JPH08179015A - スキャンラッチ及びスキャンラッチを作動する方法 - Google Patents

スキャンラッチ及びスキャンラッチを作動する方法

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JPH08179015A
JPH08179015A JP7220787A JP22078795A JPH08179015A JP H08179015 A JPH08179015 A JP H08179015A JP 7220787 A JP7220787 A JP 7220787A JP 22078795 A JP22078795 A JP 22078795A JP H08179015 A JPH08179015 A JP H08179015A
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latch
scan
signal
data
clock
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JP7220787A
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Robert Warren
ウォレン ロバート
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S G S THOMSON MICROELECTRON Ltd
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics Ltd Great Britain
Original Assignee
S G S THOMSON MICROELECTRON Ltd
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics Ltd Great Britain
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Publication date
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    • G06F11/2205Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing using arrangements specific to the hardware being tested
    • G06F11/2236Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing using arrangements specific to the hardware being tested to test CPU or processors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
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    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】境界スキャンテストを実施できるスキャンラッ
チに、より簡単なクロッキングシーケンスと縮小された
回路とを提供する。 【解決手段】入力信号を受信するために接続される入力
端子、クロック信号を受信するために接続される制御端
子及び中間出力端子とを有する捕捉ハーフラッチ56a
と、捕捉ハーフラッチ56aの中間出力端子に接続される
入力端子、クロック信号を受信するために接続される制
御端子及びスキャン出力端子とを有する解放ハーフラッ
チ60aと、捕捉ハーフラッチ56aの中間出力端子に接続
される入力端子、クロック信号を受信するために接続さ
れる制御端子及びデータ出力端子とを有する更新ハーフ
ラッチ58aとを含んでスキャンラッチを構成すること
で、これらのハーフラッチの組合せが、スキャンラッチ
の回路を簡単にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、境界スキャンテス
トを実施できるスキャンラッチ及びそのスキャンラッチ
を作動する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】境界ス
キャンテストは、論理回路の機能や集積回路の相互接続
の検査をするための十分に確立された技術である。この
技術の簡単な説明は、発明の背景として下記に示す。図
14は、境界スキャンテストを実行するために必要な基本
要素を含む集積回路(IC)2の典型的な構成を概略的
に示す図である。
【0003】IC2は、機能論理回路4、複数の境界ス
キャンセル6a,6b,6c,6d及びテストアクセス
ポート(TAP)コントローラ12を含む。IC2が通常
の機能動作をするには、機能論理回路4は、各リンク10
a〜10dを介して境界スキャンセル6a〜6dにリンク
される。また、境界スキャンセル6a〜6dは、機能論
理回路をその他のICを含む別の回路に接続させる各外
部ピン結線8a,8b,8c,8dに接続される。境界
スキャンテストを実行するために、各境界スキャンセル
6a〜6dは、更に加えてスキャンテスト回路を含む。
スキャンテスト回路は、チェーン結線14a,14b,14
c,14d,14eを介してチェーン状に接続しており、こ
のチェーンはTAPコントローラ12で始まり、TAPコ
ントローラ12で終わっている。
【0004】境界スキャンセル6a〜6dは、単に境界
スキャンテストを実行するためだけに設けられる。IC
2の通常の機能動作において、境界スキャンセル6a〜
6dは、リンク10a〜10dと外部ピン結線8a〜8dと
を直接に接続するように動作する。従って、TAPコン
トローラがリセットされると、常に通常の機能モードに
入るので、このリッセト状態で、リンク10a〜10dは、
常に外部ピン結線8a〜8dに直接的に接続される。
【0005】簡単な境界スキャンテストは、各外部ピン
結線8a〜8dと別のIC上の対応する外部ピン結線と
の間の保全性を検査するものである。この検査を実施で
きる境界スキャンテスト回路に用いる公知の境界スキャ
ンセルの簡単な実例を図15に示す。このような境界スキ
ャンセルは、IEEE Standard 1149.
1−1990で公知である。境界スキャンセル6a〜6
dを、機能論理回路4に信号を入力させるだけ、機能論
理回路4から信号を出力させるだけ、或いは、機能論理
回路4への信号入力と機能論理回路4からの信号出力の
両方ができるように動作するよう構成することができ
る。下記の記述は、境界スキャンセル6a〜6dが全て
機能論理回路4から信号を出力するだけの実例について
示す。
【0006】図15の境界スキャンセルは、入力マルチプ
レクサ26a、出力マルチプレクサ18a及び2つのラッチ
28a,40aを含む。入力マルチプレクサ26aには、一方
の入力としてライン10a上の信号DATAINと、他方
の入力としてライン14a上の信号SCANINが入力す
る。入力マルチプレクサ26aは、ライン34上の信号TA
PCONTROL1により制御される。ライン30a上の
入力マルチプレクサ26aの出力は、捕捉ラッチ28aの入
力となる。そして、ライン16a上の捕捉ラッチ28aの出
力は、ライン22a上の更新ラッチ40aへの入力となり、
また、ライン14bの信号SCANOUTとなる。ラッチ
28a,40aは、ライン36,38上の信号TAPCLOCK
1,TAPCLOCK2によってそれぞれクロックされ
る。出力マルチプレクサ18aには、一方の入力としてラ
イン10a上の信号DATAINと他方の入力としてライ
ン24a上のラッチ40aの出力が入力する。出力マルチプ
レクサ18aは、ライン22上の信号TAPCONTROL
2により制御され、ライン8a上の信号DATAOUT
Aを出力として発生する。信号TAPCONTROL
1,TAPCONTROL2,TAPCLOCK1,T
APCLOCK2は、全てTAPコントローラ12の制御
に基づいて発生し、これら信号及び結線は平明にするた
めに図14に示されていないが全ての境界スキャンセル6
a〜6dに共通である。
【0007】図14のIC2の2つの動作モードを、図1
4,15を参照して説明する。各境界スキャンセル6a〜
6dは、図15に示すのと同様の回路を含み、各構成要素
及び信号ラインには末尾にb,c,dを適宜に付けるこ
とで識別される。通常の機能動作において、TAPコン
トローラ12は停止しており、出力マルチプレクサ18a
が、ライン22上の制御信号TAPCONTROL2によ
って、ライン10a上の信号DATAINをライン8aの
信号DATAOUTに直接接続するように制御される。
このような通常の機能動作では、入力マルチプレクサ26
aの制御は重要ではなく、各ライン36,38上のクロック
信号TAPCLOCK1,TAPCLOCK2は停止さ
れるのが好ましい。
【0008】境界スキャンテストが実行される場合、出
力マルチプレクサ18aがラッチ40aの出力からのライン
24a上のその入力をライン8a上のその出力に接続する
ように、IC2のTAPコントローラ12はライン22上の
信号TAPCONTROL2を制御する。境界スキャン
テストを実行するために、各ピン結線8a〜8d上に既
知のビットを置くことが必要である。これを達成するた
め、ライン30a上の入力マルチプレクサ26aの出力をラ
イン14a上のその入力に接続するように、TAPコント
ローラ12はライン34上の制御信号TAPCONTROL
1によって入力マルチプレクサ26aを制御する。その
後、テストビットが信号ライン14b〜14dを経由してへ
次々とラッチ28a〜28dによってクロックされるよう
に、TAPコントローラ12は、ライン36上のクロック信
号TAPCLOCK1の制御下で連続的にライン14a上
に一連のテストビットを出力する。TAPCLOCK1
の複数のクロックサイクル(図14に示す例では4である
が一般的にはピン結線8a〜8dの数及びタイプに依存
して極めて多数である)の後、各々のノード31a〜31d
は、それぞれのラッチ28a〜28dによってその時に蓄え
られた既知のテストビットを持つ。その後、各ノード31
a〜31d上のテストビットがラッチ40a〜40dの出力ラ
イン24a〜24d上に現れるように、TAPコントローラ
12は、ライン38上の信号TAPCLOCK2をクロック
する。結果的に、テストビットはそれぞれの外部ピン結
線8a〜8d上に現れる。IC2が各ICへ信号を入力
するよう形成され、境界スキャンテスト能力を有する類
似の境界スキャンセルに接続されると、境界スキャンセ
ルのこれら入力を制御するTAPコントローラは、連続
的にそれぞれの境界スキャンセルの入力をを読み込むこ
とができるので、個々のTAPコントローラによって境
界スキャンセルに書き込まれる値が、接続される別の境
界スキャンセルに首尾よく伝達されることを保証するた
めの検査を実行できる。この方法で、種々のIC間の相
互接続をテストすることができる。
【0009】上述の技術が、機能論理回路4の実際の動
作を説明するために必要であるTAPコントローラ12無
しでそのテストを実行できることがわかる。TAPコン
トローラは、単にIC2の境界スキャンセルの数及びタ
イプを知るのに必要なだけである。境界スキャンテスト
技術は、主としてボードテストを意図するものである。
【0010】図16は、IEEE Standard 1
149.1−1990で明らかにされた図14のTAPコ
ントローラ12の状態図を示す。境界スキャンテストを実
行する際の図15の回路の動作を、図16に示す状態図を参
照して述べる。IC2の通常の機能動作では、TAPコ
ントローラ12は、TEST-LOGIC-RESET状態S0にある。こ
の状態において、テスト論理は停止しており、ライン22
上の信号TAPCONTROL2の制御下で出力マルチ
プレクサ18aにより、ライン10a上の信号DATAIN
は、ライン8a上の信号DATAOUTに直接接続され
る。TAPコントローラ12は、マスタクロック信号MC
LOCKによって制御される。マスタクロックKCLO
CKは、IEEE Standard 1149.1−
1990で明らかにされたクロックTCKの緩衝された
変種である。テスト動作が開始されると、TAPコント
ローラ12は、まず、RUN-TEST/IDLE 状態S1になる。
【0011】境界スキャンテストが実行される場合、T
APコントローラ12がMCLOCKの次のサイクルで、
SELECT-SCAN 状態S2に入り、そして、ライン8a上の
出力マルチプレクサ18aの出力信号DATAOUTをラ
イン24a上の信号に直接接続するように、ライン22上の
制御信号TAPCONTROL2は状態を変化する。M
CLOCKの次のクロックサイクルで、TAPコントロ
ーラは、CAPTURE 状態S3に入る。テストのこの段階で
は、CAPTURE 状態は、テストデータが未だスキャンテス
ト回路にロードされていないので、重要ではない。
【0012】MCLOCKの次のクロックサイクルで、
SHIFT 状態S4に入る。この状態で、TAPコントロー
ラは、ライン14a上の信号SCANINがマルチプレク
サ26aの出力30aに現れるように、ライン34上の信号T
APCONTROL1を同一レベルで保持すると同時
に、ライン36上のクロック信号TAPCLOCK1を構
成する複数のクロックサイクルを生成する。このように
して、TAPCLOCK1の一定数n(この場合4つ)
のクロックサイクルの後、ラッチ28a,28b,28c,28
dの全てが、ノード31a〜31d上のそれらの各々の出力
に既知のテストビットを持つように、テストデータは、
連続的にテスト回路にシフトされる。このように、マス
タクロックMCLOCKのnサイクルの間、そのSHIFT
状態S4は維持される。マスタクロックの次のサイクル
で、EXIT1状態S5に入る。状態S5は一時的な状態で
あり、TAPコントローラは、通常マスタクロックの次
のサイクルでUPDATE状態S8に移行する。TAPコント
ローラは選択的にPAUSE 状態S6に入り、続いてEXIT2
状態S7に入ることができるが、本発明には関係がない
のでここでは説明を省略する。
【0013】UPDATE状態S8の時に、TAPコントロー
ラは、一旦、ライン38a上のクロック信号TAPCLO
CK2のクロッキングを構成するためにクロックサイク
ルを発生させることによりラッチ40aの出力を更新させ
る。従って、ラッチ28aの出力ノード31a上のテストデ
ータビットは、ライン24a上のラッチ40aの出力に現
れ、結果的に、ライン8a上のDATAOUT信号とし
て現れる。テスト動作のこの時点で、ライン8a〜8d
上の全てのDATAOUT信号は更新される。ピン結線
8a〜8dは、前述したように、1つ又はそれ以上の他
のICのそれぞれのピン結線に接続される。従って、I
C間の更新された信号の伝達(IC間の緩衝論理を通過
する伝達を含む)を考慮させる短時間後に、ピン結線8
a〜8d上の更新された信号は、1つ或いはそれ以上の
他のICの各々のピン結線に現れる。他のICのピン結
線は、入力装置或いは入出力装置として形成される境界
スキャンセルに接続される。このような入力境界スキャ
ンセルがどのように実施されるかは、IEEE Sta
ndard 1149.1−1990を参照する当業者
の範囲内であるので、このような入力境界スキャンセル
はここでは詳細に説明しない。境界スキャンテストの説
明を完全なものとするため、IC2が接続されるICの
入力境界スキャンセルは、そのような他のICのピン結
線がライン10a上のDATAIN信号として接続される
という相違を伴うが図15の境界スキャンセルと同一であ
ると考えられる。それゆえ、図15の回路の残りの説明の
ためには、ライン10a上の信号DATAINが検査され
た結果であると考えられる。言い換えれば、前述の更新
動作が実行された後、短時間後に、その結果がライン10
a上に発生すると考えられる。
【0014】マスタクロックの次のサイクルで、TAP
コントローラは再度SELECT-SCAN 状態S2に入り、その
後次のサイクルでCAPTURE 状態S3に入る。そのCAPTUR
E 状態で、ライン10a上の信号がライン30a上に現れる
ように、マルチプレクサがライン34上の信号TAPCO
NTROL1で制御される間、ラッチ28aは一旦ライン
36上のクロック信号TAPCLOCK1でクロックされ
る。このように、更新動作に応答して発生した結果がラ
イン16a上に捕捉される。その後、次のマスタクロック
サイクルで、TAPコントローラは、もう一度SHIFT 状
態S4に入り、ラッチ(フリップフロップ)28a〜28d
の出力を捕捉した結果を、ライン36上のクロック信号T
APCLOCK1の制御下で連続的にTAPコントロー
ラにクロックアウトする。捕捉された結果がラッチ28a
〜28dの外にクロックされると同時に、テストビットの
新たなセットがTAPコントローラからラッチ28a〜28
d内にクロックされる。その結果として、上述のS2,
S3,S4,S5,S8からS2に戻る状態のサイクル
が連続的に繰り返される。
【0015】図15のラッチ28aの実例を示す図17におい
て、ラッチ28aは2つのハーフラッチ或いは透過ラッチ
44a,46aから構成される。各ハーフラッチは、それぞ
れ制御ノード48a,52aと記憶ノード50a,54aで構成
される。ライン36上のクロック信号TAPCLOCK1
がハーフラッチ46aの制御ノード52aをクロックする一
方、クロック信号TAPCLOCK1の否定であるNO
TTAPCLOCK1は制御ノード48aをクロックす
る。クロック信号TAPCLOCK1とNOTTAPC
LOCK1が重複しないクロック信号であるか、又は、
制御ノード48aと52a内の選択回路が2つのクロック信
号の重複をできるだけ避ける、ということは、その技術
分野においてよく知られている。図15のラッチ40aは、
同様に2つのハーフラッチを含んで構成される。従っ
て、図15の回路は、4つのハーフラッチを含んで構成さ
れることがわかる。通常の機能動作とテスト目的のため
の正しいクロック動作を提供するためには、図15の回路
は、図15,16を参照しながら述べた上述の記載から理解
されるように、複雑なクロック機構が要求される。
【0016】従って、スキャンラッチに、より簡単なク
ロッキングシーケンスと縮小された回路とを提供するこ
とが本発明の目的である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力信
号を受信するために接続される入力端子、クロック信号
を受信するために接続される制御端子及び中間出力端子
とを有する捕捉ハーフラッチと、捕捉ハーフラッチの中
間出力端子に接続される入力端子、クロック信号を受信
するために接続される制御端子及びスキャン出力端子と
を有する解放ハーフラッチと、捕捉ハーフラッチの中間
出力端子に接続される入力端子、クロック信号を受信す
るために接続される制御端子及びデータ出力端子とを有
する更新ハーフラッチと、を含んで構成されるスキャン
ラッチが提供される。
【0018】ハーフラッチの用語は、ここでは、データ
転送状態において信号をその入力端子からその出力端子
に第1の状態の制御信号で転送し、また、データ保持状
態において第2の状態の制御信号で出力端子上の信号を
蓄えるよう動作する回路を意味する。ハーフラッチの簡
単な具体例は、入力端子と出力端子との間に接続された
ソース/ドレイン・チャネルと、制御信号を受信するた
めに接続されたゲートとを有するFET トランジスタであ
る。このトランジスタは出力端子での蓄積要件を提供す
るのに十分な固有の静電容量を有する。ハーフラッチの
他の具体例も知られており、任意の適切な具体例が本発
明の回路に使用できる。
【0019】一実施態様において、捕捉ハーフラッチ、
解放ハーフラッチ及び更新ハーフラッチに与えられるク
ロック信号は、異なったクロック信号であり、これらの
クロック信号のタイミングは個別に制御可能である。こ
れらのクロック信号のシーケンスは、図15に示す従来
技術のスキャンラッチにおけるシーケンスよりもより簡
単である。この様なスキャンラッチは、スキャンテスト
が実施され、スキャンデータが内部または外部に移され
る間、機能データ出力が変化しない任意のフルラッチに
代えて使用できる。
【0020】本発明によるスキャンラッチは、論理回路
のタイミングを試験するための所謂、性能テスト(後述
する)を実施することもできる。これは、従来技術のス
キャンラッチまたは従来技術のスキャンセルでは不可能
である。特に、性能テストを実施するのに好適な本発明
の実施態様は、捕捉ハーフラッチ、解放ハーフラッチ及
び更新ハーフラッチに与えられるクロック信号が、共通
クロック源から得られ、解放ハーフラッチと更新ハーフ
ラッチが、捕捉ハーフラッチに供給されるクロック信号
の反転信号を受信するスキャンラッチである。この実施
態様において、解放ハーフラッチと更新ハーフラッチ各
々は、更に、ハーフラッチがデータ転送状態にあるかデ
ータ保持状態にあるかを決定する制御信号を受信するた
めに接続される制御端子を有する。
【0021】この実施態様は、クロックが1つだけです
むので、消費電力や工程経費などを低減する。単一クロ
ックは1つのクロックツリーのみを意味するので、より
正確な性能テストが実施できる。本発明のこの実施態様
は工業規格に従った構造テストを実施するためにも使用
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明をより理解するため、ま
た、本発明がどのように実施されるかを示すため、添付
図面の図1〜13の例によって説明する。まず、本発明の
1つの態様による図15に示したテスト回路のより有効な
実例を示す図1について説明する。図14〜17中と同一部
分には同一参照符号を付す。
【0023】図1において、図15の2つのフルラッチ28
a,40aは、3つのハーフラッチである捕捉ハーフラッ
チ56a、更新ハーフラッチ58a、及び、解放ハーフラッ
チ60aに置き換えられている。ライン62a上のマルチプ
レクサ26aの出力は、捕捉ハーフラッチ56aの入力に接
続される。ライン64a上の捕捉ハーフラッチ56aの出力
は、更新ハーフラッチ58aの入力ライン66aと、解放ハ
ーフラッチ60aの入力ライン68aに接続される。ライン
65a上の更新ハーフラッチ58aの出力は、出力マルチプ
レクサ18aの入力となる。解放ハーフラッチ60aの出力
は、チェーン結線14bを構成する。捕捉ハーフラッチ56
aは、ライン70上のクロック信号CAPTURECLK
によってクロックされ、更新ハーフラッチは、ライン74
上のクロック信号UPDATECLKによってクロック
され、そして、解放ハーフラッチは、ライン72上のクロ
ック信号RELEASECLKによってクロックされ
る。各々のハーフラッチは、その入力上の信号がその出
力に直接転送されるデータ転送状態又は信号が入力の変
化に拘らずその出力ノード上に保持されるデータ保持状
態の2つの状態のうちの1つの状態になることができる
性質を持つ。下記のハーフラッチの“クロックキング”
の説明は、データ転送状態の動作を引用する。クロック
されなければ、ハーフラッチはデータ保持状態にあると
考えられる。
【0024】図16の状態図に戻って、図15,16を参照し
て議論された同じ順序の状態変化が、境界スキャンテス
トを実行するために図1の回路を動作するのに用いるこ
とができる。相違は、本発明に関して極めて簡単である
ことが要求されるクロッキングシーケンスにある。この
ことは図16,1を参照して述べる。IC2の通常の機能
動作では、TAPコントローラ12はTEST-LOGIC-RESET状
態S0にある。この状態において、テスト論理は停止し
ており、ライン10a上の信号DATAINは、ライン22
上の信号TAPCONTROL2の制御下で出力マルチ
プレクサ18aによってライン8a上の信号DATAOU
Tに直接接続される。テスト動作が開始されると、TA
Pコントローラ12は、マスタクロックMCLOCKの制
御下でまず、RUN-TEST/IDLE 状態S1に移行する。
【0025】境界スキャンテストが実行される場合、T
APコントローラ12はSELECT-SCAN状態S2に入り、ラ
イン22上の制御信号TAPCONTROL2は、ライン
8a上の出力マルチプレクサ18aの出力信号DATAO
UTがライン65a上の信号に直接接続されるように状態
を変化させる。MCLOCKの次のクロックサイクルで
は、TAPコントローラは、CAPTURE 状態S3に入る。
テストのこの段階で、CAPTURE 状態は、テストデータが
未だスキャンテスト回路にロードされていないので、重
要ではない。
【0026】MCLOCKの次のクロックサイクルで、
SHIFT 状態S4に入る。この状態で、TAPコントロー
ラは、ライン14a上の信号がマルチプレクサ26aの出力
62aに現れるように、ライン34上の信号TAPCONT
ROL1を同一レベルで保持すると同時に、ライン70上
のクロック信号CAPTURECLK及びライン72上の
クロック信号RELEASECLKを構成する複数のク
ロックサイクルを生成する。このようにして、テストデ
ータは、一定数nのクロック信号CAPTURECLK
とRELEASECLK(この場合4つ)のクロックサ
イクルの後、ハーフラッチ56a〜56dの全てがノード67
a〜67d上のそれらの各々の出力に保持される既知のテ
ストビットを持つように、テスト回路に連続的にシフト
される。このように、マスタクロックMCLOCKのn
サイクルの間、そのSHIFT 状態S4が維持される。マス
タクロックの次のサイクルで、EXIT1状態S5に入る。
その状態S5は一時的な状態であり、TAPコントロー
ラは、通常マスタクロックの次のサイクルでUPDATE状態
S8に移行する。TAPコントローラは選択的にPAUSE
状態S6に入り、続いてEXIT2状態S7に入ることがで
きるが、本発明には関係がないのでここでは説明を省略
する。
【0027】UPDATE状態S8で、TAPコントローラ
は、一旦ライン74a上のクロック信号UPDATECL
Kのクロッキングを構成するためにクロックサイクルを
発生させることによりハーフラッチ58aの出力を更新さ
せる。従って、捕捉ハーフラッチ56aの出力ノード67a
上のテストデータビットは、ライン65a上の更新ハーフ
ラッチ58aの出力に現れ、その結果としてライン8a上
のDATAOUT信号として現れる。テスト動作のこの
時点で、ライン8a〜8d上の全てのDATAOUT信
号は更新される。ピン結線8a〜8dは、前述したよう
に、1つ又はそれ以上の他のICのそれぞれのピン結線
に接続される。従って、IC間の更新された信号の伝達
(IC間の緩衝論理を通過する伝達を含む)をさせる短
時間後に、ピン結線8a〜8d上の更新された信号は、
1つ或いはそれ以上の他のICの各々のピン結線に現れ
る。他のICのピン結線は、入力装置或いは入出力装置
として形成される境界スキャンセルに接続される。この
ような入力境界スキャンセルがどのように実施されるか
は、IEEE Standard 1149.1−19
90を参照する当業者の範囲内であるので、このような
入力境界スキャンセルはここでは詳細に説明しない。境
界スキャンテストの説明を完全なものとするため、IC
2が接続されるICの入力境界スキャンセルは、ピン結
線がライン10a上のDATAIN信号として接続される
という相違を伴うが図1の境界スキャンセルと同一であ
ると考えられる。それゆえ、図1の回路の残りの説明の
ためには、ライン10a上の信号DATAINが、検査さ
れた結果であり、その結果は、前述の更新動作に応答し
て発生するものと考えられる。
【0028】マスタクロックの次のサイクルで、TAP
コントローラは再度SELECT-SCAN 状態S2に入り、その
後次のサイクルでCAPTURE 状態S3に入る。そのCAPTUR
E 状態で、ライン10a上のDATAIN信号が出力ライ
ン62a上に現れるように、マルチプレクサ26aがライン
34上の信号TAPCONTROL1で制御される間、捕
捉ハーフラッチ56aは一旦ライン70上の信号CAPTU
RECLKでクロックされる。このように、その結果は
ライン64a上で捕捉される。その後、次のマスタクロッ
クサイクルで、TAPコントローラは、もう一度SHIFT
状態S4に入り、捕捉ハーフラッチ56a〜56dの出力上
で捕捉した結果が、連続的にTAPコントローラへクロ
ックアウトされる。捕捉された結果が捕捉ハーフラッチ
28aの外にクロックされると同時に、テストビットの新
たなセットがTAPコントローラから捕捉ハーフラッチ
28a内にクロックされる。その結果として、上述した状
態S2,S3,S4,S5,S8からS2に戻るサイク
ルが連続的に繰り返される。
【0029】図14の機能論理回路4は、ラッチを介して
相互接続されるか或いは直接的に相互接続されるかのど
ちらかの種々のサイズの組合せ論理回路の種々のブロッ
クからなると考えられる。機能論理回路内の組合せ論理
回路の入力に既知のテストビットを配置し、また、組合
せ論理回路内のラッチの出力上の結果を捕捉することに
より組合せ論理回路の機能状況をテストすることが可能
である。これは、機能論理回路内の種々のテストポイン
トに図15又は図1に示したような境界スキャンセルを配
置することで達成できる。しかしながら、境界スキャン
連鎖は、その後、連続する境界スキャンセル間に組合せ
論理回路とラッチを持つため、これら付加的なラッチが
テスト動作中にタイミングの問題を生じる。しかしなが
ら、この問題は、機能論理回路内の機能ラッチを図1の
境界スキャンセル6aのスキャンラッチ(例えば、入力
マルチプレクサ26aとハーフラッチ56a,58aの組合
せ)に置き換えることで克服できる。従って、ラッチ
は、通常の機能モードでは通常の機能ラッチとして動作
し、スキャンテストではスキャンラッチとして動作す
る。図1の境界スキャンセル6aは、また、付加的な観
察可能で制御可能なノードを提供するため組合せ論理回
路のスキャンテストに用いられる。
【0030】図2は、組合せ論理回路をテストするスキ
ャン連鎖に使用するためにスキャンセル7aとして再構
成した図1の境界スキャンセル6aを示す。組合せ論理
の構造のテストを実行する図2のスキャンセル7aの動
作は、図3のタイミング図を参照して説明する。マスタ
クロックMCLOCKのクロックサイクルMCLOCK
0の始めで、TAPコントローラはRESET 状態S0にな
る。クロックサイクルMCLOCK0の終わりで、信号
ACTIVATETESTはハイとなるのでマスタクロ
ックの次のクロックサイクルMCLOCK1でTAPコ
ントローラ12は、RUN-TEST/IDLE状態S1に入り、その
後、次のクロックサイクルMCLOCK2でSELECT-SCA
N状態S2に入る。クロックサイクルMCLOCK3の
始めで、CAPTURE 状態S3に入り、テストクロックイネ
ーブル信号TESTCLKENがハイにセットされる。
これは、ライン70上の捕捉クロックCAPTURECL
Kに実行を開始させる。クロックサイクルMCLOCK
4の始めで、データ出力ビットDOB1はデータ入力10
a上に存在し、前回のテストの結果として生じた出力で
ある。クロックサイクルMCLOCK4の始めで、TA
Pコントローラは状態S3からSHIFT状態S4に移行す
るので、捕捉動作は前述と同様に実行される。
【0031】図3を参照して、クロックサイクルMCL
OCK4の始めの、捕捉クロック信号CAPTUREC
LKの立ち下がりエッジ201 でデータ出力ビットDOB
1が捕捉ハーフラッチ56aの出力ノード67a上にラッチ
される。この動作の間、マルチプレクサ26aは、ライン
62a上のその出力がライン10a上のDATAIN信号と
して接続されるように制御信号TAPCONTROL1
によって制御される。クロックサイクルMCLOCK4
の間、TAPコントローラはSHIFT 状態S4にある。ク
ロックサイクルMCLOCK4の次の半分の間、解放ク
ロック信号RELEASECLK(図3に示されていな
い)が、ノード67aのデータ出力ビットDOB1がライ
ン14b上のSCANOUT信号として現れるように解放
ハーフラッチ60aに与えられる。
【0032】SHIFT 状態S4で、テストデータビットは
ライン14a上のSCANIN信号として現れると、最初
のテストデータビットは、クロックサイクルMCLOC
K4の開始直後ライン14a上に配列されるビットTDB
1で表される。クロックサイクルMCLOCK4におけ
るCAPTURECLK信号の立ち上がりエッジ200
で、捕捉ハーフラッチ56aはデータ転送状態を選択す
る。この後すぐに、マルチプレクサ26aがライン62a上
のその出力をSCANIN信号ライン14a上のその入力
に接続するように、エッジ202 で示されるようにライン
34上の信号TAPCONTROL1は状態を変化する。
このため、テストデータビットTDB1は内部ノード67
a上に現れる。次のクロックサイクルMCLOCK5の
始めで捕捉クロックCAPTURECLKの立ち下がり
エッジ204 で、この例では、TAPコントローラは、2
番目のテストデータビットTDB2をスキャンできるよ
うにSHIFT 状態を維持する。クロックサイクルMCLO
CK5の開始直後に、ライン72上の解放クロックREL
EASECLKは、最初のテストデータビットTDB1
がSCANOUTとして信号ライン14bに現れるように
ハーフラッチ60aをクロックする。従って、TAPコン
トローラは、必要なテストデータビット全てをシフトす
るために要求されるのと同じ数のTAPコントローラの
クロックサイクルの間、SHIFT 状態S4に維持されるこ
とは明らかである。
【0033】この例では2つのテストデータビットがク
ロックされるだけであり、前述したようにテストデータ
ビットTDB1がクロックサイクルMCLOCK4の間
にシフトされたと同様に、クロックサイクルMCLOC
K5の間で、2番目のテストデータビットTDB2が一
列にスキャン上に配列され、回路内にシフトされる。ク
ロックMCLOCK6の始めで、TAPコントローラは
EXIT1状態S5に入る。そして、捕捉クロックはローと
なり、捕捉ハーフラッチ56aがデータ保持状態に維持さ
れ、テストデータビットTDB2が内部ノード67a上に
維持されるようにローに維持される。サイクルMCLO
CK6の開始直後、テストデータビットTDB2もまた
ライン14b上にSCANOUT信号として現れるよう
に、クロック信号RELEASECLKは解放ハーフラ
ッチ60aをクロックする。MCLOCK6の間、マルチ
プレクサ26aが再度ライン62a上のその出力をライン10
a上のその入力に接続するように、ライン34上の制御信
号TAPCONTROL1も、また、エッジ206 で状態
を変化する。
【0034】クロックサイクルMCLOCK7の始め
で、TAPコントローラはUPDATE状態S8に入る。TA
PコントローラがUPDATE状態S8にある間のクロックサ
イクルMCLOCK7の終わりで、TAPコントローラ
は、ライン74上のクロック信号UPDATECLKのエ
ッジ208 と210 を発生することにより、内部ノード67a
上のテストデータビットTDB2を信号DATAOUT
としてライン8a上にラッチして、ハーフラッチ58aを
データ転送状態に置いた後、データ保持状態に置くの
で、信号ライン8aはそこにラッチされたテストデータ
ビットTDB2を持つ。テストデータビットTDB2の
ラッチは、TAPコントローラがRUN-TEST-IDLE 状態S
1に再度入った後クロックサイクルMCLOCK8の間
のエッジ210で起こる。同じ連続動作が再度実行される
と、次の捕捉動作は、信号DATAINとしてライン10
a上に出力されたデータを捕捉し、このことは、組合せ
論理回路5に入力される他のテストデータビットTDB
2(また、他のスキャンラッチからの同様のテストデー
タビット)の論理結果である。
【0035】通常の機能動作の間、組合せ論理回路から
のライン10a上のデータは、ライン70上のクロック信号
CAPTURECLKで捕捉ハーフラッチをクロック
し、続いてライン74上のクロック信号UPDATECL
Kで更新ハーフラッチ58aをクロックすることで、DA
TAOUT信号ライン8aに進む。フルラッチとして動
作するために捕捉ハーフラッチを更新ハーフラッチ58a
或いは解放ハーフラッチ60aのどちらかと組合せて、特
別の機能を実行することは容易にわかる。シフト動作
(スキャンイン或いはスキャンアウト)の間、更新ハー
フラッチ58aは、その出力が変化しないようにデータ保
持状態に保持されることは言うまでもない。従って、本
発明はハードウエアの減少を要求されるが、シフト動作
中に変化しない機能データ出力を持つことで、IEEE
Standard 1149.1−1990で特定さ
れた状態シーケンスによる境界スキャンテストを実行す
るために使用できるスキャンテスト回路を提供する。更
に、必要なクロック信号のシーケンスは先行技術のもの
よりも簡単である。
【0036】図2の回路は、所謂“性能テスト" を実行
させることにおいて、図15の従来回路よりも優れた別の
効果を提供する。構造テストは、特定の残存する一連の
入力に対する出力の論理的正確さの決定に限定される。
また、機能論理回路4内の組合せ論理のタイミング状況
をテストすることが望まれる。性能テストにより、組合
せ論理の構造の性能(論理機能の性能よりは)をテスト
することができる。性能テストを実行するためには、1
組の高感度ビットで組合せ論理の入力の感度を高め、組
合せ論理の出力を処理する必要がある。その後、入力を
一連の活性ビットに変化させる。出力を高感度入力に応
答して設定される値から活性入力に応答して設定される
値に変化させるのに要する時間は、回路性能の尺度であ
る。このようなテストが本発明による図2の回路を用い
てどのように実行されるかを次に説明する。
【0037】図16の状態図によれば、TAPコントロー
ラが状態S8にある時間に、更新動作が実行された後、
状態S3でその結果を捕捉するために捕捉動作が実行さ
れるまで、TAPコントローラクロックの2つのクロッ
クサイクルが経過しなければならないことは明らかであ
る。回路動作速度が設計の制約条件の範囲内であること
を検査するために、入力が活性化された後に素早くその
結果を捕捉できることが性能テストの特質である。この
ように、性能テストは、捕捉が更新後のクロックサイク
ルで生じるように構成される。図1又は図2の本発明の
回路を用いて、図4に示すように、状態図を性能テスト
ができるように修正できる。性能テストは、上述したT
APコントローラ12を使用して、図16の状態図を、単
に、図4に示すように各状態で実行できる動作を修正す
ることで実行できる。次の状態との間の移行は同じまま
である。
【0038】図5は、性能テストを実行する図2のスキ
ャンテスト回路の制御タイミング図を示す。本発明によ
る性能テストを図2,4及び5を参照して述べる。TA
Pコントローラ12は、構造テストに対抗するものとして
の性能テストを実行するための設定前にSELECT-SCAN 状
態S2にあると考えられる。MCLOCKは前述したよ
うにTAPコントローラのクロックを示す。MCLOC
Kの最初のクロックサイクルMCLOCKNで、EXIT0
状態S3に入り、それから、マスタクロックの次のクロ
ックサイクルMCLOCKN+1で、SHIFT 状態S4に
入る。この状態で、マルチプレクサは、エッジ221 で示
すようにTAPCONTROL1の状態変化によってS
CANINのライン14aに接続される。シフト動作は、
捕捉ハーフラッチ56aをクロックすることで実行され、
その後、スキャンラッチのチェーン内の全ての高感度ビ
ットをクロックするために必要な同数のクロックサイク
ルで、解放ハーフラッチ60aをクロックすることで実行
される。これらの高感度ビットはSB1,SB2として
示される。この動作中、捕捉ハーフラッチ56aと解放ハ
ーフラッチ60aは、ライン70上のクロック信号CAPT
URECLKとライン72上のクロック信号RELEAS
ECLKによってそれぞれクロックされる。捕捉ハーフ
ラッチのクロッキングは、ライン67a上の内部ノード上
に高感度ビットSB1を配置する。解放ハーフラッチの
クロッキングは、SCANOUTライン14b上に高感度
ビットSB1を配置する。ビットSB2は同様の方法で
シフトされる。最終のシフトクロックサイクルMCLO
CKN+2において、高感度ビットSB2はSCANI
N信号として信号ライン14aからSCANOUT信号と
して信号ライン14bへシフトされる。クロックサイクル
MCLOCKN+2の最後で、ライン70上のCAPTU
RECLK信号は、エッジ220 で示すように、ローにな
り、捕捉ハーフラッチ56aが、データ保持状態となるよ
うにローに維持される。RELEASECLK信号はク
ロックを継続するが、内部ノード67a上の信号がラッチ
されるので、ライン14b上の信号は変化しない。TAP
コントローラは、その後、クロックサイクルMCLOC
KN+3の間に、EXIT1状態S5に入り、クロックサイ
クルMCLOCKN+4の間に、SHIFT - UPDATE状態S
6に入る。クロックサイクルMCLOCKN+4の最後
で、ライン74上のUPDATECLK信号は、エッジ22
2 で示すように、ハイになり、内部ノード67a上の高感
度ビットSB2を、DATAOUT信号としてライン8
a上に生じさせる。
【0039】クロックサイクルMCLOCKN+4の最
後でUPDATECLK信号がハイになった後、TAP
コントローラはCAPTURE 状態S7に入る。この段階で、
CAPTURE 状態の動作は、捕捉される結果が未だ発生して
いないので重要ではない。しかし、CAPTURE 状態S7の
間に、ライン10a上の信号DATAINは、DATAO
UT信号ライン8a上に配置された高感度ビットSB2
に応答して状態を変化する。
【0040】そして、TAPコントローラは、CAPTURE
状態S7からSHIFT 状態S4に戻り、同じシーケンス動
作を実行する。しかし、クロックサイクルMCLOCK
N+1とMCLOCKN+2の間のSHIFT 状態S4にお
けるこの時、活性ビットAB1,AB2は、クロックサ
イクルMCLOCKN+4の最後で、活性ビットAB2
がライン8a上の信号DATAOUTとなるようにシフ
トされる。これは、組合せ論理回路5を介して伝達され
た後、短い測定可能な時間遅れの後にDATAIN信号
ライン10a上で捕捉されなければならないDATAOU
Tライン8a上の高感度ビットSB2から活性ビットA
B2への変化の結果である。
【0041】次のクロックサイクルMCLOCKN+5
の間に、TAPコントローラはCAPTURE 状態S7にあ
る。この状態で、マスタクロックMCLOCKのパルス
幅は、パルス幅dに減少する。また、アドバンスドクロ
ック信号ADVANCECLKは、MCLOCKの立ち
上がりエッジ235 から所定時間tの計測時間位置で立ち
上がりエッジ224 をもって生成される。減少したパルス
幅dは、タイミング測定には影響はない。活性ビットA
B2が組合せ論理へのライン8a上に配置された後の時
間に、ライン8a上の活性入力ビットAB2から生じる
データ出力ビットDOBがマルチプレクサ26aへのライ
ン10a上で利用できる。ライン10aは、MCLOCKの
減少されたサイクルdの立ち下がりエッジ226 でTAP
CONTROL1の状態変化によりマルチプレクサに接
続される。マルチプレクサの状態変化は、ライン34の立
ち下がりエッジ228 によって表される。
【0042】図5のクロッキングシーケンスの態様は、
クロックMCLOCKの立ち上がりエッジ235 から時間
tの捕捉期間におけるクロックCAPTURECLKの
立ち下がりエッジ232 を独立して生成するアドバンスド
クロックADVANCECLKの設置である。これは、
捕捉サイクル内のマスタクロックMCLOCKに高周波
クロックを発生させることを不要にする。また、そのよ
うな高い周波数でTAPコントローラをクロックするこ
とを避ける。
【0043】減少されたパルス幅dの目的は、減少され
たパルスの立ち下がりエッジ226 からライン70上のCA
PTURECLK信号の立ち上がりエッジ230 を与える
だけである。従って、パルス幅dに要求されることは、
所定時間tよりも短くなければならない。CAPTUR
ECLKはエッジ230 でハイになると、上述したように
アドバンスドクロック信号ADVANCECLKの制御
下でエッジ232 でローとなる。
【0044】マルチプレクサが、ライン34上の立ち下が
りエッジ228 でスイッチされた後、ライン70上のCAP
TURECLK信号は、エッジ230 で表されるようにハ
イになり、短時間の後に、データ出力ビットDOBを内
部ノード67a上に現す。エッジ230 は、データ出力ビッ
トDOBが配置される以前に生じるので、次のタイミン
グ測定において何の役割も果たさず、CAPTUREC
LKのエッジ232 でデータ出力ビットDOBを捕捉する
と考えられる。捕捉クロック信号CAPTURECLK
がエッジ232 でローになったとき、捕捉ハーフラッチは
データ保持モードにあり、データ出力ビットDOBは内
部ノード67aに保持される。
【0045】アドバンスドクロック信号ADVANCE
CLKは、また、ライン72上のRELEASECLK信
号の早い立ち上がりエッジ234 を与えるために使用され
る。エッジ234 でRELEASECLK信号がハイとな
った後、内部ノードに保持されたデータ出力ビットDO
Bは、SCANOUT信号としてライン14b上に現れ
る。しかし、この解放のタイミングは重要ではない。
【0046】TAPコントローラは、次のクロックサイ
クルMCLOCKN+6で、SHIFT状態S4に再度入
る。新たな高感度或いは活性ビットSB4/AB4,S
B5/AB5が、その後、SCANIN信号ライン14a
上でシフトインされ、データ出力ビットDOBがSCA
NOUT信号ライン14b上でシフトアウトされる。スキ
ャンラッチのチェーンに与えられる高感度ビットパター
ンは、高感度と活性パターンの間の組合せ論理回路5の
入力の転送のクリティカルタイミング経路を活性化する
のが好ましい。性能テストのポイントは、組合せ論理回
路の入力8a,8b等への活性入力ビットの配置とライ
ン10aのデータ出力ビットの出現との間の時間を計測す
ることであることが容易に分かる。性能テストシーケン
スは、異なるタイミング経路を用いるために異なったパ
ターンで繰り返される。高感度の更新から対応する結果
の捕捉までの時間遅れは、捕捉状態における期間tであ
るということが分かる。この期間tは、特定の一連の入
力に対して更に正確な出力データを生じる可能な限り最
短の遅れを決定するように調整することができる。
【0047】従って、図2に示すスキャンセルは、構造
テスト或いは性能テストのどちらかを実行することがで
きる。しかし、ある様相において、特に性能テストの実
行を無効にする性質を有する。第1に、3つのクロック
は、単一のクロックに比べて多くのパワー消費が要求さ
れる。第2に、3つのクロックが独立しているためクロ
ックツリー(引き出されたクロック)が分離し、性能テ
ストの正確さが低下する。これらの不都合を克服するた
め、与えられたクロック信号を効果的に導くために可能
な機能を組み入れた新たなハーフラッチが提供される。
これは、2つの直列な転送ゲートを使用し、クロック経
路にゲート機能を挿入し、或いは、記憶ノードを備えた
クロックゲート機能を合併する複雑なゲートを使用する
等の幾つかの方法で構成される。このようなハーフラッ
チを実行する他の方法は、当業者にとっては周知であ
る。
【0048】図6は、イネーブル入力を備えた転送ゲー
トTGEと記憶ノードSNをそれぞれ持つ上述のタイプ
の2つのハーフラッチ82a,84aで、解放と更新ハーフ
ラッチ58a,60aを置き換えた図2の回路を示す。図6
の配置例は、パワー消費の減少とクロック信号ラインの
数の減少を導く全てのハーフラッチに与えられるクロッ
ク信号COMMONCLKを1つだけ必要とすること
で、図2の回路よりも優れている。捕捉ハーフラッチ56
aは、解放ハーフラッチ84aと更新ハーフラッチ82aに
与えられるクロック信号の否定信号を受信する。クロッ
ク信号が1つだけであるので、正確な性能テストを導く
クロックツリーが1つだけである。
【0049】別の制御信号TAPCONTROL3が、
解放ハーフラッチ84aに与えられ、そして、否定され
て、更新ハーフラッチ82aに与えられる。2つの制御信
号TAPCONTROL1とTAPCONTROL3
は、TAPコントローラ内部から発生し、通常の機能動
作の間、不活性である。IC2の通常の機能動作では、
制御信号TAPCONTROL1はローであり、制御信
号TAPCONTROL3はローである。更新動作(本
質的にシフトに合体する)の間、TAPCONTROL
1はハイであり、TAPCONTROL3はローであ
る。捕捉動作(本質的にシフトに合体する)の間、TA
PCONTROL1はローであり、TAPCONTRO
L3はハイである。シフト動作(スキャンイン或いはス
キャンアウト)の間、TAPCONTROL1はハイで
あり、TAPCONTROL3はハイである。加えて、
非同期の更新動作(固有のシフトを持たない)は、クロ
ックCOMMONCLKがハイに保たれている間達成さ
れ、そして、後述のように、立ち下がりエッジがTAP
CONTROL3に発生する。
【0050】図7は構造テストを実行するための図6の
回路のタイミング図を示す。また、図16の状態図を参照
する。マスタクロックMCLOCKのクロックサイクル
MCLOCK0の始めで、TAPコントローラはRESET
状態S0にある。クロックサイクルMCLOCK0の最
後で、信号ACTIVATE TESTはハイになるの
で、TAPコントローラ12の次のクロックサイクルMC
LOCK1で、RUN-TEST-IDLE 状態S1に入り、その
後、次のクロックサイクルMCLOCK2でSELECT-SCA
N 状態S2に入る。クロックサイクルMCLOCK3の
始めで、CAPTURE 状態S3(固有のシフトを持つ)に入
り、テストクロックイネーブル信号TESTCLKEN
がハイにセットされる。これは、ライン86上の共通クロ
ックCOMMONCLKの実行を開始させる。クロック
サイクルMCLOCK4の始めで、データ出力ビットD
OB1がデータ入力10aに存在し、これは、前回テスト
から出力された結果である。クロックサイクルMCLO
CK4の始めで、TAPコントローラが状態S3からSH
IFT 状態S4に移行するので、捕捉動作が実行され、ラ
イン90a上に捕捉されたビットは、また、SCANOU
Tライン14aにシフトされる。このシフト動作はクロッ
クサイクルMCLOCK3の捕捉動作によって生じる
が、その影響は次のクロックサイクルMCLOCK4ま
で実際には見られない。
【0051】この時点まで、制御信号TAPCONTR
OL1は、入力10a上のデータをマルチプレクサ26aの
出力に接続するためにローであり、制御信号TAPCO
NTROL3は、解放ハーフラッチを使用可能にし、ま
た、データ保持状態に更新ハーフラッチを保持するため
にハイである。クロックCOMMONCLKがエッジ25
1 でローになった時、組合せ論理回路5の出力10a上の
データDOB1は動的に、内部ノード90a上に反射され
る。クロックCOMMONCLKの立ち上がりエッジ25
2 でDATAIN信号ライン10a上の現在のデータビッ
トは、捕捉されて、ライン90a上の内部ノード上に保持
される。同時に、解放ハーフラッチは、SCANOUT
信号ライン14b上にノード90aのデータDOB1を配置
することができる。COMMONCLKの立ち下がりエ
ッジ254 がMCLOCK4の間で生じた時、SCANO
UTライン14bの信号は保持或いは維持される。MCL
OCK4の間、制御信号TAPCONTROL1がエッ
ジ256 で示されるようにローからハイに切り換わり、そ
の結果としてマルチプレクサ26aがSCANIN信号入
力ライン14a上に信号を入力する。結果として、2つの
クロックサイクルMCLOCK4,5において、TAP
コントローラがSHIFT 状態S4にあり、2つのスキャン
テスト値TDB1,TDB2が、引き続きSCANOU
T信号ライン14b上にシフトされる。一般的に、図15に
関して上述のようにシフト状態にnクロックサイクルが
あることが分かる。MCLOCK6の立ち上がりエッジ
で、EXIT1状態S5に入り、信号TESTCLKENが
ローになり、MCLOCKの立ち下がりエッジで信号T
APCONTROL1が、エッジ258 で示すようにロー
になる。エッジ258 の位置は、影響がないので重要では
ないので、このエッジは、後続のどのサイクルにも位置
できる。MCLOCK7の間、更新ハーフラッチはロー
となるTAPCONTROL3のエッジ260 で使用可能
となり、ノード90のテストデータビットTDB2が、組
合せ論理回路5への入力8aに現れる。この時点で、ラ
イン86上のクロック信号COMMONCLKがハイなの
で、更新ハーフラッチは、使用可能であれば、データ転
送状態を選択することが明らかである。エッジ260 は、
マスタクロックMCLOCKのクロックエッジと同期し
ない。結果として、エッジ260 によって達成される更新
動作は非同期であり、この更新と関連する固有のシフト
動作はない。これは、“非同期更新”と呼ばれる。MC
LOCK8の間、RUN-TEST-IDLE 状態S1に入り、TA
PCONTROL3はエッジ262 でハイ状態に戻る。全
てのクリティカル動作は同期しており、信号TAPCO
NTROL3がMCLOCK7のエッジ260 でハイから
ローに変化する場合に起こる非同期の動作を除いては、
クロックCOMMONCLKの立ち上がりエッジで起こ
る。この非同期動作は、構造テストの間更新を行うため
のIEEE Standard 1149.1−199
0による状態図を使用可能とする図6の回路の重要な性
質である。構造テストモードにおいて、更新のタイミン
グはクリティカルでなく、出力ライン8a上の非同期変
化は重要ではない。
【0052】図3と図9により、性能テスト中の図6の
回路の動作を図4の状態図を参照して説明する。図9
は、性能テストのクリティカルタイミング経路が生じる
間の図8のサイクルMCLOCK5からMCLOCK7
の拡大図である。図6の回路の動作は、性能テストが実
行される場合は図2の回路と同様であるので、共通要素
は説明しない。次に図2の回路のタイミングシーケンス
と図6の回路のタイミングシーケンスとの違いについて
説明する。
【0053】図9において、マスタクロックMCLOC
Kと基準クロックADVANCECLKの組合せによっ
て生じる共通クロックCOMMONCLKのタイミング
を示す。更新機能の制御は、図8,9のように回路で異
なる。図8に示すように、信号TAPCONTROL3
は、TAPクロックサイクルMCLOCKN+4におい
てCOMMONCLKの立ち下がりエッジで、エッジ27
0 で示すように、ハイからローに状態を変化する。これ
は、COMMONCLKが捕捉サイクルMCLOCKN
+5の始めでハイになる時、更新ハーフラッチがデータ
転送状態になり、ノード90aの入力上のビットをライン
8a上の出力へ転送することを意味する。これは、性能
テストのための活性入力ビットを提供する。制御信号T
APCONTROL3は、その後、更新ハーフラッチの
出力上のそのビットを保持するため、エッジ272 で示す
ように、ローからハイの状態に変化するので、その出力
がCOMMONCLKの後続のエッジ用に保持される。
【0054】活性入力ビットの結果としての機能論理回
路4からのデータ出力は、ライン86上のクロックCOM
MONCLKの立ち上がりエッジ273 で捕捉される。エ
ッジ273 のタイミングはアドバンスドクロック信号AD
VANCECLKで制御される。機能論理の性能測定
は、図5を参照して述べたのと同様の方法で実行され
る。
【0055】図9は、性能テストの原理をより明らかに
示す。矢印pは組合せ論理回路5を通過する伝播時間、
又は、入力ビットが高感度パターンから活性パターンに
変化する時のデータ出力が1つの状態から別の状態へ変
化するのにかかる時間を示す。上述したように、この時
間の測定は、MCLOCKの立ち上がりエッジとADV
ANCECLKの立ち上がりエッジとの間の時間遅れt
の変更で得ることができる。
【0056】アドバンスドクロック信号ADVANCE
CLKは、捕捉サイクルMCLOCKN+5中の共通ク
ロック信号COMMONCLKの速度を増加するのに望
ましいので導入される。しかし、マスタクロックMCL
OCKに速いサイクルを導入することは望ましくない。
更に、共通クロック信号COMMONCLKが期間MC
LOCKN+5中で速いクロックサイクルを実行する
と、それはマスタクロックMCLOCKの次の立ち上が
りエッジのために禁止されなければならない。これら2
つのクロック間の同期が失われるならば、スキャンイン
或いはスキャンアウトされるテストビットのいくつかも
また失われる。従って、サイクルMCLOCKN+6の
始めで、TAPコントローラは立ち上がりエッジを受信
するが、COMMONCLK信号はエッジを発生しな
い。
【0057】図10は、公知の回路の構成を用いた図6の
回路の構成例を示す。マルチプレクサ26aは2つのAN
Dゲート92,94とNORゲート122 からなる。ライン34
上の信号TAPCONTROL1は、直接ANDゲート
94に入力されるが、ANDゲート92の入力上で反転する
ことがわかる。ハーフラッチ56は、2つの相補形トラン
ジスタ96,98を含んで構成されるむパスゲートと強いイ
ンバータ100 aと弱いインバータ100 bで構成された折
り返し構成のインバータ装置100 とからなる。ハーフラ
ッチ82は2つの相補形トランジスタ106 ,108 を含んで
構成されるパスゲート、一対の折り返し構成のインバー
タ116 及びインバータ118 を含む。折り返し構成のイン
バータ116 は強いインバータ116 aと弱いインバータ11
6 bとを含んで構成される。ハーフラッチ84は2つの相
補形トランジスタ110 ,112 を含んで構成されるパスゲ
ート、一対の折り返し構成のインバータ114 及びインバ
ータ120 を含む。折り返し構成のインバータ114 は強い
インバータ114 aと弱いインバータ114 bからなる。ハ
ーフラッチ82,84は更に相補形トランジスタ102 ,104
からなるパスゲートを共有する。
【0058】図11は、本発明がどのように実施されるか
についての別の例を示す。図11は、図6の概略図で示し
たスキャンセルが、どのように実施されるかについての
例を示す。この例のスキャンセルは、入力段320 (図6
のマルチプレクサ26aとラッチ56aに略対応する)と、
出力段330 (図6のハーフラッチ82aと84aに略対応す
る)とかなる。図11に示された発明の実施例は、また、
2つのデータ入力の1つから機能選択を可能とする入力
段に付加的マルチプレクサを追加することにより、ま
た、同期式リセット機能を追加することにより、本発明
がどうように拡張できるかを示す。
【0059】入力段は、ライン310 a上の信号DATA
IN1、ライン312 a上の信号DATAIN2、ライン
314 a上の信号SELECTDATAIN及びライン31
8 上の信号RESETと共に、ライン14a上の信号SC
ANINとライン34上の信号TAPCONTROL1を
受信する。本例は、2つのデータ入力DATAIN1,
DATAIN2を持つという点で、図6の回路と異な
る。しかし、1つのデータ入力だけを選択信号SELE
CTDATAINによっていつでも選択できる。ライン
318 上の信号RESETは、入力段320 をリセットする
ために用いられる。入力段320 は、出力段330 への入力
となるライン316 上の信号DATAを出力する。ライン
88上の信号TAPCONTROL3は、出力段への第2
の入力となる。出力段は、ライン8a上の信号DATA
OUT及びライン14b上の信号SCANOUTを出力す
る。入力段と出力段の両方は、ゲート322 を介してライ
ン86b上の信号NOTCOMMONCLK及びゲート32
2 と324 を介してライン86a上の信号COMMONCL
Kを受信する。
【0060】図11の回路の動作は、図12,13を参照する
ことで容易に理解できる。図12と図13は入力段320 と出
力段330 それぞれを詳細に示す。入力段320 は、図12に
示されるように、複数のゲート332 ,334 ,336 ,350
及び370 、複数のトランジスタ338 〜348 と354 〜368
、及び転送ゲート331 を含んで構成される。
【0061】出力段330 は、図13に示されるように、イ
ンバータゲート388 ,複数のラッチ380 ,390 ,394 、
2つのインバータ392 ,396 、及び、複数の転送ゲート
382〜386 を含んで構成される。よく知られているよう
に、ラッチ380 ,390 及び394 のそれぞれは、相対的に
弱いインバータ380 b,390 b及び394 bのそれぞれと
結合する強いインバータ380 a,390 a及び394 aを備
える。
【0062】転送ゲート330 ,382 ,384 ,386 はそれ
ぞれ、図10のトランジスタペア96,98、102 ,104 、10
8 ,106 及び110 ,112 のそれぞれに対応する一対の相
補形トランジスタを備える。図11,12及び13の回路がど
のように動作するかは、図6の前述の記載から当業者に
とっては明白であるので、この回路の動作についは説明
を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の境界スキャンセルの回路図
【図2】本発明の別の実施例のスキャンセルの回路図
【図3】構造テストを実行する図2のスキャンセルのタ
イミング図
【図4】本発明の実施例による性能テストを実行するた
めのテストアクセスポートコントローラの部分状態図
【図5】性能テストを実行する時の図2のスキャンセル
のタイミング図
【図6】本発明の別の実施例によるスキャンセルの回路
【図7】構造テストを実行するのに用いられる図6のス
キャンセルのタイミング図
【図8】性能テストを実行するのに用いられる図6によ
るスキャンセルのタイミング図
【図9】性能テストを実行するのに用いられる図6によ
るスキャンセルの要部のタイミング図
【図10】図6の回路に用いられるスキャンセルの回路例
【図11】図6のスキャンセルの回路例の概略図
【図12】図11の回路の入力段の詳細図
【図13】図11の回路の出力段の詳細図
【図14】境界スキャンテストの実施可能な集積回路のブ
ロック図
【図15】境界テスト回路に使用する公知の境界スキャン
セルのブロック図
【図16】構造テストを実行するためのテストアクセスポ
ートコントローラの部分状態図
【図17】ハーフラッチを用いる同期式スキャンラッチの
実施例を示す図
【符号の説明】
5 組合せ論理回路 56a 捕捉ハーフラッチ 58a,82a 更新ハーフラッチ 60a,84a 解放ハーフラッチ 26a 入力マルチプレクサ 18a 出力マルチプレクサ 12 TAPコントローラ 6a,7a スキャンセル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を受信するために接続される入力
    端子と、クロック信号を受信するために接続される制御
    端子と、中間出力端子とを有する捕捉ハーフラッチと、 前記捕捉ハーフラッチの中間出力端子に接続される入力
    端子と、クロック信号を受信するために接続される制御
    端子と、スキャン出力端子とを有する解放ハーフラッチ
    と、 前記捕捉ハーフラッチの中間出力端子に接続される入力
    端子と、クロック信号を受信するために接続される制御
    端子と、データ出力端子とを有する更新ハーフラッチ
    と、 を含んで構成されることを特徴とするスキャンラッチ。
  2. 【請求項2】前記捕捉ハーフラッチ、解放ハーフラッチ
    及び更新ハーフラッチに与えられるクロック信号は、異
    なったクロック信号であり、これらのクロック信号のタ
    イミングは個別に制御可能であることを特徴とする請求
    項1記載のスキャンラッチ。
  3. 【請求項3】前記捕捉ハーフラッチ、解放ハーフラッチ
    及び更新ハーフラッチに与えられるクロック信号は、共
    通クロック源から得られ、前記解放ハーフラッチと前記
    更新ハーフラッチとが、前記捕捉ハーフラッチに供給さ
    れるクロック信号の反転信号を受信することを特徴とす
    る請求項1記載のスキャンラッチ。
  4. 【請求項4】前記捕捉ハーフラッチと、前記更新ハーフ
    ラッチ及び解放ハーフラッチのいずれか一方との組合せ
    が、正のエッジトリガフリップフロップとして作動する
    ことを特徴とする請求項3記載のスキャンラッチ。
  5. 【請求項5】前記解放ハーフラッチと前記更新ハーフラ
    ッチの各々は、そのハーフラッチがデータ転送状態にあ
    るかデータ保持状態にあるかを決定する制御信号を受信
    するために接続される更に別の制御端子を有することを
    特徴とする請求項3又は4記載のスキャンラッチ。
  6. 【請求項6】前記捕捉ハーフラッチの入力端子に接続
    し、前記捕捉ハーフラッチの入力信号として通常のデー
    タ信号及びスキャンデータ信号のうちの1つを選択する
    選択信号に応答する選択回路を含んで構成されることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のスキャ
    ンラッチ。
  7. 【請求項7】前記選択回路はマルチプレクサを含んで構
    成されることを特徴とする請求項6記載のスキャンラッ
    チ。
  8. 【請求項8】機能モードの作動において、前記捕捉ハー
    フラッチが通常のデータ信号をその入力端子から中間出
    力端子に転送し、前記更新ハーフラッチが前記通常のデ
    ータ信号をその入力端子からデータ出力端子に転送する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の
    スキャンラッチ。
  9. 【請求項9】シフトモードの作動において、前記捕捉ハ
    ーフラッチがデータ信号をその入力端子から中間出力端
    子に転送し、前記解放ハーフラッチが前記データ信号を
    その入力端子からスキャン出力端子に転送することを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のスキャン
    ラッチ。
  10. 【請求項10】前記データ信号は、スキャンデータ信号
    であることを特徴とする請求項9記載のスキャンラッ
    チ。
  11. 【請求項11】前記データ信号は、通常のデータ信号で
    あることを特徴とする請求項9記載のスキャンラッチ。
  12. 【請求項12】更新モードの作動において、前記更新ハ
    ーフラッチが前記中間出力端子に蓄えられた信号を前記
    データ出力端子に転送することを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1つに記載のスキャンラッチ。
  13. 【請求項13】 a) スキャンテストビットの所定の
    シーケンスを与えるステップと、 b) 前記スキャンテストビットのシーケンスを、前記
    捕捉ハーフラッチの入力端子を経由してスキャンラッチ
    を介してシフトし、前記スキャン出力端子を経由して前
    記スキャンラッチの外部へシフトするステップと、 c) 前記シーケンスのシフトの終わりに、前記データ
    出力端子を更新して適宜なスキャンテストビットを保持
    するステップと、 d) 前記スキャンラッチを接続して、試験される回路
    から生じる出力データビットを受信するステップと、 e) 前記出力データビットを前記スキャン出力端子を
    経由して前記スキャンラッチの外部へシフトするステッ
    プと、 f) 前記出力データビットと、前記スキャンテストビ
    ットの所定のシーケンス及びテストされる回路に関連し
    て予測される出力データビットとを比較するステップ
    と、 を含んで構成されることを特徴とする回路の構造テスト
    を実施するための請求項1〜6のいずれか1つに記載の
    スキャンラッチを作動する方法。
  14. 【請求項14】前記ステップb)は、 i) 前記捕捉ハーフラッチの入力端子に接続されるス
    キャンデータ入力を選択するステップと、 ii) 前記捕捉ハーフラッチがその入力端子のスキャ
    ンデータビットを中間出力端子に転送するステップと、 iii) 前記解放ハーフラッチが該ビットを前記スキ
    ャン出力端子に転送するステップと、 によって実行され、前記ステップii)とiii)が、
    前記スキャンテストビットのシーケンスに対して実行さ
    れることを特徴とする請求項13記載のスキャンラッチ
    を作動する方法。
  15. 【請求項15】前記ステップc)は、前記更新ハーフラ
    ッチをデータ転送モードの状態に位置することによって
    実行されることを特徴とする請求項13又は14記載の
    スキャンラッチを作動する方法。
  16. 【請求項16】前記ステップe)は、前記捕捉ハーフラ
    ッチをデータ転送モードの状態に位置し、その後、前記
    解放ハーフラッチをデータ転送モードの状態に位置する
    ことによって実行されることを特徴とする請求項13〜
    15のいずれか1つに記載のスキャンラッチを作動する
    方法。
  17. 【請求項17】前記ステップb)は、クロック信号の制
    御の下に実行されて、該クロック信号のクロック周期の
    第1の周期において、前記捕捉ハーフラッチがデータ転
    送モードの状態に位置され、前記クロック周期の第2の
    周期において、前記解放ハーフラッチがデータ転送モー
    ドの状態に位置されることを特徴とする請求項13〜1
    6のいずれか1つに記載のスキャンラッチを作動する方
    法。
  18. 【請求項18】共通クロックによって制御される、前記
    捕捉ハーフラッチと前記解放ハーフラッチとの組合せ
    は、正のエッジトリガフリップフロップを構成すること
    を特徴とする請求項17記載のスキャンラッチを作動す
    る方法。
  19. 【請求項19】前記ステップc)における更新は、前記
    クロック信号から独立して生成されるシフト制御信号に
    応じて非同期的に実行されることを特徴とする請求項1
    8記載のスキャンラッチを作動する方法。
  20. 【請求項20】各スキャンラッチから出力されるデータ
    出力ビットを受信するために接続される複数の入力と、
    データ出力ビットをチェーン状で接続されるスキャンラ
    ッチに供給するために接続される出力と、を有する回路
    の構造テストを実施する方法であって、 A) スキャンテストビットの所定のシーケンスを与え
    るステップと、 B) 前記スキャンテストビットのシーケンスを、前記
    スキャンラッチのチェーンに沿ってシフトするステップ
    と、 C) 該ステップB)の終わりに、前記スキャンラッチ
    を更新して、前記スキャンテストビットを前記スキャン
    ラッチのデータ出力に表示するステップと、 D) 前記スキャンラッチを接続して、試験される回路
    から生じる出力データビットを受信するステップと、 E) 前記出力データビットを前記スキャンラッチのチ
    ェーンに沿ってシフトするステップと、 F) 前記出力データビットと、テストされる回路にお
    ける前記スキャンテストビットの所定のシーケンスに関
    連して予測される出力データビットとを比較するステッ
    プと、 を含んで構成され、前記ステップC)におけるデータ出
    力端子の更新が、前記クロック信号から独立して生成さ
    れるシフト制御信号に応じて非同期的に実行されること
    を特徴とする回路の構造テストを実施する方法。
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