JPH08232538A - 車両用スライドドアの開閉装置 - Google Patents

車両用スライドドアの開閉装置

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JPH08232538A
JPH08232538A JP7039970A JP3997095A JPH08232538A JP H08232538 A JPH08232538 A JP H08232538A JP 7039970 A JP7039970 A JP 7039970A JP 3997095 A JP3997095 A JP 3997095A JP H08232538 A JPH08232538 A JP H08232538A
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Ryoji Shimura
良治 志村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ケーブルに連結され、ガイドトラックに摺
動自在に係合される移動部材の小型化を図る。 【構成】 移動部材35は、ガイドトラック5の底面5
cを転動可能な第1ローラ35bと、第1ローラ35b
の前後においてガイドトラック5の両側壁面間を転動可
能な第2ローラ35cと、第1ローラ35b及び第2ロ
ーラ35cの上方に設けられ、開扉用ケーブル12a及
び閉扉用ケーブル12bが連結されるケーブル連結部3
6とを有している。各ケーブル12a、12bの端末部
材は、連結部36内で互いに相対するように挿入して、
移動部材35に連結され、連結部36には、ケーブル1
2a、12bの弛みを吸収するコイルケーブルが設けら
れている。開扉用ケーブル側に弛みが発生すると、コイ
ルスプリング43の付勢力により、連結部36内におい
て、開扉用ケーブル12aの端末部材が閉扉用ケーブル
12bの端末部材側に移動して、開扉用ケーブル12a
の弛みは吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等のスライドドア
を、モータ駆動により自動的に開閉し得るようにした車
両用スライドドアの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体にスライド開閉可能に支持さ
れたスライドドアを、駆動源により開閉移動させるよう
にした車両用スライドドアの開閉装置は、駆動源に連結
されて、車体に設けられたガイドトラックに沿って移動
可能なケーブルを、スライドドアに連結し、かつ、ガイ
ドトラックに移動自在に係合した移動部材に連結して、
駆動源の操作により、ケーブルを介して移動部材をガイ
ドトラックに沿って移動させ、ドアを開閉移動させるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用スライド
ドアの開閉装置においては、移動部材は、そのほぼ中央
に枢着され、ガイドトラックの底面を転動して、スライ
ドドアの重量を支える第1ローラと、第1ローラの前後
にあって、第1ローラの回転軸より上方の位置に枢着さ
れ、ガイドトラックの上方の両側面間を転動して、スラ
イドドアの幅方向の荷重を支える前後の第2ローラとを
備えるとともに、ケーブルが連結される部分を、前後の
第2ローラと上下に重ならないように、第2ローラより
前後に延長させた部分としているため、移動部材が前後
に長くなる問題点を有する。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ガイドトラックに摺動自在に係合さ
れ、ケーブルに連結された移動部材の小型化及び軽量化
を図った車両用スライドドアの開閉装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車体に設けたガイドトラックに沿って開閉可能に
支持されたスライドドアを、モータ駆動により開閉移動
させるようにした車両用スライドドアの開閉装置におい
て、正逆転可能なモータを有するドア駆動部と、ドア駆
動部に巻き込み、送り出し可能に連結されるとともに、
ガイドトラック内を回送可能な開扉用ケーブル及び閉扉
用ケーブルと、スライドドアに連結されるとともに、ガ
イドトラックに開閉方向に沿って移動可能に係合して、
開扉用ケーブル及び閉扉用ケーブルが連結されたケーブ
ル連結部を有する移動部材とを備え、移動部材は、ガイ
ドトラックの底面を転動可能な第1ローラと、第1ロー
ラの前後にあって、ガイドトラックの両側壁間を転動可
能な前後の第2ローラとを有し、かつケーブル連結部
を、第1ローラ及び第2ローラの上方に設ける。
【0006】(2) 上記(1)項において、開扉用ケーブ
ル及び閉扉用ケーブルの端末に連結された端末部材を、
互いに対向するようにして、ケーブル連結部に係合す
る。
【0007】(3) 上記(2)項において、ケーブル連結
部に、開扉用ケーブル及び閉扉用ケーブルを引張方向に
付勢するコイルスプリングを設ける。
【0008】
【作用】ケーブル連結部を、第1ローラ及び第2ローラ
の上方に位置させて移動部材に形成したので、移動部材
の移動方向の長さを短くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明を適用したスライドドアを備えた
車両を示し、(1)は、車両の車体パネル、(2)は、車体
パネル(1)に開閉可能に装着されたスライドドア(以
下、単にドアという)で、車体パネル(1)のドア開口(1
a)の上縁に設けたアッパートラック(3)と、下縁に設け
たロアトラック(4)と、後部の車体パネル(1)のウェス
ト部付近に複数のボルト(44)をもって固定し、ガイドト
ラック(5)とにより案内され、図3に示すドア開口(1
a)を閉鎖した全閉位置から、車体パネル(1)の外側面よ
り若干外方に移動しながら車体パネル(1)の側面と平行
に後方に移動する図4に示す全開位置との間を開閉移動
可能である。
【0010】ドア(2)は、全閉位置にあるとき、ドア
(2)に設けたドアロック(2a)が車体パネル(1)に固定
したストライカ(図示略)に係合することにより、全閉位
置に保持される。
【0011】(10)は、ドア開口(1a)の後方の車体パネ
ル(1)に装着され、図6に示すように、モータ駆動部(1
1)とガイドトラック(5)とドア駆動ケーブル部材(12)と
を備え、ドア(2)をモータ駆動により自動的に開閉させ
るドア駆動装置で、平面視で全体形状がほぼU字状をな
し、車体パネル(1)に対する装着前の組み付け行程で、
事前にそれぞれが互いに連結されて構成される。
【0012】モータ駆動部(11)は、車体パネル(1)と室
内側のインナーパネル(1d)との間に配置されている。
ドア駆動ケーブル部材(12)は、モータ駆動部(11)から繰
り出されて、車体パネル(1)の後方に穿設された装着孔
(1c)を通って車外に排出され、ガイドトラック(5)に
沿って往復回走して、それぞれの方向からドア(2)側に
連結された開扉用ケーブル(12a)と閉扉用ケーブル(12b)
とを有している。
【0013】ドア駆動部(11)は、図5に示すように、車
体パネル(1)の室内側にボルト等をもって固定されたベ
ースプレート(11a)に、運転席等に設けた操作スイッチ
により正逆転可能なモータ(13)と、モータ(13)の回転力
が減速して伝達されるドライブプーリ及びモータ(13)の
駆動時に励磁されて、モータ(13)とドライブプーリとの
間を接続する電磁クラッチを内蔵した減速部(14)とを固
定したものよりなっている。
【0014】減速部(14)に回動自在に内蔵されたドライ
ブプーリには、ドア駆動ケーブル部材(12)の開扉用ケー
ブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)が送り出し、巻き込
み可能に掛け廻されて、ドア駆動ケーブル部材(12)は、
減速部(14)のハウジング(14a)から外部に繰り出されて
いる。
【0015】ガイドトラック(5)は、アルミニウム軽合
金の引き抜き材で一体成形され、図7に示すように、車
外側が開口した断面コ字型をなし、底面(5c)と、底面
(5c)から起立した側壁(5f)と、底面(5c)の開口側端
縁から所定量起立した側壁(5d)及び側壁(5d)に相対し
て側壁(5f)から突出形成された側壁(5e)とが形成さ
れ、底面(5c)の裏側には、下方が開口して閉扉用ケー
ブル(12b)が挿通されたケーブル案内溝(5b)が形成され
ている。また、ガイドトラック(5)の前方には、車内側
に向けて湾曲して、ドア(2)を全閉位置に案内する湾曲
部(5a)が形成されている。
【0016】湾曲部(5a)の先端には、前部案内部材(2
6)が装着されている。前部案内部材(26)は、図9及び図
10に示すように、ベースプレート(26b)に水平方向を向
く軸(23)をもって枢支され、ケーブル案内溝(5d)から
延びた閉扉用ケーブル(12b)を前方にUターンするよう
に誘導させる第1前部プーリ(22)と、ベースプレート(2
6b)に垂直方向を向く軸(24)をもって枢支され、第1前
部プーリ(22)の上側に掛けられた閉扉用ケーブル(12b)
をガイドトラック(5)内に誘導する第2前部プーリ(25)
と、第1及び第2前部プーリ(22)(25)をカバーする前部
ハウジング(26a)とを備えている。前部案内部材(26)の
ベースプレート(26b)は、ボルト(45)をもって車体パネ
ル(1)に固定されている。
【0017】湾曲部(5a)の内側壁(5f)には、開扉用ケ
ーブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)が直接ガイドトラ
ック(5)の湾曲面に摺接するのを防止するため、開扉用
ケーブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)の摺接を円滑す
る耐摩耗性に優れた合成樹脂性の摺接部材(42)が固定さ
れている。摺接部材(42)は、裏面に突設した複数の爪部
(42a)をガイドトラック(5)に穿設した孔部(5g)に係合
させることにより、ガイドトラック(5)に固定されてい
る。
【0018】ガイドトラック(5)の後端部には、後部案
内部材(30)が装着されている。後部案内部材(30)は、図
12及び図13に示すように、垂直方向の軸(27)をもって回
動可能に枢支された上下の第1後部プーリ(28)及び第2
後部プーリ(29)と、両プーリ(28)(29)をカバーする後部
ハウジング(30d)とを備えている。
【0019】後部ハウジング(30d)は、室内側から車体
パネル(1)の装着孔(1c)に嵌合されるとともにガイド
トラック(5)の後端に挿入されて、ガイドトラック(5)
に穿設された孔部(5h)に係合して後部ハウジング(30d)
をガイドトラック(5)に固定する爪部(30e)を有する嵌
合部(30a)と、室内側から車体パネル(1)に重合する鍔
部(30b)と、ドア駆動部(11)から繰り出された開扉用ケ
ーブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)を後部ハウジング
(30d)内に誘導する案内部(30c)とを有している。鍔部(3
0b)と装着孔(1c)との間には、弾性材料のシール体(31)
を設けることにより、装着孔(1c)からの室内側への雨
水進入の防止を図っている。
【0020】図14に示す(32)は、後部ハウジング(30d)
内に前後方向に摺動自在に支持され、嵌合部(30a)から
ガイドトラック(5)内において出没可能な検知棒(32a)
を有するスライダー、(33)は、スライダー(32)の後面と
後部ハウジング(30d)との間に介設され、スライダー(3
2)を突出方向に付勢するスプリングである。
【0021】スライダー(32)は、常時は図14に実線で
示す突出位置にあり、ドア(2)が開扉移動して全閉位置
手前に達すると、そのときのドア(2)に連結された移動
部材(35)の図14に想像線で示す(I)から(II)への移動
により押されて、図14に想像線で示す没入位置に移動さ
せられる。
【0022】(34)は、スライダー(33)が突出位置から没
入位置に移動することにより、ドア(2)の全開位置を検
出するチェックスイッチで、全開位置を検出することに
より、モータ(13)及び電磁クラッチへの電源供給を遮断
して、ドア(2)を全開位置に停止させる。
【0023】移動部材(35)は、ガイドトラック(5)に前
後方向に沿って移動可能に係合しており、図7に示すよ
うに、断面ほぼU字状をなして、ドア(2)側に連結され
たベースプレート(35a)と、ベースプレート(35a)に水平
方向の軸(37)をもって枢着され、ガイドトラック(5)の
底面(5c)上を転動してドア(2)の重量を支える第1ロ
ーラ(35b)と、図8に示すように、第1ローラ(35b)の前
後において、ベースプレート(35a)に垂直方向の前後の
軸(38)をもって枢着され、ガイドトラック(5)の両側壁
面(5d)(5e)間を転動可能な前後の第2ローラ(35c)
と、第1ローラ(35b)及び第2ローラ(35c)の上方に設け
られ、開扉用ケーブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)が
前後方向から連結された筒状のケーブル連結部(36)とを
有している。
【0024】ケーブル連結部(36)の出口側には、図11に
示すように、外側に向けて孔径が漸増する傾斜部(36a)
が形成されている。
【0025】ドア駆動部(11)のドライブプーリから送り
出された開扉用ケーブル(12a)及び閉扉用ケーブル(12b)
は、室内側から後部案内部材(30)により誘導され、装着
孔(1c)を通って、ガイドトラック(5)の後端からガイ
ドトラック(5)内に導かれる。
【0026】開扉用ケーブル(12a)は、上方の第1後部
プーリ(28)に誘導されてガイドトラック(5)内において
前方に延び、移動部材(35)のケーブル連結部(36)に連結
されている。
【0027】閉扉用ケーブル(12b)は、下方の第2後部
プーリ(29)に誘導されて、ガイドトラック(5)の後端か
らケーブル案内溝(5b)に挿通されて前方に延び、ガイ
ドトラック(5)の前端において、第1前部プーリ(22)に
より後方にUターン状に誘導され、ガイドトラック(5)
内において後方に延び、移動部材(35)のケーブル連結部
(36)に連結されている。
【0028】開扉用ケーブル(12a)及び閉扉用ケーブル
(12b)のそれぞれの端末に止着した端末部材(12c)(12d)
を、前後方向からケーブル連結部(36)内に相対するよう
に挿入することにより、開扉用ケーブル(12a)及び閉扉
用ケーブル(12b)は移動部材(35)に連結されている。そ
れぞれの端末部材(12c)(12d)とケーブル連結部(36)の各
端部との間には、開扉用ケーブル(12a)及び閉扉用ケー
ブル(12b)をそれぞれ緊張する方向に付勢して、それぞ
れの弛みを吸収するコイルスプリング(43)がそれぞれ介
装されている。
【0029】移動部材(35)は、ヒンジアーム(39)を介し
てドア(2)に連結され、ドア駆動部(10)のモータ(13)の
回転による開扉用ケーブル(12a)又は閉扉用ケーブル(12
b)の引っ張り力により、ガイドトラック(5)を前方又は
後方に移動して、ドア(2)を開扉方向または閉扉方向に
移動させる。
【0030】ヒンジアーム(39)は、移動部材(35)のベー
スプレート(35a)に連結されたレール側アーム(39a)と、
レール側アーム(39a)に軸(41)をもって回動可能に連結
され、ドア(2)に結合されたドア側アーム(39b)とを有
し、ガイドトラック(5)を室内側から車体パネル(1)の
装着孔(1c)を通して車体パネル(1)に固定した後に、
レール側アーム(39a)をベースプレート(35a)にボルト(4
0)をもって連結される。
【0031】図3に示す全閉状態において、運転席近傍
に設けた操作スイッチを開扉操作すると、ドアロック
(2a)とストライカとの係合が解除されるとともに、モ
ータ(13)が正転すると同時に、減速部(14)に設けられた
電磁クラッチが励磁され、モータ(13)の回転力がドライ
ブプーリに伝達されて、開扉用ケーブル(12a)が巻き込
まれ、閉扉用ケーブル(12b)が送り出される。
【0032】開扉用ケーブル(12a)の巻き込みにより、
開扉用ケーブル(12a)がガイドトラック(5)内において
引っ張られて、移動部材(35)を開扉方向に移動させ、ド
ア(2)は、強制的に開扉方向に移動させられる。
【0033】ドア(2)が全開位置の手前に達すると、ス
ライダー(32)が移動部材(35)により押されて、図14に示
す突出位置から没入位置に移動させられ、それによっ
て、チェックスイッチ(34)がドア(2)の全開位置を検出
して、モータ(13)及び電磁クラッチへの通電を遮断し
て、ドア(2)は全開位置に停止させられる。
【0034】図4に示す全開状態において、操作スイッ
チを閉扉操作すると、モータ(13)が逆転すると同時に、
モータ(13)の回転力が電磁クラッチを介してドライブプ
ーリに伝達され、閉扉用ケーブル(12b)が巻き込まれ、
かつ開扉用ケーブル(12a)が送り出される。
【0035】閉扉用ケーブル(12b)がガイドトラック
(5)の案内溝(5b)を通ってガイドトラック(5)内にお
いて引っ張られることにより、移動部材(35)は、閉扉方
向に移動して、ドア(2)を強制的に閉扉方向に移動させ
る。例えば、図11に示すように、移動部材(35)が湾曲部
(5a)に達したときには、開扉用ケーブル(12a)及び閉扉
用ケーブル(12b)は、ケーブル連結部(36)の出口側に設
けられた傾斜部(36a)に案内されて、緩やかにケーブル
連結部(36)から出て行くことにより折損が防止される。
【0036】送り出される側の開扉用ケーブル(12a)に
弛みが発生すると、開扉用ケーブル(12a)側に設けられ
たコイルスプリング(43)の付勢力により、ケーブル連結
部(36)内において開扉用ケーブル(12a)の端末部材(12c)
が閉扉用ケーブル(12b)の端末部材(12d)側に移動して、
開扉用ケーブル(12a)の弛みが吸収される。
【0037】逆に、開扉時に、開扉用ケーブル(12a)が
引っ張られて、送り出される側の閉扉用ケーブル(12b)
側に弛みが発生すると、コイルスプリング(43)の付勢力
により端末部材(12d)が、相対する端末部材(12c)側に移
動して、閉扉用ケーブル(12b)の弛みが吸収される。
【0038】ドア(2)が全閉位置に達すると、ドアロッ
ク(2a)がストライカに係合して、全閉位置に保持さ
れ、ドアロック(2a)の係合を検出する全閉検出スイッ
チ(図示略)により、モータ(13)及び電磁クラッチへの通
電が遮断される。
【0039】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が得ら
れる。 (a) ケーブル連結部を、第1ローラ及び第2ローラの
上方に位置させて移動部材に形成したので、移動部材の
移動方向の長さを短くでき、ガイドトラックの短縮化を
図ることができる(全請求項)。
【0040】(b) 開扉用ケーブル及び閉扉用ケーブル
の端末部材を互いに相対するようにケーブル連結部に係
合したので、コイルスプリングにより各ケーブルの弛み
を効率的に吸収することができる(請求項2及び3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車の外観斜視図である。
【図2】同じく車内側から視た要部の斜視図である。
【図3】ドアが全閉位置にあるときの自動車の要部の概
略横断平面図である。
【図4】ドアが全開位置にあるときの自動車の要部の概
略横断平面図である。
【図5】ドア駆動装置の一部を切欠いて示す斜視図であ
る。
【図6】ドア駆動装置の平面図である。
【図7】図6におけるA−A線拡大断面図である。
【図8】図7におけるB−B線断面図である。
【図9】前部案内部材の横断平面図である。
【図10】図9におけるC−C線断面図である。
【図11】移動部材が湾曲部に移動したときのガイドトラ
ックの横断平面図である。
【図12】後部案内部材を設けた部分の横断平面図であ
る。
【図13】図12におけるD−D線断面図である。
【図14】後部案内部材の内部構造を示す横断平面図であ
る。
【符号の説明】
(1)車体パネル (2)スライドドア (5)ガイドトラック (11)ドア駆動部 (12a)開扉用ケーブル (12b)閉扉用ケーブル (12c)(12d)端末部材 (13)モータ (35)移動部材 (35b)第1ローラ (35c)第2ローラ (36)ケーブル連結部 (43)コイルスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けたガイドトラックに沿って開
    閉可能に支持されたスライドドアを、モータ駆動により
    開閉移動させるようにした車両用スライドドアの開閉装
    置において、正逆転可能なモータを有するドア駆動部
    と、ドア駆動部に巻き込み、送り出し可能に連結される
    とともに、ガイドトラック内を回送可能な開扉用ケーブ
    ル及び閉扉用ケーブルと、スライドドアに連結されると
    ともに、ガイドトラックに開閉方向に沿って移動可能に
    係合して、開扉用ケーブル及び閉扉用ケーブルが連結さ
    れたケーブル連結部を有する移動部材とを備え、移動部
    材は、ガイドトラックの底面を転動可能な第1ローラ
    と、第1ローラの前後にあって、ガイドトラックの両側
    壁間を転動可能な前後の第2ローラとを有し、かつケー
    ブル連結部を、第1ローラ及び第2ローラの上方に設け
    たことを特徴とする車両用スライドドアの開閉装置。
  2. 【請求項2】 開扉用ケーブル及び閉扉用ケーブルの端
    末に連結された端末部材を、互いに対向するようにし
    て、ケーブル連結部に係合した請求項1記載の車両用ス
    ライドドアの開閉装置。
  3. 【請求項3】 ケーブル連結部に、開扉用ケーブル及び
    閉扉用ケーブルを引張方向に付勢するコイルスプリング
    を設けた請求項2記載の車両用スライドドアの開閉装
    置。
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