JPH08233906A - スキャンセル - Google Patents

スキャンセル

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JPH08233906A
JPH08233906A JP7223699A JP22369995A JPH08233906A JP H08233906 A JPH08233906 A JP H08233906A JP 7223699 A JP7223699 A JP 7223699A JP 22369995 A JP22369995 A JP 22369995A JP H08233906 A JPH08233906 A JP H08233906A
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スキャンテストされる回路の通常の機能動作中
に、正のエッジトリガラッチかダブルエッジトリガラッ
チかのいずれか一方として動作することを可能とする。 【解決手段】コントロールノード48aは、コントロー
ルノード30aと共働して、正のエッジトリガラッチの
機能を実行し、コントロールノード50aは、コントロ
ールノード44aと共働して、負のエッジトリガラッチ
の機能を実行する。コントロールノード(CN)60a
は、ライン70上の負のエッジトリガイネーブル制御信
号により制御される。論理構成のスキャンテストが実行
されるとき、スキャンセルは正のエッジトリガラッチと
してのみ機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャンテストを
実行することを可能にするスキャンセルに関する。
【0002】
【従来の技術】スキャンテストは論理回路の機能性をチ
ェックする技術として確立されている。スキャンテスト
については、本発明の背景技術のなかで簡単に説明す
る。図1は、機能論理回路部の典型的な構成を示す。機
能論理回路は、クロックされるメモリ素子、あるいはラ
ッチ4a,4b,4cに接続された組合せ論理回路2
a,2bのブロックからなるとみなされる。組合せ論理
回路ブロックは、単なる組合せ論理回路、即ち、出力
が、クロック回路を持たない現存する入力のセットにの
み依存することを意味する。ラッチ4aは、組合せ論理
回路ブロック2aからのライン7a上の出力をそのデー
タ入力として受信し、ライン6a上に出力を生成する。
ラッチ4bは、組合せ論理回路ブロック2aからのライ
ン7b上の出力をそのデータ入力として受信し、ライン
6b上の出力を生成する。ラッチ4cは、組合せ論理回
路ブロック2bからのライン7c上の出力をそのデータ
入力として受信し、ライン6c上に出力を生成する。組
合せ論理回路ブロック2aは、複数のデータ入力5a〜
5eを受信する。データ入力5aは、出力ライン6aか
ら入力され、データ入力5eは出力ライン6bから入力
される。組合せ論理回路ブロック2bは、複数のデータ
入力5f,5g,5h,5eを受信する。図1の構成は
図示された例によってのみ与えられ、実際には、組合せ
論理回路ブロック2a,2bは数多くの入力を有してい
ることが理解される。また、図1の例では、実際には、
付加的な組合せ論理回路とラッチとが存在する。ラッチ
4a,4b,4cは共通のクロック信号ライン8によ
り、各ラッチに接続された共通のクロック信号CLOC
Kによりクロックされる。
【0003】メモリ素子間に配置された組合せ論理回路
ブロックの構成をテストして、その機能を正確に保証す
るのが望ましい。そのためには、組合せ論理回路ブロッ
クの入力に公知のテストビットを置き、組合せ論理回路
ブロックの出力に生成された結果が入力上の所定のテス
トビットとして予測されたものであるかどうかを照合す
る必要がある。これは、図1の機能論理回路のラッチ4
a,4b,4cの夫々を図2に示す各スキャンセル10
a,10b,10cに置き換えることにより達成され
る。図2において、図1と共通する回路構成と接続とに
は、同様の参照符号を付す。
【0004】図2に示すように、スキャンセル10a,
10b,10cの夫々は、マルチプレクサ12a,12
b,12cとラッチ16a,16b,16cとを含んで
構成される。ラッチ16a,16b,16cは、図1の
ラッチ4a,4b,4cと同じものである。マルチプレ
クサ12aはライン7a上の組合せ論理回路ブロック2
aによって生成される出力に接続されるライン18a上
の入力DATAINと、ライン3上の制御回路11の出
力に接続されるライン20a上の入力SCANINと、
を有する。マルチプレクサ12bは、ライン7b上の組
合せ論理回路ブロック2aによって生成される出力に接
続されるライン18b上の入力と、出力ライン6aに接
続されるライン20b上の入力と、を有する。マルチプ
レクサ12cは、組合せ論理回路2bによって生成され
る出力に接続されるライン18c上の入力と、出力ライ
ン6bに接続されるライン20c上の入力と、を有す
る。マルチプレクサ12a〜12cの出力は、夫々、信
号ライン24a,24b,24cを経由してラッチ16
a,16b,16cに接続されている。ライン22a上
のラッチ16aの出力CELLOUTは出力信号ライン
6aに接続され、ライン22bのラッチ16bの出力
は、出力信号ライン6bに接続され、ライン22c上の
ラッチ16cの出力は、出力信号ライン6cに接続され
て、順次、ライン9を介して制御回路11に接続され
る。ラッチ16a,16b,16cは、ライン8上の共
通のクロック信号CLOCKによってクロックされ、マ
ルチプレクサ12a,12b,12cは、ライン14の
共通の制御信号CONTROL1によって制御される。
【0005】マルチプレクサ12a,12b,12cは
スキャンテストを実行することを目的として提供されて
いる。通常の機能動作では、マルチプレクサ12a,1
2b,12cは、夫々、各入力ライン18a,18b,
18c上の信号と各出力ライン24a,24b,24c
上の信号との間を、直接接続するように作動する。この
ようなマルチプレクサ12a,12b,12cの配置
は、ライン14上で信号CONTROL1を制御するこ
とによりセットされる。その結果、通常の機能動作中、
図2の構成は図1の構成のように配置されている。
【0006】スキャンテストを実行するとき、ライン1
4上の信号CONTROL1は、マルチプレクサ12
a,12b,12cが、各ライン20a,20b,20
c上の入力を、各ライン24a,24b,24c上の出
力に接続するようにセットされる。このように、マルチ
プレクサ12a,12b,12cとラッチ16a,16
b,16cとが直列のスキャンチェインを形成すること
がわかる。スキャンテストを実行するためには、組合せ
論理回路ブロック2a,2bの入力信号ライン5a〜5
gの夫々に公知のテストビットを配置することが必要で
ある。入力20a,20b,20cを出力24a,24
b,24cに接続するマルチプレクサ12a,12b,
12cでは、連続したテストビットは、クロック信号C
LOCKの制御下で制御回路11によりライン3上に連
続して出力され、テストビットは、連続してラッチ16
a,16b,16cを介してクロックされる。複数のク
ロックサイクルが、スキャンチェインのスキャンセルの
数に等しくなった後、各信号ライン6a,6b,6c
は、ラッチ16a,16b,16cにより記述された公
知のテストビットを有する。組合せ論理回路ブロック2
a,2bの出力は新しい入力値のセットに応じて変化
し、これらの新しい出力値はマルチプレクサ12a,1
2b,12cの入力18a,18b,18c上に現れ
る。これは、よく知られた技術なので、たとえ、図2に
おいて全ての接続が示さなくていなくても、組合せ論理
回路ブロック2a,2bの全ての入力5a〜5gがスキ
ャンセルの出力に接続されていることが理解される。
【0007】マルチプレクサ12a,12b,12c
は、ライン14上の制御信号CONTROL1の制御下
で切り換えられて、マルチプレクサの入力ライン18
a,18b,18cの入力が、マルチプレクサの各出力
24a,24b,24cに接続される。マルチプレクサ
の出力24a,24b,24c上の信号は、各入力に配
置されたテストビットに応じて組合せ論理回路ブロック
2a,2bにより出力された新しい結果である。出力2
4a,24b,24cを入力18a,18b,18cに
接続するようにセットされた制御信号CONTROL1
では、ラッチ16a,16b,16cはライン8上のク
ロック信号CLOCKによって一旦クロックされて、組
合せ論理回路ブロック2a,2bによって出力された結
果が、信号ライン6a,6b,6c上で夫々ラッチされ
る。その後、ライン14上の制御信号CONTROL1
が再び変化して、ライン24a,24b,24c上のマ
ルチプレクサの出力をライン20a,20b,20c上
の入力に夫々接続する。そして、ラッチ16a,16
b,16cは、クロック信号CLOCKによってクロッ
クされるので、ラッチの出力6a,6b,6c上にラッ
チされた結果は、順次、クロックされてライン9上の制
御回路11に戻される。制御回路は、結果としてのビッ
トが、予測された結果であることを保証するために照合
する。加えて、結果としてのビットがスキャンアウトさ
れている間、新しいテストビットのセットがスキャンイ
ンできることがわかる。
【0008】このような技術が、組合せ論理回路2a,
2bの実際の動作の評価を必要とする制御回路なしで、
テストを実行させることがわかる。ここで、図3を参照
すると、図2のラッチ16aの具体例が示されている。
ラッチ16aは、2つのハーフラッチ、あるいは透明な
ラッチである26aと28aとからなる。各ハーフラッ
チは、各コントロールノード(CN)30a,34aと
各ストレージノード(SN)32a,36aとからな
る。ライン8上のクロック信号CLOCKは、クロック
信号CLOCKを反転した信号NOTCLOCKがコン
トロールノード30aをクロックしている間、ハーフラ
ッチ28aのコントロールノード34aをクロックす
る。よく知られた技術ではあるが、クロック信号CLO
CKとNOTCLOCKとは、オーバーラップしないク
ロック信号となっているか、コントロールノード30a
と34a内の選択的な回路が、2つのクロックのオーバ
ーラップの可能性を考慮して構成されていることが理解
される。同様に、図2のラッチ16bと16cとは2つ
のハーフラッチを含んで構成される。それゆえに、図2
のスキャンセル10aが、2つのハーフラッチを含んで
構成されることがわかる。
【0009】図4は、単一のフルラッチ16aではなく
て、2つのハーフラッチ26a,28aに書き直した図
2のスキャンセル10aを示し、スキャンセルが2つの
ハーフラッチを含んで構成されることがわかるように示
したものである。図4に示すスキャンセル10aは、図
2のスキャンセル10aと全く同じように動作すること
が容易に分かる。
【0010】ここで、ハーフラッチの用語は、第1の状
態における制御信号で、信号を入力端子から出力端子ま
で転送するデータ転送状態と、第2の状態における制御
信号で、信号を出力端子に保持するデータ保持状態と、
で動作する回路を意味するように使われる。ハーフラッ
チは、入力端子と出力端子との間に接続されたソース/
ドレインチャンネルと、制御信号を受信するために接続
されたゲートと、を有するFETトランジスタによっ
て、簡単に実現される。トランジスタは十分な固有の静
電容量を有し、出力端子に必要な蓄電を供給する。しか
しながら、蓄電容量は、別の蓄電用のトランジスタを備
えることにより、改良される。ハーフラッチの別の構成
は公知であり、本発明の回路に適宜な構成のものを使用
することができる。
【0011】図3に示したラッチから、ラッチ16a,
16b,16cはシングルエッジトリガラッチであり、
さらに正のエッジトリガラッチであることが理解され
る。図3に示すように、ハーフラッチ26aが透明ラッ
チであるので、クロック信号CLOCKがlowのと
き、ラッチの入力24a上のデータがラッチの中間ノー
ド38aに転送されるのがわかる。この中間ノード38
a上のデータはラッチの出力22aに転送されるのでは
なく、ハーフラッチ28aは、クロック信号CLOCK
がlowの間、データ保持状態にある。しかし、ハーフ
ラッチ28aは、クロック信号がhighになったと
き、透明になるので、中間ノード38a上のデータは、
クロック信号CLOCKの立ち上がりエッジ(正のエッ
ジ)においてラッチの出力22aに転送される。クロッ
ク信号CLOCKが正に反転した結果、入力24a上の
データが出力22aに転送されるので、ラッチ10aは
正のエッジトリガラッチと呼ばれることがわかる。負へ
の反転時では、ハーフラッチ28aは、データの保持状
態に復帰するので、出力22aは変化しない。
【0012】図2に戻ると、スキャンテストの間、通常
の機能動作中、ラッチ16a,16b,16cが正のエ
ッジトリガラッチとして機能していることが、明らかで
ある。図2のスキャンセル10a,10b,10cに置
き換えられる図1のラッチ4a,4b,4cが正のエッ
ジトリガラッチのみである場合、図2の構造は、通常の
機能動作中とスキャンテスト中とで十分に機能する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1の
ラッチ4a,4b,4cがダブルエッジトリガであると
問題が生じてくる。ダブルエッジトリガラッチでは、入
力上のデータ値が、負と正の両方のクロックの反転にお
いて、即ち、所定のクロックサイクルで2回、出力に転
送される。図4のスキャンセルは、負のエッジのクロッ
クの反転をラッチできず、図4のスキャンセルが図1の
ダブルエッジトリガラッチ4a,4b,4cと置き換え
るように使用されると、回路の通常機能の動作中、デー
タが失われることが明らかである。このことは、正のエ
ッジトリガラッチをダブルエッジトリガラッチと置き換
えて、制御回路が、依然としてラッチがダブルエッジト
リガラッチであるかのように動作すれば、回路のデータ
が不正になるか、あるいは失われてしまうことは明らか
である。
【0014】ダブルエッジトリガラッチは、通常のシス
テムクロックと同様の速さのクロックを有することが要
求される回路に共通に使用される。クロック分布を出来
るだけ最小にしてレイアウトのスペースの節約をするこ
とが要求されるので、ダブルエッジトリガラッチには、
1つ以上の動作速度で動作するが、1つのクロックだけ
を必要とする部品の選択的供給が提供される。このよう
な技術は、また電力消費の節約という利点はあるが、2
つの動作速度のために、1つのソースクロック信号を生
成する必要がある。
【0015】このため、本発明の目的は、スキャンテス
トを目的とする回路の通常機能動作中に、正のエッジト
リガラッチとダブルエッジトリガラッチとのどちらか一
方で機能することが可能なスキャンセルを提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スキャ
ンラッチは、データ入力端子とデータ出力端子と、入力
信号をデータ入力端子から受信し、データ出力端子に接
続された第1のデータ出力経路を有し、クロック信号の
正のエッジでトリガされて入力信号をデータ出力端子に
転送する第1のラッチと、入力信号を入力端子から受信
し、データ出力端子に接続された第2のデータ出力経路
を有し、クロック信号の負のエッジでトリガされて入力
信号をデータ出力端子に転送する第2のラッチと、第2
のデータ出力経路に接続され、負のエッジトリガディセ
ーブル制御信号(NETE)に応答して選択的に前記経
路を遮断することによって第2のデータ出力経路を接続
すると、スキャンラッチがダブルエッジトリガラッチと
して機能し、第2のデータ出力経路を遮断すると、スキ
ャンラッチが正のエッジトリガラッチとして機能する第
1のスイッチと、を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、スキャ
ンテストに十分に適用可能であり、IEEE Standard 114
9.1-1990 による境界スキャンテストにも両立して適用
可能なスキャンセルを提供している。本発明をより理解
するため、そして、本発明をどのように実施するかを示
すため、添付した図5〜12を参照して実施の形態を説
明する。
【0018】まず最初に、図5を参照し、図4のスキャ
ンセルの代わりに使用可能な本発明の一態様によるスキ
ャンセルについて説明する。図1〜4と同一のものに
は、同じ参照符号を付す。図5のスキャンセルにおい
て、マルチプレクサ12aの出力24aは、ハーフラッ
チ26aに入力を供給するだけではなく、付加ハーフラ
ッチ40aにも入力を供給する。ハーフラッチ40a
は、ライン8上の信号CLOCKによってクロックさ
れ、ライン24a上の信号を入力として受信するコント
ロールノード(CN)44aを含んで構成される。コン
トロールノード(CN)44aの出力は、ハーフラッチ
40aのストレージノード(SN)46aに接続され
る。各ハーフラッチ26a,40aのコントロールノー
ド(CN)30aと44aとは、ライン8上のクロック
信号CLOCKと反転クロック信号NOTCLOCKに
よって制御されて、一方が透明であるとき、もう一方が
データを保持することが明らかである。
【0019】図4のハーフラッチ28aは、コントロー
ルノード(CN)48a,50a,60aと、ストレー
ジノード(SN)62aと、を含んで構成されるハーフ
ラッチ42aに置き換えられる。コントロールノード
(CN)48aは、ライン72aを経由したハーフラッ
チ26aのストレージノード(SN)32aの出力から
その入力を受信し、出力をライン76a上に生成する。
コントロールノード(CN)50aは、ライン74aを
経由して、ハーフラッチ40aのストレージノード(S
N)46aの出力からその入力を受信し、その出力をラ
イン82a上に生成する。コントロールノード(CN)
60aは82a上の信号をその入力として受信し、信号
ライン80a上にその出力を生成する。ストレージノー
ド(SN)62aは信号ライン76aと80aとに接続
された信号ライン78a上でその入力を受信し、ストレ
ージノード(SN)62aの出力は、ライン22a上の
スキャンセル10aの出力信号CELLOUTを形成す
る。コントロールノード(CN)48aは、ライン8上
のクロック信号CLOCKによって制御され、コントロ
ールノード(CN)50aは、ライン8上のクロック信
号CLOCKを反転したNOTCLOCKによって制御
される。それゆえ、コントロールノード48aは、コン
トロールノード30aと共働して、正のエッジトリガラ
ッチの機能を実行し、コントロールノード50aは、コ
ントロールノード44aと共働して、負のエッジトリガ
ラッチの機能を実行することがわかる。最後に、コント
ロールノード(CN)60aは、ライン70上の負のエ
ッジトリガイネーブル制御信号により制御される。
【0020】ここで、図5のスキャンセルは、3つの異
なる動作モードで機能するように制御できる。これらの
3つの動作モードとは、組合せ論理回路の通常機能動作
に関する2つのモードと、スキャンテストに関する1つ
のモードと、である。第1の動作モードは、図1のラッ
チ4aが通常の機能動作中、正のエッジトリガラッチと
して動作する場合に関する。スキャンテストの選択を容
易にするために、図5のスキャンセル10aを図1のラ
ッチ4aの代わりに使うと、ライン70上の負のエッジ
トリガイネーブル制御信号NETEは、コントロールノ
ード(CN)60aがデータ保持状態に維持されるよう
にセットされる。このことは、コントロールノード(C
N)44a,50aが、スキャンセル10aの動作に
は、何の影響を与えないこと、即ち、コントロールノー
ド(CN)60aが、入力82aをその出力80aから
遮断する効果的な開放回路であることを意味する。それ
故、この状態では、図のスキャンセル10aは、図2の
スキャンセル10aと全く同じように組合せ論理回路の
通常機能動作中の正のエッジトリガラッチとして動作す
ることがわかる。
【0021】第2の動作モードは、図1のラッチ4aが
通常の機能動作中、ダブルエッジトリガラッチとして動
作する場合に関する。スキャンテストの選択を容易にす
るために、図5のスキャンセルを図1のラッチ4aの代
わりに用いると、ライン70上の負のエッジトリガイネ
ーブル制御信号NETEがコントロールノード(CN)
60aがデータ転送状態を維持するようにセットされ
る。このことは、コントロールノード(CN)44a,
50aがスキャンセル10aの動作に影響を与えるこ
と、即ち、コントロールノード(CN)60aが、ライ
ン82a上の入力をライン80a上の出力に接続する効
果的な短絡回路であることを意味する。それ故、この状
態では、図のスキャンセル10aは、組合せ論理回路回
路の通常の機能動作中のダブルエッジトリガラッチとし
て動作することがわかる。コントロールノード(CN)
48aとハーフラッチ42aのストレージノード(S
N)62aとを組合せたハーフラッチ26aは、正のト
リガエッジラッチとして動作し、コントロールノード
(CN)50aとストレージノード(SN)62aとを
組み合わせたハーフラッチ40aは、負のエッジトリガ
ラッチとして動作する(コントロールノード60aは、
実質的に短絡回路を構成する)。正のエッジトリガラッ
チと負のエッジトリガラッチとは並列してダブルエッジ
トリガラッチを構成する。
【0022】第3の動作モードは、図5のスキャンセル
をスキャンテストの実行に用いる場合に関する。この場
合、図1のラッチ4aは、通常の機能動作中、正のエッ
ジトリガラッチかダブルエッジトリガラッチかのいずれ
であるかにかかわらず、ライン70上の負のエッジトリ
ガイネーブル制御信号NETEは負のエッジトリガを禁
止するようにセットされて、コントロールノード(C
N)60aがライン82a上の入力をライン80a上の
出力から遮断する効果的な開放回路となり、ハーフラッ
チ26aと42aのみが動作して、上記のような正のエ
ッジトリガラッチが構成されるようにする。
【0023】それ故、本発明によれば、通常の機能動作
中に要求されるような正のトリガラッチ又はダブルエッ
ジトリガラッチのいずれかとして機能するように制御さ
れ、またスキャンテスト中は、正のエッジトリガラッチ
としてのみ機能するように制御される、融通性のあるス
キャンセルが提供される。図5の回路は、より融通性の
あるスキャンセルを提供しているにもかかわらず、十分
にはテストされない回路、ハーフラッチ40aとハーフ
ラッチ42aのコントロールノード(CN)50a,6
0aが加えられている。負のエッジトリガラッチを禁止
するコントロールノード60aを供給することによっ
て、正のエッジトリガラッチをテストすることができ
る。従って、負のエッジトリガラッチを構成する回路素
子のテストを容易にするには、正のエッジトリガラッチ
の回路素子を禁止状態にして負のエッジトリガラッチを
許可状態にするいくつかの方法を提供する必要がある。
図6のスキャンセル10aはこのような能力を提供す
る。図6において、図1〜5と同一のものには、同じ参
照符号を付しておく。
【0024】図6において、付加コントロールノード
(CN)90aは、ハーフラッチ42aに加えられ、7
6a上のコントロールノード(CN)48aの出力をそ
の入力として受信し、ライン92a上に出力を生成す
る。ライン92aは、ストレージノード(SN)62a
への入力を形成するライン78aに接続されている。ラ
イン76aは、ライン78aにはもはや接続されない。
コントロールノード(CN)90aは、ライン94a上
の負のエッジトリガテスト制御信号NETTの反転によ
って制御される。
【0025】通常の機能動作中、負のエッジトリガテス
ト制御信号NETTは、コントロールノード(CN)9
0aが常に信号ライン76aを信号ライン92aに接続
する、即ち、コントロールノード(CN)90aがライ
ン76a上の入力をライン92a上の出力に接続する短
絡回路として機能するように保持される。それ故、通常
の機能動作中、スキャンセル10aが、前述の図5に記
載された負のエッジトリガイネーブル信号NETEの制
御下で、正のエッジトリガラッチ又はダブルエッジトリ
ガラッチとして機能することがわかる。
【0026】通常のスキャンテスト中、負のエッジトリ
ガテスト制御信号NETTは、コントロールノード(C
N)90aが信号ライン76aを信号ライン92aに接
続するように依然としてそのまま保持される。このよう
に、前述の図5に記載したように、負のエッジトリガイ
ネーブル制御信号NETEを制御して、コントロールノ
ード(CN)60aを禁止することによって、スキャン
テストを実行することができる。前記記載から、スキャ
ンテストは、ハーフラッチ26aとコントロールノード
48a,90aとハーフラッチ42aのストレージノー
ド62aとを含んで構成される正のエッジトリガラッチ
をテストすることに使用可能であることが明らかであ
る。
【0027】図6のスキャンセル10aは、また、ハー
フラッチ40aと、コントロールノード50a,60a
と、ハーフラッチ42aのストレージノード62aと、
を含んで構成される負のエッジトリガラッチをテストす
ることができる。負のエッジトリガラッチをテストする
ことが必要な場合には、負のエッジトリガイネーブル制
御信号NETEは、コントロールノード(CN)60a
が信号ライン82aを信号ライン80aに接続するよう
にセットされ、負のエッジトリガテスト制御信号NET
Tは、コントロールノード(CN)90aが信号ライン
76aを信号ライン92aから遮断するようにセットさ
れる。ライン14上に信号CONTROLがセットされ
てマルチプレクサ12aがライン24a上の出力をライ
ン20a上の入力信号SCANINに接続する場合に
は、連続のテストデータは、ライン8上のクロック信号
CLOCKの制御下で、負のエッジトリガラッチを通る
ライン22a上のCELLOUT信号出力に入力される
SCANIN信号を介してスキャンされる。出力CEL
LOUT上にスキャン出力された連続のビットは、その
後、入力SCANIN上にスキャン入力されたものと比
較されて、負のエッジトリガラッチがテストされる。
【0028】負のエッジトリガは、また前述の図2を参
照して記載されたスキャンテストを実行することによっ
てテストすることは可能であるが、ただ一つ異なる点
は、マルチプレクサ12aの出力24a上のスキャンテ
ストビット又は結果のビットが、ライン8上のクロック
信号CLOCKの負への反転においてスキャンセルの出
力CELLOUT22aに転送されるという点である。
このように、スキャンセル10aの負のエッジトリガラ
ッチをテストするスキャンテストが実行される。しかし
ながら、正のエッジ回路を使用する構造スキャンテスト
が実行される場合には、このような構造テストは不要で
あることが理解される。これにもかかわらず、負のエッ
ジ回路を用いて構造テストを実行し、負のエッジ回路に
ついて前述した簡単なスキャン入力とスキャン出力の比
較テストを用いて正のエッジ回路をテストするのは効果
的である。構造スキャンテストは正のエッジトリガラッ
チとして構成されたスキャンセル10aと同じように負
のエッジトリガラッチとして構成されたスキャンセル1
0aとして動作する。このタイプの構造スキャンテスト
中の重要な特徴は、ラッチングを1クロックサイクルに
おいて2つのエッジの一方又は他方でのみ起こすことが
できるということであり、両方ではないということであ
る。
【0029】その結果、図6のスキャンセル10aは、
通常の機能動作中に要求される正のエッジトリガラッチ
かダブルエッジトリガラッチかのいずれか一方として機
能するように制御できるが、スキャンテスト中は、さら
に正のエッジトリガラッチ又は負のエッジトリガラッチ
の一方としてのみ機能するように制御できる融通性のあ
るスキャンセルが供給される。
【0030】このように、これまで述べてきたスキャン
テストは組合せ論理回路ブロック2a,2bの機能性を
テストする、即ち、組合せ論理回路ブロックの構成の機
能的な性能をテストする。このような構造テストは、個
々に存在する入力のセットのために、出力の論理的正確
さの決定に制限される。また、いわゆる性能テストの手
段によって、組合せ論理回路ブロックのタイミング状況
をテストすることが好ましい。性能テストは、テストさ
れる組合せ論理回路ブロックの性能(むしろ論理機能の
性能よりは)を可能にする。性能テストを実行するため
には、高感度ビットの1セットを備える組合せ論理回路
の入力を高感度にし、組合せ論理回路の出力の設定を許
可にする必要がある。その後、入力は、活性化ビットの
セットに変換される。出力が、高感度入力に応答してセ
ットされた値から活性化入力に応答してセットされた値
に変わるまでに要する時間は、組合せ論理回路の性能の
尺度となる。
【0031】このような性能スキャンテストを構造スキ
ャンテストと同じように実行させるスキャンセルは、出
願人のイギリス特許出願 号に記載されている。こ
のような新規のスキャンラッチの実施の形態は、図7に
図示されている。図7において、図1〜6と同一のもの
には、同じ参照符号を付しておく。図7のスキャンセル
10aは、2つの付加的なハーフラッチ100aと10
2aとともに、マルチプレクサ12aとハーフラッチ2
6aとを含んで構成される。ハーフラッチ26aは、捕
捉ハーフラッチとして適用され、ハーフラッチ100a
は、更新ハーフラッチとして適用され、ハーフラッチ1
02aは解放ハーフラッチとして適用される。
【0032】マルチプレクサ12aは、前述のように、
スキャンラッチ26aと同じ入力信号、出力信号及び制
御信号を有する。マルチプレクサ12aとスキャンラッ
チ26aは、前述と同様の方法で相互接続される。更新
ハーフラッチ100aは、2つのコントロールノード
(CN)104a,106aとストレージノード108
aとを含んで構成される。コントロールノード(CN)
104aの入力は、ライン116a上の更新ハーフラッ
チ100aへの入力であって、ライン72a上のスキャ
ンハーフラッチ26aの出力に接続される。コントロー
ルノード(CN)104aの出力はライン120a上の
コントロールノード(CN)106aの入力に接続さ
れ、コントロールノード(CN)106aの出力は、ス
トレージノード(SN)108aの入力ライン122a
に接続される。ストレージノード(SN)108aの出
力は、ライン128a上のスキャンセルの出力信号DA
TAOUTを形成する。解放ハーフラッチ102aは、
2つのコントロールノード(CN)110a,112a
とストレージノード(SN)114aとを含んで構成さ
れる。コントロールノード(CN)110aの入力は、
ライン118a上の解放ハーフラッチ102aへの入力
であり、ライン72a上のスキャンハーフラッチ26a
の出力に接続され、コントロールノード(CN)110
aの出力はライン124a上のコントロールノード(C
N)112aの入力に接続され、コントロールノード
(CN)112aの出力はストレージノード(SN)1
14aの入力ライン126aに接続される。ストレージ
ノード(SN)の出力は、ライン130a上のスキャン
セルの出力信号SCANOUTを形成する。コントロー
ルノード104aと110aとはライン8上のクロック
信号CLOCKによって制御される。コントロールノー
ド112aは、ライン132上の制御信号CONTRO
L2によって制御され、コントロールノード106aは
制御信号CONTROL2の反転信号によって制御され
る。コントロールノード106a,112aは、以下の
説明から明らかなように、本質的に各ハーフラッチ10
0a,102aのイネーブルゲートである。ライン12
8a上のスキャンセル出力DATAOUTは、組合せ論
理回路の次のブロックのDATAIN入力に接続され、
ライン130a上のスキャンセル出力SCANOUT
は、スキャンチェイン上の次のスキャンセルSCANI
N入力に接続される。
【0033】図7に示す性能テストを実行するスキャン
セルにおいて、捕捉ハーフラッチ、解放ハーフラッチと
更新ハーフラッチとは、すべて共通のクロック信号によ
って制御される。このような共通のクロック信号を用い
たとき、性能テスト又は構造テスト中に、コントロール
ノード(CN)106aと112を、更新と解放ハーフ
ラッチを付加的に制御するように導くことが重要であ
る。
【0034】スキャンセルの別の実施の形態では、3つ
のハーフラッチを用いてはいるが、2つのコントロール
ノード106aと112aとを必要としないことが記載
されている。このようなスキャンセルにおいて、2つの
コントロールノード106aと112aを取り除くこと
により、タイミングが個別に制御される3つの独立した
クロック信号により、3つのハーフラッチが制御される
ことが要求される。このようなスキャンセルについて
は、ここでは、詳細に説明しないが、本発明をどのよう
に応用するかについては、当業者には自明のことであ
る。
【0035】単一のクロックだけを必要条件とすること
によって、電力消費、作業経費等が節減されるので、図
7に示したスキャンセル10aは、とりわけ性能テスト
を実行するのに適したものである。ここで、性能テスト
を実行するときの図7のスキャンセル10aの動作につ
いて述べる。
【0036】通常の機能動作中、マルチプレクサ12a
は、ライン24a上の出力がライン18a上のDATA
IN信号に接続されるように、ライン14上の制御信号
CONTOROL1によって制御される。ライン14上
の制御信号CONTROL2は、コントロールノード1
06aがライン122a上の出力をライン120a上の
入力に接続し、コントロールノード112aがライン1
26a上の出力をライン124a上の入力から遮断する
ようにセットされる。このため、この状態では、スキャ
ンセル10aは、クロック信号CLOCKの制御下で正
のエッジトリガラッチとして動作し、DATAIN入力
ライン18a上のデータは、クロックCLOCKの各ク
ロックサイクルの正のエッジ上でDATAOUTライン
128までクロックされる。
【0037】ここで、実際の性能テストを実行する手順
を簡単に説明する。制御回路が性能テストの実行を指示
すると、ライン14上の制御信号CONTROL1が切
り換えられて、ライン24a上のマルチプレクサの出力
がライン20a上のマルチプレクサの入力SCANIN
に接続される。制御信号CONTROL2が、更新ハー
フラッチ100aが禁止され、解放ハーフラッチ102
aが許可されるようにセットされる。その後、制御回路
は、高感度テストビットをSCANIN信号ライン20
a上に連続的に出力し、高感度テストビットは、ライン
20a上のSCANIN入力からライン130a上のS
CANOUT出力に連続したスキャンセルを介して連続
的にクロックされる。スキャンセル10aに適用された
高感度テストビットがSCANIN信号ライン20a上
に現れる状態になることがわかる。クロック信号CLO
CKの次の立ち下がりエッジで捕捉ハーフラッチ26a
は透明になり、この高感度ビットはハーフラッチ26a
の出力ライン72aに転送される。クロックサイクルC
LOCKの次のエッジが立ち上がる前に、制御信号CO
NTROL2が切り換えられて、更新ハーフラッチ10
0aが許可され、解放ハーフラッチ102aが禁止され
る。その後、捕捉ハーフラッチの出力ライン72a上の
高感度テストビットは、クロック信号CLOCKの正の
エッジにおいて、更新ハーフラッチ100aの出力に転
送された後、スキャンセルのDATAOUT出力128
aに転送される。このようにして、すべての組合せ論理
回路ブロックへの入力は、各高感度ビットに更新され、
わずかに遅れて、DATAIN入力信号ライン上に現れ
る組合せ論理回路ブロックの出力は、新しい値に変換さ
れる。
【0038】制御信号CONTROL2は、その後、元
の状態に復帰して、更新ハーフラッチ100aが再び禁
止され、その結果、高感度テストビットはDATAOU
T出力ライン128a上に保持される。制御回路は、そ
の後、高感度テストビットをスキャンしたのと同じ方法
で、スキャンチェインにおける連続的なスキャンセルを
通して連続的にクロックされる活性化テストビットをS
CANIN信号ライン20a上に連続的に出力する。高
感度テストビットにより活性化テストビットがスキャン
セル10aに適用できる状態になったことが、SCAN
IN信号ライン20a上に表される。前記ステップと同
じ手順により、スキャンセルはクロックされるとともに
制御されて、クロック信号CLOCKの正のエッジの
後、活性化テストビットがスキャンセルのDATAOU
T出力128aに転送される。このようにして、すべて
の組合せ論理回路ブロックへの入力は、各活性化テスト
ビットに更新される。
【0039】この更新をもたらすクロック信号CLOC
Kの正のエッジの後、通常のクロックサイクルで一般に
予測される速度よりは速い速度で、制御回路により負の
エッジがクロック信号CLOCKに強制される。このた
め、更新ハーフラッチ100aが禁止されるので、活性
化テストビットは出力DATAOUT上に保持される。
その後、制御信号CONTROL1とCOTROL2と
が切り換えられて、マルチプレクサ12aがライン24
a上のその出力をライン18a上のDATAIN入力に
接続し、更新ハーフラッチはコントロールノード106
aによって禁止され、解放ハーフラッチはコントロール
ノード112aによって許可される。わずかに遅れて、
新しい結果はDATAIN信号ライン18a上に現れ、
これは組合せ論理回路ブロックの入力に適用された活性
化テストビットの結果であり、また、捕捉ハーフラッチ
がデータの転送状態となるので、この結果はライン72
a上の捕捉ハーフラッチの出力に転送される。クロック
信号CLOCKは、その後、制御回路の制御の下で、通
常、予測されるよりも速くhighに強制され、この正
のクロックエッジは、ハーフラッチ26aが禁止されて
いるので、ライン72a上に保持される結果を引き起こ
す。このように、結果がスキャンセルによって”捕捉”
される。組合せ論理回路ブロックの入力に適用される活
性化入力と、活性化テストビットでライン128a上の
DATAOUT出力信号を更新する信号CLOCKの正
のクロックエッジの後、信号CLOCKの最初の正のク
ロックエッジのタイミングを制御することによって捕捉
された結果と、の間の時間は、制御回路の制御の下で調
整可能であることがわかる。
【0040】図7のスキャンセル10aを構造テストの
みの実行に用い、性能テストの実行には用いないのであ
れば、制御回路によるクロック信号CLOCKの速い正
のクロックエッジの強制は必要とされない。結果として
の捕捉のタイミングは、構造テストには重要ではないの
で、クロック信号CLOCKの通常サイクルにおける次
の正のクロックエッジを待つことができる。また、構造
テストについては高感度テストビットをスキャンするこ
とは要求されず、活性化テストビットについてのみ要求
される。
【0041】その後、各スキャンセルにおける捕捉結果
は、高感度ビットと活性化ビットとがスキャンインされ
るのと同様の方法で、クロック信号CLOCKの制御の
下で、スキャンアウトされることができる。捕捉結果が
制御回路によってスキャンアウトされる間、新しい高感
度テストビットのセットがスキャンインされる。スキャ
ンラッチのチェインに供給される高感度ビットパターン
は、高感度なパターンと活性化パターンとの間の組合せ
論理回路ブロックの入力の変化に関して、決定的なタイ
ミング経路を活性化するのが望ましい。性能テストのポ
イントは、組合せ論理回路ブロックの入力に活性化入力
ビットを配置することと、DATAIN入力信号ライン
18a上に結果が現れることとの間の時間を計測するこ
とであることが容易にわかる。性能テストの手順は、異
なるタイミング経路を実行する異なるパターンについて
繰り返し行われる。
【0042】図7に示すスキャンセル10aは、通常機
能の動作中、正のエッジトリガラッチとしてのみ用いる
ことができ、従って、スキャンセル10aを、ラッチが
ダブルエッジトリガとして通常に機能する回路に用いる
ことはできないことが理解される。しかしながら、図7
のスキャンセルを図6を参照して前述の本発明により修
正して、通常機能の動作中にダブルエッジトリガラッチ
させることができる。図8において、図1〜7と同一の
ものには、同じ参照符号を付しておく。
【0043】図8のスキャンセル10aは、マルチプレ
クサ12aとハーフラッチ26aと40aとを含んで構
成され、前記図5と図6とを参照する前記記載から理解
されるように、これらを組み合わせたものは、正のエッ
ジトリガラッチ、負のエッジトリガラッチ、またはダブ
ルエッジトリガラッチ部として機能できる融通性のある
捕捉ハーフラッチ140aであると考えることができ
る。捕捉ハーフラッチ140aのコントロールノード3
0aの入力と捕捉ハーフラッチ140aのコントロール
ノード44aの入力とは、ともにライン24a上のマル
チプレクサの出力に接続される。更新ハーフラッチ10
0aは、付加的にコントロールノード(CN)138a
とコントロールノード(CN)136aとを含む。コン
トロールノード138aの入力は、ライン132a上で
ライン74aに接続される。コントロールノード138
aの出力は、ライン134aを経由してコントロールノ
ード136aの入力に接続され、コントロールノード1
36aの出力は、ストレージノード108aの入力ライ
ン122aに接続される。コントロールノード138a
は、ライン8上のクロック信号CLOCKの反転信号に
よって制御され、そして、コントロールノード136a
は、ライン70上の負のエッジトリガイネーブル制御信
号NETEによって制御される。
【0044】それ故、通常の機能動作中、制御信号CO
NTROL2は、解放ハーフラッチ102aがコントロ
ールノード112aによって禁止され、更新ハーフラッ
チ100aがコントロールノード106aによって許可
されるようにセットされることが明らかである。それ
故、捕捉ハーフラッチ140aと更新ハーフラッチ10
0aとの組み合わせは、ライン70a上の負のエッジト
リガイネーブル制御信号NETEがコントロールノード
136aを禁止するか許可するかによって、正のエッジ
トリガラッチ又はダブルエッジトリガラッチのいずれか
として機能する。
【0045】スキャンテストモード中、ライン70上の
負のエッジトリガイネーブル信号NETEは保持され
て、コントロールノード136aがハーフラッチ140
aと100aとの組み合わせの負のエッジトリガを禁止
する。このため、構造テスト、性能テストは、図7を参
照して前述したように実行される。図8の回路は、より
融通性のきくスキャンセルを供給しているにもかかわら
ず、十分にはテストされてはいない回路素子が加えられ
ている。
【0046】図9は、負のエッジトリガ特性を提供する
ように解放ハーフラッチ102aに付加されたコントロ
ールノード142aとコントロールノード144aとを
備える図8のスキャンセルを示す。ライン159a上の
コントロールノード142aの入力は、ライン74aに
接続される。コントロールノード142aの出力は、信
号ライン146aを経由してコントロールノード144
aの入力に接続され、コントロールノード144aの出
力は、ストレージノード114aの入力ライン126a
に接続される。コントロールノード142aは、ライン
8上のクロック信号CLOCKの反転信号によって制御
される。
【0047】図9の回路には、さらに論理ANDゲート
156a,158aと148aとが付加されている。A
NDゲート156aは、ライン132上の制御信号CO
NTROL2を第1の入力として受信し、ライン70上
の負のエッジトリガイネーブル信号NETEを第2の入
力として受信し、ライン152a上のその出力は、コン
トロールノード144aを制御する。ANDゲート14
8aは、ライン132上の制御信号CONTROL2を
第1の入力、ライン70上の負のエッジトリガイネーブ
ル制御信号NETEの反転信号を第2の入力として受信
し、ライン153a上のその出力はコントロールノード
112bを制御する。ANDゲート158aは、ライン
70上の負のエッジトリガイネーブル信号を第1の入力
として、ライン160a上のテストアクティブ制御信号
TAの反転信号を第2の入力信号として受信し、ライン
155a上のその出力はコントロールノード136aを
制御する。
【0048】通常機能の動作中に、スキャンセルが機能
的なラッチとして動作することが要求される場合、ライ
ン132上の制御信号CONTROL2はlowとなっ
て、ANDゲート156aと148aの出力が両方とも
lowとなる。その結果、コントロールノード112a
と144aとの両方は、各入力を各出力から遮断し、ハ
ーフラッチ102aは完全に禁止される。テストアクテ
ィブ制御信号もまたlowとなって、コントロールノー
ド136aが負のエッジトリガイネーブル制御信号NE
TEによって直接制御されるようにする。その結果、ス
キャンセルは、負のエッジトリガイネーブル制御信号が
セットされるか否かによって、正のエッジトリガ機能の
ラッチか、ダブルエッジトリガ機能のラッチのいずれか
一方として動作する。
【0049】図7を参照した前記記載から、テストモー
ド中に、更新動作が、正に進行するエッジ上でのみ起き
ることができることは明らかである。それ故、ライン1
60a上のテストアクティブ制御信号TAは、スキャン
テスト中、更新ハーフラッチ100aが常に正のエッジ
トリガラッチを形成することを保証するように提供され
る。しかしながら、スキャンテスト中、解放動作が正の
エッジ変化で起こるのか、負のエッジ変化で起こるのか
は重要ではない。それ故、解放ハーフラッチ102a
は、ライン70上の負のエッジトリガイネーブル制御信
号NETEによって制御されて、解放動作を正のエッジ
トリガ又は負のエッジトリガで行えるようにする。この
ように、捕捉ハーフラッチ140aと解放ラッチとの負
のエッジトリガ回路をテストすることができ、負のエッ
ジトリガ回路は、コントロールノード(CN)44a,
142a、144aとストレージノード(SN)46
a、114aとを含んで構成される。
【0050】表1は、信号TA,COTROL2とNE
TEの制御下の図9の回路の動作を説明している。 表1 TA CONTROL2 NETE 0 0 0 正のエッジトリガラッチの機能動作 0 0 1 ダブルエッジトリガラッチの機能動作 0 1 0 イリーガル 0 1 1 イリーガル 1 0 0 正のエッジテスト動作の更新 1 0 1 正のエッジテスト動作の更新 1 1 0 正のエッジテスト動作のスキャンアウト 1 1 1 負のエッジテスト動作のスキャンアウト しかしながら、コントロールノード136aと138a
とを含む更新ハーフラッチ100aの負のエッジ回路テ
ストができないので、図9のスキャンセルは、まだ完全
にスキャンテスト可能ではない。図10を参照すると、
十分にスキャンテスト可能な図9のスキャンセルの適用
例が示されている。図10において、図9と同一のもの
には、同じ参照符号を付しておく図10は、図9のスキ
ャンセルにANDゲート161aとORゲート162a
とを加えたものを示す。ANDゲート161aは、ライ
ン160a上のテストアクティブ制御信号TAを第1の
入力として、そして、ライン70上の負のエッジトリガ
イネーブル信号NETEを第2の入力として受信する。
ORゲート163aは、ライン132上の制御信号CO
NTROL2を第1の入力として、そして、ANDゲー
ト161aの出力を第2の入力として受信する。ここ
で、NANDゲート158aの第2の入力はライン13
2上の制御信号CONTROL2の反転信号に接続され
る。
【0051】通常の機能動作中に、スキャンセルに機能
的なラッチとして動作することが要求される場合、ライ
ン132a上の制御信号CONTROL2がlowとな
って、ANDゲート156aと148aとの両出力がl
owとなるようにする。その結果、コントロールノード
112aと144aの両方は、それぞれの入力を出力か
ら遮断し、ハーフラッチ102aは完全に禁止される。
また、ライン160a上のテストアクティブ制御信号T
Aはlowとなり、ANDゲート161aの出力がlo
wとなるようにする。このため、ライン165a上のO
Rゲート163aの出力はlowとなり、コントロール
ノード106aは、その入力を出力に接続する。ライン
155a上のANDゲート158aの出力は、その後、
ライン70上の負のエッジトリガイネーブル信号NET
Eに追従して、信号NETEがlowのとき、コントロ
ールノード136aはその入力を出力から遮断し、信号
NETEがhighのとき、入力を出力に接続するよう
にする。その結果、通常の機能動作中、図10のスキャ
ンセルは、ライン70上の負のエッジトリガイネーブル
信号NETEに応じて、正のエッジトリガラッチ又はダ
ブルエッジトリガラッチとして機能する。
【0052】しかしながら、図10の回路では、更新ハ
ーフラッチ100aの負のエッジトリガ回路のテストを
保証するために、テスト中に更新動作は、正又は負とな
るエッジを発生するように制御される。信号CONTR
OL2がlowのとき、解放ハーフラッチ102aは禁
止される。ライン160a上のテストアクティブ信号T
Aは、テスト中、highになり、このため、ライン7
0上の負のエッジトリガイネーブル信号NETEがlo
wのとき、コントロールノード106aは許可され、コ
ントロールノード136aは禁止される。その結果、こ
れらの条件の下、ライン70上の負のエッジトリガイネ
ーブル信号NETEがhighのとき、コントロールノ
ード106aは禁止され、コントロールノード136a
は許可される。このように、テストノード中、更新動作
は、正と負の両方のエッジで実行されることができ、図
10のスキャンセルは、そのため、十分にスキャンテス
ト可能なものとなる。
【0053】それ故、図10の回路が正と負の両方のク
ロックエッジにおいて、構造スキャンテストを実行する
手段を供給することがわかる。このようにして、スキャ
ンセルを十分にテストすることができる。例えば、正の
エッジトリガ実行スキャンテストは、スキャンセルの正
のエッジトリガ論理をテストするために実行でき(テス
トでは、組合せ論理回路と同じように)、その後、負の
エッジ回路を用いた簡単な構造テストが、このような回
路をテストするために実行できる。しかしながら、当業
者にとっては、以上の記載を参照することにより、図1
0のスキャンセル10aを十分にテストするために実行
することができる他のテストの組合せ論理回路があるこ
とは、明らかである。
【0054】表2は、信号TA,CONTROL2、そ
してNETEの制御下の図10の回路の動作を説明す
る。 表2 TA CONTROL2 NETE 0 0 0 正のエッジトリガラッチの機能動作 0 0 1 ダブルエッジトリガラッチの機能動作 0 1 0 イリーガル 0 1 1 イリーガル 1 0 0 正のエッジテスト動作の更新 1 0 1 負のエッジテスト動作の更新 1 1 0 正のエッジテスト動作のスキャンアウト 1 1 1 負のエッジテスト動作のスキャンアウト 図11は、公知の回路構成を用いて図10のスキャンセ
ル10aを実現する1つの特定の方法による例を示す。
図11において、図1〜10と同一のものには、同じ参
照符号を付しておく。
【0055】マルチプレクサ12aは、2つのANDゲ
ート170,172とNORゲート174と、を含んで
構成され、ANDゲート170はその入力の一方を反転
させる。コントロールノード30aは、2つの相補形ト
ランジスタ176と178とを含み、コントロールノー
ド44aは、2つの相補形トランジスタ180と182
とを含み、コントロールノード32aは、強いインバー
タ190と弱いインバータ188とを含み、ストレージ
ノード46aは、強いインバータ186と弱いインバー
タ184とを含んでいる。コントロールノード104a
は、2つの相補形トランジスタ192と194とを含
み、コントロールノード138aは2つの相補形トラン
ジスタ202と204とを含み、コントロールノード1
06aは、2つの相補形トランジスタ198と200と
インバータ196とを含み、コントロールノード136
aは、2つの相補形トランジスタ208と210と、イ
ンバータ206と、を含み、ストレージノード108a
は、2つの強いインバータ214と216と、弱いイン
バータ212と、を含んでいる。コントロールノード1
10aは、2つの相補形トランジスタ218と220と
を含み、コントロールノード142aは、2つの相補形
トランジスタ226と228とを含み、コントロールノ
ード112aは、2つの相補形トランジスタ222と2
24と、インバータ242と、を含み、コントロールノ
ード144aは、2つの相補形トランジスタ230と2
32とインバータ234と、を含み、そして、ストレー
ジノード114aは、2つの強いインバータ236と2
40と弱いインバータ238とを含んでいる。クロック
信号CLOCKは、また、反転クロック信号NOTCL
OCKを生成するインバータ242への入力である。当
業者にとっては、図9の記載を参照して、図10の回路
がどのように動作するかは明らかであるため、本動作に
ついては説明を省略する。
【0056】実際、機能的なメモリ回路におけるラッチ
は、1つ以上のタイプであり、即ち、いくつかのラッチ
は、他がダブルエッジトリガされている間、正のエッジ
トリガされる。この場合の時には、スキャンテスト動作
中に形成されたスキャンチェインは、正のエッジトリガ
ラッチとダブルエッジトリガラッチとの混合である。こ
のような異なるタイプのスキャンラッチを混合すること
は受け入れられるが、予め、一定の注意が必要である。
ダブルエッジトリガラッチが、テストの目的のために負
のエッジトリガラッチとして形成され、このようなラッ
チがスキャンチェインの正のエッジトリガスキャンラッ
チの直後につづく場合、正のトリガスキャンラッチに転
送されるスキャンデータは、正のエッジトリガラッチの
スキャン出力から負のエッジトリガラッチまでを得るた
めに、クロックサイクルの半分を有する。データの損失
を引き起こさないためには、このような時間で十分であ
る。しかしながら、正のエッジトリガスキャンラッチが
負のエッジトリガスキャンラッチにつづく場合、その2
つの間に遅延を挿入して、’shoot−throug
h’を防止する必要がある。正と負のエッジトリガスキ
ャンラッチの混合と、問題点と、この問題点に対応する
解決は、従来技術によって公知である。
【0057】図12は、この問題を克服する方法の例を
示す。順次、正のエッジトリガラッチ10cに接続され
た負のエッジトリガラッチ10bに接続された正のエッ
ジトリガラッチ10aを含むスキャンチェインは、負の
エッジトリガラッチ10bと正のエッジトリガラッチ1
0cとの間に、ハーフラッチ250を含む遅延素子を挿
入することによって、データが損失しないように保護さ
れる。ラッチ10a,10b,10cとハーフラッチ2
50は、すべてクロック信号CLOCKによってクロッ
クされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機能論理回路構成部のブロック図
【図2】スキャンテストを行うためのスキャンセルを含
むように適用された図1の機能論理構成のブロック図
【図3】ハーフラッチを使用した同期スキャンラッチの
実施の形態を示す図
【図4】ハーフラッチを用いて実現された図2のスキャ
ンセルを示す図
【図5】本発明の実施の形態によるスキャンセルの回路
【図6】本発明の他の実施の形態によるスキャンセルの
回路図
【図7】スキャンテストを効果的に実行するのに適切な
公知のスキャンセルの回路図
【図8】本発明の実施の形態に応じて適用される図7の
公知のスキャンセルの回路図
【図9】本発明のさらに別の実施の形態に応じて適用さ
れる図7の公知のスキャンセルの回路図
【図10】本発明の、さらに別の実施の形態に応じて適
用される図7の公知のスキャンセルの回路図
【図11】図10の回路に使用されるスキャンセルの回
路例を示す図
【図12】本発明の別の実施の形態によるスキャンセル
の相互連結状態を示すブロック図
【符号の説明】
2a,2b 組合せ論理回路 10a,10b,10c スキャンセル 11 制御回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ入力端子とデータ出力端子と、 入力信号を前記データ入力端子から受信し、データ出力
    端子に接続された第1のデータ出力経路を有し、クロッ
    ク信号の正のエッジでトリガされて入力信号をデータ出
    力端子に転送する第1のラッチと、 入力信号を前記データ入力端子から受信し、データ出力
    端子に接続された第2のデータ出力経路を有し、クロッ
    ク信号の負のエッジでトリガされて入力信号をデータ出
    力端子に転送する第2のラッチと、 第2のデータ出力経路に接続され、負のエッジトリガデ
    ィセーブル制御信号(NETE)に応答して選択的に前
    記経路を遮断することによって、スキャンラッチが第2
    のデータ出力経路を接続すると、ダブルエッジトリガラ
    ッチとして機能し、第2のデータ出力経路を遮断する
    と、スキャンラッチが正のエッジトリガラッチとして機
    能する第1のスイッチと、を含んで構成されたことを特
    徴とするスキャンセル。
  2. 【請求項2】各ラッチが、第1と第2のハーフラッチの
    制御端子に供給された制御信号に応じて、データ転送状
    態とデータ保持状態のいずれかで選択的に動作可能な第
    1のハーフラッチと第2のハーフラッチとを含んで構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のスキャンセ
    ル。
  3. 【請求項3】第1のデータ出力経路に接続され、負のエ
    ッジトリガテスト制御信号(NETT)に応じて選択的
    に前記経路を遮断することによって、第1のデータ出力
    経路が遮断され、第2のデータ出力経路が接続される
    と、スキャンセルが負のエッジトリガラッチとして機能
    する第2のスイッチを更に含んで構成されたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のスキャンセル。
  4. 【請求項4】第1のラッチと第2のラッチとの第1のハ
    ーフラッチの制御端子に供給される制御信号が第1のク
    ロック信号から得られて、一方のハーフラッチがデータ
    転送状態であるとき、他方のハーフラッチが保持状態と
    なり、 第1のラッチと第2のラッチとの第2のハーフラッチの
    制御端子に供給される制御信号が第2のクロック信号か
    ら得られて、一方のハーフラッチがデータ転送状態のと
    き、他方のハーフラッチがデータ保持状態となるように
    構成されたことを特徴とする請求項2に記載のスキャン
    セル。
  5. 【請求項5】スキャン出力端子と、第1のスキャンハー
    フラッチの制御端子に供給された制御信号に応じて、デ
    ータ転送状態とデータ保持状態のいずれかに選択的に動
    作可能な第1のスキャンハーフラッチと、を更に含んで
    構成され、 前記第1のスキャンハーフラッチは、第1
    のラッチの第1のハーフラッチの出力とスキャン出力端
    子との間に延伸する第1のスキャン経路内にあって、前
    記第1のラッチの前記第1のハーフラッチで正のエッジ
    トリガラッチを形成するように構成されたことを特徴と
    する請求項2又は請求項4に記載のスキャンセル。
  6. 【請求項6】第1のスキャンハーフラッチの制御端子に
    供給される制御信号が第3のクロック信号から得られる
    ように構成されたことを特徴とする請求項5に記載のス
    キャンセル。
  7. 【請求項7】第2のスキャンハーフラッチの制御端子に
    供給された制御信号に応じてデータ転送状態とデータ保
    持状態のいずれかで選択的に動作可能な第2のスキャン
    ハーフラッチであって、第2ラッチの第1のハーフラッ
    チの出力とスキャン出力端子との間に延伸する第2のス
    キャン経路にあって、前記第2のラッチの前記第1のハ
    ーフラッチで負のエッジトリガラッチを形成する第2の
    スキャンハーフラッチと、 第1のスキャン経路内に接続され、負のエッジトリガデ
    ィセーブル信号(NETE)に応じて、前記第1のスキ
    ャン経路を選択的に遮断する第2のスイッチと、 第2のスキャン経路内に接続され、負のエッジトリガデ
    ィセーブル信号(NETE)に応じて、第2のスキャン
    経路を選択的に遮断する第3のスイッチと、を更に含ん
    で構成され、 一方のスキャン経路が接続されたとき、他方が遮断され
    て、第1のスキャン経路が遮断されて第2のスキャン経
    路が接続されると、第2のラッチの第1のハーフラッチ
    と第2のスキャンハーフラッチとが負のエッジトリガラ
    ッチとして機能するように構成されたことを特徴とする
    請求項5又は請求項6に記載のスキャンセル。
  8. 【請求項8】第2のスキャンハーフラッチの制御端子に
    供給される制御信号が、第3のクロック信号から得られ
    て、一方のスキャンハーフラッチがデータ転送状態であ
    るとき、他方がデータ保持状態となるように構成された
    ことを特徴とする請求項7に記載のスキャンセル。
  9. 【請求項9】第1のクロック信号と第2のクロック信号
    とが同じ供給源から得られるように構成されたことを特
    徴とする請求項4に記載のスキャンセル。
  10. 【請求項10】スキャン出力端子と、第1のスキャンハ
    ーフラッチの制御端子に供給された制御信号に応じてデ
    ータ転送状態とデータ保持状態のいずれかで選択的に動
    作可能な第1のスキャンハーフラッチと、を更に含んで
    構成され、 前記第1のスキャンハーフラッチは、第1のラッチの第
    1のハーフラッチの出力とスキャン出力端子との間に延
    伸する第1のスキャン経路にあって前記第1ハーフラッ
    チで正のエッジトリガラッチを形成し、 第1のデータ出力経路に接続され、選択スキャン出力制
    御信号(CONTROL2)に応答して選択的に前記第
    1のデータ出力経路を遮断する第2のスイッチと、をさ
    らに含んで構成されたことを特徴とする請求項4又は請
    求項9に記載のスキャンセル。
  11. 【請求項11】第1のスキャンハーフラッチの制御端子
    に供給される制御信号が、前記第1のクロック信号と第
    2のクロック信号との供給源から得られるように構成さ
    れ、第1のスキャン経路に接続され、選択スキャン出力
    制御信号(CONTROL2)に応じて選択的に前記第
    1のスキャン経路を遮断することによって、第1のデー
    タ出力経路と第1のスキャン経路のうち、一方を接続し
    たとき、他方を遮断する第3のスイッチを更に含んで構
    成されたことを特徴とする請求項10に記載のスキャン
    セル。
  12. 【請求項12】第2のスキャンハーフラッチの制御端子
    に供給された制御信号に応じてデータ転送状態とデータ
    保持状態とのいずれかで選択的に動作可能な第2のスキ
    ャンハーフラッチであって、第2のラッチの第1のハー
    フラッチの出力とスキャン出力端子との間に延伸する第
    2のスキャン経路にあって、前記第2のラッチの第1の
    ハーフラッチで負のエッジトリガラッチを形成する第2
    のスキャンハーフラッチと、 第2のスキャン経路に接続され、選択スキャン出力制御
    信号(CONTROL2)と負のエッジトリガイネーブ
    ル制御信号(NETE)との論理的な組み合わせに応じ
    て第2のスキャン経路を選択的に遮断する第4のスイッ
    チと、を更に含んで構成され、 第3のスイッチは、負のエッジトリガイネーブル制御信
    号(NETE)と組み合わされた選択スキャン出力制御
    信号(CONTROL2)に応じて選択的に前記第1の
    スキャン経路を遮断することによって第1のデータ出力
    経路、第1のスキャン経路、第2のスキャン経路のう
    ち、いずれか1つが接続されると、他の2つが遮断され
    るように構成されたことを特徴とする請求項10又は請
    求項11に記載のスキャンセル。
  13. 【請求項13】第2のスキャンハーフラッチの制御端子
    に供給される制御信号が、前記第1のクロック信号と第
    2のクロック信号との供給源から得られて、一方のスキ
    ャンハーフラッチがデータ転送状態のとき、他方がデー
    タ保持状態であり、一方のスキャンハーフラッチは、第
    1のラッチの第1のハーフラッチと同時にデータ転送状
    態になるように構成されたことを特徴とする請求項12
    に記載のスキャンセル。
  14. 【請求項14】第1のスイッチは、テストアクティブ制
    御信号(TA)と論理的に組み合わせた負のテストディ
    セーブル制御信号(NETE)に応じて、前記第2のデ
    ータ出力経路を遮断するように構成されたことを特徴と
    する請求項1〜13のいずれか1つに記載のスキャンセ
    ル。
  15. 【請求項15】前記ハーフラッチのうちの少なくとも1
    つは、データ保持状態において、記憶静電容量を増加す
    るストレージノードを含むことを特徴とする請求項3〜
    14のいずれか1つに記載のスキャンセル。
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