JPH0823198A - 部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置

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Publication number
JPH0823198A
JPH0823198A JP6156324A JP15632494A JPH0823198A JP H0823198 A JPH0823198 A JP H0823198A JP 6156324 A JP6156324 A JP 6156324A JP 15632494 A JP15632494 A JP 15632494A JP H0823198 A JPH0823198 A JP H0823198A
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JP
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mounting
pedestal
crystal cell
component
substrate
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JP6156324A
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English (en)
Inventor
Junichi Kojima
純一 小嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の下面を受け台により受け支えるものに
あって、部品装着時間の短縮化及び構成の簡単化を図
る。 【構成】 TAB部品21を装着位置の上方に搬送し装
着する装着ヘッド37を設ける。液晶セル25が縁辺部
25aをはみ出させた状態でセットされる基板搭載ステ
ージ35を、移動テーブル36上に設ける。液晶セル2
5がTAB部品21に近接した撮影位置において、端子
列26及びリード列22部分を撮影してずれ量を検出す
るためのCCDカメラ39を設ける。液晶セル25の装
着位置において縁辺部25aの下面を受け支える受け台
41を、CCDカメラ39の視野Vから外れた位置に固
定的に設ける。液晶セル25の装着位置への移動時に、
受け台41を若干量だけ下降させて干渉を防止する退避
動作用シリンダ43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTAB(Tape A
utomated Bonding)部品などの部品を、液晶セルなどの
基板に自動的に装着する部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キャリアテープにICチップを装
着したフィルムキャリア部品(以下TAB部品と称す
る)を、例えば液晶セルなどの基板に自動的に装着する
部品実装装置が供されてきている。この種の部品実装装
置の従来例を、図11乃至図16を参照して説明する。
【0003】即ち、液晶セル1は、その縁辺部1aに端
子列2(図11に一部のみ図示)が設けられ、その縁辺
部1aが図で右方にはみ出すようにして基板搭載ステー
ジ3にセットされるようになっている。また、基板搭載
ステージ3は、XYテーブル4(図12等参照)により
水平方向に自在に移動されるようになっている。一方、
図示しない打抜装置によりキャリアテープから打抜かれ
たTAB部品5は、前記端子列2に対応したリード列6
(図11に一部のみ図示)を有し、搬送機構7(図12
等参照)により移動される装着ヘッド8により吸着され
て搬送されるようになっている。そして、図11に示す
ように、端子列2上に異方性導電膜9が配置された状態
で、装着ヘッド8によりTAB部品5が液晶セル1の縁
辺部1aに加熱されながら押圧され、以て端子列2とリ
ード列6とが重ね合わされるようにして、TAB部品5
が液晶セル1に装着されるのである。
【0004】このとき、端子列2とリード列6との正確
な位置合せを行うために、CCDカメラ10等からなる
視覚認識装置を組込むようにしている。図12に示すよ
うに、このCCDカメラ10は、基板搭載ステージ3の
図で右下部に上向きに設けられており、液晶セル1の縁
辺部1aの近傍にTAB部品5が搬送された状態で、図
に破線で示すような視野で端子列2及びリード列6の双
方の画像を一画面に取込み、それらのX,Y,θ方向の
位置ずれを検出するようになっている。その後のTAB
部品5の装着作業は、検出された位置ずれを液晶セル1
側で補正しながら行われ、以て、高精度な部品装着作業
が行われるのである。
【0005】ところで、上述のようにCCDカメラ10
による撮影を行うために、液晶セル1の縁辺部1aが基
板搭載ステージ3からはみ出すように構成されているの
であるが、これに伴い、TAB部品5の装着時に、装着
ヘッド8からの加圧力による液晶セル1の破損や変形等
を防止するために、液晶セル1の縁辺部1aを受け支え
るためのバックアップ機構11が必要となる。
【0006】このバックアップ機構11は、図13乃至
図16にも示すように、基台12上に、液晶セル1の下
面に宛がわれる受け台13を、アクチュエータ14によ
りY軸方向に移動させるように構成されていると共に、
その基台12をアクチュエータ15によりZ軸方向(上
下方向)に移動させるように構成されている。これに
て、前記受け台13は、CCDカメラ10による撮影時
(図12参照)には、邪魔にならないように図で右側下
方に回避している。
【0007】そして、撮影後に、図14に矢印Aで示す
ように液晶セル1が装着位置に移動すると、まず、アク
チュエータ14により受け台13が基台12上を図で左
方に移動して縁辺部1aの下方に位置され、引続いてア
クチュエータ15により基台2が上昇することにより、
図15に示すように、受け台13が縁辺部1aの下面に
宛がわれるようになっている。この後、図16に示すよ
うに、装着ヘッド8が下降してTAB部品5の装着が行
われるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、大きく分けて次の2つの問題点があっ
た。第1に、受け台13の移動時間が長くかかって装着
作業時間が長くなる欠点がある。即ち、1個のTAB部
品5を装着する度に、2個のアクチュエータ14,15
を順次動作させて受け台13の左方への移動及び上昇を
行わせ、次の撮影のためには、再びアクチュエータ1
5,14を順次動作させて受け台13の下降及び右方へ
の移動を行わせなくてはならず、受け台13の移動のた
めに比較的長い時間が必要となり、ひいては部品装着作
業時間が長くかかっていた。
【0009】第2に、バックアップ機構11が複雑で且
つ大形となり、コスト高となる欠点があった。即ち、受
け台13をY軸方向に移動させるためのアクチュエータ
14と、受け台13を基台12ごとZ軸方向に移動させ
るためのアクチュエータ15との2個の駆動源が必要と
なり、構成が複雑となっていた。しかも、アクチュエー
タ15は、受け台13に対する装着ヘッド8の加圧力に
加えて、アクチュエータ14等の移動機構を含む基台1
2上の全体の重量を支えなければならず、アクチュエー
タ15を含む機構を大形とせざるをえなかった。このた
め、バックアップ機構11が全体として大形で高コスト
となっていた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、基板の下面を受け台により受け支える
ようにしたものにあって、部品装着時間の短縮化を図る
ことができると共に、受け台部分の構成の簡単化を図る
ことができる部品実装装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の部品実装装置
は、基板が縁辺部をはみ出させた載置状態にセットされ
る基板搭載ステージと、この基板搭載ステージを前記基
板の端子列が部品のリード列に接近した状態とされる撮
影位置と前記基板の縁辺部に前記部品が上方から装着さ
れる装着位置との間を移動させる移動機構と、前記基板
の撮影位置において前記端子列と前記リード列とを下方
から撮影する撮像器と、この撮像器の撮影を妨げないよ
うに設けられ前記基板の装着位置においてその縁辺部の
下面を受け支える受け台と、前記基板が撮影位置から装
着位置に移動される際に前記受け台をその基板との干渉
を避けるような退避動作を行わせる退避手段と、前記撮
像器により得られた画像情報に基づいて前記部品の装着
時における前記端子列とリード列との位置合せを行う位
置合せ手段とを具備するところに特徴を有するものであ
る(請求項1の発明)。
【0012】この場合、受け台を、基台上にばねによっ
て上方に付勢した形態に設けると共に、その受け台の撮
影位置側上端部を、基板に押圧されて下方に変位する斜
面状に形成することにより、退避手段を構成することも
できる(請求項2の発明)。また、受け台の受け支え位
置を基板の縁辺部に沿って変更する位置変更手段を設け
るようにしても良い(請求項3の発明)。さらに、受け
台を、透明性ある材料から構成するようにしても良い
(請求項4の発明)。
【0013】
【作用】本発明の請求項1の部品実装装置によれば、受
け台は基板の撮影位置における撮像器の撮影を妨げない
ように設けられているので、基板が撮影位置に位置する
ときにおいても、受け台を装着位置における基板の下面
を受け支えるための所定の位置に固定的に配置しておく
ことが可能となる。そして、このように受け台を所定の
位置に固定的に配置しておいても、基板が撮影位置から
装着位置に移動される際には、退避手段により、受け台
はその基板との干渉を避けるような退避動作を行うの
で、基板と受け台との干渉による悪影響を未然に防止す
ることができる。この結果、受け台を複数軸方向に移動
させる必要がなくなる。
【0014】この場合、受け台を基台上にばねによって
上方に付勢した形態に設けると共に、その受け台の撮影
位置側上端部を基板に押圧されて下方に変位する斜面状
に形成することにより退避手段を構成すれば(請求項2
の発明)、受け台は基板の移動力によっていわば自動的
に退避動作をおこなうことになるので、退避動作のため
の別途の駆動源等を不要とすることができる。
【0015】また、受け台の受け支え位置を基板の縁辺
部に沿って変更する位置変更手段を設ければ(請求項3
の発明)、部品の大きさなどに応じて、撮像器の撮影を
妨げないように受け台の位置を容易に変更することがで
きる。さらに、受け台を、透明性ある材料から構成すれ
ば(請求項4の発明)、撮像器による端子列及びリード
列の撮影を受け台を透過して行うことができるので、受
け台の形状や設ける位置に関係なく、撮影の妨げとなる
ことを未然に防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を液晶セルにTAB部品を装着
する部品実装装置に適用したいくつかの実施例につい
て、図1乃至図10を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1に対応)につい
て、図1乃至図5を参照して述べる。TAB技術を利用
したフィルムキャリア部品(TAB部品)21は、図3
及び図5に一部示すように、予め多数本のリード22a
から成るリード列22を形成しておいたキャリアテープ
23に、ICチップ24を装着して構成されている。こ
のTAB部品21は、1本の長尺なキャリアテープ23
に多数個が連続的に形成され、打抜きにより個々に分離
されるようになっている。一方、基板たる液晶セル25
は、図3に一部示すように、その縁辺部25aに多数本
の端子26aからなる端子列26を備えており、前記T
AB部品21は、前記リード列22と前記端子列26と
が、異方性導電膜27を介して重ね合わせられ、電気的
接続状態で装着されるようになっている。
【0017】ここで、前記TAB部品21を液晶セル2
5に自動的に装着する本実施例に係る部品実装装置の全
体の概略構成について、図5を参照しながら述べる。こ
の部品実装装置は、大きく分けて、TAB部品21を長
尺なキャリアテープ23から打抜く部品打抜部28と、
打抜かれたTAB部品21を液晶セル25に装着する部
品装着部29とから構成されている。また、図示はしな
いが、以下に述べるような各機構を制御してTAB部品
21の打抜作業及び液晶セル25への装着作業を、所定
の実装プログラムに従って自動的に実行するためのマイ
クロコンピュータを主体とした制御装置が設けられてい
る。
【0018】詳しく図示はしないが、そのうち部品打抜
部28は、2本のキャリアテープ23が平行に送られる
テープ搬送路、各キャリアテープ23の上部に上下動す
るように設けられた上型30,30、キャリアテープ2
3の下部に位置して矢印B方向に往復移動する下型3
1,31等を備えて構成されている。この下型31,3
1は往復動により交互にキャリアテープ23の下面部に
位置されるようになっており、その際対応する上型3
0,30が交互に下降してTAB部品21を打抜くよう
になっている。打抜かれたTAB部品21は、移載ヘッ
ド32により中間ステージ33上に移送されるようにな
っている。尚、この中間ステージ33は、矢印C方向に
自在に回転され、TAB部品21の向きの変更を行うよ
うになっている。
【0019】そして、前記部品装着部29は、図1等に
も示すように、ベース34上に、前記液晶セル25がセ
ットされる基板搭載ステージ35、この基板搭載ステー
ジ35を水平方向に自在に移動させる移動機構たる移動
テーブル36、前記中間ステージ33のTAB部品21
を吸着により取得して前記液晶セル25に対する加熱,
押圧により装着作業を行う装着ヘッド37、この装着ヘ
ッド37を前記中間ステージ33と装着位置との間を移
動させると共に上下動させる搬送機構38、前記リード
列22及び端子列26の撮影を行う撮像器たるCCDカ
メラ39、詳しくは後述するバックアップ機構40等を
備えて構成されている。
【0020】図1乃至図4にも示すように、前記基板搭
載ステージ35には、前記液晶セル25がその縁辺部2
5aを図で右方にはみ出させた載置状態にセットされる
ようになっている。そして、基板搭載ステージ35が移
動テーブル36によって移動されることにより、液晶セ
ル25は、図1,図3及び図4に示すような、縁辺部2
5a(端子列26)が、装着ヘッド37に吸着されたT
AB部品21(リード列22)に近接した状態の撮影位
置に位置され、その後、矢印A方向に移動されて、縁辺
部25aが前記TAB部品21(装着ヘッド37)の真
下に位置される装着位置に移動されるようになってい
る。
【0021】そして、前記CCDカメラ39は、図1及
び図3に示すように、前記液晶セル25が撮影位置に位
置された状態、即ち、TAB部品21を液晶セル25に
装着する前の状態において、液晶セル25の端子列26
及びTAB部品21のリード列22を、下方から撮影す
るように構成されている。尚、図1及び図3には、この
際のCCDカメラ39の視野Vを破線で示している。
【0022】これにて、CCDカメラ39により端子列
26及びリード列22の画像が一度に取込まれ、その画
像データが図示しない画像処理装置に送られ、端子列2
6とリード列22とのX軸,Y軸,θ(回転)方向のず
れ量が検出されるようになっている。前記制御装置は、
その検出結果に基づいて、例えば液晶セル25側におい
て位置合せが行われつつ装着作業が行われるべく制御を
行うようになっており、これにて位置合わせ手段が構成
されているのである。
【0023】さて、上述のように、液晶セル25はその
縁辺部25aが基板搭載ステージ35からはみ出してい
るため、装着ヘッド37からの加圧力による液晶セル2
5の破損や変形等を防止するために、TAB部品21の
装着時には、前記バックアップ機構40により液晶セル
25の縁辺部25aの下面が受け支えられるようになっ
ている。以下、このバックアップ機構40について、図
1,図2及び図4を参照して述べる。
【0024】このバックアップ機構40は、液晶セル2
5の縁辺部25aの下面に宛がわれる受け台41、この
受け台41を支持する基台42、この基台42を上下動
させる退避手段たる退避動作用シリンダ43を備えて構
成されている。この場合、受け台41及び基台42は、
前記液晶セル25の装着位置に固定的に設けられてお
り、図4に示すように、その位置及び形状が前記CCD
カメラ39の視野Vから外れるようなものとされ、もっ
て撮影を妨げないように設けられている。
【0025】そして、前記退避動作用シリンダ43は、
前記液晶セル25が撮影位置から装着位置に向けて矢印
A方向に移動されるときにのみ駆動され、基台42を下
降させるように構成されている。また、液晶セル25が
装着位置に移動され停止されると、基台42をΔZ(図
2参照)だけ上昇させるようになっている。これにて、
受け台41は、通常時には液晶セル25の縁辺部25a
の下面を受け支え得る位置にあり、液晶セル25が撮影
位置から装着位置に向けて矢印A方向に移動されるとき
にのみ、その液晶セル25との干渉を避けるような退避
動作を行うのである。
【0026】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、部品打抜部28によって打抜かれ中間ステ
ージ33に移載されたTAB部品21は、装着ヘッド3
7に吸着により取得されて装着位置の上方に移動され
る。一方、基板搭載ステージ35にセットされた液晶セ
ル25は、そのTAB部品21に近接した撮影位置に移
動される。ここで、図1に示すように、CCDカメラ3
9により、端子列26及びリード列22部分の撮影が行
われ、画像処理装置により両者のずれ量が検出される。
このとき、バックアップ機構40(受け台41及び基台
42)は、CCDカメラ39の視野Vから外れた位置に
あり、撮影の邪魔となることはない。
【0027】この撮影が終了すると、液晶セル25は、
その縁辺部25aがTAB部品21の真下に位置するよ
うな装着位置に向けて矢印A方向へ移動される。この移
動時には、検出されたリード列22と端子列26とのず
れ量に基づいて、液晶セル25はそのずれ量を補正され
ながら移動され、端子列26がリード列22の下面側に
重なる位置へ位置合わせされる。
【0028】そして、この液晶セル25の装着位置への
移動時には、受け台41は退避動作用シリンダ43によ
り若干量だけ下降されており、受け台41と液晶セル2
5とが干渉することが未然に防止されるのである。液晶
セル25が装着位置に停止されると、退避動作用シリン
ダ43により受け台41が上昇され、液晶セル25の縁
辺部25aの下面に宛がわれるようになるのである。
【0029】この後、図2に示すように、TAB部品2
1を保持した装着ヘッド37が下降され、TAB部品2
1が加熱状態で液晶セル25の縁辺部25aに押付けら
れることにより、そのリード列22と液晶セル25の端
子列26とが異方性導電膜27を介して接続されるよう
に装着されるのである。その際の装着ヘッド37により
加圧力は、受け台41により受けられるので、液晶セル
25が板ガラス製で比較的脆い事情があっても、液晶セ
ル25の破損や変形が未然に防止されるのである。ま
た、このときには、CCDカメラ39の撮影に基づいて
位置合せがなされているので、精度の高い装着作業が行
われるのである。
【0030】このような本実施例によれば、受け台41
を含むバックアップ機構40は、CCDカメラ39の視
野Vから外れる位置に設けられているので、従来のよう
な2個のアクチュエータ14,15を順次動作させて受
け台13をCCDカメラ10の視野から二軸方向に回避
させていたものと異なり、撮影時におけるバックアップ
機構40の退避動作が不要となる。この結果、受け台4
1の移動のために時間を必要とせず、部品装着作業時間
の大幅な短縮化を図ることができるものである。この場
合、受け台41は液晶セル25の移動時における干渉を
避けるための退避動作を行っているが、これは、上下方
向にのみの僅かな距離の移動で済むから、極く短時間で
済ませることができるのである。
【0031】そして、このように受け台41の撮影時に
おける二軸方向の回避動作が不要になったことにより、
従来の受け台13をY軸方向に移動させるためのアクチ
ュエータ14が不要となり、これに伴い、退避動作用シ
リンダ43が支える荷重も小さくなるので、従来のアク
チュエータ15に比べて退避動作用シリンダ43も小
形,小容量のもので済む。従って、バックアップ機構4
0の構成が大幅に簡単化し、ひいては大幅なコストダウ
ンを図ることができるものである。
【0032】(2)第2〜第4の実施例 次に、本発明の第2〜第4の実施例について以下順に述
べる。尚、これら実施例においても、部品実装装置の基
本的な構成は上記第1の実施例と共通するので、上記第
1の実施例との共通部分については、詳しい説明及び新
たな図示を省略し、異なる点についてのみ述べることと
する。
【0033】まず、図6及び図7は、本発明の第2の実
施例(請求項2に対応)に係るバックアップ機構51部
分を示しており、この実施例では、受け台52の退避動
作を行わせるために特別なアクチュエータ(駆動源)を
不要としている。即ち、液晶セル25の下面を受け支え
るための受け台52は、先端(図で左端)縁部が上方に
延びその上端部の受け部52aが半円筒状に丸みを帯び
た形状(斜面状)とされている。そして、この受け台5
2は、ベース34に固定的に設けられた基台53上に、
例えば4個のコイルばね54により上方に付勢された状
態に設けられている。
【0034】また、このとき、前記基台53上には受け
台52の後端部の上部に張出して上方位置を規制するス
トッパ部55が設けられ、さらにこのストッパ部55に
は前記受け台52のガイド凸部52bが遊嵌状態とされ
る切欠凹部55aが形成されている。これにて、受け台
52は、基台53上のストッパ部55との間の僅かな隙
間を上下動可能とされると共に、通常時には、ばね力に
よりストッパ部55に当接する上端位置に位置されてい
る。また、ガイド凸部52bが切欠凹部55a内に位置
されていることにより回り止めがなされている。尚、こ
のバックアップ機構51は、CCDカメラ39の視野V
の外側に位置され、撮影の妨げとならないようになって
いる。
【0035】かかる構成においては、図7に示すよう
に、液晶セル25が撮影位置から装着位置へ向けて矢印
A方向に移動する際に(a)、その液晶セル25の先端
に受け部52aが当接されて同方向に押圧されるのであ
るが、このとき、受け部52aが斜面状となっているこ
とにより、受け台52がばね力に抗して下方に押圧移動
して、いわば自動的に退避動作を行うようになってい
る。これにて、受け部52aが液晶セル25の縁辺部2
5aの下面に宛がわれるようになり(b)、この状態で
TAB部品21の装着作業が行われ(c)、装着作業
後、液晶セル25が戻り移動することにより、受け台5
2は元の状態に戻るのである(d)。
【0036】このような実施例によれば、上記第1の実
施例とほぼ同様の作用,効果が得られると共に、退避動
作用シリンダ43が不要になることにより、バックアッ
プ機構51の構成のより一層の簡単化を図ることがで
き、一層のコストダウンを図ることができるものであ
る。
【0037】図8及び図9は、本発明の第3実施例(請
求項3に対応)に係るバックアップ機構61部分を示す
ものである。本実施例では、受け台62は、スライドテ
ーブル63上にX軸方向にスライド移動自在に設けられ
ていると共に、受け台62に一体的に設けられたラック
64と、前記スライドテーブル63側に設けられパルス
モータ65により回転されるピニオン66とにより、X
軸方向の任意の位置に移動されるようになっている。
【0038】これにて、受け台62は、液晶セル25の
受け支え位置をその縁辺部25aに沿って自在に変更さ
れるようになっている。尚、受け台62の端部の角部に
は、CCDカメラ39の視野から外れるようにするため
の湾曲状の切欠部62aが形成されている。また、受け
台62には、ばね67により常時与圧が付与されるよう
になっている。さらには、この受け台62がスライドテ
ーブル63ごと退避動作を行うことは勿論である。
【0039】かかる構成によれば、上記第1の実施例と
同様な作用,効果に加えて、TAB部品21の大きさな
どに応じて、CCDカメラ39の撮影を妨げないように
受け台62の位置を自動的に変更することができ、受け
台を固定的に設けた場合にTAB部品21の大きさが変
更となった際に必要となる段取り替えの作業を極めて容
易に行うことができるという利点を得ることができるも
のである。
【0040】最後に、図10は本発明の第4の実施例
(請求項4に対応)に係る受け台71部分を示してい
る。この実施例においては、受け台71を、例えば石英
板のような透明性があり且つ強度を備えた材料から構成
するようにしている。従って、CCDカメラ39による
端子列26及びリード列22の撮影を受け台71を透過
して行うことができるので、どこに位置していようとも
撮影の妨げとなることを未然に防止することができ、ひ
いては受け台71の形状や、CCDカメラ39を設ける
位置の自由度を向上させることができるものである。
【0041】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えば撮像器としてはCCDカメ
ラに限らず、ITVカメラやラインセンサ等から構成す
るようにしても良く、また、TAB部品に限らず各種の
電子部品の装着に適用することができる等、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変更して実施することができるもの
である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1の部品実装装置によれば、基板の下面を受け
台により受け支えるようにしたものにあって、受け台を
基板の撮影位置における撮像器の撮影を妨げないように
設けると共に、基板が撮影位置から装着位置に移動され
る際に、受け台の退避動作を行わせる退避手段を設ける
ようにしたので、部品装着時間の短縮化を図ることがで
きると共に、受け台部分の構成の簡単化を図ることがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【0043】この場合、受け台を基台上にばねによって
上方に付勢した形態に設けると共に、その受け台の撮影
位置側上端部を基板に押圧されて下方に変位する斜面状
に形成することにより退避手段を構成すれば(請求項2
の部品実装装置)、受け台は基板の移動力によっていわ
ば自動的に退避動作をおこなうことになるので、退避動
作のための別途の駆動源等を不要とすることができ、よ
り一層の構成の簡単化を図ることができる。
【0044】また、受け台の受け支え位置を基板の縁辺
部に沿って変更する位置変更手段を設ければ(請求項3
の部品実装装置)、部品の大きさなどに応じて、撮像器
の撮影を妨げないように受け台の位置を容易に変更する
ことができる。さらに、受け台を、透明性ある材料から
構成すれば(請求項4の部品実装装置)、撮像器による
端子列及びリード列の撮影を受け台を透過して行うこと
ができるので、受け台の形状や設ける位置に関係なく、
撮影の妨げとなることを未然に防止することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、液晶セル
の撮影位置における部品装着部の正面図
【図2】液晶セルの装着位置における図1相当図
【図3】撮影時の様子を示す要部の拡大斜視図
【図4】撮影時の様子を示す要部の平面図
【図5】部品実装装置の概略構成を示す斜視図
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部の斜視図
【図7】液晶セルと受け台との関係を順に示す概略的縦
断正面図
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部の平面図
【図9】要部の正面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す要部の斜視図
【図11】従来例を示す要部の斜視図
【図12】液晶セルの撮影位置における正面図
【図13】要部の平面図
【図14】液晶セルの移動時の様子を示す図12相当図
【図15】液晶セルの装着位置における図12相当図
【図16】装着作業時の様子を示す図12相当図
【符号の説明】
図面中、21はTAB部品(部品)、22はリード列、
25は液晶セル(基板)、25aは縁辺部、26は端子
列、27は異方性導電膜、28は部品打抜部、29は部
品装着部、35は基板搭載ステージ、36は移動テーブ
ル(移動機構)、37は装着ヘッド、38は搬送機構、
39はCCDカメラ(撮像器)、40,51,61はバ
ックアップ機構、41,52,62,71は受け台、4
2,53は基台、43は退避動作用シリンダ(退避手
段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁辺部に端子列が形成された基板に対
    し、リード列を有する部品をそのリード列と前記端子列
    とが接続されるように押圧装着する部品実装装置におい
    て、 前記基板が前記縁辺部をはみ出させた載置状態にセット
    される基板搭載ステージと、 この基板搭載ステージを、前記基板の端子列が前記部品
    のリード列に接近した状態とされる撮影位置と、前記基
    板の縁辺部に前記部品が上方から装着される装着位置と
    の間を移動させる移動機構と、 前記基板の撮影位置において前記端子列と前記リード列
    とを下方から撮影する撮像器と、 この撮像器の撮影を妨げないように設けられ前記基板の
    装着位置においてその縁辺部の下面を受け支える受け台
    と、 前記基板が撮影位置から装着位置に移動される際に、前
    記受け台をその基板との干渉を避けるような退避動作を
    行わせる退避手段と、 前記撮像器により得られた画像情報に基づいて前記部品
    の装着時における前記端子列とリード列との位置合せを
    行う位置合せ手段とを具備することを特徴とする部品実
    装装置。
  2. 【請求項2】 前記受け台を、基台上にばねによって上
    方に付勢した形態に設けると共に、その受け台の前記撮
    影位置側上端部を、前記基板に押圧されて下方に変位す
    る斜面状に形成することにより、前記退避手段が構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の部品実装装
    置。
  3. 【請求項3】 前記受け台の受け支え位置を前記基板の
    縁辺部に沿って変更する位置変更手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  4. 【請求項4】 前記受け台は、透明性を有して構成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の部品実
    装装置。
JP6156324A 1994-07-08 1994-07-08 部品実装装置 Pending JPH0823198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103240642A (zh) * 2013-04-26 2013-08-14 吴江市博众精工科技有限公司 一种ccd视觉系统校准机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103240642A (zh) * 2013-04-26 2013-08-14 吴江市博众精工科技有限公司 一种ccd视觉系统校准机构

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