JPH0823677A - 電力変換装置及び制御方法 - Google Patents

電力変換装置及び制御方法

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JPH0823677A
JPH0823677A JP15328994A JP15328994A JPH0823677A JP H0823677 A JPH0823677 A JP H0823677A JP 15328994 A JP15328994 A JP 15328994A JP 15328994 A JP15328994 A JP 15328994A JP H0823677 A JPH0823677 A JP H0823677A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電力系統で地絡事故が発生し、交流電圧が消失
しても基準の同期パルスを発生させることのできる位相
制御装置を提供することにある。 【構成】3相交流電圧を入力してその3相交流電圧の相
電圧ベクトルをベクトル変換して求めた新たな3相電圧
ベクトルを用いることにより、事故の前後で変化しない
基準同期点が得られる。そしてこの基準同期点をもとに
制御パルスを出力することにより、交流系統の不平衡事
故が発生しても同期点が消失することなく電力変換装置
を安定して運転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流送電変換装置あるい
は静止型無効電力補償装置等の電力系統に適用される電
力変換装置の位相を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーエレクトロニクス技術を駆使して
実現された直流送電や、現在米国で進められているサイ
リスタ制御直列コンデンサ等のパワーエレクトロニクス
のキー技術は、電力用半導体素子で構成される大容量の
電力変換装置技術が重要である。電力用半導体素子、即
ちサイリスタで構成される大容量電力変換装置を交流系
統事故時にも安定に動作させるためには、制御装置から
の位相指令に応じて交流系統の動きに合った適切な位相
で制御パルスを出すことのできる位相制御装置が必要で
ある。
【0003】従来、制御装置からの位相指令に基づいて
制御されたパルスを得るため、常時交流系統の交流電圧
零点を各相毎に検出し、この電圧零点に基づく基準同期
点から制御パルスを作り出す方法が取られている。しか
し各相毎に電圧の零点を検出する場合は、最も頻繁に発
生する一線地絡事故が電力系統に発生すると、事故相の
零点が検出できなくなるので、位相差がうまく求まらな
くなる。そのため制御パルスを作成するもとになる基準
同期点が交流系統の電圧零点からずれ、事故期間中の制
御パルスの位相が誤りとなるだけでなく、事故除去時の
基準同期点もずれるので電力変換装置の動作が定常状態
に達するまでの回復時間も延びる。
【0004】このため特開昭52−42216 号公報に記載の
ように、事故直前の系統電圧の位相を記憶する記憶回路
と、切替回路を新たに設け、事故が発生したらそれまで
の基準同期点からの位相を記憶回路の位相に切替回路で
切り替えて制御パルスを得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしその対策回路は
3相それぞれに設ける必要があるので、多数の構成要素
から成るため、より簡易な制御回路が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、電力系統で不平衡事故が
発生し、交流電圧が消失しても基準の同期パルスを発生
できる高精度で構造の簡単な制御装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】電力用半導体素子で構成
される電力変換装置をこの電力変換装置に入出力する3
相交流電圧の基準同期点に同期した制御パルスに基づい
て制御する前記電力変換装置の制御装置を、同期信号検
出手段と同期信号検出手段,制御回路,移相手段とから
構成する。
【0008】同期信号検出手段は、3相交流電圧を入力
してその3相交流電圧の相電圧ベクトルをベクトル変換
して求めた新たな3相電圧ベクトルを用いて基準同期点
を作成する。また制御回路は、位相指令に応じた制御信
号を出力し、この制御信号に基づいて移相手段は、基準
同期点からシフトした制御パルスを出力する機能を有す
る。
【0009】
【作用】基準同期点を求めるために、電力変換装置に入
出力する3相交流電圧ベクトルVuベクトル,Vvベク
トル,Vwベクトル(以下Vu,Vv,Vwと略し、ベ
クトルを現すものとする)を数1に基づいて新たな3相
交流電圧ベクトルA,B,Cを作成する。
【0010】 A={Vu−(Vv+Vw)}/2 B={Vv−(Vw+Vu)}/2 …(数1) C={Vw−(Vu+Vv)}/2 この新たなベクトル交流電圧ベクトルA,B,Cを用い
ることにより、事故の前後で変化しない基準同期点が得
られる。そしてこの基準同期点と位相指令に応じた制御
信号をもとに移相手段で基準同期点からシフトした前記
制御パルスを出力することにより、交流系統の不平衡事
故が発生しても同期点が消失することなく電力変換装置
を安定して運転することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明を直流送電制御装置の位相制御
装置に適用した場合の実施例である。交流系統11と交
流系統12の間に交直変換装置を介することで、簡単な
周波数や位相調整だけで電力の授受が可能になる。交流
系統11側は変換用変圧器21,22からそれぞれの変
換用変圧器に対する電力変換装置31,32で交流を直
流に変換し、直流リアクトル41を経て直流送電線5
1,52へ送電する。一方、直流送電線51,52から
送られてきた直流電力は直流リアクトル42から電力変
換装置33,34へ取り込まれ交流に変換されて、変換
用変圧器23,24を介して交流系統12へ送電され
る。
【0012】同期信号検出回路61は交流電圧変成器6
01で検出した交直連系点の交流電圧に基づいて電力変
換装置31,32の点弧パルスを作るときの元になる回
路である。運転指令に基づいて制御回路62から出力さ
れた制御電圧Vsと同期信号検出回路61の出力とを移
相回路63に入力して、電力変換装置31,32の点弧
パルスを出力する。
【0013】電力変換装置31,32に対する交流電圧
変成器601と、同期信号検出回路61,制御回路6
2、及び移相回路63と同様、電力変換装置33,34
に対しても交流電圧変成器701と、同期信号検出回路
71,制御回路72、及び移相回路73が必要である
が、その機能は全く同一なので詳細は省略する。
【0014】同期信号検出回路61の詳細を、制御回路
62及び移相回路63の制御を含め図2を用いて以下説
明する。交流電圧変成器601で検出された系統電圧か
らバンドパスフィルタ602で基本波信号を取り出し、
演算回路603で数1の演算を行い各相の電圧信号の零
点を検出する。
【0015】位相差検出回路604は、図2(i)に示
した演算回路603の出力と詳細は後述する図2(ii)
のデコーダ608の出力とから各相毎の位相差を求めた
後、各相を合算し平滑化回路605に出力する。平滑化
回路605では位相差検出回路604からの出力波形を
平滑し、平滑した電圧Vcを出力する(図2(iii))。こ
の演算回路603と位相差検出回路604のデータ処理
方法についてはさらに後で詳細に述べる。
【0016】図2(iv)に示した電圧パルス発振回路6
06は平滑化回路605の出力Vcに比例した周波数を
持つパルスを出力するもので、位相固定発振器(vco)と
も呼称される。この電圧パルス発振回路606で発振さ
れたパルスはカウンタ607で分周され、系統電圧零点
と位相差のあるパルスとしてデコーダ608で振り分
け、位相差検出回路604と鋸歯状波発生回路609へ
出力する。位相差検出回路604からデコーダ608は
いわゆるPLL(Phase Locked Loop)回路である。
【0017】また鋸歯状波発生回路609は図2(v)
に示すように、カウントされたパルスから鋸歯状波を形
成し、移相回路63で、鋸歯状波発生回路609の出力
と、制御回路62の出力である制御電圧Vsとから電力
変換装置31,32の点弧角α1 を有する点弧パルスを
出力する(図2(vi))。
【0018】次に演算回路603で求める数1について
図3のベクトル図を用いて説明する。演算回路603で
数1を演算し、新たな3相交流電圧ベクトルA,B,C
を求める。交流電圧ベクトルVuを基準にとり各相のベ
クトルを表わすと、正常時には数1のAは図3(i)か
ら明らかなようにu相のベクトル、同様にBはv相,C
はw相を表す。
【0019】今、3相交流電圧の各相の負から正へ移行
するときの電圧零点である同期点をu,v,wとし、各
相の正から負へ移行する電圧零点の各相の同期点をそれ
ぞれx,y,zとすると、x,y,zはそれぞれu,
v,wに対し180度遅れている。よって同期点はu→
z→v→x→w→y→uで循環することになる。一方、
カウンタ607で分周されたパルスu′,z′,v′,
x′,w′,y′は、系統電圧零点u,z,v,x,
w,yと一定の位相差を持たせるようにデコーダ608
で振り分ける。なお一定の位相差としては60度以上が
望ましいが、その根拠については後述する。
【0020】位相差検出回路604は積分回路あるいは
フリップフロップで構成され、交流電圧の零点u,z,
v,x,w,yで積分回路に一定値を加算あるいはフリ
ップフロップをセットするようにし、鋸歯状波発生回路
608の出力パルスu′,z′,v′,x′,w′,
y′で積分回路から一定値を減算あるいはリセットする
ようにして、常に各相の信号が積分される。
【0021】図4は正常時の演算回路603及び位相差
検出回路604の動作をデコーダ608出力と比較して
示したもので、各相の同期点(電圧零点)検出信号u,
z,v,x,w,yは数式1に従って60度ごとに正常
な同期点が計算される。従って位相差検出回路604で
は演算回路603の出力でセットされ、デコーダ608の
出力u′,z′,v′,x′,w′,y′でリセットさ
れるから、各相の位相差は60度ごとの繰返しとなる。
図はデコーダ608の出力u′,z′,v′,x′,
w′,y′を同期点検出信号u,z,v,x,w,yか
ら70度遅らせた例を示している。
【0022】位相差検出回路604の出力は平滑化回路
605で平均化されてVcとなり、この大きさに応じた
発振周波数のパルスが電圧パルス発振回路606から出
力され、既に述べたような機能にしたがって電力変換装
置31,32を制御する。
【0023】次に交流系統の不平衡事故の内、1線地絡
事故(1LG)により、u相電圧が消失した場合を図3
(ii)の電圧ベクトルと図5の演算回路603及び位相
差検出回路604の動作により説明する。
【0024】数1のAはu相ベクトルとなって信号の大
きさは変化するがu相ベクトルと位相は同じであり、ま
た電圧の零点も変わらない。Bは元のv相の位相よりも
30度位相が進み、Cは元のw相の位相よりも30度位
相が遅れた電圧ベクトルとなる。従って位相差検出回路
604からは事故時と事故前では基準同期点は変わらな
いから、3相全体で見る限りはトータルの位相差に変化
はない。
【0025】事実、演算回路603の平滑された出力は
図5(iii)に示すように、u相に対しv相,w相は90
度の位相差があるが、1周期あたりの位相差検出回路6
04出力の平均値は、正常時(i)の平均値と同じVc
である。
【0026】従って電圧パルス発振回路606の発振周
波数は正常時と変わらないから、鋸歯状波発生回路60
8で分周された図示のu′,z′,v′,x′,w′,
y′のパルス信号も変化しない。
【0027】さらにまた交流系統不平衡事故の内、2線
地絡事故(2LG)によりu相,v相の電圧が消失した
場合は図6の通りとなる。数1ではA=−Vw/2だか
ら元のu相の電圧の零点位相よりも60度遅れた電圧ベ
クトル、またB=−Vw/2だから元のv相の電圧の零
点位相よりも60度進んだ電圧ベクトル、Cは大きさは
2分の1ではあるが、元のw相電圧位相と同位相の電圧
ベクトルが得られ、1線地絡事故と同様、3相全体で見
る限りはトータルの位相差に変化はない。
【0028】すなわち演算回路603では、u相,v
相,w相の同期点は同じ位置に作られる。従ってこの場
合の位相差検出回路604の出力は図6(iii)に示すよ
うになり、この場合も1周期あたりの位相差検出回路6
04出力の平均値は、正常時の平均値と変わらないVc
となる。従って電圧パルス発振回路606の発振周波数
は正常時と変わらないから、鋸歯状波発生回路608で
分周された図示のu′,z′,v′,x′,w′,y′
のパルス信号はやはり変わらない。
【0029】なお、3相トータルの位相差が変わらない
ようにするために、2相消失時に±60度の零点シフト
が生ずるから、正常時の演算回路603出力とデコーダ
608出力(例えばuとu′)との位相差が60度以上に
なるよう調整しておけば良い。
【0030】このように3相の瞬時電圧信号を使って各
相の電圧零点が求まることにより、交流系統事故により
1相または2相の同期信号が無くなった場合にも、正常
時と同様に基準同期点が得られる。基準同期点が得られ
れば、この時点から制御回路62の出力電圧に相当する
大きさだけ移相したパルスを移相回路63によって作成
することにより、電力変換装置31,32の適切な制御
パルスを得ることができる。
【0031】なお交流系統3相平衡事故で3相とも電圧
が消失した場合は、図3のベクトル図から明らかなよう
に演算手段では演算できないので別途、特開昭52−4221
6 号公報に述べられているように位相記憶が必要とな
る。
【0032】図7は、本発明の位相制御回路をサイリス
タ制御直列コンデンサのサイリスタの位相制御回路に適
用した場合の他の実施例である。長距離送電線の場合、
リアクトルの影響を除去するため、3相交流送電線7
1,72,73に直列コンデンサ81,82,83を挿
入する。この直列コンデンサに並列にリアクトル81
1,812,813を挿入し、直列コンデンサ電流を打
ち消す電流をこのリアクトルに流すため、リアクトルに
直列に逆並列接続されたサイリスタ回路821〜826
を接続して制御するものである。その際、交流電圧変成
器901〜903で直列コンデンサ81,82,83両
端の電圧を検出する。
【0033】また同期信号検出回路61と移相回路63
は図1と同様で、サイリスタ制御直列コンデンサの制御
回路91からの制御信号に応じて移相したサイリスタ8
21〜826を制御する。この構成においても同期信号
検出回路61で直列コンデンサ両端の電圧から基準同期
点が作られ、移相回路63で制御回路91からの制御信
号に応じて移相したサイリスタ821〜826を制御す
る適切な制御パルスが作られる。従って交流系統で事故
が発生し、同期信号が消失した場合の位相制御回路の動
作も既に述べた電力変換装置31,32の制御と同様で
ある。
【0034】
【発明の効果】従来は交流電圧各相毎に電圧零点を検出
し、この検出信号から位相差検出を行っていたので、装
置が大型になり、経済的でなかった。しかし本発明では
瞬時の3相の交流電圧をベクトル変換して新たな電圧ベ
クトルをもとに事故の前後で変化しない基準同期点が得
られる。
【0035】また事故除去時にも高速に系統の同期点が
得られるので、交流系統の同期点に応じた適切な位相で
位相制御パルスを出すことができる。さらに事故除去に
より交流電圧が回復したときに高速に交流系統に同期し
た適切な位相パルスを出せるので電力変換装置の動作回
復が早く行える。これにより交流系統不平衡事故時およ
び事故除去時に電力変換装置を安定に動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を直流送電制御装置に適用し
た場合の実施例である。
【図2】同期信号検出回路61の動作説明図である。
【図3】演算回路603の演算内容を示すベクトル図で
ある。
【図4】同期信号検出回路61の正常時の動作説明図で
ある。
【図5】同期信号検出回路61の1線地絡時の動作説明
図である。
【図6】同期信号検出回路61の2線地絡時の動作説明
図である。
【図7】本発明の制御装置をサイリスタ制御直列コンデ
ンサの制御装置に適用した場合の実施例である。
【符号の説明】
11,12…交流系統、31〜34…電力変換装置、5
1,52…直流送電線、61…同期信号検出回路、62
…制御回路、63…移相回路、81,82,83…直列
コンデンサ、91…サイリスタ制御直列コンデンサの制
御回路、601…交流電圧変成器、602…バンドパスフ
ィルタ、603…演算回路、604…位相差検出回路、
605…平滑化回路、606…電圧パルス発振回路、6
07…カウンタ、608…デコーダ、609…鋸歯状波
発生回路、821〜826…サイリスタ、901〜90
3…交流電圧変成器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力用半導体素子で構成される電力変換装
    置をこの電力変換装置に入出力する3相交流電圧の基準
    同期点に同期した制御パルスに基づいて制御する前記電
    力変換装置の制御装置において、 一括入力した前記3相交流電圧から前記基準同期点を求
    め、各相へ移相配分する制御装置を有することを特徴と
    する電力変換装置。
  2. 【請求項2】電力用半導体素子で構成される電力変換装
    置をこの電力変換装置に入出力する3相交流電圧の基準
    同期点に同期した制御パルスに基づいて制御する前記電
    力変換装置の制御装置において、 前記3相交流電圧を入力して前記3相交流電圧の相電圧
    ベクトルをベクトル変換して求めた新たな3相電圧ベク
    トルを用いて基準同期点を作成する同期信号検出手段
    と、位相指令に応じた制御信号を出力する制御回路と、
    前記制御信号に基づいて前記基準同期点からシフトした
    前記制御パルスを出力する移相手段と、からなる制御装
    置を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記同期信号検出手段は、前記3相交流電圧の大きさを
    検出する交流電圧検出手段と、 前記3相交流電圧を入力して前記3相交流電圧の相電圧
    ベクトルをベクトル変換して新たな3相電圧ベクトルを
    求め、前記3相交流電圧から3相各相の電圧零点を演算
    する演算手段と、 前記演算された電圧零点と別途形成された分周手段から
    の基準位相との差を検出する位相差検出手段と、前記位
    相差検出手段出力を平均する平滑化手段と、 前記平滑化手段の出力に応じた周波数を持つ電圧パルス
    を出力する電圧パルス発振手段と、 前記電圧パルスをカウントするカウンタ手段と、 前記電圧パルスを3相に分周して前記基準位相を出力す
    る前記分周手段と、からなる制御装置を有することを特
    徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 下式に基づいて新たな3相ベクトルA,B,Cを求める
    前記演算手段を設けた制御装置を有することを特徴とす
    る電力変換装置。 A={Vu−(Vv+Vw)}/2 B={Vv−(Vw+Vu)}/2 C={Vw−(Vu+Vv)}/2 Vu,Vv,Vw:電力変換装置に入出力する3相交流
    電圧ベクトル
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記分周手段から出力される位相と、3相電圧が健全時
    に前記演算手段から出力される位相との差を60度以上
    に設定することを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】電力用半導体素子で構成される電力変換装
    置をこの電力変換装置に入出力する3相交流電圧の基準
    同期点に同期した制御パルスに基づいて制御する前記電
    力変換装置の制御方法において、 前記3相交流電圧の相電圧ベクトルをベクトル変換して
    求めた新たな3相電圧ベクトルに基づいて基準同期点を
    求めることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
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