JPH08233421A - 製氷機の貯氷量検出装置 - Google Patents

製氷機の貯氷量検出装置

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JPH08233421A
JPH08233421A JP4077595A JP4077595A JPH08233421A JP H08233421 A JPH08233421 A JP H08233421A JP 4077595 A JP4077595 A JP 4077595A JP 4077595 A JP4077595 A JP 4077595A JP H08233421 A JPH08233421 A JP H08233421A
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JP
Japan
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light
ice
projector
receiver
projected
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077595A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Yuasa
治彦 湯浅
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に氷の検出を行うことのできる製氷機の
貯氷量検出装置を提供することを目的とする。 【構成】 光を投光する投光器25と、この投光器25
から投光される光を受光すると共に、投光器25と同方
向を向いて設置された受光器28と、前記受光器28の
受光量の変化を検知する検出装置24と、前記投光器2
5から投光される光の振動方向を所定角度偏光させる投
光器偏光フィルター26と、この投光器偏光フィルター
26にて偏光された光を投光された振動方向から所定角
度偏光させると共に、前記投光器25から所定の間隔を
存して設けられ、光を前記受光部28へ反射する反射板
27と、この反射板27からの光の振動方向のみ透過さ
せる受光器偏光フィルターとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷機の貯氷量を検出
する貯氷量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機の貯氷量検出装置は、
氷が押すことによって貯氷の有無を検出する機械式と、
投光器と受光器との間に氷が位置した時に受光器の減光
を検出する光電式とに大別できる。そして、光電式検出
装置は、例えば氷の透明度が高く、氷の面に光が垂直に
当たると、受光器で検出できる程光量が減少せず、氷の
検出ができない問題があった。
【0003】この問題を解決するために、特開平6−8
8664号公報(F25C5/18)では、投光器、受
光器間の光軸上で、氷の接触によって透過量が変化する
減光部材を設けた構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来技術であっても、減光部材が必ず、光軸上で、且
つ、氷に接触しなければならないため、例えば、減光部
材を取り囲む様に貯氷された場合、検出できない問題を
有する。本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、確実に氷の検出を行うことを目的とした製氷機の貯
氷量検出装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための手段として、光を投光する投光器と、該投光器か
ら投光される光を受光すると共に、投光器と同方向を向
いて設置された受光器と、前記受光器の受光量の変化を
検知する検出装置と、前記投光器から投光される光の振
動方向を所定角度偏光させる投光器偏光フィルターと、
該投光器偏光フィルターにて偏光された光を投光された
振動方向から所定角度偏光させると共に、前記投光器か
ら所定の間隔を存して設けられ、光を前記受光部へ反射
する反射板と、該反射板からの光の振動方向のみ透過さ
せる受光器偏光フィルターとを備えた製氷機の貯氷量検
出装置を提供する。
【0006】
【作用】投光器から発せられた光は投光器偏光フィルタ
ーにて振動方向が一方向へ修正され、氷のある場合に
は、氷の面に対して垂直であっても、少しの反射を行
い、減光されて反射板に届く。反射板にてさらに光の振
動方向を、受光器偏光フィルターと同方向に偏光し、更
に氷を通過して受光器に受光され、氷の存在を検出する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明を具備する製氷機の内部構造を示
す側面図、図2は単色直線偏光の取り出し方法を表した
図、図3は間に何も無い状態の貯氷センサーの動作を表
した図、図4は間に鏡面体若しくは光沢体を挟んだ状態
の貯氷センサーの動作を表した図、図5は透明体(氷)
を挟んだ状態の貯氷センサーの動作を表した図、図6は
受光光量の増減を表した図である。
【0008】製氷機Iは製氷装置IMとその下側に設け
られ、製氷装置IMにて製氷された氷を貯氷する貯氷庫
23とから成るものである。製氷装置IMは所謂逆セル
型製氷機と称されるものであり、下向きに開口した多数
の製氷室1Aを有し、上壁外面に冷凍系の蒸発パイプ2
を配設した冷却器1と、各製氷室1Aを下方から充分余
裕をもって閉塞し、表面には各製氷室1Aに対応する噴
水孔3及び戻り孔4を形成した水皿5と、この水皿5に
固定され、戻り孔4に連通する水タンク6と、この水タ
ンク6内の水を送水管7、更に分配管8を経て噴水孔3
から各製氷室1Aへ循環せしめる循環ポンプ9と、前記
水皿5を傾動及び復動せしめる正逆回転可能な減速モー
タ10を含む駆動装置11と、給水電磁弁12が開いた
とき水皿5の表面に散水する散水器13と、水タンク6
の底部に連通したフロートタンク14A内のフロート1
4Bによって水位スイッチ21を作動し、水タンク6の
所定水位を検出する水位検出装置14等にて構成されて
いる。
【0009】そして、支持梁15に固定した取付板16
に支持した前記減速モータ10の出力軸に相互に逆方向
に延出した第1及び第2のアーム17A及び17Bを有
する駆動カム17を連結し、この駆動カム17の第1の
アーム17Aの端部に取り付けたコイルバネ18の他端
を水皿5の側部に連結し、水皿5の後部は回転軸19に
支持している。また、20は減速モータ10の正転によ
り図1中反時計回りに回転する駆動カム17の第2のア
ーム17Bによって切換反転され、減速モータ10の逆
転により図1中時計回りに回転する駆動カム17の第1
のアーム17Aによって切換反転され、減速モータ10
への通電を断って水皿5を所定の水平閉塞位置に停止せ
しめるためのアクチュエータスイッチである。
【0010】そして、上述した様な製氷装置IMにて製
氷された氷は、製氷装置IMの下方に設けられた貯氷庫
23に氷導入板29にて落下して貯氷される。また、こ
の貯氷庫23内には貯氷センサー24(貯氷量検出装
置)が設けられている。以下に本発明の貯氷センサー2
4について説明する。貯氷センサー24は光電スイッチ
と称されるもので、光を媒体とし発光体と受光体間の光
路を物体が遮ることによって、光量が減少することを検
知するもので、主として物体の位置、有無等を検出する
ものである。
【0011】まず、偏光について説明する。光波と磁界
がある特定の方向に規則正しく振動する光のことを偏光
といい、一般に電界の振動方向の強さで表示する。偏光
は直線偏光と円偏光とに大別できる。図2は単色直線偏
光の取り出し方法について示したもので、ここで使用し
ている偏光フィルターはガラスやプラスチックに波長程
度の針状結晶のヘラバイトという物質を混合して一方向
に板状に延ばして作られる。
【0012】次に、本発明の貯氷センサー24の動作原
理について説明する。投光器25より投光された光は、
無偏光状態で平行光となり、投光器偏光フィルター26
を通過し、横方向に振動する光となる。この光は、前記
投光器25と対向して設置された反射板27で反射さ
れ、入射光に対して90度偏光した縦方向の振動を主体
とした光に返還され受光器28に返ってくる。受光器2
8にも前記投光器25に設けた投光器偏光フィルター2
6と同様の受光器偏光フィルター(図示しないが前記投
光器偏光フィルター26と同じ偏光フィルター)が設け
られているが、この受光器偏光フィルターは前記投光器
偏光フィルター26に対して90度偏光された光のみを
通過させる。従って、反射板27にて90度偏光された
光は通過することができ、受光器28に受光される。こ
の受光光量の変化によって物体の有無を検出することが
できるものである。
【0013】次に図3乃至図5を参照して動作の説明を
行う。図3は光路を遮る物体(氷)が無い状態での投射
光と反射光の様子を表している。図4に示すのは鏡面体
30や光沢体が光路を遮った場合を示し、鏡面体30は
投射光と反射光の偏光方向が変化しないという性質を持
っているので、投光器25より投光された光は横方向に
振動しているが、鏡面体30で反射された反射光もやは
り横方向に振動しているので、受光器28の縦方向の偏
光フィルターを通過できず、受光器28に受光される光
量が著しく減少するため、物体が存在することを検出で
きる。尚、鏡面体30が傾いていてもやはり受光光量が
著しく減少するため、同様に検出できる。
【0014】次に、図5は透明体(氷)31の場合であ
る。氷31は投射された光の一部を反射し残りを透過す
る。この際の反射光量は入射角と物体の屈曲率から求め
ることができ、面に垂直に入射した場合、例えばガラス
で4%、氷で1.8%である。この反射光は投射光と偏
光方向が同じであるため受光されない。透明体を通過し
た光は反射板27で反射され、この際、投射光に対して
90度偏光した縦方向に振動した偏光として返ってく
る。また、往路と同様に復路でも一部が反射し残りが透
過することになる。そのため、往復する間に物体に反射
して漏れた光量だけ受光器28の受光光量が減少し、物
体が存在することを検出できる。
【0015】次に、偏光の反射と屈曲について説明す
る。水面やガラス面等の透明な物質の表面に自然光が入
射すると、その表面で反射される光が偏光していること
は経験的に良くしられている現象である。偏光波の挙動
は、入射光の直線偏光を入射面の成分P波とし、これに
垂直な成分S波に分け、反射率をそれぞれRP(P波)
とRS(S波)、表面の透過率(屈曲して内部に入る割
合)をそれぞれTP(P波)とTSとすると以下の数式1
乃至数式4にて表される(フレネルの式)。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】但し、iは入射角、rは屈折角である。次
に、図6に示す構造で、角氷と光軸のなす角度をiとす
ると、この傾きiは境界面に立てた法線と光軸のなす角
度、即ち入射角に等しくなる。そして、この傾きを0〜
90度まで変化させたときの貯氷センサー24の受光器
28に返ってくる縦方向偏光の光量は表1に示す通りで
ある。(但し、空気中、反射板及び投・受光面での光量
の減少は無いものと仮定する。)
【0021】
【表1】
【0022】また、貯氷センサー24の投光器25から
投光された光は、投光器偏光フィルター26により横方
向に振動する光となる。これは図2でP波に相当する。
(S波はないものと仮定する。)それに対して、反射板
27で反射され受光器28に返ってくる光は、投光され
た光に対して90度偏光した縦方向に振動する光であ
る。表1は受光器28に返ってくるP波の投光光量に対
する受光光量の回帰する割合で、この表1では、例え光
軸に対して垂直に角氷31が置かれていても、透過率は
96.4%にしかならず、受光器28での光量では3.
6%の減少となって現れるため、確実に検出できる事と
なる。尚、入射角が50度程度までは、約90%の透過
率であるが、それより大きくなると急激に減少していく
ことになる。
【0023】以上説明した如く、本発明の貯氷センサー
24を用いることによって、受光器28ではガラスに近
い3.6%まで受光量を減少させる事ができるため、確
実に氷31の検出が可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明した如く、投光器から
発せられた光は投光器偏光フィルターにて振動方向が一
方向へ修正され、氷のある場合には、氷の面に対して垂
直であっても、少しの反射を行い、減光されて反射板に
届く。反射板にてさらに光の振動方向を、受光器偏光フ
ィルターと同方向に偏光し、更に氷を通過して受光器に
受光され、氷の存在を検出することができるため、通常
の貯氷状態であれば勿論検出できるが、条件の悪い状
態、即ち、投射光が氷の面に対して垂直に当たっても、
氷の存在を確実に検出することができ、以て、信頼性の
高い製氷機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する製氷機の内部構造を示す側面
図である。
【図2】単色直線偏光の取り出し方法を表した図であ
る。
【図3】間に何も無い状態の貯氷センサーの動作を表し
た図である。
【図4】間に鏡面体若しくは光沢体を挟んだ状態の貯氷
センサーの動作を表した図である。
【図5】透明体(氷)を挟んだ状態の貯氷センサーの動
作を表した図である。
【図6】受光光量の増減を表した図
【符号の説明】
24 貯氷量検出装置(貯氷センサー) 25 投光器 26 投光器偏光フィルター 27 反射板 28 受光器 31 氷 I 製氷機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を投光する投光器と、該投光器から投
    光される光を受光すると共に、投光器と同方向を向いて
    設置された受光器と、前記受光器の受光量の変化を検知
    する検出装置と、前記投光器から投光される光の振動方
    向を所定角度偏光させる投光器偏光フィルターと、該投
    光器偏光フィルターにて偏光された光を投光された振動
    方向から所定角度偏光させると共に、前記投光器から所
    定の間隔を存して設けられ、光を前記受光部へ反射する
    反射板と、該反射板からの光の振動方向のみ透過させる
    受光器偏光フィルターとを備えたことを特徴とする製氷
    機の貯氷量検出装置。
JP4077595A 1995-02-28 1995-02-28 製氷機の貯氷量検出装置 Pending JPH08233421A (ja)

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JP4077595A JPH08233421A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 製氷機の貯氷量検出装置

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JP4077595A JPH08233421A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 製氷機の貯氷量検出装置

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ID=12590010

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JP (1) JPH08233421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102735652A (zh) * 2011-03-30 2012-10-17 郑辉东 检冰装置及具备此功能的冰块饮水机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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