JPH08229664A - 複合鋳造シリンダまたはシリンダブロック - Google Patents
複合鋳造シリンダまたはシリンダブロックInfo
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- JPH08229664A JPH08229664A JP27477495A JP27477495A JPH08229664A JP H08229664 A JPH08229664 A JP H08229664A JP 27477495 A JP27477495 A JP 27477495A JP 27477495 A JP27477495 A JP 27477495A JP H08229664 A JPH08229664 A JP H08229664A
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/16—Casting in, on, or around objects which form part of the product for making compound objects cast of two or more different metals, e.g. for making rolls for rolling mills
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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- F02F1/004—Cylinder liners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0085—Materials for constructing engines or their parts
- F02F2007/009—Hypereutectic aluminum, e.g. aluminum alloys with high SI content
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】亜共晶アルミニウム珪素合金から成りかつ過共
晶アルミニウム珪素合金製シリンダライナ2が鋳込まれ
た内燃機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロック
1を改良する。 【解決手段】上記シリンダライナ2を遠心鋳造または圧
搾鋳造により予め製造する。
晶アルミニウム珪素合金製シリンダライナ2が鋳込まれ
た内燃機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロック
1を改良する。 【解決手段】上記シリンダライナ2を遠心鋳造または圧
搾鋳造により予め製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜共晶アルミニウ
ム珪素合金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合金製
シリンダライナが鋳込まれた内燃機関用複合鋳造シリン
ダまたはシリンダブロックに関する。
ム珪素合金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合金製
シリンダライナが鋳込まれた内燃機関用複合鋳造シリン
ダまたはシリンダブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金は今日的視点から見
て、車両製造分野における最重要の未来材料であり、そ
の使用量は増大する傾向にある。その際先ず第一に、特
に鉄系材料に比べて重量面でのアルミニウム合金の優位
性が他の優位性と共に活用される。このことは、ピスト
ンのみならず、殊に車両内で最も重い部品であるシリン
ダまたはシリンダブロックに著しい影響を及ぼしてい
る。即ち、例えばエンジンブロックの材料を鼠鋳鉄から
アルミニウム珪素合金へ切り変えると40〜60%もの
重量軽減が達成可能であり、これは既に達成されてい
る。
て、車両製造分野における最重要の未来材料であり、そ
の使用量は増大する傾向にある。その際先ず第一に、特
に鉄系材料に比べて重量面でのアルミニウム合金の優位
性が他の優位性と共に活用される。このことは、ピスト
ンのみならず、殊に車両内で最も重い部品であるシリン
ダまたはシリンダブロックに著しい影響を及ぼしてい
る。即ち、例えばエンジンブロックの材料を鼠鋳鉄から
アルミニウム珪素合金へ切り変えると40〜60%もの
重量軽減が達成可能であり、これは既に達成されてい
る。
【0003】AlSi17Cu4型過共晶アルミニウム
珪素合金から成りかつ低圧鋳造法で製造されたシリンダ
が、定期刊行物:エム・テー・ツェット、自動車工学雑
誌(MTZ,Motortechnische Zei
tschrift)、第35巻(1974年)、第33
〜41頁に記載されている。このシリンダの滑り面に上
記過共晶アルミニウム珪素合金から初晶として晶出する
と共に均一に分布しかつ一様の形状で形成された珪素粒
は、その粒径が30〜80μmである。上記シリンダま
たはシリンダブロックの鋳造後、シリンダ内腔は先ず前
中ぐりおよび仕上げ中ぐりにより機械加工され、次いで
前ホーニング及び仕上げホーニングされ、その結果、上
記シリンダ滑り面中の珪素粒は平滑にされて周囲のアル
ミニウム合金地と共に平滑面を形成する。上記ホーニン
グ加工の後、上記珪素粒間のアルミニウム合金地は電気
化学的手法により僅かに除去されて深さ方向に後退する
ので、上記珪素粒は上記シリンダの無強化滑り面から僅
かに、即ち0.5〜2.0μm、好ましくは0.8〜
1.5μmほど突出し、ピストンリングおよびピストン
スカートからの負荷を担う骨組みとして働く。
珪素合金から成りかつ低圧鋳造法で製造されたシリンダ
が、定期刊行物:エム・テー・ツェット、自動車工学雑
誌(MTZ,Motortechnische Zei
tschrift)、第35巻(1974年)、第33
〜41頁に記載されている。このシリンダの滑り面に上
記過共晶アルミニウム珪素合金から初晶として晶出する
と共に均一に分布しかつ一様の形状で形成された珪素粒
は、その粒径が30〜80μmである。上記シリンダま
たはシリンダブロックの鋳造後、シリンダ内腔は先ず前
中ぐりおよび仕上げ中ぐりにより機械加工され、次いで
前ホーニング及び仕上げホーニングされ、その結果、上
記シリンダ滑り面中の珪素粒は平滑にされて周囲のアル
ミニウム合金地と共に平滑面を形成する。上記ホーニン
グ加工の後、上記珪素粒間のアルミニウム合金地は電気
化学的手法により僅かに除去されて深さ方向に後退する
ので、上記珪素粒は上記シリンダの無強化滑り面から僅
かに、即ち0.5〜2.0μm、好ましくは0.8〜
1.5μmほど突出し、ピストンリングおよびピストン
スカートからの負荷を担う骨組みとして働く。
【0004】過酷な運転条件下で、上記シリンダ滑り面
のアルミニウム合金地と、ピストンの軽金属との間の接
触を是が非でも回避するため、このシリンダ滑り面の使
用は、少なくともピストンスカートに厚さ約20μmの
鉄層が被覆された軽金属製ピストンと組み合された時に
限られる。このピストンの鉄層被覆により、ピストンス
カートの摩耗は著しく低減されると共に、ピストンスカ
ートとシリンダ滑り面との間の引っ掛かりの傾向は抑制
される。しかしこのようなシリンダの難点は、このシリ
ンダ全体を高製造費で製造された過共晶アルミニウム珪
素合金で鋳造せざるを得ないことである。
のアルミニウム合金地と、ピストンの軽金属との間の接
触を是が非でも回避するため、このシリンダ滑り面の使
用は、少なくともピストンスカートに厚さ約20μmの
鉄層が被覆された軽金属製ピストンと組み合された時に
限られる。このピストンの鉄層被覆により、ピストンス
カートの摩耗は著しく低減されると共に、ピストンスカ
ートとシリンダ滑り面との間の引っ掛かりの傾向は抑制
される。しかしこのようなシリンダの難点は、このシリ
ンダ全体を高製造費で製造された過共晶アルミニウム珪
素合金で鋳造せざるを得ないことである。
【0005】一方、AlSi9Cu3型アルミニウム合
金から成るシリンダまたはシリンダブロックが公知であ
る。この場合、厚さ50〜80μmのニッケル基層が、
この基層内に分散された粒径1〜3μmの炭化珪素粒と
共にシリンダ空腔面上に電気鍍金される。次いでシリン
ダ滑り面はホーニング加工される。しかしこの含分散質
ニッケル基層の製造には少なからぬプロセス経費が掛か
る。特に電気鍍金工場内では前処理浴の浄化装置が必要
となる。また汚水処理の際に発生するスラッジは集積さ
れかつ規制通りに除去されねばならない。そして上記基
層の製造用浴の作業場内には排出口と共に洗浄装置が設
置されなければならない。また修理の際、上記基層の再
生の作業は経費も手間も掛かる。
金から成るシリンダまたはシリンダブロックが公知であ
る。この場合、厚さ50〜80μmのニッケル基層が、
この基層内に分散された粒径1〜3μmの炭化珪素粒と
共にシリンダ空腔面上に電気鍍金される。次いでシリン
ダ滑り面はホーニング加工される。しかしこの含分散質
ニッケル基層の製造には少なからぬプロセス経費が掛か
る。特に電気鍍金工場内では前処理浴の浄化装置が必要
となる。また汚水処理の際に発生するスラッジは集積さ
れかつ規制通りに除去されねばならない。そして上記基
層の製造用浴の作業場内には排出口と共に洗浄装置が設
置されなければならない。また修理の際、上記基層の再
生の作業は経費も手間も掛かる。
【0006】DE−A−3725495号明細書では内
燃機関用シリンダブロックが意図され、この場合、シリ
ンダ滑り面は、容積率8〜20%の酸化アルミニウム系
繊維と、容積率0.3〜15%の炭素繊維との混合物か
ら成る円筒状繊維強化部分が軽金属地内に配されて成
る。ここで上記酸化アルミニウム系繊維は25%以下の
酸化珪素を含む。このように形成されたシリンダ滑り面
を以てしても、上記シリンダブロックの軽金属地と、軽
金属ピストンとの間の接触を回避するため、該軽金属ピ
ストンを使用する前に従来どおり該軽金属ピストンの円
筒状外面に鉄層を電気鍍金しかつこの鉄層上に更に錫層
を電気鍍金することが必要である。また上記シリンダ滑
り面内で浸潤される上記ハイブリッド繊維は高価である
ばかりでなく、そのトライボロジー性能は操業条件に依
っては過共晶アルミニウム珪素合金で製造されたシリン
ダ滑り面のそれに劣る。
燃機関用シリンダブロックが意図され、この場合、シリ
ンダ滑り面は、容積率8〜20%の酸化アルミニウム系
繊維と、容積率0.3〜15%の炭素繊維との混合物か
ら成る円筒状繊維強化部分が軽金属地内に配されて成
る。ここで上記酸化アルミニウム系繊維は25%以下の
酸化珪素を含む。このように形成されたシリンダ滑り面
を以てしても、上記シリンダブロックの軽金属地と、軽
金属ピストンとの間の接触を回避するため、該軽金属ピ
ストンを使用する前に従来どおり該軽金属ピストンの円
筒状外面に鉄層を電気鍍金しかつこの鉄層上に更に錫層
を電気鍍金することが必要である。また上記シリンダ滑
り面内で浸潤される上記ハイブリッド繊維は高価である
ばかりでなく、そのトライボロジー性能は操業条件に依
っては過共晶アルミニウム珪素合金で製造されたシリン
ダ滑り面のそれに劣る。
【0007】EP−A−0449356号明細書から、
亜共晶アルミニウム珪素合金で鋳造されたシリンダブロ
ックが公知であり、この場合、珪素粒を含むセラミック
繊維製中空成形体が、浸透したアルミニウム基質と共に
シリンダ内に鋳込まれている。上記成形体自体はなんら
のトライボロジー性能を有せず、単に上記珪素粒の保持
体として働く。
亜共晶アルミニウム珪素合金で鋳造されたシリンダブロ
ックが公知であり、この場合、珪素粒を含むセラミック
繊維製中空成形体が、浸透したアルミニウム基質と共に
シリンダ内に鋳込まれている。上記成形体自体はなんら
のトライボロジー性能を有せず、単に上記珪素粒の保持
体として働く。
【0008】DE−C−4020268号明細書の対象
は、珪素3〜12%および銅3〜5%を含むアルミニウ
ム珪素合金製シリンダ・クランクケース・アセンブリー
であって、過共晶アルミニウム合金製シリンダライナが
シリンダ中に埋め込まれている。
は、珪素3〜12%および銅3〜5%を含むアルミニウ
ム珪素合金製シリンダ・クランクケース・アセンブリー
であって、過共晶アルミニウム合金製シリンダライナが
シリンダ中に埋め込まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、鼠鋳
鉄製シリンダライナを含む複合鋳造シリンダまたはシリ
ンダブロックの利点と、特別なシリンダ滑り面保護手段
を必要としないアルミニウム珪素合金製複合鋳造シリン
ダまたはシリンダブロックの利点とを結合することによ
り、亜共晶アルミニウム珪素合金から成りかつ過共晶ア
ルミニウム珪素合金製シリンダライナが鋳込まれた内燃
機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロックの改良
品を提供することである。
鉄製シリンダライナを含む複合鋳造シリンダまたはシリ
ンダブロックの利点と、特別なシリンダ滑り面保護手段
を必要としないアルミニウム珪素合金製複合鋳造シリン
ダまたはシリンダブロックの利点とを結合することによ
り、亜共晶アルミニウム珪素合金から成りかつ過共晶ア
ルミニウム珪素合金製シリンダライナが鋳込まれた内燃
機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロックの改良
品を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、亜共晶アルミ
ニウム珪素合金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合
金製シリンダライナ2が鋳込まれた内燃機関用複合鋳造
シリンダまたはシリンダブロック1において、上記シリ
ンダライナ2は遠心鋳造により予め製造されるように複
合鋳造シリンダまたはシリンダブロックを構成した。
ニウム珪素合金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合
金製シリンダライナ2が鋳込まれた内燃機関用複合鋳造
シリンダまたはシリンダブロック1において、上記シリ
ンダライナ2は遠心鋳造により予め製造されるように複
合鋳造シリンダまたはシリンダブロックを構成した。
【0011】本発明はまた、亜共晶アルミニウム珪素合
金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合金製シリンダ
ライナ7が鋳込まれた内燃機関用複合鋳造シリンダまた
はシリンダブロック6において、上記シリンダライナ7
は圧搾鋳造(Fluessigpressgiessverfahren; squeeze ca
sting)により予め製造されるように複合鋳造シリンダま
たはシリンダブロックを構成した。
金から成りかつ過共晶アルミニウム珪素合金製シリンダ
ライナ7が鋳込まれた内燃機関用複合鋳造シリンダまた
はシリンダブロック6において、上記シリンダライナ7
は圧搾鋳造(Fluessigpressgiessverfahren; squeeze ca
sting)により予め製造されるように複合鋳造シリンダま
たはシリンダブロックを構成した。
【0012】上記複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック1、6はAlSi6Cu、AlSi9CuまたはA
lSi10Mg型の亜共晶アルミニウム珪素合金から成
ることができる。
ック1、6はAlSi6Cu、AlSi9CuまたはA
lSi10Mg型の亜共晶アルミニウム珪素合金から成
ることができる。
【0013】上記シリンダライナ2、7はAlSi17
Cu4Mg、AlSi20−25Cu4Mg、AlSi
30−40またはAlSi17Cu4Ni3MnMg型
の過共晶アルミニウム珪素合金から成ることができる。
Cu4Mg、AlSi20−25Cu4Mg、AlSi
30−40またはAlSi17Cu4Ni3MnMg型
の過共晶アルミニウム珪素合金から成ることができる。
【0014】上記シリンダライナ2、7はその外側面に
細溝、条溝、リブまたは波形状の凹凸を有することがで
きる。
細溝、条溝、リブまたは波形状の凹凸を有することがで
きる。
【0015】シリンダ滑り面の機械加工後における上記
鋳込まれたシリンダライナ2、7の壁厚は1.5〜4.
0mm、好ましくは2〜3mmであるのがよい。
鋳込まれたシリンダライナ2、7の壁厚は1.5〜4.
0mm、好ましくは2〜3mmであるのがよい。
【0016】上記シリンダライナ2、7の珪素粒の粒径
は15〜50μmまたは30〜80μmであるのがよ
い。
は15〜50μmまたは30〜80μmであるのがよ
い。
【0017】遠心鋳造法を利用すると、過共晶アルミニ
ウム珪素合金製シリンダライナの内側で珪素初晶の著し
い冨化が起こる。そしてこの冨化は、過共晶アルミニウ
ム珪素合金の珪素含量が大きいほど著しい。
ウム珪素合金製シリンダライナの内側で珪素初晶の著し
い冨化が起こる。そしてこの冨化は、過共晶アルミニウ
ム珪素合金の珪素含量が大きいほど著しい。
【0018】即ち遠心鋳造の際に生じる遠心力により一
種の相分離が起こる結果、シリンダライナの内側におい
て著しく珪素で冨化しかつ境界で区切られた区域が形成
されると共に、この区域はアルミニウム基質により取り
囲まれている。上記シリンダライナの内側に作られた構
造はほぼAlSi35合金に相当する。
種の相分離が起こる結果、シリンダライナの内側におい
て著しく珪素で冨化しかつ境界で区切られた区域が形成
されると共に、この区域はアルミニウム基質により取り
囲まれている。上記シリンダライナの内側に作られた構
造はほぼAlSi35合金に相当する。
【0019】圧搾鋳造法では、アルミニウム珪素合金熔
湯は鋳型内に注湯された後、100〜1000barの
圧力下かつ高速度で凝固されるので、微細構造が得られ
ると共に粒界の硬化度が上昇しかつ優れた高密度給湯が
達成されるので実質的無孔構造が保証される。また凝固
速度が制御可能なので、個々の応用面の要求に応じて珪
素粒の粒径を充分正確に調節することができる。
湯は鋳型内に注湯された後、100〜1000barの
圧力下かつ高速度で凝固されるので、微細構造が得られ
ると共に粒界の硬化度が上昇しかつ優れた高密度給湯が
達成されるので実質的無孔構造が保証される。また凝固
速度が制御可能なので、個々の応用面の要求に応じて珪
素粒の粒径を充分正確に調節することができる。
【0020】更に遠心鋳造法および圧搾鋳造法の両法に
おいて、ニッケルおよびマンガンを比較的低珪素合金に
添加して共晶点を移動させ、初晶珪素の晶出を増加させ
ることができる。遠心鋳造法では、約2.7g/cm3
のアルミニウム基質と、約2.3g/cm3 の晶出珪素
との間の比重差が利用される。
おいて、ニッケルおよびマンガンを比較的低珪素合金に
添加して共晶点を移動させ、初晶珪素の晶出を増加させ
ることができる。遠心鋳造法では、約2.7g/cm3
のアルミニウム基質と、約2.3g/cm3 の晶出珪素
との間の比重差が利用される。
【0021】このようにして製造されたシリンダライナ
の滑り面は、シリンダまたはシリンダブロックに鋳込ま
れた後、ホーニング加工されねばならないが、これら珪
素粒の周囲の合金地を後退させるための電気化学的処理
はもはや不用である。その結果、シリンダライナの滑り
面は比較的平滑であって、比較的低い表面張力を潤滑油
に及ぼすので、良好な潤滑油分布および非常に薄い油膜
が得られる。その結果、潤滑油の消費が低減するので、
炭化水素(HC)による環境汚染が軽減される。
の滑り面は、シリンダまたはシリンダブロックに鋳込ま
れた後、ホーニング加工されねばならないが、これら珪
素粒の周囲の合金地を後退させるための電気化学的処理
はもはや不用である。その結果、シリンダライナの滑り
面は比較的平滑であって、比較的低い表面張力を潤滑油
に及ぼすので、良好な潤滑油分布および非常に薄い油膜
が得られる。その結果、潤滑油の消費が低減するので、
炭化水素(HC)による環境汚染が軽減される。
【0022】上記複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ックの製造には、金属製鋳型への鋳込み法も加圧ダイカ
スト法も共に適する。
ックの製造には、金属製鋳型への鋳込み法も加圧ダイカ
スト法も共に適する。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例につき図1〜4を参照し
ながら説明する。図1は複合鋳造シリンダの部分的縦断
面図である。図2は、遠心鋳造により製造された後、鋳
込まれたシリンダライナについての図1の細部Xの拡大
図である。図3は、遠心鋳造により製造された後、機械
加工して鋳込まれたシリンダライナについての図1の細
部Xの拡大図である。図4は、圧搾鋳造により製造され
た後、鋳込まれたシリンダライナの部分的拡大図であ
る。
ながら説明する。図1は複合鋳造シリンダの部分的縦断
面図である。図2は、遠心鋳造により製造された後、鋳
込まれたシリンダライナについての図1の細部Xの拡大
図である。図3は、遠心鋳造により製造された後、機械
加工して鋳込まれたシリンダライナについての図1の細
部Xの拡大図である。図4は、圧搾鋳造により製造され
た後、鋳込まれたシリンダライナの部分的拡大図であ
る。
【0024】遠心鋳造により予め製造されたAlSi1
7Cu4Mg型アルミニウム珪素合金製シリンダライナ
2は、AlSi9Cu3型亜共晶アルミニウム珪素合金
製シリンダブロック1内に低圧ダイカスト法により鋳込
み包まれた。ところでこのシリンダライナ2では、半径
方向深さ3mmに亙る区域3内において、初晶珪素粒4
の冨化が起こっている。そしてこの初晶珪素粒4はAl
Si35型アルミニウム珪素合金の初晶珪素粒に相当す
る。他方このシリンダライナ2は、上記初晶珪素粒4で
冨化された区域3外において、殆ど共晶組織から成る層
5を有する。
7Cu4Mg型アルミニウム珪素合金製シリンダライナ
2は、AlSi9Cu3型亜共晶アルミニウム珪素合金
製シリンダブロック1内に低圧ダイカスト法により鋳込
み包まれた。ところでこのシリンダライナ2では、半径
方向深さ3mmに亙る区域3内において、初晶珪素粒4
の冨化が起こっている。そしてこの初晶珪素粒4はAl
Si35型アルミニウム珪素合金の初晶珪素粒に相当す
る。他方このシリンダライナ2は、上記初晶珪素粒4で
冨化された区域3外において、殆ど共晶組織から成る層
5を有する。
【0025】上記シリンダライナ2がシリンダブロック
1内に鋳込み包まれる前に、図3に示すように、この層
5はシリンダライナ2から切削加工により除去されるこ
とができる。鋳込み包まれたシリンダライナ2は、前中
ぐりおよび精密中ぐりの後、前ホーニング、中間ホーニ
ングおよび仕上げホーニングされる。これらのホーニン
グにより、初晶珪素粒4を塗り汚したアルミニウム珪素
合金が撤去されると共に、破砕された珪素粒が除去され
る。
1内に鋳込み包まれる前に、図3に示すように、この層
5はシリンダライナ2から切削加工により除去されるこ
とができる。鋳込み包まれたシリンダライナ2は、前中
ぐりおよび精密中ぐりの後、前ホーニング、中間ホーニ
ングおよび仕上げホーニングされる。これらのホーニン
グにより、初晶珪素粒4を塗り汚したアルミニウム珪素
合金が撤去されると共に、破砕された珪素粒が除去され
る。
【0026】図4は、圧搾鋳造により予め製造されたシ
リンダライナ7が鋳込まれた加圧ダイカスト鋳造シリン
ダブロック6を示す。このシリンダライナ7は、初晶珪
素粒で冨化された区域を持たないが、無孔性である。図
2及び3と比較すると、珪素粒8の数は少なく、その粒
径も小さい。
リンダライナ7が鋳込まれた加圧ダイカスト鋳造シリン
ダブロック6を示す。このシリンダライナ7は、初晶珪
素粒で冨化された区域を持たないが、無孔性である。図
2及び3と比較すると、珪素粒8の数は少なく、その粒
径も小さい。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから、
特別なシリンダ滑り面保護手段を必要とせず経済的かつ
高性能のアルミニウム珪素合金製複合鋳造シリンダまた
はシリンダブロックの製造が可能になる。
特別なシリンダ滑り面保護手段を必要とせず経済的かつ
高性能のアルミニウム珪素合金製複合鋳造シリンダまた
はシリンダブロックの製造が可能になる。
【図1】複合鋳造シリンダの部分的縦断面図である。
【図2】遠心鋳造により製造された後、鋳込まれたシリ
ンダライナについての図1の細部Xの拡大図である。
ンダライナについての図1の細部Xの拡大図である。
【図3】遠心鋳造により製造された後、機械加工して鋳
込まれたシリンダライナについての図1の細部Xの拡大
図である。
込まれたシリンダライナについての図1の細部Xの拡大
図である。
【図4】圧搾鋳造により製造された後、鋳込まれたシリ
ンダライナの部分的拡大図である。
ンダライナの部分的拡大図である。
1 複合鋳造シリンダまたはシリンダブロック 2 遠心鋳造シリンダライナ 3 初晶珪素粒で冨化された区域 4 初晶珪素粒 5 共晶層 6 加圧ダイカスト鋳造シリンダ 7 圧搾鋳造シリンダライナ 8 珪素粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/00 F02F 1/00 C 1/08 1/08 B
Claims (7)
- 【請求項1】亜共晶アルミニウム珪素合金から成りかつ
過共晶アルミニウム珪素合金製シリンダライナ2が鋳込
まれた内燃機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック1において、 上記シリンダライナ2は遠心鋳造により予め製造される
ことを特徴とする複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック。 - 【請求項2】亜共晶アルミニウム珪素合金から成りかつ
過共晶アルミニウム珪素合金製シリンダライナ7が鋳込
まれた内燃機関用複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック6において、 上記シリンダライナ7は圧搾鋳造により予め製造される
ことを特徴とする複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック。 - 【請求項3】上記複合鋳造シリンダまたはシリンダブロ
ック1、6はAlSi6Cu、AlSi9CuまたはA
lSi10Mg型の亜共晶アルミニウム珪素合金から成
ることを特徴とする請求項1または2の複合鋳造シリン
ダまたはシリンダブロック。 - 【請求項4】上記シリンダライナ2、7はAlSi17
Cu4Mg、AlSi20−25Cu4Mg、AlSi
30−40またはAlSi17Cu4Ni3MnMg型
の過共晶アルミニウム珪素合金から成ることを特徴とす
る請求項1、2または3の複合鋳造シリンダまたはシリ
ンダブロック。 - 【請求項5】上記シリンダライナ2、7はその外側面に
細溝、条溝、リブまたは波形状の凹凸を有することを特
徴とする請求項1、2、3または4の複合鋳造シリンダ
またはシリンダブロック。 - 【請求項6】シリンダ滑り面の機械加工後における上記
鋳込まれたシリンダライナ2、7の壁厚は1.5〜4.
0mm、好ましくは2〜3mmであることを特徴とする
請求項1、2、3、4または5の複合鋳造シリンダまた
はシリンダブロック。 - 【請求項7】上記シリンダライナ2、7の珪素粒の粒径
は15〜50μmまたは30〜80μmであることを特
徴とする請求項1、2、3、4、5または6の複合鋳造
シリンダまたはシリンダブロック。
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