JPH08233112A - 回転シャフトのシール構造 - Google Patents

回転シャフトのシール構造

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JPH08233112A
JPH08233112A JP7042777A JP4277795A JPH08233112A JP H08233112 A JPH08233112 A JP H08233112A JP 7042777 A JP7042777 A JP 7042777A JP 4277795 A JP4277795 A JP 4277795A JP H08233112 A JPH08233112 A JP H08233112A
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JP
Japan
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rotary shaft
sleeve
engaging
seal
cylindrical member
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Application number
JP7042777A
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English (en)
Inventor
Seizo Kato
清三 加藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製の回転シャフトの外周側に、回転シャ
フトが回転可能に設けられるスリーブ側に圧入固定され
るシール材が摺接しても、回転シャフトの摺接部の摩耗
を防止し、シール機能を確保する。 【構成】 変速機内のスピードメータ用ドライブギアに
噛合するドリブンギア33と回転シャフト23とを樹脂
により一体成形してコスト低下を図る。回転シャフト2
3の回転は、出力軸39を介してマグネット37に伝達
され、マグネット37の回転は磁電変換素子47によっ
て検出される。回転シャフト23の嵌合部53には金属
ブッシュ57が固定され、金属ブッシュ57と、回転シ
ャフト23が回転可能に収納されるスリーブ21との間
にはシール材59が介装される。シール材59は、外周
側がスリーブ21の内周面に圧入固定され、内周側が金
属ブッシュ57の外周面に摺接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スリーブ内に回転可
能に設けられる樹脂製の回転シャフトのシール構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来例を示す回転シャフトのシ
ール構造を備えた車両用スピードセンサの断面図であ
る。このスピードセンサは、変速機のハウジング1内の
図示しないスピードメータ用ドライブギアに噛合するド
リブンギア3に回転シャフト5の一端が連結され、回転
シャフト5の他端は、変速機ハウジング1の外部のスピ
ードメータに回転を伝達するための図示しないワイヤケ
ーブルに接続される。
【0003】回転シャフト5は、変速機ハウジング1に
固定されるスリーブ7内に回転可能に設けられており、
このスリーブ7と回転シャフト5との間には、変速機内
のオイルの外部への流出を防ぐオイルシール9が介装さ
れている。オイルシール9は、スリーブ7の内周面に圧
入されており、オイルシール9の内周面に回転シャフト
5側に突出して形成されたリップ部9aが、回転シャフ
ト5の外周面に摺接している。
【0004】図8は、他の従来例を示す回転シャフトの
シール構造を備えた車両用スピードセンサの断面図であ
る。このスピードセンサは、回転検出部が一体となった
もので、ドリブンギア3に連結された回転シャフト5に
出力軸11の一端を連結し、この出力軸11の他端に回
転検出用のマグネット13を取り付けてある。マグネッ
ト13は、周方向にN極とS極とが交互に着磁されたも
ので、周面に発生している間欠的磁場を、図示しないホ
ール素子などの磁界を電圧に変換する磁電変換素子によ
り検出し、磁電変換素子は出力電圧を間欠的にパルス信
号として出力する。出力されたパルス信号は、コネクタ
15を介して不図示の信号処理回路を備えた制御部に
て、パルス数に応じた回転シャフト5の回転として算出
するとともに、車両の速度として演算される。
【0005】上記図8のスピードセンサにおいても、回
転シャフト5とスリーブ7との間には、変速機内のオイ
ルの外部への流出を防ぐオイルシール17が介装されて
いる。このオイルシール17も、前記図7のものと同様
にスリーブ7の内周面に圧入されるもので、オイルシー
ル17の内周面に形成されたリップ部17aが、回転シ
ャフト5の外周面に摺接する。この場合は、特に回転検
出部が一体となっていることから、回転検出部の電子部
品にオイルが付着すると電子部品に悪影響を与えること
になり、オイルシール17の性能が重要視される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変速機内の
スピードメータ用ドライブギアに噛合するドリブンギア
3は金属または樹脂製で、回転シャフト5は金属製であ
る場合が一般的であるが、コスト低減のため、ドリブン
ギア3と回転シャフト5とを樹脂により一体化しようと
すると、スリーブ7側に圧入されるシール材9,17の
リップ部9a,17aが、樹脂製の回転シャフト5の外
周に摺接することで、回転シャフト5の摺接面が摩耗
し、シール機能が低下するという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、樹脂製の回転シャフ
トの外周側に、回転シャフトが回転可能に設けられるス
リーブ側に固定されるシール材が摺接しても、回転シャ
フトのシール材による摺接部の摩耗を防止することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、スリーブ内に回転可能に設け
られる回転シャフトを樹脂製とし、この回転シャフトと
前記スリーブとの間に、前記スリーブ側に固定したシー
ル材を介装し、このシール材に対向する前記回転シャフ
トの外周に、樹脂に比べて摩擦係数の高い金属などから
構成されてシール材が摺接する円筒部材をシールリング
を介して固定した構成としてある。
【0009】第2に、第1の構成において、シール材
は、円筒部材側に突出して円筒部材の外周面に摺接する
リップ部を備えている構成としてある。
【0010】第3に、第1の構成または第2の構成にお
いて、スリーブは、車両用変速機のハウジングに対し、
一端側がハウジング内部に位置し、他端側がハウジング
外部に位置するよう貫通した状態で装着される一方、回
転シャフトは、一端側が前記ハウジング内のスピードメ
ータ用ドライブギアに噛合する樹脂製のドリブンギアと
一体的に形成され、他端側が前記回転シャフトの回転を
検出する回転検出器側に接続された構成としてある。
【0011】第4に、第1の構成,第2の構成または第
3の構成において、円筒部材の端面部と回転シャフトの
外周部とのいずれか一方に係合部を、他方にこの係合部
に係合可能な被係合部をそれぞれ設けた構成としてあ
る。
【0012】第5に、第4の構成において、円筒部材の
端面部に係合凹部を設ける一方、回転シャフトの外周部
に係合凸部を設け、前記係合凹部と係合凸部とを相互に
係合させて前記円筒部材を回転シャフトに固定した状態
で、前記係合凹部の軸方向開口端の両側に形成される角
部に対応する前記回転シャフトの外周に、前記角部を折
り曲げることで入り込む嵌入凹部を設けた構成としてあ
る。
【0013】
【作用】第1の構成または第2の構成によれば、回転シ
ャフトがスリーブに対して回転する際、両者間に介装さ
れたシール材が、回転シャフトの外周に固定された金属
などからなる円筒部材に対して摺接し、樹脂製の回転シ
ャフトに対するシール材の摺接動作が回避される。
【0014】第3の構成によれば、樹脂によりドリブン
ギアと一体となった回転シャフトが、車両用変速機など
のハウジングに装着されたスリーブに対して回転する
際、両者間に介装されたシール材が、回転シャフトの外
周に固定された金属などからなる円筒部材に対して摺接
し、樹脂製の回転シャフトに対するシール材の摺接動作
が回避される。
【0015】第4の構成によれば、円筒部材の端面部と
回転シャフトの外周部とのいずれか一方に設けた係合部
と、他方に設けた被係合部とを相互に係合させること
で、円筒部材は、回転シャフトに固定されて回転シャフ
トとともに回転する。
【0016】第5の構成によれば、円筒部材の係合凹部
により形成される角部を、回転シャフトの外周に設けた
嵌入凹部に入り込ませることで、円筒部材は回転シャフ
トに固定され、これにより円筒部材の軸方向の抜け止め
がなされる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0018】図1は、この発明の一実施例を示す回転シ
ャフトのシール構造を備えた車両用スピードセンサの断
面図であり、図2はこのスピードセンサの変速機への取
り付け構造を示している。スピードセンサ19は、両端
が開口しているスリーブ21内に樹脂製の回転シャフト
23が回転可能に挿入されている。スリーブ21は、外
周の環状溝25にシールリング27が嵌め込まれ、一端
側が変速機のハウジング29の内部に位置し、他端側が
ハウジング29の外部に位置するようハウジング29を
貫通した状態で、ハウジング29の取付孔29aに挿入
され取付けられている。
【0019】回転シャフト23の変速機ハウジング29
内の端部は、スリーブ21から突出しており、この突出
端部に、スピードメータ用ドライブギア31に噛合する
ドリブンギア33が設けられている。ドリブンギア33
は、樹脂製の回転シャフト23と一体の樹脂製であり、
これによりコスト低下が図られている。
【0020】一方、スリーブ21のドリブンギア33と
反対側端部の開口部は、コネクタ35により閉塞されて
おり、コネクタ35とスリーブ21との間に形成された
空間内には、回転シャフト23の回転を検出する回転検
出器の一部を構成する円盤状のマグネット37が収納さ
れている。マグネット27の図中で右側の面の中心には
出力軸39が取付られ、出力軸39と前記回転シャフト
23とは、回転シャフト23に設けた四角柱状の結合部
41が、出力軸39の先端部から軸方向に向けて形成さ
れた四角柱状の結合穴43に挿入されることで連結され
ている。出力軸39は、スリーブ21の内面に圧入され
た軸受45により回転可能に支持されており、回転シャ
フト23の回転をマグネット37に伝達する。
【0021】マグネット37は、出力軸39と反対側の
端面における外周側周縁に沿ってN極とS極とが交互に
着磁されたもので、この着磁位置の周方向の一部に対向
した前記コネクタ35の端面には、前記着磁位置に沿っ
て発生している間欠的磁場を検出する磁界を電圧に変換
するホール素子などの磁電変換素子47が設置されてい
る。磁電変換素子47は出力電圧を間欠的にパルス信号
として出力し、出力されたパルス信号は、コネクタ35
の外部に突出して設けられ磁電変換素子47と電気的に
接続されるた端子49を介して信号処理回路を備えた図
示しない制御部にて、パルス数に応じた回転シャフト2
3の回転として算出するとともに、車両の速度として演
算される。
【0022】回転シャフト23は、ドリブンギア33側
の主部51がスリーブ21に対して密着して摺動回転
し、この主部51より結合部41側には、主部51より
若干小径の嵌合部53が形成され、嵌合部53より結合
部41側には嵌合部53よりさらに小径の先端小径部5
5が形成されている。嵌合部53が形成された付近から
結合部41側の回転シャフト23とスリーブ21との間
には、隙間56が形成されるべくスリーブ21の内径が
主部51との摺動部分より大きく形成されている。
【0023】上記嵌合部53には、円筒部材としての金
属ブッシュ57が嵌合され、この金属ブッシュ57とス
リーブ21との間の前記隙間56には、回転シャフト2
3とスリーブ21との間のシールを行うシール材として
のオイルシール59が、スリーブ21の内周面側に圧入
固定された状態で介装されている。オイルシール59
は、図1の要部の拡大された断面図である図3に示すよ
うに、ゴムなどの弾性材で形成されたシール材本体61
と、金属板からなる円筒体63と、締付リング65とか
ら構成されている。シール材本体61は、スリーブ21
の内周面に前記円筒体63によって押し付けられて密着
固定されるスリーブ側シール部61aと、金属ブッシュ
57の外周面に前記締付リング65により押し付けられ
るシャフト側シール部61bとから構成されており、シ
ャフト側シール部61bには、金属ブッシュ57側に突
出してその外周面に摺接するリップ部61cが形成され
ている。
【0024】金属ブッシュ57は、図4に斜視図で示す
ように、回転シャフト23の主部51側の端部の相互に
対向する位置に一対の係合凹部67が形成される一方、
回転シャフト23側には、図5の斜視図で示すように、
主部51の端部から嵌合部53側に突出する一対の係合
凸部69が形成されている。この係合凹部67と係合凸
部69とで、係合部と被係合部とを構成し、これら両者
相互が係合することで、金属ブッシュ57は回転シャフ
ト23とともに一体に回転することとなる。
【0025】また、図5に示すように、一対の係合凸部
69の円周方向両側部における基端側の嵌合部53表面
には、嵌入凹部71が四つ形成されている。この各嵌入
凹部71には、金属ブッシュ57の係合凹部67の軸方
向開口端の両側に形成される四つの角部73が、カシメ
により内側に折り曲げられることで、この折り曲げられ
た角部73が、図3のA−A断面図である図6に示すよ
うに入り込み、これにより金属ブッシュ57の回転シャ
フト23からの抜け止めとなる。
【0026】金属ブッシュ57の係合凹部67と反対側
の端部は、先端小径部55側に若干突出しており、この
突出した端部と先端小径部55との間には、金属ブッシ
ュ57の内周面に固着されたゴム製のシールリング(パ
ッキン)75が介装され、これにより金属ブッシュ57
と回転シャフト23との間のシールがなされる。
【0027】上記したようなスピードセンサにおいて
は、変速機ハウジング29内のドライブギア31に噛合
するドリブンギア33の回転により、ドリブンギア33
と一体となった回転シャフト23も、主部51がスリー
ブ21の内周面に摺接した状態で回転し、回転シャフト
23の回転は、出力軸39を介してマグネット37に伝
達される。マグネット37の回転により、その着磁部に
沿って発生している間欠的磁場を磁電変換素子47が検
出し、磁電変換素子47は出力電圧を間欠的にパルス信
号として出力し、出力されたパルス信号は、端子49を
介して信号処理回路を備えた図示しない制御部にて、パ
ルス数に応じた回転シャフト23の回転として算出する
とともに、車両の速度として演算される。
【0028】このようなスピードセンサの動作過程にお
いて、スリーブ21側に圧入固定されているシール材5
9は、スリーブ側シール部61aがスリーブ21の内面
に密着してシールするとともに、シャフト側シール部6
1bはリップ部61cが金属ブッシュ57に摺接してシ
ールする。これにより、回転シャフト23とスリーブ2
1との間のシールがなされ、また、金属ブッシュ57と
回転シャフト23との間のシールは、金属ブッシュ57
と先端小径部55との間に介装されたシールリング75
によりなされ、これらの作用により、変速機ハウジング
29内のオイルのマグネット37および磁電変換素子4
7などからなる回転検出器側への侵入が回避される。
【0029】このとき、シャフト側シール部61bのリ
ップ部61cの回転シャフト23側に対する摺接部は、
回転シャフト23に圧入されている金属ブッシュ57で
あるので、従来のように摺接部が樹脂製の回転シャフト
23の場合と異なり、上記摺接部(金属ブッシュ57の
表面)の摩耗は発生せず、回転シャフト23をドリブン
ギア33と一体に樹脂化してコスト低下を図っても、シ
ール性能の低下が防止される。
【0030】金属ブッシュ57に設けた係合凹部67と
回転シャフト23に設けた係合凸部67とを相互に係合
させることで、金属ブッシュ57は、回転シャフト23
とともに回転し、回転シャフト23との相対回転が防止
され、シールリング75によるシール性能が維持される
などの効果がある。また、金属ブッシュ57の係合凹部
67により形成される角部73を、回転シャフト23に
設けた嵌入凹部71に入り込ませることで、金属ブッシ
ュ57の回転シャフト23に対する軸方向の抜け止めが
なされ、これによりシール材59およびシールリング7
5によるシール性能の維持がなされる。
【0031】金属ブッシュ57の係合凹部67における
角部73を、回転シャフト23の嵌入凹部71に入り込
ませるカシメ作業は、回転シャフト23の結合部41が
四角柱状に形成されていることから、この四角柱状部分
を固定することで位置決めができ、カシメずれが生じに
くいものとなっている。
【0032】なお、上記実施例では、金属ブッシュ57
に係合凹部67を、回転シャフト23に係合凸部69を
それぞれ設けているが、これとは逆に、金属ブッシュ5
7の端部に軸方向に突出する係合凸部を設ける一方、こ
の係合凸部に係合する係合凹部を、回転シャフト23の
主部51の端部に設けるような構成としてもよい。この
場合、金属ブッシュ57側の係合凸部の先端角部を内側
に折り曲げることで、回転シャフト23側に設けた嵌入
凹部に入り込ませる。また、円筒部材(金属ブッシュ5
7)としては、金属製に限るものではなく、樹脂に比べ
て摩擦係数の高い材料であれば構わない。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明ま
たは第2の発明によれば、回転シャフトがスリーブに対
して回転する際、両者間に介装されたシール材が、回転
シャフトの外周に固定された金属などからなる円筒部材
に対して摺接するので、樹脂製の回転シャフトに対する
シール材の摺接動作が回避されてシール材が摺接する部
分の摩耗が防止され、シール性能の低下を防止すること
ができる。
【0034】第3の発明によれば、ドリブンギアと一体
となった回転シャフトが、車両用変速機などのハウジン
グに装着されたスリーブに対して回転する際、両者間に
介装されたシール材のリップ部が回転シャフトの外周に
固定された金属などからなる円筒部材に摺接するので、
樹脂製の回転シャフトに対するシール材の摺接動作が回
避されてシール材が摺接する部分の摩耗が防止され、コ
スト低減のため回転シャフトをドリブンギアと樹脂によ
り一体化しても、シール性能の低下を防止することがで
きる。
【0035】第4の発明によれば、円筒部材の端面部と
回転シャフトの外周部とのいずれか一方に設けた係合部
と、他方に設けた被係合部とを相互に係合させること
で、円筒部材は回転シャフトとの相対回転が防止され
て、シール性能を所望に維持することができる。
【0036】第5の発明によれば、円筒部材の係合凹部
により形成される角部を、回転シャフトに設けた嵌入凹
部に入り込ませることで、円筒部材は回転シャフトに固
定されるので、円筒部材の軸方向の抜け止めがなされ、
シール性能を所望に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転シャフトのシー
ル構造を備えた車両用スピードセンサの断面図である。
【図2】図1のスピードセンサの変速機への取り付け構
造を示す説明図である。
【図3】図1のスピードセンサの要部の拡大された断面
図である。
【図4】図1のスピードセンサにおける金属ブッシュの
斜視図である。
【図5】図1のスピードセンサにおける回転シャフトの
要部の斜視図である。
【図6】図3のA−A断面図である。
【図7】従来例を示す回転シャフトのシール構造を備え
た車両用スピードセンサの断面図である。
【図8】他の従来例を示す回転シャフトのシール構造を
備えた車両用スピードセンサの断面図である。
【符号の説明】
21 スリーブ 23 回転シャフト 29 変速機ハウジング 31 ドライブギア 33 ドリブンギア 37 マグネット(回転検出器) 57 金属ブッシュ(円筒部材) 59 シール材 61c リップ部 67 係合凹部(係合部) 69 係合凸部(被係合部) 71 嵌入凹部 73 角部 75 シールリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ内に回転可能に設けられる回転
    シャフトを樹脂製とし、この回転シャフトと前記スリー
    ブとの間に、前記スリーブ側に固定したシール材を介装
    し、このシール材に対向する前記回転シャフトの外周
    に、樹脂に比べて摩擦係数の高い金属などから構成され
    てシール材が摺接する円筒部材をシールリングを介して
    固定したことを特徴とする回転シャフトのシール構造。
  2. 【請求項2】 シール材は、円筒部材側に突出して円筒
    部材の外周面に摺接するリップ部を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の回転シャフトのシール構造。
  3. 【請求項3】 スリーブは、車両用変速機のハウジング
    に対し、一端側がハウジング内部に位置し、他端側がハ
    ウジング外部に位置するよう貫通した状態で装着される
    一方、回転シャフトは、一端側が前記ハウジング内のス
    ピードメータ用ドライブギアに噛合する樹脂製のドリブ
    ンギアと一体的に形成され、他端側が前記回転シャフト
    の回転を検出する回転検出器側に接続されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の回転シャフトのシー
    ル構造。
  4. 【請求項4】 円筒部材の端面部と回転シャフトの外周
    部とのいずれか一方に係合部を、他方にこの係合部に係
    合可能な被係合部をそれぞれ設けたことを特徴とする請
    求項1,2または3記載の回転シャフトのシール構造。
  5. 【請求項5】 円筒部材の端面部に係合凹部を設ける一
    方、回転シャフトの外周部に係合凸部を設け、前記係合
    凹部と係合凸部とを相互に係合させて前記円筒部材を回
    転シャフトに固定した状態で、前記係合凹部の軸方向開
    口端の両側に形成される角部に対応する前記回転シャフ
    トの外周に、前記角部を折り曲げることで入り込む嵌入
    凹部を設けたことを特徴とする請求項4記載の回転シャ
    フトのシール構造。
JP7042777A 1995-03-02 1995-03-02 回転シャフトのシール構造 Pending JPH08233112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009004640A1 (en) * 2007-07-05 2009-01-08 Pricol Limited Spindle and magnet system for speedometers
US10840758B2 (en) 2018-03-30 2020-11-17 Fanuc Corporation Robot drive unit and robot
US11312006B2 (en) 2018-03-30 2022-04-26 Fanuc Corporation Robot drive unit and robot

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