JPH08235781A - 情報記録方法および情報再生装置 - Google Patents

情報記録方法および情報再生装置

Info

Publication number
JPH08235781A
JPH08235781A JP7036460A JP3646095A JPH08235781A JP H08235781 A JPH08235781 A JP H08235781A JP 7036460 A JP7036460 A JP 7036460A JP 3646095 A JP3646095 A JP 3646095A JP H08235781 A JPH08235781 A JP H08235781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
data
special reproduction
recorded
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7036460A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
Masafumi Nakamura
雅文 中村
Yutaka Nagai
裕 永井
Masayuki Hirabayashi
正幸 平林
Toshifumi Takeuchi
敏文 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7036460A priority Critical patent/JPH08235781A/ja
Publication of JPH08235781A publication Critical patent/JPH08235781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル情報データが記録された記録媒体を
再生する情報再生装置において、高速再生などの特殊再
生を容易に実現できるようにする。 【構成】同期信号、ディジタル情報データ、及びその他
付加情報などを一纏まりにした同期ブロック毎に、特殊
再生時に必要となるディジタル情報データがその同期ブ
ロック内に記録されているかを判別するフラグ情報を記
録する記録媒体を提供する。前記記録媒体を特殊再生す
る場合、前記フラグ情報を探索し、特殊再生に必要とな
るデータだけを再生し出力する。 【効果】特殊再生時において、ディスクフォーマットに
従った誤り訂正符号の復号などのデコード信号処理が不
要となり、同期ブロックのフラグ情報のみを探索し判断
することで特殊再生に必要なデータを瞬時に探索するこ
とができ処理量を大幅に削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ディジタル情報が記録された記録
媒体を再生する情報再生装置であって、特に高速再生な
どの特殊再生を容易に実現することができる情報再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報を記録した記録媒体とし
て、コンパクトディスク(以下、CD)を用いたCD−
ROMが様々な分野で利用されている。最近では、映像
信号および音声信号をディジタル化した後、MPEG1
の情報圧縮処理を施してCDに記録したビデオCDがあ
る。これは、CD−ROM規格のモード2フォーム2の
フォーマットを用いて74分間の映像と音声を再生でき
るシステムである。
【0003】このビデオCDを特殊再生する際、その情
報圧縮処理により再生できる情報が限定される。以下の
説明は、特殊再生する信号を映像信号に限定したと仮定
した場合である。MPEG1の情報圧縮技術は、映像信
号の持つ冗長度を大幅に削減するために動き補償フレー
ム間符号化方式を用いている。これは先頭の映像フレー
ムに対してはその情報だけで圧縮するフレーム内符号化
(以下、この映像フレームをIフレームと称する)を、
そしてそれ以降の映像フレームに対しては、Iフレーム
からの前方向予測信号を圧縮する動き補償フレーム間予
測符号化(以下、この映像フレームをPフレームと称す
る)、又はIフレーム、Pフレームからの前・後・両方
向予測信号を圧縮する動き補償フレーム間予測符号化
(以下、この映像フレームをBフレームと称する)を選
択的に切り換える。このため、特殊再生できる映像フレ
ームは、例えば、その情報だけで映像信号を復元できる
Iフレームに限定されてしまう。
【0004】以下、ビデオCDにおける特殊再生機能の
処理フローの一例を簡単に説明する。
【0005】まず、トラックジャンプなどによりピック
アップを適当な位置へ移動させる。そしてその位置にあ
る同期信号、サブコード、データ、誤り訂正符号などを
一纏まりにしたブロックデータ(以下、同期ブロックと
呼ぶ)に対して、CD−ROMの信号処理フォーマット
にそったデ・インターリーブなどのデコード信号処理を
施しMPEG1のビットストリームデータに復元する。
次に、復元されたビットストリームデータ内に対し、上
記3種類の符号化モード(I、P、Bフレーム)を判別
するpicture_coding_typeと呼ばれ
るタイプ情報を探索し、そのタイプ情報がIフレームで
あれば、そのデータを伸長処理し表示する。そして、I
フレームの伸長処理が終了した時点で上述してきた処理
を繰り返し実行し、特殊再生機能を実現する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術のビデオCDでは、CD−ROMのフォーマットを
利用しているために、特殊再生するのに必要なデータす
なわちIフレームを探索するのに、必ずデ・インターリ
ーブなどのデコード信号処理を行い、なおかつ復元され
たデータ内に対しIフレームであるか否かを示すタイプ
情報の探索を行う必要があった。
【0007】以上のように、特殊再生機能に必要なIフ
レームのデータが記録されている同期ブロックを探索す
るには多くの処理を実行しなくてはならず、いかに速く
必要なデータへアクセスできるかが大きな課題となる特
殊再生機能においては、処理量、アクセス性などに問題
があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決するために、特殊再生機能を考慮にいれたディ
スク記録フォーマットを提供すると共に、そのような記
録フォーマットで記録された記録媒体を再生する情報再
生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、同期ブロック毎に特殊再生に必要なデ
ータが記録されているか否かを示すフラグ情報を記録媒
体に記録する記録方法を提供する。
【0010】あるいは、少なくとも2つの同期ブロック
毎に特殊再生に必要なデータが記録されているか否かを
示すフラグ情報を記録媒体に記録する記録方法を提供す
る。
【0011】また、本発明では、上記記録方法により記
録された記録媒体を再生する情報再生装置において、特
殊再生時には、規則的にピックアップを移動させるピッ
クアップ移動制御手段と、ディスク上に記録されている
同期ブロック内の上記フラグ情報を探索する探索手段を
設ける。
【0012】
【作用】フラグ情報を記録した記録媒体は、そのフラグ
情報を探索することで再生している同期ブロックのデー
タ領域内に特殊再生に必要なデータが記録されているの
か否かを判断することができる。
【0013】ピックアップ移動手段は、特殊再生の速度
に応じるようにピックアップを移動させるため、アクセ
スの速い特殊再生を実現できる。
【0014】フラグ情報探索手段は、特殊再生時におい
て、記録媒体から読み出された同期ブロックに対して、
その同期ブロックが特殊再生に必要なデータであるのか
を、その記録媒体に応じたデコード信号処理などを行う
ことなく、フラグ情報だけで判断することができ処理量
の少ない特殊再生が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施例を図1を用い
て詳細に説明する。図1は本発明による情報再生装置の
第1の実施例の構成を示す図である。
【0017】1は記録媒体であるディスクであり、ディ
スクの回転手段であるモータ2で回転されるようになっ
ている。3はピックアップであり、ディスク1からデー
タを読み出し再生信号を出力する。4はプリアンプであ
り、ピックアップより出力された再生信号を増幅し出力
する。5は同期検出回路であり再生信号から同期信号を
検出し、その同期信号からモータ制御回路6およびRA
M制御回路7を制御する。再生信号は、信号復調回路8
により復調処理される。RAM制御回路7は、マイクロ
コンピュータ9とRAM制御回路7により制御され、R
AMアドレスを発生し、RAM10へ復調された再生信
号が書き込まれる。その後、RAM10に書き込まれた
再生信号を読み出し、セクタアドレス検出回路11によ
り現在再生されている信号のセクタアドレスが、ブロッ
クアドレス検出回路12により現在再生されている信号
のブロックアドレスが、フラグ検出回路13により、後
述する再生信号のフラグ情報が、またC1、C2符号復
号回路14により、C1訂正、及びC2訂正などの再生
信号の誤り訂正符号の復号を行い再生信号を信号再生回
路15へ出力する。信号再生回路15は所定の再生処理
を施し出力端子16へ出力する。マイクロコンピュータ
9は、セクタアドレス検出回路11から出力されたセク
タアドレスや、フラグ検出回路13から出力されたフラ
グ情報などからピックアップ3を制御するピックアップ
制御回路17へその制御信号を出力する。またマイクロ
コンピュータ9は、ユーザ側の特殊再生などのアクセス
命令などを受け付けそれに応じた処理を施す。
【0018】ここで、ディスク1に記録されている信号
が、例えばMPEG(MovingPicture E
xperts Group)の圧縮技術により符号化さ
れたデータであるとすると信号再生回路15は、MPE
Gのデコーダ回路となる。
【0019】通常再生の場合には、何等問題もなく、デ
ィスク1から再生された信号を上述した情報再生装置に
より再生し映像信号を出力させることができる。しか
し、高速再生などの特殊再生の場合には、MPEGの圧
縮技術の特徴により再生できるデータが限定されてしま
う。
【0020】図4にMPEGにより圧縮された映像の並
びを示す。
【0021】IはIフレームと呼ばれ、符号化されるデ
ータの属する映像フレーム内のデータのみを用いてフレ
ーム内符号化した映像フレームである。PはPフレーム
と呼ばれ、Iフレームのデータとの動き補償フレーム間
予測符号化した映像フレームである。BはBフレームと
呼ばれ、IフレームのデータとPフレームのデータとの
前方向/後方向/両方向の動き補償フレーム間予測符号
化を選択して圧縮した映像フレームである。したがっ
て、Pフレームは、Iフレームのデータが復号されてい
ないと再生することができない。また、Bフレームにお
いても、Iフレーム及びPフレームの両データが復号さ
れていないと再生することができない。そのため、高速
再生などの特殊再生時には、アクセスするデータを限定
する必要が生じる。
【0022】図2は本第1の実施例による情報再生装置
において、特殊再生を考慮にいれたディスクフォーマッ
トの一例を示す図である。
【0023】例えば、1セクタのデータ量を2048バ
イトと仮定し以下説明する。
【0024】まず、(a)に示すように1セクタ204
8バイトのデータを、横128バイト、縦16バイトに
分割し、さらに付加情報を付加する。次に、(b)に示
すように上記セクタデータを8個まとめたものを一纏ま
りとして誤り訂正符号の生成を行う。はじめに、縦方向
のデータに対して14バイトの誤り訂正符号(C2符
号)を付加する。そして、横方向のデータに対して8バ
イトの誤り訂正符号(C1符号)を付加する。誤り訂正
符号の付加が終わった時点で、データの先頭に同期信
号、セクタアドレスなどを付加する。(c)に、同期信
号、セクタアドレス、その他付加情報の割り当ての一例
を示す。128バイトの主データを2つまとめた単位を
一つの一同期ブロックデータとすると、同期信号を2パ
ターン設け、各々S0、S1として図のように付加す
る。セクタアドレスは、例えば3バイトで表現するとし
た場合、上位1バイト、中位1バイト、下位1バイトに
分割し各々SA1、SA2、SA3として図のように付
加する。ブロックアドレス、すなわち2048バイトを
8個を一纏まりにしたデータ内における同期ブロックの
アドレス(以下、BA)を表現するのに必要なビット数
は、(16×8+14)=142個の同期ブロックが存
在するため、その半分の71個のBAを付加する為に7
ビット必要となり、図に示すように付加する。その他付
加情報としては、パリティを1バイトを図に示すように
付加するパリティはセクタアドレス部の第1バイトと第
2バイトのビットごとのEORとする。
【0025】特殊再生時にアクセスするデータをIフレ
ームと限定した場合、それを表すには1ビットのフラグ
で十分となる。そこで、ブロックアドレスが7ビットで
あるため、その最上位ビット(b7)にその同期ブロッ
ク内のデータがIフレームのデータであるのか否かを示
すフラグ情報:Fを図に示すように付加する。図2では
最上位ビットにフラグ情報を付加したが本発明はこれに
限定されるわけではなく。例えば、最下位ビット(b
0)にフラグ情報をいれ、その他のビット(b1からb
7)へブロックアドレスを付加しても構わない。又、S
A1〜SA3のどこかのビットに設けても良い。
【0026】図3を用いて本第1の実施例による情報再
生装置の動作フローを詳細に説明する。
【0027】図3において、ユーザが通常再生処理10
1にある情報再生装置に対し、特殊再生の要求102を
行った時、マイクロコンピュータ10は、それをアクセ
ス命令として受け止め、ピックアップ移動処理103と
して、ピックアップ3を所定の位置へ移動するようにピ
ックアップ制御回路17へ制御信号を出力する。ピック
アップ3はピックアップ制御回路17により所定の位置
に移動された後、ディスク1から再生信号を読み出す。
フラグ検出処理104では、同期検出回路5により同期
信号が検出された後、その後に続くフラグ情報を検出す
る。検出されたフラグ情報がIフレームのフラグでなけ
れば判定処理107へ移る。Iフレームのデータである
ことを示すフラグであれば、ディスクフォーマットデコ
ード信号処理105においてC1、C2符号処理回路1
4によりディスクフォーマットに従った誤り訂正符号の
復号などが行われる。そしてMPEGデコーダへのデー
タ出力処理106では、復号されたデータを信号再生回
路15により、Iフレームデータの伸長処理が行われI
フレームの映像を表示する。
【0028】判定処理107は、Iフレームデータの再
生が終了しているか、または処理104の結果Iフレー
ムフラグでない場合は所定のデータ量を再生しているか
を判定し、Iフレームのデータ再生が終了または、所定
のデータ量を再生していれば、次の所定の位置へピック
アップ3を移動するように制御する。そうでなければ、
再生を継続しフラグ検出処理104へ移る。上述した記
録フォーマットを用いて、以上の処理を繰り返すことに
より、特殊再生に必要なデータを探索する。
【0029】次に、上記ピックアップ移動処理103に
おけるピックアップ移動軌跡の一例を図5を用いて説明
する。
【0030】図5において、データはディスク1上へ螺
旋状に記録されているものと仮定して説明するが、これ
に限定されるものではなく例えば同心円状に記録されて
いても構わない。
【0031】今、ディスク上のA点からB点まで通常再
生が行われていたとする。B点おいて、特殊再生の要求
が入力されたとすると、マイクロコンピュータ10はピ
ックアップ3を1トラック外側すなわちC点に移動する
ようにピックアップ制御回路17へその制御信号を出力
する。C点に移動されたピックアップ3は、基本的には
トラック1周分のC点からD点までに対して再びディス
ク1上からデータを読み出し、同期信号の検出、フラグ
検出処理などを行い、特殊再生に必要なIフレームのデ
ータが記録されている同期ブロックを探索する。ただ
し、Iフレームのデータ量がトラック1周分のデータ量
よりも多い場合にはこの限りではなく、例えば、Iフレ
ームのデータが終了する位置まで再生しても構わない。
【0032】次に、D点まで再生したピックアップ3
は、再び1トラック外側すなわちE点に移動するように
制御される。そして、再びトラック1周分のE点からF
点までを再生する。以上の動作を繰り返すことで簡易的
な特殊再生を実現することができる。
【0033】上述したピックアップの移動は、1トラッ
クジャンプの後1周の再生を繰り返す制御であったがこ
れに限定されるわけではなく、例えば、再生したセクタ
数または同期ブロック数をカウントし所定の数になった
時点で所定の位置へピックアップを移動しても構わな
い。
【0034】以上のように、本第1の実施例によれば、
特殊再生に必要なデータ、すなわちIフレームを示すフ
ラグ情報1ビットを記録する記録方法を提供することが
できる。またこの記録方法によって記録された記録媒体
を再生する情報再生装置によれば、ピックアップを所定
の規則に従った手段で移動させながら上記フラグ情報を
探索し、特殊再生を行うことができる。そのため、ビデ
オCDのようにIフレームのデータを探索するのにディ
スクフォーマットに従ったデコード信号処理及びビット
ストリームの解読をする必要がないので、特殊再生時に
おける処理量、アクセス性など大幅に改善することがで
きる。
【0035】次に本発明による第2の実施例におけるデ
ィスクフォーマットを図6を用いて説明する。
【0036】同期信号、セクタアドレス、ブロックアド
レス、その他付加情報の記録については、第1の実施例
と同一である。第1の実施例と異なる点は、1つの同期
ブロック対毎に特殊再生に必要なデータを示すフラグ情
報を記録するのではなく、例えば、2つの同期ブロック
対毎にフラグ情報を記録する。
【0037】図6に示すように、第1の同期ブロック対
にフラグ情報Fを記録したとすると、第2の同期ブロッ
ク対にはフラグ情報は記録せずに、次の第3の同期ブロ
ック対にフラグ情報Fを記録する。
【0038】以上のように、本第2の実施例によれば、
特殊再生に必要なデータ、すなわちIフレームを示すフ
ラグ情報を2つの同期ブロック対毎に記録した記録媒体
を提供することができる。このように2つの同期ブロッ
ク対毎にフラグ情報を記録することで、第1の実施例に
比べて冗長度を低減させることができる。また、第1の
実施例で示した情報再生装置でこの記録媒体を再生させ
ることにより第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0039】以上説明してきた第1の実施例及び第2の
実施例では、特殊再生時におけるアクセスデータをIフ
レームに限定してきたが、これに限定されるわけではな
く、例えば、Iフレーム及びPフレームをアクセスデー
タとして、同一のフラグ情報を付加して記録媒体へ記録
しても構わない。このようにIフレーム及びPフレーム
を特殊再生時のアクセスデータとすることで、特殊再生
時における映像の表示が、Iフレームだけをアクセスし
て再生するよりも滑らかに映像が表示される。
【0040】次に本発明による第3の実施例におけるデ
ィスクフォーマットを図7を用いて説明する。以下の第
3の実施例では、特殊再生時におけるアクセスデータを
Iフレーム、及びPフレームとし、かつ各々のアクセス
データに対して異なるフラグ情報を付加する記録フォー
マットを説明する。
【0041】同期信号、セクタアドレス、ブロックアド
レス、その他付加情報の記録については、第1の実施例
と同一である。第1の実施例と異なるのは、特殊再生時
に必要なデータを示すフラグ情報の割り当て方法、及び
記録方法である。
【0042】特殊再生時に必要なデータが、Iフレーム
とPフレームの2種類必要であるため、そのフラグ情報
を表現するには2ビット必要となる。そこで、2ビット
のフラグ情報を下位1ビット:F0、上位1ビット:F
1に分割し、図7に示すように第1の同期ブロックのb
7の位置にF0を、第2の同期ブロックのb7の位置に
F1を各々記録する。フラグ情報の一例としては、(F
1,F0)=(1,1)の時がIフレームであることを
示し、(F1,F0)=(0,0)の時がPフレームで
あることを示すようにしてもよい。このようにフラグ情
報が記録された記録媒体を再生する情報再生装置では、
図3に示すフラグ検出処理104の処理を以下のように
変更する必要がある。
【0043】第1の実施例では、1つの同期ブロック対
のみからフラグ情報を探索し、Iフレームのデータなの
かを判定すればよいが、第3の実施例では、2つの同期
ブロック対から各々フラグ情報を探索し、その後フラグ
情報を構成してIフレームなのかPフレームなのかを判
定するように変更する。
【0044】次に、このようなフォーマットで記録され
た記録媒体を再生する情報再生装置の特殊再生機能を説
明する。特殊再生時の機能として、その特殊再生するス
ピードにより読み出すデータを切り換えることが可能に
なる。図8にその一例を図示する。
【0045】図8において、低速の特殊再生時には、
(a)のようにすべてのIフレームとPフレームを探索
し表示する。中速の特殊再生時には、(b)のようにす
べてのIフレームと1つ飛ばしのPフレームを探索し表
示、または(c)のようにすべてのIフレームと2つ飛
ばしのPフレームを探索し表示する。高速の特殊再生時
には、(d)のようにIフレームのみを探索し表示す
る。このような制御は、すべてマイクロコンピュータ1
0が行うことで実現できる。
【0046】以上のように、本第3の実施例によれば、
特殊再生に必要なデータを示すフラグ情報を、2つの同
期ブロックで構成するようにしてなる記録媒体を提供す
ることができる。また、第3の実施例で示した情報再生
装置でこの記録媒体を再生させることにより第1の実施
例と同様の効果を得ることができると共に、特殊再生の
スピードに応じて表示させる映像を選択的に切り換える
ことができ、滑らかな特殊再生映像を提供することがで
きる。
【0047】以上すべての実施例において、訂正符号の
方法を直交完結型フォーマットにより説明してきたが、
これに限定されるわけではなく、例えば、CD−ROM
などのように斜め方向に誤り訂正符号を付加する方法に
も適用することはできる。
【0048】さらに、以上のすべての実施例において、
同期信号、セクタアドレス、その他付加情報の付加方
法、バイト数、および同期ブロックの構成方法を限定し
て説明してきたが、これに限定されるわけではなく、他
の方法を用いてもよい。
【0049】またさらに、以上のすべての実施例におい
て、フラグ情報の挿入位置はこれに限定されるわけでは
なく、同期信号と主データ間において挿入できる位置が
あればどこに挿入しても構わない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特殊再生に必要なデータが同期ブロック内に記録されて
いるのか否かを判断する手段として、同期ブロック内に
それを示すフラグ情報を書き込む記録媒体を提供するこ
とができる。また、このような記録媒体を再生する情報
再生装置において、特殊再生時には、同期ブロックを復
元しその復元されたデータ内を探索することなく、フラ
グ情報だけを探索し特殊再生に必要なデータを瞬時に見
つけ出すことができ、特殊再生時における処理量を大幅
に削減することができる。
【0051】また、本発明によれば、特殊再生時の要求
スピードに応じたデータアクセスが可能になり、滑らか
な特殊再生映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報再生装置のブロック図を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるディスクフォーマ
ットを示す図である。
【図3】本発明の特殊再生時のフローチャート図であ
る。
【図4】MPEGにより圧縮された映像の並びを示す図
である。
【図5】本発明における特殊再生時のピックアップの移
動軌跡の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例によるディスクフォーマ
ットを示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例によるディスクフォーマ
ットを示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例による特殊再生の映像選
択の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1・・・ディスク、2・・・モータ、3・・・ピックアップ、4・
・・プリアンプ、5・・・同期検出回路、6・・・モータ制御回
路、7・・・RAM制御回路、8・・・信号復調回路、9・・・
マイクロコンピュータ、10・・・RAM、11・・・セクタ
アドレス検出回路、12・・・ブロックアドレス検出回
路、13・・・フラグ検出回路、14・・・C1、C2符号復
号回路、15・・・信号再生回路、16・・・出力端子、17
・・・ピックアップ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 平林 正幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体にディジタルの情報を記録する記
    録方法であって、 同期信号、ディジタル情報データ、及びその他付加情報
    などを一纏まりにした処理単位毎に、該処理単位内のデ
    ィジタル情報データの種類を示す情報を記録することを
    特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】記録媒体にディジタルの情報を記録する記
    録方法であって、 同期信号、ディジタル情報データ、及びその他付加情報
    などを一纏まりにした処理単位の少なくとも2つの以上
    の該処理単位毎に、該処理単位内のディジタル情報デー
    タの種類を示す情報を記録することを特徴とする情報記
    録方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の記録方法に
    より情報が記録された記録媒体を再生する情報再生装置
    であって、 高速再生などの特殊再生を行う際に、 前記記録媒体から信号を読み出す読み出し手段を規則的
    に移動する移動制御手段と、 前記記録媒体から読み出した再生信号から、前記記録媒
    体に記録されているディジタル情報データの種類を示す
    情報を探索する手段とを設け、 該探索手段により、特殊再生に必要とするディジタル情
    報データだけを抜き出し、ディジタル情報データを再生
    し出力するようしたことを特徴とする情報再生装置。
JP7036460A 1995-02-24 1995-02-24 情報記録方法および情報再生装置 Pending JPH08235781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7036460A JPH08235781A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 情報記録方法および情報再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7036460A JPH08235781A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 情報記録方法および情報再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08235781A true JPH08235781A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12470437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7036460A Pending JPH08235781A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 情報記録方法および情報再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08235781A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978083B2 (en) 1999-02-05 2005-12-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Stream data generation method and partial erase processing method
JP2007520011A (ja) * 2004-02-02 2007-07-19 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ドメイン管理システム下でのデータの記録及び再生方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978083B2 (en) 1999-02-05 2005-12-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Stream data generation method and partial erase processing method
US7079753B2 (en) 1999-02-05 2006-07-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Stream data generation method and partial erase processing method
US7110661B2 (en) 1999-02-05 2006-09-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Stream data generation method and partial erase processing method
US7574118B2 (en) 1999-02-05 2009-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Stream data generation method and partial erase processing method
US8588584B2 (en) 1999-02-05 2013-11-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording medium, recording/reproducing method, and recording/reproducing apparatus
JP2007520011A (ja) * 2004-02-02 2007-07-19 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ドメイン管理システム下でのデータの記録及び再生方法
US7802312B2 (en) 2004-02-02 2010-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of recording and/or reproducing data under control of domain management system
JP2011118913A (ja) * 2004-02-02 2011-06-16 Samsung Electronics Co Ltd ドメイン管理システム下でのデータの記録及び再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329979B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
JP3254924B2 (ja) データ再生方法およびデータ再生装置
US6002834A (en) Optical disk having table relating sector address and time and optical disk reproducing apparatus
US6009237A (en) Optical disk and optical disk reproduction apparatus
JPH08214265A (ja) 符号化データの再生方法および再生装置
JP3483612B2 (ja) 記録方法、記録装置並びに再生装置
JP3156597B2 (ja) 画像情報復号化再生装置および画像情報復号化再生方法
JP3510784B2 (ja) 動画像記録方法、再生方法
JPH08235781A (ja) 情報記録方法および情報再生装置
KR100254612B1 (ko) 광디스크 재생장치의 가변전송레이트 버퍼 관리장치 및 그 제어방법
JP3344607B2 (ja) 光ディスク、再生装置および再生方法
JPH0879688A (ja) データ再生方法およびデータ再生装置
JP3829868B2 (ja) 光ディスク記録方法、および、光ディスク再生方法
JP2000354224A (ja) 画像データ記録方法および光ディスク再生方法
JPH08289250A (ja) 光ディスク再生装置
JPH07222109A (ja) 再生装置
JPH06178265A (ja) ビデオディスク記録装置及びビデオディスク再生装置
JP3607312B2 (ja) 画像再生装置および方法
JPH0879710A (ja) ディスクデータ再生方法および再生装置
JP3489223B2 (ja) ディジタル信号記録装置および再生装置
JP3322160B2 (ja) ディジタル映像信号記録方法、記録再生方法、記録装置、記録再生装置及び記録媒体
JP3829871B2 (ja) 光ディスク記録方法、および、光ディスク再生方法
JP3829869B2 (ja) 光ディスク記録方法、および、光ディスク再生方法
JP3829870B2 (ja) 光ディスク記録方法、および、光ディスク再生方法
JP3843918B2 (ja) 画像データ再生装置、画像データ記録方法、および、画像データ再生方法