JPH08233406A - 冷媒蒸発器 - Google Patents
冷媒蒸発器Info
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- JPH08233406A JPH08233406A JP3665395A JP3665395A JPH08233406A JP H08233406 A JPH08233406 A JP H08233406A JP 3665395 A JP3665395 A JP 3665395A JP 3665395 A JP3665395 A JP 3665395A JP H08233406 A JPH08233406 A JP H08233406A
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- JP
- Japan
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- refrigerant
- passage
- tank
- evaporator
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- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/0325—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
- F28D1/0333—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
- F28D1/0341—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
- F28D2021/0019—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
- F28D2021/008—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
- F28D2021/0085—Evaporators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸発器本体2内を流れる冷媒の圧力損失の増
加を防止でき、且つ冷媒を各蒸発通路内に均一に分配す
ることのできる積層型冷媒蒸発器1を提供する。また、
蒸発器本体2の略中央部に入口配管6と出口配管7を接
続するようにして形状標準化を図ることのできる積層型
冷媒蒸発器1を提供する。 【構成】 蒸発器本体2の複数の流路管を、後側タンク
17に配されたセパレータ20、23a、23b、前側
タンク19に配されたセパレータ27a、27bによっ
て、3個の一方側蒸発通路1a、2a、3aおよび3個
の他方側蒸発通路1b、2b、3bに分割した。そし
て、入口配管6より流入した冷媒が、一方側、他方側連
通路24a、24bを介して一旦両側の最外側流路管へ
導いた後に、各蒸発通路群を通過させることにより、前
後左右ターンさせて出口配管7内に流入するようにし
た。これにより、1つの蒸発通路群の通路数が減ったの
で冷媒を分配し易くなった。
加を防止でき、且つ冷媒を各蒸発通路内に均一に分配す
ることのできる積層型冷媒蒸発器1を提供する。また、
蒸発器本体2の略中央部に入口配管6と出口配管7を接
続するようにして形状標準化を図ることのできる積層型
冷媒蒸発器1を提供する。 【構成】 蒸発器本体2の複数の流路管を、後側タンク
17に配されたセパレータ20、23a、23b、前側
タンク19に配されたセパレータ27a、27bによっ
て、3個の一方側蒸発通路1a、2a、3aおよび3個
の他方側蒸発通路1b、2b、3bに分割した。そし
て、入口配管6より流入した冷媒が、一方側、他方側連
通路24a、24bを介して一旦両側の最外側流路管へ
導いた後に、各蒸発通路群を通過させることにより、前
後左右ターンさせて出口配管7内に流入するようにし
た。これにより、1つの蒸発通路群の通路数が減ったの
で冷媒を分配し易くなった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒と空気とを熱交
換させて冷媒を蒸発させる偏平な流路管を蒸発器本体の
幅方向に複数積層してなり、蒸発器本体の幅方向の略中
央部に入口配管および出口配管を接続した冷媒蒸発器に
関するものである。
換させて冷媒を蒸発させる偏平な流路管を蒸発器本体の
幅方向に複数積層してなり、蒸発器本体の幅方向の略中
央部に入口配管および出口配管を接続した冷媒蒸発器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば車両用空気調和装置の冷媒
蒸発器より吹き出す空気の吹出温度分布の均一化の要望
がある。これを達成する1つの方法として、複数の蒸発
通路の各々へ均一に冷媒を分配する方法があるが、冷媒
蒸発器の入口タンク内に流入する冷媒は膨張弁を通過し
た後の冷媒のため、液成分とガス成分の気液二相状態で
ある。このため、複数の蒸発通路の各々へ均一に冷媒を
分配することが困難であった。
蒸発器より吹き出す空気の吹出温度分布の均一化の要望
がある。これを達成する1つの方法として、複数の蒸発
通路の各々へ均一に冷媒を分配する方法があるが、冷媒
蒸発器の入口タンク内に流入する冷媒は膨張弁を通過し
た後の冷媒のため、液成分とガス成分の気液二相状態で
ある。このため、複数の蒸発通路の各々へ均一に冷媒を
分配することが困難であった。
【0003】以上の理由から、特開昭63−26786
8号公報(以下第1従来例と呼ぶ)、特開平3−170
755号公報(以下第2従来例と呼ぶ)においては、複
数の蒸発通路の両端部に接続される2個のタンク内に仕
切り板等のセパレータをそれぞれ設けて、複数の蒸発通
路を3つの蒸発通路群に分割することにより、分配する
蒸発通路の通路数を減らして、1つの蒸発通路群の中の
U字通路に冷媒を均一に分配することによって空気の吹
出温度分布を改善するようにした冷媒蒸発器が提案され
ている。
8号公報(以下第1従来例と呼ぶ)、特開平3−170
755号公報(以下第2従来例と呼ぶ)においては、複
数の蒸発通路の両端部に接続される2個のタンク内に仕
切り板等のセパレータをそれぞれ設けて、複数の蒸発通
路を3つの蒸発通路群に分割することにより、分配する
蒸発通路の通路数を減らして、1つの蒸発通路群の中の
U字通路に冷媒を均一に分配することによって空気の吹
出温度分布を改善するようにした冷媒蒸発器が提案され
ている。
【0004】なお、第1従来例は、一端部に2個のタン
ク部、他部に蒸発通路を形成するU字通路を有する偏平
な流路管とコルゲートフィンとを交互に複数積層してな
る蒸発器本体と、この蒸発器本体の幅方向の略中央部に
接続した入口配管、出口配管とから冷媒蒸発器が構成さ
れている。
ク部、他部に蒸発通路を形成するU字通路を有する偏平
な流路管とコルゲートフィンとを交互に複数積層してな
る蒸発器本体と、この蒸発器本体の幅方向の略中央部に
接続した入口配管、出口配管とから冷媒蒸発器が構成さ
れている。
【0005】また、第2従来例は、一端部に2個のタン
ク部、他部にU字通路が形成された偏平な流路管とコル
ゲートフィンとを交互に複数積層してなる蒸発器本体
と、この蒸発器本体の幅方向の両側に接続された入口配
管、出口配管とから冷媒蒸発器が構成されている。
ク部、他部にU字通路が形成された偏平な流路管とコル
ゲートフィンとを交互に複数積層してなる蒸発器本体
と、この蒸発器本体の幅方向の両側に接続された入口配
管、出口配管とから冷媒蒸発器が構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
においては、入口配管から複数のU字通路を経て出口配
管までの冷媒の流路に中央側回りと外側回りとの行路差
が生じる。これによって、冷媒の流路の行路により圧力
損失に差が生じるため、冷媒の流れがショートサーキッ
トを起こす可能性がある。このため、最外側流路管を通
る冷媒が減少することによって、最外側流路管の外側を
通過する空気の冷却能力が低下するので、最外側流路管
付近を通過する空気の吹出温度が中央部側流路管付近を
通過する空気よりも高くなり、吹出温度分布が悪化する
という問題が生じている。
においては、入口配管から複数のU字通路を経て出口配
管までの冷媒の流路に中央側回りと外側回りとの行路差
が生じる。これによって、冷媒の流路の行路により圧力
損失に差が生じるため、冷媒の流れがショートサーキッ
トを起こす可能性がある。このため、最外側流路管を通
る冷媒が減少することによって、最外側流路管の外側を
通過する空気の冷却能力が低下するので、最外側流路管
付近を通過する空気の吹出温度が中央部側流路管付近を
通過する空気よりも高くなり、吹出温度分布が悪化する
という問題が生じている。
【0007】次に、第2従来例においては、入口配管か
ら出口配管までの蒸発通路全体の通路長さが長く、しか
も通路断面積が小さくなるので、複数の蒸発通路内の圧
力損失が増加するという問題点が生じている。また、入
口配管および出口配管が冷媒蒸発器の複数の流路管の積
層方向の一端または両端に配置されているので、冷媒蒸
発器の幅方向の略中央部付近に入口配管と出口配管を配
置する第1従来例の構造が採用できない。このため、ボ
ックス型膨張弁を使用することによる冷媒蒸発器の蒸発
器本体形状を標準化させることができないという問題点
が生じている。
ら出口配管までの蒸発通路全体の通路長さが長く、しか
も通路断面積が小さくなるので、複数の蒸発通路内の圧
力損失が増加するという問題点が生じている。また、入
口配管および出口配管が冷媒蒸発器の複数の流路管の積
層方向の一端または両端に配置されているので、冷媒蒸
発器の幅方向の略中央部付近に入口配管と出口配管を配
置する第1従来例の構造が採用できない。このため、ボ
ックス型膨張弁を使用することによる冷媒蒸発器の蒸発
器本体形状を標準化させることができないという問題点
が生じている。
【0008】ここで、複数のU字通路内の圧力損失を低
減しながらも、冷媒の均一分配を図るようにした冷媒蒸
発器(特開平6−194001号公報に開示された技
術)も提案されているが、近年の冷媒蒸発器の大型化に
よって、蒸発通路の通路数が増加すると、複数の蒸発通
路へ均一に冷媒を分配させることが困難であるという問
題が生じている。
減しながらも、冷媒の均一分配を図るようにした冷媒蒸
発器(特開平6−194001号公報に開示された技
術)も提案されているが、近年の冷媒蒸発器の大型化に
よって、蒸発通路の通路数が増加すると、複数の蒸発通
路へ均一に冷媒を分配させることが困難であるという問
題が生じている。
【0009】この発明の目的は、蒸発器本体内を流れる
冷媒の圧力損失の増加を防止でき、且つ冷媒を各蒸発器
内に均一に分配することのできる冷媒蒸発器を提供する
ことにある。また、蒸発器本体の略中央部に入口配管と
出口配管を接続するようにして形状標準化を図ることの
できる冷媒蒸発器を提供することにある。
冷媒の圧力損失の増加を防止でき、且つ冷媒を各蒸発器
内に均一に分配することのできる冷媒蒸発器を提供する
ことにある。また、蒸発器本体の略中央部に入口配管と
出口配管を接続するようにして形状標準化を図ることの
できる冷媒蒸発器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、幅方向に複
数の流路管を並列してなる蒸発器本体と、この蒸発器本
体の幅方向の略中央部に接続された入口配管と、この入
口配管に隣設して、前記蒸発器本体の幅方向の略中央部
に接続された出口配管とを備えた冷媒蒸発器において、
前記蒸発器本体は、前記入口配管より流入した冷媒を、
前記入口配管より一方側に並列された複数の一方側流路
管のうち最も外側に配される一方側の最外側流路管と前
記入口配管とを連通させる一方側連通路、および冷媒を
空気と熱交換させて蒸発させる複数の一方側蒸発通路を
順次経てから前記出口配管へ導く一方側冷媒流路と、こ
の一方側冷媒流路に対して独立して設けられ、前記入口
配管より流入した冷媒を、前記入口配管より他方側に並
列された複数の他方側流路管のうち最も外側に配される
他方側の最外側流路管と前記入口配管とを連通させる他
方側連通路、および冷媒を空気と熱交換させて蒸発させ
る複数の他方側蒸発通路を順次経てから前記出口配管へ
導く他方側冷媒流路と、前記複数の一方側蒸発通路を2
個以上の蒸発通路群に分割する一方側分割手段と、前記
蒸発器本体の幅方向の略中央部を境にして前記一方側分
割手段と対称的に配置され、前記複数の他方側蒸発通路
を2個以上の蒸発通路群に分割する他方側分割手段とを
備えている技術手段を採用した。
数の流路管を並列してなる蒸発器本体と、この蒸発器本
体の幅方向の略中央部に接続された入口配管と、この入
口配管に隣設して、前記蒸発器本体の幅方向の略中央部
に接続された出口配管とを備えた冷媒蒸発器において、
前記蒸発器本体は、前記入口配管より流入した冷媒を、
前記入口配管より一方側に並列された複数の一方側流路
管のうち最も外側に配される一方側の最外側流路管と前
記入口配管とを連通させる一方側連通路、および冷媒を
空気と熱交換させて蒸発させる複数の一方側蒸発通路を
順次経てから前記出口配管へ導く一方側冷媒流路と、こ
の一方側冷媒流路に対して独立して設けられ、前記入口
配管より流入した冷媒を、前記入口配管より他方側に並
列された複数の他方側流路管のうち最も外側に配される
他方側の最外側流路管と前記入口配管とを連通させる他
方側連通路、および冷媒を空気と熱交換させて蒸発させ
る複数の他方側蒸発通路を順次経てから前記出口配管へ
導く他方側冷媒流路と、前記複数の一方側蒸発通路を2
個以上の蒸発通路群に分割する一方側分割手段と、前記
蒸発器本体の幅方向の略中央部を境にして前記一方側分
割手段と対称的に配置され、前記複数の他方側蒸発通路
を2個以上の蒸発通路群に分割する他方側分割手段とを
備えている技術手段を採用した。
【0011】そして、前記一方側連通路および前記他方
側連通路を、前記複数の流路管の一部に設けられたダミ
ータンク内に形成しても良い。また、前記一方側連通路
および前記他方側連通路を、前記複数の流路管を貫通す
る連通パイプ内に形成しても良い。前記一方側連通路お
よび前記他方側連通路に、冷媒を空気と熱交換させて蒸
発させる複数の蒸発通路を形成しても良い。
側連通路を、前記複数の流路管の一部に設けられたダミ
ータンク内に形成しても良い。また、前記一方側連通路
および前記他方側連通路を、前記複数の流路管を貫通す
る連通パイプ内に形成しても良い。前記一方側連通路お
よび前記他方側連通路に、冷媒を空気と熱交換させて蒸
発させる複数の蒸発通路を形成しても良い。
【0012】
【作用】この発明によれば、入口配管より蒸発器本体の
一方側冷媒流路内に流入した冷媒は、一方側連通路を通
って一方側の最外側流路管へ到達する。そして、一方側
の最外側流路管へ到達した冷媒は、一方側分割手段によ
り2個以上の蒸発通路群に分割された複数の一方側蒸発
通路を1回以上蛇行して流れる。このように、複数の一
方側蒸発通路内を流れる際に、冷媒は複数の一方側流路
管の外側を流れる空気と熱交換して蒸発気化する。その
後に、複数の一方側蒸発通路から出口配管に流入して蒸
発器本体の外部へ流出する。
一方側冷媒流路内に流入した冷媒は、一方側連通路を通
って一方側の最外側流路管へ到達する。そして、一方側
の最外側流路管へ到達した冷媒は、一方側分割手段によ
り2個以上の蒸発通路群に分割された複数の一方側蒸発
通路を1回以上蛇行して流れる。このように、複数の一
方側蒸発通路内を流れる際に、冷媒は複数の一方側流路
管の外側を流れる空気と熱交換して蒸発気化する。その
後に、複数の一方側蒸発通路から出口配管に流入して蒸
発器本体の外部へ流出する。
【0013】一方、入口配管より蒸発器本体の他方側冷
媒流路内に流入した冷媒は、他方側連通路を通って他方
側の最外側流路管へ到達する。そして、他方側の最外側
流路管へ到達した冷媒は、他方側分割手段により2個以
上の蒸発通路群に分割された複数の他方側蒸発通路を1
回以上蛇行して流れる。このように、複数の他方側蒸発
通路内を流れる際に、冷媒は複数の他方側流路管の外側
を流れる空気と熱交換して蒸発気化する。その後に、複
数の他方側蒸発通路から出口配管に流入して蒸発器本体
の外部へ流出する。
媒流路内に流入した冷媒は、他方側連通路を通って他方
側の最外側流路管へ到達する。そして、他方側の最外側
流路管へ到達した冷媒は、他方側分割手段により2個以
上の蒸発通路群に分割された複数の他方側蒸発通路を1
回以上蛇行して流れる。このように、複数の他方側蒸発
通路内を流れる際に、冷媒は複数の他方側流路管の外側
を流れる空気と熱交換して蒸発気化する。その後に、複
数の他方側蒸発通路から出口配管に流入して蒸発器本体
の外部へ流出する。
【0014】なお、複数の一方側、他方側蒸発通路は、
一方側、他方側分割手段により2個以上の蒸発通路群に
分割されているため、1個の蒸発通路群中の蒸発通路の
通路数が少なくなるので、それぞれの蒸発通路群中の蒸
発通路の各々への冷媒の均一化がし易くなる。また、一
方側分割手段と他方側分割手段とが、複数の流路管の列
方向の略中央部を境にして対称的に配置されているの
で、一方側、他方側冷媒流路に流入した冷媒がどの一方
側、他方側蒸発通路に振り分けられても、一方側、他方
側冷媒流路内の行路差が小さくなり、圧力損失の差が小
さくなる。
一方側、他方側分割手段により2個以上の蒸発通路群に
分割されているため、1個の蒸発通路群中の蒸発通路の
通路数が少なくなるので、それぞれの蒸発通路群中の蒸
発通路の各々への冷媒の均一化がし易くなる。また、一
方側分割手段と他方側分割手段とが、複数の流路管の列
方向の略中央部を境にして対称的に配置されているの
で、一方側、他方側冷媒流路に流入した冷媒がどの一方
側、他方側蒸発通路に振り分けられても、一方側、他方
側冷媒流路内の行路差が小さくなり、圧力損失の差が小
さくなる。
【0015】
【実施例】次に、この発明の冷媒蒸発器を、冷凍サイク
ル用の積層型冷媒蒸発器に適用した実施例に基づいて説
明する。
ル用の積層型冷媒蒸発器に適用した実施例に基づいて説
明する。
【0016】〔第1実施例の構成〕図1ないし図7はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1は積層型冷媒
蒸発器を示した図で、図2は積層型冷媒蒸発器の後側タ
ンク、ダミータンク、前側タンクを示した図である。
の発明の第1実施例を示したもので、図1は積層型冷媒
蒸発器を示した図で、図2は積層型冷媒蒸発器の後側タ
ンク、ダミータンク、前側タンクを示した図である。
【0017】積層型冷媒蒸発器1は、例えば車両用空気
調和装置の冷凍サイクルのエバポレータを構成する積層
型熱交換器で、冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸発
気化させる蒸発器本体(熱交換器本体)2を備えてい
る。この蒸発器本体2は、幅方向に積層された複数の流
路管3と、隣設する2つの流路管3間に配され、冷媒と
空気との熱交換効率を向上させるための複数のコルゲー
トフィン4と、蒸発器本体2を補強するための2枚のサ
イドプレート5とからなり、これらは炉中にて一体ろう
付けされている。なお、蒸発器本体2の幅方向の略中央
部には、蒸発器本体2内に冷媒を流入させる入口配管6
と蒸発器本体2から冷媒を流出させる出口配管7とが隣
合った状態で接続されている。
調和装置の冷凍サイクルのエバポレータを構成する積層
型熱交換器で、冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸発
気化させる蒸発器本体(熱交換器本体)2を備えてい
る。この蒸発器本体2は、幅方向に積層された複数の流
路管3と、隣設する2つの流路管3間に配され、冷媒と
空気との熱交換効率を向上させるための複数のコルゲー
トフィン4と、蒸発器本体2を補強するための2枚のサ
イドプレート5とからなり、これらは炉中にて一体ろう
付けされている。なお、蒸発器本体2の幅方向の略中央
部には、蒸発器本体2内に冷媒を流入させる入口配管6
と蒸発器本体2から冷媒を流出させる出口配管7とが隣
合った状態で接続されている。
【0018】次に、複数の流路管3について図1ないし
図5に基づいて詳細に説明する。複数の流路管3の各々
は、一対の成形プレート8の凹部同士を接合することに
よって偏平なチューブ形状となるように形成されてい
る。一対の成形プレート8は、熱伝導性に優れたアルミ
ニウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形すること
によって形成されている。
図5に基づいて詳細に説明する。複数の流路管3の各々
は、一対の成形プレート8の凹部同士を接合することに
よって偏平なチューブ形状となるように形成されてい
る。一対の成形プレート8は、熱伝導性に優れたアルミ
ニウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形すること
によって形成されている。
【0019】流路管3の内部、すなわち、一対の成形プ
レート8間には、冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸
発気化させるU字通路9が形成されている。U字通路9
は、本発明の一方側、他方側蒸発通路であって、一方の
成形プレート8に浅い皿状のU字溝を設けることにより
形成される。なお、成形プレート8のU字通路9を形成
する面には、冷媒が広く行き渡るようにするための多数
のリブが形成されている。
レート8間には、冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸
発気化させるU字通路9が形成されている。U字通路9
は、本発明の一方側、他方側蒸発通路であって、一方の
成形プレート8に浅い皿状のU字溝を設けることにより
形成される。なお、成形プレート8のU字通路9を形成
する面には、冷媒が広く行き渡るようにするための多数
のリブが形成されている。
【0020】また、流路管3の上端部、すなわち、U字
通路9よりも上方には、3つのタンク部、すなわち、後
側タンク部11、ダミータンク部(連通路部)12およ
び前側タンク部13が形成されている。後側、前側タン
ク部11、13は、U字通路9を介して連通している。
また、3つのタンク部11〜13には、隣設する一方
側、他方側流路管3内と連通させるための円形状の連通
孔14〜16がそれぞれ形成されている。
通路9よりも上方には、3つのタンク部、すなわち、後
側タンク部11、ダミータンク部(連通路部)12およ
び前側タンク部13が形成されている。後側、前側タン
ク部11、13は、U字通路9を介して連通している。
また、3つのタンク部11〜13には、隣設する一方
側、他方側流路管3内と連通させるための円形状の連通
孔14〜16がそれぞれ形成されている。
【0021】なお、図2に示したように、複数の流路管
3のうち最も外側に配される一方側、他方側(両側)の
最外側流路管3を構成する成形プレート8a、8bだけ
は、上端部に形成された連通孔10a、10bを介して
後側タンク部11a、11bとダミータンク部12a、
12bとが直接連通している。また、一方側、他方側の
最外側流路管3の前側タンク部13a、13bは、その
他の流路管3と同様に、後側タンク部11a、11bお
よびダミータンク部12a、12bと直接連通していな
い。
3のうち最も外側に配される一方側、他方側(両側)の
最外側流路管3を構成する成形プレート8a、8bだけ
は、上端部に形成された連通孔10a、10bを介して
後側タンク部11a、11bとダミータンク部12a、
12bとが直接連通している。また、一方側、他方側の
最外側流路管3の前側タンク部13a、13bは、その
他の流路管3と同様に、後側タンク部11a、11bお
よびダミータンク部12a、12bと直接連通していな
い。
【0022】そして、蒸発器本体2の上端部には、後側
タンク部11、ダミータンク部12および前側タンク部
13を流路管3の列設方向(積層方向)に複数積層する
ことによって、図1および図2に示したように、後側タ
ンク17、ダミータンク18、前側タンク19が形成さ
れる。
タンク部11、ダミータンク部12および前側タンク部
13を流路管3の列設方向(積層方向)に複数積層する
ことによって、図1および図2に示したように、後側タ
ンク17、ダミータンク18、前側タンク19が形成さ
れる。
【0023】後側タンク17は、空気の流れ方向の最も
下流側に配置されている。後側タンク17の略中央部に
は、後側タンク17を一方側後側タンク部群と他方側後
側タンク部群とに分割するセパレータ20が設けられて
いる。このセパレータ20は、略中央部に配される中央
側流路管3の後側タンク部11の他方側壁に連通孔14
を設けないことにより形成される仕切り壁である。
下流側に配置されている。後側タンク17の略中央部に
は、後側タンク17を一方側後側タンク部群と他方側後
側タンク部群とに分割するセパレータ20が設けられて
いる。このセパレータ20は、略中央部に配される中央
側流路管3の後側タンク部11の他方側壁に連通孔14
を設けないことにより形成される仕切り壁である。
【0024】また、後側タンク17には、一方側の後側
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群21a、2
2aに分割するセパレータ23a、および他方側の後側
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群21b、2
2bに分割するセパレータ23bが設けられている。な
お、外側タンク部群21a、21bは、冷媒を複数のU
字通路9に分配する分配通路を形成する。また、中央側
タンク部群22a、22bは、複数のU字通路9より冷
媒を合流させる合流通路を形成すると共に、冷媒を複数
のU字通路9に分配する分配通路を形成する。
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群21a、2
2aに分割するセパレータ23a、および他方側の後側
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群21b、2
2bに分割するセパレータ23bが設けられている。な
お、外側タンク部群21a、21bは、冷媒を複数のU
字通路9に分配する分配通路を形成する。また、中央側
タンク部群22a、22bは、複数のU字通路9より冷
媒を合流させる合流通路を形成すると共に、冷媒を複数
のU字通路9に分配する分配通路を形成する。
【0025】セパレータ23a、23bは、隣設する2
つの流路管3で背中合わせで接合する2つの成形プレー
ト8の後側タンク部11に連通孔14を設けないことに
より形成される仕切り壁である。なお、セパレータ23
aは本発明にかかる一方側分割手段であって、セパレー
タ23bは本発明にかかる他方側分割手段である。
つの流路管3で背中合わせで接合する2つの成形プレー
ト8の後側タンク部11に連通孔14を設けないことに
より形成される仕切り壁である。なお、セパレータ23
aは本発明にかかる一方側分割手段であって、セパレー
タ23bは本発明にかかる他方側分割手段である。
【0026】ダミータンク18は、入口配管6より一方
側(右側)の最外側流路管3へ冷媒を導く一方側連通路
24a、および入口配管6より他方側(左側)の最外側
流路管3へ冷媒を導く他方側連通路24bを形成するも
のである。一方側連通路24aは、複数の一方側流路管
3の上端部に形成されたダミータンク部12を連通孔1
5を介して、入口配管6と一方側の最外側流路管3のダ
ミータンク部12aとを連通する。また、他方側連通路
24bは、複数の他方側流路管3の上端部に形成された
ダミータンク部12を連通孔15を介して、入口配管6
と他方側の最外側流路管3のダミータンク部12bとを
連通する。
側(右側)の最外側流路管3へ冷媒を導く一方側連通路
24a、および入口配管6より他方側(左側)の最外側
流路管3へ冷媒を導く他方側連通路24bを形成するも
のである。一方側連通路24aは、複数の一方側流路管
3の上端部に形成されたダミータンク部12を連通孔1
5を介して、入口配管6と一方側の最外側流路管3のダ
ミータンク部12aとを連通する。また、他方側連通路
24bは、複数の他方側流路管3の上端部に形成された
ダミータンク部12を連通孔15を介して、入口配管6
と他方側の最外側流路管3のダミータンク部12bとを
連通する。
【0027】前側タンク19は、空気の流れ方向の最も
上流側に配置されている。そして、前側タンク19は、
蒸発器本体2の略中央部より一方側に列設された一方側
の前側タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群25
a、26aに分割するセパレータ27a、および蒸発器
本体2の略中央部より他方側に列設された他方側の前側
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群25b、2
6bに分割するセパレータ27bが形成されている。な
お、外側タンク部群25a、25bは、冷媒を複数のU
字通路9に分配する分配通路を形成する。また、中央側
タンク部群26a、26bは、複数のU字通路9より冷
媒を合流させる合流通路を形成すると共に、冷媒を複数
のU字通路9に分配する分配通路を形成する。
上流側に配置されている。そして、前側タンク19は、
蒸発器本体2の略中央部より一方側に列設された一方側
の前側タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群25
a、26aに分割するセパレータ27a、および蒸発器
本体2の略中央部より他方側に列設された他方側の前側
タンク部群を2つの外側、中央側タンク部群25b、2
6bに分割するセパレータ27bが形成されている。な
お、外側タンク部群25a、25bは、冷媒を複数のU
字通路9に分配する分配通路を形成する。また、中央側
タンク部群26a、26bは、複数のU字通路9より冷
媒を合流させる合流通路を形成すると共に、冷媒を複数
のU字通路9に分配する分配通路を形成する。
【0028】セパレータ27a、27bは、蒸発器本体
2の略中央部を境にしてセパレータ23a、23bと対
称的な位置に配置されている。また、セパレータ27
a、27bは、隣設する2つの一方側、他方側流路管3
で背中合わせで接合する2つの成形プレート8の前側タ
ンク部13に連通孔16を設けないことにより形成され
る仕切り壁である。なお、セパレータ27aは本発明に
かかる一方側分割手段であって、セパレータ27bは本
発明にかかる他方側分割手段である。
2の略中央部を境にしてセパレータ23a、23bと対
称的な位置に配置されている。また、セパレータ27
a、27bは、隣設する2つの一方側、他方側流路管3
で背中合わせで接合する2つの成形プレート8の前側タ
ンク部13に連通孔16を設けないことにより形成され
る仕切り壁である。なお、セパレータ27aは本発明に
かかる一方側分割手段であって、セパレータ27bは本
発明にかかる他方側分割手段である。
【0029】蒸発器本体2の内部には、セパレータ23
a、23b、27a、27bにより複数の一方側、他方
側流路管3が一方側流路管群と他方側流路管群とに2分
割されることによって、図1および図2に示したよう
に、流路長さおよび流路形状が略同一の一方側冷媒流路
28aと他方側冷媒流路28bとが形成される。
a、23b、27a、27bにより複数の一方側、他方
側流路管3が一方側流路管群と他方側流路管群とに2分
割されることによって、図1および図2に示したよう
に、流路長さおよび流路形状が略同一の一方側冷媒流路
28aと他方側冷媒流路28bとが形成される。
【0030】そして、一方側冷媒流路28aは、外側、
中央側タンク部群21a、22a、一方側連通路24
a、外側、中央側タンク部群25a、26a、3個の一
方側蒸発通路群1a、2a、3aを有している。また、
他方側冷媒流路28bは、外側、中央側タンク部群21
b、22b、他方側連通路24b、外側、中央側タンク
部群25b、26b、3個の他方側蒸発通路群1b、2
b、3bを有している。
中央側タンク部群21a、22a、一方側連通路24
a、外側、中央側タンク部群25a、26a、3個の一
方側蒸発通路群1a、2a、3aを有している。また、
他方側冷媒流路28bは、外側、中央側タンク部群21
b、22b、他方側連通路24b、外側、中央側タンク
部群25b、26b、3個の他方側蒸発通路群1b、2
b、3bを有している。
【0031】3個の一方側蒸発通路群1a、2a、3a
は、略中央部より一方側に配された複数の一方側流路管
3の各々に形成されたU字通路9をセパレータ23a、
27aによって3分割することにより形成される。一方
側蒸発通路群1aは、外側タンク部群21aと外側タン
ク部群25aとを連通する複数(本例では通路数が2)
のU字通路9により構成される複数の蒸発通路である。
は、略中央部より一方側に配された複数の一方側流路管
3の各々に形成されたU字通路9をセパレータ23a、
27aによって3分割することにより形成される。一方
側蒸発通路群1aは、外側タンク部群21aと外側タン
ク部群25aとを連通する複数(本例では通路数が2)
のU字通路9により構成される複数の蒸発通路である。
【0032】また、一方側蒸発通路群2aは、外側タン
ク部群25aと中央側タンク部群22aとを連通する複
数(本例では通路数が2)のU字通路9により構成され
る複数の蒸発通路である。そして、一方側蒸発通路群3
aは、中央側タンク部群22aと中央側タンク部群26
aとを連通する複数(本例では通路数が3)のU字通路
9により構成される複数の蒸発通路である。
ク部群25aと中央側タンク部群22aとを連通する複
数(本例では通路数が2)のU字通路9により構成され
る複数の蒸発通路である。そして、一方側蒸発通路群3
aは、中央側タンク部群22aと中央側タンク部群26
aとを連通する複数(本例では通路数が3)のU字通路
9により構成される複数の蒸発通路である。
【0033】3個の他方側蒸発通路群1b、2b、3b
は、略中央部より他方側に配された複数の他方側流路管
3の各々に形成されたU字通路9をセパレータ23b、
27bによって3分割することにより形成される。他方
側蒸発通路群1bは、外側タンク部群21bと外側タン
ク部群25bとを連通する複数(本例では通路数が2)
のU字通路9により構成される複数の蒸発通路である。
は、略中央部より他方側に配された複数の他方側流路管
3の各々に形成されたU字通路9をセパレータ23b、
27bによって3分割することにより形成される。他方
側蒸発通路群1bは、外側タンク部群21bと外側タン
ク部群25bとを連通する複数(本例では通路数が2)
のU字通路9により構成される複数の蒸発通路である。
【0034】また、他方側蒸発通路群2bは、外側タン
ク部群25bと中央側タンク部群22bとを連通する複
数(本例では通路数が2)のU字通路9により構成され
る複数の蒸発通路である。そして、他方側蒸発通路群3
bは、中央側タンク部群22bと中央側タンク部群26
bとを連通する複数(本例では通路数が2)のU字通路
9により構成される複数の蒸発通路である。
ク部群25bと中央側タンク部群22bとを連通する複
数(本例では通路数が2)のU字通路9により構成され
る複数の蒸発通路である。そして、他方側蒸発通路群3
bは、中央側タンク部群22bと中央側タンク部群26
bとを連通する複数(本例では通路数が2)のU字通路
9により構成される複数の蒸発通路である。
【0035】次に、入口配管6を図1、図2、図3およ
び図4に基づいて説明する。この入口配管6は、先端部
が冷凍サイクルのボックス型温度自動膨張弁(図示せ
ず)を取り付けるためのジョイントプレート29に接続
されている。また、入口配管6は、一対の成形プレート
30を接合することによって断面形状が偏平な楕円形状
となるように形成されている。成形プレート30は、ア
ルミニウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形する
ことによって形成されている。
び図4に基づいて説明する。この入口配管6は、先端部
が冷凍サイクルのボックス型温度自動膨張弁(図示せ
ず)を取り付けるためのジョイントプレート29に接続
されている。また、入口配管6は、一対の成形プレート
30を接合することによって断面形状が偏平な楕円形状
となるように形成されている。成形プレート30は、ア
ルミニウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形する
ことによって形成されている。
【0036】成形プレート30の後端部は、蒸発器本体
2の略中央部で隣設する中央側流路管3のタンク部11
〜13間に挟み込まれている。成形プレート30の後端
部には、一方側、他方側流路管3に接触するように3つ
の偏平膨出部31〜33が形成されている。これらの偏
平膨出部31〜33は、後側タンク部11〜13と連通
させるための円形状の連通孔34、35がそれぞれ形成
されている。
2の略中央部で隣設する中央側流路管3のタンク部11
〜13間に挟み込まれている。成形プレート30の後端
部には、一方側、他方側流路管3に接触するように3つ
の偏平膨出部31〜33が形成されている。これらの偏
平膨出部31〜33は、後側タンク部11〜13と連通
させるための円形状の連通孔34、35がそれぞれ形成
されている。
【0037】なお、偏平膨出部31の一方側壁(仕切り
壁)には、連通孔34が設けられておらず、その一方側
壁は中央側流路管3の後側タンク部11の他方側壁と共
に後側タンク17を一方側タンク部群と他方側タンク部
群とに分割するセパレータ20となる。また、入口配管
6内、すなわち、一対の成形プレート30間には、ボッ
クス型温度自動膨張弁より流入した低温低圧の霧状冷媒
を偏平膨出部33を迂回した後に偏平膨出部32に導く
ための略S字状の入口通路37が形成されている。
壁)には、連通孔34が設けられておらず、その一方側
壁は中央側流路管3の後側タンク部11の他方側壁と共
に後側タンク17を一方側タンク部群と他方側タンク部
群とに分割するセパレータ20となる。また、入口配管
6内、すなわち、一対の成形プレート30間には、ボッ
クス型温度自動膨張弁より流入した低温低圧の霧状冷媒
を偏平膨出部33を迂回した後に偏平膨出部32に導く
ための略S字状の入口通路37が形成されている。
【0038】次に、出口配管7を図1ないし図3に基づ
いて説明する。この出口配管7は、図2および図4に示
したように、入口配管6に隣設して配され、入口配管6
と同様に先端部がジョイントプレート29に接続されて
いる。また、出口配管7は、一対の成形プレート38を
接合することによって断面形状が偏平な楕円形状となる
ように形成されている。成形プレート38は、アルミニ
ウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形することに
よって形成されている。
いて説明する。この出口配管7は、図2および図4に示
したように、入口配管6に隣設して配され、入口配管6
と同様に先端部がジョイントプレート29に接続されて
いる。また、出口配管7は、一対の成形プレート38を
接合することによって断面形状が偏平な楕円形状となる
ように形成されている。成形プレート38は、アルミニ
ウム合金製で薄い板状の金属板をプレス成形することに
よって形成されている。
【0039】成形プレート38の後端部は、蒸発器本体
2の略中央部で隣設する2つの他方側流路管3のタンク
部11〜13間に挟み込まれている。そして、成形プレ
ート38の後端部には、2つの他方側流路管3に接触す
るように3つの偏平膨出部39〜41が形成されてい
る。これらの偏平膨出部39〜41は、後側タンク部1
1〜13と連通させるための円形状の連通孔42〜44
がそれぞれ形成されている。また、出口配管7内、すな
わち、一対の成形プレート38間には、蒸発器本体2か
ら冷凍サイクルの冷媒圧縮機(図示せず)へ冷媒を流出
させるための出口通路45が形成されている。
2の略中央部で隣設する2つの他方側流路管3のタンク
部11〜13間に挟み込まれている。そして、成形プレ
ート38の後端部には、2つの他方側流路管3に接触す
るように3つの偏平膨出部39〜41が形成されてい
る。これらの偏平膨出部39〜41は、後側タンク部1
1〜13と連通させるための円形状の連通孔42〜44
がそれぞれ形成されている。また、出口配管7内、すな
わち、一対の成形プレート38間には、蒸発器本体2か
ら冷凍サイクルの冷媒圧縮機(図示せず)へ冷媒を流出
させるための出口通路45が形成されている。
【0040】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
積層型冷媒蒸発器1の作用を図1ないし図6に基づいて
簡単に説明する。
積層型冷媒蒸発器1の作用を図1ないし図6に基づいて
簡単に説明する。
【0041】ボックス型温度自動膨張弁の絞り孔を通過
する際に断熱膨張された低温低圧の気液二相状態の冷媒
は、入口配管6の入口通路37を通ることにより偏平膨
出部33内の通路部を迂回して偏平膨出部32内の通路
部に流入する。この偏平膨出部32内の通路部に流入し
た冷媒は、偏平膨出部32の両側の連通孔35から蒸発
器本体2の一方側冷媒流路28aと他方側冷媒流路28
bとに振り分けられる。
する際に断熱膨張された低温低圧の気液二相状態の冷媒
は、入口配管6の入口通路37を通ることにより偏平膨
出部33内の通路部を迂回して偏平膨出部32内の通路
部に流入する。この偏平膨出部32内の通路部に流入し
た冷媒は、偏平膨出部32の両側の連通孔35から蒸発
器本体2の一方側冷媒流路28aと他方側冷媒流路28
bとに振り分けられる。
【0042】次に、一方側冷媒流路28a内の冷媒の流
れを詳細に説明する。入口配管6から一方側冷媒流路2
8a内に流入した冷媒は、先ず一方側連通路24aを通
って一方側の最外側流路管3のダミータンク部12a内
に流入する。ダミータンク部12a内に流入した冷媒
は、連通孔10aを通って外側タンク部群21a内に流
入し、ここで一方側蒸発通路群1aを構成する各U字通
路9に均等に分配される。
れを詳細に説明する。入口配管6から一方側冷媒流路2
8a内に流入した冷媒は、先ず一方側連通路24aを通
って一方側の最外側流路管3のダミータンク部12a内
に流入する。ダミータンク部12a内に流入した冷媒
は、連通孔10aを通って外側タンク部群21a内に流
入し、ここで一方側蒸発通路群1aを構成する各U字通
路9に均等に分配される。
【0043】そして、一方側蒸発通路群1aを構成する
2つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し、ガス成分が多い気液二相状態の
冷媒となって、外側タンク部群25a内に流入し、ここ
で一方側蒸発通路群2aを構成する各U字通路9に均等
に分配される。
2つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し、ガス成分が多い気液二相状態の
冷媒となって、外側タンク部群25a内に流入し、ここ
で一方側蒸発通路群2aを構成する各U字通路9に均等
に分配される。
【0044】そして、一方側蒸発通路群2aを構成する
2つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し、ガス成分がより多い気液二相状
態の冷媒となって、中央側タンク部群22a内に流入
し、ここで一方側蒸発通路群3aを構成する各U字通路
9に均等に分配される。
2つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し、ガス成分がより多い気液二相状
態の冷媒となって、中央側タンク部群22a内に流入
し、ここで一方側蒸発通路群3aを構成する各U字通路
9に均等に分配される。
【0045】そして、一方側蒸発通路群3aを構成する
3つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し過熱蒸気となって、中央側タンク
部群26a内に流入し、連通孔44を介して偏平膨出部
41の通路部内に流入して、出口配管6の出口通路45
より流出する。したがって、一方側冷媒流路28a内を
流れる冷媒は、ダミータンク12内の一方側連通路24
aの存在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流
路管3へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して
出口配管7内に流入する。
3つのU字通路9内に流入した冷媒は、各U字通路9を
通過する際に、一方側流路管3の外側を通過する空気と
熱交換して蒸発気化し過熱蒸気となって、中央側タンク
部群26a内に流入し、連通孔44を介して偏平膨出部
41の通路部内に流入して、出口配管6の出口通路45
より流出する。したがって、一方側冷媒流路28a内を
流れる冷媒は、ダミータンク12内の一方側連通路24
aの存在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流
路管3へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して
出口配管7内に流入する。
【0046】また、次に、他方側冷媒流路28b内の冷
媒の流れを簡単に説明する。入口配管6の入口通路37
から他方側冷媒流路28b内に流入した冷媒は、一方側
冷媒流路28aと同様にして、一方側冷媒流路28aと
略中央部を境にして対称的に形成された他方側連通路2
4b→他方側の最外側流路管3のダミータンク部12b
→連通孔10b→外側タンク部群21b→他方側蒸発通
路群1bを構成する各U字通路9→外側タンク部群25
b→他方側蒸発通路群2b→中央側タンク部群22b→
他方側蒸発通路群3b→中央側タンク部群26bを順に
流れる。したがって、他方側冷媒流路28b内を流れる
冷媒は、ダミータンク12内の他方側連通路24bの存
在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3
へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配
管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより流入した冷
媒と合流する。
媒の流れを簡単に説明する。入口配管6の入口通路37
から他方側冷媒流路28b内に流入した冷媒は、一方側
冷媒流路28aと同様にして、一方側冷媒流路28aと
略中央部を境にして対称的に形成された他方側連通路2
4b→他方側の最外側流路管3のダミータンク部12b
→連通孔10b→外側タンク部群21b→他方側蒸発通
路群1bを構成する各U字通路9→外側タンク部群25
b→他方側蒸発通路群2b→中央側タンク部群22b→
他方側蒸発通路群3b→中央側タンク部群26bを順に
流れる。したがって、他方側冷媒流路28b内を流れる
冷媒は、ダミータンク12内の他方側連通路24bの存
在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3
へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配
管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより流入した冷
媒と合流する。
【0047】〔第1実施例の効果〕以上のように、この
実施例の積層型冷媒蒸発器1は、セパレータ20を設け
ることにより、蒸発器本体2を略中央部から一方側に列
設される一方側流路管3群と蒸発器本体2を略中央部か
ら他方側に列設される他方側流路管3群とに2分割して
いるので、冷媒の流れも一方側冷媒流路28aと他方側
冷媒流路28bとの2つの流れが形成される。
実施例の積層型冷媒蒸発器1は、セパレータ20を設け
ることにより、蒸発器本体2を略中央部から一方側に列
設される一方側流路管3群と蒸発器本体2を略中央部か
ら他方側に列設される他方側流路管3群とに2分割して
いるので、冷媒の流れも一方側冷媒流路28aと他方側
冷媒流路28bとの2つの流れが形成される。
【0048】そして、後側、前側タンク17、19内に
セパレータ23a、23b、27a、27bを設けるこ
とにより、蒸発器本体2の幅方向に列設された複数のU
字通路9を3つの一方側蒸発通路群1a、2a、3aお
よび3つの他方側蒸発通路群1b、2b、3bに分割し
て、1つのタンク部より分配するU字通路9の通路数を
2、3個まで減らすことができる。このため、仮に蒸発
器本体2を大型化してU字通路9の通路数が多くなって
も、1つの蒸発通路群中のU字通路9に冷媒を均一に分
配することができるので、空気の吹出温度分布を改善す
ることができる。
セパレータ23a、23b、27a、27bを設けるこ
とにより、蒸発器本体2の幅方向に列設された複数のU
字通路9を3つの一方側蒸発通路群1a、2a、3aお
よび3つの他方側蒸発通路群1b、2b、3bに分割し
て、1つのタンク部より分配するU字通路9の通路数を
2、3個まで減らすことができる。このため、仮に蒸発
器本体2を大型化してU字通路9の通路数が多くなって
も、1つの蒸発通路群中のU字通路9に冷媒を均一に分
配することができるので、空気の吹出温度分布を改善す
ることができる。
【0049】また、この実施例の積層型冷媒蒸発器1
は、一方側、他方側冷媒流路28a、28bの両方とも
入口配管6より流入した冷媒が、一方側、他方側連通路
24a、24bを通って一方側、他方側の最外側流路管
3に送られ、一方側、他方側最外側流路管3のU字通路
9またはこれらに隣設した一方側、他方側流路管3のU
字通路9を必ず通過するように冷媒流路を構成してい
る。このため、入口配管6から複数のU字通路9を経て
出口配管7までの一方側、他方側冷媒流路28a、28
bに中央側回りと外側回りとの行路差が生じない。
は、一方側、他方側冷媒流路28a、28bの両方とも
入口配管6より流入した冷媒が、一方側、他方側連通路
24a、24bを通って一方側、他方側の最外側流路管
3に送られ、一方側、他方側最外側流路管3のU字通路
9またはこれらに隣設した一方側、他方側流路管3のU
字通路9を必ず通過するように冷媒流路を構成してい
る。このため、入口配管6から複数のU字通路9を経て
出口配管7までの一方側、他方側冷媒流路28a、28
bに中央側回りと外側回りとの行路差が生じない。
【0050】これによって、冷媒の流れがショートサー
キットを引き起こすことを防止できるので、一方側、他
方側の最外側流路管3付近を通過する空気の冷却能力が
低下しない。この結果、一方側、他方側の最外側流路管
3付近を通過する空気の吹出温度と中央部寄りに配され
た一方側、他方側流路管3付近を通過する空気の吹出温
度との温度差が小さくなり、吹出温度分布の悪化を防止
することができる。
キットを引き起こすことを防止できるので、一方側、他
方側の最外側流路管3付近を通過する空気の冷却能力が
低下しない。この結果、一方側、他方側の最外側流路管
3付近を通過する空気の吹出温度と中央部寄りに配され
た一方側、他方側流路管3付近を通過する空気の吹出温
度との温度差が小さくなり、吹出温度分布の悪化を防止
することができる。
【0051】ここで、第1実施例の積層型冷媒蒸発器1
と第2従来例の積層型冷媒蒸発器aとの各測定点〜
の冷媒圧力を測定し、その測定結果を図7のグラフに示
した。この図7のグラフからも確認できるように、第1
実施例は第2従来例よりも冷媒圧力差が非常に小さいこ
とが分かる。したがって、第1実施例の積層型冷媒蒸発
器1は、入口配管6から出口配管7までのU字通路9全
体の通路長さが第2従来例の半分(通路本数が同一の場
合)となるので、圧力損失の増加を抑えることができ
る。
と第2従来例の積層型冷媒蒸発器aとの各測定点〜
の冷媒圧力を測定し、その測定結果を図7のグラフに示
した。この図7のグラフからも確認できるように、第1
実施例は第2従来例よりも冷媒圧力差が非常に小さいこ
とが分かる。したがって、第1実施例の積層型冷媒蒸発
器1は、入口配管6から出口配管7までのU字通路9全
体の通路長さが第2従来例の半分(通路本数が同一の場
合)となるので、圧力損失の増加を抑えることができ
る。
【0052】〔第2実施例〕図8ないし図11はこの発
明の第2実施例を示したもので、図8は積層型冷媒蒸発
器を示した図で、図9は蒸発器本体の略中央部付近を示
した図で、図10は一対の成形プレートを示した図で、
図11は積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れを示した図で
ある。
明の第2実施例を示したもので、図8は積層型冷媒蒸発
器を示した図で、図9は蒸発器本体の略中央部付近を示
した図で、図10は一対の成形プレートを示した図で、
図11は積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れを示した図で
ある。
【0053】入口配管6の後端部は、図8および図9に
示したように、蒸発器本体2の略中央部で隣設する2つ
の他方側流路管3間に挟み込まれ、その後端部には2つ
の偏平膨出部31、33が形成されている。また、入口
配管6内には、第1実施例と同様にして、S字状の入口
通路37が形成されている。
示したように、蒸発器本体2の略中央部で隣設する2つ
の他方側流路管3間に挟み込まれ、その後端部には2つ
の偏平膨出部31、33が形成されている。また、入口
配管6内には、第1実施例と同様にして、S字状の入口
通路37が形成されている。
【0054】そして、偏平膨出部31の一方側壁に形成
された円形状の連通孔34には、入口配管6と一方側の
最外側流路管3とを連通させる一方側連通路としての円
管状の一方側連通パイプ46aが差し込まれている。ま
た、偏平膨出部31の他方側壁に形成された円形状の連
通孔34には、入口配管6と他方側の最外側流路管3と
を連通させる他方側連通路としての円管状の他方側連通
パイプ46bが差し込まれている。
された円形状の連通孔34には、入口配管6と一方側の
最外側流路管3とを連通させる一方側連通路としての円
管状の一方側連通パイプ46aが差し込まれている。ま
た、偏平膨出部31の他方側壁に形成された円形状の連
通孔34には、入口配管6と他方側の最外側流路管3と
を連通させる他方側連通路としての円管状の他方側連通
パイプ46bが差し込まれている。
【0055】これらの一方側、他方側連通パイプ46
a、46bは、アルミニウム合金等の金属製で、入口配
管6の偏平膨出部31にろう付け等の手段により接合さ
れている。そして、一方側連通パイプ46aの内部に
は、入口配管6の入口通路37と一方側最外側流路管3
付近の外側タンク部群21aとを連通させる一方側連通
路が形成されている。また、他方側連通パイプ46bの
内部には、一方側連通パイプ46aと同様にして、入口
配管6の入口通路37と他方側最外側流路管3付近の外
側タンク部群21bとを連通させる他方側連通路が形成
されている。
a、46bは、アルミニウム合金等の金属製で、入口配
管6の偏平膨出部31にろう付け等の手段により接合さ
れている。そして、一方側連通パイプ46aの内部に
は、入口配管6の入口通路37と一方側最外側流路管3
付近の外側タンク部群21aとを連通させる一方側連通
路が形成されている。また、他方側連通パイプ46bの
内部には、一方側連通パイプ46aと同様にして、入口
配管6の入口通路37と他方側最外側流路管3付近の外
側タンク部群21bとを連通させる他方側連通路が形成
されている。
【0056】出口配管7の後端部は、図8および図9に
示したように、蒸発器本体2の略中央部で隣設する2つ
の一方側、他方側流路管3間に挟み込まれ、その後端部
には2つの偏平膨出部39、41が形成されている。ま
た、出口配管7内には、第1実施例と同様にして、出口
通路45が形成されている。
示したように、蒸発器本体2の略中央部で隣設する2つ
の一方側、他方側流路管3間に挟み込まれ、その後端部
には2つの偏平膨出部39、41が形成されている。ま
た、出口配管7内には、第1実施例と同様にして、出口
通路45が形成されている。
【0057】この実施例の流路管3を構成する一対の成
形プレート8の上端部には、図10に示したように、2
つのタンク部、すなわち、後側タンク部11および前側
タンク部13を設けており、これらの後側、前側タンク
部11、13は蒸発通路としてのU字通路9を介して連
通している。また、この実施例の蒸発器本体2の上端部
には、後側、前側タンク部11、13を流路管3の列設
方向(積層方向)に複数積層することによって、図8に
示したように、後側、前側タンク17、19が形成され
ている。
形プレート8の上端部には、図10に示したように、2
つのタンク部、すなわち、後側タンク部11および前側
タンク部13を設けており、これらの後側、前側タンク
部11、13は蒸発通路としてのU字通路9を介して連
通している。また、この実施例の蒸発器本体2の上端部
には、後側、前側タンク部11、13を流路管3の列設
方向(積層方向)に複数積層することによって、図8に
示したように、後側、前側タンク17、19が形成され
ている。
【0058】後側タンク17は、出口配管7を境にし
て、複数の後側タンク部11が一方側の後側タンク部群
と他方側の後側タンク部群とに分割されている。そし
て、セパレータ23aは、後側タンク17の一方側の後
側タンク部群を3つの外側タンク部群21aと6つの中
央側タンク部群22aとに分割している。また、セパレ
ータ23bは、後側タンク17の他方側の後側タンク部
群を3つの外側タンク部群21bと7つの中央側タンク
部群22bとに分割している。この実施例のセパレータ
23a、23bには、一方側、他方側連通パイプ46
a、46bの先端部(出口端部)が貫通する円形状の貫
通穴47a、47bが形成されている。
て、複数の後側タンク部11が一方側の後側タンク部群
と他方側の後側タンク部群とに分割されている。そし
て、セパレータ23aは、後側タンク17の一方側の後
側タンク部群を3つの外側タンク部群21aと6つの中
央側タンク部群22aとに分割している。また、セパレ
ータ23bは、後側タンク17の他方側の後側タンク部
群を3つの外側タンク部群21bと7つの中央側タンク
部群22bとに分割している。この実施例のセパレータ
23a、23bには、一方側、他方側連通パイプ46
a、46bの先端部(出口端部)が貫通する円形状の貫
通穴47a、47bが形成されている。
【0059】前側タンク19は、出口配管7を境にし
て、複数の前側タンク部13が一方側の前側タンク部群
と他方側の前側タンク部群とに分割されている。そし
て、セパレータ27aは、前側タンク19の一方側の前
側タンク部群を6つの外側タンク部群25aと3つの中
央側タンク部群26aに分割している。また、セパレー
タ27bは、前側タンク19の他方側の前側タンク部群
を6つの外側タンク部群25bと4つの中央側タンク部
群26bに分割している。
て、複数の前側タンク部13が一方側の前側タンク部群
と他方側の前側タンク部群とに分割されている。そし
て、セパレータ27aは、前側タンク19の一方側の前
側タンク部群を6つの外側タンク部群25aと3つの中
央側タンク部群26aに分割している。また、セパレー
タ27bは、前側タンク19の他方側の前側タンク部群
を6つの外側タンク部群25bと4つの中央側タンク部
群26bに分割している。
【0060】この実施例の一方側冷媒流路28aは、一
方側連通パイプ46a、外側タンク部群21a、25
a、中央側タンク部群22a、26a、3個の一方側蒸
発通路群1a、2a、3aを有している。また、他方側
冷媒流路28bは、他方側連通パイプ46b、外側タン
ク部群21b、25b、中央側タンク部群22b、26
b、3個の他方側蒸発通路群1b、2b、3bを有して
いる。
方側連通パイプ46a、外側タンク部群21a、25
a、中央側タンク部群22a、26a、3個の一方側蒸
発通路群1a、2a、3aを有している。また、他方側
冷媒流路28bは、他方側連通パイプ46b、外側タン
ク部群21b、25b、中央側タンク部群22b、26
b、3個の他方側蒸発通路群1b、2b、3bを有して
いる。
【0061】次に、この実施例の蒸発器本体2内の冷媒
の流れを図11に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
図11に示したように、一方側連通パイプ46a→外側
タンク部群21a→一方側蒸発通路群1a→外側タンク
部群25a→一方側蒸発通路群2a→中央側タンク部群
22a→一方側蒸発通路群3a→中央側タンク部群26
aを流れる。したがって、一方側冷媒流路28a内を流
れる冷媒は、第1実施例のダミータンク12が設けられ
ていなくても、一方側連通パイプ46aの存在により、
入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ
込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配管7内
に流入する。
の流れを図11に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
図11に示したように、一方側連通パイプ46a→外側
タンク部群21a→一方側蒸発通路群1a→外側タンク
部群25a→一方側蒸発通路群2a→中央側タンク部群
22a→一方側蒸発通路群3a→中央側タンク部群26
aを流れる。したがって、一方側冷媒流路28a内を流
れる冷媒は、第1実施例のダミータンク12が設けられ
ていなくても、一方側連通パイプ46aの存在により、
入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ
込んだ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配管7内
に流入する。
【0062】続いて、入口配管6より他方側冷媒流路2
8b内に流入した冷媒は、一方側冷媒流路28aと同様
にして、他方側連通パイプ46b→外側タンク部群21
b→他方側蒸発通路群1b→外側タンク部群25b→他
方側蒸発通路群2b→中央側タンク部群22b→他方側
蒸発通路群3b→中央側タンク部群26bを流れる。し
たがって、他方側冷媒流路28b内を流れる冷媒は、同
様にして、他方側連通パイプ46bの存在により、入口
配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ込ん
だ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配管7内に流
入し、一方側冷媒流路28aより流入した冷媒と合流す
る。
8b内に流入した冷媒は、一方側冷媒流路28aと同様
にして、他方側連通パイプ46b→外側タンク部群21
b→他方側蒸発通路群1b→外側タンク部群25b→他
方側蒸発通路群2b→中央側タンク部群22b→他方側
蒸発通路群3b→中央側タンク部群26bを流れる。し
たがって、他方側冷媒流路28b内を流れる冷媒は、同
様にして、他方側連通パイプ46bの存在により、入口
配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ込ん
だ後に、前後左右ターンを繰り返して出口配管7内に流
入し、一方側冷媒流路28aより流入した冷媒と合流す
る。
【0063】〔第3実施例〕図12および図13はこの
発明の第3実施例を示したもので、図12は一対の成形
プレートを示した図で、図13は積層型冷媒蒸発器内の
冷媒の流れを示した図である。
発明の第3実施例を示したもので、図12は一対の成形
プレートを示した図で、図13は積層型冷媒蒸発器内の
冷媒の流れを示した図である。
【0064】この実施例では、複数の流路管3を構成す
る一対の成形プレート8の上端部に、円管形状のダミー
タンク部50および偏平な長円形状の上端タンク部51
を形成している。また、一対の成形プレート8の下端部
には、上端タンク部51より大きい偏平な長円形状の下
端タンク部52が形成されている。そして、上端、下端
タンク部51、52は蒸発通路としてのI字通路53を
介して連通している。このI字通路53は、上端部から
下端部への一方向、あるいは下端部から上端部への一方
向に冷媒を流す通路である。
る一対の成形プレート8の上端部に、円管形状のダミー
タンク部50および偏平な長円形状の上端タンク部51
を形成している。また、一対の成形プレート8の下端部
には、上端タンク部51より大きい偏平な長円形状の下
端タンク部52が形成されている。そして、上端、下端
タンク部51、52は蒸発通路としてのI字通路53を
介して連通している。このI字通路53は、上端部から
下端部への一方向、あるいは下端部から上端部への一方
向に冷媒を流す通路である。
【0065】なお、この実施例の蒸発器本体2の上端部
の略中央部より一方側には、ダミータンク部50および
上端タンク部51を流路管3の列設方向(積層方向)に
複数積層することによって、ダミータンク54および上
端タンク55が形成される。そして、蒸発器本体2の下
端部の略中央部より一方側には、複数の下端タンク部5
2を流路管3の列設方向(積層方向)に複数積層するこ
とによって、下端タンク56が形成される。
の略中央部より一方側には、ダミータンク部50および
上端タンク部51を流路管3の列設方向(積層方向)に
複数積層することによって、ダミータンク54および上
端タンク55が形成される。そして、蒸発器本体2の下
端部の略中央部より一方側には、複数の下端タンク部5
2を流路管3の列設方向(積層方向)に複数積層するこ
とによって、下端タンク56が形成される。
【0066】ダミータンク54内には、入口配管6より
一方側の最外側流路管3付近へ冷媒を送り込む一方側連
通路54a、および入口配管6より他方側の最外側流路
管3付近へ冷媒を送り込む他方側連通路54bが形成さ
れる。上端タンク55は、図示しない複数のセパレータ
によって3つの上端タンク部群57a、58a、59a
および3つの上端タンク部群57b、58b、59bに
分割されている。下端タンク56は、図示しない複数の
セパレータによって2つの下端タンク部群61a、62
aおよび2つの下端タンク部群61b、62bに分割さ
れている。
一方側の最外側流路管3付近へ冷媒を送り込む一方側連
通路54a、および入口配管6より他方側の最外側流路
管3付近へ冷媒を送り込む他方側連通路54bが形成さ
れる。上端タンク55は、図示しない複数のセパレータ
によって3つの上端タンク部群57a、58a、59a
および3つの上端タンク部群57b、58b、59bに
分割されている。下端タンク56は、図示しない複数の
セパレータによって2つの下端タンク部群61a、62
aおよび2つの下端タンク部群61b、62bに分割さ
れている。
【0067】そして、この実施例の一方側冷媒流路28
aは、一方側連通路54a、上端タンク部群57a、5
8a、59a、下端タンク部群61a、62a、4個の
一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4aを有してい
る。また、他方側冷媒流路28bは、他方側連通路54
b、上端タンク部群57b、58b、59b、下端タン
ク部群61b、62b、4個の他方側蒸発通路群1b、
2b、3b、4bを有している。
aは、一方側連通路54a、上端タンク部群57a、5
8a、59a、下端タンク部群61a、62a、4個の
一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4aを有してい
る。また、他方側冷媒流路28bは、他方側連通路54
b、上端タンク部群57b、58b、59b、下端タン
ク部群61b、62b、4個の他方側蒸発通路群1b、
2b、3b、4bを有している。
【0068】次に、この実施例の蒸発器本体2内の冷媒
の流れを図13に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
一方側連通路54a→上端タンク部群57a→一方側蒸
発通路群1a→下端タンク部群61a→一方側蒸発通路
群2a→上端タンク部群58a→一方側蒸発通路群3a
→下端タンク部群62a→一方側蒸発通路群4a→上端
タンク部群59aを流れる。したがって、一方側冷媒流
路28a内を流れる冷媒は、ダミータンク54の存在に
より、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近
へ流れ込んだ後に、左右ターンを繰り返して出口配管7
内に流入する。
の流れを図13に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
一方側連通路54a→上端タンク部群57a→一方側蒸
発通路群1a→下端タンク部群61a→一方側蒸発通路
群2a→上端タンク部群58a→一方側蒸発通路群3a
→下端タンク部群62a→一方側蒸発通路群4a→上端
タンク部群59aを流れる。したがって、一方側冷媒流
路28a内を流れる冷媒は、ダミータンク54の存在に
より、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近
へ流れ込んだ後に、左右ターンを繰り返して出口配管7
内に流入する。
【0069】続いて、入口配管6より他方側冷媒流路2
8b内に流入した冷媒は、一方側冷媒流路28aと同様
にして、他方側連通路54b→上端タンク部群57b→
他方側蒸発通路群1b→下端タンク部群61b→他方側
蒸発通路群2b→上端タンク部群58b→他方側蒸発通
路群3b→下端タンク部群62b→他方側蒸発通路群4
b→上端タンク部群59bを流れる。したがって、他方
側冷媒流路28b内を流れる冷媒は、同様にして、ダミ
ータンク54の存在により、入口配管6より一旦一方側
の最外側流路管3付近へ流れ込んだ後に、左右ターンを
繰り返して出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28
aより流入した冷媒と合流する。
8b内に流入した冷媒は、一方側冷媒流路28aと同様
にして、他方側連通路54b→上端タンク部群57b→
他方側蒸発通路群1b→下端タンク部群61b→他方側
蒸発通路群2b→上端タンク部群58b→他方側蒸発通
路群3b→下端タンク部群62b→他方側蒸発通路群4
b→上端タンク部群59bを流れる。したがって、他方
側冷媒流路28b内を流れる冷媒は、同様にして、ダミ
ータンク54の存在により、入口配管6より一旦一方側
の最外側流路管3付近へ流れ込んだ後に、左右ターンを
繰り返して出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28
aより流入した冷媒と合流する。
【0070】〔第4実施例〕図14および図15はこの
発明の第4実施例を示したもので、図14は一対の成形
プレートを示した図で、図15は積層型冷媒蒸発器内の
冷媒の流れを示した図である。
発明の第4実施例を示したもので、図14は一対の成形
プレートを示した図で、図15は積層型冷媒蒸発器内の
冷媒の流れを示した図である。
【0071】この実施例では、複数の流路管3を構成す
る一対の成形プレート8の上端部に、偏平な長円形状の
後側、前側上端タンク部71、72を形成している。ま
た、一対の成形プレート8の下端部には、偏平な長円形
状の後側、前側下端タンク部73、74が形成されてい
る。そして、後側上端タンク部71と後側下端タンク部
73とは、蒸発通路としてのI字通路75を介して連通
している。また、前側上端タンク部72と前側下端タン
ク部74とは、蒸発通路としてのI字通路76を介して
連通している。なお、複数の流路管3のうち最も外側に
配される一方側、他方側(両側)の最外側流路管3を構
成する成形プレートだけは、下端部に形成された連通孔
(図示せず)を介して前側上端タンク部72と後側下端
タンク部74とが直接連通している。
る一対の成形プレート8の上端部に、偏平な長円形状の
後側、前側上端タンク部71、72を形成している。ま
た、一対の成形プレート8の下端部には、偏平な長円形
状の後側、前側下端タンク部73、74が形成されてい
る。そして、後側上端タンク部71と後側下端タンク部
73とは、蒸発通路としてのI字通路75を介して連通
している。また、前側上端タンク部72と前側下端タン
ク部74とは、蒸発通路としてのI字通路76を介して
連通している。なお、複数の流路管3のうち最も外側に
配される一方側、他方側(両側)の最外側流路管3を構
成する成形プレートだけは、下端部に形成された連通孔
(図示せず)を介して前側上端タンク部72と後側下端
タンク部74とが直接連通している。
【0072】そして、蒸発器本体2の上端部には、後
側、前側上端タンク部71、72を流路管3の列設方向
に複数積層することによって、図15に示したように、
後側、前側上端タンク77、78が形成される。また、
蒸発器本体2の下端部には、後側、前側下端タンク部7
3、74を流路管3の列設方向に複数積層することによ
って、図15に示したように、後側、前側下端タンク7
9、80が形成される。
側、前側上端タンク部71、72を流路管3の列設方向
に複数積層することによって、図15に示したように、
後側、前側上端タンク77、78が形成される。また、
蒸発器本体2の下端部には、後側、前側下端タンク部7
3、74を流路管3の列設方向に複数積層することによ
って、図15に示したように、後側、前側下端タンク7
9、80が形成される。
【0073】なお、この実施例では、蒸発器本体2の略
中央部より一方側の最外側流路管3までの複数の一方側
流路管群に形成される、後側上端タンク部71、後側下
端タンク部73およびI字通路75により一方側連通路
が構成される。また、蒸発器本体2の略中央部より他方
側の最外側流路管3までの複数の他方側流路管群に形成
される、後側上端タンク部71、後側下端タンク部73
およびI字通路75により他方側連通路が構成される。
中央部より一方側の最外側流路管3までの複数の一方側
流路管群に形成される、後側上端タンク部71、後側下
端タンク部73およびI字通路75により一方側連通路
が構成される。また、蒸発器本体2の略中央部より他方
側の最外側流路管3までの複数の他方側流路管群に形成
される、後側上端タンク部71、後側下端タンク部73
およびI字通路75により他方側連通路が構成される。
【0074】後側上端タンク77は、入口配管6を境に
して、一方側上端タンク部群と他方側上端タンク部群と
に分割されている。また、後側上端タンク77には、一
方側上端タンク部群を2つの中央側、外側タンク部群8
1a、82aに分割するセパレータ83a、および他方
側上端タンク部群を2つの中央側、外側タンク部群81
b、82bに分割するセパレータ83bが形成されてい
る。
して、一方側上端タンク部群と他方側上端タンク部群と
に分割されている。また、後側上端タンク77には、一
方側上端タンク部群を2つの中央側、外側タンク部群8
1a、82aに分割するセパレータ83a、および他方
側上端タンク部群を2つの中央側、外側タンク部群81
b、82bに分割するセパレータ83bが形成されてい
る。
【0075】前側上端タンク78は、出口配管7を境に
して、一方側上端タンク部群と他方側上端タンク部群と
に分割されている。また、前側上端タンク78には、後
側上端タンク部71と同様にして、一方側上端タンク部
群を2つの外側、中央側タンク部群84a、85aに分
割するセパレータ86a、および他方側上端タンク部群
を2つの外側、中央側タンク部群84b、85bに分割
するセパレータ86bが形成されている。
して、一方側上端タンク部群と他方側上端タンク部群と
に分割されている。また、前側上端タンク78には、後
側上端タンク部71と同様にして、一方側上端タンク部
群を2つの外側、中央側タンク部群84a、85aに分
割するセパレータ86a、および他方側上端タンク部群
を2つの外側、中央側タンク部群84b、85bに分割
するセパレータ86bが形成されている。
【0076】後側下端タンク79は、入口配管6を挟み
込む中央側流路管3を境にして、一方側下端タンク部群
と他方側下端タンク部群とに分割されている。また、後
側下端タンク79には、一方側下端タンク部群を2つの
中央側、外側タンク部群87a、88aに分割するセパ
レータ89a、および他方側下端タンク部群を2つの中
央側、外側タンク部群87b、88bに分割するセパレ
ータ89bが形成されている。
込む中央側流路管3を境にして、一方側下端タンク部群
と他方側下端タンク部群とに分割されている。また、後
側下端タンク79には、一方側下端タンク部群を2つの
中央側、外側タンク部群87a、88aに分割するセパ
レータ89a、および他方側下端タンク部群を2つの中
央側、外側タンク部群87b、88bに分割するセパレ
ータ89bが形成されている。
【0077】前側下端タンク80は、出口配管7を挟み
込む中央側流路管3を境にして、一方側下端タンク部群
と他方側下端タンク部群とに分割されている。また、前
側下端タンク80には、後側下端タンク78と同様にし
て、一方側上端タンク部群を2つの外側、中央側タンク
部群90a、91aに分割するセパレータ92a、およ
び他方側上端タンク部群を2つの外側、中央側タンク部
群90b、91bに分割するセパレータ92bが形成さ
れている。
込む中央側流路管3を境にして、一方側下端タンク部群
と他方側下端タンク部群とに分割されている。また、前
側下端タンク80には、後側下端タンク78と同様にし
て、一方側上端タンク部群を2つの外側、中央側タンク
部群90a、91aに分割するセパレータ92a、およ
び他方側上端タンク部群を2つの外側、中央側タンク部
群90b、91bに分割するセパレータ92bが形成さ
れている。
【0078】そして、一方側冷媒流路28aは、中央
側、外側タンク部群81a、82a、外側、中央側タン
ク部群84a、85a、中央側、外側タンク部群87
a、88a、外側、中央側タンク部群90a、91a、
6個の一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4a、5
a、6aを有している。また、他方側冷媒流路28b
は、一方側冷媒流路28aと同様にして、中央側、外側
タンク部群81b、82b、外側、中央側タンク部群8
4b、85b、中央側、外側タンク部群87b、88
b、外側、中央側タンク部群90b、91b、6個の他
方側蒸発通路群1b、2b、3b、4b、5b、6bを
有している。
側、外側タンク部群81a、82a、外側、中央側タン
ク部群84a、85a、中央側、外側タンク部群87
a、88a、外側、中央側タンク部群90a、91a、
6個の一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4a、5
a、6aを有している。また、他方側冷媒流路28b
は、一方側冷媒流路28aと同様にして、中央側、外側
タンク部群81b、82b、外側、中央側タンク部群8
4b、85b、中央側、外側タンク部群87b、88
b、外側、中央側タンク部群90b、91b、6個の他
方側蒸発通路群1b、2b、3b、4b、5b、6bを
有している。
【0079】次に、この実施例の蒸発器本体2内の冷媒
の流れを図15に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
中央側タンク部群81a→一方側蒸発通路群1a→中央
側タンク部群87a→一方側蒸発通路群2a→外側タン
ク部群82a→一方側蒸発通路群3a→外側タンク部群
88a→連通孔→外側タンク部群90a→一方側蒸発通
路群4a→外側タンク部群84a→一方側蒸発通路群5
a→中央側タンク部群91a→一方側蒸発通路群6a→
中央側タンク部群85aを流れる。したがって、一方側
冷媒流路28a内を流れる冷媒は、入口配管6より空気
の流れ方向の下流側(後側)において左右ターンを繰り
返して、一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ込んだ
後に、空気の流れ方向の上流側(前側)において左右タ
ーンを繰り返して出口配管7内に流入する。
の流れを図15に基づいて簡単に説明する。先ず、入口
配管6より一方側冷媒流路28a内に流入した冷媒は、
中央側タンク部群81a→一方側蒸発通路群1a→中央
側タンク部群87a→一方側蒸発通路群2a→外側タン
ク部群82a→一方側蒸発通路群3a→外側タンク部群
88a→連通孔→外側タンク部群90a→一方側蒸発通
路群4a→外側タンク部群84a→一方側蒸発通路群5
a→中央側タンク部群91a→一方側蒸発通路群6a→
中央側タンク部群85aを流れる。したがって、一方側
冷媒流路28a内を流れる冷媒は、入口配管6より空気
の流れ方向の下流側(後側)において左右ターンを繰り
返して、一旦一方側の最外側流路管3付近へ流れ込んだ
後に、空気の流れ方向の上流側(前側)において左右タ
ーンを繰り返して出口配管7内に流入する。
【0080】続いて、入口配管6より他方側冷媒流路2
8b内に流入した冷媒は、中央側タンク部群81b→他
方側蒸発通路群1b→中央側タンク部群87b→他方側
蒸発通路群2b→外側タンク部群82b→他方側蒸発通
路群3b→外側タンク部群88b→連通孔→外側タンク
部群90b→他方側蒸発通路群4b→外側タンク部群8
4b→他方側蒸発通路群5b→中央側タンク部群91b
→他方側蒸発通路群6b→中央側タンク部群85bを流
れる。したがって、他方側冷媒流路28b内を流れる冷
媒は、同様にして、入口配管6より空気の流れ方向の下
流側(後側)において左右ターンを繰り返して、一旦他
方側の最外側流路管3付近へ流れ込んだ後に、空気の流
れ方向の上流側(前側)において左右ターンを繰り返し
て出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより流
入した冷媒と合流する。
8b内に流入した冷媒は、中央側タンク部群81b→他
方側蒸発通路群1b→中央側タンク部群87b→他方側
蒸発通路群2b→外側タンク部群82b→他方側蒸発通
路群3b→外側タンク部群88b→連通孔→外側タンク
部群90b→他方側蒸発通路群4b→外側タンク部群8
4b→他方側蒸発通路群5b→中央側タンク部群91b
→他方側蒸発通路群6b→中央側タンク部群85bを流
れる。したがって、他方側冷媒流路28b内を流れる冷
媒は、同様にして、入口配管6より空気の流れ方向の下
流側(後側)において左右ターンを繰り返して、一旦他
方側の最外側流路管3付近へ流れ込んだ後に、空気の流
れ方向の上流側(前側)において左右ターンを繰り返し
て出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより流
入した冷媒と合流する。
【0081】〔第5実施例〕図16はこの発明の第5実
施例を示したもので、積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ
を示した図である。
施例を示したもので、積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ
を示した図である。
【0082】この実施例は、第1実施例よりもU字通路
9の通路本数を増加させて、さらに多数のU字通路9を
6個の一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4a、5
a、6aおよび6個の他方側蒸発通路群1b、2b、3
b、4b、5b、6bに分割して蒸発器本体2を構成し
たものである。
9の通路本数を増加させて、さらに多数のU字通路9を
6個の一方側蒸発通路群1a、2a、3a、4a、5
a、6aおよび6個の他方側蒸発通路群1b、2b、3
b、4b、5b、6bに分割して蒸発器本体2を構成し
たものである。
【0083】この実施例の場合も、一方側冷媒流路28
a内を流れる冷媒は、一方側連通路24aの存在によ
り、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ
流れ込んだ後に、前後左右ターンを多数繰り返して出口
配管7内に流入する。また、他方側冷媒流路28b内を
流れる冷媒は、ダミータンク12内の他方側連通路24
bの存在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流
路管3へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを多数繰り返
して出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより
流入した冷媒と合流する。
a内を流れる冷媒は、一方側連通路24aの存在によ
り、入口配管6より一旦一方側の最外側流路管3付近へ
流れ込んだ後に、前後左右ターンを多数繰り返して出口
配管7内に流入する。また、他方側冷媒流路28b内を
流れる冷媒は、ダミータンク12内の他方側連通路24
bの存在により、入口配管6より一旦一方側の最外側流
路管3へ流れ込んだ後に、前後左右ターンを多数繰り返
して出口配管7内に流入し、一方側冷媒流路28aより
流入した冷媒と合流する。
【0084】〔第6実施例〕図17および図18はこの
発明の第6実施例を示したもので、図4は積層型冷媒蒸
発器を示した図で、図18は積層型冷媒蒸発器の最外側
流路管付近を示した図である。
発明の第6実施例を示したもので、図4は積層型冷媒蒸
発器を示した図で、図18は積層型冷媒蒸発器の最外側
流路管付近を示した図である。
【0085】この実施例では、一方側、他方側流路管3
の外側に接合される2枚のサイドプレート5の上端部に
プレス成形により形成した連通溝99により一方側、他
方側最外側流路管3の後側タンク部11とダミータンク
部12とを直接連通させている。これにより、最外側流
路管3に連通孔10a、10bを設ける必要がないの
で、他の流路管3との製品形状の共通化を図ることがで
きる。
の外側に接合される2枚のサイドプレート5の上端部に
プレス成形により形成した連通溝99により一方側、他
方側最外側流路管3の後側タンク部11とダミータンク
部12とを直接連通させている。これにより、最外側流
路管3に連通孔10a、10bを設ける必要がないの
で、他の流路管3との製品形状の共通化を図ることがで
きる。
【0086】〔変形例〕この実施例では、本発明を積層
型冷媒蒸発器1に適用したが、本発明をプレートフィン
チューブ式の冷媒蒸発器に適用しても良い。また、本発
明を偏平チューブ内に複数の冷媒通路を有するマルチフ
ロー型冷媒蒸発器に適用しても良い。
型冷媒蒸発器1に適用したが、本発明をプレートフィン
チューブ式の冷媒蒸発器に適用しても良い。また、本発
明を偏平チューブ内に複数の冷媒通路を有するマルチフ
ロー型冷媒蒸発器に適用しても良い。
【0087】第2〜第4実施例の流路管3を構成する一
対の成形プレート8のU字通路9、I字通路53、I字
通路75、76が形成された面に、冷媒が広く行き渡る
ようにするための多数のリブを形成しても良い。また、
第1〜第4実施例の一対の成形プレート8間にインナー
フィンを配しても良い。
対の成形プレート8のU字通路9、I字通路53、I字
通路75、76が形成された面に、冷媒が広く行き渡る
ようにするための多数のリブを形成しても良い。また、
第1〜第4実施例の一対の成形プレート8間にインナー
フィンを配しても良い。
【0088】
【発明の効果】この発明によれば、蒸発器本体の複数の
流路管を、略中央部より一方側の最外側流路管までの複
数の一方側流路管と略中央部より他方側の最外側流路管
までの複数の他方側流路管とに2分割することにより、
蒸発器本体内の冷媒流路を一方側冷媒流路と他方側冷媒
流路とに2分割しているので、複数の冷媒通路内の圧力
損失の低減することができる。
流路管を、略中央部より一方側の最外側流路管までの複
数の一方側流路管と略中央部より他方側の最外側流路管
までの複数の他方側流路管とに2分割することにより、
蒸発器本体内の冷媒流路を一方側冷媒流路と他方側冷媒
流路とに2分割しているので、複数の冷媒通路内の圧力
損失の低減することができる。
【0089】また、例え蒸発通路の通路数が増加して
も、冷媒の均一分配性能の低下を防止することができ
る。さらに、入口配管と出口配管とを蒸発器本体の略中
央部に接続しているので、蒸発器本体形状を標準化させ
ることができる。一方側分割手段と他方側分割手段とを
複数の流路管の列方向の略中央部を境にして対称的に配
しているので、冷媒の流れのショートサーキットを防止
することができる。
も、冷媒の均一分配性能の低下を防止することができ
る。さらに、入口配管と出口配管とを蒸発器本体の略中
央部に接続しているので、蒸発器本体形状を標準化させ
ることができる。一方側分割手段と他方側分割手段とを
複数の流路管の列方向の略中央部を境にして対称的に配
しているので、冷媒の流れのショートサーキットを防止
することができる。
【図1】積層型冷媒蒸発器を示した斜視図である(第1
実施例)。
実施例)。
【図2】積層型冷媒蒸発器の後側タンク、ダミータン
ク、前側タンクを示した断面図である(第1実施例)。
ク、前側タンクを示した断面図である(第1実施例)。
【図3】一対の成形プレートを示した斜視図である(第
1実施例)。
1実施例)。
【図4】入口配管、出口配管、中央側流路管を示した斜
視図である(第1実施例)。
視図である(第1実施例)。
【図5】入口配管付近を示した側面図である(第1実施
例)。
例)。
【図6】積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ方向を示した
説明図である(第1実施例)。
説明図である(第1実施例)。
【図7】冷媒圧力変化を示したグラフである(第1実施
例)。
例)。
【図8】積層型冷媒蒸発器を示した断面図である(第2
実施例)。
実施例)。
【図9】蒸発器本体の略中央部付近を示した斜視図であ
る(第2実施例)。
る(第2実施例)。
【図10】一対の成形プレートを示した斜視図である
(第2実施例)。
(第2実施例)。
【図11】積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ方向を示し
た説明図である(第2実施例)。
た説明図である(第2実施例)。
【図12】一対の成形プレートを示した斜視図である
(第3実施例)。
(第3実施例)。
【図13】積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ方向を示し
た説明図である(第3実施例)。
た説明図である(第3実施例)。
【図14】一対の成形プレートを示した斜視図である
(第4実施例)。
(第4実施例)。
【図15】積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ方向を示し
た説明図である(第4実施例)。
た説明図である(第4実施例)。
【図16】積層型冷媒蒸発器内の冷媒の流れ方向を示し
た説明図である(第5実施例)。
た説明図である(第5実施例)。
【図17】積層型冷媒蒸発器を示した斜視図である(第
6実施例)。
6実施例)。
【図18】積層型冷媒蒸発器の最外側流路管付近を示し
た断面図である(第6実施例)。
た断面図である(第6実施例)。
1 積層型冷媒蒸発器 2 蒸発器本体 3 流路管 6 入口配管 7 出口配管 9 U字通路(蒸発通路) 17 後側タンク 18 ダミータンク 19 前側タンク 1a 一方側蒸発通路群 2a 一方側蒸発通路群 3a 一方側蒸発通路群 1b 他方側蒸発通路群 2b 他方側蒸発通路群 3b 他方側蒸発通路群 23a セパレータ(一方側分割手段) 23b セパレータ(他方側分割手段) 24a 一方側連通路 24b 他方側連通路 27a セパレータ(一方側分割手段) 27b セパレータ(他方側分割手段) 28a 一方側冷媒流路 28b 他方側冷媒流路 46a 一方側連通パイプ 46b 他方側連通パイプ
Claims (4)
- 【請求項1】幅方向に複数の流路管を並列してなる蒸発
器本体と、この蒸発器本体の幅方向の略中央部に接続さ
れた入口配管と、この入口配管に隣設して、前記蒸発器
本体の幅方向の略中央部に接続された出口配管とを備え
た冷媒蒸発器において、 前記蒸発器本体は、 (a)前記入口配管より流入した冷媒を、前記入口配管
より一方側に並列された複数の一方側流路管のうち最も
外側に配される一方側の最外側流路管と前記入口配管と
を連通させる一方側連通路、および冷媒を空気と熱交換
させて蒸発させる複数の一方側蒸発通路を順次経てから
前記出口配管へ導く一方側冷媒流路と、 (b)この一方側冷媒流路に対して独立して設けられ、 前記入口配管より流入した冷媒を、前記入口配管より他
方側に並列された複数の他方側流路管のうち最も外側に
配される他方側の最外側流路管と前記入口配管とを連通
させる他方側連通路、および冷媒を空気と熱交換させて
蒸発させる複数の他方側蒸発通路を順次経てから前記出
口配管へ導く他方側冷媒流路と、 (c)前記複数の一方側蒸発通路を2個以上の蒸発通路
群に分割する一方側分割手段と、 (d)前記蒸発器本体の幅方向の略中央部を境にして前
記一方側分割手段と対称的に配置され、前記複数の他方
側蒸発通路を2個以上の蒸発通路群に分割する他方側分
割手段とを備えていることを特徴とする冷媒蒸発器。 - 【請求項2】請求項1に記載の冷媒蒸発器において、 前記一方側連通路および前記他方側連通路は、前記複数
の流路管の一部に設けられたダミータンク内に形成され
ていることを特徴とする冷媒蒸発器。 - 【請求項3】請求項1に記載の冷媒蒸発器において、 前記一方側連通路および前記他方側連通路は、前記複数
の流路管を貫通する連通パイプ内に形成されていること
を特徴とする冷媒蒸発器。 - 【請求項4】請求項1に記載の冷媒蒸発器において、 前記一方側連通路および前記他方側連通路は、冷媒を空
気と熱交換させて蒸発させる複数の蒸発通路を有するこ
とを特徴とする冷媒蒸発器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3665395A JPH08233406A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 冷媒蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3665395A JPH08233406A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 冷媒蒸発器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08233406A true JPH08233406A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12475823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3665395A Pending JPH08233406A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 冷媒蒸発器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08233406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1191302A2 (en) * | 2000-09-22 | 2002-03-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat exchanger |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3665395A patent/JPH08233406A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1191302A2 (en) * | 2000-09-22 | 2002-03-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat exchanger |
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