JPH08235714A - ディスク用トレー - Google Patents

ディスク用トレー

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Publication number
JPH08235714A
JPH08235714A JP7036707A JP3670795A JPH08235714A JP H08235714 A JPH08235714 A JP H08235714A JP 7036707 A JP7036707 A JP 7036707A JP 3670795 A JP3670795 A JP 3670795A JP H08235714 A JPH08235714 A JP H08235714A
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JP
Japan
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disc
tray
disk
holder
mounting surface
Prior art date
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Withdrawn
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JP7036707A
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Hirobumi Hayashi
博文 林
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクを垂直に起立せしめて搭載した状態
でディスク再生装置に対して搬送する場合においても、
搬送時にディスクを定位置で安定して保持でき、しかも
ディスクの着脱操作性に優れたディスク用トレーを実現
する。 【構成】 トレー10の各コーナ部3か所にディスクの
縁端部をトレー10との間で挟み込むようにして保持す
るためのディスクホルダー71、72、73を設ける。
各ホルダーは、ディスクをトレーとの間で拘束するため
の第1の位置(図中実線で示す)と、ディスクの拘束状
態を解除固定するための第2の位置(図中点線で示す)
との間で回動自在に支持されている。トレーが装置内部
に挿入されると、再生装置内の各スライダ40、41に
設けられたホルダー解除操作突起96、97、98がホ
ルダー71、72、73に当接してディスクの拘束を解
除し得る位置までこれらを回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD(コンパクトディ
スク)プレーヤ、CD−ROMドライブ等のディスク再
生装置にディスクを搬送するためのディスク用トレーに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクを記録媒体とするディ
スク再生装置の小形、軽量化が進み、これに連れてコン
ピュータに内蔵されるCD−ROMドライブ等のディス
ク再生装置の開発が盛んに行われている。例えば、光ピ
ックアップやディスク駆動メカ部等を内蔵したキャビネ
ットから光ディスクを搭載したトレーを垂直に立てた姿
勢で出し入れできるように構成されたディスク再生装置
等がある。
【0003】このようにトレーを垂直に立てた姿勢でキ
ャビネットに対して出し入れするよう構成した場合、ト
レー上にディスクが定姿勢を保って載置されるように、
ディスクをその両面側より挟み込むようにして保持する
などの対策をとる必要がある。 ところで、ディスク駆
動時、ディスク記録面はトレーに対して完全に非接触で
あることが要求される。例えば、トレーを水平な状態で
搬送するディスク再生装置では、トレーからディスクを
ターンテーブルで若干持ち上げてからディスクを駆動し
ている。しかし、ディスクをその両面より挟み込むよう
にして保持した場合、当然ながら挟持部材が障害となっ
てディスクをトレーから持ち上げることができなくな
る。また、ディスクをその両面より挟み込むように保持
する場合、トレーに対するディスクの着脱操作が繁雑に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためのもので、ディスクを垂直に起立せし
めて搭載した状態でディスク再生装置に対して搬送する
場合においても、搬送時にディスクを定位置で安定して
保持でき、しかもディスクの着脱操作性に優れたディス
ク用トレーの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明のディスク用
トレーは上記した目的を達成するために、ディスクを露
出状態で搭載してディスク再生装置内に搬送するための
ディスク用トレーにおいて、ディスクを搭載するディス
ク搭載面と、ディスク搭載面との間でディスクを挟み込
むようにして該ディスクを拘束する拘束位置と、ディス
クの拘束を解除する拘束解除位置との間でディスク搭載
面に沿って移動自在に設けられたディスク保持部材と、
このディスク保持部材を拘束位置へ向けて移動せしめる
ように付勢する付勢手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0006】第2の発明のディスク用トレーは上記した
目的を達成するために、ディスクを露出状態で搭載して
ディスク再生装置内に搬送するための略矩形平面形状を
有するディスク用トレーにおいて、ディスクを搭載する
ディスク搭載面と、トレー搬送方向に沿う一方の辺に設
けられ、ディスク搭載面との間でディスクの縁端部を挟
み込むためのディスク挟持部と、トレー搬送方向に沿う
他方の辺のトレーコーナ部にそれぞれ設けられ、ディス
ク搭載面との間でディスクの他の縁端部を挟み込むよう
にして該ディスクをディスク挟持部と協働して拘束する
拘束位置と、ディスクの拘束を解除する拘束解除位置と
の間でディスク搭載面に沿って移動自在に設けられたデ
ィスク保持部材と、ディスク保持部材を拘束位置へ向け
て移動せしめるように付勢する付勢手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0007】第3の発明のディスク用トレーは上記した
目的を達成するために、請求項1または2記載のディス
ク用トレーにおいて、ディスク保持部材を前記拘束解除
位置で固定する固定手段をさらに有することを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】第1の発明のディスク用トレーにおいては、デ
ィスク再生装置から排出されている時、ディスク保持部
材によってディスクはディスク搭載面との間で挟み込む
ようにして安定して保持される。したがって、ディスク
を略垂直状態に起立せしめた状態で搭載する場合におい
ても、トレー上の定位置に安定してディスクを保持でき
る。また、ディスク保持部材は、ディスクの拘束を解除
する拘束解除位置まで付勢手段の付勢力に逆らいつつ移
動させることが可能であり、ディスク再生装置内外での
ディスクの着脱作業を容易に行うことができる。
【0009】第2の発明のディスク用トレーにおいて
は、ディスク再生装置から排出されている時、ディスク
保持部材とディスク挟持部によってディスクはディスク
搭載面との間で挟み込むようにして安定して保持され
る。したがって、ディスクを略垂直状態に起立せしめた
状態で搭載する場合においても、トレー上の定位置に安
定してディスクを保持できる。また、ディスク保持部材
は、ディスクの拘束を解除する拘束解除位置まで付勢手
段の付勢力に逆らいつつ移動させることが可能であり、
ディスク再生装置内外でのディスクの着脱作業を容易に
行うことができる。第3の発明のディスク用トレーにお
いては、例えばディスクを水平状態に寝かせた状態にて
搬送する場合等、ディスク保持部材でディスクを保持す
る必要のないときにディスク保持部材を拘束解除位置で
固定することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明に係る一実施例のディスク用
トレーを用いたディスク再生装置の外観を示す斜視図で
ある。このディスク再生装置100は、図2に示すよう
に、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置の本体2
00内に、縦向きの姿勢つまり光ディスクをほぼ垂直に
起立せしめた姿勢で組み込まれる。
【0012】図1において、1はキャビネット、2は正
面パネルである。正面パネル2には光ディスクを搭載す
るトレー10を出し入れするための開口部3と、トレー
排出のための電気的指令を入力するためのイジェクトス
イッチ4と、何等の故障でトレー10の自動排出が不能
になった場合に針金等を挿入してトレーを手動的に強制
排出するための小穴5等が設けられている。
【0013】図3はこの光ディスク再生装置の内部構成
をキャビネット1を外して裏側から示す斜視図、図4は
図3からトレー10を引き出した状態を示す斜視図、図
5はその分解図、図6は光ディスク再生装置の内部構成
を表側から示す斜視図である。なお、各図においてキャ
ビネット1は省略してある。
【0014】これらの図において、20はモールド樹脂
製のフレーム、30はピックアップユニット(PUユニ
ットと呼ぶ。)、40、41はフレーム20内にてトレ
ー10及びPUユニット30を支持し且つそれぞれの移
動を案内するための一対のスライダである。
【0015】(フレーム20の詳細)フレーム20内部
の両側には、上記各スライダ40、41を矢印X−X′
方向にスライド自在に支持するためのスライダ支持部2
1、21が設けられている。またフレーム20には、こ
れと一体に設けられたモータ取付台22を介して、トレ
ー10をキャビネット1に対して装填(ローディング)
及び排出(アンローディング)するための動力源である
ローディング用モータ23が搭載されている。さらにフ
レーム20には、図6に示すように、上記各スライダ4
0、41のスライド動作を同期せしめるための連結部材
50を取り付けるための連結部材取付部24が設けられ
ている。加えて、フレーム20にはクランパ60を回転
自在に保持するためのクランパ取付部25が設けられて
いる。
【0016】(ディスク用トレー10の詳細)トレー1
0には光ディスク(図示せず)を搭載する部分であるデ
ィスク搭載部11と、ディスク搭載部11に載せられた
光ディスク面の一部を光ピックアップ31の搬送領域と
対向して露出するための窓部12が開設されている。ま
た、トレー10の両側面には、その長手方向全域に亘っ
てスライダ係合突起13、13がそれぞれ突設されてい
る。各スライダ係合突起13、13はそれぞれ上記各ス
ライダ40、41に設けられたガイド溝42、42(図
10参照)に嵌め込まれている。これによって、トレー
10はスライダ40、41上にて矢印X−X′方向に水
平移動し得るように支持される。また、トレー10の片
側内側面にはラックギア14が設けられている。このラ
ックギア14は上記ローディング用モータ23と各種ギ
アを通じて結合されている。また、トレー10のディス
ク搭載部11の裏面には位置決め用のピンホール15が
突設されている。このピンホール15にPUユニット3
0に突設された固定ピン32が挿入、嵌合されることに
よってトレー10とPUユニット30とが互いに位置決
め固定される、また、図7に示すように、トレー10の
各コーナ部の3か所には、ディスク搭載部11に搭載さ
れた光ディスクDの縁端部をトレー10のディスク搭載
面との間で挟み込むようにして保持するためのディスク
ホルダー71、72、73が設けられている。各ディス
クホルダー71、72、73はそれぞれ軸74、75、
76を介し、ディスク面に対して平行な面に沿って回動
自在な状態でトレー10に支持されている。これによ
り、各ディスクホルダー71、72、73はそれぞれ、
ディスクDの縁端部と部分的な重なりを形成してディス
クDをトレー10との間で拘束するための第1の位置
(図中実線で示す)と、ディスクDの拘束状態を解除固
定するための第2の位置(図中点線で示す)との間で移
動し得るように構成されている。また77、78、79
はそれぞれ、各ディスクホルダー71、72、73の回
動範囲を規制するためのガイド溝である。これらのガイ
ド溝77、78、79にはそれぞれ各ホルダーの突起部
71a、72a、73aが挿入されている。
【0017】以下に図8及び図9を用いて上記各ディス
クホルダーの構成をさらに詳しく説明する。なお、図8
は71のディスクホルダー、図9は73のディスクホル
ダーの詳細をそれぞれ示す拡大図である。なお、72の
ディスクホルダーは71のディスクホルダーと左右対称
である点を除いて71のディスクホルダーと同一であ
る。
【0018】図8及び図9において、91はバネ部材を
示している。このバネ部材91は金属線材をコイル状に
巻いた部分である胴部91aより2本の脚部91b、9
1cを延設してなる。胴部91a及び一方の脚部91b
はそれぞれトレー10に設けられたバネ係止部93、9
2で係止されており、他方の脚部91cはホルダー71
(73)の突起部71a(73a)に係止されている。
そして、バネ部材91は、その一対の脚部91b、91
cに互いに開脚方向の弾性力が働くような状態をなして
支持されている。即ち、ホルダー71(73)は、矢印
X方向つまりディスクDを保持可能な第1の位置へ向け
て回動するようにバネ部材91の弾性力によって付勢さ
れている。
【0019】さらに、各ディスクホルダー71、72、
73には、トレー10に突設されたホルダー固定ピン9
4と結合することによって、ホルダーを前記第2の位置
(ディスクの拘束解除固定位置)で固定するためのピン
挟持部95が設けられている。このピン挟持部95は、
ホルダーを人為的に矢印X′方向に回動させてその開先
部分をホルダー固定ピン94に押し当てることにより、
開先部分が弾性変形して開き、その中にホルダー固定ピ
ン94が侵入してホルダー固定ピン94との結合が達成
される。これらの結合を解除する場合はホルダーを人為
的に矢印X方向に回動させればよい。
【0020】(PUユニット30の詳細)図3乃至図5
に示すように、PUユニット30は、光ディスク面から
情報を読み取るための光ピックアップ31と、光ピック
アップ31を光ディスクの半径方向に送るためのピック
アップ送り機構33と、上記クランパ60との間で光デ
ィスクを挟持しつつ該光ディスクを回転駆動するための
ターンテーブル及びディスクモータ34等から構成され
るディスク駆動機構と、これらを一体に支持するための
フレーム35と、その他プリント配線基板等から構成さ
れる。なお、フレーム35には上述した固定ピン32が
一体に設けられている。加えて、フレーム35の両側面
にはそれぞれ、上記各スライダ40、41に設けられた
ガイド孔43、44、45、46に挿通されるガイドピ
ン36a、36b、36c、36dが突設されている。
【0021】(スライダ40、41の詳細)図10はス
ライダ40、41とトレー10及びPUユニット30と
の結合関係を示す斜視図である。同図に示すように、各
スライダ40、41には、トレー10の両側面に突設さ
れた各スライダ係合突起13、13を嵌め込んで該トレ
ー10を矢印X−X′方向にスライド自在に支持するた
めの水平なガイド溝42、42が設けられている。ま
た、個々のスライダ40、41にはそれぞれ2つのガイ
ド孔43、44及び45、46が設けられており、各ガ
イド孔43、44及び45、46には、それぞれPUユ
ニット30のフレーム35の側面に突設されたガイドピ
ン36a、36b及び36c、36dが挿入されてい
る。各ガイド孔43〜46はそれぞれ水平なガイド路
a、cを両端部に有し、その中間部に所定の傾斜角度を
なす傾斜ガイド路bを設けて構成され、即ち、各スライ
ダ40、41の矢印X−X′方向のスライドに伴ってP
Uユニット30を一定の高さ範囲で昇降動作し得るよう
に構成されている。
【0022】また、各スライダ40、41の下端にはラ
ックギア47、48が設けられており、各ラックギア4
7、48には、図6に示すように、連結部材50の両端
に固定されたギア51、52と噛み合わされている。連
結部材50はシャフト53の両端に上記各ギア51、5
2を固定してなり、フレーム20の所定位置に回転自在
な状態で取り付けられている。要するに、各スライダ4
0、41はかかる連結部材50を介して結合され、互い
に同期してスライドするように構成されている。さら
に、一方のスライダ41には、ローディング用モータ2
3と各種ギアを介して結合されたギア61と噛み合うラ
ックギア49が設けられている。
【0023】さらに、各スライダ40、41には、図1
1に示すように、個々のディスクホルダー71、72、
73と当接してこれらをバネ部材91の付勢力に逆らい
つつディスク保持状態の解除位置である第2の位置付近
までそれぞれ回動せしめるための3つのホルダー解除操
作突起96、97、98が設けられている。ここで、一
方のスライダ41には2つのホルダー解除操作突起9
7、98が設けられており、ディスクローディング時に
各ホルダー解除操作突起97、98がそれぞれ自身に対
応するディスクホルダー72、73とのみ当接されるよ
う、図16に示すように、各ホルダー解除操作突起9
7、98及び各ディスクホルダー72、73はそれぞれ
同じ部材どうし、ディスクDの面に対して垂直方向に互
いに位置をずらして配設されている。
【0024】(ディスククランプ機構の詳細)図5、図
6、図12において、25はクランパ60を回転自在に
保持するためのクランパ取付部である。このクランパ取
付部25は、クランパ60が嵌め込まれる開口部の周囲
3か所に、該クランパ60を上から押えるための爪部2
6、26、26を設けてなる。クランパ60はこれら3
つの爪部26、26、26と、開口部の下部に設けた台
座27との間に回転自在な状態で上下から保持される。
ここで、上記爪部26はクランパ60が上から装着され
る際の押圧によって弾性変形し得るような形状を有して
なる。詳細には、この爪部26は、クランパ装着時にク
ランパ60からの押圧を受けて該爪部26を弾性変形せ
しめるためのテーパを先端に有し、また、装着後にクラ
ンパ60がクランパ取付部25から離脱しないよう水平
なクランパ押え面を有して構成されている。なお、クラ
ンパ60はその内部にマグネット(図示せず)を有し、
ディスク駆動機構のターンテーブル28に固定された磁
性体(図示せず)と磁力結合して光ディスクDをターン
テーブル28との間で固定的に挟持する。
【0025】次に、この光ディスク再生装置の動作につ
いて説明する。
【0026】(トレーローディング動作の詳細)図13
はトレー10が排出されている時の状態を示す平面図で
ある。トレーローディングは、ユーザが指等でトレー1
0を矢印X′方向に押すことによって開始される。トレ
ー10を一定距離挿入したところでローディング用モー
タ23が起動され、これによってクラッチギア64の全
体が矢印方向に回転し、トレー10は内部に引き込まれ
て行く。
【0027】トレー10の引き込み量が所定の距離に達
すると、図14に示すように、トレー10の挿入側端面
10aが回転レバー80の一端部81と当接する。この
回転レバー80はフレーム20上に支軸82を介して回
動自在に支持されており、その他端部83は一方のスラ
イダ40を正面側(矢印X方向)に押し出すべく該スラ
イダ40の端面と当接し得るものとなっている。したが
って、トレー10の挿入側端面10aに回転レバー80
の一端部81が当接して回転レバー80が矢印C方向に
回動することによって、スライダ40は正面側(矢印X
方向)にスライド移動し始める。スライダ40が正面側
(矢印X方向)に移動すると、このスライダ40と連結
部材50を介して連結されている他方のスライダ41も
スライダ40と同期して矢印X方向にスライド移動す
る。
【0028】その後、図15に示すように、トレー10
の挿入側最端面16a、16bがフレーム20の最奥面
20cと当接したところでトレー10の引き込みが終了
する。図16(A)はこの時点のPUユニット30の各
ガイドピン36a、36b、36c、36dと各スライ
ダ40、41のガイド孔43、44、45、46との位
置関係を示す側面図である。なお、図中点線で示す各ガ
イドピンの位置はトレー10が排出されている時のそれ
を示している。
【0029】図17はこの時点でのディスクホルダー及
びディスククランプの各状態を示す図である。同図に示
すように、この時点では各ディスクホルダー71、7
2、73に各スライダ40、41のホルダー解除操作突
起96、97、98が未だ当接していない状態にある。
また、PUユニット30の上下動も発生していないた
め、ディスクDとターンテーブル28とも当接していな
い状態にある。
【0030】一方、この時点においては、図15に示す
ように、スライダ40はラックギア49がギア61と噛
合し得る位置まで移動している。したがって、各スライ
ダ40、41はローディング用モータ23の動力によっ
て、さらに矢印X方向に移動される。このスライダ4
0、41の移動によってPUユニット30はクランパ6
0に向けての移動を開始する。
【0031】図18及び図16(B)は前記のスライダ
40、41及びPUユニット30の移動により、各ディ
スクホルダー71、72、73に各スライダ40、41
のホルダー解除操作突起96、97、98が当接した直
後の様子を示している。この時、既にPUユニット30
のターンテーブル28がディスクDと当接して、該ディ
スクDをクランパ60の方へ押しやる過程にある。
【0032】図19及び図16(C)はトレーローディ
ング完了時点でのディスクホルダー機構及びディスクク
ランプの各状態を示す図である。この時点で各ディスク
ホルダー71、72、73はそれぞれ対応するホルダー
解除操作突起96、97、98によって第2の位置付近
まで回動する。ここで、第2の位置とは前述したよう
に、ディスクDの拘束状態を解除固定するための位置で
あり、ディスクDの拘束状態を一時的に解除するには各
ディスクホルダー71、72、73を第2の位置まで回
動させるには及ばず、その付近まで回動させれば十分な
構成となっている。 かくして、トレー10上のディス
クDは、各ディスクホルダー71、72、73による拘
束から逃れ、ターンテーブル28に押しやられてトレー
10より浮上離脱し、ターンテーブル28とクランパ6
0との間に挟持されてディスククランプが達成される。
【0033】トレー10の排出はイジェクトスイッチ4
を押すことによって行われる。コントローラはイジェク
ト検知信号を入力すると、ローディング用モータ23を
ローディング時とは逆回転方向に駆動せしめるようこれ
を制御する。これにより、PUユニット30が図16
(C)の位置(高さ)から(A)の位置(高さ)に移動
し、ディスククランプが解かれる。その後は、前述した
ローディング動作の場合と全く逆の手順でトレー排出が
行われる。
【0034】(水平使用時のトレーの利用方法)以上、
本装置を縦向き姿勢で使用する場合について説明した
が、本装置は横向き姿勢つまりトレー10上にディスク
を略水平に寝かせた状態で搭載して使用することも可能
である。この場合、トレー10のディスクホルダー7
1、72、73は不要となる。そこで、このように本装
置を水平に寝かせた状態で使用する場合は、図20、図
8、図9に示すように、各ディスクホルダー71、7
2、73を人為的に矢印X方向に回動させてピン挟持部
95の開先部分をホルダー固定ピン94に押し当て、そ
の開先部分にホルダー固定ピン94を強制的に嵌入せし
める。これにより各ホルダー71、72、73はトレー
10に固定され、その回動が規制された状態になる。
【0035】(トレーに対するディスクの着脱操作)図
21にトレー10にディスクDをセットする際の様子を
示す。同図に示すように、トレー10にディスクDをセ
ットする際には、ディスク全体を若干前向きに倒した姿
勢でディスクDの下側縁端部を下側の各ディスクホルダ
ー72、73とトレー10との間に挿入し、上から僅か
に力を加えることでバネ部材91の力に逆らいつつディ
スクDをトレー10のディスク搭載部(凹部)11内の
片側端部に移動させる。トレー10のディスク搭載部
(凹部)11の片側端部には、図20に示すように、デ
ィスクDをその搬送定位置P1から外れた位置P2にず
らすことができるようマージン部が設けられており、ト
レー10にディスクDをセットする場合には位置P2ま
でディスクDをずらすことで、上側のディスクホルダー
71を避けてディスクDをディスク搭載部(凹部)11
に埋没させることができる。この後、ディスクDから指
を放すと、ディスクDは下側の各ディスクホルダー7
2、73に係止されているバネ部材91の力で上方に持
ち上げられ、ディスクDの上端部が上側のディスクホル
ダー71とトレー10との間に入り込む。この結果、デ
ィスクDはディスク搭載部(凹部)11内の搬送定位置
P1まで移動され、そこに固定される。
【0036】このように、本実施例のディスク用トレー
においては、片手操作で簡単にディスクDをトレー10
にセットすることができ、同様に片手操作で簡単にトレ
ー10からディスクDを取り出すことができる。
【0037】なお、本実施例のディスク用トレーは、本
実施例で説明した構造のディスク再生装置のみならず、
本ディスク用トレーが持つディスクホルダー機構に対応
したホルダー作動機構を持つものであればその他様々な
構造のディスク再生装置にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク用
トレーによれば、ディスクを略垂直状態に起立せしめた
状態で搭載する場合においても、トレー上の定位置に安
定してディスクを保持できる。また、ディスク保持部材
は、ディスクの拘束を解除する拘束解除位置まで付勢手
段の付勢力に逆らいつつ移動させることが可能であるか
ら、ディスク再生装置内外でのディスクの着脱作業を容
易に行うことができる。また、ディスクを水平状態に寝
かせた状態にて搬送する場合等、ディスク保持部材でデ
ィスクを保持する必要のないときにディスク保持部材を
拘束解除位置で固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のディスク用トレーを用
いた光ディスク再生装置の外観を示す斜視図
【図2】図1の光ディスク再生装置の情報処理装置本体
への組み込み方法を示す図
【図3】図1の光ディスク再生装置の内部構成を裏側か
ら示す斜視図
【図4】図3に示す光ディスク再生装置においてトレー
を引き出した状態を示す斜視図
【図5】図1の光ディスク再生装置の分解図
【図6】図1の光ディスク再生装置の内部構成を表側か
ら示す斜視図
【図7】トレーの構成を示す平面図
【図8】トレーに設けられたディスクホルダー71の詳
細を示す拡大平面図
【図9】トレーに設けられたディスクホルダー73の詳
細を示す拡大平面図
【図10】スライダとトレー及びPUユニットとの結合
関係を示す斜視図
【図11】ディスクホルダーとホルダー解除操作突起と
の関係を示す平面図
【図12】ディスククランプ機構を示す平面図及び断面
【図13】トレーが排出されている時の状態を示す平面
【図14】トレー引き込み途中の状態を示す平面図
【図15】トレー引き込み終了時の状態を示す平面図
【図16】トレーローディング時の動作を示す側面図
【図17】図16(A)の時点のディスクホルダー及び
ディスククランプの各状態を示す図
【図18】図16(B)の時点のディスクホルダー及び
ディスククランプの各状態を示す図
【図19】図16(C)の時点のディスクホルダー及び
ディスククランプの各状態を示す図
【図20】ディスクホルダーの回動を規制した状態を示
す平面図
【図21】トレーにディスクをセットする際の様子を示
す斜視図
【符号の説明】
D…光ディスク、1…キャビネット、10…トレー、2
8…ターンテーブル、60…クランパ、71、72、7
3…ディスクホルダー、77、78、79…ガイド溝、
91…バネ部材、94…ホルダー固定ピン、95…ピン
挟持部、96、97、98…ホルダー解除操作突起。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを露出状態で搭載してディスク
    再生装置内に搬送するためのディスク用トレーにおい
    て、 ディスクを搭載するディスク搭載面と、 前記ディスク搭載面との間でディスクを挟み込むように
    して該ディスクを拘束する拘束位置と、ディスクの拘束
    を解除する拘束解除位置との間で前記ディスク搭載面に
    沿って移動自在に設けられたディスク保持部材と、 このディスク保持部材を前記拘束位置へ向けて移動せし
    めるように付勢する付勢手段とを有することを特徴とす
    るディスク用トレー。
  2. 【請求項2】 ディスクを露出状態で搭載してディスク
    再生装置内に搬送するための略矩形平面形状を有するデ
    ィスク用トレーにおいて、 ディスクを搭載するディスク搭載面と、 トレー搬送方向に沿う一方の辺に設けられ、前記ディス
    ク搭載面との間でディスクの縁端部を挟み込むためのデ
    ィスク挟持部と、 トレー搬送方向に沿う他方の辺のトレーコーナ部にそれ
    ぞれ設けられ、前記ディスク搭載面との間でディスクの
    他の縁端部を挟み込むようにして該ディスクを前記ディ
    スク挟持部と協働して拘束する拘束位置と、ディスクの
    拘束を解除する拘束解除位置との間で前記ディスク搭載
    面に沿って移動自在に設けられたディスク保持部材と、 前記ディスク保持部材を前記拘束位置へ向けて移動せし
    めるように付勢する付勢手段とを有することを特徴とす
    るディスク用トレー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディスク用トレ
    ーにおいて、 前記ディスク保持部材を前記拘束解除位置で固定する固
    定手段をさらに有することを特徴とするディスク用トレ
    ー。
JP7036707A 1995-02-24 1995-02-24 ディスク用トレー Withdrawn JPH08235714A (ja)

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JP7036707A JPH08235714A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ディスク用トレー
US08/605,887 US5844874A (en) 1995-02-24 1996-02-23 Disc tray having a disc holding member
EP96301256A EP0729146B1 (en) 1995-02-24 1996-02-26 Disc tray and disc player employing the disc tray
DE69612635T DE69612635T2 (de) 1995-02-24 1996-02-26 Plattenhalterungsteller und Plattenspieler zur Verwendung dieses Plattenhalterungsteller

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5864529A (en) * 1997-01-09 1999-01-26 Lite-On Technology Corp. Disk loading device for an optical disk driver

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US5864529A (en) * 1997-01-09 1999-01-26 Lite-On Technology Corp. Disk loading device for an optical disk driver

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