JPH08232700A - 燃焼圧検出装置 - Google Patents

燃焼圧検出装置

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Publication number
JPH08232700A
JPH08232700A JP5798895A JP5798895A JPH08232700A JP H08232700 A JPH08232700 A JP H08232700A JP 5798895 A JP5798895 A JP 5798895A JP 5798895 A JP5798895 A JP 5798895A JP H08232700 A JPH08232700 A JP H08232700A
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JP
Japan
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sensor
combustion pressure
signal processing
circuit
processing circuit
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Application number
JP5798895A
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English (en)
Inventor
Minoru Hyodo
稔 兵藤
Shigeo Okuma
重男 大隈
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッド側にセンサ部と信号処理回路
を配置し、このセンサ部と信号処理回路を信号線によっ
て接続し、電気的なノイズを低減して燃焼圧の高精度検
出を行う。 【構成】 燃焼圧検出装置9を取付穴3の穴底4Aに設
けたセンサ部10、取付穴3の開口部3Aに取付けた回
路保持部13、回路保持部13内に設けられた信号処理
回路14、センサ部10と信号処理回路14とを電気的
に接続する信号線15とから構成する。これにより、信
号線15の途中にコネクタ等をなくせると共に、信号線
15によってシリンダヘッド1側でセンサ部10と信号
処理回路14とを短い距離で接続できるから、コネクタ
等を用いる場合に生じる接触抵抗をなくし、S/N比を
高めて燃焼圧を高精度に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用の内燃
機関等の燃焼圧を検出するのに用いて好適な燃焼圧検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車内燃機関等の燃料供給量
や点火時期等を制御するために用いられるセンサの一つ
として、燃焼圧センサがある。この燃焼圧センサは、実
開昭60−535号公報または実開昭61−63134
号公報等に示すように、圧電体からなる検出素子を内燃
機関のシリンダヘッドに設け、内燃機関の爆発行程時の
燃焼圧を検出するようになっている。
【0003】しかし、一般に燃焼圧センサの検出素子と
して用いられる圧電体は、出力インピーダンスが非常に
高いため、該圧電体から出力される検出信号を信号処理
回路によって信号増幅する必要がある。しかし、従来技
術においては、燃焼圧センサは内燃機関のシリンダヘッ
ドに設けられるのに対し、信号処理回路はコントロール
ユニットとして車室内に設け、コントロールユニット側
で信号増幅している。このため、この信号処理回路は燃
焼圧センサとは離れた位置に配置され、燃焼圧センサと
信号処理回路とはリード線およびコネクタからなるハー
ネスを介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、燃焼圧センサと信号処理回路とはリード
線,コネクタ等の接続部材を介して接続されているた
め、該コネクタによる接触抵抗が大きくなり、S/N比
が低くなる。また、コネクタの接触抵抗は、内燃機関か
らの振動により常時変化しているため、燃焼圧センサか
らの検出信号にノイズが重畳し易い。
【0005】このため、従来技術による燃焼圧センサ
は、内燃機関の燃焼圧を正確に検出することができない
という問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は内燃機関の燃焼圧を高精度に検
出できるようにした燃焼圧検出装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する燃焼圧検出装置は、
内燃機関の燃焼室内に開口する取付穴に設けられ、該燃
焼室内の燃焼圧を検出するセンサ部と、前記取付穴の外
側開口部の近傍に設けられた回路保持部と、該回路保持
部に設けられ、前記センサ部からの検出信号の処理を行
った後に、外部に出力信号として出力する信号処理回路
と、前記センサ部と信号処理回路との間を電気的に接続
する信号線とから構成したことにある。
【0008】請求項2の発明は、前記取付穴に対してセ
ンサ部を取付けるとき、ボルト手段によってセンサ部に
予圧を与えた状態で螺着したことにある。
【0009】請求項3の発明は、前記取付穴に対してセ
ンサ部を取付けるとき、点火プラグ手段によってセンサ
部に予圧を与えた状態で螺着したことにある。
【0010】請求項4の発明は、前記センサ部と回路保
持部は、前記取付穴に挿入されるセンサ保持部を介して
一体化し、前記信号線は該センサ保持部に添設したこと
にある。
【0011】
【作用】請求項1の発明のように、内燃機関側で信号線
を介してセンサ部と信号処理回路とを電気的に接続する
ことにより、センサ部と信号処理回路との間にコネクタ
等の接続部材を廃止でき、センサ部からの検出信号にノ
イズが重畳するのを防止できる。
【0012】請求項2の発明のように、センサ部をボル
ト手段を介して取付穴に取付け、該ボルト手段によって
センサ部に予圧を与えることにより、内燃機関が始動し
て燃焼室内に燃焼圧が生じると、ボルト手段を介してこ
の燃焼圧を受圧し、センサ部に加わる予圧の変化を燃焼
圧に対応した検出信号として出力する。
【0013】請求項3の発明のように、センサ部を点火
プラグ手段を介して取付穴に取付け、該ボルト手段によ
ってセンサ部に予圧を与えることにより、内燃機関が始
動して燃焼室内に燃焼圧が生じると、点火プラグ手段を
介してこの燃焼圧を受圧し、センサ部に加わる予圧の変
化を燃焼圧に対応した検出信号として出力する。
【0014】請求項4の発明のように、センサ部と回路
保持部とをセンサ保持部を介して一体化し、センサ保持
部に信号線を添設するようにしたから、センサ部と回路
保持部とを強固に固定すると共に、信号線の保護を行
い、燃焼室への取付性を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づき説明する。
【0016】まず、本発明による第1の実施例を図1な
いし図3に基づいて説明する。
【0017】図中、1は内燃機関のシリンダヘッドを示
し、該シリンダヘッド1には複数個(1個のみ図示)の
気筒毎に燃焼室2が形成されている。
【0018】3はシリンダヘッド1に設けた取付穴を示
し、該取付穴3は、シリンダヘッド1の燃焼室2に向け
て伸長する大径なセンサ挿通穴4と、該センサ挿通穴4
の穴底4Aに位置し、前記燃焼室2内に開口するねじ穴
5とからなる。なお、前記取付穴3の外側は開口部3A
となり、シリンダヘッド1には前記取付穴3とは別個に
点火プラグを取付けるためのプラグ取付穴(図示せず)
が設けられている。
【0019】また、6,6は取付穴3の開口部3A近傍
に形成された位置決め穴で、該各位置決め穴6は後述す
る回路保持部13の各位置決め突起部13Dが係合する
ことにより、該回路保持部13の位置決めを行うように
なっている。
【0020】7はボルト頭部7Aとおねじ部7Bとから
なるボルトで、該ボルト7は後述するセンサ部10をセ
ンサ挿通穴4の穴底4Aに取付けるもので、ボルト7の
おねじ部7Bをねじ穴5に螺着することにより、ボルト
頭部7Aとワッシャ8,8によって、センサ部10は予
圧を与えた状態で取付穴3に設けられる。
【0021】9は本実施例による燃焼圧検出装置を示
し、該燃焼圧検出装置9は後述するセンサ部10と、シ
リンダヘッド1に取付けられる回路保持部13と、該回
路保持部13に設けられ、センサ部10からの検出信号
を信号処理する信号処理回路14と、前記センサ部10
と信号処理回路14とを接続する信号線15とから大略
構成されている。
【0022】10は本実施例によるセンサ部を示し、該
センサ部10は、図2に示すように、ボルト7のボルト
頭部7Aとセンサ挿通穴4の穴底4Aとの間で予圧を与
えた状態で取付けられた環状の圧電体11と、該圧電体
11の軸方向両側に設けられた一対の環状電極板12,
12とから大略構成されている。
【0023】13はシリンダヘッド1に固定的に取付け
られた回路保持部で、該回路保持部13は取付穴3の開
口部3A近傍に位置して絶縁性樹脂材料によって円環状
に形成されている。そして、回路保持部13は、取付穴
3の開口部3Aを覆う円環部13Aと、該円環部13A
の一外周面から軸方向に突出した矩形状の回路収容部1
3Bとからなり、該回路収容部13B内には信号処理回
路14が樹脂モールド部13Cによって埋設され、また
円環部13Aの下面には、シリンダヘッド1に形成され
た位置決め穴6,6に係合する位置決め突起部13D,
13Dが突出形成されている。
【0024】14は回路保持部13内に内蔵された信号
処理回路で、該信号処理回路14は基板14Aと該基板
14A上に搭載されたフィルタ回路,プリアンプ回路等
を構成する電子部品14Bとからなり、該信号処理回路
14はセンサ部10と信号線15を介して接続されて
る。
【0025】15は取付穴3内に配設された信号線で、
該信号線15は、センサ挿通穴4内に伸長する露出信号
線部15Aと、回路保持部13内に位置して信号処理回
路14に接続される埋設信号線部15Bとからなり、セ
ンサ部10と信号処理回路14とを電気的に接続してい
る。ここで、前記信号線15としては、ノイズの重畳し
ないようにシールド線等が用いられている。
【0026】16は回路保持部13の回路収容部13B
に形成された雌コネクタ、17は外部に位置した図示し
ないコントロールユニットにハーネス18を介して接続
された雄コネクタをそれぞれ示し、該コネクタ16,1
7を接続することにより信号処理回路14からの出力信
号をコントロールユニットに導出するようになってい
る。
【0027】19は耐熱ゴム材料によって段付円柱状に
形成されたキャップで、該キャップ19は円柱状の閉塞
部19Aと、該閉塞部19Aの一側端面に形成された鍔
部19Bとなり、該キャップ19は回路保持部13の開
口部を閉塞している。
【0028】次に、燃焼圧検出装置9のシリンダヘッド
1への取付けについて図3を参照しつつ説明する。
【0029】まず、シリンダヘッド1のセンサ挿通穴4
内にセンサ部10を挿入し、取付穴3の開口部3A側に
回路保持部13の各位置決め突起部13Dがシリンダヘ
ッド1の各位置決め穴6に係合させて位置決めを行う。
【0030】次に、シリンダヘッド1に設けられた回路
保持部13の上側から治具を用いてボルト7を挿入し、
ねじ穴5にボルト7のおねじ部7Bをねじ込む。この
際、ボルト7のボルト頭部7Aとセンサ挿通穴4の穴底
4Aとの間にはセンサ部10とワッシャ8,8が挟持さ
れる。そして、センサ部10の圧電体11はボルト7の
ボルト頭部7Aとセンサ挿通穴4の穴底4Aによって押
圧され、予圧が与えられる。
【0031】次に、回路保持部13の開口部を閉塞する
ためにキャップ19を該開口部に挿入する。さらに、コ
ントロールユニットにハーネス18を介して接続された
雄コネクタ17を回路保持部13の雌コネクタ16に接
続することにより、センサ部10によって検出された検
出信号を信号処理回路14で処理した出力信号としてコ
ントロールユニットに出力することができる。
【0032】このように、本実施例による燃焼圧検出装
置9においては、内燃機関が始動して燃焼室2内に燃焼
圧が生じると、ボルト7を介してこの燃焼圧が受圧さ
れ、センサ部10の圧電体11に加わる予圧が変化して
この変化分を燃焼圧に対応した検出信号として検出し、
この検出信号は信号処理回路14に出力される。信号処
理回路14では検出信号をフィルタ回路,プリアンプ回
路等によって信号処理して出力信号としてコネクタ1
6,17およびハーネス18を介してコントロールユニ
ットに出力する。
【0033】然るに、本実施例による燃焼圧検出装置9
においては、シリンダヘッド1側で、センサ部10と信
号処理回路14とを一体に形成し、両者を信号線15に
よって接続したから、センサ部10と信号処理回路14
との間にコネクタ等の接続部材を設ける必要がなくな
り、接触抵抗をなくすことができる。この結果、センサ
部10から信号処理回路14に出力される検出信号のS
/N比を高めることができる。
【0034】また、信号線15はシリンダヘッド1の位
置でセンサ部10と信号処理回路14を短い距離で直接
的に接続できるから、センサ部10からの検出信号が信
号処理回路14に到達するまでの間にノイズが重畳する
のを防止でき、当該燃焼圧検出装置9による燃焼圧の検
出を高精度に行うことができる。
【0035】しかも、燃焼圧検出装置9から出力される
出力信号は信号処理回路14によって電圧値は高くな
り、コネクタ16,17を介してコントロールユニット
に出力される出力信号にノイズが重畳したとしても、S
/N比は高くなっているから、燃焼圧を正確に検出する
ことができる。
【0036】これにより、燃焼噴射量、点火時期等の制
御を正確に行うことができ、内燃機関の運転を良好に行
うことができる。
【0037】次に、図4ないし図6に本発明による第2
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、センサ部と回路
保持部とをセンサ保持部によって一体化すると共に、取
付穴へのセンサ部の取付けを点火プラグによって行った
ことにある。なお、前述した第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0038】図中、21は本実施例に適用される内燃機
関のシリンダヘッドを示し、該シリンダヘッド21には
第1の実施例と同様に、複数個(1個のみ図示)の気筒
毎に燃焼室22が形成されている。
【0039】23はシリンダヘッド21に設けられた取
付穴で、該取付穴23は、シリンダヘッド21の燃焼室
22に向けて伸長する大径なプラグ挿通穴24と、該プ
ラグ挿通穴24の穴底24Aに位置し、前記燃焼室22
内に開口するねじ穴25とからなる。なお、前記取付穴
23の外側は開口部23Aとなっている。
【0040】また、26,26は取付穴23の開口部2
3A近傍に形成された位置決め穴で、該各位置決め穴2
6は後述する回路保持部33の各位置決め突起部33D
と係合することにより、該回路保持部33の位置決めを
行う。
【0041】27は取付穴23内に取付けられる点火プ
ラグで、該点火プラグ27はねじ穴25に螺着され、該
点火プラグ27は先端側から順に着火電極部27A,ね
じ部27B,ハウジング27C,ナット部27D,碍子
部27Eおよび入力端子部27Fとからなっている。
【0042】28は本実施例による燃焼圧検出装置を示
し、該燃焼圧検出装置28は後述するセンサ部29と、
シリンダヘッド21に設けられる回路保持部33と、該
回路保持部33に設けられ、センサ部29からの検出信
号を信号処理する信号処理回路34と、前記センサ部2
9と信号処理回路34とを接続する信号線35と、前記
センサ部29と信号処理回路34とを一体化するセンサ
保持部39とから大略構成されている。
【0043】29は本実施例によるセンサ部を示し、該
センサ部29は、点火プラグ27と穴底24Aとの間に
ワッシャ30,センサ保持部39の取付部39Aと共に
挟持して設けられている。
【0044】ここで、前記センサ部29は、図4に示す
ように、前記センサ保持部39の取付部39Aに位置
し、かつ点火プラグ27と穴底24Aとの間で予圧を与
えた状態で取付けられた環状の圧電体31と、該圧電体
31の軸方向両側に設けられた一対の環状電極板32,
32とから大略構成されている。
【0045】33はシリンダヘッド21に固定的に設け
られた回路保持部で、該回路保持部33は取付穴23の
開口部23A近傍に位置して絶縁性樹脂材料によって円
環状に形成されている。そして、回路保持部33は、取
付穴23の開口部23Aを覆う円環部33Aと、該円環
部33Aの一外周面から軸方向に突出した矩形状の回路
収容部33Bとからなり、該回路収容部33B内には後
述する信号処理回路34が樹脂モールド部33Cによっ
て埋設され、また円環部33Aの下面には、シリンダヘ
ッド21に形成された位置決め穴26,26に係合する
位置決め突起部33D,33Dが突出形成されている。
【0046】34は回路保持部33内に内蔵された信号
処理回路で、該信号処理回路34は基板34Aと該基板
34A上に搭載されたフィルタ回路,プリアンプ回路等
を構成する電子部品34Bとからなり、該信号処理回路
34はセンサ部29と信号線35を介して接続されてい
る。
【0047】35はセンサ保持部39に沿って配設され
る信号線で、該信号線35は、プラグ挿通穴24内に伸
長する露出信号線35Aと、回路保持部33内に位置し
て信号処理回路34に接続される埋設信号線35Bとか
らなり、センサ部29と信号処理回路34とを電気的に
接続している。
【0048】36は回路保持部33の回路収容部33B
に形成された雌コネクタ、37は外部に位置した図示し
ないコントロールユニットにハーネス38を介して接続
された雄コネクタをそれぞれ示し、該コネクタ36,3
7を接続することにより信号処理回路34からの出力信
号をコントロールユニットに導出するようになってい
る。
【0049】39はセンサ部29と回路保持部33とを
一体化するために取付穴23内に配設されたセンサ保持
部で、該センサ保持部39は樹脂材料または金属材料に
よって筒状に形成されている。また、該センサ保持部3
9の基端側は回路保持部33に埋設され、先端側は径方
向内側に折曲がった取付部39Aとなっている。そし
て、該センサ保持部39には前記信号線35の露出信号
線35Aが添設されている。
【0050】40は芯線40Aを有する高圧ケーブルを
示し、該高圧ケーブル40の基端側は図示しないディス
トリビュータに接続され、該高圧ケーブル40の先端側
には鍔部41Aを有するプラグキャップ41が形成され
ている。ここで、該プラグキャップ41は、先端に位置
して点火プラグ27の碍子部27Eを保持する碍子保持
部41Bと、該碍子保持部41B内に位置して軸方向に
延びるばね性導体41Cと、該ばね性導体41Cの先端
に固着され、点火プラグ27の入力端子部27Fに当接
する接続端子41Dとからなる。
【0051】また、高圧ケーブル40のプラグキャップ
41は、その鍔部41Aを回路保持部33の上面に当接
するまで挿入することにより、プラグキャップ41の碍
子保持部41Bを点火プラグ27の碍子部27Eに保持
させると共に、プラグキャップ41の鍔部41A付近の
外周面をセンサ保持部39の基端側に圧入保持すること
により、高圧ケーブル40を点火プラグ27および燃焼
圧検出装置28に接続することができる。
【0052】次に、本実施例による燃焼圧検出装置28
のシリンダヘッド21への取付けについて図6を参照し
つつ説明する。
【0053】まず、シリンダヘッド21の取付穴23内
にセンサ保持部39をセンサ部29側から挿入し、シリ
ンダヘッド21の各位置決め穴26に回路保持部33の
各位置決め突起部33Dを係合して位置決めを行う。こ
のとき、センサ部29はプラグ挿通穴24の穴底24A
に当接すると共に、回路保持部33は取付穴23の開口
部23A近傍に位置する。
【0054】次に、センサ保持部39の基端側から治具
(プラグレンチ等)を用いて点火プラグ27を挿入し、
ねじ穴25に点火プラグ27のねじ部27Bをねじ込
む。この際、点火プラグ27のハウジング27Cとプラ
グ挿通穴24の穴底24Aとの間にはセンサ部29とワ
ッシャ30が挟持される。そして、センサ部29の圧電
体31は点火プラグ27のハウジング27Cとプラグ挿
通穴24の穴底24Aによって押圧され、予圧が与えら
れる。
【0055】次に、高圧ケーブル40を回路保持部33
の基端側から鍔部41Aが回路保持部33の上面に当接
する位置まで挿入する。このとき、プラグキャップ41
の碍子保持部41Bは点火プラグ27の碍子部27Eを
保持すると共に、プラグキャップ41の基端側をセンサ
保持部39の基端側に圧入保持することにより高圧ケー
ブル40は固定され、点火プラグ27の入力端子部27
Fは接続端子41D,ばね性導体41Cおよび高圧ケー
ブル40の芯線40Aを介してディストリビュータと電
気的に接続されている。
【0056】さらに、コントロールユニットとハーネス
38を介して接続された雄コネクタ37を回路保持部3
3の雌コネクタ36に接続することにより、センサ部2
9によって検出される燃焼圧に対応した検出信号を信号
処理回路34で処理して出力信号としてコントロールユ
ニットに出力することができる。
【0057】このように、本実施例による燃焼圧検出装
置28においては、内燃機関が始動して燃焼室22内に
燃焼圧が生じると、点火プラグ27を介してこの燃焼圧
が受圧され、センサ部29の圧電体31に加わる予圧が
変化してこの変化分が燃焼圧に対応した検出信号として
信号処理回路34に出力される。そして、該信号処理回
路34では、この検出信号をフィルタ回路,プリアンプ
回路等によって信号処理を行って出力信号としてコネク
タ36,37を介してコントロールユニットに出力す
る。
【0058】然るに、本実施例による燃焼圧検出装置2
8においても、前述した第1の実施例と同様に、シリン
ダヘッド21側でセンサ部29と信号処理回路34とを
センサ保持部39によって一体に形成し、両者を信号線
35によって接続することにより、接続部材を廃止して
S/N比を高め、燃焼圧の高精度検出を行うことができ
る。
【0059】また、本実施例では、回路保持部33とセ
ンサ部29とをセンサ保持部39によって機械的に固着
したから、燃焼圧検出装置28を取付穴23の開口部2
3Aに設けることにより、センサ部29をプラグ挿通穴
24の穴底24Aに位置決めすることができ、点火プラ
グ27の取付性を格段向上させることができる。
【0060】また、信号線35をセンサ保持部39に添
設することにより、該信号線35の取付時における断線
を防止して、該信号線35の保護を図ることができる。
【0061】さらに、センサ部の取付穴をプラグ取付穴
を利用することにより、第1の実施例のように穴を1個
とすることができ、シリンダヘッド21の加工工数を減
らすことができる。
【0062】なお、前記各実施例では、センサ部10
(29)の圧電体11(31)を1層としたが、本発明
はこれに限らず、2層,3層に積層し、各層の間に電極
板を配設した形状のものでもよい。
【0063】また、前記第1の実施例による燃焼圧検出
装置9に第2の実施例によるセンサ保持部39を用い
て、センサ部9と回路保持部13とを固着し、ボルト7
によってシリンダヘッド1に取付けてもよい。また、前
記第2の実施例による燃焼圧検出装置28においてもセ
ンサ保持部39を廃止してよいことは勿論である。
【0064】さらに、前記第2の実施例によるセンサ保
持部39の形状は筒状に限らず、五徳状,棒状でもよ
く、要はセンサ部29が回路保持部33に対して固定で
きればよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、内燃機関側で信号線を介してセンサ部と信号処
理回路とを電気的に接続することにより、センサ部と信
号処理回路との間にコネクタ等の接続部材を廃止でき、
コネクタによる接触抵抗をなくすと共に、センサ部から
の検出信号にノイズが重畳するのを防止でき、S/N比
を高めて燃焼圧の高精度検出を行うことができる。
【0066】請求項2の発明のように、センサ部をボル
ト手段を介して取付穴に取付け、該ボルト手段によって
センサ部に予圧を与えることにより、内燃機関が始動し
て燃焼室内に燃焼圧が生じると、この燃焼圧をボルト手
段を介して受圧し、センサ部に加わる予圧を燃焼圧が変
化させて検出信号を出力することができる。
【0067】請求項3の発明のように、センサ部を点火
プラグ手段を介して取付穴に取付け、該ボルト手段によ
ってセンサ部に予圧を与えることにより、内燃機関が始
動して燃焼室内に燃焼圧が生じると、この燃焼圧を点火
プラグ手段を介して受圧し、センサ部に加わる予圧を燃
焼圧が変化させて検出信号を出力する。これにより、セ
ンサ部の取付を点火プラグ手段の取付穴を利用するこが
でき、シリンダヘッドの加工工数を低減できる。
【0068】請求項4の発明のように、センサ部と回路
保持部とをセンサ保持部を介して一体化し、センサ保持
部に信号線を添設するようにしたから、センサ部と回路
保持部とを強固に固定して回路保持部に対するセンサ部
の位置決めを行うことができる共に、信号線の保護を行
い、内燃機関への取付性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による燃焼圧検出装置をボルトを
介してシリンダヘッドに取付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1中のセンサ部を拡大して示す拡大縦断面図
である。
【図3】燃焼圧検出装置およびボルト,キャップ等をシ
リンダヘッドに装着する前の状態を示す分解斜視図であ
る。
【図4】第2の実施例による燃焼圧検出装置を点火プラ
グを介してシリンダヘッドに取付けた状態を示す縦断面
図である。
【図5】図4中のセンサ部を拡大して示す拡大縦断面図
である。
【図6】燃焼圧検出装置および点火プラグ,高圧ケーブ
ル等をシリンダヘッドに装着する前の状態を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1,21 シリンダヘッド 2,22 燃焼室 3,23 取付穴 3A,23A 開口部 4 センサ挿通穴 4A 穴底 5,25 ねじ穴 7 ボルト 9,28 燃焼圧検出装置 10,29 センサ部 13,33 回路保持部 14,34 信号処理回路 15,35 信号線 24 プラグ挿通穴 27 点火プラグ 39 センサ保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01L 23/10 G01L 23/10 23/22 23/22 // F02P 15/00 301 F02P 15/00 301U

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内に開口する取付穴に
    設けられ、該燃焼室内の燃焼圧を検出するセンサ部と、
    前記取付穴の外側開口部の近傍に設けられた回路保持部
    と、該回路保持部に設けられ、前記センサ部からの検出
    信号の処理を行った後に外部に出力信号として出力する
    信号処理回路と、前記センサ部と信号処理回路との間を
    電気的に接続する信号線とから構成してなる燃焼圧検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記取付穴に対してセンサ部を取付ける
    とき、ボルト手段によってセンサ部に予圧を与えた状態
    で螺着してなる請求項1記載の燃焼圧検出装置。
  3. 【請求項3】 前記取付穴に対してセンサ部を取付ける
    とき、点火プラグ手段によってセンサ部に予圧を与えた
    状態で螺着してなる請求項1記載の燃焼圧検出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ部と回路保持部は、前記取付
    穴に挿入されるセンサ保持部を介して一体化し、前記信
    号線は該センサ保持部に添設してなる請求項1,2また
    は3記載の燃焼圧検出装置。
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