JPH0823422A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0823422A
JPH0823422A JP6154592A JP15459294A JPH0823422A JP H0823422 A JPH0823422 A JP H0823422A JP 6154592 A JP6154592 A JP 6154592A JP 15459294 A JP15459294 A JP 15459294A JP H0823422 A JPH0823422 A JP H0823422A
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JP
Japan
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level
signal
time
exposure
image signal
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JP6154592A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Naruo
光彦 成尾
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感材に記録される画像の輪郭部を露光する際
の光源の輝度を増加させて、当該輪郭部に於ける濃度の
エッジをシャープ化する。 【構成】 微分回路17は、時定数τ1だけ遅延したピ
クセルクロック信号VCLによりS/Hされた2値化画像
信号V1を時定数τ3で微分し、その微分信号V2のクラ
ンプの結果、信号V3は正の極性の微分信号となる。積
分回路12は、ピクセルクロック信号VCLによりS/H
された2値化画像信号V4の立下がりに同期して、時定
数τ2(>τ1)で積分処理を開始し、その積分信号V5
はゲート回路13によりリミットされ、時定数τ1だけ
積分したときの信号V6となる。従って、信号VEは2値
化画像信号V1に微分信号V3と積分信号V6とを加算し
て得られる、3値以上のレベルを有する信号となり、発
光開始直後及び発光停止直前の光ビームの光量が増大す
る。その結果、感材面上の露光量は均一化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製版用出力スキャナ
やレーザープリンタ等の様に、画像信号により点灯制御
される光ビームの走査により画像を記録する画像記録装
置に関するものである。特に、本発明は、感材に記録さ
れる画像の輪郭部に於ける露光量の不足を改善するため
の技術として利用される。
【0002】
【従来の技術】製版用出力スキャナ等に代表される画像
記録装置においては、記録すべき原画の画像データに基
づき生成された2値化画像信号によって、露光用光源か
ら発光される光ビームの点灯を制御している。
【0003】そして光ビームは、露光用光源又は感材を
移動させることによって感材の露光面上を走査し、これ
によって画像が感材に露光・記録される。ここで2値化
画像信号は、LレベルとHレベルとの2値を有する信号
であるため、そのレベルがLレベルにあるときには、感
材を走査される光ビームの光量は0であり、それに対し
て上記レベルがHレベルにあるときには、光ビームの光
量は予め設定された、例えばレーザーダイオードや発光
ダイオード等からなる露光用光源に印加する電圧に相当
した値となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】露光用光源における発
光部分は、ある有限の面積を有しており、露光用光源か
ら発光された光ビームの光量はある分布を成している。
例えば、光ビームがレーザービームの場合には、放出さ
れた光ビームの光量は一般的にガウス分布となる。この
ため、光ビームを走査させながら画像を露光するときに
は、露光用光源の応答性及び当該光源に印加される2値
化画像信号の応答性がいかに速くても、露光の結果生じ
る感材面上の画像の濃度は、その輪郭部近傍において勾
配を有することとなり、濃度分布は台形状にならざるを
得ないという問題点が発生している。この問題点は、露
光・現像後に記録された画像のエッジをぼやけさせてし
まうという問題点を更に惹起させる。
【0005】この点をネガティブな感材を例として模式
的に図示化したのが、図10である。同図(a)は露光
用光源の輝度を、(b)は感材面上を走査する各光ビー
ムの光量分布を、(c)は(b)の光量を総和して得ら
れる露光量を、(d)は(c)の露光量に応じた感材面
上の画像の濃度分布を、(e)は光ビームの走査時間を
与える時間軸を、それぞれ示している。ここでは、時刻
1で輝度が露光信号のLレベルに相当する値からその
Hレベルに相当する値へ変化した結果、光ビームが感材
面上に結像されると共に、その後の時間の経過に伴い光
ビームが走査方向に沿って感材面上を走査され、時刻T
2で輝度が露光信号のHレベルに相当する値からそのL
レベルに相当する値へ変化した結果、光ビームの発光が
停止するというケースを示している。この場合には、露
光量は不均一となり(同図(c))、輝度の立上がり変
化近傍時(時刻T1〜時刻T1’)及び立下がり変化近傍
時(時刻T2’〜時刻T2)に於ける濃度分布に勾配が生
じている(同図(d))。
【0006】尚、ポジティブな感材の場合には、その濃
度分布は図10(d)の分布を反転させたものとなり、
同様な問題が生ずる。
【0007】以上の様に、感材面上に露光される画像の
輪郭部では、その中央部の場合と比べて露光量が不足す
ることとなり、その結果、記録された絵柄の輪郭部(エ
ッジ部)がぼやけて見えることになる。この輪郭部のぼ
やけは、記録される画像が文字や線画の場合には、特に
顕著に生じる。そして、この様な記録画像の輪郭部への
影響度は、光ビームの走査速度に比例して大きくなるも
のと言え、この影響を除去することは、光ビームの走査
により画像を記録する装置においては避けて通れない問
題点である。
【0008】この発明は、露光時に於ける係る懸案事項
の克服を主題としてなされたものである。即ち、露光量
の不均一を改善して、記録画像の輪郭部の強調を実現可
能とすることを、その目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光ビームを感材に対して走査することにより画像を記録
する画像記録装置に関して、第1レベル及び前記第1レ
ベルよりも大となる第2レベルを有する2値化画像信号
を出力する2値化画像信号出力手段と、前記2値化画像
信号を微分して得られる信号の内で前記第1レベルから
第2レベルに変化するときに表われる微分信号を前記2
値化画像信号のレベル変化に基づき生成する微分信号生
成手段と、前記2値化画像信号と前記微分信号とを合成
して、前記第1レベル、前記第2レベル及び前記第2レ
ベルよりも大となる第3レベルを有する露光信号を生成
する露光信号生成手段と、印加された前記露光信号の各
レベルに応じた光量の前記光ビームを放出する光ビーム
放出手段とを備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記2値化画像信号の前記第1レベルから
前記第2レベルへの第1レベル変化時から所定の時間だ
け経過した時点から前記2値化画像信号の前記第2レベ
ルから前記第1レベルへの第2レベル変化時までの時間
内だけ所定の信号を積分し、当該積分により生成された
積分信号を出力する積分信号生成手段を更に備えてお
り、しかも、前記微分信号生成手段はの時間よりも短い
時定数で以て生成する手段であり、前記露光信号生成手
段は前記2値化画像信号と前記微分信号と前記積分信号
との合成により前記露光信号を生成する手段である。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明に於ける前記微分信号生成手段が、前記微分信号
を、前記2値化画像信号の前記第1レベルから前記第2
レベルへの第1レベル変化に応じて生成する第1微分信
号生成手段と、前記微分信号を、前記第1レベル変化時
から所定の時間だけ経過した時点から前記2値化画像信
号の前記第2レベルから前記第1レベルへの第2レベル
変化時までの時間内に前記2値化画像信号に基づき生成
する第2微分信号生成手段とを含んでいる。
【0012】請求項4記載の発明は、露光信号によって
その光量が制御された光ビームを感材に対して走査・露
光することにより画像を前記感材に記録する画像記録装
置であり、前記露光信号として、前記露光レベルに相当
しない第1レベルから第3レベルを介して第2レベルへ
変化すると共に、その後は前記第2レベルから前記第3
レベルを介して再び前記第1レベルへ変化する信号を使
用すると共に、前記第1、第2及び第3レベルが、(前
記第1レベル)<(前記第2レベル)<(前記第3レベ
ル)の関係を満足している。
【0013】
【作用】
(請求項1に係る発明) 微分信号生成手段は、2値化
画像信号出力手段が出力する2値化画像信号を受けて、
当該2値化画像信号を微分して得られる信号の内で、2
値化画像信号が第1レベルから第2レベルに変化すると
きに表われる微分信号を生成して、それを露光信号生成
手段へ出力する。更に露光信号生成手段は、2値化画像
信号と上記微分信号とを受けて、当該両信号を合成する
ことにより、第2レベルのそれよりも大となる第3レベ
ルを有する露光信号を生成する。つまり、上記微分信号
は、2値化画像信号の第1レベルから第2レベルへのレ
ベル変化時に生じるので、上記露光信号のレベルは、画
像の輪郭部において2値化画像信号のレベルよりも更に
上記微分信号のレベル分だけ増大する。その結果、光ビ
ーム放出手段が露光信号の各レベルに応じて放出する光
ビームの光量は、微分信号のレベル分に相当する光量だ
け増大するので、輪郭部における濃度のエッジがシャー
プになる。
【0014】(請求項2に係る発明) 微分信号生成手
段は、2値化画像信号出力手段が出力する2値化画像信
号の第1レベル変化に同期して、第2レベルと同一極性
の微分信号を生成した上で、当該微分信号を露光信号生
成手段へ出力する。一方、積分信号生成手段は、2値化
画像信号を受けて、その第1レベル変化時から所定の時
間だけ経過した時点からその第2レベル変化時までの時
間内だけ所定の信号を積分し、得られた積分信号を露光
信号生成手段へ出力する。従って、露光信号生成手段
は、2値化画像信号と2値化画像信号の第1レベル変化
時に発生する微分信号と上記第1レベル変化時から所定
の時間だけ経過した時点より第2レベル変化時までに発
生する積分信号との合成を行う。そして、露光信号生成
手段は、合成後の信号を露光信号として光ビーム放出手
段に出力する。その結果、光ビーム放出手段が放出する
光ビームの光量は、2値化画像信号が光ビーム放出手段
に直接印加された場合と比較して、2値化画像信号の第
1レベル変化時から時定数だけ経過した時間内では、微
分信号のレベルに相当する光量だけ増加し、更に積分信
号との合成が行われている時間内では、その積分信号の
レベルに相当する光量だけ増加するので、輪郭部におけ
る濃度のエッジがシャープになる。
【0015】(請求項3に係る発明) 第1微分信号生
成手段は、2値化画像信号出力手段が出力する2値化画
像信号の第1レベル変化に同期して、微分信号を生成
し、当該微分信号を露光信号生成手段へ出力する。一
方、第2微分信号生成手段は、2値化画像信号を受け
て、その第1レベル変化時から所定の時間だけ経過した
時点からその第2レベル変化時までの時間内に、微分信
号を生成し、それを露光信号生成手段へ出力する。従っ
て、露光信号生成手段は、2値化画像信号と2値化画像
信号の第1レベル変化時に発生する微分信号と上記第1
レベル変化時から所定の時間だけ経過した時点より第2
レベル変化時までに発生する微分信号との合成を行う。
そして、露光信号生成手段は、合成後の信号を露光信号
として光ビーム放出手段手段に出力している。その結
果、光ビーム放出手段が放出する光ビームの光量は、2
値化画像信号が直接光ビーム放出手段に印加された場合
と比較して、2値化画像信号の第1レベル変化時から最
初の合成が行われている時間内では、微分信号のレベル
に相当する光量だけ増加しており、更に次の合成が行わ
れている時間内についてもまた、微分信号のレベルに相
当する光量だけ増加しているので、輪郭部における濃度
のエッジがシャープになる。
【0016】(請求項4に係る発明) 露光信号のレベ
ルが第1レベルにあるときには、光ビームは感材を露光
しない。その後、露光信号のレベルが当該第1レベルか
ら画像の輪郭に対応する第3レベルへと変化すると、
(第3レベル−第1レベル)の変化分に対応した光量の
光ビームが感材を露光する。更に露光信号のレベルが第
2レベルへと低下すると、これに応じて、感材を露光し
ている光ビームの光量も又、当該第2レベルに対応した
値に減少する。その後、露光信号のレベルが再び第2レ
ベルから第3レベルへと変化すると、(第3レベル−第
2レベル)の変化分に対応した量だけ、走査中の光ビー
ムの光量が増大する。そして、露光信号のレベルが再び
第1レベルに戻ると、光ビームは感材を露光しなくな
る。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の原理を示した説明図であ
る。同図(a)は光源の輝度を、(b)は感材面に於け
る露光量を、(c)は露光された画像の濃度を、(d)
は走査時間を示す時間軸を、それぞれ示している。同図
(a)に示す様に、時刻T1から時刻T1’まで及び時刻
2’から時刻T2までの時間内では光源の輝度を増加さ
せ、時刻T1’から時刻T2’までの時間内では、光源の
輝度を従来技術と同様に一定の輝度に保つ。このとき、
走査時間(T2−T1)内に於ける露光量の総和は、同図
(b)に示す様に長方形状となり、各時刻tの露光量は
一定量に均一化される。尚、同図(b)中の斜線部分内
に描かれた破線は、従来技術の場合の露光量を示してい
る。従って、ネガ感材を用いた場合の濃度分布は、同図
(c)に示す様な凸型形状となり、輪郭部の濃度のエッ
ジはぼやけることなく、シャープ化される。
【0018】以上より、同図(a)に示す様な揮度を有
する光源を実現し得るならば、本発明の目的を達成でき
ることが理解された。これは、同図(a)の揮度分布に
対応したレベル変化を与える露光信号を、光ビームの変
調信号として、露光用光源に印加すれば良いことを意味
している。そこで、本発明では、その様な露光信号をど
の様にして具体的に実現するかが、次に問題となる。以
下では、この点についての幾つかの実施例を順次に説明
している。
【0019】図2及び図3は、この発明の一実施例であ
る画像記録装置の構成を模式的に示した図であり、後述
する各実施例に共通した部分を示している。そして、図
2のブロック図は画像記録装置の電気的構成を示してお
り、図3の斜視図は当該装置の走査部を示している。但
し、図3は、光ビームLBの走査の状態を概念的に理解
しやすくするために描かれたものであり、従って、円筒
ドラム6の回転機構や、その回転検出部や、露光ヘッド
7の移動機構等の同図中への図示化を省略している。
【0020】先ず、図2において、2値化画像信号出力
回路1は、当該回路1内に設けられた図示しないメモリ
部内に、2値(黒に発色する画像部に相当するLレベル
と、発色しない非画像部に相当するHレベル)の画像信
号(デジタル)V0Dを保有している。以下、画像信号V
0Dを2値化画像信号と称する。
【0021】この2値化画像信号V0Dは、本装置によっ
て記録すべき原画ないし絵柄の画像データより作成され
たものである。例えば、2値化画像信号V0Dとしては、
原画ないし絵柄の画像を入力スキャナによって読み取
り、これにより得られた画像データを、いわゆるドット
ジェネレータによって変換することにより得られた網点
信号であっても良い。その際、ドットジェネレータは、
それが保有するスクリーンパターン信号の各レベルと画
像データのレベルとを順次に比較することにより、前述
のLレベルとHレベルの2値からなる網点信号を作成し
ている。
【0022】この様な2値化画像信号V0Dの読出し制御
を行うのがコントローラ3であり、コントローラ3は、
読み出し制御信号VRを2値化画像信号出力回路1へ出
力することにより、上記読み出し制御を行っている。コ
ントローラ3は、CPU3A及びメモリ3Bを有してい
る。このメモリ3B内には、後述する各時定数に関する
データが格納されている。
【0023】波形処理回路2はこの発明の中核部分であ
り、デジタル信号としての2値化画像信号V0Dより、そ
の波形が図1(a)に対応した形状を有する露光信号I
E(電流信号)を生成する部分である。そして、この波
形処理回路2の具体的な構成如何によって、本実施例
は、以下に述べる第1から第3の各実施例に分類され
る。波形処理回路2を制御する部分は、同じくコントロ
ーラ3である。即ち、コントローラ3は、ピクセルクロ
ック信号VCL及び各時定数を設定する時定数設定信号V
C1〜VC3を、波形処理回路2へ出力する。
【0024】露光用光源(光ビーム放出手段に該当)4
は、露光信号IEによって駆動されて光ビームLBを発
光する発光素子である。ここでは、露光用光源4とし
て、レーザーダイオード(LD)や発光ダイオード(L
ED)等の固体発光素子が用いられる。
【0025】次に図3を概観すると、図2の露光用光源
4は露光ヘッド7内に配設されている(配設状態は図示
せず)。又、露光ヘッド7内には、光ビームLBを感材
5に結像するための結像用レンズ(図示せず)が設けら
れている。この露光ヘッド7は、図示しない駆動機構に
よって副走査方向Yへ移動する。一方、円筒ドラム6の
外周面には、感材5(フィルムや印画紙やPS版等)が
真空吸着されている。この円筒ドラム6もまた、図示し
ない駆動機構によって主走査方向Xへ回転する。従っ
て、露光ヘッド7より出射して感材5上に結像された光
ビームLBは、円筒ドラム6の回転によって主走査方向
(−X)へ走査される。そして、円筒ドラム6の1回転
に同期して露光ヘッド7が所定の距離だけ副走査方向Y
へ移動する。これにより、光ビームLBは副走査方向Y
へも走査される。
【0026】以下では、波形処理回路2の具体的な構成
とその動作とについて、3つの実施例にわけて順次に説
明する。その第1の実施例を示したのが、図4である。
【0027】同図において、波形処理回路2は、D/A
変換器9、積分信号生成部10、微分信号生成部14、
露光信号生成部19、遅延回路15及びS/H(サンプ
ルホールド)回路16を有している。
【0028】D/A変換器9は、デジタルの2値化画像
信号V0Dをアナログの2値化画像信号V0に変換する回
路で、例えばLレベルはOボルトに、HレベルはRボル
トに変換される。積分信号生成部10は、2値化画像信
号(アナログ)V0をピクセルクロック信号VCL(周期
T)のタイミングでサンプルホールドするS/H回路1
1、S/H回路11の出力信号V4の立下がり(Hレベ
ルからLレベルへの変化)に同期して所定の信号(定電
圧信号)の積分処理を開始する積分回路12、及び積分
回路12の出力信号V5を後述する遅延された2値化画
像信号V1の立下がり(HレベルからLレベルへの変
化)(第2レベル変化)に同期して停止する、リミッタ
としてのゲート回路13より成る。ここで、積分回路1
2の時定数τ2は、時定数設定信号VC2によって設定さ
れる。積分回路12の構成としては、例えば、サンプル
ホールドされた2値化画像信号V4の立下がりに同期し
て所定の電圧信号を出力する電圧源部と、電圧源部に接
続された、可変ないし固定値の容量を有するコンデンサ
部と、一端がコンデンサ部に、そして他端が接地され
た、固定値ないし可変の抵抗を有する抵抗部とを有した
ものを挙げることができる。
【0029】一方、遅延回路15とS/H回路16と
は、2値化画像信号V0を時定数τ1で与えられる遅延時
間だけ遅延した2値化画像信号(アナログ)V1を生成
する。即ち、遅延回路15は、時定数設定信号VC1が与
える時定数τ1だけピクセルクロック信号VCLを遅延し
て、新たなピクセルクロック信号VDCLを生成し、S/
H回路16は、ピクセルクロック信号VDCLのタイミン
グに応じて2値化画像信号V0をサンプルホールドし
て、当該信号V0に対して時定数τ1だけ遅延した2値化
画像信号V1を生成し出力する。
【0030】微分信号生成部14は、2値化画像信号V
1を微分して得られる信号の内、2値化画像信号の立上
がり(LレベルからHレベルへの変化)時に現れる微分
信号V3を、2値化画像信号V1のレベル変化に応じて生
成する部分であり、そのために微分回路17(例えば、
2値化画像信号V1が入力する、固定値ないし可変の容
量を有するコンデンサ部と、一端が接地され、他端がコ
ンデンサ部に接続された、可変ないし固定値の抵抗を有
する抵抗部とを備えた回路)とクランプ回路18とを備
えている。尚、微分回路17の時定数τ3は、時定数設
定信号VC3によって設定される。
【0031】又、露光信号生成部19は、各信号V1
3、V6(電圧信号)を加算ないし合成する加算回路2
0と、その出力信号VE(電圧信号)を電流信号として
の露光信号IEに変換して増幅を行うV/I変換器21
とを有している。
【0032】ここで、上述した各時定数τ1、τ2、τ3
は、光ビームLBの走査速度や露光用光源4の発光部の
面積や感材面上に結像される露光ピクセルの大きさ乃至
走査線数等の各ファクタに依存しており、これらのファ
クタを考慮して各時定数τ1、τ2、τ3の最適な設定値
が決定される。当該設定はオペレータが予めなすもので
あり、決定後は、それらの設定値は、図示しない入力装
置を用いて図2のメモリ3Bへ格納されている。但し、
時定数τ1及びτ3は、τ1<T、τ3<T及び(τ1
τ3)<Tの関係を、時定数τ1及びτ2はτ1<τ2の関
係を、それぞれ満足させる必要がある。
【0033】次に、本波形処理回路2の動作シーケンス
を、図4を参照しつつ図5のタイミングチャートに基づ
いて時系列的に説明する。ここで同図(a)は、Lレベ
ル(第1レベル)とHレベル(第2レベル)の2値を有
する2値化画像信号(アナログ)V0の一例を示してお
り、以下、同図の(b)は周期Tのピクセルクロック信
号VCLを、(c)は時定数τ1だけ遅延したピクセルク
ロック信号VDCLを、(d)はLレベル(第1レベル)
とHレベル(第2レベル)の2値を有する2値化画像信
号V1を、(e)は微分回路17の出力信号V2を、
(f)はクランプ回路18の出力信号である微分信号V
3を、(g)はサンプルホールドされた2値化画像信号
4を、(h)はゲート回路13の出力信号である積分
信号V6を、(i)は加算回路20の出力信号としての
露光信号(合成信号)VEを、(j)は主走査時間を示
す時間軸を、各々示している。
【0034】先ず、時刻t1においてピクセルクロック
信号VCLが立上がると、これに同期してS/H回路11
が2値化画像信号V0をサンプルホールドする。その結
果、出力信号V4はHレベルにホールドされる。又、遅
延回路15は、ピクセルクロック信号VCLを時定数τ1
だけ遅延させる。
【0035】その後、当該時定数τ1で与えられる時間
だけ経過した時刻t2において、ピクセルクロック信号
DCLが立上がると、これに同期してS/H回路16が
2値化画像信号V0をサンプルホールドし、その結果、
2値化画像信号V1のレベルはHレベルにホールドされ
る。つまり、2値化画像信号V1は、LレベルからHレ
ベルに変化する。そして、Hレベルにホールドされた2
値化画像信号V1が微分回路17に印加される結果、微
分回路17は、時刻t2より、時定数τ3で以てHレベ
ルの電圧信号の微分処理を開始する。ここでクランプ回
路18は、入力した信号に対して正電位の信号をクラン
プする様に設定されている。従って、2値化画像信号V
1の立ち上がり時(第1レベル変化時)である時刻t2
から時刻(t2+τ3)までの時間内に微分回路17か
ら出力される信号V2は、そのまま微分信号V3としてク
ランプ回路18より出力される。
【0036】これに対して、積分回路12は、時刻t1
〜時刻(t2+τ3)までの時間内では駆動されておら
ず、出力信号V5、従って積分信号V6はLレベルにあ
る。その結果、加算回路20は、時刻t1〜時刻t2ま
での時間内では、2値化画像信号V1を露光信号VEとし
て出力し、時刻t2〜時刻(t2+τ3)までの時間内
では、2値化画像信号V1と正電位の微分信号V3との加
算結果を露光信号VEとして出力する。従って、時刻t
2〜時刻(t2+τ3)の時間内では、露光信号VEない
しIEのレベルは、微分信号V3で与えられるレベル分だ
け、Hレベルよりも高くなっている。
【0037】時刻(t2+τ3)から出力信号V4がLレ
ベルへ立下がる時刻t3までの時間内では、微分信号V
3及び積分信号V6は共にLレベルにあるため、露光信号
EないしIEのレベルは、従来技術と同様のHレベルに
ある。
【0038】時刻t3で出力信号V4が立下がると、こ
れに同期して積分回路12が、時定数τ2で以て所定の
定電圧信号の積分処理を開始する。つまり、2値化画像
信号V1の立ち上がり時刻t2(第1レベル変化時)か
ら所定の時間(T−τ1)だけ経過した時点(t3)に
おいて、積分回路12は、その積分処理を実行する。積
分回路12の出力信号V5の波形は、図5(h)におい
て破線で示した曲線となる。そして、時刻t3から時刻
t4までの時間内では、ゲート回路13は、出力信号V
5をそのまま積分信号V6として出力する。これに対し
て、微分信号V3は依然Lレベルにあり、又、2値化画
像信号V1はHレベルにある。従って、当該時間内で
は、加算回路20は、2値化画像信号V1と積分信号V6
との加算結果を露光信号VEとして出力し、このため、
露光信号VEないしIEのレベルは、積分信号V6で与え
られるレベル分だけ、Hレベルよりも高くなる。なお、
図5(i)では、時刻t4(第2レベル変化時)に於け
る露光信号VEのレベル(第3レベル)を、H’(>
H)として記述している。
【0039】時刻t4において2値化画像信号V1がL
レベルに立下がると、これに同期して、ゲート回路13
はそのゲートを閉じる動作を行う。なお、当該2値化画
像信号V1の立下がりを第2レベル変化と称する。従っ
て、出力信号V5は時刻t4におけるレベルにリミット
された状態となり、ゲート回路13から出力されないこ
ととなる。その結果、時刻t4以後においては、積分信
号V6のレベルはLレベルとなる。一方、微分回路17
は、その入力信号のレベルがHレベルからLレベルへ変
動するため、この変動に対応した負の極性(負電位)の
信号V2を出力する。しかし、この負の極性の信号V2
クランプ回路18によってクランプされるため、微分信
号V3としては負の極性部分が排除されたこととなっ
て、Lレベルに依然として維持される。従って、加算回
路20は、時刻t4〜時刻(t4+τ3)の時間内では
2値化画像信号V1をそのまま露光信号VEとして出力
し、露光信号VEないしIEのレベルは、後述技術と同様
のLレベルに維持される(図5(i)参照)。
【0040】以上の様に、露光信号VEないしIEのレベ
ルは、2値化画像信号V1の立上がり時から時定数τ3
与えられる時間内では、正の極性の微分信号V3との合
成によって当該微分信号V3のレベル分だけ増大される
と共に、2値化画像信号V1の立下がり時直前の時定数
τ1で与えられる時間内では、積分信号V6との合成によ
って当該信号V6のレベル分だけ増大される。この様に
Hレベル以上のレベル(第3レベル)を有するという意
味で、露光信号VE、IEは3値以上の信号であるとも言
える。従って、光ビームLBの光量は、時刻t1〜時刻
t2及び時刻t3〜時刻t4の両時間内では、それぞれ
微分信号V3及び積分信号V6の各レベルに相当する光量
だけ増大し、この増大によって走査中の感材面上の露光
量は、図1(b)に示す様にある一定の露光量に均一化
される。その結果、記録画像の輪郭部の濃度のエッジは
シャープ化される。
【0041】上述した第1の実施例では、2値化画像信
号V1の立上がり時直後に当該信号V1と正の極性の微分
信号V3との合成を行い、当該信号V1の立下がり時直前
に当該信号V1と積分信号V6との合成を行っていたが、
これに代えて、いずれか一方の合成のみで以て露光信号
を生成する様にしても良い。例えば、2値化画像信号V
1の立上がり時直後にのみ、当該信号V1と正の極性の微
分信号V3との合成を行うこととして、前述の積分信号
6との合成を行わない様にするものである。従って、
図4中の積分信号生成部10が不要となる。又、この逆
の場合であっても良い。このときには、逆に図4中の微
分信号生成部14が不要となる。但し、これらの変形例
の場合には、一方の輪郭部の濃度のエッジのシャープ度
が改善されるという効果がある。この限りでは、その様
な変形例もまた有意義なものであると言える。
【0042】図6は、図2の波形処理回路2の第2の実
施例に当たる、波形処理回路2Aの構成を示した図であ
る。従って、第2の実施例では、図2中、波形処理回路
2が図6の波形処理回路2Aに、時定数設定信号VC1
C3が図6の時定数設定信号VC4に置換えられる以外
は、他の構成部分は第1の実施例と同一である。この第
2の実施例では、第1の実施例の様にアナログの微分回
路によって微分信号を生成するのではなくて、デジタル
の微分回路、すなわち論理回路の組合わせによって、微
分信号を生成している。しかも、その様な第1レベル変
化時に現れる微分信号を、2値化画像信号のLレベルか
らの立上がり時(第1レベル変化時)直後のみならず、
その立下がり時(第2レベル変化時)直前においても、
当該2値化画像信号に合成することにより、露光信号を
生成している。
【0043】図6に示す通り、本波形処理回路2Aは、
2値化画像信号V0Dをピクセルクロック信号VCLのタイ
ミングでラッチするラッチ回路11A、ラッチされた2
値化画像信号V1Aよりそれぞれ第1及び第2微分信号V
4A、V5Aを生成する第1及び第2微分信号生成部30及
び34、並びに上記2値化画像信号V1Aと第1及び第2
微分信号V4A、V5Aとに基づき合成された信号である露
光信号IEAを生成する露光信号生成部38とに大別され
る。
【0044】この内、第1微分信号生成部30は、時定
数τ1で与えられる遅延時間だけ2値化画像信号V1A
遅延させる遅延回路31(NAND回路等より構成され
る)と、2つのゲート回路(インバータ回路32及びA
ND回路33)とから成り、第2微分信号生成部34
は、同じく時定数τ1を遅延時間とする遅延回路35
(NAND回路等で構成される)と2つのゲート回路
(インバータ回路36及びAND回路37)とから成
る。そして、両遅延回路31、35への時定数τ1の設
定を制御するのが、図2のコントローラ3が出力する時
定数設定信号VC4である。時定数τ1は、前述の第1の
実施例における時定数τ1に相当するものであり、光ビ
ームの走査速度に依拠して決定される。
【0045】一方、露光信号生成部38は、電圧信号を
電流信号として取出し合成するための3つの抵抗R1
3と、合成された電流信号IE0を増幅する増幅器39
とを備えている。
【0046】以下、本波形処理回路2Aの動作を、図6
を適宜参照しつつ、図7に示すタイミングチャートに従
って説明する。尚、図7の(a)〜(i)は、各々、2
値化画像信号V0D、ピクセルクロック信号VCL、ラッチ
された2値化画像信号V1A、遅延された2値化画像信号
2A、更に遅延された2値化画像信号V3A、第1微分信
号V4A、第2微分信号V5A、露光信号IEA、及び走査時
間を示す時間軸を示している。
【0047】先ず、時刻t1Aにおいてピクセルクロッ
ク信号VCLが立上がると、これに同期してラッチ回路1
1Aは2値化画像信号V0Dをラッチし、ピクセルクロッ
ク信号VCLに同期した2値化画像信号V1Aを生成し、H
レベルとなった当該信号V1Aをインバータ回路32と遅
延回路31とへ出力する。その結果、インバータ回路3
2は、2値化画像信号V1AのレベルをLレベルへ反転し
てAND回路33へ出力する一方、遅延回路31は、時
定数τ1の遅延時間だけ2値化画像信号V1Aを遅延させ
る処理を開始する。従って、時刻t1A〜時刻t2A
(=t1A+τ1)の時間内では、2値化画像信号V2A
のレベルはLレベルに維持され、これにより第1及び第
2微分信号V4A、V5Aのレベルも又Lレベルに維持され
る結果、露光信号IEAは電圧信号のLレベルに相当する
電流レベルLi(ここでは、0値)に維持される。
【0048】時刻t2A(第1レベル変化時)におい
て、2値化画像信号V2AがLレベルからHレベル(第2
レベル)へと立上がると、抵抗R2を電流IE2が流れる
のに対して、AND回路33の方は依然として第1微分
信号V4AをLレベルに保持し続け、電流IE1は流れな
い。一方、遅延回路35は、入力したHレベルの2値化
画像信号V2Aを更に時定数τ1だけ遅延させる処理を開
始する。従って、時刻t2A〜時刻(t2A+τ1)の
走査時間内では、2値化画像信号V3Aのレベルは依然L
レベルにあるが、それがインバータ回路36によって反
転されるので、AND回路37が出力する第2微分信号
5AのレベルがHレベルへ変化する結果、電流IE3が抵
抗R3を流れる(IE3=V5A/R3)。故に、当該走査時
間内では、合成電流IE0はIE0=IE2+IE3となり、露
光信号IEAはα・(IE2+IE3)で与えられる。ここ
で、係数αは、増幅器39の増幅率を示している。これ
により、露光信号IEAのレベルは、図7(h)に示す様
に、電流レベルLi(第1レベル)から電流レベルH
i’(>Hi:第3レベルに該当)へ増大し、当該増大
分(Hi’−Hi)に相当する光量だけ、光ビームLB
(図2)の光量が増加する結果、当該走査時間内の露光
量が均一化される。
【0049】その後、時刻(t2A+τ1)で遅延回路
35が2値化画像信号V3AのレベルをHレベルへと立上
げると、第1微分信号V5AはHレベルからLレベルへと
立下がり、電流IE3が流れなくなる。このとき、電流I
E1も依然として流れない。従って、露光信号IE3はα・
E2で与えられることとなり、光ビームLBの光量は電
流レベルHiに対応した値となるが、このときには、露
光用光源4の動作がON状態となってから既に時定数τ
1の時間(>露光量が不均一となる領域を光ビームLB
が走査するのに要する時間)が経過しているので、露光
量は均一な値となり問題は生じない。そして、この状態
は、時刻t1Aから周期Tだけ経過した時刻t3Aまで
持続する。
【0050】時刻t3Aにおいて、Lレベルにある2値
化画像信号V0Dがラッチされて2値化画像信号V1Aのレ
ベルがLレベルになると、2値化画像信号V2AはまだH
レベルにあるので、第1微分信号V4AがHレベルへと立
上がる。そして、第1微分信号V4Aの当該状態は、2値
化画像信号V2AがLレベルへ立下がる時刻t4A(第2
レベル変化時)まで持続される。その結果、時刻t3A
〜時刻t4Aの時間内では、合成電流IE0は電流IE1
電流IE2との和で与えられ、露光信号IEAの電流レベル
は、(Hi’’−Hi)=α・IE1=α・V5A/R1
与えられる量だけ増大する。
【0051】そして、時刻t4A以降は、2値化画像信
号V2AのレベルはLレベルとなるので、各電流IE1〜I
E3はいずれも流れず、露光用光源4はOFF状態とな
る。従って、この第2の実施例においても又、露光用光
源4のOFF状態直前に生ずる露光量不足が、電流レベ
ルHi’’(第3レベル)に対応する光量によって補わ
れ、露光量が均一化される。
【0052】以上の通り、露光信号IEAの電流レベル
は、時刻t2A以前ではLiレベルにあり、時刻t2A
〜時刻(t2A+τ1)の時間内ではHi’レベルにあ
り、時刻t2A〜時刻t3Aの時間内ではHiレベルに
あり、時刻t3A〜時刻t4Aの時間内ではHi’’レ
ベルにあり、時刻t4A以後においてはLiレベルにあ
ることとなり、この点で露光信号IEAは3値以上の信号
であると言える。そして、電流レベルの増加量(Hi’
−Hi)及び(Hi’’−Hi)は、各々、抵抗R3
びR1の値如何によって定まる。従って、第2の実施例
では、抵抗R3、R1の設定値を適宜に調整することによ
って、露光量不足を補うに足りる適切値へ上記電流レベ
ルの増加量(Hi’−Hi)、(Hi’’−Hi)を制
御することができる。
【0053】又、特に第2の実施例では、波形処理回路
2Aを基本的には論理ゲート回路のみによって構成して
いるので、波形処理回路2Aの構成を簡単化できる利点
がある。
【0054】第2の実施例においても、第1の実施例の
説明の際に述べた変形例の適用が可能である。例えば、
図6において、遅延回路35、インバータ回路36、A
ND回路37、抵抗R3を不要として波形処理回路2A
を構成するときには(この場合には、遅延回路は遅延回
路31のみで済む)、露光用光源4のON開始直後にお
いては露光量不足を補うことができずに濃度のエッジの
ぼやけが生ずるが、露光用光源4のOFF直前の走査時
においては、露光量不足は生ぜず、対応する輪郭部の濃
度のエッジをシャープ化することができる。
【0055】図8は、波形処理回路の第3の実施例に当
たる、波形処理回路2Bの構成を示したブロック図であ
る。この第3の実施例においては、2値化画像信号の立
上がり時(第1レベル変化時)と立下がり時(第2レベ
ル変化時)の双方より正の極性(正電位)の微分信号を
生成し、上記2値化画像信号の立上がり直後及び立下が
り直前の双方において、2値化画像信号と正の極性の微
分信号との合成により露光信号を生成している。
【0056】同図に示す通り、2値化画像信号(デジタ
ル)V0DをD/A変換器9Bでアナログの2値化画像信
号V0に変換する。そして、2値化画像信号V0をサンプ
ルホールドするS/H回路11Bの出力端は、遅延回路
40及び積分回路41の各入力端に接続されている。遅
延回路40における遅延時間は時定数τ1であり、その
設定は、図2のコントローラ3が出力する時定数設定信
号VC5により行われる。又、積分回路41の時定数τ2
(τ1<τ2<T)は、時定数設定信号VC6により設定さ
れる。ここで時定数τ1も又、第1の実施例で述べた時
定数τ1に対応したものであり、光ビームの走査速度を
考慮して定められる。そして、時定数τ1が定まると、
前述の関係式τ1<τ2<Tを満足させる様に時定数τ2
が定められる。
【0057】両回路40、41の出力端は、各々、減算
回路42のプラス入力端子とマイナス入力端子とに接続
されており、遅延回路40の出力端は更に加算回路20
Bの一方の入力端にも接続されている。減算回路42
は、2値化画像信号V1Bの微分信号V4Bを生成する部分
であり、その出力端は、正の極性の微分信号V5Bのみを
出力するクランプ回路43の入力端に接続され、更にク
ランプ回路43の出力端は、加算回路20Bの他方の入
力端に接続されている。V/I変換器21Bは、図4の
V/I変換器21に相当する。これらの各構成要素の内
で、遅延回路40、積分回路41、減算回路42及びク
ランプ回路43は微分信号生成部44を構成し、加算回
路20BとV/I変換器21Bとが露光信号生成部45
を構成する。
【0058】この実施例では、2値化信号(アナログ信
号)の遅延信号とその積分信号との差分信号が、丁度、
いわゆるステップ関数を微分したのと同様の波形を有す
る信号、即ち、2値化信号の微分信号に該当するという
事実を利用している。
【0059】図9は、波形処理回路2Bの動作を時系列
的に示したタイミングチャートである。同図(a)〜
(i)は、各々、2値化画像信号V0、ピクセルクロッ
ク信号VCL、サンプルホールドされることによりピクセ
ルクロック信号VCLと同期化された2値化画像信号
1B、時定数τ1の時間だけ遅延した2値化画像信号V
2B、積分回路41により積分された2値化画像信号V1B
の積分信号V3B、2値化画像信号V1Bの微分信号V4B
正の極性を有する微分信号V5B、露光信号V6B及び走査
時間を示す時間軸を示している。
【0060】先ず、時刻t1Bにおいて、2値化画像信
号V1BがLレベルからHレベルへ立上がると、積分回路
41は2値化画像信号V1BのHレベルの積分処理を開始
し、遅延回路40はHレベルの2値化画像信号V1Bの遅
延処理を開始する。従って、時刻t1Bから時刻(t1
B+τ1)までの時間内では、2値化画像信号V2BはL
レベルにあり、2値化画像信号V3BはLレベルとHレベ
ルとの間の中間値となる。その結果、減算回路42が両
信号V2B、V3Bを減算して出力する微分信号V4B(=V
2B−V3B)のレベルは、時刻t1Bから時刻t2B(微
分信号V4BのレベルがLレベルに等しくなる時刻。この
時刻は、実質的に2値化画像信号V2Bのレベル変化時と
言える。)の時間内では負電位にあり、時刻t2B〜時
刻(t1B+τ1)の時間内では正電位となる。従っ
て、正の極性の微分信号V5Bは、時刻t2BにおいてL
レベルからHレベルへ立上がり、その後はHレベルより
Lレベルへ向けて減衰を開始する。
【0061】更に時刻(t1B+τ1)において2値化
画像信号V2BのレベルがHレベルに達するため、時刻
(t1B+τ1)〜時刻(t1B+τ2)の時間内ではV
3B≦V2Bの関係が成立し、正の極性の微分信号V5Bのレ
ベルは、更にLレベルへ向けて減衰する。その結果、露
光信号V6Bのレベルは、時刻t2B以前ではLレベル
(第1レベル)に、時刻t2BでH’レベル(第3レベ
ル)に、時刻t2Bから時刻(t1B+τ2)では、
(Hレベル)≦(V6Bのレベル)<(H’レベル)で与
えられる中間的なレベル(このレベルもまた、第3レベ
ルに該当)となる。
【0062】その後、時刻t3Bにおいて2値化画像信
号V1BがHレベルからLレベルへ立下がる結果、再び積
分回路41は積分処理の開始を行う。その結果、露光信
号V6Bは、時刻t3Bから時刻t4B(微分信号V4B
レベルがLレベルに等しくなる時刻。この時刻は、実質
的に2値化画像信号V2Bのレベル変化時と言える。)の
時間内では、HレベルからH’レベル(第3レベル)ま
で増大し、時刻t4B経過後においてはLレベルとな
る。
【0063】以上の通り、第3の実施例においても又、
光ビームの走査中、露光信号V6BないしIEBは3値以上
のレベルを有する信号になると言え、時刻t2Bから時
刻t4Bまでの時間内に於ける露光量が均一化され、記
録画像の輪郭部の濃度のエッジがシャープ化される。
【0064】以上述べた様に、第1〜第3の実施例の何
れの波形処理回路を用いても、本画像記録装置は、露光
量の不足を補って記録画像の輪郭部に於ける濃度のエッ
ジをシャープ化させることができる。
【0065】尚、図3に例示した画像記録装置の走査部
は、いわゆる円筒ドラム型と呼ばれるものであったが、
走査部としてはこれに限定されるものではない。例え
ば、変調された光ビームをポリゴンミラーやガルバノミ
ラー等の光偏向器によって感材面上を主走査方向へ走査
することによって1走査ラインの走査を行う毎に、感材
をローラによって副走査方向へ送るという、平面型スキ
ャナにも本発明は適用可能である。又、円筒ドラムの内
面壁に装着された感材に対して、その中心軸周りに回転
する反射鏡等から成る光偏向器によって光ビームを内面
の円筒方向へ走査しつつ、1走査ラインの走査終了毎に
当該偏向器を中心軸方向へ移動させて画像を描画する、
いわゆる円筒内面型スキャナにも、本発明は適用可能で
ある。
【0066】又、露光用光源としては、ガスレーザーを
用いることができ、この場合には、波形処理回路が出力
する露光信号は、ガスレーザーより発振された光ビーム
を変調するためのAOMの制御信号として用いられる。
この意味で、ガスレーザーとAOMとを一体的にとらえ
たものが、この場合に於ける光ビーム放出手段となる。
【0067】また、上述した全ての実施例および変形例
においては、第2および第3レベルとしてのH及びH’
(ないしH’’)レベルが正の極性のレベルに設定され
ている場合をとり扱っていたが、2値化画像信号やその
他の全ての信号をその極性を反転させた負の極性を有す
る信号として、上述した波形処理を行う様にすることも
できる。この場合には、波形処理回路が出力する信号の
極性を反転して得られる信号が、光ビーム放出手段に印
加する、最終的な露光信号となる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、光ビーム放出手
段が露光信号に応じた光量の光ビームを放出した時点か
ら露光信号と微分信号との合成時間だけ経過する迄の時
間、又は/及び、光ビームの発生中に於ける、露光信号
と微分信号との合成開始時点から光ビーム放出手段が露
光信号に応じた光量の光ビームの放出を終了させる迄の
時間内では、微分信号のレベルに相当する量だけ、光ビ
ームの光量を増加させることができる。その結果、感材
に於ける露光量の均一化を向上又は完全に達成すること
ができ、当該光量に応じて感材に形成される画像の輪郭
部の一方又は双方に於ける濃度のエッジをシャープ化す
ることができる。
【0069】請求項2ないし請求項4に係る各発明は、
光ビーム放出手段が露光信号に応じた光量の光ビームを
放出させた時点から露光信号と微分信号との合成時間だ
け経過する迄の時間、及び光ビームの発生中に於ける、
露光信号と微分信号との合成開始時点から光ビーム放出
手段が露光信号に応じた光量の光ビームの発生を終了さ
せる迄の時間内で、光ビームの光量を増加させることが
できる。その結果、感材に於ける露光量を均一化するこ
とができ、感材に形成される画像の輪郭部の双方に於け
る濃度のエッジをシャープ化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理を示す説明図である。
【図2】この発明の一実施例である画像記録装置の構成
を模式的に示したブロック図である。
【図3】図2に示した画像記録装置の走査部を模式的に
示した説明図である。
【図4】波形処理回路の一構成例を示したブロック図で
ある。
【図5】図4の波形処理回路の動作を示したタイミング
チャートである。
【図6】波形処理回路の他の構成例を示したブロック図
である。
【図7】図6の波形処理回路の動作を示したタイミング
チャートである。
【図8】波形処理回路の更に他の構成例を示したブロッ
ク図である。
【図9】図8の波形処理回路の動作を示したタイミング
チャートである。
【図10】従来技術の問題点を指摘した説明図である。
【符号の説明】
1 2値化画像信号出力回路 2、2A、2B 波形処理回路 3 コントローラ 4 露光用光源(発光素子) 5 感材 10 積分信号生成部 11、16 S/H回路 12 積分回路 14、44 微分信号生成部 15 遅延回路 17 微分回路 19、38、45 露光信号生成部 20 加算回路 30 第1微分信号生成部 34 第2微分信号生成部 LB 光ビーム VE 露光信号 IE、IEA、IEB 露光信号 V0 2値化画像信号 VCL ピクセルクロック信号 VC1、VC2、VC3、VC4、VC5、VC6 時定数設定信号 τ1、τ2、τ3 時定数

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを感材に対して走査することに
    より画像を記録する画像記録装置において、 第1レベル及び前記第1レベルよりも大となる第2レベ
    ルを有する2値化画像信号を出力する2値化画像信号出
    力手段と、 前記2値化画像信号を微分して得られる信号の内で前記
    第1レベルから前記第2レベルに変化するときに表われ
    る微分信号を前記2値化画像信号のレベル変化に基づき
    生成する微分信号生成手段と、 前記2値化画像信号と前記微分信号とを合成して、前記
    第1レベル、前記第2レベル及び前記第2レベルよりも
    大となる第3レベルを有する露光信号を生成する露光信
    号生成手段と、 印加された前記露光信号の各レベルに応じた光量の前記
    光ビームを放出する光ビーム放出手段とを、備えたこと
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記2値化画像信号の前記第1レベルか
    ら前記第2レベルへの第1レベル変化時から所定の時間
    だけ経過した時点から前記2値化画像信号の前記第2レ
    ベルから前記第1レベルへの第2レベル変化時までの時
    間内だけ所定の信号を積分し、当該積分により生成され
    た積分信号を出力する積分信号生成手段を更に備え、 前記微分信号生成手段は、前記2値化画像信号の第1レ
    ベル変化に同期した前記微分信号を前記所定の時間より
    も短い時定数で以て生成する手段であり、 前記露光信号生成手段は、前記2値化画像信号と前記微
    分信号と前記積分信号との合成により前記露光信号を生
    成する手段であることを特徴とする、請求項1記載の画
    像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記微分信号生成手段は、 前記微分信号を、前記2値化画像信号の前記第1レベル
    から前記第2レベルへの第1レベル変化に応じて生成す
    る第1微分信号生成手段と、 前記微分信号を、前記第1レベル変化時から所定の時間
    だけ経過した時点から前記2値化画像信号の前記第2レ
    ベルから前記第1レベルへの第2レベル変化時までの時
    間内に前記2値化画像信号に基づき生成する第2微分信
    号生成手段とを、含む手段であることを特徴とする請求
    項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 露光信号によってその光量が制御された
    光ビームを感材に対して走査・露光することにより画像
    を前記感材に記録する画像記録装置であって、 前記露光信号として、前記露光レベルに相当しない第1
    レベルから第3レベルを介して第2レベルへ変化すると
    共に、その後は前記第2レベルから前記第3レベルを介
    して再び前記第1レベルへ変化する信号を使用してお
    り、 しかも前記第1、第2及び第3レベルは、(前記第1レ
    ベル)<(前記第2レベル)<(前記第3レベル)の関
    係を満足することを特徴とする、画像記録装置。
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