JPH08231817A - ブロックコポリマーとメタロセンポリオレフィンとのブレンド - Google Patents
ブロックコポリマーとメタロセンポリオレフィンとのブレンドInfo
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Abstract
提供する。 【解決手段】 i)少なくとも2個のモノアルケニルア
レーンブロックが飽和共役ジエンブロックで分離された
1種以上のブロックコポリマーと、ii)密度が0.8
6〜0.91で、分子量分布が3未満のメタロセンポリ
オレフィンとを含んでなる。
Description
含むブロックコポリマー組成物に関する。
る押出可能なエラストマー組成物は通常、スチレンブロ
ックコポリマーと結晶性ポリオレフィンとをブレンドす
ることにより製造される。このようなブレンドを使用し
て、自動車用成形品や弾性フィルムを含む様々な製品が
製造されている。
スチレンエラストマーブロックコポリマー及びスチレン
−ポリ(エチレン−プロピレン)−スチレンエラストマ
ーブロックコポリマーを、例えばポリオレフィンや粘着
付与樹脂のような他の材料とブレンドして、より簡単に
押出して加工性及び/又は結合性の改善された弾性シー
トを得ることができる押出可能エラストマー組成物が生
成されている。
特性や、弾性シートの加工性及び/又は結合性を改善す
るが、このような添加剤は場合によっては得られるシー
トの弾性特性に悪影響を及ぼし得る。例えば、前述のエ
ラストマーブロックコポリマーを多量のポリオレフィン
及び/又は炭化水素樹脂とブレンドすると、応力緩和特
性が損なわれ、このような材料の応力−歪試験はかなり
のヒステリシスを示す。
ム状弾性を示す1種以上のブロックコポリマーと、i
i)密度が0.86〜0.91、分子量分布(Mw/M
n)が3未満である、4〜12個の炭素原子を有する8
〜30重量%のα−オレフィンコモノマーとエチレンと
のメタロセンポリオレフィンとを含んでなるエラストマ
ー組成物を提供する。ポリオレフィンは、4〜12個の
炭素原子を有する8〜30重量%のα−オレフィンコモ
ノマーとエチレンとの分布が良好である。
ギーは好適には60%以上である。
は、結晶性ポリオレフィン及び粘着付与樹脂が含まれ得
る。
5,322,728号及び第5,272,236号明細
書に記載のようなメタロセン触媒を用いて製造されたポ
リオレフィンである。前記特許は参考として本明細書に
組み入れる。このようなメタロセンポリオレフィンは、
Dow Chemical CompanyからAFF
INITY又はENGAGE(エチレン/オクテンコポ
リマー)の商標で、またExxon Chemical
CompanyからEXACT(エチレン/ブテンコ
ポリマー)の商標で市販されている。エチレンを4〜1
2個の炭素原子を有する8〜30重量%のα−オレフィ
ンコモノマーと共重合させると、メタロセンポリオレフ
ィンの結晶化度は低い。このようなポリオレフィンは、
(参考文献で更に詳しく説明されているように)エチレ
ンとコモノマーとの分布が良好である。
モノアルケニルアレーンブロック(好ましくは2個のポ
リスチレンブロック)が、飽和共役ジエンブロック(好
ましくは飽和ポリブタジエンブロック)で分離されてい
る。分枝状もしくはラジアルポリマー又は官能化ブロッ
クコポリマーも有用な化合物であり得るが、好ましいス
チレンブロックコポリマーは線状構造を有する。
スチレン(S−EB−S)及びポリスチレン−飽和ポリ
イソプレン−ポリスチレン(S−EP−S)ブロックコ
ポリマーは、数平均分子量が5,000〜35,000
のポリスチレン末端ブロックと、数平均分子量が20,
000〜170,000の飽和ポリブタジエン又は飽和
ポリイソプレン中間ブロックとからなる。飽和ポリブタ
ジエンブロックは好ましくは35%〜55%が1,2−
配置であり、飽和ポリイソプレンブロックは好ましくは
85%以上が1,4−配置である。
ロックコポリマーの総数平均分子量は好ましくは30,
000〜250,000である。このようなブロックコ
ポリマーの平均ポリスチレン含量は10重量%〜35重
量%であり得る。
リマーは、Shell Chemical Compa
nyから市販されており、数平均分子量は50,000
であり、各ポリスチレン末端ブロックの数平均分子量は
7,200であり、ポリスチレン含量は30重量%であ
る。
重合触媒を用いて、これらのポリマーを製造することが
できる。このようなポリマーは、塊状重合法、溶液重合
法又は乳化重合法を用いて製造され得る。いずれの場合
も、少なくともエチレン不飽和結合を含むポリマーが一
般に、クラム、粉末、ペレット等のような固体として回
収される。
合、重合すべき1種以上のモノマーを、適切な溶媒中、
−150℃〜300℃の範囲内の温度で、好ましくは0
℃〜100℃の範囲内の温度で同時に又は逐次有機アル
カリ金属化合物と接触させて、共役ジオレフィンポリマ
ー及び共役ジオレフィンとアルケニル芳香族炭化水素と
のコポリマーを製造する。特に効果的なアニオン重合開
始剤は、一般式: RLin (式中、Rは、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族、
脂環式、芳香族又はアルキル置換芳香族炭化水素基であ
り、nは1〜4の整数である)で表される有機リチウム
化合物である。
復構造を得るための逐次重合法の他に、少なくともアニ
オン開始剤を使用して、ジエンブロックに反応性(“ラ
イブ”)鎖末端を有するスチレン−ポリジエン二ブロッ
ク重合体を製造することができ、この鎖がカップリング
剤を介して反応し、例えば(S−I)xY構造又は(S
−B)xY構造(式中、xは2〜30の整数であり、Y
はカップリング剤であり、Iはイソプレンであり、Bは
ブタジエンであり、S−I又はS−Bジブロックの65
%以上はカップリング剤と化学結合する)を生成し得
る。Yは通常、製造されるポリマーに比べて分子量が小
さく、当業界で公知の多数の材料のいずれ(例えばハロ
ゲン化有機化合物;ハロゲン化アルキルシラン;アルコ
キシシラン;アルキルやアリールベンゾエート、二官能
価脂肪族エステル(例えばジアルキルアジペート等)の
ような様々なエステル;ジビニルベンゼン(DVB)や
DVBの低分子量ポリマーのような多官能価剤)でもあ
り得る。選択するカップリング剤によって、最終ポリマ
ーは、完全にもしくは部分的にカップリングした線状三
ブロックポリマー(x=2)即ちSIYISであるか、
又は分枝状、ラジアル又は星状配置であり得る。カップ
リング剤は低分子量であるから、最終ポリマーの特性に
実質的に作用しない。通常DVBオリゴマーを使用し
て、ジエンアーム数が7〜20又はそれ以上である星状
ポリマーを生成する。
てが同一である必要はない。実際、カップリング反応中
に様々な“リビング”二ブロック単位を合わせて、様々
な非対称構造を得ることができる。即ちスチレン及びジ
エンの序列ブロック長と同様、全二ブロック鎖長も異な
り得る。
マーアーム数は大きくなり得るので、本発明の星状ポリ
マーの数平均分子量は線状S−EB−S又はS−EP−
Sポリマーよりも遥かに大きく、即ち500,000ま
で又はそれ以上になり得る。このようなより高分子量の
ポリマーはより低分子量の線状ポリマーの粘性を示し、
従って高分子量であるにもかかわらず加工可能である。
や酸化安定性を改善する。一般にポリマーの水素化又は
選択的水素化は、従来技術で公知の幾つかの水素化方法
のいずれかを用いて達成され得る。例えば、米国特許第
3,494,942号、第3,634,594号明細
書、第3,670,054号、第3,700,633号
及びRe.27,145号明細書に教示されているよう
な方法を用いて水素化することができる。これらの特許
明細書は参考として本明細書に組み入れる。従来技術で
公知であり、エチレン不飽和結合を含むポリマーの水素
化、及び芳香族炭化水素やエチレン不飽和結合を含むポ
リマーの水素化又は選択的水素化のために本発明で有用
な方法は、適切な触媒、特に鉄族金属原子(とりわけニ
ッケル又はコバルト)を含む触媒又は触媒前駆体及び適
切な還元剤(例えばアルミニウムアルキル)を使用する
ことからなる。
の範囲内の温度で、7atm〜340atm、好ましく
は7atm〜70atmの範囲内の水素分圧で水素化を
達成する。一般に、全容液を基準にして鉄族金属が10
重量ppm〜500重量ppmの範囲内である触媒濃度
を使用し、水素化条件での接触を一般に、60分〜24
0分の時間継続する。水素化が終了した後に、水素化触
媒及び触媒残留物を一般にポリマーから分離する。
ことができる。特に、粘着付与樹脂の目的は、例えばエ
ラストマーシートを材料の他のウェブ又は層に結合する
感圧接着剤として作用し得るエラストマーウェブを提供
することである。勿論、様々な粘着付与樹脂が知られて
おり、例えば米国特許第4,789,699号、第4,
294,936号及び第3,783,072号に開示さ
れている。粘着付与樹脂に関する前記特許の内容は参考
として本明細書に組み入れる。エラストマーポリマーや
ポリオレフィンと相容性であり、高い加工(例えば押
出)温度に耐え得る粘着付与樹脂ならどのようなもので
も使用することができる。一般に、そのより良好な温度
安定性のために、水素化炭化水素樹脂が好ましい粘着付
与樹脂である。以下の段落では、3種の特定の粘着付与
樹脂に関する情報を開示する。そのうち2種(REGA
LREZ及びARKON Pシリーズ粘着付与剤(RE
GALREZ及びARKONは商標である))は水素化
炭化水素樹脂の例であり、ZONATAC 501 l
iteはテルペン炭化水素(ZONATACは商標であ
る)である。勿論、3種の粘着付与樹脂を特記したが、
本発明はこのような3種の粘着付与樹脂の使用には限定
されず、組成物の他の成分と相容性で、高い加工温度に
耐え、本発明の目的を達成することのできる他の粘着付
与樹脂を使用することもできる。
edの製品であるREGALREZ炭化水素樹脂は、純
粋なモノマー炭化水素供給原料を重合、水素化して製造
された完全水素化α−メチルスチレン型低分子量炭化水
素樹脂である。等級1094、3102、6108及び
1126は、プラスチックの変性剤、接着剤、塗料、シ
ーラント及びコーキング材に使用することが提案されて
いる安定性の高い淡色低分子量非極性樹脂である。これ
らの樹脂は、種々の油、ろう、アルキド、プラスチッ
ク、及びエラストマーと相容性があり、通常の有機溶媒
に溶解する。
o.,の製品ZONATAC 501lite樹脂は、
軟化点が105℃、ガードナーカラー(ヘプタン中50
%)が土色(land)、ガードナーカラーニート(純
品)が2+(ガードナーカラー1(ヘプタン中50%)
は、APHAカラー70にほぼ等しい)、比重(25°
/25℃)が1.02、引火点(クローズドカップ(c
losed cup)、℃)が250℃である。
得るエキステンダー油は、分解することなしに押出可能
なエラストマー組成物の他の成分と溶融加工できねばな
らない。エキステンダー油の一例は、Pennzoil
Company Pennreco Divison
からDrakeol 34の商品名で市販されている白
鉱油である。Drakeol 34は15℃での比重が
0.864−0.878、引火点が238℃、38℃で
の粘度が370−420 SUSである。適切な植物油
や動物油又はそれらの誘導体をエキステンダー油として
使用してもよい。
は、各成分について広範囲の使用量にわたって使用でき
る。指針としては、エラストマーブロックコポリマー、
メタロセンポリオレフィン、結晶性ポリオレフィン、粘
着付与樹脂及びエキステンダー油の5成分押出可能エラ
ストマー組成物を使用すると、エラストマーフィルムに
ついて最良結果が得られた。表1に示す以下の範囲は一
例である。これらの範囲は単に例示的であって、組成物
中の様々な成分の量の指針として役立つ。
が水素化共役ジエンブロックで分離された25〜70重
量%のブロックコポリマーと、 ii)密度が0.86〜0.91、分子量分布が3未満
であり、4〜12個の炭素原子を有し、且つエチレンと
8〜30重量%のα−オレフィンコモノマーとの分布が
良好であるエラストマーポリオレフィンポリマー成分1
5〜60重量%と、 iii)結晶性ポリオレフィン0〜25重量%と、 iv)粘着付与樹脂15〜28重量%とを含んでなるエ
ラストマー組成物に関する。
テンダー油を含んでいる。
出可能なエラストマー組成物を5成分押出可能な組成物
で説明したが(表1参照)、組成物の流れ促進剤として
機能する結晶性ポリオレフィンを、他の相容性のある流
れ促進剤又は加工助剤に代えてもよいし、又はこれらを
全く用いないで、粘着付与樹脂を流れ促進剤及び/又は
エキステンダー油として作用させることもできる。加工
助剤として機能するエキステンダー油を、他の相容性の
ある加工助剤に代えてもよいし、又は全て除去して、粘
着付与樹脂をエキステンダー油として作用させることも
できる。例えば、REGALREZ粘着付与剤のような
低分子量炭化水素樹脂は粘度降下剤及び/又はエキステ
ンダー油としても作用し得るので、押出可能な組成物は
エラストマーポリマーと粘着付与樹脂(例えばREGA
LREZ粘着付与剤)とを含み得る。
ラストマー組成物の主成分は前述したが、このような押
出可能なエラストマー組成物はこれらに限定はされず、
本発明の目的に適う押出可能なエラストマー組成物に悪
影響を及ぼさない他の成分を含み得る。添加成分として
使用できる材料の例としては、顔料、酸化防止剤、安定
剤、界面活性剤、ろう、流れ促進剤、溶媒、粒状物、及
び組成物の加工性やペレット取扱を高めるために添加す
る添加剤が含まれるが、これらに限定はされない。
成物は、2個のモノアルケニルアレーンブロックが飽和
共役ジエンブロックで分離された線状スチレンブロック
コポリマー90重量部と、密度が0.86〜0.91、
分子量分布が3未満であり、4〜12個の炭素原子を有
する8〜30重量%のα−オレフィンコモノマーとエチ
レンとの分布が良好なメタロセンポリオレフィン10〜
70重量部とを含んでなる。
コポリマーと従来のポリオレフィンとの慣用的なブレン
ドに比べて、弾性と引張強さと引張破断点残留歪と耐溶
剤性とのバランスが驚くほど優れている。
hemical Company製スチレンブロックコ
ポリマーの量を変えて、Dow Chemical C
ompany又はExxon Chemical Co
mpany製メタロセンポリオレフィンとブレンドして
製造した。使用した添加成分には、結晶性ポリオレフィ
ン(Petrothene NA 601ポリエチレ
ン)、粘着付与樹脂(REGALREZ 1126炭化
水素樹脂)、及びエキステンダー油(Drakeol
34白色鉱油)が含まれる。
は、バイアス力を加えると延伸可能であり、即ち少なく
とも60%(即ち緩和した非バイアス長さの少なくとも
160%に相当する延伸したバイアス長さ)まで伸長可
能であり、また延伸伸長力を開放すると伸長部の少なく
とも55%を回復する材料を意味する。例えば長さ2.
54cmの材料の試料を仮定すると、少なくとも4.1
cmまで伸長可能であり、4.06cmまで伸長して力
を開放すると、3.23cm以下の長さまで回復する。
多数の弾性材料は、60%を遥かに超える程度まで(即
ち緩和した長さの160%を遥かに超える程度まで)、
例えば100%以上伸長し得、これらの多くは、延伸力
を開放すると、実質的にその初期緩和長さに、例えば初
期緩和長さの105%以内に回復する。
る”という用語は、バイアス力を加えて材料を延伸させ
た後にバイアス力を開放すると、延伸した材料が収縮す
ることを意味する。例えば、緩和した非バイアス長さが
2.54cmの材料を、3.81cmの長さまで延伸さ
せて50%ほど伸長すると、材料は50%の1.27c
m伸長し、延伸した長さは緩和した長さの150%であ
る。この延伸した材料を収縮させると、即ちバイアス延
伸力を開放した後に2.79cmの長さを回復すると、
材料は1.27cmの伸張の80%(1.02cm)回
復した。回復は[(最大延伸長さ−最終試料長さ)/
(最大延伸長さ−初期試料長さ)]×100で表すこと
ができる。
語は、弾性材料を特定の伸長速度で所定長さまで伸張さ
せた後の最大荷重もしくは力(又はある初期長さで測定
した荷重もしくは力)と、試料を所定の時間、例えば0
分〜30分の間保持した後に測定した残留荷重又は力と
の間の引張応力又は荷重の損失%を意味する。本発明で
特に明記する場合を除き、応力緩和は、弾性材料の特定
の伸長時での初期荷重の損失%で表す。応力緩和は、弾
性材料を50.8cm/分の速度で160%(即ち材料
の初期長さの260%)まで伸張させた後に測定した初
期最大荷重と、この試料をこの長さで30分間維持した
後に測定した残留荷重との差をこの長さでの初期最大荷
重で割って計算して決定する。試験は、幅7.62c
m、高さ2.54cmのジョー面に取り付けた100m
m×7.62cmの試料を用いて、Instron M
odel 1122 Universal Test
Machineで実施することができる。例えば160
%伸長させて(即ち材料の初期長さの100mmから2
60mmまで260%伸張させて)30分後の応力緩和
を、以下の式:応力緩和=(ピーク荷重160%−荷重160
%@30分)/(ピーク荷重160%)×100を用い、
パーセンテージとして表すことができる。
語は、フィルムから切断した幅3mm、厚さ0.15c
mのダンベル試料を用いて、ASTM D−412に従
って測定した伸長すべき弾性材料の耐性を意味する。エ
ラストマーブロックコポリマーと例えばポリオレフィン
(メタロセン及び/又は結晶性)、粘着付与剤及び/又
はエキステンダー油のような他の材料とのブレンドから
成形したフィルムを圧縮成形した。引張試験はInst
ron Model 1122 Universal
Test Machineで実施することができる。代
替の引張試験試料は、幅7.62cm、高さ2.54c
mのジョー面に取り付けた100mm×7.62cmの
試料である。
ー”という用語は、特定の長さに伸長したときに弾性材
料が保持しているエネルギーを意味する。回復可能エネ
ルギーは、例えばInstron Model 112
2 Universal Test Machineの
ような引張試験装置を用い、弾性材料試料を2.54c
m/分で150%(即ち材料の初期緩和長さの250
%)まで伸長し、1ヒステリシスループでゼロ荷重に戻
して測定する。回復可能エネルギー%は、第1ヒステリ
シスループの収縮曲線下の領域を、第1ヒステリシスル
ープの伸長曲線下の領域で割り、100をかけて決定す
る。
は、弾性材料が特定長さまで伸長し、次いで回復させた
後の弾性材料の耐伸長性の減少を意味する。損失は、例
えばInstron Model 1122 Univ
ersal Test Machineのような引張試
験装置を用い、弾性材料試料を2.54cm/分で15
0%(即ち材料の初期緩和長さの250%)まで伸長
し、1ヒステリシスループでゼロ荷重に戻し、次いで材
料を再度2.54cm/分で150%伸長して測定す
る。損失%は、第2ヒステリシスループの伸長曲線下の
領域を、第1ヒステリシスループの伸長曲線下の領域で
割り、この値を1から引き、次いで100をかけて決定
する。
歪%”という用語は、材料が特定の伸長状態から開放さ
れた直後にスナップバックさせずに緩和状態にあるとき
に測定した弾性材料の変形を意味する。残留歪%は、1
サイクル後のゼロ荷重伸長を初期試料ゲージ長さで割
り、次いで100をかけて決定する。ゼロ荷重伸長は、
引張試験装置で荷重を記録する前の、引張試験装置のジ
ョーの第2サイクル開始時における移動距離である。残
留歪は、例えばInstron Model 1122
Universal Test Machineのよ
うな引張試験装置を使用し、弾性材料試料を2.54c
m/分で150%伸長し、サイクルを1ヒステリシスル
ープでゼロ荷重に戻して測定してもよい。
う用語は、材料が伸長して破断した後に測定した弾性材
料の変形を意味する。破断点残留歪はASTM D 4
12に従って測定し、試料が破断してから10分後に、
2片の試料が破断した全部の領域で実質的に合わさるよ
うにつなげる。破断点残留歪%は、つなげた切片間の距
離から標線間の元の距離を引き、標線間の元の距離で割
り、次いで100をかけて決定する。
ポリスチレン標準を用いる従来のゲル透過クロマトグラ
フィー技術により決定した。全ての分子量は、分子量が
少量増加する水素化の前に実施する。
ーを含むエラストマー組成物に関する。
ブロックコポリマーと、低分子量スブロックコポリマー
と、密度が0.86〜0.91、分子量分布が3未満で
あり、4〜12個の炭素原子を有する8〜30重量%の
α−オレフィンコモノマーとエチレンとの分布が良好な
メタロセンポリオレフィンとの混合物を含んでなるエラ
ストマー組成物に関する。このような組成物は、改良さ
れた延伸吹込成形(extension blowin
g)組成物である。10〜30重量%のメタロセンポリ
オレフィンを有する組成物は改善された弾性を示しつ
つ、フィルム押出工程で優れた特性を維持する。
i)高分子量の第1水素化ブロックコポリマー20〜3
5重量%と、ii)低分子量の第2水素化ブロックコポ
リマー8〜33重量%と、iii)密度が0.86〜
0.91、分子量分布が3未満であり、4〜12個の炭
素原子を有する8〜30重量%のα−オレフィンコモノ
マーとエチレンとの分布が良好なメタロセンポリオレフ
ィン10〜30重量%と、iv)非芳香族プロセス油1
0〜30重量%と、v)水素化ブロックコポリマーと相
容性のポリマー5〜15重量%とを含んでなり、第1水
素化ブロックコポリマーの分子量対第2水素化ブロック
コポリマーの分子量の比率は1.1:1より大きい。
ルケニルアレーンを主成分とする少なくとも2個のブロ
ックAと、重合共役ジエンを主成分とする少なくとも1
個のブロックBとを含んでなり、第1水素化ブロックコ
ポリマーは、1〜60重量%の重合アルケニルアレーン
を含み、数平均分子量は55,000〜200,000
の範囲内であり、共役ジエンブロックの残留エチレン不
飽和結合(度)は20%未満である。
ルケニルアレーンを主成分とする少なくとも2個のブロ
ックAと、重合共役ジエンを主成分とする少なくとも1
個のブロックBとを含んでなり、第2の水素化ブロック
コポリマーは、1〜60重量%の重合アルケニルアレー
ンを含み、数平均分子量は15,000〜85,000
の範囲内であり、共役ジエンブロックの残留エチレン不
飽和結合は20%未満である。
フィルムは、厚さが0.0025〜0.0125cmの
フィルムであり、当業界で公知の押出装置、押出条件及
び押出技術を用いて、前記組成物を押出注型又は押出吹
込成形して製造することが好ましい。
は、前述のポリマー組成物を供給し、このポリマー組成
物をギャップが0.0125cm以上0.305cm未
満のダイで押出し、押出したフィルムに気体による差圧
を加えて0.00125cm〜0.0254cmの厚さ
に膨張させ、膨張した押出フィルムを急冷する段階から
なる。
択され得る少なくとも2個のアルケニルアレーンポリマ
ーブロックAと、少なくとも1個のエラストマー共役ジ
エンポリマーブロックBとを有する。ブロックコポリマ
ーの好ましい構造は、(A−B)n−A(式中、nは1
〜20の整数である)である。
の主要なモノマーである限り、ブロックA及びBは、ホ
モポリマーブロックであっても、ランダムコポリマーブ
ロックであっても、テーパードコポリマーブロックであ
ってもよい。例えば、ブロックコポリマーは、ブロック
が個々にアルケニルアレーンを主成分とする限り、スチ
レン/α−メチルスチレンコポリマーブロック又はスチ
レン/ブタジエンランダムもしくはテーパードコポリマ
ーブロックであるブロックAを含み得る。ブロックAは
好ましくはモノアルケニルアレーンホモポリマーブロッ
クである。“モノアルケニルアレーン”という用語は、
特にスチレン及びその類似体や相同体(例えばo−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチ
レン、1,3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン
及び他の環状アルキル化スチレン、特に環状メチル化ス
チレン)、並びに他のモノアルケニル多環式芳香族化合
物(例えばビニルナフタレン、ビニルアントラセン等)
のようなベンゼン系列のものを包含する。好ましいモノ
アルケニルアレーンは、スチレンやα−メチルスチレン
のようなモノビニル単環式アレーンであり、スチレンが
特に好ましい。
ーであるとは、ブロックAの75重量%以上がアルケニ
ルアレーンモノマー単位であり、ブロックBの75重量
%以上が共役ジエンモノマー単位であることを意味す
る。
り、ブロックBは、共役ジエンモノマーのホモポリマ
ー、2種以上の共役ジエンのコポリマー、及び1種以上
のジエンとモノアルケニルアレーンとのコポリマーを含
み得る。共役ジエンは好ましくは4〜8個の炭素原子を
含んでいる。このような適切な共役ジエンモノマーの例
には、1,3−ブタジエン(ブタジエン)、2−メチル
−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−ジメチ
ル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン(ピペ
リレン)、1,3−ヘキサジエン等が含まれる。
アルケニルアレーン炭化水素とのブロックコポリマー
は、水素化前の1,2−微細構造含有率が7〜100
%、更に好ましくは25〜65%、最も好ましくは35
〜55%のブタジエン誘導エラストマーを含んでいる。
モノマー単位がアルケニルアレーンモノマー単位である
コポリマーの比率は、ブロックコポリマーの1〜60重
量%、好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは15
〜45重量%、最も好ましくは20〜40重量%であ
る。
3,251,905号、第3,390,207号、第
3,598,887号及び第4,219,627号明細
書に記載のように、よく知られたモノマーの逐次添加手
法、モノマーの漸増添加手法又はカップリング手法を含
むブロック重合法や共重合法により製造することができ
る。前記特許は参考として本明細書に組み入れる。ブロ
ックコポリマー技術でよく知られているように、重合反
応性比の差を用いて共役ジエンとアルケニルアレーンモ
ノマーとの混合物を重合し、テーパードコポリマーブロ
ックをマルチブロックコポリマーに組み込むことができ
る。米国特許第3,251,905号、第3,265,
765号、第3,639,521号及び第4,208,
356号明細書を含む様々な特許に、テーパードコポリ
マーブロックを含むマルチブロックコポリマーの製造が
記載されている。前記特許は参考として本明細書に組み
入れる。
ポリマー及びコポリマーを容易に製造することができ
る。しかしながら、これらのポリマー及びコポリマーの
多くは市販されており、市販品を使用すれば、全工程に
含まれる加工工程数を減らすことができるので、通常は
市販ポリマーを使用することが好ましい。
子量が第1のブロックコポリマーよりも小さく、溶融温
度を下げて組成物の加工性を改善することが知見され
た。しかしながら、他の溶融温度降下方法とは異なり、
より低分子量のブロックコポリマーを添加すると、フィ
ルム形成性がかなり損なわれることが判明した。
は好ましくは、芳香族炭化水素の含有量は、クレー−ゲ
ル分析による測定で約10重量%未満である。許容可能
な軟化油は業界では、軟化油、鉱油及びエキステンダー
油とも呼ばれている。これらの油は通常、組成物のコス
トを低減し、組成物のモジュラスを下げるためにゴム組
成物に配合されている。本発明の非芳香族プロセス油の
引火温度は好ましくは170℃〜300℃である。
エキステンダー油を非芳香族プロセス油として使用して
もよい。
は組成物の10〜30重量%、最も好ましくは15〜2
5重量%である。
で行われているポリマーブレンド技術(例えばバンバリ
ーバッチミキサー、ファーレルコンティニュアスミキサ
ー及び二軸スクリュー押出機のような混合装置を用いる
連続混合法やバッチ混合法)を用いて製造することがで
きる。200〜約230℃の溶融温度で混合を実施する
と、十分に混合した組成物を得ることができる。混合が
不十分な組成物を押出して形成したフィルムは通常、ゲ
ル度が高いか又はフィッシュアイの外観を呈し、またブ
ロッキングする傾向にある。
の条件を用いて、本発明の組成物から押出吹込成形フィ
ルムを製造することができる。標準的な技術には、押出
吹込成形法及び押出注型法が含まれるが、これらに限定
はされない。押出吹込成形法の場合、ポリオレフィン型
押出機スクリューが好ましいが、他の設計も許容可能で
ある。0.0127〜0.305cmのダイギャップが
許容可能であり、0.0254〜0.203cmのギャ
ップが好ましく、0.051〜0.102cmのギャッ
プが最も好ましい。200℃〜230℃のダイ温度が許
容可能であり、204℃〜226℃の温度が好ましい。
2:1のブローアップ比が好ましい。押出機で吹込成形
したフィルムをデュアルリップ冷却環で急冷することが
好ましい。本発明の組成物で製造したフィルムはモジュ
ラスが低いので、バブルチャター(bubble ch
atter)を回避するためローラー型案内板が好まし
い。
ルムの厚さは0.00127〜0.0254cmであ
り、好ましくは0.0254〜0.0152cmであ
り、最も好ましくは0.00254〜0.0127cm
である。
小さく、引張強さに優れ、機械方向及び横断方向での極
限伸びが共に大きく、永久歪が小さく、回復可能エネル
ギーの大きいフィルムにすることができる。この組成物
の成分は更に、代替のエラストマーフィルム組成物ほど
高価ではない。本発明の組成物を用いれば、機械方向及
び横断方向の100%モジュラスが共に13.6atm
未満のフィルムを得ることができる。本発明の組成物か
ら製造したフィルムの回復可能エネルギーは、約70%
よりも大きく、永久歪は12%未満である。
配合物に前述のS−EB−Sエラストマーを配合した。
この配合物は、63重量%のS−EB−Sエラストマー
と、20重量%のポリエチレン樹脂と、17重量%の粘
着付与樹脂とを含んでいた。比較例Bでは、S−EB−
Sエラストマーを、Dow製ENGAGE EG 81
00エラストマー(ENGAGEは商標である)、即ち
分子量分布が3未満であり、76重量%のエチレンと2
4重量%のオクテンとの分散が良好であり、密度が0.
87のエラストマーポリオレフィンに完全に代えた場合
を示す。
ィンを、分子量分布が3未満で、4〜8個の炭素原子を
有するα−オレフィンコモノマーとエチレンとの分散が
良好であり、密度が0.86〜0.91のメタロセンポ
リオレフィンに代える。
重量%を表2に示す。従来の圧縮成形手法に基づき、熱
及び圧力を用いて、各実施例の押出可能組成物のペレッ
トを圧縮してフィルムにした。フィルムを切断して、幅
3mm、厚さ0.15cmのダンベル形状の試料にし
た。圧縮したフィルムの応力−歪特性を、ASTM D
−412に従い一定速度の伸長試験器:Instron
Model 1122Universal Test
ing Instrumentを用いて調べた。各試料
を、幅7.62cm×高さ2.54cmでジョースパン
即ち距離が5.08cmのジョー面に長手方向に取り付
けた。表3に示す応力−歪特性に関する最初の一連の測
定試験では、Instron Model 1122
Universal Test Instrument
のクロスヘッド速度を25.4cm/分にセットした。
試料の引張強さ、破断点伸び、残留歪、及び100%伸
び率(即ち材料の初期緩和長さの200%での)及び3
00%伸び率における(即ち材料の初期緩和長さの40
0%での)モジュラス又は荷重を測定した。
ットしたInstron Model 1122 Un
iversal Test Machineを用いて、
ヒステリシス特性を測定した。“定義”の項で前述した
損失、動的回復可能エネルギー及び残留歪を調べ、それ
を表3に示す。
ギーがかなり低下し、かくしてエラストマー特性が比較
例Aに比べて悪くなる。実施例1〜3では、引張強さ及
び回復可能エネルギーが比較例Aよりも改善された。
分を、分子量分布が3未満で、4〜8個の炭素原子を有
するα−オレフィンコモノマーとエチレンとの分散が良
好で、密度が0.86〜0.91のメタロセンポリオレ
フィンに代えた例を示す。
%を表4に示す。各実施例の押出可能組成物を使用し、
これを圧縮成形して、比較例Aで説明したようなフィル
ムにした。比較例Aで記載したようにして特性について
試料を試験した。結果は表5に示す。更に、Instr
on Model 1122 UniversalTe
st Machineを用いて、実施例4、5及び比較
例Aの応力緩和を測定し、前述のようにして調べた。結
果は表5に示す。
比べてモジュラス及び応力緩和が改善された。
のメタロセンポリオレフィンとのブレンドを90℃でト
ルエンに溶解し、3容量のメタノールで凝固させ、次い
で真空炉で乾燥した。ブロックコポリマーは、ポリスチ
レンブロックの数平均分子量が7,200、飽和ブタジ
エンブロックの数平均分子量が35,300で、40%
の1,2−付加を有するS−EB−Sブロックコポリマ
ーであった。メタロセンポリオレフィンは、(Exxo
n Chemical製)EXACT 4011ポリマ
ーであった。これはエチレンと17重量%の1−ブテン
とのコポリマーである。
5cmの圧縮成形フィルムを製造し、成分及び測定した
比較特性を表6に示す。
ンドの方が引張強さが大きくなり、引張残留歪は低下し
た。
メタロセンポリオレフィンとのブレンドを90℃でトル
エンに溶解し、3容量のメタノールで凝固させ、次いで
真空炉で乾燥した。ブロックコポリマーは、ポリスチレ
ンブロックの数平均分子量が7,200、飽和ブタジエ
ンブロックの数平均分子量が35,300で、40%の
1,2−付加を有するS−EB−Sブロックコポリマー
であった。メタロセンポリオレフィンは、(Dow C
hemical製)ENGAGE8100ポリマーであ
った。これはエチレンと24重量%の1−オクテンとの
コポリマー(密度0.87)である。
5cmの圧縮成形フィルムを製造し、成分及び測定した
比較特性を表7及び表8に示す。
ポリオレフィンとのブレンドを90℃でトルエンに溶解
し、3容量のメタノールで凝固させ、次いで真空炉で乾
燥した。ブロックコポリマーは、ポリスチレンブロック
の数平均分子量が19,000、飽和ブタジエンブロッ
クの数平均分子量が88,000で、40%の1,2−
付加を有するS−EB−Sブロックコポリマーであっ
た。メタロセンポリオレフィンは、(Exxon Ch
emical製)EXACT 4011ポリマーであっ
た。これはエチレンと17重量%の1−ブテンとのコポ
リマーである。
5cmの圧縮成形フィルムを製造し、成分及び測定した
比較特性を表9に示す。
マーは、ポリスチレン標準を用いてGPCで測定した総
分子量が49700であり、ポリスチレン末端ブロック
が30重量%の水素化スチレン−ブタジエンースチレン
ブロックコポリマーであった。水素化前の中間ブロック
セグメントの1,2−微細構造含有率は40%である。
水素化すると、元の中間ブロックのエチレン不飽和結合
の95%以上が飽和した。
チレン−ブタジエンースチレンブロックコポリマーであ
った。高分子量ブロックコポリマーは、ポリスチレン端
ブロックが32重量%であり、ポリスチレン標準を用い
てGPCで測定した総分子量は68000であった。水
素化前の中間ブロックセグメントの1,2−微細構造含
有率は40%であり、水素化により、元の中間ブロック
のエチレン不飽和の95%以上が飽和した。
hemical Co.製の実験用エチレン/1−オク
テンコポリマー:XU−58320であった。メタロセ
ンポリオレフィンの密度は0.86〜0.91、分子量
分布は3未満であり、8〜30重量%のオクテンとエチ
レンとの分布は良好である。
レンモノマーから誘導された軟化点の高い純粋モノマー
炭化水素樹脂:Piccolastic D125であ
った。この樹脂はHercules Inc.製であっ
た。この樹脂の環球式軟化点は125℃で、185℃で
の溶融粘度は100ポアズであった。
香族プロセス油Penreco 4434油を使用し
た。プロセス油は、以下の典型的な特性を示す:38度
でのASTM D−445による粘度:370〜410
SUS;15℃での比重:0.864〜0.878;
ASTM D−92による引火点:約238℃。
は熱安定剤、粘着防止剤及びスリップ剤が含まれ、これ
らの添加剤により組成物の安定性を改善し、吹込成形し
たフィルムの粘着傾向を抑制する。
STM法D−1238、条件Eに従って調べた。試験
は、2.4kgのプランジャー重量を用いて実施し、1
90℃で測定した。
nstron Model 1122試験機を用いて極
限引張強さ及び伸びを調べた。フィルムの押出方向(機
械方向、MD)及び押出方向に垂直な方向(機械方向を
横断する方向、CD)で、フィルム特性を測定した。
D−882−81に従って製造した。試験片をフィル
ムの押出方向(MD)に沿って切断した。Instro
nModel 1122試験機を使用して、試験片に1
50%歪の最大伸長を課し、次いで試験片が緩和状態
(力がゼロ付近)になるまで、伸長と同一速度で緩和し
た。その後、もう一回負荷サイクルを課した。試験片が
非負荷サイクルで緩和状態に達する長さを測定し、次い
で、以下の式: 永久歪=100%×[(緩和状態の長さ−元の長さ)/
(最大伸長長さ−元の長さ) に従って永久歪を計算した。
貯蔵されたエネルギーに対する荷重除去サイクル中に開
放されたエネルギーの比率である。
m、スクリュー長さ対直径比(L/d)=20:1)に
より、水素化ブロックコポリマーを表10に示す他の成
分と混合して実施例12、13及び比較例Fを製造し
た。幅30.5cmのスリットダイを備え、ダイギャッ
プが0.05cmである直径1.9cmの一軸スクリュ
ーブラベンダー押出機を用い、キャストフィルム法で弾
性フィルムを製造した。200℃の溶融温度で薄手
(0.005〜0.0127cm)のフィルムを得た。
てそれぞれ25部及び33部のメタロセンポリオレフィ
ンを組成物中に加えて実施例12及び13を製造した。
比較例Fの組成物にはメタロセンポリオレフィンは添加
しなかった。メタロセンポリオレフィンを加えて製造し
たフィルムは、表10に記載の特性で分かるように、弾
性回復特性及び機械特性が良好である。
明したが、本発明に包含される主題はこれらの特定の実
施態様には限定されないものであり、逆に、本発明の主
題は、特許請求の範囲に包含され得る全ての代替例、変
形例及び同等例を包含するものとする。
Claims (11)
- 【請求項1】 i)少なくとも2個のモノアルケニルア
レーンブロックが飽和共役ジエンブロックで分離された
1種以上のブロックコポリマーと、ii)密度が0.8
6〜0.91、分子量分布(Mw/Mn)が3未満であ
る、4〜12個の炭素原子を有する8〜30重量%のα
−オレフィンコモノマーとエチレンとのメタロセンポリ
オレフィンとを含んでなるエラストマー組成物。 - 【請求項2】 S−EB−S構造を有する1種のブロッ
クコポリマーを含む請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 メタロセンポリオレフィン中のコモノマ
ーがオクテンである請求項1又は2に記載の組成物。 - 【請求項4】 i)少なくとも2個のモノアルケニルア
レーンブロックが飽和共役ジエンブロックで分離された
ブロックコポリマー90重量部と、ii)密度が0.8
6〜0.91、分子量分布が3未満であるメタロセンポ
リオレフィンポリマー成分10〜70重量部とを含んで
なる請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項5】 i)少なくとも2個のモノアルケニルア
レーンブロックが水素化共役ジエンブロックで分離され
たブロックコポリマー25〜70重量%と、 ii)密度が0.86〜0.91、分子量分布が3未満
であるエラストマーポリオレフィンポリマー成分15〜
60重量%と、 iii)結晶性ポリオレフィン0〜25重量%と、 iv)粘着付与樹脂15〜28重量%とを含んでなる請
求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項6】 i)重合アルケニルアレーンを主成分と
する少なくとも2個のブロックAと、重合共役ジエンを
主成分とする少なくとも1個のブロックBとを含んでな
り、1〜60重量%の重合アルケニルアレーンを含み、
数平均分子量が55,000〜200,000の範囲内
であり、共役ジエンブロックの残留エチレン不飽和度が
20%未満である第1水素化ブロックコポリマー20〜
35重量%と、 ii)重合アルケニルアレーンを主成分とする少なくと
も2個のブロックAと、重合共役ジエンを主成分とする
少なくとも1個のブロックBとを含んでなり、1〜60
重量%の重合アルケニルアレーンを含み、数平均分子量
が15,000〜85,000の範囲内であり、共役ジ
エンブロックの残留エチレン不飽和度が20%未満であ
る第2水素化ブロックコポリマー8〜33重量%と、 iii)密度が0.86〜0.91、分子量分布が3未
満のメタロセンポリオレフィン10〜30重量%とを含
んでなり、第1水素化ブロックコポリマーの分子量対第
2水素化ブロックコポリマーの分子量の比率が1.1:
1より大きい請求項1から3のいずれか一項に記載の組
成物。 - 【請求項7】 第1水素化ブロックコポリマーの数平均
分子量が60,000〜110,000である請求項6
に記載の組成物。 - 【請求項8】 第2水素化ブロックコポリマーの数平均
分子量が30,000〜60,000である請求項6又
は7に記載の組成物。 - 【請求項9】 更にエキステンダー油を含んでいる請求
項1から6のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項10】 メタロセンポリオレフィンは、エチレ
ンと4〜12個の炭素原子を有する8〜30重量%のα
−オレフィンコモノマーとの分布が良好である請求項1
から9のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項に記
載の組成物を含むフィルム。
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