JPH08235890A - 情報記憶装置およびその動作方法 - Google Patents

情報記憶装置およびその動作方法

Info

Publication number
JPH08235890A
JPH08235890A JP33557895A JP33557895A JPH08235890A JP H08235890 A JPH08235890 A JP H08235890A JP 33557895 A JP33557895 A JP 33557895A JP 33557895 A JP33557895 A JP 33557895A JP H08235890 A JPH08235890 A JP H08235890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit lines
word line
storage device
information storage
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33557895A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufumi Inada
暢文 稲田
Jiyunichi Kitabuki
順一 北吹
Tetsuya Hayashi
林  哲也
Koji Shigematsu
厚二 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP33557895A priority Critical patent/JPH08235890A/ja
Priority to PCT/JP1995/002715 priority patent/WO2004090909A1/ja
Priority to US08/696,879 priority patent/US5848002A/en
Publication of JPH08235890A publication Critical patent/JPH08235890A/ja
Priority to US09/120,180 priority patent/US5963472A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタを用いずに導体または開放端子
とダイオードとを組み合わせた簡単な構成のメモリセル
を用いて情報の記録を行う。 【解決手段】 本発明は導体と開放端子による無限大の
抵抗との間の基準時間から出力信号が現われるまでの時
間遅れの相違、即ち出力の有無を利用して、複数の情報
を読み出すことができる構成のROM、つまり、時間軸
を加味して記録する構造の情報の記録用のマスクROM
で、基準時間から所定の時間経過後の出力のレベルを調
べて、ローレベルなら“0”、ハイレベルなら“1”と
して認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報の記憶装
置、特に簡単な構成のメモリ素子に情報が記憶された情
報記憶装置およびその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の記憶装置として半導体記憶装置、
例えばマスクROMがある。このマスクROMは、マス
ク工程でメモリセルトランジスタに情報を書き込み、
“1”または“0”の情報を固定してしまうROM、す
なわち読み出し専用メモリである。
【0003】図11はMOS型のメモリセルトランジス
タを用いて構成された従来のマスクROMの一部を示す
回路図である。図11において、Q1乃至Q8はMOS
型のメモリトランジスタで、このトランジスタQ1−Q
8のゲート電極はそれぞれワード線WL1乃至WL8に
接続される。トランジスタQ1−Q8のドレイン電極は
ビット線BL1に共通に接続され、ソース電極は接地さ
れる。MOS型トランジスタがエンハンスメント型であ
るか、しきい値を変化させるためにイオン注入してなる
デプレッション型であるかにより、その固定記憶内容を
データ“1”、“0”に対応させる。このように構成す
ると、例えばトランジスタQ1は“0”に、トランジス
タQ2は“1”に固定されることになる。
【0004】このようにして形成したマスクROMは、
例えば1ワードが8ビット構成の情報を読みだすのに、
夫々のビットに対して夫々が3端子を有する専用のトラ
ンジスタが必要であり、1ワードあたり合計8個のトラ
ンジスタが必要である。ここで各々のビットを構成する
メモリ素子をトランジスタを用いずにより簡素化できれ
ばマスクROMの構成を飛躍的に簡潔化させ、製造方法
も簡素にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマスクROMに
おいては、多ビット構成のワード情報を読み出すために
はビット数分のトランジスタが必要であり、マスクRO
Mの構成が複雑になり、その分メモリセルの面積が大き
くなり、製造工程数も多くなっている。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めに、メモリ素子をトランジスタを用いずに構成するこ
とにより、メモリセル面積をより縮小することができ、
製造方法も簡素にできるようにした情報記憶装置および
その動作方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数のビット線と、前記複数のビット
線と夫々交差する方向に配置された少なくとも1本のワ
ード線と、前記複数のビット線とワード線との交点に夫
々接続され実質的に零或いは無限大の抵抗を含む複数の
メモリ素子と、前記ワード線に与えられたアクセス信号
に応じて所定のタイミングで前記複数のビット線に現わ
れる前記メモリ素子の情報を検出する手段とを具備した
ことを特徴とする情報記憶装置を提供する。
【0008】更に本発明は、複数のビット線と、前記複
数のビット線と交差する方向に配置された複数のワード
線と、前記複数のビット線とワード線との交点に夫々接
続され実質的に零或いは無限大の抵抗を含む複数のメモ
リ素子と、選択されたワード線に与えられたアクセス信
号に応じて所定のタイミングで前記複数のビット線から
同時に複数ビットの情報を読みだし、または選択された
ビット線に接続されたメモリ素子を介して複数のワード
線に現われる前記メモリ素子の情報を検出する手段とを
具備したことを特徴とする情報記憶装置を提供する。
【0009】更に本発明は、複数のビット線と、前記複
数のビット線の夫々に形成された複数のコンタクト部
と、このコンタクト部内に形成されたダイオードと、こ
のダイオードに接続されるように前記コンタクト部に選
択的に埋め込まれた導電層と、前記複数のビット線と交
差する方向に配置され前記コンタクト部に絶縁層または
前記導電層を介して接続された複数のワード線と、選択
されたワード線に与えられたアクセス信号に応じて所定
のタイミングで前記複数のビット線から同時に複数ビッ
トの情報を検出する手段とを具備し、前記導電層と絶縁
層とを組み合わせることにより情報を記憶することを特
徴とする情報記憶装置を提供する。
【0010】更に本発明は、1本のワード線と複数のビ
ット線との間を実質的に零または無限大の抵抗で接続し
てメモリ素子を形成してなる情報記憶装置の動作方法に
おいて、前記ワード線に供給されたアクセス信号に応じ
て複数のビット線に現れる信号を所定のタイミングで読
み出して時間軸上で複数ビットの情報として読み出すよ
うにしたことを特徴とする情報記憶装置の動作方法を提
供する。
【0011】本発明によれば、ワード線に供給されたア
クセス信号に応じてワード線と複数のビット線との間に
流れる信号の有無を検出し、入力されたアクセス信号と
出力信号とを比較し、出力信号有りのときは“1”と認
識し、出力信号が無しのときは“0”と認識すること
で、ワード線に供給されたアクセス信号に応じてビット
線との交点に設けられた複数のメモリ素子から記憶され
た複数ビットの情報が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明の実
施例を詳細に説明する。
【0013】図1はこの発明の一実施例のROMのメモ
リセルの部分を一部取り出して示した回路図である。
【0014】図1において、ワード線WL1,WL2は
夫々8本のビット線BL1乃至BL8と交差して設けら
れ,夫々の交点には以下に述べる構成のメモリセルが夫
々設けられている。
【0015】ワード線WL1は8個のダイオードD1乃
至D8のアノードに夫々接続され、ダイオードD2、D
5、D7のカソードは夫々導体C1,C2,C3を介し
てビット線BL2,BL5、BL7に夫々接続される。
【0016】残りのダイオードD1,D3,D4,D
6、D8は夫々開放端子T1−T5を介してビット線B
L1,BL3,BL4、BL6,BL8に接続される。
【0017】同様に、ワード線WL2は8個のダイオー
ドD11乃至D18のアノードに夫々接続され、ダイオ
ードD13,D14、D17,D18のカソードは導体
C11,C12,C13、C14を介してビット線BL
3、BL4、BL7、BL8に夫々接続される。
【0018】残りのダイオードD11,D12,D1
5、D16は夫々開放端子T11−T14を介してビッ
ト線BL1,BL2,BL5、BL6に接続される。
【0019】このように、ワード線WL1,WL2と8
本のビット線BL1乃至BL8との夫々の交点にはダイ
オードと抵抗値無限大の素子との組み合わせの構成のメ
モリセル、またはダイオードと抵抗が極めて小さく実質
的にゼロと見做せる配線抵抗を有する導体との組み合わ
せの構成のメモリセルM1乃至M8,M11乃至M18
が設けられている。なお、ビット線BL1−BL8はそ
れぞれ必要に応じ、I/O端子I/O1−I/O8に接
続される。
【0020】図1に示した構成のマスクROMから情報
を読み出すための全体の回路は例えば図2のブロック図
に示すように構成される。図2において、メモリのアク
セス信号は入力バッファ21に供給される。入力バッフ
ァ21の出力信号はデコーダ22に供給されて解読さ
れ、所定のワード線、例えばWL1が選択される。
【0021】一方、入力バッファ21の出力信号は前記
アクセス信号に応じて参照信号RFとして発生され、検
出器23の入力端子に供給される。この検出器23はワ
ード線WL1と交差するビット線BL1〜BL8との交
点に接続されたメモリセルM1〜M8に対するアクセス
に夫々同期し、或いはワード線WL2と交差するビット
線BL1〜BL8との交点に接続されたメモリセルM1
1〜M18に対するアクセスに夫々同期した参照信号R
Fを発生させるためのものである。生成された参照信号
RFは検出器23に供給され、検出器23はこの参照信
号RFが供給されている時間だけ動作するように構成さ
れている。この結果、メモリセルM1,M2が順次アク
セスされた場合には、ビット線BL1、BL2からI/
O1,I/O2を介して出力バッファ24からはメモリ
セルM1,M2の記憶内容に応じて“10”の2ビット
のパラレル情報を読み出すことができる。同様に、他の
ワード線WL2が選択されると、出力“11”が出力バ
ッファ24から得られることになる。
【0022】以下、図3を参照してダイオードと回路開
放による無限大の抵抗との組み合わせの構成のメモリセ
ル、またはダイオードと抵抗ゼロと見做せる配線抵抗の
みの導体との組み合わせの構成のメモリセルM1乃至M
8,M11乃至M18からその記憶内容を読み出す動作
の原理を詳細に説明する。
【0023】図3(a)は基準時間t0で立ち上がる入
力アクセス信号または参照信号RFの信号波形図を示
す。この入力アクセス信号によりデコーダ22で例えば
ワード線WL1とビット線BL1とが選択されると、ビ
ット線BL1に接続された図示しない電源によりダイオ
ードD1を介してビット線BL1との間に電位差が発生
する。この電位差は開放端子T1に現れるが、これは実
質的に無限大の抵抗が接続されていることと等価である
ので、図3(b)に示すようにI/O1への出力信号に
対する遅延時定数は無限大であり、“1“出力がビット
線BL1に現れることになる。
【0024】従って、図3(a)に示した参照信号RF
がハイレベルのときにビット線BL1のレベルが図3
(b)に示すようにローレベルであることが検出器23
で検出され、この結果、メモリセルM1の記憶内容は
“1”であると認識される。
【0025】続いて、入力アクセス信号によりデコーダ
22でワード線WL2とビット線BL1が選択される
と、ビット線BL1との交点のメモリセルM11が選択
され、メモリセルM1と同様に開放端子T11を有する
ので、“1“出力がビット線BL1に現れることにな
り、“11”の2ビットの情報が時系列的に順次読み出
されたことになる。
【0026】また、入力アクセス信号によりデコーダ2
2で例えばワード線WL1とビット線B2が選択される
と、ワード線WL1に接続された図示しない電源からビ
ット線BL2に電流が流れる。この電流はダイオードD
2および導体C1を介して直接ビット線BL2に流れ込
むから、殆ど何等の遅れもなく図3(c)に示すように
出力信号がビット線BL2に伝わる。
【0027】このように、図3(a)に示した参照信号
RFがハイレベルのときにビット線BL2のレベルが図
3(c)に示すようにハイレベルであることが検出器2
3で検出され、この結果、メモリセルM2の記憶内容は
“0”であると認識される。
【0028】ここで、各々のメモリセルM1乃至M8,
M11乃至M18には夫々ダイオードD1−D8,D1
1−D18が付属されているが、これらは選択されてい
ないワード線に接続された別のメモリセルから逆流する
電流を防止し誤読み出しを防止するためのものである。
【0029】図3に示したように、選択されたワード線
からの出力信号を時間軸上に表示して見ると、基準時間
t0から等分割した時間の、あるタイミングで発生する
出力信号を参照信号RFと比較することで、無限大の抵
抗をもつ開放端子により無限に遅れて出る信号は“1”
と認識し、遅れずに出る信号は“0”と認識することで
容易にROM出力が検出できることになる。
【0030】上記の説明ではワード線WL1,WL2を
順次駆動して例えばビット線BL1から時間軸上で連続
する2ビットの情報“11”を読み出す場合を例示した
が、図1の実施例で例えばワード線WL1を駆動した状
態でビット線BL1〜BL8を選択すればI/O1〜I
/O8を介して一度に8ビットのワード情報を読み出す
こともできる。
【0031】図1に示した構成のROMから情報を読み
出すための全体の回路は例えば図4のブロック図に示す
ように構成される。図4において、メモリのアクセス信
号は入力バッファIBに供給される。入力バッファIB
の出力信号はXデコーダXDに供給されて解読され、所
定のワード線、例えばWL1が選択される。
【0032】一方、入力バッファIBからは前記アクセ
ス信号に応じて参照信号RFを発生するための指示信号
がRF信号発生器RFに供給され、発生されたRF信号
は検出器としてのセンスアンプSAの入力端子に供給さ
れるとともに、クロック信号発生器CLに供給される。
このRF信号は、図1のビット線BL1〜BL8と交差
するワード線WL1との交点に接続されたメモリセルM
1〜M8に対するアクセスに夫々同期した読出し出力を
得るためのものである。生成された参照信号RFは検出
器SAに供給され、検出器SAはこの参照信号RFが供
給されている時間だけ動作するように構成されている。
【0033】この検出器SAの出力はシフトレジスタS
Rに供給され、例えば8本のビット線BL1〜BL8の
出力がシフトレジスタSRにラッチされる。この結果、
出力バッファOBからはメモリセルM1〜M8の記憶内
容に応じた8ビットのパラレル情報を読み出すことがで
きる。同様に、他のワード線、例えばWL2が選択され
ると、別の8ビット出力がシフトレジスタSRを介して
出力バッファOBから得られることになる。
【0034】ここで、図5を参照して図4のワード線と
ビット線の交点に形成されたセル回路の構成を説明す
る。図5において、XデコーダXDによりデコードされ
て例えばワード線WL1が選択されたものとすると、図
1にも示したように、このワード線WL1に接続された
メモリセルM1〜M8に記憶された情報内容はビット線
BL1〜BL8を介してZゲートZGに送られる。図5
においてZゲートZGの出力は検出器SA1を介してシ
フトレジスタSR1に送られてラッチされる。
【0035】図1ではメモリセルM8までしか示してな
いが、このワード線WL1にはさらに多くのビット線が
交差し、夫々の交点には図5に示すように8個を一つの
単位として多くのメモリセルM9〜M16、M17…が
接続される。メモリセルM9〜M16の出力はビット線
BL9〜BL16からYゲートYGに取り出され、第2
の検出器SA2を介してシフトレジスタSR2に送られ
る。メモリセルM17以降も同様にして記憶情報が読み
出される。
【0036】次に、図1に示したメモリから図5に示し
たようにワード線ごとに8ビットを一組として情報を読
出す動作を図6〜図8を参照して説明する。Xデコーダ
XDに与えられるアドレス入力を図6(a)に示す。図
6(a)に示した有効アドレス期間にたとえばワード線
WL1が選択されると、このワード線WL1には図6
(b)に示す読出し信号が与えられる。前述したよう
に、この読出し信号の立上がりに同期した図6(c)の
参照信号RF1が得られ、この結果、セル抵抗値が実質
的に零のメモリセルを介して接続されたビット線、BL
2,BL5,BL7には図6(d)に示したように参照
信号RF1と一致する出力信号が得られ、セル抵抗値が
無限大のメモリセルを介して接続されたビット線、BL
1,BL3,BL4,BL6,BL8には図6(e)に
示したように参照信号RF1と一致しない平坦な出力信
号が得られる。従って、図示しないAND回路で参照信
号RFと図6(c)の出力もしくは図6(d)で出力と
の論理積を取ると、図7に示したように、ビット線BL
2、BL5、BL7のみHIGH(“0”)となり、残
りはLOW(“1”)となるワード線WL1に関する8
ビットの出力“10110101”がシフトレジスタS
Rにラッチされる。シフトレジスタSRの出力は夫々の
ビット線ごとに図6(c)の参照信号RFの立上がりに
応じて固定され、図8に示すように有効データとして一
定時間保持される。
【0037】同様にして、XデコーダXDによってワー
ド線WL2が選択されると、ワード線WL2に入力信号
が与えられると同時に参照信号RF2が立上がり、結果
として、無限大の抵抗値を持つセルM11,M12,M
15,M16からは“1”信号が、極めて小さい抵抗値
を持つセルM13、M14,M17,M18からは
“0”信号が読み出される。
【0038】なお、図4の検出器SAは電圧検出型であ
るが、情報の読出しに支障がない限り情報1/0を検出
器SAに流れる電流で検出する電流検出型であってもよ
い。
【0039】次に、図1に示した実施例のメモリセルを
半導体基板上に形成するための製造方法を図9の上面図
および図10の断面図を参照して詳細に説明する。な
お、ここでは図1のワード線WL1に関連して形成され
たメモリセルM1,M2,M3の部分のみ示してある。
【0040】図9(a)に示すように、シリコン半導体
基板30上に高濃度のP形不純物(P+)をドープした
ポリシリコン層でワード線WL1を形成する。次に、こ
のワード線WL1の上に図示しないレジスト層を形成
し、形成されたレジスト層の、ビット線との交点位置に
形成すべき四角いコンタクト孔に相当する位置に開孔を
形成してワード線WL1の表面を露出させ、この開孔か
ら高濃度のN形不純物(N+)をドープしてワード線W
L1の表面に不純物領域A1,A2,A3を形成する
(図10(a)参照)。この高濃度のP形不純物(P
+)をドープしたポリシリコン層でなるワード線WL1
と高濃度のN形不純物(N+)をドープした不純物領域
A1,A2,A3との間には図1に示したダイオードD
1,D2,D3が形成されたことになる。
【0041】次に、ワード線WL1の上に図10(b)
に示したように酸化膜31を均一に形成し、更にその上
にレジスト層32を形成する。その後、マスクROMの
製造時と同様に、ロムコードを受けたら、“1”部分が
開口したロムコードマスクでメモリセルM2に対応する
位置のレジスト32を取り除き、コンタクト孔Cを形成
するために、露出した酸化膜31をエッチング除去す
る。形成されたコンタクト孔C内には導体として用いら
れるタングステンなどの金属が埋め込まれ、かつ不純物
領域A2に接触するように導電性のWプラグWPが堆積
される。
【0042】この後、図9(c),図10(c)に示し
たようにレジスト32を全て除去し、WプラグWP2の
表面を露出させ、図9(d),図10(d)に示したよ
うに各コンタクト部分を横切るビット線BL1,BL
2,BL3をメタル配線で取り付けて完成する。ここ
で、ビット線BL1,BL3と不純物領域A1,A3と
の間には開放端子T1,T2が形成されたことになる。
この結果、図1のワード線WL1に沿ってメモリセルM
1,M2,M3が形成された。
【0043】このように本実施例では全体の構成が非常
に単純であり、かつロムコード受入れからROM完成ま
での工程が極めて短いという特徴をもつ。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ワード線とビット線との間に選択的に無限大の抵抗を介
在させ、或いは実質的に零の抵抗体を介在させること
で、入力信号を遅延量零、或いは遅延量無限大のメモリ
セルにより選択的に遅延させて出力し、入力信号に対し
て所定のタイミングで情報を読み出すことにより、トラ
ンジスタを省略しても良好なメモリセル機能を得ること
ができ、メモリセルを小形化し、製造を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成図。
【図2】図1の実施例において特定のワード線に関して
情報を読み出す動作回路を示すブロック図。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのタイミン
グチャート。
【図4】図1の実施例においてメモリセル全体に関して
情報を読み出す動作回路のブロック構成図。
【図5】図4のセル回路部分の構成を示すブロック図。
【図6】図1の実施例の情報読出し動作を示すタイムチ
ャート。
【図7】図1の実施例の情報読出し動作を示すタイムチ
ャート。
【図8】図1の実施例の情報読出し動作を示すタイムチ
ャート。
【図9】図1に示した実施例回路を半導体基板上に形成
した一例を示す平面図。
【図10】図1に示した実施例回路を半導体基板上に形
成した一例を示す断面図。
【図11】従来のマスクROMの回路構成の一例を示す
図。
【符号の説明】
M1−M8,M11−M18…メモリセル、 WL1、WL2、…ワード線、 BL1−BL8…ビット線、 T1−T14…開放端子、 C1−C14…導体、 D1−D18…ダイオード、 I/O1−I/O8…出力端子、 21…入力バッファ、 22…デコーダ、 23…検出器、 24…出力バッファ、 RF…参照信号、 t0…基準時間、 A1−A3…N+領域、 30…半導体基板、 31…酸化膜、 32…レジスト層、 H…開孔、 C…コンタクト孔、 WP…Wプラグ、 Q1−Q8…プログラムトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 厚二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線と、 前記複数のビット線と交差する方向に配置された少なく
    とも1本のワード線と、 前記複数のビット線とワード線との交点に夫々接続され
    実質的に零或いは無限大の抵抗を含む複数のメモリ素子
    と、 前記ワード線に与えられたアクセス信号に応じて所定の
    タイミングで前記複数のビット線またはワード線に現わ
    れる前記メモリ素子の情報を検出する手段と、 を具備したことを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記ビット線とワード線との間に
    前記メモリ素子と直列に接続されたダイオードを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記憶装置
  3. 【請求項3】 前記実質的に零の抵抗は前記半導体基板
    上に形成された導電層でなり、前記実質的に無限大の抵
    抗は配線の開放端子またはオープン部でなることを特徴
    とする請求項1に記載の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 複数のビット線と、 前記複数のビット線と交差する方向に配置された複数の
    ワード線と、 前記複数のビット線とワード線との交点に夫々接続され
    実質的に零或いは無限大の抵抗を含む複数のメモリ素子
    と、 選択されたワード線に与えられたアクセス信号に応じて
    所定のタイミングで前記複数のビット線から同時に複数
    ビットの情報を読みだし、または選択されたビット線に
    接続されたメモリ素子を介して複数のワード線に現われ
    る前記メモリ素子の情報を検出する手段と、 を具備したことを特徴とする情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 さらに前記ビット線とワード線との間に
    前記メモリ素子と直列に接続されたダイオードを含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の情報記憶装置
  6. 【請求項6】 前記実質的に零の抵抗は前記半導体基板
    上に形成されたメタル層でなり、前記実質的に無限大の
    抵抗は配線のオープン部でなることを特徴とする請求項
    5に記載の情報記憶装置。
  7. 【請求項7】 複数のビット線と、 前記複数のビット線の夫々に形成された複数のコンタク
    ト部と、 このコンタクト部内に形成されたダイオードと、 このダイオードに接続されるように前記コンタクト部に
    選択的に埋め込まれた導電層と、 前記複数のビット線と交差する方向に配置され前記コン
    タクト部に絶縁層または前記導電層を介して接続された
    複数のワード線と、 選択されたワード線に与えられたアクセス信号に応じて
    所定のタイミングで前記複数のビット線から同時に複数
    ビットの情報を読みだし、または選択されたビット線に
    接続された前記導電層または絶縁層を介して複数のワー
    ド線に現われる前記交差位置に記憶された情報を検出す
    る手段と、 を具備し、前記導電層と絶縁層とを組み合わせることに
    より情報を記憶することを特徴とする情報記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ワード線は高濃度の第1不純物を有
    するポリシリコン層でなり、前記ダイオードはこのポリ
    シリコン層に形成されたコンタクト部の周りに接触する
    ように形成された高濃度の第2不純物領域との間に形成
    されてなることを特徴とする請求項7に記載の情報記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1本のワード線とこれに絶縁
    的に交差する複数のビット線との間を実質的に零または
    無限大の抵抗で接続してメモリ素子を形成してなる情報
    記憶装置の動作方法において、前記ワード線に供給され
    たアクセス信号に応じて複数のビット線に現れる信号を
    所定のタイミングで検出して複数ビットの情報として読
    み出すようにしたことを特徴とする情報記憶装置の動作
    方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1本のワード線とこれに絶
    縁的に交差する複数のビット線との間を配線抵抗のみに
    よる実質的に零の抵抗または回路の開放による無限大の
    抵抗で接続してメモリ素子を形成してなる情報記憶装置
    の動作方法において、前記ワード線に供給されたアクセ
    ス信号に応じて複数のビット線から所定のタイミングで
    信号の有無を検出し、この有無を2進値の複数ビットの
    情報として読み出すようにしたことを特徴とする情報記
    憶装置の動作方法。
JP33557895A 1994-12-27 1995-12-25 情報記憶装置およびその動作方法 Pending JPH08235890A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33557895A JPH08235890A (ja) 1994-12-27 1995-12-25 情報記憶装置およびその動作方法
PCT/JP1995/002715 WO2004090909A1 (ja) 1994-12-27 1995-12-27 情報記憶装置およびその動作方法
US08/696,879 US5848002A (en) 1994-12-27 1995-12-27 Information storage apparatus and method for operating the same
US09/120,180 US5963472A (en) 1994-12-27 1998-07-22 Information storage apparatus and method for operating the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33686494 1994-12-27
JP6-336864 1994-12-27
JP33557895A JPH08235890A (ja) 1994-12-27 1995-12-25 情報記憶装置およびその動作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08235890A true JPH08235890A (ja) 1996-09-13

Family

ID=26575225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33557895A Pending JPH08235890A (ja) 1994-12-27 1995-12-25 情報記憶装置およびその動作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08235890A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531781A (ja) * 2006-03-23 2009-09-03 株式会社東芝 メモリ利用計算システム及び同システムを用いる方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531781A (ja) * 2006-03-23 2009-09-03 株式会社東芝 メモリ利用計算システム及び同システムを用いる方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2685966B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
TWI286753B (en) Source side sensing scheme for virtual ground read of flash EPROM array with adjacent bit precharge
EP0020648B1 (en) Read-only memory with field effect transistors having variable conductance value channels
JPS6041040Y2 (ja) 論理装置
JP3695539B2 (ja) 超高密度交互金属仮想接地rom、ならびにその読み出し方法及びその製造方法
JP2643896B2 (ja) 半導体メモリ
US4599707A (en) Byte wide EEPROM with individual write circuits and write prevention means
JP2002050703A (ja) 多値不揮発性半導体記憶装置
US5848002A (en) Information storage apparatus and method for operating the same
JPH05128886A (ja) 半導体記憶装置
US5469397A (en) Semiconductor memory device with a reference potential generator
US7126185B2 (en) Charge trap insulator memory device
KR910013285A (ko) 불휘발성 반도체메모리
US6421267B1 (en) Memory array architecture
US20070189081A1 (en) Method and apparatus for erasing memory
JPH08235890A (ja) 情報記憶装置およびその動作方法
US5383162A (en) Semiconductor memory device
US5926417A (en) Read method for reading data from a high-density semiconductor read-only memory device
JPH08195094A (ja) 半導体不揮発性記憶装置
JPH06215590A (ja) フラッシュ消去型不揮発性メモリ
JPH08315585A (ja) 多値記憶素子、メモリアレイ、記憶および再現方法
JP3484380B2 (ja) リードオンリメモリ
JPH09223780A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH08235889A (ja) 情報記憶装置およびその動作方法
JP3197858B2 (ja) 半導体メモリ装置