JPH08230697A - パワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法 - Google Patents
パワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法Info
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- JPH08230697A JPH08230697A JP4190395A JP4190395A JPH08230697A JP H08230697 A JPH08230697 A JP H08230697A JP 4190395 A JP4190395 A JP 4190395A JP 4190395 A JP4190395 A JP 4190395A JP H08230697 A JPH08230697 A JP H08230697A
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Abstract
中であるかを判定し、初期値を選択することにより出力
電流値の変化を小さくすることを特徴とする。 【構成】車速パルスが立ち上がりエッジ検出回路2、立
ち下がりエッジ検出回路3及びラッチ回路6に入力さ
れ、イグニッションオン時の入力ポート1の状態に従っ
て、マルチプレクサ4で立ち上がりエッジ検出回路2か
らの立ち上がりエッジ検出信号または立ち下がりエッジ
検出回路3からの立ち下がりエッジ検出信号が選択され
る。上記エッジ検出信号が出力されると、T1カウンタ
7によるカウントアップが開始される。イグニッション
オンからT1が経過する間にエッジが検出されると、ゲ
ート5がオープンされてマルチプレクサ4を介して上記
エッジ検出信号が初期値選択信号として出力され、車速
に応じた処理が施される。
Description
御装置の電源オン時の車速判定方法に関し、より詳細に
は電子式パワーステアリング制御装置に於いて電源オン
時に一定車速以上若しくは以下を速やかに判定するパワ
ーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法に
関するものである。
リング制御装置では、リニアソレノイドの電流制御を車
速に応じて変化させ、且つ閉ループにて行っている制御
装置に於いて、電源オン時の電流を決定する方法がとら
れている。
は、車速に応じて出力電流を変化させるため、車速値よ
り出力電流値を決定する基準電圧発生部を有している。
この基準電圧発生部は、アナログ回路であればF−V
(周波数−電圧)変換器、オペアンプ、抵抗等で構成さ
れ、デジタル回路であればカウンタ、抵抗等で構成され
る。
力(目標電流値)を考える。一般的に基準電圧発生部を
アナログ回路で構成すると、初期化の回路を設けていな
い場合が多いので、電源オン時は、目標電流値は初期化
されずにその回路応じた値に変化する。一方、基準電圧
発生部をデジタル回路やマイクロコンピュータで構成し
た場合、通常はリセット回路を設け、電源オン時はその
リセット信号により目標電流値を所定値にセットする初
期化を行うようになっている。
たようなパワーステアリング制御装置では、以下のよう
な課題を有している。すなわち、走行中に車両の振動等
の機械的原因によりバッテリから制御装置間にあるコネ
クタ等の接続部が一時的に断線状態になる、電源瞬断が
発生した場合、出力電流値が大きく変化してステアリン
グの補助操舵力が急変する。
生部がオフ状態となり、その後正常に戻ってオン状態と
なった場合、アナログ回路であれば目標電流値は該回路
に応じて変化した値となるが、その断線の時間により変
化する電流値が断線する前の電流値より大きく変化する
ためである。
クロコンピュータで構成されている場合は、一時的な断
線によって基準電圧発生部は初期化による所定値とな
り、その一時的な断線の前の電流値から大きく変化する
ためである。
電源オン時、誤って通電電流を検出する経路が接地じた
と判定することなく閉ループ制御を開始することが可能
なパワーステアリング制御装置が記載されている。しか
しながら、このパワーステアリング制御装置は、基準電
圧発生部が初期化されていないので、電源オン時の基準
電圧は不定である。ここで、単純に初期化を行うように
した場合、電源瞬断等でリセットがかかると、基準電圧
が急変して補助操舵力が急変してしまう。
ングの補助操舵力が急変してしまうので、車両の走行時
に電源瞬断が生じると危険モードになる可能性がある。
したがってこの発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、停車時と走行時の初期値という点に着目し、電源オ
ン時に現在の状能を速やかに判定して出力電流値の変化
を小さくすることのできるパワーステアリング制御装置
の電源オン時の車速判定方法を提供することを目的とす
る。
源オン状態で車両の走行状態を表す信号を判定する第1
の判定工程と、上記車両の走行状態に応じて入力信号の
立ち上がり若しくは立ち下がりエッジを検出する工程
と、上記エッジ検出後、予め定められた所定時間を計時
する計時工程と、上記計時工程により所定時間が経過し
たか否かを判定する工程と、上記所定時間が経過する前
に上記エッジを検出したか否かを判定する第2の判定工
程と、この第2の判定工程により上記エッジが検出され
たときのみ、所定の車速を超えたと判定して上記車速に
応じた出力電流を変化させる工程とを具備することを特
徴とする。
オン時の車速判定方法にあっては、電源オン状態で車両
の走行状態を表す信号が判定され、上記車両の走行状態
に応じて入力信号の立ち上がりエッジ若しくは立ち下が
りエッジが検出される。そして、上記エッジ検出後、予
め定められた所定時間が計時されて、所定時間が経過し
たか否かが判定される。ここで、上記所定時間が経過す
る前に上記エッジが検出されたか否かが判定される。こ
の判定により、上記エッジが検出されたときのみ、所定
の車速を超えたと判定されて上記車速に応じた出力電流
が変化される。
明する。図2は、この発明の一実施例を示すもので、パ
ワーステアリング制御装置の構成図である。
1を介して立ち上がりエッジ検出回路2及び立ち下がり
エッジ検出回路3に入力される。上記立ち上がりエッジ
検出回路2及び立ち下がりエッジ検出回路3からの信号
は、マルチプレクサ4に供給され、更にゲート5を介し
て初期値選択信号として出力される。上記マルチプレク
サ4は、ラッチ回路6からの信号に従って、立ち上がり
エッジ検出回路2からの検出信号と、立ち下がりエッジ
検出回路3からの検出信号の何れかを選択するためのも
のである。
を介して入力される車速パルスと、イグニッションオン
(IG ON)信号が供給される。そして、このラッチ
回路6の出力は、上記マルチプレクサ4に供給される。
オン信号と共に、オアゲート8を介してクロックパルス
が供給される。そして、T1カウンタ7の出力は、上記
オアゲート8の入力端子に供給されると共に、ゲート5
に供給される。
ち上がりエッジ検出回路2及び立ち下がりエッジ検出回
路3について説明する。立ち上がりエッジ検出回路2及
び立ち下がりエッジ検出回路3は、デジタル回路を使用
して構成するものと、マイクロコンピュータを使用して
構成するものの2つがある。
検出回路2及び立ち下がりエッジ検出回路3を構成した
例を示した図である。同図に於いて、フリップフロップ
11のD入力には車速パルスが、そしてC入力にはクロ
ックパルスが供給される。そして、フリップフロップ1
2のD入力にはフリップフロップ11のQ1 出力が、C
入力にはクロックパルスが供給される。
反転されてアンドゲート13の一方の入力端子に供給さ
れると共に、アンドゲート14の一方の入力端子に供給
される。また、上記アンドゲート13の他方の入力端子
には車速パルスが供給され、ここで立上がりエッジ信号
Aが生成される。更に、アンドゲート14の他方の入力
端子には車速パルスが反転されて供給され、ここで立ち
下がりエッジ信号Bが生成される。
を参照すると、車速パルスがハイ(“H”)で且つフリ
ップフロップ12のQ2 出力がロー“L”のときに、ア
ンドゲート13から立ち上がりエッジ検出信号Aが出力
されるのがわかる。同様に、アンドゲート14からの立
ち下がりエッジ検出信号Bは、車速パルスが“L”で且
つフリップフロップ12のQ2 出力が“H”のときに出
力される。
下がりエッジ検出回路3をデジタル回路で構成した場
合、その他のマルチプレクサ4、ゲート5、ラッチ回路
6、T1カウンタ7及びオアゲート8等は、一般に周知
の回路で構成される。
ち下がりエッジ検出回路3をマイクロコンピュータで実
現する場合、該検出回路2及び3は、ソフトウェアにて
エッジの立ち下がり、立上がりでの割り込みが選択でき
るマイクロコンピュータを選択することで可能である。
この場合、マルチプレクサ4、ゲート5、ラッチ回路
6、T1カウンタ7及びオアゲート8は、プログラムに
て構成する。
(a)〜(e)のタイミングチャートを参照して、図2
のように構成されたパワーステアリング制御装置の車速
判定の動作について説明する。
に於いて車速パルスが入力されると、該パルスの状態に
応じて、ステップS2及びS3に進んで立ち上がりエッ
ジ検出回路2及び立ち下がりエッジ検出回路3にて入力
の立ち上がりまたは立ち下がりエッジが、それぞれ検出
される。上記エッジの検出については上述したので、こ
こでの説明は省略する。
ニッションオン時の入力ポート1の状態が維持される。
つまり、入力ポート1が“H”であれば、マルチプレク
サ4によって立ち上がりエッジ検出回路2からの立ち上
がりエッジ検出信号が選択される。一方、入力ポート1
が“L”であれば、立ち下がりエッジ検出回路3からの
立ち下がりエッジ検出信号が選択される。
の立ち上がりまたは立ち下がりエッジが検出されると、
ステップS4に進んでT1カウンタ7によるカウントア
ップが開始される(図3の時刻t0 )。そして、ステッ
プS5に於いて、イグニッションオン(時刻t0 )から
T1(ms)が経過する間にエッジが検出されたか否か
が判定される。
パルスが入力ポート1に現れたとする。この場合、イグ
ニッションオン(時刻t0 )時は“L”であるから立ち
下がりエッジが検出されるわけであるが、T1(ms)
が経過する前(時刻t1 以前)にエッジが検出される。
すると、ゲート5がオープンされてマルチプレクサ4を
介して立ち下がりエッジ検出回路3からの立ち下がりエ
ッジ検出信号が、初期値選択信号として出力される(図
3(c))。すなわち、中速または高速であると判定さ
れてステップS5から分岐され、中速または高速のモー
ドに従った電流値となるよう所定の処理が施される。
検出されなかった場合は、続くステップS6に於いてT
1(ms)が経過したか否かが判定される。ここで、T
1(ms)が経過していない場合は、上記ステップS4
〜S6が繰り返される。そして、T1(ms)が経過し
たならば低速または停車であると判定されて、低速また
は停車のモードに従った電流値となるよう所定の処理が
施される。
パルスが入力ポート1に現れた場合、立ち下がりエッジ
の検出はT1以降である。したがって、図3(e)に示
されるように、初期値選択信号は出力されないので低速
または停車のモードとなる。
りエッジについてのみ記しているが、立ち上がりエッジ
を検出する場合についても同様である。イグニッション
オンからT1の間に初期値選択信号を発生できるパルス
幅は、以下の通りになる。
フの回数である。
の車速以上または以下(停車含む)の判定ができるので
初期値を選択することができる。つまり、走行中、電源
瞬断等によりリセットがかかった場合、初期値を選択で
きるので出力電流の変化を小さくすることが可能であ
る。尚、上記T1カウンタ7でカウントアップされる時
間T1は、判定される車速に応じて設定可能なことは勿
論である。
ン時に現在の状能を速やかに判定して出力電流値の変化
を小さくすることのできるパワーステアリング制御装置
の電源オン時の車速判定方法を提供することができる。
の動作について説明するフローチャートである。
アリング制御装置の構成図である。
の動作について説明するタイミングチャートである。
び立ち下がりエッジ検出回路3を構成した例を示した図
である。
がりエッジ検出回路3の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
立ち下がりエッジ検出回路、4…マルチプレクサ、5…
ゲート、6…ラッチ回路、7…T1カウンタ、8…オア
ゲート、11、12…フリップフロップ、13、14…
アンドゲート。
Claims (1)
- 【請求項1】 電源オン状態で車両の走行状態を表す信
号を判定する第1の判定工程と、 上記車両の走行状態に応じて入力信号の立ち上がり若し
くは立ち下がりエッジを検出する工程と、 上記エッジ検出後、予め定められた所定時間を計時する
計時工程と、 上記計時工程により所定時間が経過したか否かを判定す
る工程と、 上記所定時間が経過する前に上記エッジを検出したか否
かを判定する第2の判定工程と、 この第2の判定工程により上記エッジが検出されたとき
のみ、所定の車速を超えたと判定して上記車速に応じた
出力電流を変化させる工程とを具備することを特徴とす
るパワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190395A JP3577767B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | パワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190395A JP3577767B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | パワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08230697A true JPH08230697A (ja) | 1996-09-10 |
JP3577767B2 JP3577767B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4190395A Expired - Fee Related JP3577767B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | パワーステアリング制御装置の電源オン時の車速判定方法 |
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JP (1) | JP3577767B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP4190395A patent/JP3577767B2/ja not_active Expired - Fee Related
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