP H08237288A JP 7034972 A JP7034972 A JP 7034972A JP 3497295 A JP3497295 A JP 3497295A JP H08237288 A JPH08237288 A JP H08237288A
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JP
Japan
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station
transmission
transmission device
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office
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JP7034972A
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Hiroshi Tsuji
博史 辻
Yasuhisa Shiobara
康壽 塩原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編成列車の各局の局番号を起動時に自動的に
設定することができ、局番号管理を簡単にする。 【構成】 起動時にメイン局の伝送装置の局番付与手段
が、各局の伝送装置それぞれに異なる局番号を割り当て
てその局番号設定命令を順々に出力する。各局の伝送装
置は、メイン局からの局番号設定命令を伝送路2i−6
a−伝送回路4を介して受信すると局番号設定回路5に
よって自局に割り当てられた局番号を設定する。そして
メイン局からの局番号確認命令を受信すると、伝送回路
4が自局の局番号をメイン局に伝送路6b−2jを介し
て返送し、これと共に、上流局からの信号をリピートし
て下流局に伝送するように伝送路切換回路3によって下
流局への伝送路2m,2kを確立させるように伝送経路
を切換える。こうして、メイン局は次々に各局の局番号
を自動設定していく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は列車固定編成に配置され
る車両用伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車固定編成に配置されるルー
プネットワークを構成する伝送システムでは、列車編成
におけるネットワークの起動時や列車編成を分割する
時、さらには異なる列車編成を併結する時に、ネットワ
ーク構成局それぞれに正確かつ迅速に局番号を設定する
ことが不可欠である。
【0003】そこで従来では、ネットワークを構成する
局それぞれの局番号を、固定編成の場合にはあらかじめ
手動でそれぞれの局に異なる局番号をスイッチなどで設
定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の列車
用伝送装置のようにループネットワークの構成局それぞ
れの局番号をあらかじめスイッチなどで手動で設定する
場合、特に異なる列車編成を併結する時に車両間で複数
の局が同一の局番を持つようになる事態が発生し、その
再設定作業が必要になる問題点があった。
【0005】そこで、このような事態の発生を避けるた
めには、従来から多数の車両それぞれに固有の番号を固
定的に設定して管理しているが、車両数が多くなると番
号管理が複雑になる問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、列車編成を分割したり異なる列車編成
を併結したりしても、その列車編成に配置されるループ
ネットワークの起動時に自動的にネットワーク構成局そ
れぞれに自動的に局番号を付与し、確実、迅速にネット
ワークを構築することができるようにした伝送システム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、編成
列車に配置され、編成列車を構成する各車両に配置され
た伝送装置それぞれに固有の局番号を与え、特定の局番
号の伝送装置をメイン局として当該メイン局の伝送装置
と他の局の伝送装置それぞれとの間で信号伝送を行う列
車用伝送装置において、メイン局の伝送装置に設けら
れ、各局の伝送装置それぞれに異なる局番号を割り当て
てそれぞれの局番号に対する局番号設定命令を順々に出
力する局番号付与手段と、各局の伝送装置に設けられ、
局番号付与手段から出力される局番号設定命令を受信し
た際に、自局の局番号を設定する局番号設定手段と、各
局の伝送装置に設けられ、自局の局番号が設定された後
にメイン局からの信号を下流局に伝送するように伝送路
を設定する伝送路設定手段とを備えたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の列車用伝送
装置において、局番号付与手段が、各局の伝送装置に対
して局番号を上流側の隣局よりも大きい番号を付与する
ようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の列車
用伝送装置において、メイン局の伝送装置に設けられ、
各局の伝送装置の局番号に対する局番号確認命令を出力
し、ある局から局番号返送信号が来ない時に伝送路切換
命令を出力する局番号確認手段と、各局の伝送装置に設
けられ、メイン局からの伝送路切換命令の受信によって
自局を素通りして隣局とメイン局とが交信できるように
伝送路を切換える伝送路切換手段とを備えたものであ
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の列車用伝送
装置において、各局の伝送装置にデータ信号を伝送する
主伝送路と、信号スイッチ切換信号を与えるスイッチ切
換用信号線と、主伝送路を通じてメイン局から自局の下
流側隣局宛に送られてくる伝送路切換指令を受けて、隣
局の信号スイッチに切換指令を出力する隣局伝送路切換
手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の列車用伝送装置では、外部か
ら局番号設定開始信号をメイン局が受信すると、その局
番号付与手段が、各局の伝送装置それぞれに異なる局番
号を割り当ててその局番号設定命令を順々に出力する。
各局の伝送装置は、メイン局からの局番号設定命令を受
信すると局番号設定手段によって自局に割り当てられた
局番号を設定する。そしてメイン局からの局番号確認命
令を受信すると、上流局からの信号をリピートして下流
局に伝送するように伝送路切替手段によって伝送経路を
切換える。したがって、メイン局は最上流局から次々に
各局の局番号を自動的に設定していくことができる。
【0012】請求項2の発明の列車用伝送装置では、メ
イン局の伝送装置の局番号付与手段が、各局の伝送装置
に対してその上流側の隣局よりも大きい番号を付与する
ようにして、1つのループネットワークを構成する1つ
の列車固定編成内での各局毎の局番号の割り当て、識別
を単純化し、応答性を高める。
【0013】請求項3の発明の列車用伝送装置では、メ
イン局の伝送装置の局番号確認手段が、各局の局番号確
認命令を出力すると共に、ある局から局番号返送信号が
来ない時に伝送路切換命令を出力する機能も備え、ある
局の伝送装置がメイン局からの伝送路切換命令を受信し
た時には伝送路切換手段によって自局を素通りして隣局
とメイン局とが交信できるように伝送経路を切換えるよ
うにして、局番号設定ができない伝送装置が出ても、そ
の他の正常な伝送装置間でループネットワークの自動構
築ができるようにする。
【0014】請求項4の発明の列車用伝送装置では、主
伝送路と共に信号スイッチ切換用の信号線を備え、各局
の伝送装置がデータ信号を主伝送路で中継し、またメイ
ン局から自局の下流隣局宛に送られてくる伝送路切換指
令を受けて、隣局伝送路切換手段が信号スイッチ切換用
の信号線を通して下流隣局の信号スイッチを切換させ
る。これによって、局番号設定ができない局が発生して
もその上下の隣局間で交信できるすることができ、他の
正常な伝送装置間でループネットワークの自動構築がで
きるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1〜図4は請求項1及び請求項2の発明の共通す
る実施例の構成を示している。図1に示すように、この
実施例の列車用伝送装置はメイン局としての伝送装置1
Aと、その他の各局の伝送装置1B〜1Dとの間をそれ
ぞれ伝送路2a〜2hで結んだ構成となっている。この
実施例では、メイン局である伝送装置1Aから見て伝送
装置1Bが上流局、伝送装置1Dが下流局であり、メイ
ン局1Aからの各種命令は伝送装置1B,1C,1Dの
順に伝送されるものとする。
【0016】各伝送装置1A〜1Dは図2に示すよう
に、伝送路切換回路3と伝送回路4と局番号設定回路5
から構成されている。伝送路切換回路3は上流側の伝送
路2i,2jと下流側の伝送路2k,2m(ここで、
i,k=a,c,e,g;j,m=b,d,f,h)と
の間の接続切換を制御して、自局内にデータ信号を取り
込むか、隣接局にデータ信号をリピートするかの切換を
行う。伝送回路4はこの伝送路切換回路3の伝送路切換
を制御するもので、伝送路切換回路3からデータ信号を
取り込む伝送路6aとそれにデータ信号を送出する伝送
路6bとを備えており、さらに信号スイッチ切換信号線
6cを備えている。局番号設定回路5は伝送回路4に付
加された回路で、データ信号から自局の局番号を抽出し
て設定する回路である。
【0017】前述の伝送路切換回路3は図3に示す構成
であり、下り伝送路2i,2k間に介在する信号スイッ
チ7a,7bと、上り伝送路2j,2m間に介在する信
号スイッチ7c,7dと、信号スイッチ7a,7b間を
接続する内部伝送路8aと、信号スイッチ7c,7d間
を接続する内部伝送路8bと、伝送回路4からの伝送路
6bから分岐して上り伝送路2jに接続される分岐伝送
路8cと、内部伝送路8bから分岐して伝送回路4へ行
く伝送路6aに接続される分岐伝送路8dとを備えてい
る。伝送回路4からの伝送路切換制御信号線6cは信号
スイッチ7a〜7dの開閉制御を行うように接続されて
いる。
【0018】次に、上記構成の列車用伝送装置の動作に
ついて説明する。起動時には各伝送装置1A〜1Dは、
伝送路切換回路3の信号スイッチ7a,7dがオンで、
信号スイッチ7b,7cがオフであり、伝送路2i−6
a間、伝送路2j−6b間が共に接続状態となってい
る。以下、各伝送装置1A〜1D内の各種スイッチ、伝
送路を区別するために末尾にA〜Dを付けて説明する。
【0019】まずメイン局から各局に対して局番号がす
でに設定されているかどうか、各局の状態の確認動作を
後述する方法によって行い、局番号設定がなされていな
いならば以下の手順で各局に局番号の設定が行われる。
【0020】そこでは、メイン局である伝送装置1Aか
ら局番号設定命令を伝送装置1Bの伝送回路4Bに対し
て、伝送路2i(=2a)−伝送路6aBの中継によっ
て伝送する。局番号設定命令を受信した伝送回路4B
は、局番号設定回路5Bを用いて自局の局番号を設定
し、その設定完了信号を伝送路6bB−分岐伝送路8c
B−上り伝送路2j(=2b)の中継によってメイン局
の伝送装置1Aに返送する。
【0021】局番号設定完了信号を受けると、メイン局
の伝送装置1Aから局番号確認命令が伝送され、伝送装
置1Bの伝送回路4Bは伝送路2a−6aBの中継によ
ってその局番号確認命令を受信し、自局の局番号もしく
は局の状態を伝送路6bB−8cB−2bの中継によっ
て返送する。メイン局1Aでは返送されてきた局番号を
設定命令で割り付けた局番号と比較して一致しているか
どうか調べ、一致していれば伝送装置1Bが正常であ
り、局番号が正しく設定されたと判断する。
【0022】伝送装置1Bに対して局番号設定とその検
証が完了すると、メイン局の伝送装置1Aは、伝送路切
換命令を最上流局の伝送装置1Bの伝送回路4Bに伝送
路2a−6aBの中継によって伝送する。伝送路切換命
令を受信した伝送回路4Bは、信号スイッチ切換信号線
6cBによって信号スイッチ7aB,7dBをオフし、
反対に信号スイッチ7bB,7cBをオンして自局と1
つ下流の隣局の伝送装置1Cとの間で交信できるように
する。この結果、以後、伝送装置1Bは両方向からの受
信データをリピートできるようになる。
【0023】次に、メイン局の伝送装置1Aから伝送装
置1Cへ向けて局番号設定命令が下り伝送路2aを通じ
て出力されると、この局番号設定命令は伝送装置1B内
を伝送路6aB−伝送回路4B−伝送路6bBとリピー
トし、さらに下り伝送路2k(=2c)を経て2番目の
局の伝送装置1Cの伝送路切換回路3Cに入力される。
ここで内部伝送路6aCを経てその伝送回路4Cに与え
られ、局番号設定回路5Cによって自局の局番号登録が
実行される。そして局番号設定が完了すると、その完了
信号を内部伝送路6bCから送出するが、その完了信号
は伝送路6bC−分岐伝送路8cC−上り伝送路2j
(=2d)を経て上流側の隣局の伝送装置1B内を分岐
伝送路8bB−伝送路6aB−伝送回路4B−伝送路6
bB−分岐伝送路8cBとリピートし、さらに上り伝送
路2bを経てメイン局の伝送装置1Aに返送され、2番
目の局番号の設定完了が確認される。ここで、下流側の
局の局番号は上流側の隣局の局番号よりも大きな値とな
る局番号を割り当てるものとする。
【0024】メイン局の伝送装置1Aは2番目の局の局
番号設定完了を受信すると、局番号確認命令を下り伝送
路2aによって出力し、伝送装置1Bでリピートしてさ
らにその下り伝送路2cに出力し、2番目の局の伝送装
置1Cの内部伝送路6aCの中継によって伝送回路4C
に入力する。そして伝送回路4Cが局番号確認命令を受
信すると、自局の局番号もしくは局の状態を伝送路6b
C−8cC−2dの中継によって返送し、上流側隣局の
伝送装置1Bでリピートし、さらに上り伝送路2bによ
って中継してメイン局1Aに返送する。
【0025】メイン局1Aでは返送されてきた局番号を
設定命令で割り付けた局番号と比較して一致しているか
どうか調べ、一致していれば伝送装置1Cが正常であ
り、局番号が正しく設定されたと判断する。
【0026】伝送装置1Cに対して局番号設定とその検
証が完了すると、メイン局の伝送装置1Aは、伝送路切
換命令を下り伝送路2aに出力し、伝送装置1Bでリピ
ートしてさらにその下り伝送路2cに出力し、2番目の
局の伝送装置1Cの内部伝送路6aCの中継によってそ
の伝送回路4Cに入力する。伝送路切換命令を受信した
伝送回路4Cは、信号スイッチ切換信号線6cCによっ
て信号スイッチ7aC,7dCをオフし、反対に信号ス
イッチ7bC,7cCをオンして自局と1つの下流の隣
局の伝送装置1Dとの間で交信できるようにする。この
結果、伝送装置1Cも伝送装置1Bと共に両方向からの
受信データをリピートできるようになる。
【0027】以下、同じようにして3番目の局の伝送装
置1Dに対してもメイン局の伝送装置1Aから局番号設
定命令、局番号確認命令を出力して局番号の設定を行
い、設定確認後に伝送路切換命令によって伝送路切換を
実行する。
【0028】そして3番目の局の伝送装置1Dにも局番
号が設定されると、次に、メイン局の伝送装置1Aはさ
らに次の局番号設定命令を下り伝送路2aに出力するこ
とになるが、この局番号設定命令は各局の伝送装置1
B,1C,1Dでリピートされてメイン局の伝送装置1
A自身が受信することになり、メイン局は4局の伝送装
置1A〜1D間にループネットワークを構成する全局の
局番号設定が完了したことを検証する。
【0029】こうしてループネットワークの各局の局番
号の設定が完了した後、メイン局の伝送装置1Aは、下
り伝送路2aの中継によって伝送装置1Bにその局番号
確認命令を出力し、伝送装置1Bは上り伝送路2bの中
継によってメイン局の伝送装置1Aに自局の局番号を返
送する。メイン局の伝送装置1Aは伝送装置1Bから返
送された局番号を設定した局番号と一致するかどうか調
べる。続いて、メイン局の伝送装置1Aは伝送装置1C
に対して局番号確認命令を出力し、その伝送装置1Cか
ら返送されてくる局番号が1つ上流側の局の伝送装置1
Bの局番号よりも大きいことを確認することによって、
伝送装置1Bに設定された局番号が正当な局番号である
ことを確認する。
【0030】以後、同様の手順でメイン局の伝送装置1
Aから伝送装置1C及び伝送装置1Dに設定された局番
号についても正当性を確認する。
【0031】メイン局の伝送装置1Aはこの局番号の検
証中に検証した局の数と全ネットワークを構成する局の
数とを比較し、局番号検証の完了を検証する。
【0032】なお、メイン局から各局に伝送されるデー
タ信号のフレーム構造は図4に示すようなものであり、
プリアンブルデータ(PRE)31、アイドルデータ
(ID)32、フラグデータ(F)33a、宛先アドレ
ス(DA)34、送信元アドレス(SA)35、LLC
用仮想ポート(ASP)36、LLC層のC(C)3
7、情報部の長さ(WN)38、情報部(INF)3
9、CRCチェックデータ(FCS)40及びフラグデ
ータ(F)33bから成る。そしてこのフレーム構造
は、上述の局番号設定命令、局番号確認命令、伝送路切
換命令に適用される。
【0033】こうしてこの実施例の列車用伝送装置によ
れば、メイン局から起動時に各局に局番号を順々に設定
していき、局番号の設定が済めば次の局の局番号の設定
に移る操作を繰り返すことによってネットワークを構成
する全局について起動時に局番号を自動的に設定するこ
とができ、列車編成の変更や異なる列車編成の併結があ
ったような場合でも容易に、柔軟にネットワーク構築が
できる。
【0034】次に、請求項3及び請求項4の発明の共通
する実施例の列車用伝送装置について、図5〜図7に基
づいて説明する。この実施例の列車用伝送装置は、各局
の伝送装置1A〜1Dにデータ信号を中継する主伝送路
2a〜2hと、信号スイッチ7a〜7dの切換を隣局よ
り中継する切換制御信号線10a〜10dとの2系統の
伝送路を備え、また切換制御伝送路10a〜10dを通
じて隣局の伝送装置の伝送路切換回路3の信号スイッチ
7a〜7dの切換制御を行うために、各伝送装置1A〜
1Dに隣局伝送路切換回路11を追加的に備えている。
そして、ある伝送装置に何らかの故障が発生していて局
番号設定ができなくて、メイン局の伝送装置1Aからの
局番号確認命令に対して応答できない時にメイン局がこ
れを時間監視することによって異常局と判断し、下り伝
送路2i(i=a,c,e)−内部伝送路6aの中継に
よってその異常局の1つ上流側の局の伝送装置に対し
て、その下流側隣局の伝送装置に対して隣局伝送路切換
回路11から切換制御信号線10i(i=a,b,c,
d)を通じて信号スイッチ切換信号を出力させ、主伝送
路がメイン局から異常局のさらに1つの下流局とも交信
できるようにする命令を出力するようにしてある。
【0035】なお、その他の構成については、上述の第
1の実施例と共通であり、同一の部分に同一の符号を付
すことによって詳しい説明を省略する。
【0036】次に、上記実施例の列車用伝送装置の動作
について説明する。メイン局の伝送装置1Aから起動時
に各局の伝送装置1B〜1Dに局番号を順々に設定して
いき、局番号の設定が済めば次の局の局番号の設定に移
る操作を繰り返すことによってネットワークを構成する
全局について起動時に局番号を自動的に設定することは
上記の第1の実施例と同じである。
【0037】そしてこの第2の実施例では、ある局の伝
送装置(ここでは説明の便宜上、伝送装置1Cとする)
に何らかの故障が発生して局番号確認ができない場合で
も、その伝送装置1Cをバイパスする形でそれよりも下
流の局の伝送装置1Dとも交信できるように伝送装置1
Cの伝送路切換回路3の信号スイッチ7a〜7dをそれ
よりも上流側の局の伝送装置1Bの隣局伝送路切換回路
11によって切り換えることができる。その動作は、以
下の通りである。
【0038】最上流局の伝送装置1Bに局番号が設定さ
れた後、その隣局の伝送装置1Cに局番号設定命令が伝
送されるが、伝送装置1Cには故障が発生していてその
局番号が設定できなかったとき、メイン局の伝送装置1
Aから伝送装置1Bでリピートさせて伝送されてくる局
番号確認命令に対して伝送装置1Cからは応答がない。
【0039】そこで、メイン局の伝送装置1Aは応答信
号の時間監視を行い、一定時間経過しても応答がなけれ
ばその伝送装置1Cを異常局と判断する。そして下り伝
送路2aの中継によって1つ上流の隣局の伝送装置1B
に対してその1つ下流局の伝送装置1Cに対して伝送路
を切り換える信号スイッチの制御信号を出力させる命令
を伝送する。
【0040】この命令を受けた伝送装置1Bは図6に示
す隣局伝送路切換回路11から1つ下流局の伝送装置1
Cに切換信号線10i(=10b)を通して直接信号ス
イッチ切換信号を出力する。
【0041】故障が発生している伝送装置1Cでは、上
流局の伝送装置1Bからの信号スイッチ切換信号を受け
て、図7に示す信号スイッチ7a〜7dのすべてをオン
にし、これによって、その前後の伝送装置1B,1D間
で下り伝送路2c−2eが直接接続され、同時に上り伝
送路2d−2fも直接接続され、伝送装置1Cを完全に
バイパスする形になる。この結果、故障発生局の伝送装
置1Cがあっても、メイン局の伝送装置1Aからそれよ
りも下流局の伝送装置1Dと交信できるようになる。
【0042】上記の説明では伝送装置1Cに故障が発生
した場合について説明したが、故障発生局が他のもので
あっても同じ動作によってそれよりも下流側の局の伝送
装置との交信が可能である。また、故障発生局が2つ以
上ある場合にも、同様の手順でそれらの局の伝送装置を
バイパスするように信号スイッチの切換制御を行うこと
によって正常な局の伝送装置との交信が可能となる。
【0043】なお、上記の両実施例ではループネットワ
ークを構成する局数を4としたが、この局数は特に限定
されるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
外部から局番号設定開始信号をメイン局が受信すると、
その局番号付与手段が、各局の伝送装置それぞれに異な
る局番号を割り当ててその局番号設定命令を順々に出力
し、各局の伝送装置は、メイン局からの局番号設定命令
を受信すると局番号設定手段によって自局に割り当てら
れた局番号を設定し、そしてメイン局からの局番号確認
命令を受信すると、上流局からの信号をリピートして下
流局に伝送するように伝送路切替手段によって伝送経路
を切換えるようにしているので、メイン局は最上流局か
ら次々に各局の局番号を自動的に設定していくことがで
きる。
【0045】請求項2の発明によれば、メイン局の伝送
装置の局番号付与手段が、各局の伝送装置に対してその
上流側の隣局よりも大きい番号を付与するようにしてい
るので、1つのループネットワークを構成する1つの列
車固定編成内での各局毎の局番号の割り当て、識別を単
純化し、応答性を高めることができる。
【0046】請求項3の発明によれば、メイン局の伝送
装置の局番号確認手段が、各局の局番号確認命令を出力
すると共に、ある局から局番号返送信号が来ない時に伝
送路切換命令を出力する機能も備え、ある局の伝送装置
がメイン局からの伝送路切換命令を受信した時には伝送
路切換手段によって自局を素通りして隣局とメイン局と
が交信できるように伝送経路を切換えるようにしている
ので、局番号設定ができない伝送装置が出ても、その他
の正常な伝送装置間でループネットワークの自動構築が
できる。
【0047】請求項4の発明によれば、主伝送路と共に
信号スイッチ切換用の信号線を備え、各局の伝送装置が
データ信号を主伝送路で中継し、またメイン局から自局
の下流隣局宛に送られてくる伝送路切換指令を受けて、
隣局伝送路切換手段が信号スイッチ切換用の信号線を通
して下流隣局の信号スイッチを切換させる用にしている
ので、局番号設定ができない局が発生してもその上下の
隣局間で交信できるすることができ、他の正常な伝送装
置間でループネットワークの自動構築ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の発明の共通する実施例
のネットワーク図。
【図2】上記実施例の伝送装置の回路ブロック図。
【図3】上記実施例の伝送装置の伝送路切換回路の内部
構成を示すブロック図。
【図4】上記実施例で使用されるデータ信号のフレーム
構造図。
【図5】請求項3及び請求項4の発明の共通する実施例
のネットワーク図。
【図6】上記実施例の伝送装置の回路ブロック図。
【図7】上記実施例の伝送装置の伝送路切換回路の内部
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1A メイン局の伝送装置 1B〜1D 伝送装置 2a〜2h,2i,2j,2k,2m 伝送路 3 伝送路切換回路 4 伝送回路 5 局番号設定回路 6a,6b 内部伝送路 6c 信号スイッチ切換信号線 7a〜7d 信号スイッチ 8a,8b 内部伝送路 8c,8d 分岐伝送路 10a〜10d,10i 切換信号線 11 隣局伝送路切換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編成列車に配置され、前記編成列車を構
    成する各車両に配置された伝送装置それぞれに固有の局
    番号を与え、特定の局番号の伝送装置をメイン局として
    当該メイン局の伝送装置と他の局の伝送装置それぞれと
    の間で信号伝送を行う列車用伝送装置において、 前記メイン局の伝送装置に設けられ、前記各局の伝送装
    置それぞれに異なる局番号を割り当ててそれぞれの前記
    局番号に対する局番号設定命令を順々に出力する局番号
    付与手段と、 前記各局の伝送装置に設けられ、前記局番号付与手段か
    ら出力される前記局番号設定命令を受信した際に、自局
    の局番号を設定する局番号設定手段と、 前記各局の伝送装置に設けられ、自局の局番号が設定さ
    れた後に前記メイン局からの信号を下流局に伝送するよ
    うに伝送路を設定する伝送路設定手段とを備えて成る列
    車用伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記局番号付与手段が、前記各局の伝送
    装置に対して前記局番号を上流側の隣局よりも大きい番
    号を付与することを特徴とする請求項1記載の列車用伝
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記メイン局の伝送装置に設けられ、前
    記各局の伝送装置の局番号に対する局番号確認命令を出
    力し、ある局から局番号返送信号が来ない時に伝送路切
    換命令を出力する局番号確認手段と、前記各局の伝送装
    置に設けられ、前記メイン局からの伝送路切換命令の受
    信によって自局を素通りして隣局と前記メイン局とが交
    信できるように伝送路を切換える伝送路切換手段とを備
    えて成る請求項1又は2記載の列車用伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記各局の伝送装置にデータ信号を伝送
    する主伝送路と、信号スイッチ切換信号を与えるスイッ
    チ切換用信号線と、前記主伝送路を通じてメイン局から
    自局の下流側隣局宛に送られてくる前記伝送路切換指令
    を受けて、前記隣局の信号スイッチに切換指令を出力す
    る隣局伝送路切換手段とを備えて成る請求項3記載の列
    車用伝送装置。
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