JPH08235111A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH08235111A
JPH08235111A JP7090903A JP9090395A JPH08235111A JP H08235111 A JPH08235111 A JP H08235111A JP 7090903 A JP7090903 A JP 7090903A JP 9090395 A JP9090395 A JP 9090395A JP H08235111 A JPH08235111 A JP H08235111A
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JP
Japan
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bus
command
cycle
speed
address
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JP7090903A
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English (en)
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Makoto Ando
眞 安藤
Akito Nagae
明人 永江
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/429,646 priority patent/US5625847A/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4204Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus
    • G06F13/4221Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being an input/output bus, e.g. ISA bus, EISA bus, PCI bus, SCSI bus
    • G06F13/423Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being an input/output bus, e.g. ISA bus, EISA bus, PCI bus, SCSI bus with synchronous protocol

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ISAバス上のI/Oデバイスの性能を最大限
発揮して、そのI/Oデバイスとの間のデータ転送速度
の向上を図る。 【構成】システムコントローラ12には、ISAバスの
規格に準拠した速度でコマンドサイクルを実行するIS
Aバスコントローラ123に加え、それよりも高速な速
度でコマンドサイクルを実行する高速バスコントローラ
124が設けられている。PCMCIAコントローラ1
4やIDEインタフェース15などのISAバスよりも
高速動作可能な性能を持つI/Oデバイスをアクセスす
る時は、ISAバスコントローラ123の代わりに高速
バスコントローラ124が用いられる。高速バスコント
ローラ124は、アドレス指定されたI/Oデバイスの
性能に合った速度でコマンドサイクルを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばパーソナルコ
ンピュータ等のコンピュータシステムに関し、特にシス
テム内のI/Oデバイスを高速にアクセスするための改
良がなされたコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作可
能なノートブックタイプまたはラップトップタイプのポ
ータブルパーソナルコンピュータが種々開発されてい
る。この種のパーソナルコンピュータにおいては、IS
A(Industry Standard Archi
tecture)バスが多く使用されている。
【0003】このISAバスは、もともとはIBM社の
パーソナルコンピュータに搭載された周辺拡張バスであ
ったが、現在では、パーソナルコンピュータの最も標準
的な拡張バスとなっている。また、当初のISAバスは
5MHzクロック、8ビット幅の入出力バスとして使用
されていたが、現在では、8MHzクロック、16ビッ
ト幅の入出力バスとしても使用できるように改良されて
いる。
【0004】このようなISAバスの仕様は、IBM
PC/XTマシンで採用されたCPU(インテル社の8
088)、その後のIBM PC/ATマシンで採用さ
れたCPU(インテル社の80286)に合わせて規定
されたものである。したがって、CPUが80286の
世代までは、ISAバスはCPUの内部クロック周波数
に同期した拡張バスであることができた。
【0005】しかし、その後のISAバスは、ISAバ
ス対応として設計された数多くの拡張ボードとの互換性
を保つために、CPUの高性能化に追従することなく、
当時のままの仕様で現在に至っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、ISAバスはCPUの内部クロックに同期した拡張
バスであった。しかし、現在では、CPUの高性能化や
高速な新しいバスの登場により、ISAバスの能力は相
対的に低下してきている。
【0007】すなわち、CPUがインテル社の8028
6から80386、80486、Pentium、…と
高性能化を続け、CPU内部クロックの高速化、CPU
バス幅の拡張がなされたが、ISAバスの規格はそのま
まであり、CPUとISAバスとの性能格差は広がるば
かりである。また、ISAバスの代替として、EISA
(Enhanced Industry Standa
rd Architecture)バス、MCA(Mi
cro Channel Architecture)
バスなどが考案されたが主流とはならず、依然としてI
SAバスが業界標準のバスとして使用されている。次世
代の業界標準となるであろうバス規格にはPCI(Pe
ripheral Component Interc
onnect)バスがあるが、PCIバスが採用されて
も、ISAバスは当分存在すると考えられる。
【0008】しかも、ISAバスに接続される周辺機器
の中には、IDE(Integrated Devic
e Electronics)、SCSI(Small
Computer System Interfac
e)、PCMCIA(Personal Comput
er Memory Card Internatio
nal Association)などのインターェー
スを持つI/Oデバイスがあり、これらI/Oデバイス
のアクセス速度はパーソナルコンピュータシステムのパ
フォーマンスを決定付ける。
【0009】したがって、低速なISAバスを介したC
PUとI/Oデバイスとの間のデータ転送速度がボトル
ネックとなり、システム全体の性能がそれによって制限
されてしまうという事態が生じる。
【0010】この発明の目的は、使用されるI/Oデバ
イス自体の性能を最大限有効利用することによってバス
のデータ転送速度よりも高速なデータ転送速度を実現で
きるようにし、バス仕様に影響されること無くシステム
性能を十分に向上する事ができるコンピュータシステム
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
バスマスタと、システムメモリと、複数のI/Oデバイ
スが接続されるシステムバスと、前記バスマスタからの
I/Oアクセス要求に応じて、前記システムバス上のI
/Oデバイスを制御するためのバスサイクルを実行する
I/Oコントローラとを含むコンピュータシステムにお
いて、前記I/Oコントローラは、前記システムバス上
の複数のI/Oデバイスの中で高速動作可能なI/Oデ
バイスが配置されているアドレス空間を示す情報を格納
するアドレス記憶手段と、前記システムバス上のI/O
デバイスにリード/ライトコマンドを発行するためのコ
マンドサイクルを第1のサイクル速度で実行する第1の
コマンドサイクル実行手段と、前記システムバス上のI
/Oデバイスにリード/ライトコマンドを発行するため
のコマンドサイクルを前記第1サイクル速度よりも高速
な第2サイクル速度で実行する第2のコマンドサイクル
実行手段と、前記バスマスタからのI/Oアドレスの値
が前記アドレス記憶手段に保持されている高速動作可能
なI/Oデバイスのアドレス空間に属するか否かを判定
するヒット判定手段と、このヒット判定手段の判定結果
に従って、前記第1および第2のコマンドサイクル実行
手段を選択的に使用してアクセス対象のI/Oデバイス
に対するコマンドサイクル実行速度を切換えるコマンド
サイクル切換え手段とを具備することを特徴とする。
【0012】このコンピュータシステムにおいては、例
えばISAバスの規格に準拠した第1の速度でコマンド
サイクルを実行する第1のコマンドサイクル実行手段に
加え、それよりも高速な第2速度でコマンドサイクルを
実行する第2のコマンドサイクル実行手段が設けられて
いる。ISAバスなどの低速バスに接続されるI/Oデ
バイスの中にはISAバスよりも高速動作可能な性能を
持つデバイスも開発されている。このような高速動作可
能なI/OデバイスがI/Oアドレスによって指定され
た時は、第1のコマンドサイクル実行手段の代わりに第
2のコマンドサイクル実行手段が用いられる。したがっ
て、使用されるI/Oデバイス自体の性能を最大限有効
利用することによってバスのデータ転送速度よりも高速
なデータ転送速度を実現できるようになり、バス仕様に
影響されること無くシステム性能を十分に向上する事が
可能となる。
【0013】特に、現在の多くのパーソナルコンピュー
タではISAバス上にIDEインタフェース、SCSI
インタフェース、PCMCIAインタフェースなどが接
続されており、最近はそれらインタフェースに接続され
るHDDなどの周辺機器の高速化が著しいため、これら
とのデータ転送速度の高速化を図ることは、システム全
体の性能を向上させる事に繋がり、効果が大きい。
【0014】また、この発明のコンピュータシステム
は、前記高速動作可能なI/Oデバイスに対応するコマ
ンドサイクル実行速度を規定するための情報を格納する
コマンドサイクル記憶手段をさらに具備し、前記第2の
コマンドサイクル実行手段は、前記コマンドサイクル記
憶手段に格納された情報を参照し、その情報によって規
定されるコマンドサイクル実行速度でコマンドサイクル
を実行するように構成されていることを特徴とする。
【0015】これにより、設定した情報の内容に応じて
コマンドサイクル実行速度を任意に変更することが可能
となる。従って、この発明のI/Oコントローラを内蔵
したパーソナルコンピュータの製品出荷後に、HDDな
どをより高速なものに交換しても、ドライバソフトやユ
ーティリティなどによって設定情報を変更することによ
って、そのHDDの性能を最大限有効利用することが可
能となる。
【0016】また、この発明によれば、高速ISAバス
サイクルを駆動時に、I/Oデバイスに対してリードコ
マンドを発行したとき、I/Oデバイス側から、データ
転送が間に合わないことを示すインアクティブのIOR
DY信号が返ってきたとき、リードコマンドを引き延ば
すように構成されているので、種々のI/Oデバイスの
仕様に対応することができる。また、IORDY信号を
システム側で受け取るか否か、受け取る場合には、クロ
ックに同期して受け取るかあるいは非同期に受け取るか
の選択、さらには、IORDY信号のホールドタイム
(Tc)を3クロック分までプログラマブルに行うこと
ができるので、I/Oデバイスの機種の仕様に合わせて
最適な使用環境が選択できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるコンピ
ュータシステムが示されている。このシステムはノート
ブックタイプまたはラップトップタイプのポータブルパ
ーソナルコンピュータを実現するためのものであり、図
示のように、CPU11、システムコントローラ12、
システムメモリ13を有しており、また周辺I/Oデバ
イスとしてPCMCIAコントローラ14、IDEイン
タフェース15、SCSIインタフェース16、および
その他の各種I/Oデバイス17を備えている。
【0018】CPU11およびシステムメモリ13は、
CPU11のプロセッサバスまたはVLバスなどの高速
ローカルバス21に接続されている。PCMCIAコン
トローラ14、IDEインタフェース15、SCSIイ
ンタフェース16、およびその他のI/Oデバイス17
は、ISAバス22に接続されている。システムコント
ローラ12は、ローカルバス21とISAバス22との
間に接続されている。
【0019】CPU11は、大規模なキャッシュメモリ
を内蔵したマイクロプロセッサであり、例えば米インテ
ル社の80486などが使用される。CPU11は、ロ
ーカルバス21を介してシステムコントローラ12に接
続されている。
【0020】ローカルバス21には、32ビットデータ
バス、32ビットアドレスバス、および各種ステータス
信号線などが含まれている。ローカルバス21のバスク
ロックは、例えば33MHzである。
【0021】システムコントローラ12は、CPU11
からの要求に応じてシステム内の全てのメモリおよびI
/Oデバイスを制御する。このシステムコントローラ1
2は、ゲートアレイによって構成された1個のLSIに
よって実現されており、その中にはシステム内の全ての
メモリおよびI/Oを制御するためのロジックが組み込
まれている。I/Oを制御するためのロジックは、IS
Aバス22上のI/Oデバイス(PCMCIAコントロ
ーラ14、IDEインタフェース15、SCSIインタ
フェース16、およびその他のI/Oデバイス17)を
アクセスするためのI/Oバスサイクルを実行する。
【0022】システムメモリ13には、オペレーティン
グシステム、実行対象のアプリケーションプログラム、
および各種処理データなどが格納される。このシステム
メモリ13はDRAMから構成された32ビットのメモ
リデバイスであり、そのデータ入出力端子はローカルバ
ス21のデータバスに接続され、またそのアドレス入力
端子および各種制御信号入力端子はメモリバス23に接
続されている。メモリバス23はDRAM専用のアドレ
スバスであり、このメモリアドレスバス23上にはDR
AMの物理アドレス(ロウアドレス/カラムアドレ
ス)、およびロウアドレスストローブ信号、カラムアド
レスストローブ信号、ライトイネーブル信号線、アウト
プットイネーブル信号、チップセレクト信号などのDR
AM制御信号がシステムコントローラ12から出力され
る。
【0023】ISAバス22は、8ビットまたは16ビ
ット幅のデータバス、16ビット幅のアドレス、および
各種ステータス信号線を含む。このISAバス22のバ
スクロックは8MHzまたは16MHzである。
【0024】PCMCIAコントローラ14、IDEイ
ンタフェース15、およびSCSIインタフェース16
は、それぞれPCカード、HDDなどの周辺I/Oデバ
イスを制御するためのコントローラ、またはそれらイン
タフェースを持つI/Oデバイスそのものである。例え
ば、IDEインタフェースを持つHDDの場合には、そ
れがIDEインタフェース15としてISAバス22に
直結されることになる。
【0025】これらPCMCIAコントローラ14、I
DEインタフェース15、およびSCSIインタフェー
ス16に接続されるI/Oデバイスは高速化が進んでお
り、ISAバス22の規格よりも高速に動作する事がで
きるものが多い。この実施例では、このように高速動作
可能なI/Oデバイスが、PCMCIAコントローラ1
4、IDEインタフェース15、またはSCSIインタ
フェース16に接続されて使用されるものとする。
【0026】次に、システムコントローラ12に設けら
れたI/O制御のためのロジックについて説明する。シ
ステムコントローラ12には、図示のように、CPUイ
ンタフェース121、メモリコントローラ122、IS
Aバスコントローラ123、高速バスコントーラ12
4、高速動作ウインドウヒット判定回路125、および
セレクタ126が設けられている。
【0027】CPUインタフェース121は、ローカル
バス21を介してCPU11とのインタフェースを行な
う。このCPUインタフェース121にはバスサスクル
判別ロジックが設けられており、メモリアクセスサイク
ルの時はメモリコントローラ122に制御が移行し、I
/Oアクセスサイクルの時はISAバスコントローラ1
23または高速バスコントローラ124に制御が移行す
る。
【0028】また、CPUインタフェース121には、
CPU11によってリード/ライト可能なI/Oレジス
タ群が設けられている。このI/Oレジスタ群には、I
SAバス22に接続されたI/Oデバイスの中で高速動
作可能なI/Oデバイス(ここでは、PCMCIAコン
トローラ14、IDEインタフェース15、SCSIイ
ンタフェース16)が配置されているI/Oアドレス空
間を示すウインドウアドレス情報などが設定される。
【0029】メモリコントローラ122は、CPU11
からのメモリアクセス要求に応じて、システムメモリ1
3をアクセス制御する。システムメモリ13のアクセス
制御は、メモリバス23上にDRAM物理アドレスおよ
びDRAM制御信号を出力することにより行なわれる。
【0030】ISAバスコントローラ123、高速バス
コントローラ124、高速動作ウインドウヒット判定回
路125、およびセレクタ126は、この発明の特徴と
するI/O制御ロジックを構成する。
【0031】ISAバスコントローラ123は、CPU
11からのI/Oアクセス要求に応じて、ISAバス2
2上のI/Oデバイスをリード/ライトアクセスするた
めのバスサイクルを実行する。このバスサイクルは、通
常のISAバスの仕様に準拠した形式および速度で実行
される。このバスサイクル期間では、IORDまたはI
OWT信号を用いる事によって、アクセス対象のI/O
デバイスにリード/ライトコマンドを発行するためのコ
マンドサイクルが実行される。
【0032】高速バスコントローラ124は、CPU1
1からのI/Oアクセス要求に応じて、ISAバス22
上の高速動作可能なI/Oデバイスをリード/ライトア
クセスするためのバスサイクルを実行する。このバスサ
イクル期間では、IORDまたはIOWT信号を用いる
ことによってアクセス対象のI/Oデバイスにリード/
ライトコマンドを発行するためのコマンドサイクルが実
行されるが、このコマンドサイクルは、通常のISAバ
スの仕様に準拠したサイクル速度よりも高速に実行され
る。このコマンドサイクル実行速度は、アクセス対象の
I/Oデバイスの性能によって決定される。
【0033】高速動作ウインドウヒット判定回路125
は、CPU11からのI/Oアドレスをデコードし、そ
のI/Oアドレスとウインドウアドレス情報とを比較す
ることによってI/Oアドレスの値が高速動作可能なI
/Oデバイスが配置されている高速ウインドウ(I/O
アドレス空間)に属するか否かを判定する。I/Oアド
レスが高速ウインドウに属する時、つまりヒットした時
には、高速動作ウインドウヒット判定回路125は、セ
レクト信号(SELECT)によってセレクタ126に
コマンドサイクル速度の切換えを指示すると共に、ヒッ
ト信号(HIT)によって高速バスコントローラ124
を動作させる。
【0034】セレクタ126は、セレクト信号(SEL
ECT)に応じてISAバスコントローラ123および
高速バスコントローラ124を選択的に使用して、アク
セス対象のI/Oデバイスにリード/ライト動作を実行
させるためのコマンドサイクルの速度を切換える。
【0035】このI/O制御ロジックによれば、高速動
作可能なI/OデバイスがCPU11からのI/Oアド
レスによって指定された時は、ISAバスコントローラ
123による通常のコマンドサイクルの代わりに、高速
バスコントローラ124による高速コマンドサイクルが
実行される。したがって、使用されるI/Oデバイス自
体の性能を最大限有効利用することによってISAバス
22のデータ転送速度よりも高速なデータ転送速度を実
現できるようになり、バス仕様に影響されること無くシ
ステム性能を十分に向上する事が可能となる。
【0036】次に、図2を参照して、高速バスコントロ
ーラ124とその周辺ロジックの具体的な構成について
説明する。CPUインタフェース121には、サイクル
判別回路201、I/Oアドレスデコード回路202、
OR回路203、ウインドウアドレス設定レジスタ群2
04、バス幅・モード設定レジスタ群205、コマンド
設定レジスタ群206、およびIORDYコマンドコン
トローラ207が設けられている。
【0037】サイクル判別回路201は、ローカルバス
21のバイサイクル規定信号DCI、MIOI、WRI
を監視し、現在のバスサイクルを判別する。I/Oリー
ドサイクルの場合には、DCI、MIOI、WRIは、
それぞれ“0”、“1”、“0”となる。また、I/O
ライトサイクルの場合には、DCI、MIOI、WRI
は、それぞれ“0”、“1”、“1”となる。信号DC
I、MIOI、およびWRIは負論理の信号である。
【0038】現在のバスサイクルがI/Oリードサイク
ルならば、サイクル判別回路201からI/Oアドレス
デコード回路202にIORD信号が送られ、またI/
OライトサイクルならばIOWT信号が送られる。
【0039】I/Oアドレスデコード回路202は、ア
ドレスストローブ信号ADSIZがアクティブの時にI
ORD信号またはIOWT信号を受信すると、その時に
CPU11によってローカルバス21上に出力されてい
るI/Oアドレス(アドレスA15I−02I、および
バイトイネーブル信号BE3IZ−0IZ)をデコード
する。この場合、I/OアドレスA15I−02Iは4
バイト単位でI/O番地を指定し、バイトイネーブル信
号(BE3−0)はその4バイト番地の中のどのバイト
の番地をアクセスするかを示している。同時に、バイト
イネーブル信号(BE3IZ−0IZ)は、データ転送
幅が8ビット転送、16ビット転送、24ビット転送、
32ビット転送のいずれであるかも示している。
【0040】I/Oアドレスデコード回路202は、ア
ドレスA15I−02Iおよびバイトイネーブル信号B
E3IZ−0IZのデコード結果に基づいて、ISAバ
ス22上のI/Oデバイスをアクセスするために実際に
使用されるI/Oアドレス値を生成し、それを高速動作
ウインドウヒット判定部125に与える。
【0041】OR回路203は、ローカルバス21を介
してCPU11にレディー信号FRDYOZを発行する
ためのものであり、高速バスコントローラ124からの
レディー信号RDY1、ISAバスコントローラ123
からのレディー信号RDY2、およびメモリコントロー
ラ122からのレディー信号RDY3のいずれかがアク
ティブになった時、CPU11にレディー信号FRDY
OZを発行する。レディー信号FRDYOZは、現在の
バスサイクルが終了した事を示す。
【0042】ウインドウアドレス設定レジスタ群204
は、CPU11によってリード/ライト可能な16個の
8ビットI/Oレジスタから構成されている。これらレ
ジスタそれぞれには、ウインドウアドレス情報がCPU
11によって設定される。ウインドウアドレス情報は、
前述したように、高速動作可能なI/Oデバイスが配置
されているI/Oアドレス空間を示す。この実施例で
は、4つのI/Oデバイス(PCMCIAコントローラ
14、IDEインタフェース15、SCSIインタフェ
ース16そのもの、またはそれらに接続されるI/Oデ
バイス)がそれぞれ高速動作可能であるので、それらI
/Oデバイスに対応する4つのウインドウアドレス情報
がウインドウアドレス設定レジスタ群204に設定され
る。1つのウインドウアドレス情報は、対応するI/O
デバイスが配置されているI/Oアドレス空間のスター
トアドレスを示す16ビットデータと、そのI/Oアド
レス空間のエンドアドレスを示す16ビットデータから
構成される。したがって、1つのウインドウアドレス情
報は32ビットデータであるので、4個の8ビットレジ
スタに分割されて格納される。
【0043】バス幅・モード設定レジスタ群205は、
CPU11によってリード/ライト可能な4個の8ビッ
トI/Oレジスタから構成されている。バス幅・モード
設定レジスタ群205の4個のレジスタには、高速動作
可能な4個のI/Oデバイスそれぞれの属性情報(バス
幅フラグ、モードフラグ)がCPU11によって設定さ
れる。バス幅フラグは、対応するI/Oデバイスが8ビ
ットデバイスであるか、16ビットデバイスであるかを
示す。モードフラグは、CPU11の1つのI/Oアク
セス要求に応答して対応するI/Oデバイスを連続アク
セスする時に、そのI/Oデバイスに与えるI/Oアド
レスの値をシステムコントローラ12内部でインクリメ
ントする必要があるか否かを示す。
【0044】コマンド設定レジスタ群206は、CPU
11によってリード/ライト可能な4個の8ビットI/
Oレジスタから構成されている。コマンド設定レジスタ
群206の4個のレジスタそれぞれには、高速動作可能
な4個のI/Oデバイスそれぞれのコマンドサイクル規
定情報がCPU11によって設定される。コマンドサイ
クル規定情報は、ISAバス22を介して対応するI/
Oデバイスに供給するIORD信号およびIORD信号
のセットアップタイム、パルス幅、ホールドタイムを示
す。これらセットアップタイム、パルス幅、ホールドタ
イムの値は、対応するI/Oデバイス自体の動作速度に
よって決定される。したがって、PCMCIAコントロ
ーラ14、IDEインタフェース15、SCSIインタ
フェース16の動作速度が互いに異なる場合には、コマ
ンド設定レジスタ群206に設定されるコマンドサイク
ル規定情報も互いに異なる値を示すことになる。
【0045】高速動作ウインドウヒット判定回路125
によるヒット判定動作は、前述のウインドウアドレス設
定レジスタ群204およびバス幅・モード設定レジスタ
群205にそれぞれ設定されたウインドウアドレス情報
およびデバイス属性情報を利用して次のように行なわれ
る。
【0046】すなわち、高速動作ウインドウヒット判定
回路125は、まず、I/Oアドレスデコーダ202か
らのI/Oアドレス値とウインドウアドレス情報とを比
較し、I/Oアドレスの値がどのウインドウに属するか
を決定する。どのウインドウにも属していないならばミ
スヒットとなり、通常のISAバスサイクルが実行され
る。
【0047】一方、I/Oアドレスの値が属するウイン
ドウが存在する場合には、高速動作ウインドウヒット判
定回路125は、そのウインドウに配置されているI/
Oデバイスに対応する属性情報をチェックし、インクリ
メント後のI/Oアドレス値がそのウインドウのアドレ
ス範囲を越えるか否かを調べる。
【0048】例えば、CPU11からのバイトイネーブ
ル信号BE3IZ−0IZによって指定されたデータ転
送幅が32ビットで、アドレス指定されたI/Oデバイ
スが8ビットデバイスの場合には、8ビットデータ転送
のためのI/Oサイクルが4回連続して実行される。こ
の場合、もしアドレス指定されたI/Oデバイスがアド
レスインクリメントを必要とするデバイスであれば、I
/Oアドレスの値を+1ずつ合計4回インクリメントす
る必要がある。したがって、この場合には、これらイン
クリメントされるアドレス値それぞれが、該当するウイ
ンドウのアドレス範囲を越えるか否かが予め調べられ
る。越える場合にはミスヒットとなり、高速バスコント
ローラ124の使用が禁止され、ISAバスコントロー
ラ123が用いられる。越えない場合はヒットとなり、
高速バスコントローラ124が用いられる。このような
判定を行うのは例えば、I/Oデバイス(例えばHD
D)の機種によっては、データは高速で転送してもよい
が、HDDに対するパラメータ設定のためのコマンドは
低速で動作させる必要がある場合には、ウインドウの境
界値アドレスに対して8ビットアクセスがされればデー
タ転送であるとして、高速に転送し、16ビットアクセ
スがされれば、ウインドウの範囲を越えるのでコマンド
転送であると判断して、低速で転送するように制御す
る。
【0049】このように、インクリメントされたアドレ
ス値が該当するウインドウのアドレス範囲を越えた時に
高速バスコントローラ124の使用を禁止するのは、低
速I/Oデバイスが高速コマンドサイクルでアクセスさ
れることに起因する誤動作、および高速I/Oデバイス
が別の高速I/Oデバイスに対応するコマンドサイクル
速度でアクセスされることによる誤動作などを、防止す
るためである。
【0050】なお、I/Oデバイスがアドレスインクリ
メントを必要としないデバイス、またはデータ転送幅と
I/Oデバイスのバス幅が同一の場合には、無条件にヒ
ットと判定される。
【0051】高速バスコントローラ124は、図示のよ
うに、データバス制御回路301、I/Oバッファ制御
回路302、アドレスバス制御回路303、コマンド制
御回路304、およびサイクル制御回路305から構成
されており、これらは高速動作ウインドウヒット判定回
路125からのヒット信号HITに応答して動作する。
【0052】高速バスコントローラ124はCPUサイ
クルの判別及至I/Oアドレスのデコードとウインドウ
ヒット判定により、現在のサイクルが高速ISAサイク
ルであることを判別すると図16に示すFISAENJ
信号を出力する。これによりCPUインターフェース1
21に対してISAサイクルを発生させないようにする
とともに、FIORDOZ、FIOWTOZ、SA01
0、SA000、SBHEOZ、DLAT、DSEL0
−4、SDLAT0−3、ISALATの各出力信号の
セレクタを高速バスコントローラ124に切り替える。
また、これらの信号は、FISAENJ=L(ロウレベ
ル))のときはL固定出力となる。高速バスコントロー
ラ124はFDISJZ入力がアクティブになるとVL
バス上のデバイス(VGAコントローラなど)がセレク
トされたと判断し、高速ISAモードには入らない。高
速ISAサイクルの終了は、FRDYOZ信号によりC
PUインターフェースへ通知される。また、このときF
ISAENJZ信号により、SBHEOZなどの各出力
信号はCPUインターフェースに切り替えられる。図1
6はサイクル数が2、サイクル長(Tc=3T)のとき
のクロック信号CLKI↑、ADSIZ、RDYIZ、
FISAENJZ、FiORDOZ/FIOWTOZ、
およびFRDYOZの各信号のタイミングチャートを示
す。
【0053】FISAENJZ=Lになる条件は次の通
りである。 1)HLDA=L、MIOI=L,DCI=L、BEO
Z=Lであること 2)(ADSIZ+MIOI)=LのときのCLKI 3)アドレスデコード結果が高速ISAウインドウにヒ
ットしていること 4)FDISJZ=Hであること FISAENJZは、RDYIZ=LのときのCLKI
↑でHに戻る。
【0054】データバス制御回路301、I/Oバッフ
ァ制御回路302、およびアドレスバス制御回路303
は、ISAバス22のデータバスおよびアドレスバスの
制御のためにシステムコントローラ12内部の制御信号
を発生する。これら制御信号は、例えば、データバスに
ついてはデータ出力タイミングの制御、バイトレーンの
指定、およびバイトイネーブル指定などに使用され、ア
ドレスバスについてはアドレス出力タイミングの制御な
どに使用される。
【0055】コマンド制御回路304は、ISAバス2
2上に出力するI/Oリード信号IORDまたはI/O
ライト信号IOWTを用いて、アドレス指定された高速
I/Oデバイスをリード/ライト動作させるためのコマ
ンドサイクルを実行する。この場合、コマンドサイクル
の実行速度は、アドレス指定された高速I/Oデバイス
に対応するコマンドサイクル規定情報(セットアップタ
イム、パルス幅、ホールドタイム)によって決定され
る。
【0056】サイクル制御回路305は、高速I/Oデ
バイスに対するリード/ライトサイクルが終了した時に
レディー信号FRDYOZ1を発生する。IORDYコ
マンド制御回路207は、高速バスサイクルを駆動した
ときに、I/Oデバイス側から、データ転送が間に合わ
ないことを示すNOT READY(インアクティブな
IORDY信号)が出力された際に、I/Oリード/ラ
イトコマンドのサイクル幅を引き延ばすための回路であ
り、詳細については後述する。
【0057】データバス制御回路301、I/Oバッフ
ァ制御回路302、アドレスバス制御回路303、コマ
ンド制御回路304、およびサイクル制御回路305か
ら出力される各種制御信号の一覧を以下に示す。 信号名 機能 FDLAT D31I−00Iのデータラッチ信号。トランスペアレ ントラッチ。”H”でラッチ。 FDSEL4−0 データスワップのための信号 FSDLAT3−0 ISAデータラッチ信号 FDBEN D31−00の出力イネーブル信号。外部ピンD31− 00双方向バッファの出力イネーブル条件のひとつ。
【0058】 CPUコントロールブロックからのDBEN信号、 DRAMコントロールブロックからのDOE信号と ORをとる。 FSDHENZ SD15−08の出力イネーブル信号。外部ピンSD 15−08 双方向バッファの出力イネーブル条件の ひとつ。CPUコントロールブロックからのSDHE NZ信号とORをとる。 FSDLENZ SD07−00の出力イネーブル信号。外部ピン SD07−00 双方向バッファの出力イネーブル条件のひとつ。
【0059】 CPUコントロールブロックからのSDLENZ 信号とORをとる。 FISALAT ISAアドレスへ出力するためのCPUアドレスを ラッチする信号。 FSA000−010 ISAアドレス00出力およびISAアドレス 01出力。 FIORDOZ 高速ISA用IORD。 FIOWTOZ 高速ISA用IOWT。 FRDYOZ 高速ISAのサイクルレディ信号。DRAMコント ロールブロックのRDYOZ出力と負論理ORをとり、 CPUコントロールブロックのRDYOZに入力する。
【0060】次に、図3のタイミングチャートを参照し
て、高速I/Oアクセスのためのコマンド生成動作を説
明する。ここでは、ローカルバス21がVESA VL
バスであり、そのVLバスのバスクロック(33MH
Z)を用いてリード/ライトコマンドを生成する場合を
説明する。
【0061】まず、CPU11がI/Oアクセス命令を
実行してI/Oアクセスのためのバスサイクルを開始
し、ローカルバス21上のアドレスストローブ信号AD
SIZをアクティブにすると共に、ローカルバス21上
にバイサイクル規定信号DCI、MIOI、WRI、お
よびI/Oアドレスを出力する。
【0062】ADSIZがアクティブにされているアド
レスフェーズの期間においては、CPU11からのI/
OアドレスがI/Oアドレスデコーダ202によってデ
コードされ、また高速動作ウインドウヒット判定回路1
25によってヒット判定が行なわれる。
【0063】ヒットしたならば、高速動作ウインドウヒ
ット判定回路125から高速バスコントローラ121に
“1”のヒット信号HITが送られる。このヒット信号
HITに応答して、高速バスコントローラ121は高速
バスサイクル制御を開始する。コマンド制御回路304
は、コマンド設定レジスタ群206を参照して、アドレ
ス指定された高速I/Oデバイスに対応するコマンドサ
イクル規定情報を検出する。そして、コマンド制御回路
304は、そのコマンドサイクル規定情報によって規定
されるセットアップタイム、パルス幅、ホールドタイム
に従って、ISAバス22上にI/Oリード信号IOR
DまたはI/Oライト信号IOWTを発行する。
【0064】高速I/Oデバイスは、そのコマンドに応
答してリードまたはライト動作を行なう。このリードま
たはライト動作は、セットアップタイム、パルス幅、ホ
ールドタイムによって規定されるコマンドサイクル期間
中に必ず完了する。なぜなら、使用されるセットアップ
タイム、パルス幅、ホールドタイムは、アクセス対象の
I/Oデバイスの性能に合わせて規定されているからで
ある。従って、I/Oデバイスが高性能であるほど、コ
マンドサイクルの実行期間を短くする事ができる。
【0065】CPU11によって要求されたデータ転送
幅が例えば32ビットで、アクセス対象のI/Oデバイ
スが16ビットデバイスならば、図示のように、コマン
ドサイクルが2回連続して実行される。
【0066】2回目のコマンドサイクルのセットアップ
タイム、パルス幅、ホールドタイムは、1回目のコマン
ドサイクルのそれと同一である。2回目のコマンドサイ
クルの終了時にはサイクル制御回路305からレディー
信号FRDYOZ1が出力され、これによってCPU1
1に対してバスサイクルが終了した事を示すFRDYO
Zが発行される。
【0067】このように、高速動作可能なI/Oデバイ
スがアドレス指定された場合には、そのI/Oデバイス
の性能を最大限利用するために、高速にコマンドサイク
ルが実行される。なお、高速動作可能なI/Oデバイス
をアクセスするためのバスサイクルは、コマンドサイク
ル以外は通常のISAサイクルと同一である。
【0068】図4には、高速ウインドウにヒットした場
合の高速バスサイクルとミスヒットの場合の低速バスサ
イクルが対比して示されている。ミスヒットの場合、つ
まり通常のI/Oデバイスがアドレス指定された場合に
は、1回のコマンドサイクルの実行に1μS程度必要に
なる。一方、ヒットの場合、つまり高速動作可能なI/
Oデバイスがアドレス指定された場合には、その高速動
作可能なI/Oデバイスの性能を最大限発揮させること
により、例えば100〜200ns程度の時間で1回の
コマンドサイクルを完了することができる。
【0069】上述した図2に示すIORDYコマンド制
御回路207は図5に示すように、IORDYモードス
イッチングレジスタ31、IORDY同期化回路33、
および誤動作防止回路35により構成される。IORD
Y信号は、システムバス上のI/Oデバイス(例えばハ
ードディスクドライブ等)に対してリードコマンドを発
行したときに、データ転送が間に合わなくなるとHDD
側からIORDY信号(ビジー状態であることを示すイ
ンアクティブなIORDY信号)が出力される。このI
ORDY信号がきたらリードコマンドのサイクルを引き
延ばす必要がある。例えば、高速IDEインターフェー
ス(米国Adaptec社AIC−35VL01)でモ
ード6設定(最大転送レート20MB/sec)の時の
タイミングは以下の通りである。 Tc: Cycle Time 180ns (min.) Ts: Address Setup time to IORD/IOWT 20ns (min.) Tw: IORD/IOWT Pulse Width (16/8-bit) 80ns (min.) Tr: IORD/IOWT Recovery Time 25ns (min.) このとき、高速ISAサイクルによりデータ転送が間に
合わなくなると、HDDはIORDY信号を出力する。
これに応答してシステム側はリードコマンドを引き延ば
す必要がある。
【0070】IORDYモードスイッチングレジスタ3
1はIORDYモードの設定を行うためのレジスタであ
り、各ビットアサインメントは次のように設定されてい
る。 bit7:IORDYモードイネーブル bit6:IORDYサンプルモード(IORDY同期化モードイネーブル) bit5:IORDY誤動作防止回路 bit4〜bit2:N/C bit1,0:IORDY↑〜コマンド↑までの追加クロック数設定。 bit7、6、5の設定と機能は次の通りである。 bit 設定 機能 bit7 1 IORDYを受け取る 0 IORDYを受け取らない bit6 1 IORDY同期化モード 0 IORDY非同期化モード bit5 1 IORDY誤動作防止回路動作可能 0 IORDY誤動作防止回路動作不能 次にIORDY同期化回路33について説明する。
【0071】図16に示すように、コマンド(_IOR
/IOW)がロウレベルになってから、IORDY信号
が出力されるまでに35ns(ATA−2規格)(Ta
の時間)かかる。コマンドがプログラマブルということ
は、クロック基準で動いている。従って、コマンドはク
ロックに同期しているが、IORDYは非同期で入って
くる。コマンド設定が短いと、IORDY信号をとる場
合に、クロックでサンプリングしてとると時間的に間に
合わないことがある。従って、非同期で入ってくるIO
RDY信号を同期でつくっている信号にうまく乗せるた
めには、クロックで同期化する必要がある。
【0072】図6はIORDY同期化回路の詳細回路図
である。図6において、フリップフロップ(F/F)3
7は図7Aに示すクロック信号CLKの立ち上がりに同
期してIORDY信号をラッチする。同時にF/F41
には、インバータにより反転されたクロック信号CLK
が入力される。このため、F/F41はクロック信号C
LKの立ち下がりに応答してIORDY信号をラッチす
る。OR回路43はF/F41からの出力A(図7D参
照)とF/F41からの出力B(図7E参照)とのOR
を取る。OR回路43からの出力信号はクロックCLK
の立ち上がりに同期してF/F45にラッチされる。こ
の結果、図7Fに示すようにF/F45からクロック信
号CLKに同期したIORDY信号が得られる。
【0073】このように同期でサンプルするモードでは
最低でも1クロック分無いとIORDY信号が取れな
い。このため、この実施例では、同期でサンプルするモ
ードと非同期でサンプルするモードの2つのモードがあ
る。同期モードでは1.5クロック前にIORDYが入
ってこないとうまく取れない。非同期モードでは0.5
クロック前にIORDYが入ってくれば取れる。このた
め、この実施例では、上述したように、IORDYモー
ド切り替えレジスタ31に同期モードおよび非同期モー
ドを切り替えるためのビット(ビット6)が設けられ
る。
【0074】なお、図7A及至7Fに示す波形図はクロ
ックCLKの立ち上がりでIORDYが取れた場合を示
している。図7A及至7Fに示すタイミングにおいて、
IORDYを有効にするためには、IORDYがコマン
ドの終了2.0T+α(Tはクロック周期)前に入力さ
れていることが条件となる。
【0075】図8A及至8Fに示す波形図はクロックC
LKの立ち下がりでIORDYが取れたことを示してい
る。図8A及至8Fに示すタイミングにおいては、IO
RDYを有効にするためには、IORDYがコマンドの
終了1.5T+α前に入力されていることが条件とな
る。図7A及至7Fおよび図8A及至8Fに示すように
IORDYを同期化した場合、コマンドを引き延ばすに
は、コマンドの終了2.0T+α前までにIORDYが
入力されることが条件となる。そうなると、コマンドの
パルス幅(Tw)を2.0以下に設定した場合、IOR
DYを有効にすることができなくなる。そこで、同期化
モードとは別にIORDYをそのまま使用してSQ、S
Sをマスクする非同期モードが設けられる。非同期モー
ドの場合には、、コマンド終了0.5T+α前までにI
ORDYが来ていればコマンドの引き延ばしが可能とな
る。なお、入力されたIORDYの後縁は、同期/非同
期ともF/Fで1回ラッチしてから立ち上がるように構
成されている。これは、IORDYが有効になった場
合、IORDYが切れてからコマンドが立ち上がるまで
の時間(Tc)を確保するためである。
【0076】以下、コマンド生成回路について詳述す
る。図9はコマンド生成回路の詳細回路図である。図9
示すようにコマンド生成回路は複数のフリップフロップ
(F/F)47a、47b、47c、47d、47e、
47f 、47g・・・から成るシフトレジスタ47を有
している。各F/F47a、47b、47c,47d,
47e、47fは、それぞれ1クロック遅れたSQ信号
SQ1、SQ2、SQ3、SQ4、SQ5、SQ6を出
力する。クロック信号CLKおよびSQ信号SQ1、S
Q2、SQ3、SQ4、SQ5、SQ6の各信号の波形
図を図10A及至10Gに示す。上述したように、コマ
ンド設定レジスタ群206は、4個の8ビットI/Oレ
ジスタで構成され、各レジスタにはそれぞれ高速動作可
能な4個のI/Oデバイスそれぞれのコマンドサイクル
規定情報がCPU11により設定される。コマンドサイ
クル規定情報は、IORD信号のセットアップタイム、
パルス幅、およびホールドタイムを保持している。コマ
ンドコントローラ304内には、図11に示すようにセ
ットアップタイム用レジスタ51、パルス幅用レジスタ
53、およびホールドタイム用レジスタ55が設けられ
それぞれコマンド設定レジスタ206からのセットアッ
プタイム、パルス幅、およびホールドタイムを保持す
る。いま、図10Hに示すように説明の便宜上、セット
アップタイム1クロック分、パルス幅1クロック分、お
よびホールドタイムも1クロック分のコマンドを生成す
るとする。また、図10Aに示す矢印の部分をスタート
位置と過程する。この場合、各レジスタ51、53、5
5にはそれぞれ”1”というパラメータがセットされ
る。この結果、レジスタ51からスタートに対して1プ
ラスした値を選ぶような信号、すなわち信号SQ2を選
択する信号SQ2SEL信号が出力される。レジスタ5
1からの出力信号は加算回路57に供給される。加算回
路57はレジスタ53からの信号とレジスタ51からの
信号を加算し、信号SQ3を選択するような信号SQ3
SELを出力する。レジスタ57からの信号は加算器5
9に供給される。加算器59はレジスタ57からの出力
信号とレジスタ55からの出力信号を加算し、信号SQ
4を選択する信号SQ4SELを出力する。この結果、
信号SQ2がコマンドの始まりになり、SQ3がコマン
ドの終わりになる。従って、信号SQ2と信号SQ3の
反転信号を加算した信号がコマンドとなる。最後に信号
SQ4がサイクルの終わりを示し、他の信号が生成され
る。
【0077】前記高速ISAウインドウコマンドパルス
設定レジスタの設定内容は次の通りである。 クロック
周期をTとしてnT/2倍のセットアップタイム、パル
ス幅、ホールドタイムが与えられる。なお、CPUクロ
ックは30MHzおよび33MHzを使用した場合を示
している。 bit 7-5: Setup Time (Ts) bit7 6 5 nT/2 30MHz (T=33ns) 33MHz (T=30ns) 000 0.5T 17ns 15ns 001 1.0T 33ns 30ns 010 1.5T 50ns 45ns 011 2.0T 66ns 60ns 100 2.5T 83ns 75ns 101 3.0T 100ns 90ns 110 3.5T 116ns 105ns 111 4.0T 132ns 120ns bit 4-2:Pulse Width (Tw) bit 4 3 2 nT/2 30MHz (T=33ns) 33MHz (T=30ns) 000 1.5T 50ns 45ns 001 2.0T 66ns 60ns 010 2.5T 83ns 75ns 011 3.0T 100ns 90ns 100 3.5T 116ns 105ns 101 4.0T 132ns 120ns 110 4.5T 149ns 135ns 111 5.0T 165ns 150ns bit 1-0: Holt Time (Th) bit 1 0 nT/2 30MHz (T=33ns) 33MHz (T=30ns) 00 0.5T 17ns 15ns 01 1.0T 33ns 30ns 10 1.5T 50ns 45ns 11 2.0T 66ns 60ns このレジスタを設定することにより、図12に示すよう
にCPUクロックに対する、I/Oリードコマンドおよ
びI/Oライトコマンドのセットアップタイム(T
s)、パルス幅(Tw)、およびホールドタイム(T
h)が設定できる。
【0078】また、図11に示すレジスタ51からの3
ビット出力と、セットアップタイムTs、および信号名
(TSJ)(図11参照)との関係は次の通りである。 P8F0X D7J D6J D5J Ts 信号名(TSJ) 000 0.5T SQ2P5J 001 1.0T SQ3J 010 1.5T SQ3P5J 011 2.0T SQ4J 100 2.5T SQ4P5J 101 3.0T SQ5J 110 3.5T SQ5P5J 111 4.0T SQ6J なお、P8F0XD7J-D5JはPort-8FH(Index=00H-07H) のう
ち、現在ヒットしているインデックスのBit7-Bit5 の
値。Tsは、そのレジスタ値により与えられるセットアッ
プタイム(SQ2 からの距離)これらの値によりTSJ が選
ばれる。
【0079】図11に示す加算回路57からの4ビット
出力と、セットアップタイム+パルス幅、および信号名
との関係は次の通りである。 TSW D3J D2J D1j D0j Ts+Tw 信号名(TSWJ) 0000 2.0T SQ4J 0001 2.5T SQ4P5J 0010 3.0T SQ5J 0011 3.5T SQ5P5J 0100 4.0T SQ6J 0101 4.5T SQ6P5J 0110 5.0T SQ7J 0111 5.5T SQ7P5J 1000 6.0T SQ8J 1001 6.5T SQ8P5J 1010 7.0T SQ9J 1011 7.5T SQ9P5J 1100 8.0T SQ10J 1101 8.5T SQ10P5J 1110 9.0T SQ11J TSWD3J-D0 は、Port-8FH (Index = 00H-07H)のうち、現
在ヒットしているインデックスのBit7-Bit5(Ts) と、Bi
t4-Bit2(Tw) を足した値。Ts+Tw は、TSWD3J-D0Jにより
与えられるセットアップタイム+パルス幅(SQ2から
の距離)これらの値によりTSWJ(図11参照)が選ばれ
る。
【0080】また、図11に示す加算回路59から出力
される5ビットの出力と、セットアップタイム+パルス
幅+ホールドタイムと、信号名との関係は次の通りであ
る。 TSWH D4J D3J D2J D1J D0J Ts+Tw+Th 信号名(TSWHJ) 00000 2.5T SQ3P5J 00001 3.0T SQ4J 00010 3.5T SQ4P5J 00011 4.0T SQ5J 00100 4.5T SQ5P5J 00101 5.0T SQ6J 00110 5.5T SQ6P5J 00111 6.0T SQ7J 01000 6.5T SQ7P5J 01001 7.0T SQ8J 01010 7.5T SQ8P5J 01011 8.0T SQ9J 01100 8.5T SQ9P5J 01101 9.0T SQ10J 01110 9.5T SQ10P5J 01111 10.0T SQ11J 10000 10.5T SQ11P5J 10001 11.0T SQ12J TSWHD4J-D0 は、Port-8FH(Index=00H-07H) のうち、現
在ヒットしているインデックスのBit7-Bit5(Ts) とBit4
-Bit2(Tw) とBit1-Bit0(Th) を足した値。Ts+Tw+Thは、
TSWHD4J-DoJ により与えられる高速ISAサイクル時間
(=セットアップタイム+パルス幅+ホールドタイム=
SQ2からの距離)これらの値によりTSWHJ (図11参
照)が選ばれる。TSWHJ は、サイクルが終わる1T前の
信号を取り出し、FRDYOZ信号生成に使用される。例え
ば、(Ts+Tw+Th)=2.5T のとき、SQ2 から始まるサイクル
はSQ4P5Jで終了するが、TSWHJ は、SQ3P5Jから取り出
し、ここからFRDYOZの生成を始める。次にコマンド信号
のウエイト制御について説明する。
【0081】いま、図10Iに示すようにコマンドのサ
イクル幅がSQ2及至SQ6の距離であるとする。この
状態でIORDY信号が入力されたときに、コマンド信
号をウエイト(wait)させるためには、SQ6の信
号によりコマンド信号がカウントアップされないように
すればよい。言い替えれば図9において、SQ5の信号
がF/F47fにラッチされないように、IORDY信
号でマスクすればよい。すなわち図13に示すように、
F/F47eの出力段に接続されているANDゲート6
1eにIORDY信号を入力することにより、IORD
Y信号がロウレベルのうちは、SQ5の信号はANDゲ
ート61eにより阻止され、F/F47fによりラッチ
されない。この結果、SQ6の信号はハイレベルになる
まで、コマンド信号はロウレベルからハイレベルに変わ
らず、コマンド信号がウエイトされる。
【0082】図14はTs=0.5、Tw=2.5、T
h=0.5、同期モードの設定でIORdYが2T分入
力された場合、次のようなタイミングでコマンドが引き
延ばされる様子を示すタイミングチャートである。。
【0083】なお、この実施例ではIORDY↑〜コマ
ンド↑までの時間をレジスタ設定により、3クロック分
まで任意に変えることが可能である。すなわち、IOR
DYが立ち上がってからコマンドが立ち上がるまでの時
間(ホールドタイム:Tc)を、HDDの機種の仕様に
あわせて変えることができるように構成されている。設
定するレジスタと追加クロックの関係は次のように構成
されている。 bit0 bit1 機能 0 0 追加クロック数0 0 1 追加クロック数1 1 0 追加クロック数2 1 1 追加クロック数3 なお、IORDYコマンド制御回路207は”ウインド
ウ”を8個有し、設定されたウインドウによって動く
(8個のうちのenableになっているウインドウに
対してアクセスがあったときのみIORDYモード切り
替えレジスタの全ビットが有効になる。
【0084】次に、誤動作防止について説明する。IO
RDYモードでIORDYが出力されたものの、TSW
Jの引き延ばしができなかった場合、(コマンド終了
0.5T前までにIORDYがサンプリングされなかっ
た場合)、コマンドを生成するために立ち上がったSQ
をロウレベルに落としてしまうことがある。このような
誤動作を防止するために、IORDYがコマンド引き延
ばしに効かなかった場合、IORDYがロウレベルであ
っても、内部IORDY(実際にコマンドの引き延ばし
を行う回路内のIORDY)をクリアする回路を設け
た。この回路は、IORDYモード切り替えレジスタ3
1のビット5をセットすることによりイネーブルにな
る。
【0085】上述したANDゲートに入力されるIOR
DY信号が次のサイクルのときにもアクティブ状態であ
ると、誤動作する恐れがある。内部信号的には図15A
に示すようにいまIORDY信号が入力されたときに、
コマンドを引き延ばす場合、図15BのようにIORD
Y信号のロウレベルを引き延ばしている。このとき図1
5Cに示すようにコマンド信号がロウレベルからハイレ
ベルに変換したにもかかわらず、図15Bに示すように
IORDY信号がロウレベルのままであると、次のサイ
クルに影響を及ぼすことになる。従って、誤動作を防止
するために、図15Bに示すIORDY信号の波線のご
とくにIORDY信号をロウレベルからハイレベルに設
定することにより次のサイクルに影響がでないように構
成されている。なお、この誤動作防止機能はシミュレー
ション用に設けられている。すなわち、シミュレーショ
ンでIORDYが取れない位置を確認するためにわざと
通常では有り得ない位置にIORDY信号を入れること
がある。このときに期待しない動きをしてしまうので、
それを防ぐために設けられているものであり、実動作で
はそのような誤動作は起こり得ない。実動作において、
IORDYが取れないタイミングで入力されるというこ
とはすでに誤動作を起こしているということであり、そ
のような設定はしてはいけないということであり、その
ときはコマンド信号のサイクル幅を広く設定する必要が
ある。従って、実動作では有り得ない。
【0086】なお、通常は、この回路を使用しないで、
次の2つの方法でこの問題を回避できる。 1)コマンド幅を広くする。
【0087】IORDYの仕様でコマンド↓〜IORD
Y↓までがMax:35nsとなっているため、パルス
幅w広げることによりIORDYが取れない場合はなく
なる。 2)非同期モードにする。
【0088】IORDYをスルーで入力させることによ
り、コマンド立ち上がり0.5T前に間に合わせるよう
にする。以上のように、この実施例においては、通常の
速度でコマンドサイクルを実行するISAバスコントロ
ーラ123に加え、それよりも高速にコマンドサイクル
を実行する高速バスコントローラ124が設けられてお
り、アクセス対象のI/Oデバイスに応じてそれらが選
択的に使用される。
【0089】したがって、使用されるI/Oデバイス自
体の性能を最大限有効利用することが可能となり、IS
Aバス22のデータ転送速度よりも高速なデータ転送を
実現できる。
【0090】また、コマンドサイクル規定情報の設定内
容に応じてコマンドサイクル実行速度を任意に変更する
ことが可能となる。従って、この実施例のシステムコン
トローラ12を内蔵したパーソナルコンピュータの製品
出荷後に、HDDなどをより高速なものに交換しても、
ドライバソフトやユーティリティなどによってコマンド
設定レジスタ206の設定内容を変更することによっ
て、そのHDDの性能を最大限有効利用することが可能
となる。
【0091】なお、システムコントローラ12に設けら
れたI/O制御のためのロジックは、高速バス上のデバ
イスと低速バス上のデバイスとの間のデータ転送速度を
高速にするものであるため、PCIバスとISAバスと
を接続するPCI/ISAブリッジ装置などにも同様に
して適用することができる。
【0092】また、この実施例では、CPU11とIS
Aバス22上のI/Oデバイスの間のデータ転送につい
て説明したが、CPU11に限らず、DMAコントロー
ラなどバスマスタとして機能するデバイスとISAバス
22上のI/Oデバイスとの間のデータ転送についても
同様にして行なうことができる。
【0093】さらに、この実施例においては、高速動作
可能なI/Oデバイス14〜16ととその他のI/Oデ
バイス17を共にISAバス22上のIORD,IOW
T線に接続したが、IORD,IOWT線の他に、高速
I/Oサイクルのための専用の信号線(以下、FIOR
D,FIOWT線と称することにする)を用意し、高速
動作可能なI/Oデバイス14〜16についてはFIO
RD,FIOWT線に接続し、その他のI/Oデバイス
17については通常通りにISAバス22上のIOR
D,IOWT線に接続しても良い。
【0094】このようにすると、低速なI/Oデバイス
がその入力信号の高速変化によって悪影響を受けるとい
った事態を防止でき、システムの信頼性をより高める事
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、使用されるI/Oデバイス自体の性能を最大限有効
利用できるようになり、バスのデータ転送速度よりも高
速なデータ転送速度を実現できる。これにより、低速バ
スに繋がる低速I/Oデバイスとの互換性を維持したま
ま、システム性能を十分に向上させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンピュータシステ
ム全体の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のコンピュータシステムに設けられた
I/O制御ロジックを示すブロック図。
【図3】図2のI/O制御ロジックによって実行される
高速I/Oアクセスのためのコマンド生成動作を説明す
るタイミングチャート。
【図4】図2のI/O制御ロジックによって実行される
高速I/Oアクセスのためのコマンドサイクルと低速I
/Oアクセスのためのコマンドサイクルトを対比して示
すタイミングチャート。
【図5】図2に示すIORDYコマンドコントローラの
詳細ブロック図。
【図6】IORDY同期化回路の回路図。
【図7】図6に示す同期化回路において、クロックの立
ち上がりでIORDYが取れた場合を示す波形図。
【図8】図6に示す同期化回路において、クロックの立
ち下がりでIORDYが取れた場合を示す波形図。
【図9】コマンド生成回路の詳細回路図。
【図10】図9に示すクロック信号CLK,SQ信号S
Q1及至SQ6の波形図、セットアップタイム、パルス
幅、およびホールドタイム各1クロックの場合のコマン
ド信号の波形図、および引き延ばされたコマンド信号の
波形図。
【図11】図2に示すコマンドコントローラ304およ
びサイクルコントローラ305内の詳細回路図。
【図12】CPUクロックの波形図、および高速ISA
ウインドウコマンドパルス設定レジスタにより設定され
るセットアップタイム(Ts)、パルス幅(Tw)、お
よびホールドタイム(Th)を示すI/Oリードコマン
ドおよびI/Oライトコマンドの波形図。
【図13】コマンド信号のウエイト制御を実現する一例
を示す回路図。
【図14】コマンド引き延ばしの一例を示すタイミング
チャート。
【図15】誤動作を説明するためのタイムチャート。
【図16】サイクル数2、サイクル長(Tc=3T)の
ときの高速ISAサイクルのタイミングを示すタイミン
グチャート。
【図17】ATA−2規格を説明するためにコマンド
(−IOR/IOW)とIORDY信号とのタイミング
を示す波形図。
【符号の説明】
11…CPU、12…システムコントローラ、13…シ
ステムメモリ、14…PCMCIAコントローラ、15
…IDEインタフェース、16…SCSIインタフェー
ス、21…ローカルバス、22…ISAバス、121…
CPUインタフェース、122…メモリコントローラ、
123…ISAバスコントローラ、124…高速バスコ
ントローラ、125…高速動作ウインドウヒット判定回
路、126…セレクタ、204…ウインドウアドレス設
定レジスタ群、205…バス幅・モード設定レジスタ
群、206…コマンド設定レジスタ群、304…コマン
ド制御回路、305…サイクル制御回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスマスタと、システムメモリと、複数
    のI/Oデバイスが接続されるシステムバスと、前記バ
    スマスタからのI/Oアクセス要求に応じて、前記シス
    テムバス上のI/Oデバイスを制御するためのバスサイ
    クルを実行するI/Oコントローラとを含むコンピュー
    タシステムにおいて、 前記I/Oコントローラは、 前記システムバス上の複数のI/Oデバイスの中で高速
    動作可能なI/Oデバイスが配置されているアドレス空
    間を示す情報を格納するアドレス記憶手段と、 前記システムバス上のI/Oデバイスにリード/ライト
    コマンドを発行するためのコマンドサイクルを第1のサ
    イクル速度で実行する第1のコマンドサイクル実行手段
    と、 前記システムバス上のI/Oデバイスにリード/ライト
    コマンドを発行するためのコマンドサイクルを前記第1
    サイクル速度よりも高速な第2サイクル速度で実行する
    第2のコマンドサイクル実行手段と、 前記バスマスタからのI/Oアドレスの値が前記アドレ
    ス記憶手段に保持されている高速動作可能なI/Oデバ
    イスのアドレス空間に属するか否かを判定するヒット判
    定手段と、 このヒット判定手段の判定結果に従って、前記第1およ
    び第2のコマンドサイクル実行手段を選択的に使用して
    アクセス対象のI/Oデバイスに対するコマンドサイク
    ル実行速度を切換えるコマンドサイクル切換え手段とを
    具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記高速動作可能なI/Oデバイスに対
    応するコマンドサイクル実行速度を規定する情報を格納
    するコマンドサイクル記憶手段をさらに具備し、 前記第2のコマンドサイクル実行手段は、前記コマンド
    サイクル記憶手段に格納された情報を参照し、その情報
    によって規定されるコマンドサイクル実行速度でコマン
    ドサイクルを実行することを特徴とする請求項1記載の
    コンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記コマンドサイクルは前記システムバ
    ス上に定義されたI/Oリード信号またはI/Oライト
    信号を用いて実行され、 前記コマンドサイクル記憶手段に格納された情報は、前
    記I/Oリード信号またはI/Oライト信号のセットア
    ップタイム、パルス幅、ホールドタイムを示すことを特
    徴とする請求項2記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記システムバス上に定義され、前記シ
    ステムバス上の高速動作可能なI/Oデバイス以外のI
    /Oデバイスに接続された第1のI/OリードおよびI
    /Oライト信号線と、 前記システムバス上の高速動作可能なI/Oデバイスに
    接続された第2のI/OリードおよびI/Oライト信号
    線とをさらに具備し、 前記第1および第2のコマンドサイクル実行手段は、そ
    れぞれ前記第1および第2の信号線を用いてコマンドサ
    イクルを実行することを特徴とする請求項3記載のコン
    ピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1のコマンドサイクル実行手段に
    よるコマンドサイクルの終了に応答して、前記バスマス
    タにI/Oアクセスのためのバスサイクルが終了したこ
    とを示すレディー信号を発行する第1のレディー信号発
    生手段と、 前記第2のコマンドサイクル実行手段によるコマンドサ
    イクルの終了に応答して、前記バスマスタにI/Oアク
    セスのためのバスサイクルが終了したことを示すレディ
    ー信号を発行する第2のレディー信号発生手段とをさら
    に具備することを特徴とする請求項1記載のコンピュー
    タシステム。
  6. 【請求項6】 前記高速動作可能なI/Oデバイスが、
    それを連続アクセスする時にI/Oアドレスの値をイン
    クリメントする必要があるデバイスであるか否かを示す
    属性情報を記憶する属性情報記憶手段をさらに具備し、 前記ヒット判定手段は、 前記属性情報記憶手段に記憶された属性情報がI/Oア
    ドレス値のインクリメントが必要なデバイスであること
    を示しているとき、前記バスマスタからのI/Oアドレ
    スの値をインクリメントした値が前記アドレス記憶手段
    に保持されている高速動作可能なI/Oデバイスのアド
    レス空間に属するか否かを判定し、属さない時に前記第
    2のコマンドサイクル実行手段の使用を禁止することを
    特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記高速動作可能なI/Oデバイスは、
    前記システムバスにPCMCIAインタフェースを介し
    て接続されるI/Oデバイスであることを特徴とする請
    求項1記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記高速動作可能なI/Oデバイスは、
    前記システムバスにIDEインタフェースを介して接続
    されるI/Oデバイスであることを特徴とする請求項1
    記載のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 前記高速動作可能なI/Oデバイスは、
    前記システムバスにSCSIインタフェースを介して接
    続されるI/Oデバイスであることを特徴とする請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 前記コマンドサイクル記憶手段に記憶
    された情報は、高速動作可能な複数のI/Oデバイスそ
    れぞれに対応するコマンドサイクル実行速度を規定する
    ための複数のパラメタ値を含み、 前記第2のコマンドサイクル実行手段は、前記CPUか
    らのI/Oアドレスで指定されるI/Oデバイスに対応
    するパラメタ値を参照し、そのパラメタ値によって規定
    されるコマンドサイクル実行速度でコマンドサイクルを
    実行することを特徴とする請求項2記載のコンピュータ
    システム。
  11. 【請求項11】 第1のデータ転送速度を有する第1バ
    スと、前記第1のデータ転送速度よりも低速の第2のデ
    ータ転送速度を有する第2バスと、前記第1バスと前記
    第2バスとの間に設けられ、前記第1バス上のバスマス
    タからのI/Oアクセス要求に応じて、前記第2バス上
    のI/Oデバイスを制御するためのバスサイクルを実行
    するI/Oコントローラとを含むコンピュータシステム
    において、 前記I/Oコントローラは、 前記第2バス上の複数のI/Oデバイスの中で高速動作
    可能なI/Oデバイスが配置されているアドレス空間を
    示すアドレス情報、およびその高速動作可能なI/Oデ
    バイスが、それを連続アクセスする時にI/Oアドレス
    の値をインクリメントする必要があるデバイスであるか
    否かを示す属性情報を記憶する記憶手段と、 前記第2バス上のI/Oデバイスにリード/ライトコマ
    ンドを発行するためのコマンドサイクルを第1のサイク
    ル速度で実行する第1のコマンドサイクル実行手段と、 前記第2バス上のI/Oデバイスにリード/ライトコマ
    ンドを発行するためのコマンドサイクルを前記第1サイ
    クル速度よりも高速な第2サイクル速度で実行する第2
    のコマンドサイクル実行手段と、 前記バスマスタからのI/Oアドレスの値が前記記憶手
    段に保持されている高速動作可能なI/Oデバイスのア
    ドレス空間に属するか否かを判定するヒット判定手段
    と、 このヒット判定手段の判定結果に従って、前記第1およ
    び第2のコマンドサイクル実行手段を選択的に使用して
    アクセス対象のI/Oデバイスに対するコマンドサイク
    ル実行速度を切換えるコマンドサイクル切換え手段と、 前記属性情報が、前記ヒット判定手段によってヒット判
    定された高速動作可能なI/OデバイスがI/Oアドレ
    ス値のインクリメントが必要なデバイスであることを示
    しているとき、前記バスマスタからのI/Oアドレスの
    値をインクリメントした値が前記記憶手段に保持されて
    いる高速動作可能なI/Oデバイスのアドレス空間に属
    するか否かを判定し、属さない時に前記第2のコマンド
    サイクル実行手段の使用を禁止する手段とを具備するこ
    とを特徴とするコンピュータシステム。
  12. 【請求項12】 前記第2のコマンドサイクル実行手段
    は、前記第1バスのクロックに同期したタイミングで前
    記第2バス上に出力するコマンドを生成し、そのコマン
    ドを用いてコマンドサイクルを実行することを特徴とす
    る請求項11記載のコンピュータシステム。
  13. 【請求項13】 バスマスタと、システムメモリと、複
    数のI/Oデバイスが接続されるシステムバスと、前記
    バスマスタからのI/Oアクセス要求に応じて、前記シ
    ステムバス上のI/Oデバイスを制御するためのバスサ
    イクルを実行するI/Oコントローラとを含むコンピュ
    ータシステムにおいて、 前記I/Oコントローラは、 前記システムバス上の複数のI/Oデバイスの中で高速
    動作可能なI/Oデバイスが配置されているアドレス空
    間を示す情報を格納するアドレス記憶手段と、 前記システムバス上のI/Oデバイスにリード/ライト
    コマンドを発行するためのコマンドサイクルを第1のサ
    イクル速度で実行する第1のコマンドサイクル実行手段
    と、 前記システムバス上のI/Oデバイスにリード/ライト
    コマンドを発行するためのコマンドサイクルを前記第1
    サイクル速度よりも高速な第2サイクル速度で実行する
    第2のコマンドサイクル実行手段と、 前記バスマスタからのI/Oアドレスの値が前記アドレ
    ス記憶手段に保持されている高速動作可能なI/Oデバ
    イスのアドレス空間に属するか否かを判定するヒット判
    定手段と、 このヒット判定手段の判定結果に従って、前記第1およ
    び第2のコマンドサイクル実行手段を選択的に使用して
    アクセス対象のI/Oデバイスに対するコマンドサイク
    ル実行速度を切換えるコマンドサイクル切換え手段と、 前記第2コマンドサイクル実行時に、前記I/Oデバイ
    スからの、データ転送が間に合わないことを示す信号に
    応答して前記コマンドのサイクル幅を引き延ばす手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  14. 【請求項14】 前記データ転送が間に合わないことを
    示す信号を受け取るかどうかを選択する第1選択手段
    と;前記第1選択手段により、前記データ転送が間に合
    わないことを示す信号が選択された場合に、前記データ
    転送が間に合わないこを示す信号をシステムクロックに
    同期してサンプルする手段と;前記データ転送が間に合
    わないことを示す信号をシステムクロックに非同期にサ
    ンプルする手段と;および前記データ転送が間に合わな
    いことを示す信号をシステムクロックに同期してサンプ
    ルするかあるいは非同期でサンプルするかを選択する第
    2選択手段とをさらに有する。
  15. 【請求項15】 前記データ転送が間に合わないことを
    示す信号がインアクティブ状態になってから前記コマン
    ド信号がインアクティブ状態になるまでのクロック数を
    プログラマブルにより設定する手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項13記載のコンピュータシステ
    ム。。
  16. 【請求項16】 前記I/Oデバイスはハードディスク
    ドライブを含み、前記データ転送が間に合わないことを
    示す信号はATA−2規格のIORDY信号であること
    を特徴とする請求項13記載のコンピュータシステム。
  17. 【請求項17】 前記データ転送が間に合わないことを
    示す信号による誤動作を防止する手段と;前記誤動作防
    止手段をイネーブルにするかディスエーブルにするかを
    選択する手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    3に記載のコンピュータシステム。
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