JPH08230201A - インクジェットプリントヘッドの保守方法及び装置 - Google Patents

インクジェットプリントヘッドの保守方法及び装置

Info

Publication number
JPH08230201A
JPH08230201A JP8014369A JP1436996A JPH08230201A JP H08230201 A JPH08230201 A JP H08230201A JP 8014369 A JP8014369 A JP 8014369A JP 1436996 A JP1436996 A JP 1436996A JP H08230201 A JPH08230201 A JP H08230201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ink
print head
printhead
wicking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8014369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3670743B2 (ja
Inventor
Thomas J Purwins
トーマス・ジェー・パーウインズ
William S Osborne
ウイリアム・エス・オズボーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH08230201A publication Critical patent/JPH08230201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3670743B2 publication Critical patent/JP3670743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット印刷装置において、簡単な構造
で高品質なプリントヘッド保守方法及び保守装置の実現 【解決手段】プリントヘッド内のインクを利用し、プリ
ントヘッド及びプリントヘッドキャップのクリーニング
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にインクジェット印
刷装置に関し、更に詳細には、使用しないときインクジ
ェットプリントヘッドをキャップで覆い、保護する装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷装置は、一般的にこ
こでは「インク」という、液体染料の滴をページ上に噴
射するペンを使用している。各ペンはそれを通してイン
ク滴を噴射する非常に小さいノズルが形成されているプ
リントヘッドを備えている。画像を印刷するのに、プリ
ントヘッドはページを横断して前後に移動し、移動する
につれて滴を噴射する。典型的には、サービスステーシ
ョンはプリンタシャーシ内部に取付けられてプリントヘ
ツドを掃除するとともに保護している。動作中、プリン
トヘッドの詰まりは「スピッティング(spittin
g)」と言われるプロセスで各ノズルを通して多数のイ
ンク滴を噴射することにより一掃される。廃インクは、
しばしば「スピツーン(spittoon)」と言われ
る、サービスステーションの溜め部分に集められる。
【0003】保管のため、または非印刷期間中、サービ
スステーションは普通プリントヘッドノズルを汚染物お
よび乾燥から守る為に乾燥防止用のシールをするキャッ
ピング(キャップで覆う)装置を備えている。典型的
に、キャップは、ノズルを囲み、プリントヘッド面で気
密シールを形成するシール用リップ(lip、縁)を備
えたエラストマーの囲いである。普通これらのキャップ
はキャッピング中に空気がノズル内に押し込まれないよ
うに通気性を備えている。空気がノズル内に押し込まれ
るとノズルのプライミング不足(de−primin
g)を生ずる。或るキャップは、プリントヘッドを真空
に引くポンプユニットに接続すること等により、プライ
ミングを容易にするように設計されているものもある。
【0004】スピッティング、キャップ外しの後、ま
た、時には印刷中、ほとんどのサービスステーションは
プリントヘッド面を拭いてインク残滓の他、プリントヘ
ッドに蓄まった紙屑または他の屑を除去するエラストマ
ーのワイパーを備えている。これらワイパーは典型的に
エラストマー材料、たとえばニトリルゴム、EPDM
(エチレンポリプロピレンジエンモノマー、以下EPD
Mと略する)エラストマー、または他の形式のゴム様材
料から作られている。拭き動作は普通プリントヘッドを
ワイパーを横断して移動させるかまたはワイパーをプリ
ントヘッドを横断して移動させることにより行なわれ
る。
【0005】印刷画像の明瞭度およびコントラストを向
上するのに、最近の研究はインク自身を改良することに
重点を置いてきた。たとえば、一層暗い黒および一層鮮
明な色で一層速い、一層耐水性の有る印刷を行なうの
に、顔料ベースのインクが開発されている。これら顔料
ベースのインクの固形物含有量は初期の染料ベースのイ
ンクより多い。両形式のインクとも急速に乾き、インク
ジェット印刷装置が普通紙を使用できるようにしてい
る。
【0006】残念ながら、小さいノズルと急速乾燥イン
クを組み合わせるとプリントヘッドを、乾燥インクおよ
び微小塵埃粒子または紙屑からばかりでなく、新しい顔
料ベースのインクに含まれている固形物が原因で詰まり
やすくする。特に顔料ベースのインクの場合、余分なイ
ンクエアロゾルまたは噴射過剰から、インク残滓もプリ
ントヘッド面に蓄積する。乾燥後、このインクは除去し
難く、ペンの面に残っていれば、ペン性能を劣化させる
一因となる。たとえば、部分的にまたは全体的に塞がっ
たまたは遮断されたノズルは滴を欠如するかまたは印刷
媒体の誤った方向に導き、そのいずれも印刷品質を低下
させる。
【0007】新しい顔料ベースのインクのもう一つの特
性はノズル詰まりの問題に寄与する。顔料ベースのイン
クは顔料粒子を固まらないようにしておくのに分散剤を
使用している。残念ながら、分散剤はインク溶液が蒸発
するにつれてプリントヘッド面に丈夫な膜を形成する傾
向がある。インクの噴射過剰、紙の破損、および修理作
業からプリントヘッド面に蓄積する屑の他に、これら分
散剤の膜も紙の埃および他の汚染物を引き付ける。プリ
ントヘッド面上の分散剤膜の他、ノズルを囲むインク残
滓および屑もプリントヘッドから除去するのが極めて困
難である。
【0008】初期の染料ベースのインクでは、プリント
ヘッド面を掃除するのに基本的にはワイパーブレードだ
けを使用していた。残念ながら、顔料分散剤により形成
された丈夫な膜はこれらエラストマーのワイパーにより
容易には除去されない。それどころか、この残滓は、ゴ
ム糊と言われている接着剤が乾燥すると玉になるのと同
様に玉になって転がる傾向がある。
【0009】プリントヘッドを湿してからこれをまだ湿
っている間に拭き取る幾つかの湿式拭き取り装置が提案
されている。一つの形式の装置はインクを吐き出してか
ら直ちにインクをプリントヘッドから拭き取る。他の装
置はインクをワイパーに吐き出してからプリントヘッド
を湿ったワイパーで拭く。これらのインク拭き取り装置
は共にEPDMエラストマーワイパーを使用していた。
他の形式の装置は溶媒をプリントヘッドに塗布してい
る。この装置では、溶媒は毛管作用すなわちウィッキン
グ(沁み出し)作用を用いて染み込ませた塗布具により
プリントヘッドに供給される。溶媒は次にEPDMエラ
ストマーワイパーを使用してプリントヘッドから拭き取
られる。この溶媒に基づく拭き取り装置は残念ながら製
品全体の複雑さ、および価格を増大する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述の制
限および短所を、克服し且つそれらに影響されないこと
を目的とする改良されたインクジェットプリントヘッド
保守装置が必要性である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの局面によ
れば、インクジェット印刷装置に使用されるインクジェ
ットプリントヘッドを保守する方法が提供される。この
方法はプリントヘッドがキャップのウィッキング面に対
してシールされるキャップを被せる位置(掩蔽位置)に
到達するまでプリントヘッドとキャップとの相対移動に
より、プリントヘッドにキャップを被せる手段を含んで
いる。掩蔽位置にあり、ウィッキング(沁みだし)段階
中、インクは毛管作用によりプリントヘッドからキャッ
プのウィッキング面に沁み出し、溶解段階で、プリント
ヘッドにある乾燥インク残滓は沁み出したインクを使用
して溶解される。
【0012】本発明の更に他の局面によれば、サービス
ステーションがインクジェット印刷装置に使用されるイ
ンクジェットプリントヘッドに対して設けられている。
サービスステーションはフレ−ム、及びフレ−ムに支持
されてプリントヘッドとキャップとの相対移動により掩
蔽位置でプリントヘッドを選択的にシールするキャップ
を備えている。キャップには掩蔽位置でプリントヘッド
をシールするウィッキング面がある。ウィッキング面は
インクをプリントヘッドから毛管作用により抽出する材
料から作られている。
【0013】図解した実施例では、キャップウィッキン
グ面材料はプリントヘッド上の乾燥インク残滓を溶解す
るのに使用される抽出インクの少なくとも一部を保持す
る。キャップはマイラーフィルムインサートを保持して
ウィッキング面になる凹状のエラストマーの本体を備え
ている。キャップウィッキング面はキャップスクレーパ
ーにより掃除されるドーム状すなわち凸状の表面を有す
る。
【0014】本発明の他の一つの局面によれば、このよ
うな湿式キャッピングサービスステーションを備えたイ
ンクジェット印刷装置が提供される。
【0015】本発明の全体としての目標は鮮明な生き生
きした画像、図形、および文章を印刷するのに寄与する
インクジェット印刷装置を保守する方法および装置を提
供することである。
【0016】本発明の他の目標は製品の品質を高める簡
単で効率の良いプリントヘッドサービスステーションを
備えたインクジェット印刷装置を提供することである。
【0017】
【好適実施例の詳細な説明】図1は、ここではインクジ
ェットプリンタ20として示してある、本発明に従って構
成されたインクジェット印刷装置の一実施例を図示した
ものであり、このインクジェット印刷装置は営業報告
書、通信文、デスクトップ出版、および類似のものを、
産業、オフィス、家庭、または他の環境で、印刷するの
に使用することができる。多様なインクジェット印刷装
置を市場から入手することができる。たとえば、本発明
を具体化することができるインクジェット印刷装置の或
るものは、幾つかを挙げれば、プロッタ、携帯印刷ユニ
ット、複写機、カメラ、およびファクシミリ装置を備え
ているが、便宜上本発明の概念をインクジェットプリン
タ20の環境で図解してある。
【0018】プリンタの構成要素はモデルごとに変わる
ことがあることは明らかであるが、典型的なインクジェ
ットプリンタ20はシャーシ22、および印刷媒体をプリン
タ20に供給する印刷媒体処理装置24を備えている。印刷
媒体は紙、カ−ドストック(硬い厚紙)、トランスペア
レンシー、マイラー、フォイル、などのような適切なシ
ート材料ならどんな形式でもよいが、図解実施例は便宜
上印刷媒体として紙を使用して説明してある。印刷媒体
処理装置24は印刷媒体を送りトレイ26から出力トレイ28
まで、たとえば一連の従来型電動ローラ(図示せず)を
使用して、印刷領域25に移動させる。印刷領域25で、媒
体シートは、黒インクカートリッジ30および/またはカ
ラーインクカートリッジ32のような、インクカートリッ
ジからインクを受ける。図解したカラーカートリッジ32
は3色ペンであるが、或る実施例では、一群の個別単色
ペンを使用することができ、または単独単色黒ペン30を
使用することができる。
【0019】図解したカートリッジ30、32は各々中に供
給インクを貯蔵するインク溜めを備えているが、ハウジ
ング(図示せず)に沿って取付けられたインク溜めを備
えているものなどの他の供給インク貯蔵装置をも使用す
ることができる。カートリッジ30、32はそれぞれプリン
トヘッド34、36を備えている。各プリントヘッド34、36
は当業者に周知の方法で形成された複数のノズルが貫い
ているオリフィス板を下面に備えている。図解したプリ
ントヘッド34、36は熱インクジェットプリントヘッドで
あるが、圧電プリントヘッドのような他の形式のプリン
トヘッドを使用することもできる。プリントヘッド34、
36は典型的にノズルに関連する複数の抵抗器を備えてい
る。所定の抵抗器にエネルギーを与えると、インクの泡
が形成され、ノズルから印刷領域25でノズルの下にあ
る紙シートの上に放出される。
【0020】カートリッジまたはペン30、32は従来の駆
動ベルト/プーリおよびモータの装置(図示せず)によ
り案内ロッド40に沿って駆動されるキャリッジ38により
運ばれる。ペン30、32は、全般に矢印44で示した区域に
あるシャーシ22の中に設置することができるマイクロプ
ロセッサのような、プリンタコントローラから導体スト
リップ42を経て受け取る指令に従って紙シート上に一つ
以上のインク小滴を選択的に堆積する。コントローラは
典型的にはパーソナルコンピュータのようなコンピュー
タから指令を受け取る。プリントヘッドキャリッジモー
タおよび紙処理装置駆動モータはプリンタコントローラ
に応答して動作し、プリンタコントローラは当業者に周
知の仕方で動作する。プリンタコントローラはキーパッ
ド46を通して与えられるユーザ入力に応答して動作する
こともできる。コンピュータに結合したモニタを使用し
て、プリンタの状態またはコンピュータで実行している
特定のプログラムのような、可視情報をオペレータに表
示することができる。パーソナルコンピュータ、キーボ
ードまたはマウス装置のような入力装置、およびモニタ
は当業者に周知である。
【0021】第1の実施例 プリンタシャーシ22は、キャリッジ38の走行経路の一端
に設置されて、図2に更に詳細に示してあるサービスス
テーション50を収納するように構成されている空間48を
形成している。好適には、サービスステーション50はプ
リンタ20にユニットとして差し込むことができるモジュ
ール式装置として構成され、最初の組立の他、現場での
保守や修理を行いやすくしている。図解したサービスス
テーション50はシャーシの空間48の中に滑動可能に収納
されるフレ−ム52を備えている。しかし、サービスステ
ーション50をシャーシ22の中に一体で形成されたステー
ションフレ−ム52で構成することができることも明らか
である。
【0022】サービスステーション50には、随意の歯車
または駆動歯車60に係合するベルト組立体(図示せず)
を介してモータにより駆動されると回転するようにフレ
−ム52に取付けられたタンブラー部分(回転体部分)54
がある。タンブラー54は、本発明に従って構成された、
カラーインクキャップ64および黒インクキャップ65から
構成されるとして示してある、インクジェットキャッピ
ング装置を支持する本体部62を備えている。本体部62も
それぞれの黒およびカラーのプリントヘッド34、36を拭
くカラーおよび黒インクワイパー66および68を支持して
いる。当業者に既知の、プリマ活字などのような他の機
能も本体部62に設けることができる。
【0023】サービスステーション50はインク収集室す
なわち「スピツーン」部70を備えることもできる。スピ
ツーン70はそれぞれの黒およびカラーペン30、32からそ
れらがスピツーンの上の位置にあるとき選択的に放出す
なわち「吐き出」されるインクを受ける。吸収性ライナ
−材76をスピツーン70の底近くに置いて吐き出された
インクをそれが乾燥している間保持することができる。
典型的な液体吸収材料はフェルト、厚紙、スポンジ、ま
たは当業者に既知の他の同等の材料のものでよい。スピ
ツーン70を壁部材78により駆動歯車60から分離すること
ができるが、壁部材78はスピツーン室の側壁としても役
立つ。
【0024】図3および図4は黒ペン30のプリントヘッ
ドをキャッピングする好適実施例を湿りキャップすなわ
ちウィッキングキャップ65として示している。ウィッキ
ングキャップ65は、ニトリルゴム、シリコーン、プラス
チックのような、天然のまたは合成の、弾力のある、非
研磨性、エラストマー材料から作ることができるが、一
層好適には、EPDMエラストマー、または当業者に既
知の他の同等の材料から作ることができるエラストラー
部分80からなる。図解した本体80の形状は、ここでは、
二つ以上の直線状ノズルアレーを囲む長方形として示し
てあるプリントヘッドノズルのパターンに従っている。
キャップ本体80を接着剤または他の、たとえば、オンサ
ートモールディング(oncert molding)
方法のような、当業者に既知の結合方法によりタンブラ
ー本体62に取付けることができる。
【0025】本体80にはプリントヘッドノズルを囲み、
ペン面とともにシールを成してノズルを乾燥から守るた
めにシールし、ペン30からのインクの蒸発を最少にする
隆起したエラストマー性のシール領域すなわちリップ82
がある。好適には、本体80はシールリップ82により囲ま
れる凹み部分84を形成している。凹み部分84にエラスト
マーまたは柔軟性の有る薄膜を張ったウィッキング域す
なわちウィッキング面85を形成することができる。好適
には、ウィッキング域に85は、高表面エネルギ材料(h
igh surface energy materia
l)などのような、柔軟性の有る薄膜ウィッキング層86
が用いられている。たとえば、図解実施例では、ウィッ
キング域85は厚さ約0.05mmのマイラーフィルムインサー
トウィッキング層86で構成されている。
【0026】好適には、シールリップ82に沿う本体80の
上面88、およびウィッキング面85の輪郭は、好適には、
円筒を貫く弦平面切断に似ているアーチ状断面形状のド
ーム型面すなわち凸面を形成している。この凸ドーム状
曲率は下に更に説明するキャッピング動作中、圧力スパ
イクの可能性を最少にするのに役立つ。圧力スパイクは
ペン30のノズルが急速にキャップで覆われ、気泡をノズ
ルに押し込む場合に発生することがあり、気泡がノズル
に押し込まれるとペンをプライミング不足に導く可能性
がある。
【0027】図5および図6を参照すると、ウィッキン
グキャップ65の動作がタンブラー取付け装置に対して図
示されている。図5に示すように、タンブラー62にはウ
ィッキングキャップ65がプリントヘッド34に隣接するま
でタンブラー62が駆動装置の駆動歯車60によりその周り
を回転する長手軸90がある。この位置で、薄膜層86がウ
ィッキングを、すなわち毛管作用によりペン30からイン
クを引き出すのを補助する。この引き出されたインクは
印刷中にペン面に蓄積している乾燥インク固体を溶解す
るのに使用される。随意に、プリントヘッド30がウィッ
キングキャップ65に係合する直前に、プリントヘッドを
噴射してインクをキャップのドーム状表面85に放出する
ことができる。この予備キャップ噴射によりウィッキン
グ面85が予備的に濡れ、プリントヘッドがキャップに収
まった時インクがペンから確実に沁み出す。この予備湿
し段階はペン30からの毛管作用の流れを開始するのに役
立ち、キャッピング中のプライミング不足を回避する。
【0028】キャップを外すには、ペン30を案内ロッド
40に沿って駆動し、プリントヘッド34に対するキャップ
65のシールを滑動可能に解除する。タンブラー本体62
は、ワイパー68がプリントヘッド34を拭く所定位置に来
るまで歯車60により矢印92(図6)に示す方向に回転す
る。随意に、拭く前にペン30を最初にスピツーン部70に
移動してインクを吐き出し、ノズル内部の閉塞または障
害を掃除することができる。図6に示す拭き取り段階
で、ワイパー68はプリントヘッド30がワイパー上を軸90
に平行な方向に移動している間静止したままである。好
適には、この拭き取り段階をキャップ取り外し直後また
は随意の吐き出し段階後に行ない、プリントヘッド34を
まだウィッキングまたは吐き出しによるインク、および
再溶解インクで湿っている間に掃除する。
【0029】好適には、プリントヘッド34が拭かれてい
ると同時に、キャップ65の上部ドーム状表面85が掻き取
られる。キャップ表面85を掻き取ると印刷作業中表面85
に沁み出したインクおよび溶解インク残滓の乾燥が回避
される。たとえば、サービスステーションのフレ−ム52
は、図6に示すように、それに取付けられた、キャップ
65を掻き取るキャップスクレーパー94を備えることがで
きる。キャップスクレーパー94は、キャップ本体80に
ついて今まで列挙したと同じ材料から構成することがで
きる図解したブレード式ワイパーのような、従来のワイ
パーの形式とすることができるが、好適にはEPDMエ
ラストマーから構成される。前のクリ−ニングサイクル
中スクレーパー94に沿って蓄積した残滓を除去するの
に、キャップ65はキャップウィッキグ面85を掻き取る前
にスクレーパー94からインク残滓を除去する随意選択の
スクレーパークリーナーフィン96を備えることができ
る。クリーナーフィン96はプラスチック材料のものでよ
く、究極的にサービスステーションのフレ−ム52の下に
落ちる除去されたインク残滓として図6に示してあるよ
うに、邪魔にならない位置までインク残滓を移動させる
位置に設置することができる。
【0030】図解した実施例では、キャップ65およびプ
リントヘッド34は共に、キャップ65をタンブラー組立体
54の回転作用により掻き取り、プリントヘッド34をワイ
パー68に対して移動させることにより拭いて、実質上同
時に掃除される。タンブラー本体62上のキャップ65およ
びワイパー68の設置に対するスクレーパー94の位置によ
り、最初にプリントヘッドを次にキャップを、またはそ
の逆に、連続して掃除するような、他のタイミング構成
を採用することもできる。
【0031】モジュール式使用にとってその実施しやす
さ、および適応性のため図1−図4に示すタンブラーの
概念が好適であるが、ペンのキャッピング、拭き取りな
どの機能を行なうのに本タンブラー54以外に他の構成を
使用できることは明らかである。たとえば、当業者に周
知の歯車またはリンク(図示せず)をサービスステーシ
ョンの機器64、65、および66、68をそれぞれのプリント
ヘッド36、34に選択的に係合するのに使用することがで
きる。たとえば、適切な平行移動すなわち浮動台式のサ
ービスステーション動作装置が、共に本発明の譲受人、
ヒューレット・パッカード社に譲渡されている米国特許
第4,853,717号および第5,155,497号に図示されている。
【0032】第2の実施例 図7は浮動台式サービスステーションを採用している湿
式キャッピング装置100の他の実施例を示す。ここで、
湿式キャッピング組立体65は、矢印104で示すように、
プリントヘッド34に対して近接および離隔するように選
択的に移動してキャップ覆いおよびキャップ外しを行な
うサービスステーション台すなわちプラットフォーム10
2に取付けられている。台(sled)102の移動は市場
から入手できるまたは当業者に既知の多様な異なる仕方
で作動させることができる。ペン30が再び印刷体勢が整
うと、キャッピング組立体65はサービスステーションプ
ラットフォーム102の運動によりプリントヘッド34から
遠くへ移動してペンのキャップを外す。キャップを外し
てから、ペン30は矢印106により示す方向にワイパー108
および/またはスピツーン(図示せず)に向かって、次
に印刷領域25の上を横断する。ワイパー108はペンがワ
イパー上を横断するにつれて沁み出したインクおよび溶
解したインク残滓をペン面から除去する。プリントヘッ
ドワイパー108はワイパー68およびスクレーパー94につ
いて前に記したようなどんな形式の従来のワイパーでも
よいが、EPDMエラストマーから構成したものが好適
である。ワイパー108はサービスステーションフレ−ム5
2にまたはシャーシフレ−ム22に静止して取付けること
ができる。他の実施例として、ワイパー108を台102に、
または回転体実施例では、タンブラー本体62に、取付け
ることによりプリントヘッド34と係合するように移動す
るように取付けることができる。
【0033】動作に関して、インクジェット印刷装置に
使用されるインクジェットプリントヘッドを保守する方
法をプリンタ20を使用して図解してある。キャッピング
装置について今まで黒ペン30およびキャップ65を使用し
て説明してきたが、カラーペン32およびキャップ64を同
様に構成して使用できることが明らかである。簡単にす
るため、方法をここでは黒ペン30だけに対して示す。こ
の方法はプリントヘッド34およびキャップ65の相対移動
により、プリントヘッドがキャップのウィッキング面85
をシールする掩蔽位置(図5)に到達するまでプリント
ヘッド34にキャッピングを行なう段階を含む。掩蔽位置
にあるとき、ウィッキング段階中、インクは毛管作用に
よりプリントヘッド34からキャップのウィッキング面8
5に沁み出す。溶解段階で、プリントヘッドにある乾燥
インク残滓は沁み出したインクを使用して溶解される。
キャップを好適に圧縮可能材料で構成し、ウィッキング
面を凸面から構成して、キャッピング段階は、掩蔽位置
にあるとき、プリントヘッド34を凸ウィッキング面85に
漸次接触させてキャップ本体82を圧縮することから構成
される。
【0034】図1−図6の実施例において、キャッピン
グ段階の相対移動は掩蔽位置に到達するまでキャップを
回転させてプリントヘッドと接触させることから構成さ
れる。図7のキャッピング装置100では、この相対移動
はキャップを平行移動させてプリントヘッド34に接触さ
せることにより行なわれる。
【0035】キャップ外し段階後、キャップのウィッキ
ング面85を、好適にはキャップをキャップスクレーパー
で掻き取ることにより、掃除して溶解インク残滓を除去
する。キャップを外してから、プリントヘッドを噴射し
てインクを放出し、ペン面を湿すことができ、その後プ
リントヘッドを拭いて溶解インク残滓および湿りインク
を除去することができる。好適には、プリントヘッドを
拭いてキャップを掻く段階は実質上同時に行なわれる。
キャッピング段階の前に、プリントヘッドを噴射してイ
ンクをウィッキング面85に堆積することによりキャップ
を予め湿すことができる。好適には、キャップ本体82を
圧縮可能材料から作り、ウィッキング面85をドーム状凸
構成として、キャッピング段階はプリントヘッドを凸ウ
ィッキング面に漸次接触させてキャップを掩蔽位置まで
押し込むことから構成される。
【0036】第3の実施例 図8はインク残滓をウィッキングキャップ64、65から相
互作用的に掻き取る、本発明に従って構成された回転サ
ービスステーション200の更に別の実施例を示す。サー
ビスステーション200は図1−図6のタンブラー62を有
する組立体54の代わりにサービスステーションフレ−ム
52に取付けられた本体部分またはタンブラー204を有す
る別のタンブラー組立体202を備えている。タンブラー
本体204は一端に駆動歯車60(図示せず)を、反対端に
タンブラーホイール部すなわちリム206を備えることが
できる。ウィッキングキャップ64、65をプラットフォー
ム208に取付けることができ、プラットフォーム208は接
着剤、超音波溶接、または他の同等の技法で結合するこ
とによるような、上述と同じ仕方で、タンブラー204に
保持されている。更に好適には、キャップ64、65はエラ
ストマー材料(キャップ本体80)をプラスチック材料
(タンブラー組立体202のプラットフォーム208)にモー
ルドするのに当業者には既知のオンサートモールド法を
使用して取付けられる。
【0037】サービスステーション200は、好適にはサ
ービスステーションフレ−ム52の中に、たとえば二つの
対向する旋回点214、216に旋回可能に取付けられている
フレ−ム部分212を備えた随意選択のキャップ掃除装置
すなわちキャップ掻き取り装置210を備えている。図2
はピボット214をフレ−ム52に取付ける概略位置を、ス
クレーパーの旋回軸がフレ−ム52の前壁218に実質上平
行なピボット214、216により形成されている状態で、破
線で示している。スクレーパーフレ−ム212に取付けら
れているのは、各々がスクレーパーヘッド(scrap
er head)224で終わっている二つの実質上相互に
平行な黒およびカラーのスクレーパー腕220、222であ
る。スクレーパー腕220、222のスクレーパーヘッド224
はタンブラー本体204がキャップをスクレーパーヘッド2
24を通過して回転させるときそれぞれのキャップ64、65
を掃除する。各スクレーパーヘッド224の幅は 好適に各
キャップ64、65のキャップウィッキング面85全体を掻き
取る大きさであり、各腕220、222の幅は掻き取り中各ヘ
ツド224を堅く支持する大きさである。
【0038】好適に、タンブラー本体204はキャップ6
4、65のようなタンブラーに取付けられている各種構成
要素で掻き取り装置210を邪魔しないで自由に回転す
る。この自由走行を容易にするのに、一方でキャップ6
4、65をなおも掻き取りながら、掻き取り装置210はサー
ビスステーションフレ−ム52に対する掻き取り装置210
の旋回運動を制御するカム装置230を備えている。カム
装置230はスクレーパーフレ−ム212から突出するカム腕
232を備えている。カム腕232はタンブラーリム206の外
面に沿って形成されたカム面235に係合するカムフォロ
ワー234を備えている。
【0039】スクレーパー腕220、222のヘッド224でキ
ャップ64、65を掻き取るタンブラー本体204の位置を図
8に実線で示してあり、掻き取り装置210の自由走行す
なわち静止位置を破線で示してある。スクレーパーフレ
−ム212はサービスステーションフレ−ム52の下壁から
上向きに突出する片寄せポスト238の三角形端部に沿っ
て乗っている片持ちばね腕すなわち片寄せ腕236を備え
ている。片持ちばね腕236は片寄せポスト238に向かって
押し、スクレーパーヘッド224をタンブラー204から遠く
に移動させる。ばね腕236はタンブラー204の回転に応答
してカム装置230により与えられるカム作用に応答して
わずかに圧縮することができる弾力性を持っているの
で、スクレーパーブレード224は図8に実線で示すよう
に、キャップ64、65との係合に引き込まれる。
【0040】キャップ64、65からインク残滓を掻き取っ
てから、駆動歯車60はタンブラー204を回転させ、カム
フォロワー234は最後に破線で示してある位置204のよう
な、スクレーパー装置210の自由走行位置すなわち静止
位置に到達するまでカム面235に沿って走行する。片寄
せポスト238に対して押す片持ちばね腕236により発生す
るばね力はスクレーパーフレ−ム212およびヘッド224を
ヒボット214、216の周りに旋回することによりタンブラ
ー本体204から遠くに移動させる。静止位置で、タンブ
ラー204およびそれに取付けられている他の構成要素は
スクレーパーを越えて自由に走行することができる。勿
論、カム面235を、図8にリム206の右下部分に示したよ
うな、スクレーパーを他のタンブラー部品との係合に引
き込んで構成部品の掃除および/または条件調節を行な
うように構成することができる。
【0041】第4の実施例 図9は図1−図6に示す組立体54の代わりにサービスス
テーションフレ−ム52に取付けることができる他のタン
ブラー組立体302を有する、本発明に従って構成された
回転サービスステーション300の別の実施例を示す。タ
ンブラー組立体302はリム305にあるハブ308のようなハ
ブでサービスステーションに旋回可能に取付けられてい
る二つの対向ホィール部分すなわちリム305、306を備え
た本体部すなわちタンブラー304を備えている。駆動歯
車60は、簡単にするため図9では省略してあるが、リム
305の周辺の周りに形成することができる。サービスス
テーション300はカム面235がその上に形成されているリ
ム306を有する、キャップスクレーパー94(図5および
図6)、または図8の随意選択のキャツプ掻き取り装置
210を備えることができる。
【0042】回転サービスステーション300はタンブラ
ー本体304を有する、本発明に従って構成されたプリン
トヘッド湿式キャッピング装置310を備えている。タン
ブ ラー本体304には静止壁312および停止壁314があり、
各々二つのリム305、306の間に延び、長手軸90の近くで
共に接合している。揺り子旋回ポスト316が停止壁314か
ら上向きに突出している。タンブラーリム305および306
は、各々がリム305のポスト318のようなヨーク旋回ポス
トを形成する対向半月形凹みを備えている。
【0043】キャッピング装置310はキャップ支持プラ
ットフォームすなわち台320を備えている。カラーまた
は黒のウィッキングキャップ64、65を、接着剤、超音波
溶接、または他の同等の技法による結合によるように、
台320に取付けることができる。更に好適には、キャッ
プ64、65をエラストマー材料(キャップ本体80)をプラ
スチック材料(台320)にモールドする当業者に既知の
オンサートモールドを使用して台320に取付けることが
できる。単独のカラーインクウィッキングパッド64を三
色ペン32について図示してあるが、従来の非ウィッキン
グキャップ(図示せず)が三色ペンに対して好適なこと
もある。しかし、三つの別々のカラーペン(たとえば、
シアン、マゼンタ、および黄色のペン)に対して台320
の上に横並びに 設置された(図示せず)三つの別々の
キャップ64が好適である。台320は二つの キャリッジ位
置合わせ腕322、324をも備えており、これらは下に更に
説明するように、プリントヘッドキャリッジ38の下向き
突出位置合わせ部材326(図10お よび図11を参照)
に係合してキャッピングを容易にする。
【0044】台320はリンクすなわちヨーク部材330によ
りタンブラー本体304に結合されている。ヨーク330は二
重ピボット構造で、ブリッジ部材336により共に接合さ
れている二つの耳部材332、334を備えている。各耳33
2、334は、リム305のポスト318の周りを旋回するリムピ
ボット部材338のような、タンブラーリム305、306の
半月形スロットを通して突出する下部リムピボット部材
を備えている。タンブラー本体304に対するヨーク330の
動作旋回を、キャッピングの前の静止状態で(図10)
およびキャップを被せたとき(図11)を、図10およ
び図11に概略示してあるが、図9はキャップを被せた
位置を示している。
【0045】台320は耳332、334の各内面に沿って設置
されている二つの上部ピボット部材340によりヨーク330
に旋回可能に取付けられている。台にはレール344、346
およびヨークの耳332、334に隣接して台320の両側に沿
って設置されている下部部材348により形成されている
一対のピボットポケット342がある。各上部ピボット部
材340は、図9に示してある隣接するヨーク耳332のよう
な、および図10および図11に概略示してあるよう
な、そのそれぞれの関連ポケット342の中で旋回する。
各ピボット部材340は、ヨーク330がそれぞれ図10およ
び図11の静止位置と完全にキャップで覆われた位置と
の間でトグルするようにヨーク330に対する台320の旋回
を制御する。
【0046】台320を静止位置でタンブラー本体304に対
して片寄せるため、キャッピング組立体310は台320をタ
ンブラー本体304から向こうに押す片寄せ部材350を備え
ている。これを行なうのに、片寄せ部材350は揺り子ば
ね保持器すなわちキーパー部材352(簡単にするため図
10および図11では省略してある)、および圧縮コイ
ルばね354を備えている。保持器352はタンブラーの停
止壁314から突出する揺り子ピボットポスト316に静置さ
れている揺り子部材356を備えている。保持器352は各々
が台320のピボットピンすなわちポスト部材360を掴むラ
ッチで終わる二つの突出フィンガー部材357、358を備え
ている。台ピボットポスト360は台320のキャップ支持プ
ラットフォーム内に形成されたほぼT形のスロット362
の中に置かれている。T形スロット362はそれを通して
保持器フィンガー357、358の先端を 滑動可能に受ける
大きさである。好適には、ばね354はわずかな圧縮下に
あって 台320をタンブラー停止壁314から向こうに、静
止壁312に隣接する静止位置の方に片寄せている。ばね3
54は、組立中および分解中のように、ばね保持器352の
揺り子部材356の脚により台320に固定されている。
【0047】更に、保持器フィンガー357、358は台スロ
ット362と協同して台320にプリントヘッド30、32の下向
きの力によりばね354を更に圧縮させ、てプリントヘッ
ドノズル板34、36をしっかりと覆いシールする。すなわ
ち、保持器フィンガー357、358の上部を図9で台320の
上面とほぼ同一平面であるように図示してあるが、フィ
ンガー357、358の上面をばね354がキャッピング中、圧
縮されるにつれてこの上面の上方に突出することができ
る。図11に概略図示したように、ばね354の圧縮によ
りピボット部材340がレール344、346の間のスレッドポ
ケット(sled pocket)342の中で上方に浮
き、これにより台320がヨーク330に対して移動する。ヒ
ボット340がポケット342に比較的緩く嵌まっている台32
0が、たとえばピボット340がポケット342の中で(水平
におよび/または垂直に)不等距離を動く場合、ヨーク
330に対して有利に幾らか傾くことができることに注目
のこと。
【0048】動作に関して、プリンタ20は従来のDCス
テッパーモータを備えており、モータは駆動歯車60を介
してサービスステーションを軸90の周りに駆動するよう
に結合されている(駆動歯車60の歯は図1−図4の第1
の実施例について図示したように、タンブラーリム305
の周辺の周りに形成することができる)。図9および図
10を参照して、タンブラー本体304はキャリッジ係合
腕322、324がキャリッジ位置合わせ部材326に接触する
まで曲線矢370により示した方向に回転する。タンブラ
ー本体304が矢印370の方向に続いて回転するとキャッピ
ング組立体310が図11に示すキャップ被せ位置に旋回
し、プリントヘッド30および32にキャップを被せてシー
ルする。図10および図11はタンブラー部材304に対
するヨーク330の回転、およびヨーク330およびタンブラ
ー本体304に対する台320の回転を示している。
【0049】図11に示すように、それぞれの黒および
カラーのペン30、32が掩蔽されると、ばね354が圧縮さ
れる。ばね354により停止壁314から上向きに供給される
圧縮力は台320およびキャップ64、65をペン面34、36に
対して押しつける。スレッドポケット348の中にヨーク
ピボット340が緩く嵌合することにより行なわれるジン
バル取付けは、台320を保持器352におよび揺り子部材35
6をポスト316に取付けることにより得られるジンバル作
用と組み合わされて、台320を長手軸90に対して傾け
る。この傾け作用すなわちジンバル作用は、インク堆積
のような、プリントヘッド面34、36の凹凸を補償しなが
らペンノズルに隣接する気密シールを行なう。
【0050】図9および図11のキャッピング位置にお
いて、ばね354により供給されるばね力は、プリンタユ
ニット20の電源が切られた時でさえ、ペン面34、36に対
して制御された圧力を維持する。矢印370の方向を反転
するステッパーモータにより供給される正(posit
ive)エネルギがキャッピング組立体310をペン30、3
2から開放するのに必要である。保持器352は腕322、324
がプリントヘッドキャリッジ部材326に接触していない
とき台320を静止壁312に対して押す非中心合わせ特性を
備えている。したがって、この中心外れの特性はキャッ
プ台320を壁312に隣接する静止位置に押しつけ、キャッ
ピング組立体310をプリントヘッドに接触しないで矢印3
70と反対の方向に回転させることが出来る。これはプリ
ントへッドの、拭き取りまたはプライミングのような、
保守操作を容易にするために望ましいことである。
【0051】(実施態様)なお、本発明の実施態様の例
を以下に示す。
【0052】(実施態様1) インクジェット印刷装置
に使用するインクジェットプリントヘッドを保守する方
法において、プリントヘッドがキャップのウィッキング
面に対してシールされる掩蔽位置に到達するまで前記プ
リントヘッドと前記キャップとの相対移動により前記プ
リントヘッドに前記キャップを被せる工程と、前記掩蔽
位置で、毛管作用によりインクを前記プリントヘッドか
ら前記キャップのウィッキング面に沁み出させる工程
と、前記掩蔽位置で、前記プリントヘッドにある乾燥イ
ンク残滓を前記沁み出したインクにより溶解する工程と
を特徴とする保守方法。
【0053】(実施態様2) 前記キャップは圧縮し得
る材料から作られ、前記ウィッキング面は凸面を含み、
前記キャップを被せる工程は前記プリントヘッドを前記
凸面に漸次接触させて前記キャップを前記掩蔽位置で圧
縮することを特徴とする、請求項1に記載の保守方法。
【0054】(実施態様3) 前記キャップを被せる工
程の前記相対移動は前記掩蔽位置に到達するまで前記キ
ャップを回転させて前記プリントヘッドに接触させるこ
とを特徴とする請求項1及び2に記載の保守方法。
【0055】(実施態様4) 前記キャップを被せる工
程の前に、インクを前記ウィッキング面に付着させる為
に、前記プリントヘッドを噴射することにより前記キャ
ップを予め湿らすことを特徴とする請求項1乃至3に記
載の保守方法。
【0056】(実施態様5) 前記溶解する工程の後、
前記プリントヘッドからキャップを外す工程と、前記キ
ャップを外したプリントヘッドを噴射してインクを放出
し、前記プリントヘッドを湿す工程と、前記噴射工程の
後、前記プリントヘッドを拭き、溶解インク残滓および
湿りインクを除去する工程とを特徴とする請求項1乃至
4に記載の保守方法。
【0057】(実施態様6) 前記キャップを前記掩蔽
位置から掻き取り位置に向かって回転させる工程と、前
記キャップを回転する工程に応答してスクレーパーを掻
き取り位置に旋回させる工程と、前記キャップおよび前
記スクレーパーを前記掻き取り位置に置いて、前記キャ
ップを前記スクレーパーを通過して回転させることによ
り前記スクレーパーで前記キャップからインク残滓を掻
き取る工程とを特徴とする請求項1乃至5に記載の保守
方法。
【0058】(実施態様7) インクジェット印刷装置
に使用するインクジェットプリントヘッドを保守するサ
ービスステーションにおいて、フレ−ムを有すること
と、前記フレ−ムにより支持されて前記プリントヘッド
とキャップとの相対移動により前記プリントヘッドを掩
蔽位置で選択的にシールする前記キャップであって、前
記キャップに対して前記掩蔽位置で前記プリントヘッド
をシールし、毛管作用により前記プリントヘッドからイ
ンクを抽出する材料から成る前記ウィッキング面を備え
ているキャップとを有することとを特徴とするサービス
ステーション。
【0059】(実施態様8) 前記ウィッキング面は前
記プリントヘッドにある乾燥インク残滓を前記抽出され
たインクを使用して溶解する為に前記抽出されたインク
の少なくとも一部を保持する材料から成ることを特徴と
する請求項7に記載のサービスステーション。
【0060】(実施態様9) 前記キャップは凹み部を
形成するエラストマー性本体有することと、前記本体の
凹み部の内部に固定され、前記ウィッキング面を含む露
出面を有する前記インサートとを有することを特徴とす
る請求項7及び8に記載のサービスステーション。
【0061】(実施態様10) 前記インサートはマイ
ラーフィルム材料を有し、前記キャップのウィッキング
面は凸面を有することを特徴とする請求項7乃至9に記
載のサービスステーション。
【0062】(実施態様11) 前記キャップは前記プ
リントヘッドを選択的にシールする為に前記フレ−ムに
対して回転移動するように前記フレ−ムにより支持され
ていることと、前記サービスステーションは更に前記フ
レ−ムに旋回可能に取付けられているスクレーパーを備
えていることと、前記キャップの回転に応答して、前記
キャップからインク残滓を掻き取るように前記キャップ
および前記スクレーパーを結合するカム装置とを有する
ことを特徴とする請求項7乃至10に記載のサービスス
テーション。
【0063】(実施態様12) シャーシと、前記シャ
ーシに取付けられ、印刷領域および前記シャーシのサー
ビスステーション部分を横断して往復移動するように取
り付けられているプリントヘッドと、請求項7乃至11
に記載のサービスステーションとを有することを特徴と
するインクジェット印刷装置。
【発明の効果】多様な利点がキャップ組立体65に関して
ここに図解した湿式キャッピング装置を使用して実現さ
れる。たとえば、ウィッキングキャップ65はペン30から
のインクを有利に使用して溶媒として作用させ、乾燥イ
ンクをプリントヘッド面から除去する。したがって、ペ
ン面を傷める苛酷な溶媒は不要である。また、厄介な溶
媒分配装置は必要がない。マイラーフィルムインサート
ウィッキング層86を使用する他の利点はマイラー材料が
特に弾力性であり、使用中、たとえば、図8の装置200
のスクレーパー224による引っかきに耐えることがわか
っていることである。更に他の利点として、キャップ組
立体65は軽量、簡単で、効率良く、しかも製造および組
立が比較的容易である。その他に、ウィッキングキャッ
プ65は容易に入手し得る材料で簡単な構造で構成される
が、これはプリンタ20のような一層経済的且つ信頼性の
高い印刷装置を提供するのに貢献している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿式キャッピング装置を有するサービ
スステーションの第1の実施例を含む、本発明のインク
ジェット印刷装置、つまり、インクジェットプリンタ、
の一形態の斜視図である。
【図2】図1のサービスステーションの拡大断片斜視図
である。
【図3】図1の湿式キャッピング装置の拡大斜視図であ
る。
【図4】図3の線4−4に沿って取った拡大側面立面図
である。
【図5】図2の線5−5に沿って取った側面立面図であ
り、サービスステーションの動作の異なる段階を示して
いる。
【図6】図2の線5−5に沿って取った側面立面図であ
り、サービスステーションの動作の異なる段階を示して
いる。
【図7】本発明の湿式キャッピング装置を有するサービ
スステーションの第2の実施例の拡大側面立面図であ
る。
【図8】本発明の湿式キャッピング装置を有する回転サ
ービスステーションの第3の実施例の一部の拡大側面立
面図である。
【図9】本発明の湿式キャッピング装置を有する回転サ
ービスステーションの第4の実施例の一部の拡大斜視図
である。
【図10】図9の回転サービスステーションの実施例の
キャッピング動作の静止状態を示す概略側面立面図であ
る。
【図11】図9の回転サービスステーションの実施例の
キャッピング動作のキャップを被せた状態を示す概略側
面立面図である。
【符号の説明】
20 印刷装置 22 シャーシ 34、36 インクジェットプリントヘッド 48 サービスステーション空間部分 50 サービスステーション 52 サービスステーションフレ−ム 62 タンブラー(回転体)本体 64、65 キャップ 66、68 スクレーパー 80 キャップ本体 84 キャップの凹み部 85 ウィッキング面 212 スクレーパーフレーム 220、222 スクレーパー腕 224 スクレーパー 230 カム装置 234 カムフォロワー 304 タンブラー本体 320 キャップ支持プラットフォーム 330 ヨーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット印刷装置に使用するイン
    クジェットプリントヘッドを保守する方法において、プ
    リントヘッドがキャップのウィッキング面に対してシー
    ルされる掩蔽位置に到達するまで前記プリントヘッドと
    前記キャップとの相対移動により前記プリントヘッドに
    前記キャップを被せる工程と、前記掩蔽位置で、毛管作
    用によりインクを前記プリントヘッドから前記キャップ
    のウィッキング面に沁み出させる工程と、前記掩蔽位置
    で、前記プリントヘッドにある乾燥インク残滓を前記沁
    み出したインクにより溶解する工程とを特徴とする保守
    方法。
  2. 【請求項2】 前記キャップは圧縮し得る材料から作ら
    れ、前記ウィッキング面は凸面を含み、前記キャップを
    被せる工程は前記プリントヘッドを前記凸面に漸次接触
    させて前記キャップを前記掩蔽位置で圧縮することを特
    徴とする、請求項1に記載の保守方法。
  3. 【請求項3】 前記キャップを被せる工程の前記相対移
    動は前記掩蔽位置に到達するまで前記キャップを回転さ
    せて前記プリントヘッドに接触させることを特徴とする
    請求項1及び2に記載の保守方法。
  4. 【請求項4】 前記キャップを被せる工程の前に、イン
    クを前記ウィッキング面に付着させる為に、前記プリン
    トヘッドを噴射することにより前記キャップを予め湿ら
    すことを特徴とする請求項1乃至3に記載の保守方法。
  5. 【請求項5】 前記溶解する工程の後、前記プリントヘ
    ッドからキャップを外す工程と、前記キャップを外した
    プリントヘッドを噴射してインクを放出し、前記プリン
    トヘッドを湿す工程と、前記噴射工程の後、前記プリン
    トヘッドを拭き、溶解インク残滓および湿りインクを除
    去する工程とを特徴とする請求項1乃至4に記載の保守
    方法。
  6. 【請求項6】 前記キャップを前記掩蔽位置から掻き取
    り位置に向かって回転させる工程と、前記キャップを回
    転する工程に応答してスクレーパーを掻き取り位置に旋
    回させる工程と、前記キャップおよび前記スクレーパー
    を前記掻き取り位置に置いて、前記キャップを前記スク
    レーパーを通過して回転させることにより前記スクレー
    パーで前記キャップからインク残滓を掻き取る工程とを
    特徴とする請求項1乃至5に記載の保守方法。
  7. 【請求項7】 インクジェット印刷装置に使用するイン
    クジェットプリントヘッドを保守するサービスステーシ
    ョンにおいて、フレ−ムを有することと、前記フレ−ム
    により支持されて前記プリントヘッドとキャップとの相
    対移動により前記プリントヘッドを掩蔽位置で選択的に
    シールする前記キャップであって、前記キャップに対し
    て前記掩蔽位置で前記プリントヘッドをシールし、毛管
    作用により前記プリントヘッドからインクを抽出する材
    料から成る前記ウィッキング面を備えているキャップと
    を有することとを特徴とするサービスステーション。
  8. 【請求項8】 前記ウィッキング面は前記プリントヘッ
    ドにある乾燥インク残滓を前記抽出されたインクを使用
    して溶解する為に前記抽出されたインクの少なくとも一
    部を保持する材料から成ることを特徴とする請求項7に
    記載のサービスステーション。
  9. 【請求項9】 前記キャップは凹み部を形成するエラス
    トマー性本体有することと、前記本体の凹み部の内部に
    固定され、前記ウィッキング面を含む露出面を有する前
    記インサートとを有することを特徴とする請求項7及び
    8に記載のサービスステーション。
  10. 【請求項10】 前記インサートはマイラーフィルム材
    料を有し、前記キャップのウィッキング面は凸面を有す
    ることを特徴とする請求項7乃至9に記載のサービスス
    テーション。
  11. 【請求項11】 前記キャップは前記プリントヘッドを
    選択的にシールする為に前記フレ−ムに対して回転移動
    するように前記フレ−ムにより支持されていることと、
    前記サービスステーションは更に前記フレ−ムに旋回可
    能に取付けられているスクレーパーを備えていること
    と、前記キャップの回転に応答して、前記キャップから
    インク残滓を掻き取るように前記キャップおよび前記ス
    クレーパーを結合するカム装置とを有することを特徴と
    する請求項7乃至10に記載のサービスステーション。
  12. 【請求項12】 シャーシと、前記シャーシに取付けら
    れ、印刷領域および前記シャーシのサービスステーショ
    ン部分を横断して往復移動するように取り付けられてい
    るプリントヘッドと、請求項7乃至11に記載のサービ
    スステーションとを有することを特徴とするインクジェ
    ット印刷装置。
JP01436996A 1995-01-31 1996-01-30 インクジェットプリントヘッドの保守方法及び装置 Expired - Lifetime JP3670743B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/384,290 US5635965A (en) 1995-01-31 1995-01-31 Wet capping system for inkjet printheads
US384,290 1995-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08230201A true JPH08230201A (ja) 1996-09-10
JP3670743B2 JP3670743B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=23516726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01436996A Expired - Lifetime JP3670743B2 (ja) 1995-01-31 1996-01-30 インクジェットプリントヘッドの保守方法及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5635965A (ja)
EP (1) EP0724959B1 (ja)
JP (1) JP3670743B2 (ja)
KR (1) KR100408354B1 (ja)
CN (1) CN1136501A (ja)
DE (1) DE69509868T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118610A (ja) * 2006-12-22 2007-05-17 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置及び記録装置メンテナンスキット
JP2011050892A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Shibaura Mechatronics Corp 塗布装置及び塗布方法
JP2017132265A (ja) * 2017-04-27 2017-08-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Families Citing this family (76)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6132026A (en) * 1995-07-31 2000-10-17 Hewlett-Packard Company Integrated translating service station for inkjet printheads
EP0780232B1 (en) * 1995-07-31 2004-03-03 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Translational service station system for inkjet printheads
US6328412B1 (en) 1995-07-31 2001-12-11 Hewlett-Packard Company Integrated translational service station for inkjet printheads
US6164754A (en) * 1996-11-06 2000-12-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid discharging recording apparatus with elastic head cleaning member
US5905514A (en) * 1996-11-13 1999-05-18 Hewlett-Packard Company Servicing system for an inkjet printhead
US5914734A (en) * 1996-11-13 1999-06-22 Hewlett-Packard Company Printhead servicing system and method using a moveable wiper between a fluid source and a printhead
US5907335A (en) * 1996-11-13 1999-05-25 Hewlett-Packard Company Wet wiping printhead cleaning system using a non-contact technique for applying a printhead treatment fluid
US5969731A (en) * 1996-11-13 1999-10-19 Hewlett-Packard Company Print head servicing system and method employing a solid liquefiable substance
EP1167042B1 (en) * 1996-11-22 2003-10-08 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus
US6102518A (en) * 1997-04-07 2000-08-15 Hewlett-Packard Company Liquid capping system for sealing inkjet printheads
DE19726971C1 (de) * 1997-06-25 1998-12-17 Siemens Nixdorf Inf Syst Tintenstrahldrucker mit einer Düsenabdeckungs- und Reinigungseinrichtung
US6000779A (en) * 1997-08-29 1999-12-14 Hewlett-Packard Company Triple-cartridge inkjet service station
JPH11320897A (ja) * 1998-03-11 1999-11-24 Canon Inc 記録ヘッド用キャップ、該キャップを装着可能な記録ヘッド、記録ヘッドへのキャップの取付け方法及び取付け装置
US6493937B1 (en) 1998-03-16 2002-12-17 Hewlett-Packard Company Method of manufacture for ink-jet hard copy apparatus using a modular approach to ink-jet technology
US6082854A (en) * 1998-03-16 2000-07-04 Hewlett-Packard Company Modular ink-jet hard copy apparatus and methodology
US6267472B1 (en) 1998-06-19 2001-07-31 Lexmark International, Inc. Ink jet heater chip module with sealant material
US6312117B1 (en) 1998-09-03 2001-11-06 Hewlett-Packard Company Ink jet printer pen with extra fluid dispenser
US6224186B1 (en) * 1999-01-08 2001-05-01 Hewlett-Packard Company Replaceable inkjet ink solvent application system
US6220691B1 (en) * 1999-04-30 2001-04-24 Hewlett-Packard Company Fiber tracking management system for inkjet printheads
WO2002047911A2 (de) * 2000-12-13 2002-06-20 Rena Informationstechnik Gmbh & Co. Kg Tintenstrahldrucker mit serviceeinrichtung
US6695429B2 (en) 2001-02-12 2004-02-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid assisted printhead blotter for an inkjet printer service station
KR100385064B1 (ko) * 2001-09-27 2003-05-23 삼성전자주식회사 잉크 젯 프린터
US6682165B2 (en) 2001-10-30 2004-01-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Wiping fluid spray system for inkjet printhead
US6736481B2 (en) 2001-10-31 2004-05-18 Hewlett-Packard Development Company, Lp. System and method for cleaning ink ejection elements
US6905189B1 (en) 2002-05-16 2005-06-14 Vutek, Inc. Wet capping tray for ink jet printheads
JP3750808B2 (ja) * 2002-07-26 2006-03-01 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタ
US6733106B1 (en) * 2002-10-24 2004-05-11 Lexmark International, Inc. Ink jet maintenance station with radial orientation
US7293024B2 (en) * 2002-11-14 2007-11-06 Seisint, Inc. Method for sorting and distributing data among a plurality of nodes
JP4343573B2 (ja) * 2003-04-10 2009-10-14 芝浦メカトロニクス株式会社 塗布装置およびヘッドのクリーニング方法
JP4333226B2 (ja) * 2003-06-13 2009-09-16 セイコーエプソン株式会社 キャッピング装置、キャッピング方法、及び液滴吐出装置
EP1516733B1 (en) * 2003-09-19 2007-12-12 Agfa Graphics N.V. Capping device for an inkjet print head
CN101357548B (zh) * 2004-01-21 2012-07-11 西尔弗布鲁克研究有限公司 带有可拆卸的盒的喷墨打印系统
CN100427312C (zh) * 2004-05-20 2008-10-22 明基电通股份有限公司 事务机及其喷墨卡匣密闭装置
JP2006076053A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6984017B1 (en) * 2004-12-06 2006-01-10 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer incorporating a reel-to-reel flexible capping member
US7258416B2 (en) * 2004-12-06 2007-08-21 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printer with pivotal capping member
US7770518B2 (en) * 2005-03-16 2010-08-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Web apparatus for cleaning arcuate printhead arrangement
CN101263008B (zh) * 2005-04-25 2012-02-15 株式会社爱发科 打印头维护站
US7669958B2 (en) * 2005-10-11 2010-03-02 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead cartridge comprising integral printhead maintenance station with maintenance roller
US7637588B2 (en) * 2005-10-11 2009-12-29 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance assembly comprising maintenance roller and cleaning mechanism
US7753472B2 (en) * 2005-10-11 2010-07-13 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station having rotational pad engagement
US7686419B2 (en) * 2005-10-11 2010-03-30 Silverbrook Research Pty Ltd Method of maintaining a printhead using a roller action
US7506958B2 (en) * 2005-10-11 2009-03-24 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station
US7695097B2 (en) * 2005-10-11 2010-04-13 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station having roller pad
US7448723B2 (en) * 2005-10-11 2008-11-11 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance station with pad cleaning action
KR100738191B1 (ko) * 2006-08-11 2007-07-10 엘에스전선 주식회사 구조물용 내진장치
JP5084236B2 (ja) * 2006-11-30 2012-11-28 東京エレクトロン株式会社 デバイス製造装置およびデバイス製造方法
US20080192084A1 (en) * 2007-02-09 2008-08-14 Great Computer Corporation Cleaning device for injet head of large-sized inkjet printer and cleaning module thereof
JP4305529B2 (ja) * 2007-03-01 2009-07-29 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
CN101468549B (zh) * 2007-12-29 2011-08-03 研能科技股份有限公司 喷墨头维护装置
US8172348B2 (en) 2008-03-24 2012-05-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print head cap vent
US8480211B2 (en) 2009-07-31 2013-07-09 Zamtec Ltd Wide format printer with multiple ink accumulators
JP5455575B2 (ja) * 2009-11-17 2014-03-26 キヤノン株式会社 記録装置
JP5429048B2 (ja) * 2010-05-25 2014-02-26 セイコーエプソン株式会社 メンテナンス装置、流体噴射装置及びメンテナンス方法
KR20120036187A (ko) * 2010-10-07 2012-04-17 삼성전자주식회사 인쇄장치 및 이를 이용한 패턴형성방법
JP5728940B2 (ja) * 2010-12-28 2015-06-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
WO2013064168A1 (en) * 2011-10-31 2013-05-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print pen capping apparatus
CN103600585B (zh) * 2013-08-31 2016-04-06 深圳市全印图文技术有限公司 用于数码印花机喷头的保湿方法及保湿条
US9266336B1 (en) 2015-04-07 2016-02-23 Xerox Corporation Ink barrier formed on printhead to prevent air intake
CN109278413B (zh) * 2018-10-19 2020-12-29 广州精陶机电设备有限公司 一种打印机的维护装置
US10518537B1 (en) 2018-11-29 2019-12-31 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead
WO2020117236A1 (en) * 2018-12-06 2020-06-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkjet printer and ejection device maintenance
US10632757B1 (en) 2018-12-10 2020-04-28 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during idle periods
US10518551B1 (en) 2018-12-11 2019-12-31 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead
US10710370B2 (en) * 2018-12-18 2020-07-14 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printhead inactivity
WO2020131068A1 (en) 2018-12-20 2020-06-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing system
US10710371B1 (en) 2019-02-11 2020-07-14 Xerox Corporation Inkjet printhead cap having latching system
US10857798B2 (en) 2019-02-11 2020-12-08 Xerox Corporation Cap and evaporative devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10800174B2 (en) 2019-02-11 2020-10-13 Xerox Corporation Evaporative ink-blocking film devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10814631B2 (en) 2019-02-11 2020-10-27 Xerox Corporation Inkjet printhead cap having rotatable panels
US10696052B1 (en) 2019-02-11 2020-06-30 Xerox Corporation Submersion cap devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10894411B2 (en) 2019-02-11 2021-01-19 Xerox Corporation Cap and application devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10889117B2 (en) 2019-03-28 2021-01-12 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printer inactivity
US10717284B1 (en) 2019-03-28 2020-07-21 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printer inactivity
US10919299B1 (en) * 2019-09-05 2021-02-16 Xerox Corporation System and method to counteract the drying of aqueous inks in a printhead
US11383525B2 (en) 2020-06-10 2022-07-12 Xerox Corporation System and method for efficiently purging printheads

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862057A (ja) * 1981-10-08 1983-04-13 Canon Inc インクジェット装置用回復装置及びそれを備えたインクジェット装置
JPS5945164A (ja) * 1982-09-08 1984-03-13 Seiko Epson Corp インクジエツトプリンタのノズルキヤツプ
JPS59209876A (ja) * 1983-05-14 1984-11-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 液体供給装置
JPS6030348A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Fujitsu Ltd インクジエツトプリンタ
JPS60224550A (ja) * 1984-04-23 1985-11-08 Canon Inc インクジエツトプリンタの目詰り防止機構
JP2521423B2 (ja) * 1985-03-28 1996-08-07 キヤノン株式会社 インクジエツト装置の回復方法
DE3528926A1 (de) * 1985-08-12 1987-02-19 Siemens Ag Verfahren und vorrichtung zum reinigen und verschliessen der duesen eines schreibkopfes in einer tintenschreibeinrichtung
US4853717A (en) * 1987-10-23 1989-08-01 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
SG47854A1 (en) * 1988-09-07 1998-04-17 Seiko Epson Corp Ink jet printer sealing method and apparatus
US5252993A (en) * 1988-09-07 1993-10-12 Seiko Epson Corporation Capping apparatus for an ink jet printer
US5027134A (en) * 1989-09-01 1991-06-25 Hewlett-Packard Company Non-clogging cap and service station for ink-jet printheads
US5115250A (en) * 1990-01-12 1992-05-19 Hewlett-Packard Company Wiper for ink-jet printhead
US5051761A (en) * 1990-05-09 1991-09-24 Xerox Corporation Ink jet printer having a paper handling and maintenance station assembly
US5103244A (en) * 1990-07-05 1992-04-07 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for cleaning ink-jet printheads
US5260724A (en) * 1991-01-09 1993-11-09 Seiko Epson Corporation Capping device for ink jet printer
US5146243A (en) * 1991-07-29 1992-09-08 Hewlett-Packard Company Diaphragm cap system for ink-jet printers
US5216449A (en) * 1991-07-29 1993-06-01 Hewlett-Packard Company Rounded capillary vent system for ink-jet printers
US5155497A (en) * 1991-07-30 1992-10-13 Hewlett-Packard Company Service station for ink-jet printer
US5151715A (en) * 1991-07-30 1992-09-29 Hewlett-Packard Company Printhead wiper for ink-jet printers
JPH05162320A (ja) * 1991-12-13 1993-06-29 Canon Inc インクジェット記録装置および該インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法
US5517219A (en) * 1992-01-16 1996-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus having an improved capping mechanism
JPH0630348A (ja) * 1992-07-10 1994-02-04 Clarion Co Ltd 車載用テレビジョン装置
EP0584960B1 (en) * 1992-08-26 1997-01-02 Hewlett-Packard Company Ink-jet printhead cap having suspended lip
US5455609A (en) * 1992-09-30 1995-10-03 Hewlett-Packard Company Printhead servicing station for printers
US5712668A (en) * 1994-03-25 1998-01-27 Hewlett-Packard Company Rotary Multi-ridge capping system for inkjet printheads
US5706038A (en) * 1994-10-28 1998-01-06 Hewlett-Packard Company Wet wiping system for inkjet printheads
US5714991A (en) * 1995-03-03 1998-02-03 Hewlett-Packard Company Rotary priming system for inkjet printheads

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118610A (ja) * 2006-12-22 2007-05-17 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置及び記録装置メンテナンスキット
JP4674671B2 (ja) * 2006-12-22 2011-04-20 株式会社リコー インクジェット記録装置及び記録装置メンテナンスキット
JP2011050892A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Shibaura Mechatronics Corp 塗布装置及び塗布方法
JP2017132265A (ja) * 2017-04-27 2017-08-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5635965A (en) 1997-06-03
CN1136501A (zh) 1996-11-27
US5963228A (en) 1999-10-05
KR960029106A (ko) 1996-08-17
DE69509868T2 (de) 1999-09-30
EP0724959B1 (en) 1999-05-26
EP0724959A1 (en) 1996-08-07
KR100408354B1 (ko) 2004-02-25
JP3670743B2 (ja) 2005-07-13
DE69509868D1 (de) 1999-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3670743B2 (ja) インクジェットプリントヘッドの保守方法及び装置
US6409304B1 (en) Liquid capping system for sealing inkjet printheads
US6290324B1 (en) Wet wiping system for inkjet printheads
US5949448A (en) Fiber cleaning system for inkjet printhead wipers
US5815176A (en) Multi-finned wiping system for inkjet printheads
JP3422614B2 (ja) インクジェット・プリントヘッド用サービス・ステーションおよびインクジェット・プリント機構
JP3710013B2 (ja) カラー可能単一カートリッジ・インクジェット・サービスステーション
JPH09131884A (ja) インクジェットプリントヘッド用吸収性可動スピッティングステーション
EP1018431B1 (en) Replaceable inkjet ink solvent application system
JP2003231277A (ja) インクつぼシステム
US5714991A (en) Rotary priming system for inkjet printheads
US6527362B2 (en) Grooved tip wiper for cleaning inkjet printheads
EP1075950A2 (en) Ink jet recording apparatus
US6435646B2 (en) Fiber tracking management system for inkjet printheads
JP3138655B2 (ja) インクジェット記録装置のキャップ機構
JPH11207980A (ja) インクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置
GB2381240A (en) Fibre tracking management sytem for inkjet printheads
JP2000000974A (ja) ワイパ―ブレ―ド清掃装置
JPH08244240A (ja) インクジェット装置
JPH0681741U (ja) インクジェット装置
JP2004224060A (ja) インクジェット式記録装置
JPH08244241A (ja) インクジェット装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term