JPH08230711A - サスペンションフレーム取付構造 - Google Patents

サスペンションフレーム取付構造

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JPH08230711A
JPH08230711A JP4064695A JP4064695A JPH08230711A JP H08230711 A JPH08230711 A JP H08230711A JP 4064695 A JP4064695 A JP 4064695A JP 4064695 A JP4064695 A JP 4064695A JP H08230711 A JPH08230711 A JP H08230711A
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JP
Japan
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suspension frame
vehicle
mounting
extension
floor
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JP4064695A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kitagawa
裕一 北川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08230711A publication Critical patent/JPH08230711A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションフレームからの荷重を軸圧縮
荷重として受けることにより軽量,小型化を可能とす
る。 【構成】 閉断面構造を有して少なくとも車室B下側に
車両前後方向の直線部23を有して車両前後方向へ伸び
る左右のエクステンションサイドフレーム121に取付
部123を設け、取付部123に車輪のサスペンション
フレーム7を連結するサスペンションフレーム取付構造
において、取付部123の位置を、直線部23の断面中
心に合わせたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサスペンション
フレーム取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンションフレーム取付構造
としては、例えば図7,図8,図9に示すようなものが
ある。図7は車両前部のサスペンションフレーム取付構
造を自動車のホワイトボディの状態で示している。図8
は、同構造を要部の斜視図で示している。図9は、車両
前方部のサスペンションフレーム取付構造を車幅方向外
側から見た側面図で示し、図中右側が車体前後方向の前
側、同左側が同後側となっている。
【0003】このサスペンションフレーム取付構造は、
左右同構造で配置され、エクステンションサイドフレー
ム121に前後の第1、第2の取付部3,123が設け
られ、この第1、第2の取付部3,123に車両前輪の
サスペンションを保持するサスペンションフレーム7が
連結されている。
【0004】前記エクステンションサイドフレーム12
1は、閉断面構造を有し、エンジンルームA内から車室
B側へ延設され、車室Bの下側へもぐり込んで延びてい
る。そして、エクステンションサイドフレーム121
は、エンジンルームA側に配置されるフロントサイドメ
ンバ9と、ダッシュパネルロア15下側に配置されるエ
クステンションメンバ125と、車室フロアを構成する
フロントフロア21下側に配置されるセンターサイドメ
ンバ23とが連続して設けられたものである。
【0005】前記フロントサイドメンバ9は、前端部9
aがバンパ17後方近傍に配置され、後端部9bがエク
ステンションメンバ125の前端部125aに一体に接
続されている。
【0006】前記エクステンションメンバ125は、エ
ンジンルームA側からダッシュパネルロア15の下側に
沿ってフロントフロア21下側へ屈曲して形成されてい
る。また、エクステンションメンバ125の後端部12
5bは、フロントフロア21下側に配置された直線部と
してのセンターサイドメンバ23の前端部23aに一体
に接続され、且つ、トルクボックス25を介してサイド
シル27と結合されている。そして、前記第1の取付部
3は前記フロントサイドメンバ9の後端部9b側に設け
られ、前記第2の取付部123は、エクステンションメ
ンバ125の後端部125b側に設けられている。両取
付部3,123は夫々下向きの取付面3a,123aを
有し、ウェルドボルト19,127を備えている。ここ
で、特に第2の取付部123の取付面123aは、車両
の地上高確保のため、エクステンションメンバ125の
後端部125bを窪ませて形成している。その程度は、
図10のようにエクステンションメンバ125が直線部
であるセンターサイドメンバ23に連続する部分125
cの高さ方向の上下断面幅をd2とすると、取付面12
3aでの上下断面幅d1がd2の半分未満となるように
設定されている。
【0007】前記サスペンションフレーム7は、車幅方
向に延設され、車幅方向両端部に夫々設けられた(但し
図面では車幅方向左側部分を示す)第1結合部31及び
第2結合部33が前記第1,第2の取付部3,123に
取り付けられている。即ち、第1の結合部31はゴムイ
ンシュレータ35を介して前記第1の取付部3の取付面
3aにセットされ、ウェルドボルト19にナット39を
締結することにより固定されている。また、第2の結合
部123は、同様にしてウェルドボルト127に対する
ナット39の締結により第2の取付部123の取付面1
23aにゴムインシュレータ35を介して固定されてい
る。そして、サスペンションフレーム7側からの入力
は、ゴムインシュレータ35を介し両取付部3,123
で受けることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造であると、以下の問題がある。
【0009】前面衝突時に、エンジンルームAが潰れて
エンジン13a及びトランスミッション13bが後退す
るとサスペンションフレーム7と接触し、これを後方へ
圧迫する恐れがある。サスペンションフレーム7自体
は、車輪を支持する目的のため剛性が高く、それ自体の
変形は少ないため、荷重は両ボルト19,127を介し
てフロントサイドメンバ9及びエクステンションメンバ
125へ伝達される。この場合、第2の取付部123が
前記図10のような寸法関係の窪んだ設定であるため、
そのボルト127を介した荷重入力の結果、図9(a)
のI−I断面で示す図9(b)のように、センターサイ
ドメンバ23に対しては、断面中心から上方へずれた位
置Cに荷重が伝えられることになる。このため、センタ
ーサイドメンバ23には、上方向への曲げモーメントが
作用することになり、かかる曲げモーメントを確実に受
けるべく、センターサイドメンバ23やフロントフロア
21の板厚を厚くしなければならず、重量増、大型化の
原因になっていた。
【0010】そこで、この発明は、サスペンションフレ
ームの取り付け位置を改善し、軽量化、小形化を図り得
るサスペンションフレーム取付構造の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、閉断面構造を有して少なくとも車
室下側に車両前後方向の直線部を有して車両前後方向へ
伸びる左右のエクステンションサイドフレームに取付部
を設け、該取付部に車輪のサスペンションフレームを連
結するサスペンションフレーム取付構造において、前記
取付部の位置を、前記直線部の断面中心に合わせたこと
を特徴とする。
【0012】請求項2の発明によると、請求項1記載の
サスペンションフレーム取付構造であって、前記エクス
テンションサイドフレームは、車両前部のエンジンルー
ム側から車室下側へ伸び、前記取付部を、前記直線部の
前部側に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によると、請求項1記載の
サスペンションフレーム取付構造であって、前記エクス
テンションサイドフレームは、車両後部のトランクルー
ム側から車室下側へ伸び、前記取付部を、前記直線部の
後部側に設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明によると、請求項2又は3
記載のサスペンションフレーム取付構造であって、前記
エクステンションサイドフレームの直線部を車室フロア
の下面に設けたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明によると、請求項2又は3
記載のサスペンションフレーム取付構造であって、前記
エクステンションサイドフレームの直線部を、車室フロ
アを上下に挟むように設けたことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明によると、請求項3記載の
サスペンションフレーム取付構造であって、前記エクス
テンションサイドフレームの直線部を、前記車室後部の
リアフロア上に設け、前記取付部を、前記直線部の後部
に設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、取付部の
位置を、直線部の断面中心に合わせることにより、サス
ペンションフレームが移動しようとするときに直線部が
受ける荷重を直線部の断面中心部へ確実に入力させるこ
とができる。
【0018】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、エクステンションサイドフレームを車両前部
のエンジンルーム側から車室下側へ伸ばし、取付部を直
線部の前部側に設けることにより、車両前面衝突の際、
直線部の断面中心部へ荷重を確実に入力させることがで
きる。
【0019】請求項3の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、前記エクステンションサイドフレームを車両
後部のトランクルーム側から車室下側へ伸び、前記取付
部を、前記直線部の後部側に設けたことにより、車両後
面衝突の際、直線部の断面中心部へ荷重を確実に入力さ
せることができる。
【0020】請求項4の発明では、請求項2または3の
発明の作用に加え、前記エクステンションサイドフレー
ムの直線部を車室フロアの下面に設けたので、車室フロ
アに変更なく適用することができる。
【0021】請求項5の発明では、請求項2または3の
発明の作用に加え、前記エクステンションサイドフレー
ムの直線部を、車室フロアを上下に挟むように設けたの
で、直線部の地上高を容易に確保することができる。
【0022】請求項6の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、前記エクステンションサイドフレームの直線
部を、前記車室後部のリアフロア上に設け、前記取付部
を、前記直線部の後部に設けたことにより、リアフロア
に変更なく適用することができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。なお、
上記構成と同一構成部分には同符号を付して説明し、ま
た重複した説明は省略する。
【0024】(第1実施例)図1、図2は、この発明の
一実施例を適用したサスペンションフレーム取付構造の
図を示すもので、図1は図9に、図2は図10に夫々対
応している(実開昭58−121772号)。
【0025】この発明の第1実施例におけるサスペンシ
ョンフレーム取付構造においても、車両前方部にて左右
同構造で配置されたエクステンションサイドフレーム1
に第1、第2の取付部3,123が設けられ、この第
1、第2の取付部3,123の取付面3a,5にゴムイ
ンシュレータ35を介しウェルドボルト19,127、
ナット39の締結により、サスペンションフレーム7が
連結されている。
【0026】この車両前部のエクステンションサイドフ
レーム1は、閉断面構造を有し、車両前部のエンジンル
ームA側から車室B下側へ延び、前記第2の取付部12
3を直線部であるセンターサイドメンバ23の前部側に
設けている。また、直線部であるセンターサイドメンバ
23は、車室フロアであるフロントフロア21の下面に
スポット溶接等により接合固定されている。
【0027】一方、この発明の第1実施例では、第2の
取付部123の取付面5における断面幅が変更されてい
る。
【0028】ここで、この第1実施例における前記第2
の取付部123周辺の構造を若干説明しておく。
【0029】この第1実施例における第2の取付部12
3周辺の構造も基本的には図9,図10に示すものと同
様となっている。すなわち、取付面5は下向きに形成さ
れその中央部にウェルドボルト127を備えている。取
付面5はエクステンションメンバ125の後端部125
b側を窪ませて形成されている。後端部125bには直
線部であるセンターサイドメンバ23に一体に連続する
直線的な部分125cを有している。前記取付面5はこ
の直線的な部分125cに及んでいる。そして前記直線
的な部分125cのフロントフロア21下面下における
上下断面幅をd1とすると、取付面5の部分125cで
の上下断面幅d1はd2の値の半分に設定されている。
従って、図1の(a)と同図I−I線矢示断面で示す
(b)とで明らかなように前記取付面5に対するウェル
ドボルト127の結合点Pはセンターサイドメンバ23
の断面中心Qと一致している。すなわち、サスペンショ
ンフレーム7の取付部123の位置を直線部であるセン
ターサイドメンバ23の断面中心に合わせた構成と成っ
ている。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】車両の前面衝突時にエンジンルームAがあ
る程度つぶれ、エンジン13aやトランスミッション1
3bが後退すると、車幅方向に延設されているサスペン
ションフレーム7に接触し、これを後方へ圧迫する。そ
して、サスペンションフレーム7への入力荷重は、一方
でウェルドボルト19を介して第1の取付部3からフロ
ントサイドメンバ9へ伝達され、また他方でウェルドボ
ルト127を介し第2の取付部123からエクステンシ
ョンメンバ125の下端部125b側に入力される。こ
の荷重はエクステンションメンバ125に対しては曲げ
として作用し、センターサイドメンバ23に対しては軸
圧縮荷重として作用する。特に、センターサイドメンバ
23に対してはウェルドボルト127から取付点Pに入
力された荷重がセンターサイドメンバ23の断面中心に
一致してこのセンターサイドメンバ23に入力させるこ
とができる。従って、センターサイドメンバ23への伝
達荷重は該センターサイドメンバ23に対する正確な軸
圧縮荷重となり、曲げモーメントがほとんど作用しなく
なる。そして、センターサイドメンバ23の閉断面構造
の強度部材は曲げ方向よりも軸方向に強い強度を持つた
め、サスペンションフレーム7からの圧迫荷重を確実に
受け止めることができる。このため、前記フロントサイ
ドメンバ9やエクステンションメンバ125での荷重分
担と相俟ってサスペンションフレーム7の後退を確実に
抑制することができるのである。そして前記のようにサ
スペンションフレーム7からの入力荷重をセンターサイ
ドメンバ23の軸圧縮荷重として受けるため、これらの
板厚を特に大きくしなくてもサスペンションフレーム7
の後退を確実に抑えることができ、著しい軽量化と小型
化とを図ることができる。
【0032】上記のような寸法設定によって取付面5は
フロントフロア21に対して若干下方へ下がった状態と
なる。従って、エクステンションメンバ125の後端部
125bの断面は太くなっている。このためサスペンシ
ョンフレーム7からの荷重をウェルドボルト127を介
し、取付面5によって変形することなく確実に受け止め
ることができ、センターサイドメンバ23への荷重伝達
を確実なものにすることができる。
【0033】さらに、この第1実施例では、直線部であ
るセンターサイドメンバをフロントフロア21の下面に
設けているため、センタフロア21の変更は特に必要な
く極めて簡単な構造により適用することができる。
【0034】(第2実施例)図3,図4はこの発明の第
2実施例を示している。この実施例では、エクステンシ
ョンサイドフレーム121の直線部であるセンターサイ
ドメンバ23が車室フロアであるフロントフロア21の
上下を挟むように設けられたものである。すなわち、こ
の第2実施例においてセンターサイドメンバ23はフロ
ントフロア21を挟むようにアッパメンバ59aとロア
メンバ59bとで構成されている。ロアメンバ59bの
構造は、上記第1実施例のセンターサイドメンバ23と
ほぼ同様である。但し、エクステンションメンバ125
の後端部125bがセンターサイドメンバ23と連続す
る直線部125cでのフロントフロア21下面下におけ
る上下断面幅d2に対し取付面5のフロントフロア21
下面下における断面幅d1が半分未満となるように設定
されている。一方前記センターサイドメンバ23のアッ
パメンバ59aは、ほぼハット断面形状を呈しており、
先端61aはダッシュパネルロワ15の下部15aの傾
斜に合わせるようにカットされている。また、アッパメ
ンバ59aの前端にはダッシュパネルロワ15に接合す
るための突当てフランジ61bが設けられている。ウェ
ルドボルト55は、アッパメンバ59aからダッシュパ
ネルロワ15の下部15aを貫通し、さらに、取付面5
に貫通している。そして上記のような寸法設定d1,d
2の関係により、取付面に対するウェルドボルト55の
結合点Pは図3(b)で示すセンターサイドメンバ23
の断面中心Qと一致するようになっている。こうして、
この実施例においても取付部123の位置を直線部であ
るセンターサイドメンバ23の断面中心に合わせた構成
となっている。
【0035】従って、サスペンションフレーム7からの
圧迫荷重はセンターサイドメンバ23の軸圧縮荷重とし
て確実に受け止めることができる。このため、この第2
実施例においても、上記第1実施例とほぼ同様な作用効
果を奏することができる。また、この第2実施例におい
ては、エクステンションメンバ125の後端部125b
がセンターサイドメンバ23のアッパメンバ59aの前
端部側で補強された構造となっている。このため、ウェ
ルドボルト55の入力荷重をエクステンションメンバ1
25の後端部125b側で確実に受け止め、さらに、セ
ンターサイドメンバ23へと確実に伝達することができ
る。また、センターサイドメンバ23がフロントフロア
21を上下に挟むように構成されているから、センター
サイドメンバ23を多少大きくしても地上高を確保し易
くなる。さらにセンターサイドメンバ23がフロントフ
ロア21を挟んだ構成になることによって、曲げ剛性が
さらに高くなり、サスペンションフレーム7の圧迫荷重
をセンターサイドメンバ23の軸圧縮荷重として確実に
受け止めることができ、サスペンションフレーム7の後
退をより確実に抑制することができる。
【0036】(第3実施例)図5,図6は第3実施例を
示している。この実施例では、エクステンションサイド
フレーム65の直線部であるセンターサイドメンバ81
を車室B後部のリヤフロア111上に設け、サスペンシ
ョンフレーム71の第3の取付部67を直線部であるセ
ンターサイドメンバ111の後部に設けたものである。
【0037】まず、全体的に説明すると、リヤフロア1
11はトランクルームD内においてトランクフロア77
となっている。前記エクステンションサイドフレーム6
5はリヤフロア111及びトランクフロア77上におい
て閉断面構造を呈している。このエクステンションサイ
ドフレーム65はリヤフロア111上の直線部81とト
ランクフロア77上のリヤサイドメンバ79とこれらを
繋ぐエクステンションメンバ75とで構成されている。
直線部81はリヤサイドメンバ79に対してその上下断
面が低く形成され、このため、エクステンションメンバ
75の途中には段差75aが形成されている。なお、7
3は車室BとトランクルームDとを区画するリヤパーセ
ルパネルである。
【0038】このようなエクステンションサイドフレー
ム65に、リヤサスペンションフレーム71の車幅方向
両端に前後に設けられた第3の結合部93、第4の結合
部95を取付ける第3の取付部67と第4の取付部69
とが設けられている。前記第3の取付部67は第3のブ
ラケット83によって形成されている。この第3のブラ
ケット83はエクステンションメンバ75に対応する位
置でトランクフロア77下面側に取付けられ、下向きの
取付面67aを有している。この取付面67aは前記直
線部81の断面中心Qの延長線上と上下位置が一致する
ように形成されている。前記取付面67aにはウェルド
ボルト85が備えられている。このウェルドボルト85
の結合点Pは前記直線部81の断面中心Qと上下方向、
車幅方向において位置が一致している。また前記第4の
取付部69はリヤサイドメンバ79の部分においてトラ
ンクフロア77下面に設けられた第4のブラケット89
に設けられている。この第4の取付部69は下向きの取
付面69aを有し、ウェルドボルト91を備えている。
そして前記リヤサスペンションフレーム71の第3,第
4の結合部93,95が第3,第4の取付部67,69
の取付面67,69aに対し、ゴムインシュレータ35
を介して接合され、それぞれウェルドボルト85,91
に対し、ナット103を締結することによって固定され
ている。なお、109はリヤサスペンションフレームに
よって支持されるリヤサスペンションである。
【0039】そして後面衝突時にトランクルームDがあ
る程度つぶれるとリヤサスペンション109及びリヤサ
スペンションフレーム71が車両前方に移動してくる。
リヤサスペンションフレーム71から伝達される荷重は
一方で、第4の取付部67におけるウェルドボルト85
を介して取付面67aに入力され、他方で、第4の取付
部69からリヤサイドメンバ79側へも伝達される。そ
して、取付面67aへの荷重はウェルドボルト85の取
付面67aに対する結合点Pが直線部81の断面中心Q
と一致していることから直線部81の軸圧縮荷重として
確実に伝達されることになる。従って、直線部81には
曲げモーメントはほとんど作用しなくなり、荷重を軸圧
縮荷重として確実に受け止めることができる。このた
め、エクステンションサイドフレーム65の薄板化が可
能であり、著しい軽量,小型化を図ることができる。ま
た、第3のブラケット83はエクステンションメンバ7
5の前端部75b側を補強することとなり、リヤサスペ
ンションフレーム71からの入力を直線部81側へ確実
に伝達することができる。
【0040】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、サスペンションフレームが移動しようとす
るときに直線部が受ける荷重を直線部の軸圧縮荷重とし
て確実に受けることができる。従って、エクステンショ
ンサイドフレームの薄板化が可能となり、サスペンショ
ンフレームの移動を確実に抑制しながら軽量,小型化を
図ることができる。
【0041】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、車両前面衝突の際に、サスペンションフレー
ムからの荷重を直線部の軸圧縮荷重として確実に受ける
ことができる。従って、車両前部側のエクステンション
サイドフレームの軽量,小型化を図ることができる。
【0042】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、後面衝突の際、サスペンションフレームから
の荷重を直線部の軸圧縮荷重として確実に受けることが
できる。従って、車両後部のエクステンションサイドフ
レームの軽量,小型化を図ることができる。
【0043】請求項4の発明では、請求項2または3の
発明の効果に加え、車室フロアに変更なく適用すること
ができ、構造が簡単で安価に製作することができる。
【0044】請求項5の発明では、請求項2または3の
発明の効果に加え、直線部の地上高を容易に確保するこ
とができ、車室内空間を広げることも可能である。
【0045】請求項6の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、リヤフロア上に設けたエクステンションサイ
ドフレームの軽量,小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る概略断面図であ
り、(a)は車両側方から見た断面図、(b)は(a)
のI−I線矢示断面図である。
【図2】第1実施例に係る要部の斜視図である。
【図3】第2実施例に係る断面図であり、(a)は車両
側方から見た断面図、(b)は(a)のI−I線矢示断
面図である。
【図4】第2実施例に係る要部の斜視図である。
【図5】第3実施例に係る断面図であり、(a)は車両
側方から見た断面図、(b)は(a)のII−II線矢示断
面図である。
【図6】第3実施例に係る要部の斜視図である。
【図7】従来例に係る自動車のホワイトボディにおける
取付部を示す斜視図である。
【図8】従来例に係る要部の斜視図である。
【図9】従来例に係る概略断面図であり、(a)は車両
側方から見た断面図、(b)は(a)のI−I線矢示断
面図である。
【図10】従来例に係る要部の斜視図である。
【符号の説明】
7 サスペンションフレーム 21 フロントフロア(車室フロア) 23 フロントサイドメンバ(直線部) 67 第3の取付部(取付部) 81 直線部 111 リヤフロア 121,65 エクステンションサイドフレーム 123 第1の取付部(取付部) A エンジンルーム B 車室 D トランクルーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉断面構造を有して少なくとも車室下側
    に車両前後方向の直線部を有して車両前後方向へ伸びる
    左右のエクステンションサイドフレームに取付部を設
    け、該取付部に車輪のサスペンションフレームを連結す
    るサスペンションフレーム取付構造において、前記取付
    部の位置を、前記直線部の断面中心に合わせたことを特
    徴とするサスペンションフレーム取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサスペンションフレーム
    取付構造であって、 前記エクステンションサイドフレームは、車両前部のエ
    ンジンルーム側から車室下側へ伸び、前記取付部を、前
    記直線部の前部側に設けたことを特徴とするサスペンシ
    ョンフレーム取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のサスペンションフレーム
    取付構造であって、 前記エクステンションサイドフレームは、車両後部のト
    ランクルーム側から車室下側へ伸び、前記取付部を、前
    記直線部の後部側に設けたことを特徴とするサスペンシ
    ョンフレーム取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のサスペンションフ
    レーム取付構造であって、 前記エクステンションサイドフレームの直線部を車室フ
    ロアの下面に設けたことを特徴とするサスペンションフ
    レーム取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載のサスペンションフ
    レーム取付構造であって、 前記エクステンションサイドフレームの直線部を、車室
    フロアを上下に挟むように設けたことを特徴とするサス
    ペンションフレーム取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のサスペンションフレーム
    取付構造であって、 前記エクステンションサイドフレームの直線部を、前記
    車室後部のリアフロア上に設け、前記取付部を、前記直
    線部の後部に設けたことを特徴とするサスペンションフ
    レーム取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063457A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Honda Motor Co Ltd 車体後部構造
US9139229B2 (en) 2012-06-15 2015-09-22 Honda Motor Co., Ltd. Structure for rear part of vehicle body

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