JPH08228518A - 育苗箱用播種装置の育苗箱段積装置 - Google Patents

育苗箱用播種装置の育苗箱段積装置

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JPH08228518A
JPH08228518A JP5789895A JP5789895A JPH08228518A JP H08228518 A JPH08228518 A JP H08228518A JP 5789895 A JP5789895 A JP 5789895A JP 5789895 A JP5789895 A JP 5789895A JP H08228518 A JPH08228518 A JP H08228518A
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seedling raising
conveyor
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box
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芳夫 館
Michio Tezuka
道夫 手塚
Takashi Komura
孝 小村
Junichi Kanzaki
淳一 神崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段積した育苗箱の取出の自動化。 【構成】 育苗箱用播種装置の終端部に、育苗箱5を下
降させて段積する段積装置23を設ける。段積装置23
の受台22には所定数段積した段積育苗箱5を搬出する
搬出コンベア40を設ける。搬出コンベア40には移転
部42の常時駆動の駆動送りコンベア44を接続する。
駆動送りコンベア44には複数の段積育苗箱5が乗る長
さで非駆動の移転用フリーコンベア45を接続する。駆
動送りコンベア44の搬送路中に搬出コンベア40を停
止させる停止用センサー46を設けた育苗箱用播種装置
の育苗箱段積装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱用播種装置の育
苗箱段積装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の実開昭62−91917号公報
には、育苗箱用播種装置の移送台の終端部に、育苗箱を
受止めて下降する受桟と該受桟により下降させた育苗箱
を段積する受台とを有する段積装置を設けたものにおい
て、前記受台には段積育苗箱を搬出する搬出コンベアを
設け、搬出コンベアには終端に搬出コンベアを停止させ
る停止用センサーを設けた移転部を接続し、前記段積装
置には、受台に所定数育苗箱が段積されたことを検知す
る段積完了センサーを設け、前記停止用センサーが段積
育苗箱5を検知しているときに、前記段積完了センサー
が何れもオンになったら、育苗箱用播種装置の移送台お
よび段積装置の全てを停止させるようにした育苗箱用播
種装置の育苗箱段積装置について記載されている。
【0003】
【発明を解決すべき課題】前記公知例は、受台に段積し
た段積育苗箱を移転部に移転させるのを自動化したもの
であるが、移転部は、ひとつの段積育苗箱しか載せられ
ないという課題がある。即ち、移転部の段積育苗箱を取
り出さないと装置全体が停止してしまうのである。単に
移転部を長くして停止用センサーの位置を遠くにしたの
では、搬出コンベアを停止させるのが遅くなって、受台
上に次の育苗箱を段積できず、後続の育苗箱が詰まって
しまう。
【0004】
【発明の目的】段積育苗箱の搬出、搬出コンベアの停
止、停止用センサーの解放の自動化、段積した育苗箱の
取出の自動化。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、育苗箱用播種装置の
移送台1の終端部に、育苗箱5を摺動させながら受止め
て下降する受桟34と該受桟34により下降させた育苗
箱5を段積する受台22とを有する段積装置23を設け
たものにおいて、前記受台22には所定数段積した段積
育苗箱5を搬出する搬出コンベア40を設け、該搬出コ
ンベア40には移転部42を接続し、該移転部42は、
常時駆動の駆動送りコンベア44と該駆動送りコンベア
44に接続され複数の段積育苗箱5が乗る長さで非駆動
の移転用フリーコンベア45により構成し、前記駆動送
りコンベア44の搬送路中であって該駆動送りコンベア
44が段積育苗箱5を搬送し得る位置には前記搬出コン
ベア40を停止させる停止用センサー46を設けた育苗
箱用播種装置の育苗箱段積装置としたものである。本発
明は、前記移転部42の駆動送りコンベア44は少なく
とも一つの段積育苗箱5が乗る長さに形成した育苗箱用
播種装置の育苗箱段積装置としたものである。本発明
は、前記停止用センサー46は、前記駆動送りコンベア
44の搬送路中であって該駆動送りコンベア44が段積
育苗箱5を搬送し得る位置で、かつ、前記移転用フリー
コンベア45の終端に設けたストッパー47よりM個目
の段積育苗箱5の後側が臨む位置に設けた育苗箱用播種
装置の育苗箱段積装置としたものである。本発明は、前
記段積装置23には、受台22に所定数育苗箱5が段積
されたことを検知する段積完了センサー51および受台
22の段積育苗箱5が搬送可能であることを検知して前
記搬出コンベア40をスタートさせる搬出スタートセン
サー52を設け、前記停止用センサー46が段積育苗箱
5を検知しているときに、前記段積完了センサー51お
よび搬出スタートセンサー52が何れもオンになった
ら、育苗箱用播種装置の移送台1および段積装置23の
全てを停止させるようにした育苗箱用播種装置の育苗箱
段積装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は移送台で、床2上に支脚3、3により水平に載置さ
れる。移送台1は公知であり、育苗箱5の移送方向に長
く形成され、所定の間隔を置いて移送ロール4、4が取
付けられている。移送ロール4は育苗箱5の移送手段で
あるから、移送ロール4に代えて移送ベルトにしてもよ
い。6は育苗箱5の供給側、7は育苗箱の取出側で、育
苗箱5を供給側6に供給載置すると、モ−タ−で回転す
る移送ロール4により取出側7に向けて横送する。移送
台1上には床土供給装置8、播種装置9、覆土供給装置
10等がその順に設けられる。11は床土供給装置8の
ホッパ、12は同繰出ベルト、13は床土であり、床土
供給装置8と播種装置9との間には、育苗箱5内の床土
13を均平にする床土均平ブラシ14が取付けられる。
15は播種装置9の種子ホッパ、16は同繰出ロール、
17は種子であり、播種装置9と覆土供給装置10との
間には移送ロール4等を駆動させるモーター18が設け
られる。19は覆土供給装置10のホッパ、20は同繰
出ベルト、21は覆土である。
【0007】取出側7の延長部の床2上には、受台22
を設け、受台22と前記移送台1の終端部の間には育苗
箱5の段積装置23が設けられる。段積装置23は、前
後左右に4本の枠柱24、24および枠柱25、25を
設け、右側の育苗箱5の移送方向の後側の枠柱24と前
側の枠柱25の上下に上部回転軸26と下部回転軸27
をそれぞれ軸止し、左側の枠柱24と枠柱25の上下に
も上部回転軸26と下部回転軸27をそれぞれ軸止す
る。各上部回転軸26の前後には上部スプロケット2
8、28が、下部回転軸27には下部スプロケット2
9、29がそれぞれ固定され、上部スプロケット28、
28と下部スプロケット29、29とに、チエン30、
30がそれぞれ掛け回わされる。左右のチエン30、3
0には、移送台1より育苗箱5が摺動しながら乗移る受
桟34を設ける。受桟34は断面L型形状に形成し、上
方には回動するが下方には回動しないようにチエン30
に取付ける。即ち、受桟34は下方回動しないで育苗箱
5を支持して下降させ、段積装置23の下方に設けた受
台22または既に段積された育苗箱5に当たって上方回
動して退避し、下部スプロケット29で反転して上昇
し、上部スプロケット28で反転すると育苗箱5を支受
し得るように回動し、所定位置にて待機し、一枚ずつの
育苗箱5を段積する。
【0008】そして、受桟34はチエン30に180度
位相を代えて2個設け、いずれかが待機する。前記チエ
ン30はモーター36により作動するが、モーター36
とチエン30との間に1回転クラッチ37を設け(図
3)、1回転クラッチ37は育苗箱5を受け止めた一方
の受桟34を下降させ、他方の受桟34を待機位置まで
移動(回転)させたときチエン30を停止させる。しか
して、前記受台22には、ベルト又はローラーにより構
成した搬出コンベア40を設け、搬出コンベア40は搬
出モーター41により作動する。前記受台22には移転
部42を接続する。移転部42は前記受台22に段積さ
れた段積育苗箱5を受入れ、受台22に再び育苗箱5を
段積する。前記移転部42は、前記受台22側に1個分
の育苗箱5の長さで送りモーター43により作動する駆
動駆動送りコンベア44を設け、駆動送りコンベア44
に続いてフリーの移転用フリーコンベア45を接続す
る。
【0009】そして、前記駆動送りコンベア44の搬送
路中であって、駆動送りコンベア44が段積育苗箱5を
搬送し得る位置には、前記搬出コンベア40を停止させ
る停止用センサー46を設ける。また、停止用センサー
46は、前記移転用フリーコンベア45の終端に設けた
ストッパー47よりM個目の段積育苗箱5の後側が臨む
位置に設けると、一層作業を自動化する。そして、駆動
送りコンベア44は送りモーター43により作動する
が、送りモーター43は常時回転するようにする。即
ち、受台22に所定数の育苗箱5が段積されると、この
段積育苗箱5を搬出コンベア40により移転部42の駆
動送りコンベア44に移動させ、駆動送りコンベア44
は移転用フリーコンベア45に移動させ、駆動送りコン
ベア44により移転用フリーコンベア45への移動中に
停止用センサー46に接触し、停止用センサー46によ
り前記搬出コンベア40を停止させ、駆動送りコンベア
44は更に段積育苗箱5を送って移転用フリーコンベア
45に完全に移動させ、今度は前記停止用センサー46
を解放し、これを反復し、段積育苗箱5は移転用フリー
コンベア45上に溜り、最後の段積育苗箱5が移転用フ
リーコンベア45に乗って停止用センサー46に接触す
ると、移送台1と段積装置23と全体の装置を停止させ
る。
【0010】図4は、前記段積装置23および各コンベ
アを制御する一例を示した回路図であり、50は1回転
クラッチ37を作動させるクラッチ用センサー、51は
受台22に所定数育苗箱5が段積されたことを検知する
段積完了センサー、52は段積育苗箱5が搬送可能であ
ることを検知して前記搬出コンベア40をスタートさせ
る搬出スタートセンサー、53は前記受桟34が正規の
所定待機位置にないことを検知するセンサー、54は後
述する早送りベルト55に育苗箱5が乗り移ったことを
検知するセンサー、55は前記移送台1および床土供給
装置8、播種装置9、覆土供給装置10等の全てと接続
するコンセント、56はリセットスイッチ、60はメイ
ンスイッチ、61は手動コンベア操作スイッチである。
前記早送りベルト55は移送台1の終端に接続し、後続
の育苗箱5を引き離し、受桟34を段積装置23により
受台22に降ろす。また、受桟34は早送りベルト57
の面よりもやや低い位置で停止して待機し、受桟34に
早送りベルト57で確実に育苗箱5を送ることができる
ようにするためである。58は早送りベルト台、59は
駆動軸である。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。移送台1の移送ロール4上
に育苗箱5を載せ、移送台1により移送させると、床土
供給装置8の下方を通過するとき床土13の供給を受
け、播種装置9の下方を通過するとき種籾17が播か
れ、覆土供給装置10の下方を通過するとき覆土21が
供給されて終端部7に至る。終端部7では早送りベルト
台58の早送りベルト57に乗り移る。早送りベルト5
7は、モーター36により移送ロール4よりも早く回転
しているので、育苗箱5は早送りされ、段積装置23の
受桟34に乗り移り、育苗箱5の前端がクラッチ用セン
サー50に接触し、1回転クラッチ37が入りになって
モーター36の回転をチエン30に伝達し、チエン30
は1回転クラッチ37により育苗箱5を受け止めた受桟
34を下降させて受台22に載せ、別の受桟34を待機
位置まで回転させてチエン30の回転を停止させる。
【0012】前記育苗箱5の段積を反復し、n−1枚目
の育苗箱5が段積され、n枚目の育苗箱5が受桟34に
乗りクラッチ用センサー50に当接すると、受桟34が
下降してn枚目の育苗箱5が段積され、段積が完了する
と段積完了センサー51が検知し、続いて、1回転クラ
ッチ37により回転を続けるチエン30により別の受桟
34が上昇して搬出スタートセンサー52に接触し、段
積完了センサー51と搬出スタートセンサー52が同時
にオンになると、搬出モーター41に通電する。このと
き、搬出スタートセンサー52に接触した受桟34は待
機位置まで回転して停止し、受桟34の待機位置はn枚
目の育苗箱5より高く、他方の受桟34は外側に位置す
るので、段積育苗箱5の搬出には干渉しない。搬出モー
ター41に通電されると、搬出コンベア40が作動して
段積育苗箱5を移転部42に搬送して該移転部42の駆
動送りコンベア44に乗り移つると、段積育苗箱5の前
端を停止用センサー46が検知して搬出モーター41を
停止させる。
【0013】したがって、単に搬出コンベア40を長く
したのでは、搬出コンベア40を停止させるのが遅くな
って、受台22上に次の育苗箱5を段積できず、後続の
育苗箱5が詰まってしまうが、本発明は、移転部42の
駆動送りコンベア44に乗り移つって、駆動送りコンベ
ア44により搬出可能になると、停止用センサー46に
より搬出コンベア40を停止させ、つぎの育苗箱5を受
台22に段積する。この場合、前記停止用センサー46
は、駆動送りコンベア44の搬送路中であって、該駆動
送りコンベア44が段積育苗箱5を搬送し得る位置に設
けているから、停止用センサー46は確実にオンにな
り、また、駆動送りコンベア44の送りも確実となる。
また、搬出コンベア40は、受台22より段積育苗箱5
が搬出されると、停止用センサー46により停止させる
から、タイマーを使用するのに比し確実である。そし
て、搬出コンベア40が停止した後、段積育苗箱5は駆
動送りコンベア44により更に送られて移転用フリーコ
ンベア45に乗り移つり、乗り移つると、移転用フリー
コンベア45は駆動されていないから、そこで段積育苗
箱5は停止し、移転用フリーコンベア45に乗り移つっ
て停止した段積育苗箱5は停止用センサー46より離れ
る。
【0014】したがって、段積育苗箱5の搬出と搬出コ
ンベア40の停止と停止用センサー46の解放を自動的
に行う。また、停止用センサー46の解放を自動的に行
うから、停止用センサー46をいつまでもオン状態にな
って装置全体を停止させることを防止する。しかして、
受台22に次の育苗箱5が段積されると、次の段積育苗
箱5の搬出を行うが、この段積育苗箱5が移転部42の
駆動送りコンベア44から移転用フリーコンベア45に
乗り移るときに既にある段積育苗箱5を押し、これを所
定回数反復する。したがって、受台22に段積した段積
育苗箱5をいちいち取り出すことなく、また、手動操作
により移転用フリーコンベア45にまで移転させること
なく、受台22から移転用フリーコンベア45に自動的
に移転させ、かつ、搬出コンベア40を停止させて後続
の育苗箱5を段積し、段積と取出を自動化する。この場
合、駆動送りコンベア44を常時駆動しているので、停
止用センサー46により搬出コンベア40を停止させた
後も、任意の距離を移動させる構成にすることができる
が、駆動送りコンベア44は一つの段積育苗箱5の長さ
に形成し、後続の段積育苗箱5で先行の段積育苗箱5を
押すことで、非駆動の移転用フリーコンベア45に段積
育苗箱5を移転でき、移転用フリーコンベア45の長さ
を所望の長さにすれば、所望数の段積育苗箱5を移転さ
せ得る。それゆえ、コストを軽減できる。
【0015】しかして、前記停止用センサー46は、移
転用フリーコンベア45を基準にしたとき、移転用フリ
ーコンベア45の終端に設けたストッパー47よりM個
目の育苗箱5の後側が乗る位置に設けているから、最後
のM個目の段積育苗箱5が受台22より搬出されると、
駆動送りコンベア44により送られて、移転用フリーコ
ンベア45に乗るが、その後端を停止用センサー46は
検知して搬出モーター41を停止させるが、停止用セン
サー46は段積育苗箱5の存在を検知しているままの状
態となる。この状態は、受台22は空、駆動送りコンベ
ア44は空、移転用フリーコンベア45は満杯であり、
次に、受台22に所定数段積されると、停止用センサー
46と段積完了センサー51と搬出スタートセンサー5
2とが同時にオンになり、停止用センサー46がオンで
あるので搬出モーター41を作動させないばかりでな
く、移送台1と段積装置23の装置全体を停止させる。
【0016】この場合、移転部42の特に移転用フリー
コンベア45の長さを、移送台1により播種する育苗箱
5の枚数に合わせて予め設定しておくと、移転用フリー
コンベア45が満杯となったときに作業が終了し、作業
終了時に停止用センサー46と段積完了センサー51と
搬出スタートセンサー52とが同時にオンになるので、
自動的に移送台1と段積装置23の装置全体を停止させ
ることになる。なお、移転用フリーコンベア45が満杯
になっても、播種作業が終了していない時は、順次移転
用フリーコンベア45上の段積育苗箱5を取り出すと、
作業を続行し、最後の播種が終了したとき段積育苗箱5
の取り出しを止めると、自動的に停止する。また、前記
受台22にある最後の段積育苗箱5は、手動コンベア操
作スイッチ61を操作すると、搬出コンベア40を作動
させて取り出せる。
【0017】また、作業準備が整ったら、リセットスイ
ッチ56により再起動させる。以上のように、受台22
に設けた搬出コンベア40に続いて、常時駆動している
駆動送りコンベア44を設け、駆動送りコンベア44に
続く移転用フリーコンベア45の終端に設けたストッパ
ー47よりM個目の育苗箱5の後側が乗る位置に停止用
センサー46を設ければよいから、従来ある段積装置2
3に接続することも可能である。また、受桟34が待機
位置にないと、センサー53がオンになり、この状態で
早送りベルト55に育苗箱5が乗り移つるとセンサー5
4がオンになって、自動的に装置を停止させる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、育苗箱用播種装置の移送台1
の終端部に、育苗箱5を摺動させながら受止めて下降す
る受桟34と該受桟34により下降させた育苗箱5を段
積する受台22とを有する段積装置23を設けたものに
おいて、前記受台22には所定数段積した段積育苗箱5
を搬出する搬出コンベア40を設け、該搬出コンベア4
0には移転部42を接続し、該移転部42は、常時駆動
の駆動送りコンベア44と該駆動送りコンベア44に接
続され複数の段積育苗箱5が乗る長さで非駆動の移転用
フリーコンベア45により構成し、前記駆動送りコンベ
ア44の搬送路中であって該駆動送りコンベア44が段
積育苗箱5を搬送し得る位置には前記搬出コンベア40
を停止させる停止用センサー46を設けた育苗箱用播種
装置の育苗箱段積装置としたものであるから、停止用セ
ンサー46をオンにした段積育苗箱5を駆動送りコンベ
ア44により搬出して移転用フリーコンベア45に移転
し、移転用フリーコンベア45に乗り移つって停止した
段積育苗箱5は停止用センサー46より離れるので、段
積育苗箱5の搬出と搬出コンベア40の停止と停止用セ
ンサー46の解放を自動的に行えるという効果を奏す
る。また、移転用フリーコンベア45に所望数の段積育
苗箱5を移転させることができる。また、単に搬出コン
ベア40を長くしていないので、搬出してすぐに受台2
2上に次の育苗箱5を段積でき、後続の育苗箱5が詰ま
るのを防止できる。また、搬出コンベア40は、停止用
センサー46により停止させるから、タイマーを使用す
るのに比し確実である。本発明は、前記移転部42の駆
動送りコンベア44は少なくとも一つの段積育苗箱5が
乗る長さに形成した育苗箱用播種装置の育苗箱段積装置
としたものであるから、段積育苗箱5の搬送は確実に行
い、駆動送りコンベア44の製造コストも軽減させる。
本発明は、前記停止用センサー46は、前記駆動送りコ
ンベア44の搬送路中であって該駆動送りコンベア44
が段積育苗箱5を搬送し得る位置で、かつ、前記移転用
フリーコンベア45の終端に設けたストッパー47より
M個目の段積育苗箱5の後側が臨む位置に設けた育苗箱
用播種装置の育苗箱段積装置としたものであるから、移
転用フリーコンベア45が満杯となったときには前記搬
出コンベア40を停止させることができ、移転用フリー
コンベア45上の段積育苗箱5群を崩さないという効果
を奏する。本発明は、前記段積装置23には、受台22
に所定数育苗箱5が段積されたことを検知する段積完了
センサー51および受台22の段積育苗箱5が搬送可能
であることを検知して前記搬出コンベア40をスタート
させる搬出スタートセンサー52を設け、前記停止用セ
ンサー46が段積育苗箱5を検知しているときに、前記
段積完了センサー51および搬出スタートセンサー52
が何れもオンになったら、育苗箱用播種装置の移送台1
および段積装置23の全てを停止させるようにした育苗
箱用播種装置の育苗箱段積装置としたものであるから、
移送台1と段積装置23の装置全体を停止させ、作業の
安全を確保できる。また、移転用フリーコンベア45が
満杯となると、自動的に装置を停止させて作業を終了さ
せるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体縦断側面図。
【図2】 要部側面図。
【図3】 伝動機構略図。
【図4】 回路図。
【図5】 作用状態図。
【符号の説明】
1…移送台、2…床、3…移送台の支脚、4…移送ロー
ル、5…育苗箱、6…供給側、7…取出側、8…床土供
給装置、9…播種装置、10…覆土供給装置、11…ホ
ッパ、12…繰出ロール、13…床土、14…床土均平
ブラシ、15…ホッパ、16…繰出ロール、17…種
子、18…モーター、19…ホッパ、20…繰出ベル
ト、21…覆土、22…受台、23…段積装置、24…
枠柱、25…枠柱、26…上部回転軸、27…下部回転
軸、28…上部スプロケット、29…下部スプロケッ
ト、30…チエン、34…受桟、36…モ−ター、37
…一回転クラッチ、40…搬出コンベア、41…搬出モ
ーター、42…移転部、43…送りモーター、44…駆
動送りコンベア、45…移転用フリーコンベア、46…
停止用センサー、47…ストッパー、50…クラッチ用
センサー、51…段積完了センサー、52…搬出スター
トセンサー、53、54…センサー、57…早送りベル
ト、58…早送りベルト台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 淳一 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱用播種装置の移送台1の終端部
    に、育苗箱5を摺動させながら受止めて下降する受桟3
    4と該受桟34により下降させた育苗箱5を段積する受
    台22とを有する段積装置23を設けたものにおいて、
    前記受台22には所定数段積した段積育苗箱5を搬出す
    る搬出コンベア40を設け、該搬出コンベア40には移
    転部42を接続し、該移転部42は、常時駆動の駆動送
    りコンベア44と該駆動送りコンベア44に接続され複
    数の段積育苗箱5が乗る長さで非駆動の移転用フリーコ
    ンベア45により構成し、前記駆動送りコンベア44の
    搬送路中であって該駆動送りコンベア44が段積育苗箱
    5を搬送し得る位置には前記搬出コンベア40を停止さ
    せる停止用センサー46を設けた育苗箱用播種装置の育
    苗箱段積装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移転部42の駆
    動送りコンベア44は少なくとも一つの段積育苗箱5が
    乗る長さに形成した育苗箱用播種装置の育苗箱段積装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    停止用センサー46は、前記駆動送りコンベア44の搬
    送路中であって該駆動送りコンベア44が段積育苗箱5
    を搬送し得る位置で、かつ、前記移転用フリーコンベア
    45の終端に設けたストッパー47よりM個目の段積育
    苗箱5の後側が臨む位置に設けた育苗箱用播種装置の育
    苗箱段積装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記段積装置23には、受台22に所定数育
    苗箱5が段積されたことを検知する段積完了センサー5
    1および受台22の段積育苗箱5が搬送可能であること
    を検知して前記搬出コンベア40をスタートさせる搬出
    スタートセンサー52を設け、前記停止用センサー46
    が段積育苗箱5を検知しているときに、前記段積完了セ
    ンサー51および搬出スタートセンサー52が何れもオ
    ンになったら、育苗箱用播種装置の移送台1および段積
    装置23の全てを停止させるようにした育苗箱用播種装
    置の育苗箱段積装置。
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