JPH08231141A - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

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Publication number
JPH08231141A
JPH08231141A JP7038403A JP3840395A JPH08231141A JP H08231141 A JPH08231141 A JP H08231141A JP 7038403 A JP7038403 A JP 7038403A JP 3840395 A JP3840395 A JP 3840395A JP H08231141 A JPH08231141 A JP H08231141A
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JP
Japan
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vip
call
floor
elevator
landing
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JP7038403A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Ikeda
田 哲 二 池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VIP運転についてのきめ細かなサービスを
可能にし、ユーザーのニーズに対応することができるよ
うにする。 【構成】 1階から16階までの各階床にVIP専用乗
り場呼び釦B1 〜B16が設置されており、いずれかの釦
が押されると、かご3cがVIP運転号機として機能す
る。そして、1階から5階までは第1グループに、6階
から11階までは第2グループに、12階から16階ま
では第3グループに、それぞれグループ分けされてい
る。そして、4階にいるVIPが16階に行こうとして
釦B4 を押し、かご3cのVIP運転が開始されると、
乗り場呼びを利用できるのは1階から3階及び5階にい
る第1グループのVIPだけである。第2グループ又は
第3グループのVIPが乗り場呼びを利用できるのは、
第1グループの呼び応答が全て終了してからである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台のエレベータの
うちの特定のエレベータに対して所謂VIP運転を行な
わせることが可能なエレベータの群管理制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近のエレベータの群管理制御装置に
は、次のようなVIP運転を行うものがある。すなわ
ち、従来、エレベータ群管理制御装置において、一般用
乗り場呼び釦とは別に専用乗り場呼び釦を設け、その専
用呼び釦を押すと、ある特定の号機に対し一般乗り場呼
びを割当禁止とすると共に、既割当てを他の号機に変更
する。そして、既登録のかご呼びに全て応答した後、専
用乗り場呼びに応答し、その後は専用乗り場呼びとかご
呼びにて近くの階から順に応答する。このようなセレコ
レ運転を、通常、VIP運転と称している。
【0003】このVIP運転を行うための専用乗り場呼
び釦は、通常、VIPがよく使用する特定の階床に設置
されており、専用呼び釦を押すとある特定の号機の割当
てを変更し、全てのかご呼びに応答した後に専用呼びに
応答し、応答後は全階床のかご呼びが登録可能となって
いる。したがって、VIPと一般乗客との乗り合わせを
防止することができ、VIPが専用でエレベータを使用
することができる。また、専用呼びの応答が終るまでは
一般呼びの割当てが禁止され、専用乗り場呼びと全階床
かご呼びにて順次応答できる階に応答していくオペレー
ションになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
VIPオペレーションであると、複数の階床でVIP乗
り場呼びが同時に押された場合、あるVIPのかご呼び
に応答し終る前に他のVIPの乗り場呼びに応答し、専
用呼びを利用するVIP同士が乗り合わせることがあ
る。ところが、通常、会社などではVIPについてもい
ろいろな種類がある。例えば、社内の重役であったり、
社外の客先などである。また、VIPのそれぞれにもラ
ンクがあり、ランクの異なるVIPに対しては、乗り合
わせを防止したいといったニーズが生じてきている。さ
らに、テナントビルなどでは一つのビルに複数の会社が
存在するため、ある会社のVIPと、他の会社のVIP
との乗り合わせを生じてしまうという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、VIP運転についてのきめ細かなサービスを可能
にし、ユーザーの種々のニーズに対応することができる
エレベータの群管理制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、複数の利用階床
のうち所定階床の乗り場にVIP専用呼び釦を設置し、
このVIP専用呼び釦が押された場合は、複数のエレベ
ータのうちの特定のエレベータに対し、群管理制御部及
びこの特定エレベータに係る単体制御部がVIP運転制
御を行うエレベータの群管理制御装置において、前記特
定エレベータに係る単体制御部は、前記所定階床が複数
階床である場合に、これを少くとも2以上のグループに
分けたことについてのデータを有するグループ分けテー
ブルを備えており、いずれかの階床のVIP専用乗り場
呼び及びかご呼びに対して応答している間は、この階床
が属するグループ以外の他のグループに属する階床から
のVIP専用乗り場呼びに対する応答を禁止するもので
ある、ことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記特定エレベータに係る単体制御部は、
前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
びに対する応答が完了した時点で、複数のグループのV
IP専用乗り場呼びが競合している場合は、最も優先度
の高いグループに属するVIP専用乗り場呼びを選択
し、これに対する応答を行うものである、ことを特徴と
している。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記特定エレベータに係る単体制御部は、
前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
びに対する応答が完了した時点で、複数のグループのV
IP専用乗り場呼びが競合している場合は、最先のVI
P専用乗り場呼びを選択し、これに対する応答を行うも
のである、ことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、複数の利用階床の
うち所定階床の乗り場にVIP専用呼び釦を設置し、こ
のVIP専用呼び釦が押された場合は、複数のエレベー
タのうちの特定のエレベータに対し、群管理制御部及び
この特定エレベータに係る単体制御部がVIP運転制御
を行うエレベータの群管理制御装置において、前記特定
エレベータに係る単体制御部は、いずれかの階床のVI
P専用乗り場呼び及びかご呼びに対して応答している間
は、他の階床からのVIP専用乗り場呼びに対する応答
を禁止するものである、ことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記特定エレベータに係る単体制御部は、
前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
びに対する応答が完了した時点で、複数のVIP専用乗
り場呼びが競合している場合は、最も優先度の高いVI
P専用乗り場呼びを選択し、これに対する応答を行うも
のである、ことを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記特定エレベータに係る単体制御部は、
前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
びに対する応答が完了した時点で、複数のVIP専用乗
り場呼びが競合している場合は、最先のVIP専用乗り
場呼びを選択し、これに対する応答を行うものである、
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明において、グループ分けテ
ーブルには、VIP専用呼び釦が設置されている複数の
階床がグループ毎に分けられて記載されている。そし
て、ある階床の乗り場のVIP専用呼び釦が押されるこ
とによりVIP運転が開始された場合、このVIP運転
が終了するまでに他の階床のVIP専用呼び釦が押され
たとしても、これらの階床が同一グループに属していな
ければ、単体制御部は後からのVIP専用呼びに応答す
ることはない。したがって、VIP同士の乗り合わせを
許容し得る階床が複数あるようなビルにおいては、円滑
にVIP運転を行うことができる。
【0013】また、請求項1記載の発明において、最初
のVIP専用乗り場呼び及びかご呼びに対する応答が行
なわれている間は、他のグループに属するVIP専用乗
り場呼びは排除されることになる。他のグループに属す
るVIP専用乗り場呼びに対する応答が可能になるの
は、最初のVIP専用乗り場呼び及びかご呼びに対する
応答が全て終了してからである。しかし、この時点で次
のVIP専用乗り場呼びが複数発生し、しかもこれらの
VIP専用乗り場呼びの属するグループが互いに競合し
ている場合には、次にどのVIP専用乗り場呼びに応答
すべきかにつき問題となる。この問題につき、請求項2
記載の発明では、予め定めてある各グループの優先度に
基いて決定することとし、請求項3記載の発明ではVI
P専用乗り場呼びの発生順に基いて決定することとして
いる。
【0014】上記の請求項1乃至3記載の発明では、V
IP専用乗り場呼びに対する応答をグループ単位で決定
していたが、請求項4乃至6記載の発明では、個々のV
IP専用乗り場呼びを単位として応答を決定し、目的階
に到着するまでは他の階床のVIPとの乗り合せが一切
生じないようにしている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10に基
き説明する。図1は本発明に係る装置全体の構成図であ
る。なお、この実施例では、16階建てのビルに3台の
エレベータが設置されている場合につき説明する。
【0016】図1において、エレベータ群管理制御部1
は単体制御部2a,2b,2cを制御し、これら単体制
御部2a,2b,2cはそれぞれエレベータかご3a,
3b,3cを制御するようになっている。
【0017】各階床の乗り場には、一般用乗り場呼び釦
1 〜A16及びVIP専用乗り場呼び釦B1 〜B16が設
けられている。なお、VIP専用乗り場呼び釦は必ずし
も全部の階床に設けられるわけではないが、本実施例で
は1階から16階までの全ての階床に設置されている例
につき説明する。
【0018】平常運転時は、一般用乗り場呼び釦A1
16のみが用いられ、3台のかご3a,3b,3cによ
り利用者へのサービスが行なわれるが、VIP専用乗り
場呼び釦B1 〜B16のうちのいずれかが押されると、か
ご3cがVIP運転号機に変わりVIP運転サービスを
行うようになっている。
【0019】図2では請求項1記載の発明の実施例の要
部構成を示すブロック図である。この図において、エレ
ベータ群管理制御部1は専用呼び入力部4及び割当て制
御部5を有しており、単体制御部2cは専用呼び応答制
御部6、走行制御部7、及びグループ分けテーブル8を
有している。
【0020】そして、VIP専用乗り場呼び釦B1 〜B
16のいずれかが押されると、これを専用呼び入力部4が
割当て制御部5に知らせる。割当て制御部5は、既割当
てを割当て変更し、専用呼び応答制御部6に対し、専用
呼びの割当てを出力する。専用呼び応答制御部6は、グ
ループ分けテーブル8を参照し、グループ毎に分けられ
た乗り場呼びに対し、現在サービスされているグループ
以外の乗り場呼びに対して応答しないよう、走行制御部
7に信号を出力するようになっている。
【0021】図10はグループ分けテーブル8の内容を
示す説明図である。図10(a)に示すように、1F〜
16Fの各階床に対し所定のアドレスが割当てられてい
る。そして、本実施例では、1階から16階までを3つ
のグループに分け、図10(b)に示すように、第1グ
ループを1階〜5階、第2グループを6階〜11階、第
3グループを12階〜16階としている。図10(b)
において、「1」となっているのはVIP専用乗り場呼
びに対する応答が許可される階床であり、「0」となっ
ているのは許可されない階床である。例えば、いま、4
階の釦B4 が押されたとすると、この乗り場呼び及びか
ご呼びに対する応答が行なわれている間は、釦B1 ,B
2 ,B3 ,B5 の乗り場呼びに対する応答は許可される
が、釦B6 〜B16の乗り場呼びに対する応答は禁止され
ることになる。
【0022】図5は、専用呼び応答制御部6の制御状態
の遷移を表す概念図である。すなわち、モード0は、ま
だ専用乗り場呼びが発生しておらず、平常運転が行なわ
れている状態である。モード1は、専用乗り場呼び発生
から専用乗り場呼び応答までの乗り場呼び応答中の状態
である。モード2は、専用乗り場呼び応答完了から戸閉
までの専用乗り場呼びによる戸開中状態である。モード
3は、専用乗り場呼び応答後のかご呼び応答中の状態で
ある。
【0023】なお、図中の矢印は状態の遷移方向を示し
ている。例えば、モード0は条件成立によりモード1へ
遷移するが、モード1は条件成立によりモード2へ遷移
することもあれば、モード3へ遷移することもある。ま
た、それぞれの状態の処理は一定周期(例えば、0.1
秒毎)で実行され、状態が遷移したときには次の実行に
て遷移後の状態の処理が行なわれるものとする。
【0024】次に、上記のように構成される請求項1記
載の発明の実施例の動作を図6乃至図9のフローチャー
トに基き説明する。平常運転中、エレベータ群管理制御
部1は、常時、呼び入力処理を行なっており(ステップ
1)、VIP専用乗り場呼びが発生しているか否かを判
断している(ステップ2)。
【0025】いま、4階にいるVIPが釦B4 を押し、
16階に行こうとしている場合について説明する。専用
呼び入力部4は、釦B4 の専用乗り場呼びを入力し、こ
れを割当て制御部5に知らせる。すると、割当て制御部
5は、かご3cをVIP運転号機として指定し、以後の
かご3cに対する一般乗り場呼びの割当てを禁止すると
共に、既に割当てが行なわれている場合には、これをか
ご3a又は3bに振り分ける(ステップ3)。そして、
一旦、全ての専用乗り場呼びに対する応答を禁止
(B1 ,B2 ,B3 ,B5 の専用乗り場呼びに対する応
答も禁止される。)しておく(ステップ4)。
【0026】次いで、割当て制御部5は、かご3cに対
する一般用かご呼びの応答が完了したか否かを判別する
(ステップ5)。つまり、釦B4 による専用乗り場呼び
が発生した時点で、かご3c内に一般利用者が乗ってい
た場合には、これらの一般利用者が全て目的階に到着す
るのを待つことになる。そして、一般利用者が全て目的
階に到着すると、専用呼び応答制御部6は、グループ分
けテーブル8に基き、第2グループ及び第3グループの
乗り場呼び即ちB6 〜B16の専用乗り場呼びに対する応
答を禁止する(ステップ6)。
【0027】次に、モード1につき説明する。モード0
において、かご3c内の最後の一般利用者が1階で降り
たとすると、その後かご3cは4階に上昇していくが、
この間も同一グループからの専用乗り場呼びなどの入力
処理が行なわれている(ステップ7)。そして、かご3
cが4階に行くまでに先に応答可能なかご呼びがあるか
否かを判断する(ステップ8)。例えば、ステップ8の
判断時点で2階から乗り込んだ別のVIPがすでに3階
のかご呼び釦を押していれば、このかご呼びに応答する
ためモード3に遷移する。そして、釦B4 による専用乗
り場呼びの応答が終了したか否かを判断し(ステップ
9)、終了した時点でかご3cのドアが開く(ステップ
10)。
【0028】次に、モード2につき説明する。かご3c
が4階に到着しドアを開いた後も呼び入力処理が行なわ
れている(ステップ11)。そして、4階で待っていた
VIPがかご3c内に乗り込み、16階のかご呼び釦を
押すとドアが閉まり(ステップ12,13)、次に応答
する呼びがこの16階のかご呼びであればモード3に遷
移する(ステップ14)。しかし、このとき5階で別の
VIPが釦B5 を押していれば、この5階の乗り場呼び
に応答するためモード1に遷移する。
【0029】ステップ12でかご呼び登録がないと判断
した場合は、一定時間が経過するまで待つ(ステップ1
5)。これは、例えば、4階で待っていたVIPが乗り
場を離れてどこかへ行ってしまったような場合である。
そして、一定時間経過後に、第1グループ内の他の専用
乗り場呼びが有るか否かを判別し(ステップ16)、有
ればモード1へ遷移し、無ければ第2及び第3グループ
に対する応答禁止の設定を解除する(ステップ17)。
この後、全グループを対象にして専用乗り場呼びが有る
か否かを判別し(ステップ18)、有ればその専用乗り
場呼びが属するグループ以外の他のグループに対する応
答禁止を設定し(ステップ19)、無ければモード0に
遷移して平常運転に戻る。
【0030】次に、モード3につき説明する。4階でV
IPを乗せたかご3cが16階へ着くまでの間も呼び入
力処理が行なわれる(ステップ20)。そして、先に応
答可能な専用乗り場呼びが有るか否かを判断し(ステッ
プ21)、有ればモード1へ遷移し、無ければすべての
かご呼びに対する応答が完了したか否かを判断する(ス
テップ22)。なお、ステップ21は、一見するとステ
ップ14と重複しているように見えるが、ステップ21
が有ることによりモード2からモード3に遷移した後で
もモード1への遷移が可能になっている。
【0031】かご3cが16階に到着し、すべてのかご
呼び応答が終了すると、第1グループに属する階床から
の専用乗り場呼びがあるか否かを判断し(ステップ2
3)、有れば、また、モード1へ遷移する。しかし、無
ければ、第2及び第3グループに対する応答禁止の設定
を解除し(ステップ24)、全グループを対象にして専
用乗り場呼びが有るか否かを判別する(ステップ2
5)。
【0032】そして、どのグルーブからも専用乗り場呼
びがなければモード0に遷移して平常運転に戻る。しか
し、例えば、第2グループに属する階床から専用乗り場
呼びがあったとすると、今度は、第1グループ及び第3
グループの乗り場呼びに対する応答禁止を設定して(ス
テップ26)モード1に遷移する。ここで、第2グルー
プ及び第3グループの双方からの乗り場呼びが競合する
場合も考えられるが、この場合には、かご3cの現在位
置に最も近い階床の乗り場呼びに応答することにしてい
る(ステップ18からステップ19に移るときの処理も
同様である。)。
【0033】上記した請求項1記載の発明の実施例によ
れば、VIP同士の乗り合わせが生じる可能性があるの
は同一グループ内に属するVIPだけであり、他のグル
ープに属するVIP同士の乗り合わせが生じるのを防止
することができる。
【0034】図3は請求項2記載の発明の実施例の要部
構成図である。図3が図2と異なる点は、単体制御部2
cが優先度記憶部9を有している点である。この優先度
記憶部9には、複数グループの乗り場呼びが競合した場
合の優先度が各グループ毎に記憶されている。
【0035】すなわち、請求項1記載の発明の実施例で
は、複数のグループの専用乗り場呼びが競合した場合、
かご3cの現在位置に最も近い階床が属するグループの
呼びに対する応答を許容し、他のグループの呼びに対す
る応答を禁止していた(ステップ19,26)。しか
し、この請求項2記載の発明の実施例では、優先度記憶
部9に基いて、最も優先度の高いグループの呼びに対す
る応答のみを許容するようにしている。これにより、グ
ループ毎の差別化を図ることができ、優先度の高い専用
呼びに対する応答時間を短くすることができる。
【0036】図4は請求項3記載の発明の実施例の要部
構成図である。図4が図3と異なる点は、優先度記憶部
9の代わりに専用呼び発生順記憶部10を有している点
である。異なるグループ間で複数の乗り場呼びが続いて
発生した場合、専用呼び応答制御部6は、その発生順を
専用呼び発生順記憶部10に記憶させておく。そして、
ステップ19,26の設定を、この専用呼び発生順記憶
部9を参照して行うようになっている。この請求項3記
載の発明では、「早い者勝ち」という公平原理を採用し
ているので、複数の乗り場呼びが競合した場合に、極端
に待ち時間が長くなってしまうVIPが生じるのを防ぐ
ことができる。
【0037】次に、請求項4乃至6記載の発明の実施例
につき説明する。請求項1乃至3記載の発明では、専用
乗り場呼びに対する応答の可否、及び複数の専用乗り場
呼びが競合した場合の選択をグループ単位で決定してい
たが、請求項3乃至6記載の発明では、これを個々の階
床を単位として決定するようにしている。そして、VI
Pが目的階に到着するまで、他の階床のVIPとの乗り
合せを一切生じさせないようにしている。
【0038】すなわち、請求項4乃至6記載の発明の実
施例に係る単体制御部3cの構成は、それぞれ図2乃至
図4からグループ分けテーブル8を除去したものとな
る。したがって、請求項4記載の発明の実施例におい
て、例えば、4階のVIPが16階に行こうとする場合
は、釦B4 の専用乗り場呼びに対する応答が終了する間
はもちろんのこと、かご内に乗り込んだVIPが16階
に到着するまでは、他の階床からの乗り場呼びを一切受
け付けないので、他のVIPとの乗り合わせが生じるこ
とは全くなくなる。
【0039】そして、請求項5記載の発明の実施例で
は、優先度記憶部9に全階床についての優先度が記憶さ
れ、また、請求項6記載の発明では、全階床を対象とし
て専用呼び発生順が記憶される。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、VIP
運転についてのきめ細かなサービスを可能にし、ユーザ
ーの種々のニーズに対応することが可能なエレベータの
群管理制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置全体の構成図。
【図2】請求項1記載の発明の実施例の要部構成を示す
ブロック図。
【図3】請求項2記載の発明の実施例の要部構成を示す
ブロック図。
【図4】請求項3記載の発明の実施例の要部構成を示す
ブロック図。
【図5】図2乃至図4における専用呼び応答制御部6の
制御状態の遷移を表わす概念図。
【図6】図5におけるモード0の動作を示すフローチャ
ート。
【図7】図5におけるモード1の動作を示すフローチャ
ート。
【図8】図5におけるモード2の動作を示すフローチャ
ート。
【図9】図5におけるモード3の動作を示すフローチャ
ート。
【図10】図2乃至図4におけるグループ分けテーブル
8の内容を示す説明図。
【符号の説明】
1 エレベータ群管理制御部 2a,2b,2c 単体制御部 3a,3b,3c かご 4 専用呼び入力部 5 割当て制御部 6 専用呼び応答制御部 7 応答制御部 8 グループ分けテーブル 9 優先度記憶部 10 専用呼び発生順記憶部 A1 〜A16 一般用乗り場呼び釦 B1 〜B16 VIP専用乗り場呼び釦

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の利用階床のうち所定階床の乗り場に
    VIP専用呼び釦を設置し、このVIP専用呼び釦が押
    された場合は、複数のエレベータのうちの特定のエレベ
    ータに対し、群管理制御部及びこの特定エレベータに係
    る単体制御部がVIP運転制御を行うエレベータの群管
    理制御装置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 前記所定階床が複数階床である場合に、これを少くとも
    2以上のグループに分けたことについてのデータを有す
    るグループ分けテーブルを備えており、いずれかの階床
    のVIP専用乗り場呼び及びかご呼びに対して応答して
    いる間は、この階床が属するグループ以外の他のグルー
    プに属する階床からのVIP専用乗り場呼びに対する応
    答を禁止するものである、 ことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエレベータの群管理制御装
    置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
    びに対する応答が完了した時点で、複数のグループのV
    IP専用乗り場呼びが競合している場合は、最も優先度
    の高いグループに属するVIP専用乗り場呼びを選択
    し、これに対する応答を行うものである、 ことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のエレベータの群管理制御装
    置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
    びに対する応答が完了した時点で、複数のグループのV
    IP専用乗り場呼びが競合している場合は、最先のVI
    P専用乗り場呼びを選択し、これに対する応答を行うも
    のである、 ことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  4. 【請求項4】複数の利用階床のうち所定階床の乗り場に
    VIP専用呼び釦を設置し、このVIP専用呼び釦が押
    された場合は、複数のエレベータのうちの特定のエレベ
    ータに対し、群管理制御部及びこの特定エレベータに係
    る単体制御部がVIP運転制御を行うエレベータの群管
    理制御装置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼びに
    対して応答している間は、他の階床からのVIP専用乗
    り場呼びに対する応答を禁止するものである、ことを特
    徴とするエレベータの群管理制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のエレベータの群管理制御装
    置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
    びに対する応答が完了した時点で、複数のVIP専用乗
    り場呼びが競合している場合は、最も優先度の高いVI
    P専用乗り場呼びを選択し、これに対する応答を行うも
    のである、 ことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載のエレベータの群管理制御装
    置において、 前記特定エレベータに係る単体制御部は、 前記いずれかの階床のVIP専用乗り場呼び及びかご呼
    びに対する応答が完了した時点で、複数のVIP専用乗
    り場呼びが競合している場合は、最先のVIP専用乗り
    場呼びを選択し、これに対する応答を行うものである、 ことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
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JP7038403A Pending JPH08231141A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 エレベータの群管理制御装置

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JP (1) JPH08231141A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103663013A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 株式会社日立制作所 群管理电梯系统
CN108545560A (zh) * 2018-06-22 2018-09-18 上海第二工业大学 一种含有多个电梯轿厢的电梯群控系统及其建模方法

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CN103663013A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 株式会社日立制作所 群管理电梯系统
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