JPH08229286A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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Publication number
JPH08229286A
JPH08229286A JP7038336A JP3833695A JPH08229286A JP H08229286 A JPH08229286 A JP H08229286A JP 7038336 A JP7038336 A JP 7038336A JP 3833695 A JP3833695 A JP 3833695A JP H08229286 A JPH08229286 A JP H08229286A
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JP
Japan
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dehydration
tub
vibration
detecting means
clothes
Prior art date
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Pending
Application number
JP7038336A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Shinji Kondo
信二 近藤
Tadashi Miki
匡 三木
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Ikuko Kai
郁子 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7038336A priority Critical patent/JPH08229286A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【発明の名称】 【目的】衣類の偏り位置及びその量を正確に検知し、異
常振動の起こらないように制御される全自動洗濯機を提
供することを目的としている。 【構成】洗濯及び脱水を行う脱水槽2と、この脱水槽2
を外包する洗濯槽1と、この洗濯槽1をサスペンション
11を介して支持する外枠10と、隣り合わせのサスペ
ンション11の近傍に設けられ各サスペンションの動き
により衣類の偏り位置及び量を検知する第一及び第二の
振動検出手段13と、脱水槽2等を駆動するモータ4
と、洗濯・すすぎ・脱水の制御を行う制御手段12を備
え、前記制御手段12は、脱水工程開始直前の静止状態
での第一及び第二の振動検出手段13による衣類の偏り
及び量に対応して脱水槽2の回転数上昇速度を回転開始
後所定時間低下させ、その後通常の回転上昇速度に戻す
全自動洗濯機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯・すすぎ・脱水を
連続して自動的に行うことのできる全自動洗濯機におい
て、洗濯槽内の洗濯物などの偏り状態や異常振動を検知
する検知手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全自動洗濯機は、サスペ
ンションを介して外枠より防振支持された洗濯槽とその
洗濯槽内の脱水槽からなる。この脱水槽の側面には多数
の脱水孔があり、脱水槽底部中央にある撹拌翼の回転に
より洗濯を、脱水槽の回転により脱水を行っている。こ
こで、洗濯槽の振動を検知する振幅検知用の機械的なス
イッチは、外枠の上側内部に洗濯槽の外周と対抗するよ
うに取り付けられている。この構成により、脱水時に脱
水槽が非常に大きな振幅の異常振動を発生した場合、洗
濯槽が脱水槽の振動にともなって振動し、機械的なスイ
ッチのレバーに接触することでスイッチを動作させ、洗
濯槽及び脱水槽の異常振動を検出し、脱水槽の回転を停
止し、布の偏りを解消するため再度給水、撹拌、排水を
行ってアンバラを解消した後、脱水を再開していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成では、外枠に当たるような異常振動が発生して初
めて洗濯物の偏りが検知されるため、その騒音及びその
スイッチで検知できないような縦方向の異常振動が検知
できなかった。さらにこのスイッチの調整も洗濯機毎に
行わなければならず、難しく時間を要する。さらに、異
常振動を検出すると、衣類の偏りを解消するために再度
給水、撹拌、排水を行って脱水を再開していた為に、節
水及び省エネの障害になっていた。
【0004】そこで本発明はこのような課題を解決する
ものであり、脱水開始前に洗濯物の偏り位置及び大きさ
を検知することで、脱水時の異常振動を発生させない脱
水槽の回転数制御を行うことを第1の目的とする。
【0005】第2の目的は、脱水開始直後の駆動による
洗濯物の偏りの位置及び大きさを正確に検知することに
よって、この偏りによる槽アンバランスを補正し、異常
振動が起こらない脱水を可能にすることにある。
【0006】第3の目的は、脱水開始前に洗濯物の偏り
位置及び大きさを検知することで、このアンバランスを
補正した後脱水を開始し、脱水時の異常振動を発生させ
ない脱水槽の回転数制御を行うことを可能にすることに
ある。
【0007】第4の目的は、脱水進行時も衣類の脱水効
果によるアンバランス減少を把握し、槽アンバランス補
正を変化させ、常にバランスを保てるようにすることに
よって、より異常振動が起こらない脱水を可能にする全
自動洗濯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成する本
発明の第1の手段は、洗濯及び脱水を行う脱水槽と、こ
の脱水槽を外包する洗濯槽と、この洗濯槽をサスペンシ
ョンを介して支持する外枠と、隣り合わせのサスペンシ
ョンの近傍に設けられ各サスペンションの動きにより衣
類の偏り位置及び量を検知する第一及び第二の振動検出
手段と、脱水槽等を駆動するモータと、洗濯・すすぎ・
脱水の制御を行う制御手段を備え、前記制御手段は、脱
水工程開始直前の静止状態での第一及び第二の振動検出
手段による衣類の偏り及び量に対応して脱水槽の回転数
上昇速度を回転開始後所定時間低下させ、その後通常の
回転上昇速度に戻す全自動洗濯機を提供するものであ
る。
【0009】第2の目的を達成する本発明の第2の手段
は、第1の手段に加えて、脱水回転開始後所定時間内
に、第一または第二の振動検出手段の検出値が所定値以
上の変動を検知した場合、回転数上昇速度を一定時間低
下させ、その後通常の回転上昇速度に戻す全自動洗濯機
を提供するものである。
【0010】第3の目的を達成する本発明の第3の手段
は、洗濯及び脱水を行う脱水槽と、この脱水槽を外包す
る洗濯槽と、この洗濯槽をサスペンションを介して支持
する外枠と、前記サスペンションの動きにより、衣類の
偏り位置及び量を検知する第一及び第二の振動検出手段
と、脱水槽等を駆動するモータと、脱水槽下部に設けら
れ円周上で等分に分割された給水部と、洗濯・すすぎ・
脱水の制御を行う制御手段を備え、前記制御手段は、脱
水工程開始直前の静止状態での第一及び第二の振動検出
手段による衣類の偏り及び量に対応して、その偏りと対
向する位置の給水部にその偏りの量の給水を行い脱水工
程を開始する全自動洗濯機を提供するものである。
【0011】第4の目的を達成する本発明の第4の手段
は、第3の手段に加えて、制御手段は、脱水時の衣類の
脱水効果で水分が減少することによるアンバラ減少に伴
って、給水部から排水を行いアンバランス補正をする全
自動洗濯機を提供するものである。
【0012】
【作用】本発明の第1の手段は、洗濯槽を支持した4本
のサスペンションの内、対角線上にない2本のサスペン
ションにその動きを検知するために第一及び第二の振動
検出手段が取り付けられている。このサスペンション
は、脱水槽内の底部中心からそのサスペンション側に衣
類の偏りがある場合と、その反対側の位置とではサスペ
ンションの状態が違う。この2本のサスペンションの状
態により、脱水開始直前の静止した円状の脱水槽底部の
4分割した位置のどこに衣類の偏りがあるか、またその
大きさを正確に検知できる。この第一及び第二の振動検
出手段からの情報を入力し、この情報により衣類の偏り
位置や洗濯槽の振動に合わせた所定時間脱水回転数の上
昇速度を低下させ、その後通常の脱水回転数の上昇速度
にするものである。これにより、アンバランスにより異
常振動を発生する共振時点を回避するような回転数にし
て、衣類からの脱水によりアンバランスの大きさを異常
振動の起こらないレベルにまで下げた後、回転数上昇速
度を通常に戻して共振時点を通過することにより異常振
動を発生させないようにするものである。
【0013】本発明の第2の手段は、静止状態のアンバ
ランスが脱水槽の脱水回転駆動により変化しても対応で
きる全自動洗濯機を提供するものである。つまり、第2
の手段は、第1の手段の加えて、脱水回転開始後共振時
点前の段階で、第一または第二の振動検出手段の検出値
が共振時点で異常振動を発生させるような所定値以上の
変動を検知した場合、回転数上昇速度を一定時間低下さ
せ、共振時点の通過を回避した後、脱水によりアンバラ
ンスの量が低下し異常振動を起こさないレベルにし、そ
の後通常の回転上昇速度に戻すことにより、異常振動の
発生回避を可能にしたものである。
【0014】本発明の第3の手段は、前記第1の手段と
同様に2本のサスペンションの動きを検知する第一及び
第二の振動検出手段により、衣類の偏り位置や外槽の振
動が正確に検知し、この第一及び第二の振動検出手段か
らの情報を入力し、この情報により衣類の偏り位置に合
わせて、脱水槽内部に設けたバランス補正手段に対し
て、この偏りによる槽アンバランスを補正できる位置に
バランス補正をかけることにより、異常振動の起こらな
い脱水を可能にすることが出来るものである。
【0015】本発明の第4の目的を達成する第4の手段
は、前記第3の手段と同様に2本のサスペンションの動
きを検知する第一及び第二の振動検出手段により、衣類
の偏り位置や外槽の振動が正確に検知し、この第一及び
第二の振動検出手段からの情報を入力し、この情報によ
り衣類の偏り位置に合わせて、衣類の偏りによって起こ
る槽のアンバランスに対し、脱水槽内部に設けたバラン
ス補正手段に対してこの偏りによる槽アンバランスを補
正できる位置にバランス補正をかける。さらに脱水時の
衣類の水分が減少することによって、おこるアンバラン
スをバランス補正の量を低下することにより、異常振動
が起こらない脱水を可能にすることが出来るものであ
る。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における洗濯
機の断面図である。図1において、洗濯槽1の底部には
クラッチを含む動力伝達機構5が固着されている。この
動力伝達機構5は洗濯槽1の底部に固着されたモータ4
とベルトで連結されている。動力伝達機構5の撹拌翼軸
6には撹拌翼3が固定されている。脱水槽2の上部には
流体バランサ9が具備され、脱水槽2の回転を円滑に行
わせる。7は水の給水を行う給水弁、8は排水を行う排
水弁である。洗濯槽1は外枠10の上端四隅よりサスペ
ンション11を介して弾性的に吊り下げ支持されてい
る。12は本洗濯機を制御する制御手段であり、マイク
ロコンピュータ等で構成されている。13は外槽の振れ
や荷重の偏りから布アンバランスを検知する振動検出手
段である。
【0018】図2は振動検出手段13の構成図である。
11は洗濯槽を支持するサスペンションであり、14は
サスペンション11の動きに合わせて可動するロッドで
ある。15はロッド受け、16はロッド14に接し上下
に可動するアルミ可動部、17はアルミ可動部16の先
端が内部のコイル18に挿入され、そのアルミ可動部1
6の動きにより内部のコイル18のインダクタンスが変
化し、このコイル18とコンデンサ19で構成された振
動検出部である。この振動検出部17から制御手段12
内の発信回路からの発信周波数の出力により洗濯槽1の
変位を検知できる構成となっている。
【0019】図3は振動検出手段13の動作を表す。振
動検出手段13は図3の(a)のように衣類の偏りが振
動検出手段の真下の位置にある場合には、洗濯槽1の傾
きによりサスペンション11は振動検出手段13のアル
ミの可動部16を押し下げる方向に働く。この時制御手
段12内の発信回路からの発信周波数は、アンバランス
がないときより小さくなる。一方、図3の(b)のよう
に衣類の偏りが振動検出手段13の真下と対向する方向
にあるときは、洗濯槽1の傾きによりサスペンション1
1は振動検出手段13のアルミの可動部16を押し上げ
る方向に働く。この時制御手段12内の発信回路からの
発信周波数は、アンバランスがないときより大きくな
る。
【0020】図4は振動検出手段13の配置図である。
振動検出手段13は、図4に示すように第一の振動検出
手段13aと第二の振動検出手段13bで構成され、外
枠の片側2カ所に配置されている。これにより、脱水行
程開始直前の静止状態で、衣類の偏りの大きさおよび位
置を検知することができる。
【0021】図5は振動検出手段13の具体的な検出方
法を示す。例えば図5の(a)のように衣類の偏りが振
動検出手段13aの真下の位置Kにある場合、洗濯槽1
の傾きによりサスペンション11aは振動検出手段13
aのアルミの可動部16を押し下げる方向に働き、一方
サスペンション11bは変化がない。同様に衣類の偏り
が振動検出手段13bの真下の位置L、振動検出手段1
3aの真下と対向の位置M、振動検出手段13bの真下
と対向の位置Nでのアルミの可動部16の変化はそれぞ
れ図5の(b)のようになる。このように第一及び第二
の振動検出手段により衣類の偏りが槽内の4方向のどの
位置にあるか、またその偏り量がどの程度かは、図5の
示した各振動検出手段に対応した各々の発信周波数の変
化により検知できる。
【0022】このように衣類の偏りを検知した後、図6
に示すようなフローでアンバランスの大きさに対応した
回転数制御を行い、異常振動の発生を防止する。つま
り、異常振動は、回転開始数秒後に発生する共振時点で
発生するものであるので、脱水回転開始直後にアンバラ
ンスが大きいと検知した時点で、回転数の上昇速度を通
常より落とし、衣類の脱水が進むにつれアンバランスの
量が小さくなるのに対応して回転数の上昇速度を急激に
通常に戻していく制御を行う。これにより、異常振動の
起こらない全自動洗濯機を提供することが出来るもので
ある。
【0023】(実施例2)以下第2の実施例について説
明する。機構的な各構成部は第1の実施例と同じである
ので省略する。
【0024】脱水回転開始後共振時点に達するまでの第
一振動検出手段の検出値の変化を第7図に示す。脱水回
転開始直前の静止状態ではアンバランスが小さくても、
脱水槽の回転動作により衣類が移動しアンバランスが生
じ、共振時点に達するまでに図7に示すような異常振動
を共振時点で発生するような検出値の変動を検知する事
ができる。そこで、脱水開始から共振時点に達するまで
に第一または第二どちらか一方の振動検出手段13a、
13bが所定値以上の変動を検知した場合回転数の上昇
速度を低下させ、検出値の変動が上記所定値以下になる
のを確認した後、回転数の上昇速度を通常に戻す制御を
行う。これにより、異常振動の発生を防止する全自動洗
濯機が提供できる。
【0025】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について説明する。
【0026】洗濯機の基本構成および振動検出手段の構
成は第一の実施例と同じ構成になっているので省略す
る。
【0027】図8は第3の実施例の特徴であるバランス
補正手段20の構成図である。本実施例は、アンバラン
スの検知は第1の検出方法と同じく脱水回転直前の静止
状態で検知を行い、ここでのアンバランス状態の解消を
回転数を制御するのではなく、バランス補正手段20を
用いて行うものである。バランス補正手段20は洗濯槽
1内の脱水槽2の下部円周上にあり、内部は21a、2
1b、21c、21dの4つの給水部に分割されてい
る。この4つの給水部には給水弁22の開閉から水等が
補給される。補給された水等は脱水行程が終了すると排
水弁23の開口によって排水される。
【0028】この実施例での動作について図8及び図9
の制御フローチャートにもとづいて説明する。
【0029】まず、脱水開始時にサスペンション11の
動きによって、前記第一の実施例と同様に第一及び第二
の振動検出手段13が衣類の偏り位置及び偏り量を検知
する。ここでこの偏り位置がK、偏り量が大であるとす
ると、これに合わせて槽アンバランスがなくなるよう
に、給水弁22から偏りと対向するバランス補正手段2
0内の給水部21aに衣類の偏りと重量のバランスがと
れるまで給水される。この結果衣類の偏りによる槽のア
ンバランスがなくなり、脱水行程が開始される。アンバ
ランスの量が小さければ、給水部21aの水を脱水回転
時に排水することなく異常振動を伴わないで共振時点を
通過することができ、定常の回転数に達した後衣類の脱
水が進行しても異常振動が発生することはない。脱水が
終わると排水弁23から給水部の水を排水し、脱水行程
終了となる。これにより異常振動のない脱水を可能にす
る全自動洗濯機を提供することが出来るものである。
【0030】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について説明する。
【0031】洗濯機の基本構成および振動検出手段の構
成は実施例1と同じ構成になっている。本実施例は、第
3の実施例で示したようなアンバランスの量が小さいと
きではなく、衣類の脱水が進行するとともにアンバラン
ス修正用の給水により、脱水の定常回転数の時点で逆の
アンバランスが発生する場合に効果のあるアンバランス
補正を提供するものである。
【0032】図10は第4の実施例の特徴であるバラン
ス補正手段24の構成図である。バランス補正手段24
は脱水槽2の下部円周上にあり、内部は25a、25
b、25c、25dの4つの給水部に分割されている。
この給水部25には給水弁26から水が補給される。補
給された水は脱水行程進行時に衣類の脱水状態にあわせ
て排水弁27から徐々に排水される。28は給水弁26
及び排水弁27の制御を行う制御部である。
【0033】ここで本実施例の動作について図10及び
図11の制御フローチャートにもとづいて説明する。ま
ず脱水開始時にサスペンション11の動きによって、前
記第一の実施例と同様に第一及び第二の振動検出手段1
3が衣類の偏り位置及び偏り量を検知する。この情報は
制御部28に送られる。ここでこの偏り位置がK、偏り
量が大とすると、槽アンバランスがなくなるように、制
御部28からの出力により給水弁26から偏りと対向す
る給水部25dに給水する。この結果衣類の偏りによる
槽のアンバランスがなくなり、脱水行程が開始される。
次に脱水行程進行時は、衣類の脱水も進行し、衣類の水
分も減少するため衣類の偏りによるアンバランスは減少
する。これに合わせバランス補正手段24内の給水部2
5dの水も制御部28からの制御により排水弁27を開
口させ徐々に排水を行っていく。これで常に槽のバラン
スを保つようになる。これにより異常振動のない脱水を
アンバランスの量が大きくても洗濯機の駆動を停止する
ことなく継続して行えることを可能にする全自動洗濯機
を提供することが出来るものである。
【0034】
【発明の効果】本発明の第1の目的の達成する第1の手
段は、2本のサスペンションの動きを検知する第一及び
第二の振動検出手段により、衣類の偏り位置や洗濯槽の
振動が正確に検知できるため、この衣類の偏り位置や外
槽の振動に合わせた脱水回転上昇速度を設定し、共振時
点を通過する際に異常振動の発生しないように調整する
ことで、異常振動の起こらない全自動洗濯機を提供する
ことが出来る。
【0035】本発明の第2の目的を達成する第2の手段
は、脱水回転開始後共振時点前の段階で、第一または第
二の振動検出手段の検出値が共振時点で異常振動を発生
させるような所定値以上の変動を検知した場合、回転数
上昇速度を一定時間低下させ、共振時点の通過を回避し
た後、脱水によりアンバランスの量が低下し異常振動を
起こさないレベルにし、その後通常の回転上昇速度に戻
すことにより、異常振動の発生回避を可能にしたもので
ある。
【0036】本発明の第3の目的を達成する第3の手段
は、2本のサスペンションの動きを検知する第一及び第
二の振動検出手段により、衣類の偏り位置や外槽の振動
が正確に検知でき、さらにこの第一及び第二の振動検出
手段からの情報を入力し、この情報により衣類の偏り位
置に合わせてバランス補正手段により、この偏りによる
槽アンバランスを補正することができるため、特に脱水
起動時の異常振動が起こらない脱水を可能にする全自動
洗濯機を提供することが出来るものである。またこのた
め、従来までの異常振動時にアンバランスを補正するた
めの再度給水して布がらみをなくすという行程がなくな
るため、節水等にも効果がある。
【0037】本発明の第4の目的を達成する第4の手段
は、2本のサスペンションの動きを検知する第一及び第
二の振動検出手段により、衣類の偏り位置や外槽の振動
が正確に検知でき、さらにこの第一及び第二の振動検出
手段からの情報を入力し、この情報により衣類の偏り位
置に合わせて、衣類の偏りによって起こる槽のアンバラ
ンスに対し、バランスを補正するバランス補正手段へ給
水弁によりバランスが補正されるまで給水され、脱水時
の衣類の水分が減少することによって、再びアンバラン
スが起こらないように排水弁から排水できるようにする
ことによって、常にバランス状態を保ち、異常振動が起
こらない脱水を可能にすることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全自動洗濯機の構成図
【図2】同振動検出手段の構成図
【図3】同振動検出手段の動作図
【図4】同振動検出手段の配置図
【図5】同振動検出手段の検出方法を示す図
【図6】本発明の第1の実施例の脱水行程の制御フロー
チャート
【図7】本発明の第2の実施例における振動検出手段の
振動変化を示す図
【図8】本発明の第3の実施例のバランス補正手段の構
成図
【図9】同実施例の脱水行程の制御フローチャート
【図10】本発明の第4の実施例のバランス補正手段の
構成図
【図11】同実施例の脱水行程の制御フローチャート
【符号の説明】
1 洗濯槽 2 脱水槽 3 撹拌翼 4 モータ 5 動力伝達手段 6 撹拌翼軸 7 給水弁 8 排水弁 9 流体バランサ 10 外枠 11 サスペンション 12 制御手段 13 振動検出手段 14 ロッド 15 ロッド受け 16 アルミ可動部 17 振動検出部 18 コイル 19 コンデンサ 20 バランス補正手段 21 給水部 22 排水弁 23 排水弁 24 バランス補正手段 25 給水部 26 給水弁 27 排水弁 28 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 匡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 貞平 匡史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 甲斐 郁子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯及び脱水を行う脱水槽と、この脱水
    槽を外包する洗濯槽と、この洗濯槽をサスペンションを
    介して支持する外枠と、隣り合わせのサスペンションの
    近傍に設けられ各サスペンションの動きにより衣類の偏
    り位置及び量を検知する第一及び第二の振動検出手段
    と、脱水槽等を駆動するモータと、洗濯・すすぎ・脱水
    の制御を行う制御手段を備え、前記制御手段は、脱水工
    程開始直前の静止状態での第一及び第二の振動検出手段
    による衣類の偏り及び量に対応して脱水槽の回転数上昇
    速度を回転開始後所定時間低下させ、その後通常の回転
    上昇速度に戻す全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 脱水回転開始後所定時間内に、第一また
    は第二の振動検出手段の検出値が所定値以上の変動を検
    知した場合、回転数上昇速度を一定時間低下させ、その
    後通常の回転上昇速度に戻す請求項1記載の全自動洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 洗濯及び脱水を行う脱水槽と、この脱水
    槽を外包する洗濯槽と、この洗濯槽をサスペンションを
    介して支持する外枠と、前記サスペンションの動きによ
    り、衣類の偏り位置及び量を検知する第一及び第二の振
    動検出手段と、脱水槽等を駆動するモータと、脱水槽下
    部に設けられ円周上で等分に分割された給水部と、洗濯
    ・すすぎ・脱水の制御を行う制御手段を備え、前記制御
    手段は、脱水工程開始直前の静止状態での第一及び第二
    の振動検出手段による衣類の偏り及び量に対応して、そ
    の偏りと対向する位置の給水部にその偏りの量の給水を
    行い脱水工程を開始する全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、脱水時の衣類の脱水効果で
    水分が減少することによるアンバラ減少に伴って、給水
    部から排水を行いアンバランス補正をする請求項3記載
    の全自動洗濯機。
JP7038336A 1995-02-27 1995-02-27 全自動洗濯機 Pending JPH08229286A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7038336A JPH08229286A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 全自動洗濯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101138664B1 (ko) * 2004-07-20 2012-04-19 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 진동감지장치
JP2015167866A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 洗濯機及び洗濯機の制御方法
JP2018149005A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 株式会社フォーカルワークス 洗濯機および回転装置

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