JPH08231576A - アルキルポリグリコシド溶液から脂肪アルコールを蒸留分離する方法 - Google Patents
アルキルポリグリコシド溶液から脂肪アルコールを蒸留分離する方法Info
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- JPH08231576A JPH08231576A JP7314379A JP31437995A JPH08231576A JP H08231576 A JPH08231576 A JP H08231576A JP 7314379 A JP7314379 A JP 7314379A JP 31437995 A JP31437995 A JP 31437995A JP H08231576 A JPH08231576 A JP H08231576A
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- alkylpolyglycoside
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H1/00—Processes for the preparation of sugar derivatives
- C07H1/06—Separation; Purification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/02—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
- C07H15/04—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱負荷およびそれに伴う暗色への変色を最小
限にする、アルキルポリグリコシドの脂肪アルコール溶
液を蒸留により後処理する方法の提供 【解決手段】 この方法において、1つ以上の流下膜型
蒸発器および1つの後続の短路蒸発器を使用する。
限にする、アルキルポリグリコシドの脂肪アルコール溶
液を蒸留により後処理する方法の提供 【解決手段】 この方法において、1つ以上の流下膜型
蒸発器および1つの後続の短路蒸発器を使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素原子数8〜30、
特に8〜18の鎖長の脂肪アルコールをアルキルポリグ
リコシドの脂肪アルコール溶液から蒸留分離する方法に
関する。この場合、蒸留は複数段階で行い、その際に1
つ以上の流下膜型蒸発器を1つの後続の短路蒸発器と組
合せる。
特に8〜18の鎖長の脂肪アルコールをアルキルポリグ
リコシドの脂肪アルコール溶液から蒸留分離する方法に
関する。この場合、蒸留は複数段階で行い、その際に1
つ以上の流下膜型蒸発器を1つの後続の短路蒸発器と組
合せる。
【0002】
【従来技術】アルキルポリグリコシドは無毒であり且つ
易分解性の表面活性物質であり、全部または一部が再生
育性植物から製造されそして洗剤および洗浄剤としてお
よび乳化剤および分散剤として使用される。アルキルポ
リグリコシドはグリコシド化およびグリコシド交換によ
って一段階または二段階で製造できる。このものは8〜
30、特に8〜18個の炭素原子を有するアルキル基を
持ち、ただし炭素原子数12〜16のアルキル基が存在
しているのが有利である。平均重合度は、1.05〜
1.5、好ましくは1.2〜1.5、特に好ましくは
1.2〜1.4である。使用可能な炭水化物は単糖類、
例えばペントースおよびヘキソース、二糖類、例えばサ
ッカロースおよびマルトース、および多糖類、例えば澱
粉である。一段階製法は中でもドイツ特許出願公開第
4,101,252号明細書に説明されている。
易分解性の表面活性物質であり、全部または一部が再生
育性植物から製造されそして洗剤および洗浄剤としてお
よび乳化剤および分散剤として使用される。アルキルポ
リグリコシドはグリコシド化およびグリコシド交換によ
って一段階または二段階で製造できる。このものは8〜
30、特に8〜18個の炭素原子を有するアルキル基を
持ち、ただし炭素原子数12〜16のアルキル基が存在
しているのが有利である。平均重合度は、1.05〜
1.5、好ましくは1.2〜1.5、特に好ましくは
1.2〜1.4である。使用可能な炭水化物は単糖類、
例えばペントースおよびヘキソース、二糖類、例えばサ
ッカロースおよびマルトース、および多糖類、例えば澱
粉である。一段階製法は中でもドイツ特許出願公開第
4,101,252号明細書に説明されている。
【0003】二段階法は例えばヨーロッパ特許出願公開
第0,306,652号明細書に開示されており、それ
によると最初にn−ブタノールでグリコシド化すること
によってn−ブチルグリコシドが製造され、次いで長鎖
アルコールでグリコシド交換することによって所望の長
鎖アルキルポリグリコシドが製造される。炭水化物と脂
肪アルコールとの間の反応は一般に大過剰のアルコール
を用いて実施される。このアルコール過剰分がアルキル
ポリグリコシドの用途特性に害を及ぼすので、反応の終
了後にアルコールを除かなければならない。
第0,306,652号明細書に開示されており、それ
によると最初にn−ブタノールでグリコシド化すること
によってn−ブチルグリコシドが製造され、次いで長鎖
アルコールでグリコシド交換することによって所望の長
鎖アルキルポリグリコシドが製造される。炭水化物と脂
肪アルコールとの間の反応は一般に大過剰のアルコール
を用いて実施される。このアルコール過剰分がアルキル
ポリグリコシドの用途特性に害を及ぼすので、反応の終
了後にアルコールを除かなければならない。
【0004】アルキルポリグリコシドあるいは未反応の
炭水化物残留物は150℃以上の温度で分解して暗色に
変色するので、アルコールの蒸留分離を減圧下に実施し
なければならない。ドイツ特許第4,129,587号
明細書には、30〜18,000のレイノルズ数に調製
しながら薄膜式蒸発器によって脂肪アルコールを分離す
る方法が開示されている。
炭水化物残留物は150℃以上の温度で分解して暗色に
変色するので、アルコールの蒸留分離を減圧下に実施し
なければならない。ドイツ特許第4,129,587号
明細書には、30〜18,000のレイノルズ数に調製
しながら薄膜式蒸発器によって脂肪アルコールを分離す
る方法が開示されている。
【0005】ヨーロッパ特許第092,876号明細書
でも、脂肪アルコールを、アルキルポリグリコシドの脂
肪アルコール溶液から同様に薄膜式蒸発器によって留去
している。この場合にはレイノルズ数は>20000で
あるそうである。ドイツ特許第3,932,173号明
細書には、未反応アルコールを二段階で分離する方法が
記載されており、この方法では第一段階で流下膜型蒸発
器が使用されそして第二段階で薄膜式蒸発器が使用され
ている。上述の全ての方法は、達成可能な最大の減圧が
制限されており(約1mbar)、それ故に熱に敏感な
アルキルポリグリコシドのために高い溜液温度を薄膜式
蒸発器において調整しなければならないという欠点を有
している。このことが、別の後処理段階で除かなければ
ならない不所望の生成物変色をもたらす。
でも、脂肪アルコールを、アルキルポリグリコシドの脂
肪アルコール溶液から同様に薄膜式蒸発器によって留去
している。この場合にはレイノルズ数は>20000で
あるそうである。ドイツ特許第3,932,173号明
細書には、未反応アルコールを二段階で分離する方法が
記載されており、この方法では第一段階で流下膜型蒸発
器が使用されそして第二段階で薄膜式蒸発器が使用され
ている。上述の全ての方法は、達成可能な最大の減圧が
制限されており(約1mbar)、それ故に熱に敏感な
アルキルポリグリコシドのために高い溜液温度を薄膜式
蒸発器において調整しなければならないという欠点を有
している。このことが、別の後処理段階で除かなければ
ならない不所望の生成物変色をもたらす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、熱負荷およびそれに伴う暗色への変色を最小限にす
る、アルキルポリグリコシドの脂肪アルコール溶液を蒸
留により後処理する方法を見出すことであった。
は、熱負荷およびそれに伴う暗色への変色を最小限にす
る、アルキルポリグリコシドの脂肪アルコール溶液を蒸
留により後処理する方法を見出すことであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題の解決手段は、
1つ以上の流下膜型蒸発器を1つの後続の短路蒸発器と
組み合わせた方法にある。従って本発明の対象は、アル
キルポリグリコシドの脂肪アルコール溶液から脂肪アル
コールを蒸留分離する方法において、1つ以上の流下膜
型蒸発器および1つの後続の短路蒸発器を使用すること
を特徴とする、上記方法に関する。
1つ以上の流下膜型蒸発器を1つの後続の短路蒸発器と
組み合わせた方法にある。従って本発明の対象は、アル
キルポリグリコシドの脂肪アルコール溶液から脂肪アル
コールを蒸留分離する方法において、1つ以上の流下膜
型蒸発器および1つの後続の短路蒸発器を使用すること
を特徴とする、上記方法に関する。
【0008】流下膜型乾燥器は120〜160℃、好ま
しくは130〜150℃の加熱手段温度、2〜20mb
ar、好ましくは3〜10mbarの運転圧および10
0〜140℃、好ましくは110〜130℃の溜液温度
で運転する。流下膜型蒸発器の数は好ましくは1または
2である。1つの後続の短路式蒸発器の場合には、16
0〜200℃の加熱中心温度、0.1〜1mbarの運
転圧および140〜180℃の溜液温度である。短路式
蒸発器中で達成できる良好な減圧によって、溜液温度─
──およびこれに伴う生成物への熱負荷──は、残留脂
肪アルコール含有量の増加を考慮する必要なしに、明ら
かに低減できる。
しくは130〜150℃の加熱手段温度、2〜20mb
ar、好ましくは3〜10mbarの運転圧および10
0〜140℃、好ましくは110〜130℃の溜液温度
で運転する。流下膜型蒸発器の数は好ましくは1または
2である。1つの後続の短路式蒸発器の場合には、16
0〜200℃の加熱中心温度、0.1〜1mbarの運
転圧および140〜180℃の溜液温度である。短路式
蒸発器中で達成できる良好な減圧によって、溜液温度─
──およびこれに伴う生成物への熱負荷──は、残留脂
肪アルコール含有量の増加を考慮する必要なしに、明ら
かに低減できる。
【0009】この様にして明らかに淡い色の生成物を得
ることができる。
ることができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 アルキルポリグリコシドの脂肪アルコー
ル溶液から脂肪アルコールを蒸留分離する方法におい
て、1つ以上の流下膜型蒸発器および1つの後続の短路
蒸発器を使用することを特徴とする、上記方法。 - 【請求項2】 2つの流下膜型蒸発器および1つの後続
の短路蒸発器を使用する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 1つの流下膜型蒸発器および1つの後続
の短路蒸発器を使用する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 流下膜型蒸発器を120〜160℃、好
ましくは130〜150℃の加熱手段温度で運転する請
求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 流下膜型蒸発器を2〜20mbar、好
ましくは3〜10mbarの運転圧で運転する請求項1
に記載の方法。 - 【請求項6】 流下膜型蒸発器を100〜140℃の溜
液温度で運転する請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 流下膜型蒸発器を110〜130℃の溜
液温度で運転する請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 炭素原子数8〜30の脂肪アルコールを
分離する請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項9】 炭素原子数8〜18の脂肪アルコールを
分離する請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4443087:6 | 1994-12-03 | ||
DE4443087A DE4443087A1 (de) | 1994-12-03 | 1994-12-03 | Verfahren zum destillativen Abtrennen von Fettalkoholen aus Alkylpolyglycosid-Lösungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231576A true JPH08231576A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=6534846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314379A Withdrawn JPH08231576A (ja) | 1994-12-03 | 1995-12-01 | アルキルポリグリコシド溶液から脂肪アルコールを蒸留分離する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0714906A1 (ja) |
JP (1) | JPH08231576A (ja) |
KR (1) | KR960022554A (ja) |
CN (1) | CN1131156A (ja) |
CA (1) | CA2164277A1 (ja) |
DE (1) | DE4443087A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100797972B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2008-01-24 | 주식회사 엘지생활건강 | 알킬폴리글리코시드의 제조방법 및 제조용 반응기 |
CN109879722A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-06-14 | 肥城金塔机械有限公司 | 基于mvr的低浓度乙醇回收装置和方法 |
US20230294012A1 (en) * | 2021-02-19 | 2023-09-21 | Anhui Jinhe Industrial Co., Ltd. | Production apparatus and production method of sucrose-6-ester |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4393203B2 (en) | 1982-04-26 | 1997-07-01 | Procter & Gamble | Process of preparing alkylpolysaccharides |
DE3729844A1 (de) | 1987-09-05 | 1989-03-23 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von alkyloligoglycosiden |
DE3833780A1 (de) * | 1988-10-05 | 1990-04-12 | Henkel Kgaa | Verfahren zur direkten herstellung von alkylglykosiden |
DE3932173C2 (de) | 1989-09-27 | 1997-05-28 | Henkel Kgaa | Verfahren zum destillativen Abtrennen von Alkoholen |
DE4129587A1 (de) * | 1991-09-06 | 1993-03-11 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur destillativen abtrennung von fettalkoholen aus fettalkoholischen alkylpolyglycosid-loesungen |
-
1994
- 1994-12-03 DE DE4443087A patent/DE4443087A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-10-11 EP EP95116018A patent/EP0714906A1/de not_active Withdrawn
- 1995-11-30 CN CN95120995A patent/CN1131156A/zh active Pending
- 1995-12-01 CA CA002164277A patent/CA2164277A1/en not_active Abandoned
- 1995-12-01 JP JP7314379A patent/JPH08231576A/ja not_active Withdrawn
- 1995-12-02 KR KR1019950046136A patent/KR960022554A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2164277A1 (en) | 1996-06-04 |
EP0714906A1 (de) | 1996-06-05 |
KR960022554A (ko) | 1996-07-18 |
CN1131156A (zh) | 1996-09-18 |
DE4443087A1 (de) | 1996-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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