JPH08228990A - 食器乾燥器 - Google Patents

食器乾燥器

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Publication number
JPH08228990A
JPH08228990A JP3724095A JP3724095A JPH08228990A JP H08228990 A JPH08228990 A JP H08228990A JP 3724095 A JP3724095 A JP 3724095A JP 3724095 A JP3724095 A JP 3724095A JP H08228990 A JPH08228990 A JP H08228990A
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JP
Japan
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main body
panel
cover
timer
panel assembly
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Pending
Application number
JP3724095A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Someno
喜好 染野
Seiji Ito
誠治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kanazawa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Kanazawa Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パネル組立体の組付作業性を改善し、タイマー
装置を備えたパネル組立体を効率よく簡単に組み付ける
ことができ、部品管理も簡素化できる食器乾燥器を提供
するにある。 【構成】食器乾燥器10は、有底ボックス状本体11の
上部開口を開閉自在のカバー13で覆う。本体11は外
側ケーシング33に内側ケーシング34を嵌合させて二
重底構造に構成し、本体11の二重底間に形成される機
械室35にヒータ装置41を設ける。また、ヒータ装置
41の作動を制御するタイマー装置27と本体11の前
面の一部を構成する操作パネル26とを一体的に組み立
てたパネル組立体25を構成する。パネル組立体25の
操作パネル26を機械室35側から外側ケーシング33
のパネル窓86に組み付けて外側ケーシング33に固定
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器類等を温風乾燥さ
せる食器乾燥器に係り、特にタイマー装置を備えたパネ
ル組立体の組付作業性を改善した食器乾燥器に関する。
【0002】
【従来の技術】食器類等を乾燥させる食器乾燥器が、家
事労働の省力化や清潔志向の高まりに伴って普及してき
ている。従来この種の食器乾燥器として実開昭59−4
50612号公報に開示されたものがある。
【0003】この食器乾燥器は、乾燥器本体にタイマー
や電源ランプ等を取り付けた取付板を本体の底面から組
み付けた後、本体の前面に設けた透孔からタイマーの操
作軸に操作ツマミのボス部を嵌挿させて固定する構造が
採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器乾燥器にお
いては、タイマーや電気部品を配設した取付板を乾燥器
本体に組み付け、固定した後に、タイマーの操作軸に乾
燥器本体の前面側から操作ツマミを挿入して固定してい
るために、操作ツマミを予めタイマー装置に組み立てて
一体化しておくことかできず、タイマー装置の組付に手
間隙が掛かり、その組付作業が複雑で面倒になる一方、
タイマー装置のタイマーと操作ツマミを個別に部品管理
しなければならなかった。
【0005】また、乾燥器本体は一般的には合成樹脂等
の樹脂材料で成形され、さらに、タイマー装置を組み付
けた取付板も合成樹脂等の樹脂材料で成形されるため、
タイマー装置の組付周辺部が可燃性物質で構成されてお
り、タイマーからの万一の発火などに対して格別な対策
や配慮がされていなかった。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、パネル組立体の組付作業性を改善し、タイマ
ー装置を備えたパネル組立体を効率よく簡単に組み付け
ることができ、部品管理も簡素化できる食器乾燥器を提
供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、タイマー装置を備え
たパネル組立体を機械室側から一度の組付作業で安定的
に組み付けることができる食器乾燥器を提供するにあ
る。
【0008】また、本発明の別の目的は、タイマー等の
電気部品からの発火等に対する安全性を充分に配慮した
食器乾燥器を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食器乾燥器
は、上述した課題を解決するために、有底ボックス状本
体の上部開口をカバーで開閉自在に覆った食器乾燥器に
おいて、前記本体は外側ケーシングに内側ケーシングを
嵌合させて二重底構造に構成し、前記本体の二重底間に
形成される機械室にヒータ装置を設ける一方、上記ヒー
タ装置の作動を制御するタイマー装置と前記本体の前面
の一部を構成する操作パネルとを一体的に組み立ててパ
ネル組立体を構成し、上記パネル組立体の操作パネルを
機械室側から外側ケーシングのパネル窓に組み付けて外
側ケーシングに固定したことを特徴とするものである。
【0010】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る食器乾燥器は、パネル組立体は操作パネルの
上部が外側ケーシングと内側ケーシングの間で挟持され
るともに、パネル組立体のタイマー装置側を外側ケーシ
ングの底部に固定したり;さらに、タイマー装置はタイ
マー等の電気部品を不燃材料製シールドで包囲する一
方、上記シールドは操作パネルと一体的に組み立てられ
たものである。
【0011】
【作用】本発明の食器乾燥器は、外側ケーシングと内側
ケーシングとにより有底ボックス状本体を二重底構造に
構成する一方、上記本体の二重底間に形成される機械室
にヒータ装置を設ける一方、このヒータ装置の作動を制
御するタイマー装置と本体の前面の一部を構成する操作
パネルを一体的に組み立ててパネル組立体を構成し、こ
のパネル組立体の操作パネルを機械室側から外側ケーシ
ングのパネル窓に組み付けて外側ケーシングに固定させ
たから、パネル組立体の組付作業性を改善することがで
き、パネル組立体を組み込んだ後にタイマー装置に操作
ツマミを取り付ける作業が不要となり、組付作業が簡素
化され、一度の組付作業により、短時間で効率よくパネ
ル組立体を本体に組み付けることができる。
【0012】このパネル組立体はタイマー装置と操作パ
ネルとを一体化することで、その組立時に操作ツマミを
タイマー装置に取り付けることができ、タイマー装置の
操作ツマミを個別に部品管理する必要がないので、部品
管理の簡素化を図ることができる。また、タイマー装置
への操作ツマミの取付は作業環境の良い場所で行なうこ
とができるので、作業性も良好となる。
【0013】また、この食器乾燥器においては、操作パ
ネルの上部が本体の外側ケーシングと内側ケーシングの
間に挿入されて挟持され、パネル組立体のタイマー装置
側を外側ケーシングの底部に固定したので、パネル組立
体は機械室側からの一度の組付作業で上下部がそれぞれ
固定され、安定的に組み付けられる。
【0014】さらに、この食器乾燥器においては、タイ
マー装置はタイマー等の電気部品を不燃材料のシールド
で包囲し、このシールドは操作パネルと一体的に組み立
てられた構成としたので、タイマー等の電気部品のスパ
ークにより万一発火しても、不燃材料のシールドで延焼
が未然にかつ確実に防止され、発火等に対する安全性対
策を充分にとり、安全性をより一層向上させることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る食器乾燥器の一実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3は本発明に係る食器乾燥器
の一例を示す外観形状の正面図、側面図および平面図で
ある。この食器乾燥器はキッチン等の流し台付近の調理
台等の作業台上に設置される。食器乾燥器10は合成樹
脂等の樹脂材料を成形して構成した有底ボックス状の本
体11と、この本体11の上部開口12を開閉自在に覆
う開閉蓋としてのカバー13とを有する。食器乾燥器1
0の本体11は例えば前後左右4本の支持脚14により
作業台上に設置される。
【0017】一方、カバー13は図2および図3に示す
ように、メインカバーを構成するフロントカバー15と
リヤーカバー16とから構成され、2段スライド式のフ
ルオープン可能な構造に構成される。フロントカバー1
5およびリヤーカバー16は透明あるいは半透明等の樹
脂材料で形成され、枢軸としての水平支軸を構成する耳
軸17廻りに共に回動自在に支持される。耳軸17は本
体11の背側上部側壁に設けられ、耳軸17はヒンジカ
バー18により一体に覆われ、美観が損われないように
配慮している。
【0018】食器乾燥器10の本体11は例えば中央部
付近から背側(リヤー側)にかけて本体側壁頂部が斜め
後方上方に立上がり、この立上り部の途中に設けられた
耳軸17廻りにフロントカバー15とリヤーカバー16
が回動して2段スライド式に重なり合うように支持され
る。
【0019】カバー13はフロントカバー15のフロン
ト側に把手部19が一体に形成される一方、フロントカ
バー15のリヤー側に内フランジ20が形成され、この
内フランジ20にリヤーカバー16のフロント側に形成
される外フランジ21がカバー閉塞方向に作動連結可能
にフランジ係合される。リヤーカバー16のカバー頂部
には排気口22が列状に形成され、この排気口22を介
して温風を排風させるようになっている。
【0020】また、リヤーカバー16はその重心が耳軸
17を通る垂直線より本体11の背側に位置され、リヤ
ーカバー16には自重による操作力がカバー開放方向に
常時作用するように構成される。このリヤーカバー16
の支持構造により、フロントカバー15の把手部19を
把持してカバーを開放させると、リヤーカバー16はそ
の自重による開放作用で自動的にカバー開放方向に回動
せしめられ、本体11の上部開口12はフロントカバー
15の開放操作によりワンタッチで開放される。
【0021】さらに、リヤーカバー16の両側壁に、図
1および図3に示すように、補助ストッパ23が一体に
突出しており、この補助ストッパ23がフロントカバー
15のトレーリングエッジ(リヤーエッジ)に係合可能
に構成される。しかして、リヤーカバー16がその自重
による操作力で万一回動しない場合にも、フロントカバ
ー15の開放操作により、そのトレーリングエッジが補
助ストッパ23に係合してリヤーカバー16を押圧する
ので、フロントカバー15の開放動作に追従してリヤー
カバー16を強制的に開放させることができる。
【0022】カバー13の開放状態において、フロント
カバー15やリヤーカバー16のリーディングエッジ
(フロントエッジ)は、本体11の上部開口12の後壁
側垂直線より背側に位置するので、本体11の上部開口
12は全開状態となり、フルオープンタイプとなる。
【0023】また、カバー13をフルオープンの開放状
態から閉じる場合、フロントカバー15をカバー閉塞方
向に回動操作させると、フロントカバー15がある所定
量回動した状態でフロントカバー15の内フランジ20
がリヤーカバー16の外フランジ21に係合し、それ以
降はリヤーカバー16は作動連結状態で連れ回り、本体
11の上部開口がカバー13により覆われ、閉塞され
る。
【0024】一方、食器乾燥器10の本体11の前面中
央下部には、図1に示すようにパネル組立体25が組み
付けられている。パネル組立体25は本体11の前面の
一部を形成する前面化粧パネルとしての操作パネル26
と後述するタイマー装置27とを一体的に組み立てて構
成される。パネル組立体25には操作パネル26に電源
ランプ28が備えられる一方、タイマー装置27にはタ
イマー作動時間をセットする操作ツマミ29が設けられ
る。
【0025】また、本体11の底部には水受けカップ3
0やフィルタユニット31が引出可能に収納され、本体
11に着脱可能に装着される。
【0026】また、食器乾燥器10の本体11は図4お
よび図5に示すように、深底ボックス状の外側ケーシン
グ33に内側ケーシング34を上方から嵌合させること
により二重底構造に構成され、両ケーシング33,34
間に形成される本体11の二重底部に機械室35が形成
される。外側ケーシング33と内側ケーシング34の嵌
合部には周方向に間隙36が形成され、この間隙36に
縦方向に延びる複数条の補強リブ37が介装される。補
強リブ37は内側ケーシング34の外周壁に周方向に適
宜間隔をおいて突設される。補強リブ37は外側ケーシ
ングの内周壁に突設してもよい。この補強リブ37によ
り本体11の側壁が機械的・物理的に補強され、外側ケ
ーシング33や内側ケーシング34の薄肉化が図れ、材
料の節約が図られる。
【0027】さらに、本体11の二重底部分に形成され
る機械室35には吸気口38からフィルタユニット31
を通って吸い込まれた空気を送風する送風機40やその
送風機40から送風される空気を加熱するヒータ装置と
しての温風発生装置41が設けられる。送風機40はシ
ロッコファン等のファン43をモータ44により回転駆
動させるようになっており、送風機40の吐出側に送風
ダクトを兼ねる温風発生装置41のヒータケース45が
設けられる。
【0028】送風機40のモータ44は、図6に示すよ
うにモータ取付板47上に設置される。このモータ取付
板47は外側ケーシング33の底部から上方に突出した
支持リブ48上に載置され、支持脚49にねじ等で固定
される。支持リブ48のうちファン43を囲んで周方向
に延びる支持リブ48で送風機40のファンケーシング
を構成している。
【0029】一方、送風機40の吐出側に接続されたヒ
ータケース45はステンレス鋼などの金属やセラミック
等の不燃材料でダクト状に形成され、内部に加熱ヒータ
49が収容されて温風発生装置41が構成される。ヒー
タケース45は外側ケーシング33の底部に下駄をはか
せて固定され、浮上状態に支持される。ヒータケース4
5の下流側は金属やセラミック等の不燃材料で形成され
た風洞としての温風ダクト50に連結される。温風ダク
ト50も外側ケーシング33の底部に下駄をはかせて固
定される。
【0030】また、図4ないし図6に示すように、ヒー
タケース45の上方を覆うように金属やセラミックの不
燃材料で形成された保護板52が介装される。この保護
板52はヒータケース45のみでなく、機械室35に設
置されるモータ43やトランス53等の発熱部を上方か
ら覆うように、内側ケーシング34の底部に、機械室3
5側から固定される。この保護板52はヒータケース4
5等の発熱部分からの熱放射を反射させる反射板として
も機能する。
【0031】風洞としての温風ダクト50の頂部はPE
T等の難燃材料で形成された風洞リング54で保持され
る。この風洞リング54は内側ケーシング34の底部開
口55に装着され、支持される一方、風洞リング54上
には間隔保持スペーサとしての保持ボス56を介して風
向板57が固定される。風向板57は温風ダクト50内
を上昇する温風の風向きをほぼ水平方向に変更させ、内
側ケーシング34内に吹き出すようになっている。その
吹出口にはガイドフィン58が風洞リング54あるいは
風向板57と一体に成形され、吹出方向が調整される。
風向板57もPET等の難燃材料で形成される。
【0032】また、図7に示すように、本体11の内側
ケーシング34内は乾燥室60として画成されており、
この乾燥室60内に食器類収納部61とまな板収納部6
2が形成される。一方、内側ケーシング11の底部は水
受板として形成され、水受板は水受面が集水溝63に向
って下り傾斜する一方、集水溝63は水受けカップ30
上に開口する排水口63aに向って下り傾斜し、乾燥室
60内に滴下された水滴等の水分を水受けカップ30に
滴下させるように、スムーズに案内している。
【0033】本体11の内側ケーシング34に形成され
る乾燥室60は、背側にまな板収納部62が、このまな
板収納部62の前側に食器類収納部61がそれぞれ形成
される。
【0034】このうち、まな板収納部62は本体11の
背側で内側ケーシング34の底部から上方に突出するま
な板保持ピン64とこの保持ピン64より本体背側で内
側ケーシング34の底部から後壁内面にかけて立設され
た縦方向の複数条のまな板保持リブ65とから構成さ
れ、上記まな板保持ピン64とその保持リブ65により
まな板66は立設状態で収納可能に保持される。
【0035】まな板保持リブ65は本体11の内側ケー
シング34の後壁内面を縦方向に延びて内側ケーシング
34の後壁上部付近で終端するとともに、内側ケーシン
グ34の後壁上部に段部67が形成される。この段部6
7はまな板保持リブ65の頂部で形成してもよい。
【0036】内側ケーシング34の後壁上部に形成され
る段部67により、まな板収納部62に収納されたまな
板66と内側ケーシング34の後壁上部内面との間に手
指を出入れ可能な操作スペース68が形成され、この操
作スペース68によりまな板66の出入れを容易かつス
ムーズに行なうことができる。
【0037】また、内側ケーシング34のまな板保持リ
ブ65間に流路としての温風通風路69が形成され、こ
の温風通風路69により、まな板収納部62に立設状態
で収納されたまな板66に常時新しい温風を吹き付け、
まな板の乾燥効率を向上させることができる。
【0038】さらに、内側ケーシング34の底部に一体
に立設されたまな板保持ピン64のフロント側に食器棚
受けリブ70が立設される一方、上記まな板保持ピン6
4によりフロント側において、内側ケーシング34の底
部側に食器棚受け段部を構成する支持段部71が形成さ
れる。この支持段部71は内側ケーシング34の両側壁
から前壁にかけて形成され、上記支持段部71および食
器棚受けリブ70上に食器棚72が載置される。食器棚
72は係合溝72aがまな板保持ピン64に係合して位
置決めされ、安定的に収納保持される。上記まな板保持
ピン64により、食器棚72は前後左右方向が正しくセ
ットされてがたつくことなく安定的に収納される。
【0039】食器棚72は例えば図8に示すように、皿
収納部73と椀収納部74と箸立て収納部75に基本的
に区分けされ、箸立て収納部75に箸立て籠76が上方
から着脱自在にセットされる。また、皿収納部73には
少なくとも一側に皿立て77が一体に大きく突出し、皿
収納部73や椀収納部74に大小の皿や椀が立て掛けた
状態で列状に収納され、収納効率を向上させるようにな
っている。食器棚72や箸立て籠76は、抗菌剤入りの
樹脂材料が使用され、雑菌の繁殖や黒ずみ,滑りの発生
を抑制している。
【0040】ところで、本体11の二重底部分に形成さ
れる機械室35に設置されたパネル組立体25は、図1
および図4および図8に示すように、前面化粧パネルを
構成する操作パネル26とタイマー装置27とを予め一
体的に組み立てて構成される。
【0041】タイマー装置27はタイマー83等の電気
部品を包囲する鉄板やセラミック等の不燃材料で形成さ
れたシールド80を有する。このシールド80はタイマ
ー83を収容するタイマーケース81とこのタイマーケ
ース81の背側開口部を覆うタイマーケースカバー84
とから構成される。タイマーケース81内にタイマー8
3がタイマーホルダ82により固定される一方、タイマ
ー83が収納された状態でタイマーケース81はそのケ
ースカバー84で覆われる。タイマーケースカバー84
には取付フランジ84aが折曲して形成されており、こ
の取付フランジ84aを外側ケーシング33の底部に固
定させることにより、パネル組立体25が据え付けら
れ、パネル組立体25の下部が固定される。
【0042】パネル組立体25の上部は図4に示すよう
に、外側ケーシング33と内側ケーシング34との間に
挟持されて固定される。具体的には、パネル組立体25
は操作パネル26の上部にパネル突起26aが一体に突
設されている。操作パネル26の上部にはフロント側に
外側ケーシング33のパネル窓86と係合する係合段部
を備える一方、操作パネル26からのパネル突起26a
は外側ケーシング33と内側ケーシング34との間に挿
入されて挟持され、パネル組立体25の上部が固定され
る。
【0043】パネル組立体25は、本体11に組み込ま
れる前に、操作パネル26とタイマー装置27を予め組
み立てて一体化される。パネル組立体25の組立時に、
タイマー装置27のタイマ操作軸に操作ツマミ29が取
り付けられ、固定される。操作ツマミ29はタイマー組
立体25を本体11内に据え付けた後に、装着する必要
がなく、作業環境の良い状態で取り付けられるので、操
作ツマミ29の装着作業を円滑かつスムーズに効率よく
行なうことができる。
【0044】パネル組立体25の組付は、操作パネル2
6にタイマー83を操作する操作ツマミ29を予め取り
付けた状態で行なわれる。このため、操作ツマミ29を
タイマー装置27と分離させて管理する必要がなく、部
品の管理を簡素化できる。操作ツマミ29を取り付けた
パネル組立体25を機械室35内に挿入し、機械室35
側から外側ケーシング33のパネル窓86を通して操作
パネル26が露出するように組み付ける。この組付は操
作パネル26のパネル突起26aを両ケーシング33,
34間に挿入し、タイマーケースカバー84の取付フラ
ンジ84aを外側ケーシング33の底部に固定させるこ
とにより一度の組付作業で完了する。
【0045】その際、パネル組立体25の操作パネル2
6は外側ケーシング33のパネル窓86と補形形状に形
成され、操作パネル26の必要に応じて形成される周縁
段部やパネル突起26aをパネル窓86の周縁に整合さ
せて係合させることにより、操作パネル26が本体11
の前面の一部を構成し、美観が損われることなく、パネ
ル組立体25は組み付けられる。
【0046】次に、食器乾燥器10の作用を説明する。
【0047】この食器乾燥器10は有底ボックス状本体
11の上部開口12を2段スライド式のカバー13によ
り開閉自在に覆っている。カバー13が閉塞状態にある
ときは、カバー13の回動支点である耳軸17は本体1
1の背側に設けられているので、フロントカバー15は
その重心が耳軸17よりフロント側に位置するので、フ
ロントカバー15の自重により、カバー13は閉塞状態
に保持される。
【0048】このとき、カバー13のリヤーカバー16
は自重によりカバー開放方向に回動するように作用する
が、リヤーカバー16の回動は、その外フランジ21と
フロントカバー15の内フランジ20のフランジ係合に
より規制され、リヤーカバー16の回動が阻止される。
【0049】食器乾燥器10内に食器類88やまな板6
6を収納させるときは、フロントカバー15の前面把手
部19を持って上方に開く(回動させる)と、フロント
カバー15の回動に伴ってリヤーカバー16はその自重
により耳軸17を回動支点として自動的に回動するの
で、フロントカバー15の開放操作によりワンタッチで
カバー13は開放される。このとき、リヤーカバー16
の自重による操作力がフロントカバー15の開放を容易
にする一方、開放されたフロントカバー15とリヤーカ
バー16のフロントエッジ(前端)は本体後部の内壁
(後壁)より背側に位置するように全開するので、本体
11の上部開口12がフルオープンする。
【0050】食器乾燥器10がフルオープンな開放状態
で、乾燥室60のまな板収納部62に上方からまな板6
6を挿入し、立設状態に収納保持させる一方、まな板収
納部66の前方に載置された食器棚72に皿や茶碗等の
食器類88を収納させる。
【0051】食器乾燥器10のまな板収納部62や食器
類収納部61にまな板66や食器類88を収納させた状
態でフロントカバー15を把手部19を用いて閉操作
し、手前に引くと、リヤーカバー16はフロントカバー
15とのフランジ係合により、フロントカバー15の回
動操作に連動して閉じられる。
【0052】カバー13を閉じた状態で、操作ツマミ2
9を回動操作して所要時間、例えば40分程度食器類8
8やまな板66の乾燥が行なわれる。
【0053】食器類88やまな板66の乾燥時に、乾燥
室60内に温風発生装置41で発生した温風が送風機4
0により強制的に吹き出され、しかも、食器類88やま
な板66は乾燥室60内に立設状態に保持されるので、
食器類88やまな板66に新しい温風が次々に吹き付け
られ、効率よく乾燥せしめられる。
【0054】また、まな板収納部62は本体11の後壁
上部に段部67が形成され、この段部67によりまな板
66と本体後壁内面との間に手指を差入れ可能な操作ス
ペース68を形成することができ、この操作スペース6
8を利用することによりまな板66の出入れが一層容易
になる。
【0055】また、この食器乾燥器10においては、本
体11の上部開口を覆うカバー13のうち、フロントカ
バー15は開閉操作させるだけでリヤーカバー16も追
従して開閉し、かつ食器類やまな板収納部61,62上
面の開口部全面が開くので、食器類88やまな板66の
出入れを容易にかつスムーズに行なうことができる。特
に、本体11の背側のまな板収納部62に収納されるま
な板66の出入れは、食器類の出入れと無関係に行なう
ことができ、しかも、カバー13はフルオープンに開放
されるので、フロントカバー15やリヤーカバー16が
まな板66の出入れを阻害することもない。
【0056】なお、本発明に係る食器乾燥器の一実施例
の説明においては、カバーをフロントカバーとリヤーカ
バーの2段スライド式の例を示したが、カバーはフロン
トカバー,ミドルカバーおよびリヤーカバーの3枚以上
で構成し、多段スライド式のフルオープン構造としても
よい。その際、少なくともリヤーカバーは自重でカバー
開放方向に開くようにすることが望ましい。
【0057】また、この食器乾燥器においては、乾燥室
に温風を強制的に送り込むようにした例を示したが、加
熱ヒータで暖められた熱気を乾燥室に自然対流で流入さ
せるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る食器
乾燥器においては、外側ケーシングと内側ケーシングと
により有底ボックス状本体を二重底構造に構成する一
方、上記本体の二重底間に形成される機械室にヒータ装
置を設ける一方、このヒータ装置の作動を制御するタイ
マー装置と本体の前面の一部を構成する操作パネルを一
体的に組み立ててパネル組立体を構成し、このパネル組
立体の操作パネルを機械室側から外側ケーシングのパネ
ル窓に組み付けて外側ケーシングに固定させたから、パ
ネル組立体の組付作業性を改善することができ、パネル
組立体を組み込んだ後にタイマー装置に操作ツマミを取
り付ける作業が不要となり、組付作業が簡素化され、短
時間で効率よくパネル組立体を本体に組み付けることが
できる。
【0059】このパネル組立体はタイマー装置と操作パ
ネルとを一体化することで、その組立時に操作ツマミを
タイマー装置に取り付けることができ、タイマー装置の
操作ツマミを個別に部品管理する必要がないので、部品
管理の簡素化を図ることができる。また、タイマー装置
への操作ツマミの取付は作業環境の良い場所で行なうこ
とができるので、作業性も良好となる。
【0060】また、この食器乾燥器においては、操作パ
ネルの上部が本体の外側ケーシングと内側ケーシングの
間に挿入されて挟持され、パネル組立体のタイマー装置
側を外側ケーシングの底部に固定したので、パネル組立
体は機械室側からの一度の組付作業で上下部がそれぞれ
固定され、安定的に組み付けられる。
【0061】さらに、この食器乾燥器においては、タイ
マー装置はタイマー等の電気部品を不燃材料のシールド
で包囲し、このシールドは操作パネルと一体的に組み立
てられた構成としたので、タイマー等の電気部品のスパ
ークにより万一発火しても、不燃材料のシールドで延焼
が未然にかつ確実に防止され、発火等に対する安全性対
策を充分にとり、安全性をより一層向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食器乾燥器の一実施例の外観形状
を示す正面図。
【図2】本発明に係る食器乾燥器の一実施例の外観形状
を示す側面図。
【図3】本発明に係る食器乾燥器の一実施例の外観形状
を示す平面図。
【図4】図1のIV−IV線に沿う側断面図。
【図5】図4のV−V線に沿う側面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う部分的な側断面図。
【図7】食器乾燥器のカバーを開放した状態で示す平面
図。
【図8】食器乾燥器の本体を内側ケーシングを取り外し
た状態で示す平面図。
【符号の説明】
10 食器乾燥器 11 本体 12 上部開口 13 カバー 15 フロントカバー(メインカバー) 16 リヤーカバー 17 耳軸(水平支軸) 18 ヒンジカバー 19 把手部 20 内フランジ 21 外フランジ 22 排気口 23 補助ストッパ 25 パネル組立体 26 操作パネル 27 タイマー装置 29 操作ツマミ 30 水受けカップ 33 外側ケーシング 34 内側ケーシング 35 機械室 36 間隙 37 補強リブ 39,40 送風機 41 温風発生装置(ヒータ装置) 43 ファン 44 モータ 45 ヒータケース 47 モータ取付板 49 加熱ヒータ 50 温風ダクト(風洞) 52 保護板 54 風洞リング 57 風向板 58 ガイドフィン 60 乾燥室 61 食器類収納部 62 まな板収納部 64 まな板保持ピン 65 まな板保持リブ 66 まな板 67 段部 68 操作スペース 69 温風通風路 70 食器棚受けリブ 71 支持段部 72 食器棚 73 皿収納部 74 椀収納部 75 箸立て収納部 80 シールド 81 タイマーケース 83 タイマー 86 パネル窓 88 食器類

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底ボックス状本体の上部開口をカバー
    で開閉自在に覆った食器乾燥器において、前記本体は外
    側ケーシングに内側ケーシングを嵌合させて二重底構造
    に構成し、前記本体の二重底間に形成される機械室にヒ
    ータ装置を設ける一方、上記ヒータ装置の作動を制御す
    るタイマー装置と前記本体の前面の一部を構成する操作
    パネルとを一体的に組み立ててパネル組立体を構成し、
    上記パネル組立体の操作パネルを機械室側から外側ケー
    シングのパネル窓に組み付けて外側ケーシングに固定し
    たことを特徴とする食器乾燥器。
  2. 【請求項2】 パネル組立体は操作パネルの上部が外側
    ケーシングと内側ケーシングの間で挟持されるともに、
    パネル組立体のタイマー装置側を外側ケーシングの底部
    に固定した請求項1記載の食器乾燥器。
  3. 【請求項3】 タイマー装置はタイマー等の電気部品を
    不燃材料製シールドで包囲する一方、上記シールドは操
    作パネルと一体的に組み立てられた請求項1記載の食器
    乾燥器。
JP3724095A 1995-02-24 1995-02-24 食器乾燥器 Pending JPH08228990A (ja)

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