JPH08230675A - 乗務員勤務計画作成支援装置 - Google Patents

乗務員勤務計画作成支援装置

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JPH08230675A
JPH08230675A JP3537095A JP3537095A JPH08230675A JP H08230675 A JPH08230675 A JP H08230675A JP 3537095 A JP3537095 A JP 3537095A JP 3537095 A JP3537095 A JP 3537095A JP H08230675 A JPH08230675 A JP H08230675A
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JP
Japan
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plan
time
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service
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JP3537095A
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Yoshiyuki Nakagiri
慶之 中桐
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 勤務形態がその表示により直感的に理解で
き、ことに深夜勤務計画と早朝勤務計画とを組合せて、
乗務員の宿泊を含む勤務計画を容易に作成できる乗務員
勤務計画作成支援装置を得る。 【構成】 入力された運用計画データをもとに深夜勤務
計画と早朝勤務計画とを勤務状態、列車の運行状態を示
す象徴図形、および記号によって時系列に、そして並列
に表示する勤務計画描画手段11、および勤務計画表示
画面上で勤務終了・開始時刻データ15、勤務終了・開
始駅データ17、および最低睡眠時間データ29を取得
し、深夜勤務計画と早朝勤務計画との組合せを作成する
組合せ設定手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、列車の運行に関連し
て必要となる乗務員の勤務内容を各乗務員に割り付けて
勤務計画を作成する乗務員勤務計画作成支援装置に係
り、特に乗務員の宿泊を含む勤務計画の作成支援を行う
ものである。
【0002】
【従来の技術】近来、鉄道の分野において列車運行管理
システム、車両運用業務、乗務員運用業務、等に電子計
算機が導入されはじめ、従来手作業で試行錯誤的に作成
されていたダイヤ作成業務にも、例えば特開平2−32
475号公報に示すように電子計算機に支援された乗務
ダイヤ作成方法および装置が導入されるようになった。
上記公報に記載された乗務ダイヤ作成方法および装置
は、詳細説明は省略するが、例えば図14に示すダイヤ
を図15に示す処理フローによって乗継駅で切断してダ
イヤ断片を生成し、これを連鎖操作部で再連結して最適
ダイヤを作成したり、図16に示すように各乗務員の乗
務ダイヤを作成している。同図において、A、Kは駅
名、Mは乗務員、棒線上の数値は列車番号を示してい
る。
【0003】ところで、通常、運転手や車掌といった乗
務員はある日に深夜勤務をすると、勤務を終了した駅で
宿泊し、次の日には宿泊した駅から早朝勤務を開始す
る。このとき、勤務終了時刻から勤務開始時刻までの間
隔は労働協約等で定められた最低睡眠時間が確保できる
ものでなければならない。また、宿泊が可能な場所
(駅)とその場所に宿泊ができる計画数も限られている
ために、宿泊場所が偏らないようにしなければならな
い。従って乗務員の勤務計画は深夜の勤務計画を作成す
るときには早朝の勤務計画との組合せを、早朝の勤務計
画を作成するときには深夜の勤務計画との組合せをそれ
ぞれ考慮して作成することが必要である。上記装置にお
いては、深夜勤務、早朝勤務、日中勤務といった個々の
勤務計画作成を支援する手段のみを備えたもので翌日に
跨る勤務形態、即ち宿泊を含む勤務計画は人的な作業と
判断に頼っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
務員勤務計画作成支援装置では、最低睡眠時間、宿泊場
所とその宿泊可能計画数等を考慮して深夜と早朝の勤務
計画を作成する際に、操作者が多くのデータをもとに判
断を行わなければならなかった。また、深夜勤務計画と
早朝勤務計画とを組合せたときの最低睡眠時間や各宿泊
場所の宿泊計画数との整合性をチェックする際に長時間
を要するなどの問題があった。また、便乗、準備といっ
た勤務種別の情報は表現できないなど、表現の全てが包
含されておらず、また全ての図形が棒線と数値と記号と
で構成されており、勤務計画の内容を直感的に理解する
ことが難しいなどの問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、宿泊を含む勤務計画の作成が
容易に行え、また表示された勤務計画の内容が直感的に
理解できる乗務員勤務計画作成支援装置を得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る乗務員勤務計画作成支援装置は、勤務データを格納す
る手段と勤務計画を表示するための手段とを備え、さら
に、上記格納手段から、計画作成対象期日の宿泊時前後
におけるそれぞれ勤務終了および勤務開始のデータを勤
務種別および勤務列車のデータとともに取得する手段、
この取得手段からのデータに基づき勤務終了駅・勤務列
車ごとの深夜勤務計画および勤務開始駅・勤務列車ごと
の早朝勤務計画を作成する手段、およびこの作成手段か
らの上記各深夜勤務計画および各早朝勤務計画を時系列
に並列に配列して上記表示手段に表示する表示制御手段
を備えたものである。
【0007】また、請求項2に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、各深夜勤務計画は勤務終了駅ごとの勤務終
了時刻順に、各早朝勤務計画は勤務開始駅ごとの勤務開
始時刻順にそれぞれ並列に配列して表示するようにした
ものである。
【0008】また、請求項3に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、表示手段に表示された各深夜および早朝の
勤務計画の中から、その前者における勤務終了駅と後者
における勤務開始駅とが一致する条件下で、両勤務計画
の組合せを設定することにより宿泊を含む勤務計画を作
成する組合せ設定手段を備え、この組合せ設定手段で作
成された勤務計画を、未組合せのものと識別可能に同一
時系列線上に表示するようにしたものである。
【0009】また、請求項4に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、組合せ設定手段で作成された勤務計画にお
ける勤務終了時刻から勤務開始時刻までの時間を算出
し、これが予め設定された所定の最低睡眠時間以上であ
るか否かを判定する手段を備え、その判定結果を表示す
るようにしたものである。
【0010】また、請求項5に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、指定した深夜または早朝の勤務計画に対
し、勤務終了駅と勤務開始駅とが一致しかつ勤務終了時
刻から勤務開始時刻までの時間が予め設定された所定の
最低睡眠時間以上となる条件を満足する早朝または深夜
の勤務計画を、上記指定した勤務計画と組合せて宿泊を
含む勤務計画となり得る相手候補として提案する候補提
案手段を備え、この候補提案手段で提案された組合せ候
補の早朝または深夜の勤務計画を、非候補のものと識別
可能に表示するようにしたものである。
【0011】また、請求項6に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、表示手段に表示された組合せ候補の勤務計
画の中から1つを選択設定し、設定した勤務計画と組合
せて宿泊を含む勤務計画を作成する組合せ設定手段を備
え、この組合せ設定手段で作成された勤務計画を、未組
合せのものと識別可能に同一時系列線上に表示するよう
にしたものである。
【0012】また、請求項7に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、勤務終了時刻から勤務開始時刻までの時間
を睡眠可能時間として表示手段に表示するようにしたも
のである。
【0013】また、請求項8に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、計画作成対象期日の深夜または早朝の勤務
計画について駅ごとの勤務計画数を算出し、そのそれぞ
れが各駅ごとに予め設定された所定の宿泊可能計画数以
下であるか否かを判定する手段を備え、その判定結果を
表示するようにしたものである。
【0014】また、請求項9に係る乗務員勤務計画作成
支援装置は、勤務計画の表示において、列車種別、出庫
・入庫等の列車の運行種別および担当、便乗、準備等の
勤務種別の情報をそれぞれ予め設定された象徴図形で表
現することにより、上記各情報の内容を上記表示上で識
別可能としたものである。
【0015】また、請求項10に係る乗務員勤務計画作
成支援装置は、勤務計画の表示において、列車番号、駅
名等の運行管理に必要な情報を文字、数字、記号等で付
記表示するようにしたものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項1に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、作成された各深夜勤務計画および
早朝勤務計画は、時系列に並列に配列して表示手段に表
示されるので、宿泊を含む勤務計画作成のために組合せ
るべき深夜勤務計画および早朝勤務計画の選択の判断が
容易にできる。
【0017】また、請求項2に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、両各勤務計画が駅ごと時刻順に表
示されるので、組合せるべき両勤務計画の選択が一層容
易迅速に判断できる。
【0018】また、請求項3に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、操作者が組合せ設定手段で一旦設
定した勤務計画は、他と識別された状態で同一時系列線
上に表示されるので、その設定した内容の吟味検討が容
易にできる。
【0019】また、請求項4に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、操作者が組合せ設定手段で一旦設
定した勤務計画で確保できる睡眠可能時間が最低睡眠時
間以上か否かの判定結果が表示されるので、その設定し
た内容の吟味がより迅速確実にできる。
【0020】また、請求項5に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、候補提案手段により最低睡眠時間
の要件を満足する組合せ相手の早朝または深夜の勤務計
画がすべて表示されるので、宿泊を含む勤務計画の作成
が極めて容易迅速にできる。
【0021】また、請求項6に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、操作者が組合せ設定手段により組
合せ候補の中から1つを選択して設定した勤務計画は、
他と識別された状態で同一時系列線上に表示されるの
で、その設定した内容の吟味検討が一層容易迅速にでき
る。
【0022】また、請求項7に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、設定した勤務計画についてその睡
眠可能時間が表示されるので、勤務計画の組合せごとの
睡眠時間を容易に把握することができる。
【0023】また、請求項8に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、勤務計画数が宿泊可能計画数以下
であるか否かの判定結果が表示されるので、宿泊場所の
収容能力からの確認が確実にできる。
【0024】また、請求項9に係る乗務員勤務計画作成
支援装置においては、勤務種別等の情報が象徴図形で表
示されるので、勤務計画の内容が直感的に把握できる。
【0025】また、請求項10に係る乗務員勤務計画作
成支援装置においては、列車番号等の情報が数字等で付
記表示されるので、勤務計画の内容がより具体的に理解
できる。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1による乗務員勤務
計画作成支援装置のハードウェア構成図である。図にお
いて、1および2は入力操作を行うそれぞれキーボード
およびマウス、3はキーボード1およびマウス2と計算
機10とのデータの受け渡しをする入力インターフェイ
ス、4は勤務計画の表示および編集を行う処理手段(S
/W)、5は表示手段であるCRT7、プリンタ8およ
びプロッタ9とのデータの受け渡しをする出力インター
フェイス、6は勤務データなど必要な情報が格納された
格納手段としての記憶装置である。また、10は入力イ
ンターフェイス3、処理手段4、および出力インターフ
ェイス5から構成された計算機である。
【0027】実施例1は、各種の勤務データに基づき深
夜勤務計画および早朝勤務計画を作成し、これらをCR
T7等に表示する勤務計画描画手段11を備えており、
以下、その機能の詳細について説明する。図2はその勤
務計画描画手段11を示す機能ブロック図である。図に
おいて、12は、担当、便乗、準備等の勤務種別データ
13を取得する勤務種別データ取得部、14は勤務計画
の作成対象期日の宿泊時前後をそれぞれ勤務終了および
勤務開始とした場合、その勤務終了・開始時刻データ1
5を取得する勤務終了・勤務開始時刻データ取得部、1
6は勤務終了・開始駅データ17を取得する勤務終了・
勤務開始駅データ取得部、18は勤務列車データ19を
取得する勤務列車データ取得部、20は勤務種別データ
13、勤務終了・開始時刻データ15、勤務終了・開始
駅データ17および勤務列車データ19をもとに睡眠時
間を算出する睡眠時間計算部、21は作成された勤務計
画を時系列に表示する表示制御手段としての勤務計画表
示部である。
【0028】次に、以上の勤務計画描画手段11による
勤務計画の表示例について図3〜図5を用いて説明す
る。図3は勤務計画の表示例であり、横軸に時刻をと
り、それぞれ左側に深夜勤務計画を右側に早朝勤務計画
を、そして各種の象徴図形や記号を用いて時系列に表示
している。
【0029】まず、個々の表示内容について、図4によ
り説明する。同図(1)は、特急列車の駅11から駅1
までの乗務を担当することを示している。なお、付記さ
れている数字「22」は列車番号を示す。同図(2)
は、急行列車(列車番号23)を駅11から駅1まで担
当することを示している。また、同図(3)は、普通列
車(列車番号24)を駅11から駅1まで担当すること
を示している。
【0030】図4(4)は、普通列車(列車番号25)
の駅1での入庫を担当することを示している。同図
(5)は、普通列車(列車番号26)の駅1での出庫を
担当することを示している。
【0031】図5も同様に個々の表示内容を示すもの
で、同図(1)は、特急列車(列車番号22)を、駅1
1(時刻t1)から駅1(時刻t2)まで担当することを
示している。同図(2)は、列車(列車番号23)を、
駅11(時刻t3)から駅1(時刻t4)まで担当するこ
とを示している。また、同図(3)は、時刻t5に駅1
で勤務を開始し、時刻t6から普通列車(列車番号2
4)を駅11まで担当することを示している。ここで、
時刻t5からt6までの時間は準備の時間である。同図
(4)は、列車(列車番号25)を駅1から駅11まで
担当し、時刻t7に到着した後、時刻t8まで車内点検等
の後処理を行うことを示している。
【0032】次に図3に戻り、表示内容の全体について
説明する。既述した通り、CRT7の画面の左半分には
深夜勤務計画、右半分には早朝勤務計画をそれぞれ時系
列に並列に配置して表示する。並列に配置する順序は、
当初、深夜勤務計画は勤務終了駅ごとの勤務終了時刻順
に、早朝勤務計画は勤務開始駅ごとの勤務開始時刻順に
行う。
【0033】図3の(4)(5)(6)列目がこの当初
の配置順序である。即ち、深夜勤務計画では、(4)
(5)列目に、駅1での勤務計画が勤務終了時刻順に並
べられ、(6)列目に駅5での勤務計画が配置されてい
る。また、早朝勤務計画では、(4)列目に、駅1での
勤務計画が配置され、(5)(6)列目に、駅5での勤
務計画が勤務開始時刻順に並べられている。
【0034】図3の(1)〜(3)列目は、後述する組
合せ設定手段により、特定の深夜勤務計画と早朝勤務計
画とを組合せ、乗務員の宿泊を含む勤務計画を作成して
両計画を同一時系列線上に表示したものである。(1)
列目は、駅1を宿泊場所とするもの、(2)(3)列目
は、駅15を宿泊場所とするものである。前述した
(4)〜(6)列目は、この組合せ設定がされていない
未処理のもので、組合せ処理済みのものとは、例えばそ
の表示色を変える等により、目視で識別できるようにな
っている。
【0035】なお、左右中央には、組合された深夜勤務
計画の勤務終了時刻から早朝勤務計画の勤務開始時刻ま
での時間を睡眠可能時間(図3では睡眠時間と略記す
る)として表示している。例えば、(1)列目の勤務計
画における睡眠時間は5時間13分30秒となってい
る。
【0036】実施例2.次に、CRT7の表示画面上で
深夜勤務計画と早朝勤務計画とを組合せて宿泊を含む勤
務計画を作成する組合せ設定手段22の機能について説
明する。図6はその組合せ設定手段22を示す機能ブロ
ック図である。図において、14〜17は図2のものと
同一のもの、23は組合せが可能な勤務計画を不可のも
のと識別可能に表示する組合せ可能勤務計画表示部、2
4は取得した組合せ情報データ25をもとに組合せを設
定する組合せ情報設定部である。
【0037】次に、動作について図7のフローチャート
を参照しながら説明する。まず、勤務計画表示画面上に
おいて組合せ作成を入力した後、組合せようとする深夜
または早朝の勤務計画を指示(S1)すると、指示した
勤務計画が深夜勤務計画の場合(S2で深夜のとき)、
勤務終了時刻と勤務終了駅とを取得(S3)し、勤務終
了時刻と最低睡眠時間データから組合せ可能な勤務開始
時刻(図7では組合せ可能時刻と略記する)を算出(S
4)する。この場合の組合せ可能時刻は勤務終了時刻に
最低睡眠時間を加算した時刻となる。
【0038】次に組合せ可能時刻以降に勤務を開始し、
かつその勤務開始駅が深夜勤務計画の勤務終了駅と一致
している早朝勤務計画を抽出して候補(S5)とし、画
面上に表示(S6)する。ここで、候補となる早朝勤務
計画は、非候補のものとは、例えばその表示色を変える
等により、目視で識別できるようになっている。
【0039】S1で早朝勤務計画が指示された場合も同
様にS7〜S10により候補が選定される。操作者は表
示された勤務計画から最も適していると判断する勤務計
画を選択(S11)し、選択された勤務計画を、先に指
示した深夜勤務計画と早朝勤務計画との対として組合せ
情報を作成(S12)する。以上により、勤務計画表示
画面上で操作者は睡眠時間等の条件を満足する勤務計画
の中から最適なものを選択することで、容易に宿泊を含
む勤務計画を作成することができる。
【0040】実施例3.実施例2では、予め最低睡眠時
間の条件を具備する勤務計画を候補として抽出し、この
候補の中から相手となる勤務計画を選択するようにした
が、他の条件を優先する等の理由で、先の図3の(4)
〜(6)列目に例示するように、各勤務計画が駅ごと時
刻順に配置して表示された状態から直接操作者が深夜勤
務計画と早朝勤務計画との組合せを設定する必要がある
場合、この設定後に、睡眠時間の条件が満足されている
か否かのチェックができれば便利である。実施例3は、
このための睡眠時間の確保チェック手段26を備えたも
のである。
【0041】図8はその睡眠時間の確保チェック手段2
6を示す機能ブロック図である。図において、14、1
5、25は図6のものと同一のもの、27は組合せ情報
データ25を取得する組合せ情報取得部、28は労働協
約等で定められる最低睡眠時間データ29を取得する最
低睡眠時間データ取得部、30は取得した各データをも
とに最低睡眠時間の整合性チェックを行い不整合データ
を出力する不整合データ出力部である。
【0042】次に、動作について図9のフローチャート
を参照しながら説明する。勤務計画表示画面上において
組合せ作成を入力した場合、全組合せに対して深夜勤務
計画の勤務終了時刻と早朝勤務計画の勤務開始時刻とを
取得し睡眠可能時間(図9では睡眠時間と略記する)を
算出(U1〜U5)する。全組合せに対してチェックを
行った結果、最低睡眠時間を満たしていない組合せが存
在しなければ(U6でNOのとき)処理を終了する。最
低睡眠時間を満たしていない組合せが存在すれば、その
組合せを画面上に出力(U7)する。なお、この出力方
法としては、最低睡眠時間を満たしていない組合せの勤
務計画を、その条件を満たしている組合せ勤務計画と
は、例えばその表示色を変えて表示する方法を採用する
ようにしてもよい。この場合、操作者は組合せを変更
し、不整合を修正(U8)した後、処理を終了する。以
上により、最低睡眠時間を満足していない組合せを勤務
計画表示上で明確に知ることができる。
【0043】実施例4.また、勤務計画表示上で宿泊場
所の宿泊計画数のチェックを行えるようにすればさらに
勤務計画の作成が容易になる。図10はこの宿泊計画数
チェック手段31を示す機能ブロック図である。図にお
いて、16、17は図6のものと同一のもの、32は各
宿泊場所(駅)の宿泊可能計画数データ33(後述する
図13に例示)を取得する宿泊可能計画数データ取得
部、34は取得した各データをもとに宿泊計画数のチェ
ックを行い不整合データを出力する不整合データ出力部
である。
【0044】次に、動作について図11およびこれに続
く図12のフローチャートを参照しながら説明する。勤
務計画表示画面上において宿泊計画数チェックを入力し
た場合、まず深夜勤務計画に対して勤務終了駅を取得し
各宿泊場所ごとの宿泊計画数を算出(V1〜V4)し、
各宿泊場所の宿泊可能計画数データを取得する。図13
に各宿泊場所における宿泊可能計画数データを示す。例
えば駅1では深夜、早朝勤務計画がそれぞれ18宿泊可
能であることを示す。すなわち駅1で勤務を終了できる
深夜勤務計画数が18以内、駅1で勤務を開始できる早
朝勤務計画数が18以内であることを示している。
【0045】次に、各宿泊場所の宿泊計画数と宿泊可能
計画数データとを比較(図11のV5)し、宿泊可能計
画数を越えている宿泊場所が存在すれば(V6でYES
のとき)、その宿泊場所とそこに宿泊している勤務計画
を画面上に出力(V7)する。なお、この出力方法は、
実施例3で説明したように、表示色で区別するようにし
てもよい。宿泊可能計画数を越えている宿泊場所が存在
しなければ、今度は早朝勤務計画に対して上記と同様の
チェック(V8〜V12)を行う。宿泊可能計画数を越
えている宿泊場所が存在しなければ(V13でNOのと
き)処理を終了する。宿泊可能計画数を越えている宿泊
場所が存在すれば、その宿泊場所とそこに宿泊している
勤務計画を画面上に出力(V14)し、処理を終了す
る。以上により、宿泊可能計画数を満足していない勤務
計画を勤務計画表示上で明確に知ることができる。
【0046】
【発明の効果】この発明の各請求項に係る乗務員勤務計
画作成支援装置は以上のように構成されているので、そ
れぞれ以下のような効果を奏する。即ち、請求項1で
は、作成された各深夜勤務計画および早朝勤務計画は、
時系列に並列に配列して表示手段に表示されるので、宿
泊を含む勤務計画作成のために組合せるべき深夜勤務計
画および早朝勤務計画の選択の判断が容易にでき勤務計
画作成作業の能率が向上する。
【0047】また、請求項2では、両各勤務計画が駅ご
と時刻順に表示されるので、組合せるべき両勤務計画の
選択が一層容易迅速に判断できる。
【0048】また、請求項3では、操作者が組合せ設定
手段で一旦設定した勤務計画は、他と識別された状態で
同一時系列線上に表示されるので、その設定した内容の
吟味検討が容易にできる。
【0049】また、請求項4では、操作者が組合せ設定
手段で一旦設定した勤務計画で確保できる睡眠可能時間
が最低睡眠時間以上か否かの判定結果が表示されるの
で、その設定した内容の吟味がより迅速確実にできる。
【0050】また、請求項5では、候補提案手段により
最低睡眠時間の要件を満足する組合せ相手の早朝または
深夜の勤務計画がすべて表示されるので、宿泊を含む勤
務計画の作成が極めて容易迅速にできる。
【0051】また、請求項6では、操作者が組合せ設定
手段により組合せ候補の中から1つを選択して設定した
勤務計画は、他と識別された状態で同一時系列線上に表
示されるので、その設定した内容の吟味検討が一層容易
迅速にできる。
【0052】また、請求項7では、設定した勤務計画に
ついてその睡眠可能時間が表示されるので、勤務計画の
組合せごとの睡眠時間を容易に把握することができる。
【0053】また、請求項8では、勤務計画数が宿泊可
能計画数以下であるか否かの判定結果が表示されるの
で、宿泊場所の収容能力からの確認が確実にできる。
【0054】また、請求項9では、勤務種別等の情報が
象徴図形で表示されるので、勤務計画の内容が直感的に
把握できる。
【0055】また、請求項10では、列車番号等の情報
が数字等で付記表示されるので、勤務計画の内容がより
具体的に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による乗務員勤務計画作
成支援装置のハードウェア構成図である。
【図2】 この発明の勤務計画描画手段11を示す機能
ブロック図である。
【図3】 この発明による勤務計画表示画面の一例を示
す図である。
【図4】 この発明による表示内容で使用する象徴図形
例のうち、列車種別、出庫、入庫を示す図である。
【図5】 この発明による表示内容で使用する象徴図形
例のうち、担当、便乗、準備、後処理を示す図である。
【図6】 この発明の実施例2の組合せ設定手段22を
示す機能ブロック図である。
【図7】 この発明の実施例2の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】 この発明の実施例3の睡眠時間の確保チェッ
ク手段26を示す機能ブロック図である。
【図9】 この発明の実施例3の動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】 この発明の実施例4の宿泊計画数チェック
手段31を示す機能ブロック図である。
【図11】 この発明の実施例4の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】 図11に続くフローチャートである。
【図13】 この発明の実施例4の宿泊可能計画数デー
タを示す図である。
【図14】 従来の列車運行ダイヤ図である。
【図15】 従来の乗務ダイヤ作成支援装置の機能ブロ
ック図である。
【図16】 従来の乗務ダイヤ作成支援装置のダイヤ断
片配列で表示された乗務ダイヤ例を示す図である。
【符号の説明】
4 処理手段、6 記憶装置、7,8,9 表示手段と
してのそれぞれCRT,プリンタおよびプロッタ、11
勤務計画描画手段、12 勤務種別データ取得部、1
4 勤務終了・勤務開始時刻データ取得部、16 勤務
終了・勤務開始駅データ取得部、18 勤務列車データ
取得部、20 睡眠時間計算部、21 勤務計画表示
部、22 組合せ設定手段、23 組合せ可能勤務計画
表示部、24 組合せ情報設定部、26 睡眠時間の確
保チェック手段、27 組合せ情報取得部、28 最低
睡眠時間データ取得部、30 不整合データ出力部、3
1 宿泊計画数チェック手段、32 宿泊可能計画数デ
ータ取得部、34 不整合データ出力部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の運行に関連して必要となる乗務員
    の勤務内容である勤務データを格納する手段、および上
    記勤務内容を各乗務員に割り付けて作成する勤務計画を
    表示するための表示手段を備え、乗務員の宿泊を含む勤
    務計画の作成支援を行う乗務員勤務計画作成支援装置に
    おいて、 上記格納手段から、計画作成対象期日の宿泊時前後にお
    けるそれぞれ勤務終了および勤務開始のデータを勤務種
    別および勤務列車のデータとともに取得する手段、この
    取得手段からのデータに基づき勤務終了駅・勤務列車ご
    との深夜勤務計画および勤務開始駅・勤務列車ごとの早
    朝勤務計画を作成する手段、およびこの作成手段からの
    上記各深夜勤務計画および各早朝勤務計画を時系列に並
    列に配列して上記表示手段に表示する表示制御手段を備
    えたことを特徴とする乗務員勤務計画作成支援装置。
  2. 【請求項2】 各深夜勤務計画は勤務終了駅ごとの勤務
    終了時刻順に、各早朝勤務計画は勤務開始駅ごとの勤務
    開始時刻順にそれぞれ並列に配列して表示するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の乗務員勤務計画作成
    支援装置。
  3. 【請求項3】 表示手段に表示された各深夜および早朝
    の勤務計画の中から、その前者における勤務終了駅と後
    者における勤務開始駅とが一致する条件下で、両勤務計
    画の組合せを設定することにより宿泊を含む勤務計画を
    作成する組合せ設定手段を備え、この組合せ設定手段で
    作成された勤務計画を、未組合せのものと識別可能に同
    一時系列線上に表示するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の乗務員勤務計画作成支援装置。
  4. 【請求項4】 組合せ設定手段で作成された勤務計画に
    おける勤務終了時刻から勤務開始時刻までの時間を算出
    し、これが予め設定された所定の最低睡眠時間以上であ
    るか否かを判定する手段を備え、その判定結果を表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の乗務員勤
    務計画作成支援装置。
  5. 【請求項5】 指定した深夜または早朝の勤務計画に対
    し、勤務終了駅と勤務開始駅とが一致しかつ勤務終了時
    刻から勤務開始時刻までの時間が予め設定された所定の
    最低睡眠時間以上となる条件を満足する早朝または深夜
    の勤務計画を、上記指定した勤務計画と組合せて宿泊を
    含む勤務計画となり得る相手候補として提案する候補提
    案手段を備え、この候補提案手段で提案された組合せ候
    補の早朝または深夜の勤務計画を、非候補のものと識別
    可能に表示するようにしたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の乗務員勤務計画作成支援装置。
  6. 【請求項6】 表示手段に表示された組合せ候補の勤務
    計画の中から1つを選択設定し、設定した勤務計画と組
    合せて宿泊を含む勤務計画を作成する組合せ設定手段を
    備え、この組合せ設定手段で作成された勤務計画を、未
    組合せのものと識別可能に同一時系列線上に表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項5記載の乗務員勤務計
    画作成支援装置。
  7. 【請求項7】 勤務終了時刻から勤務開始時刻までの時
    間を睡眠可能時間として表示手段に表示するようにした
    ことを特徴とする請求項3、4または6記載の乗務員勤
    務計画作成支援装置。
  8. 【請求項8】 計画作成対象期日の深夜または早朝の勤
    務計画について駅ごとの勤務計画数を算出し、そのそれ
    ぞれが各駅ごとに予め設定された所定の宿泊可能計画数
    以下であるか否かを判定する手段を備え、その判定結果
    を表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の乗務員勤務計画作成支援装置。
  9. 【請求項9】 勤務計画の表示において、列車種別、出
    庫・入庫等の列車の運行種別および担当、便乗、準備等
    の勤務種別の情報をそれぞれ予め設定された象徴図形で
    表現することにより、上記各情報の内容を上記表示上で
    識別可能としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の乗務員勤務計画作成支援装置。
  10. 【請求項10】 勤務計画の表示において、列車番号、
    駅名等の運行管理に必要な情報を文字、数字、記号等で
    付記表示するようにしたことを特徴とする請求項9記載
    の乗務員勤務計画作成支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007045216A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 車両・乗務員運用復旧装置
JP2018166641A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 トヨタ自動車株式会社 睡眠管理システム

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