JPH08228403A - 鉄道車両用情報伝送システム - Google Patents

鉄道車両用情報伝送システム

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JPH08228403A
JPH08228403A JP7033993A JP3399395A JPH08228403A JP H08228403 A JPH08228403 A JP H08228403A JP 7033993 A JP7033993 A JP 7033993A JP 3399395 A JP3399395 A JP 3399395A JP H08228403 A JPH08228403 A JP H08228403A
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JP
Japan
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communication network
vehicle
node address
vehicle information
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Application number
JP7033993A
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English (en)
Inventor
Takashi Kakegawa
隆 掛川
Koichi Nakajima
行一 中島
Hiroaki Ito
博章 伊藤
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 営業運転途中に多種多様な車両編成(編成車
両の併合または分割)の作業を迅速かつ正確に実行可能
であり、編成車両内情報通信網間の情報伝達能力に隘路
を発生することのない鉄道車両用情報伝送システムを提
供すること。 【構成】 複数の編成車両内情報通信網20を所定の順
番で縦続に網間接続する際に、後段の編成車両内情報通
信網20bの各車内装置24に割付けられた基準ノード
アドレス30に所定のオフセットアドレス32を各々加
算した加算ノードアドレス34を当該各車内装置24に
再割付けを行い、前段の編成車両内情報通信網20aに
対しては当該基準ノードアドレス30用いるとともに当
該後段の編成車両内情報通信網20bに対しては当該加
算ノードアドレス34用いて新たに単一の編成車両内情
報通信網20cを再構築する、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の鉄道車両が連結
されて成る編成車両内に装置された複数の車内装置をノ
ードとして通信回線で接続し、ノード間で情報の授受が
できるようにした編成車両内情報通信網を備えた鉄道車
両用情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の鉄道車両用情報伝送システ
ムにおいては、複数の鉄道車両が連結されて成る編成車
両内に装置された複数の車内装置をノードとして通信回
線で接続してノード間で情報の授受ができるようにした
編成車両内情報通信網を複数、併合して(つまり、編成
車両内情報通信網を複数縦続に網間接続して)、新たに
単一の編成車両内情報通信網を再構築する場合に、また
はその反対に当該単一の編成車両内情報通信網を編成車
両内情報通信網の単位に分割する場合に、各編成車両内
情報通信網のノードアドレスの重複(つまり、アドレス
の衝突)を回避するために、各編成車両内情報通信網の
編成車両に対するノードアドレスまたは車内装置に対す
るノードアドレスを設定スイッチ等のマニュアル手段に
よって適時再設定していた。
【0003】また、各編成車両内情報通信網のノードア
ドレスの重複を回避するために、網間でノードアドレス
の整合を取るノードアドレス変換用インターフェースを
各編成車両内情報通信網に各々装置した従来の鉄道車両
用情報伝送システムもあった。当該鉄道車両用情報伝送
システムにおいては、ノードアドレス変換用インターフ
ェースを介して網間通信を実行することによって、編成
車両内情報通信網を併合または分割する場合は、編成車
両内情報通信網間だけでノードアドレスを変更すること
ができるので、各編成車両内情報通信網(つまり、編成
車両)内の各々の車内装置のノードアドレスを変更する
必要がなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来鉄道車両用情報伝送システムでは、編成車両内情報
通信網を複数だけ併合して新たに単一の編成車両内情報
通信網を再構築する場合に、またはその反対に当該単一
の編成車両内情報通信網を編成車両内情報通信網の単位
に分割する場合に、各編成車両内情報通信網の編成車両
に対するノードアドレスまたは車内装置に対するノード
アドレスを設定スイッチ等のマニュアル手段によって適
時再設定する作業は煩雑であり、多種多様な車両編成を
適時行おうとした場合に、再設定間違いが発生する可能
性があり、営業運転途中における迅速かつ正確な編成車
両の併合または分割の作業が難しいという問題点があっ
た。
【0005】また、後者の従来鉄道車両用情報伝送シス
テムでは、ノードアドレス変換用インターフェースを介
して網間通信を実行するので、編成車両内情報通信網間
の情報伝達能力において隘路(所謂、ボトル‐ネック:
Bottleneck)が発生してしまい、編成車両内
情報通信網間の情報伝達能力に制限(隘路)が発生して
しまうという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、複数の編成車両内情報通信網
を所定の順番で縦続に網間接続する際に、後段の編成車
両内情報通信網の各車内装置に割付けられた基準ノード
アドレスに所定のオフセットアドレスを各々加算した加
算ノードアドレスを各車内装置に再割付けを行い、前段
の編成車両内情報通信網に対しては当該基準ノードアド
レスを用いるとともに当該後段の編成車両内情報通信網
に対しては当該加算ノードアドレスを用いて新たに単一
の編成車両内情報通信網を再構築することにより、営業
運転途中に多種多様な車両編成(編成車両の併合または
分割)の作業を迅速かつ正確に実行可能であり、編成車
両内情報通信網間の情報伝達能力に隘路(ボトル‐ネッ
ク)を発生することのない鉄道車両用情報伝送システム
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の2項に存する。
【0008】[1]項 複数の鉄道車両(23)が連結
されて成る編成車両(22)内に装置された複数の車内
装置(24)をノード(28)として通信回線(27)
で接続し、ノード(28)間で情報(26)の授受がで
きるようにした編成車両内情報通信網(20)を備えた
鉄道車両用情報伝送システムにおいて、複数の前記編成
車両内情報通信網(20)を所定の順番で縦続に網間接
続する際に、後段の前記編成車両内情報通信網(20
b)の前記各車内装置(24)に割付けられた基準ノー
ドアドレス(30)に所定のオフセットアドレス(3
2)を各々加算した加算ノードアドレス(34)を当該
各車内装置(24)に再割付けを行い、前記前段の編成
車両内情報通信網(20a)に対しては当該基準ノード
アドレス(30)用いるとともに当該後段の編成車両内
情報通信網(20b)に対しては当該加算ノードアドレ
ス(34)用いて新たに単一の前記編成車両内情報通信
網(20c)を再構築する、ことを特徴とする鉄道車両
用情報伝送システム(10)。
【0009】[2]項 前記複数の編成車両内情報通信
網(20)を縦続に網間接続する際に、前記所定の順番
に従った当該複数の編成車両内情報通信網(20)の前
記縦続網間接続を実行する縦続網間接続順管理手段(1
2)と、前記前段の編成車両内情報通信網(20a)と
前記後段の編成車両内情報通信網(20b)とが縦続に
網間接続されたときに、オフセット要求信号(14a)
を生成する接続タイミング検出手段(14)と、前記オ
フセット要求信号(14a)に応じて、前記加算ノード
アドレス(34)を生成して当該加算ノードアドレス
(34)の各車内装置(24)への再割付けを行い、前
記前段の編成車両内情報通信網(20a)に対しては当
該基準ノードアドレス(30)用いるとともに前記後段
の編成車両内情報通信網(20b)に対しては当該加算
ノードアドレス(34)用いて新たに単一の前記編成車
両内情報通信網(20c)を再構築する編成車両内情報
通信網再構築手段(16)と、を備えて成ることを特徴
とする[1]項に記載の鉄道車両用情報伝送システム
(10)。
【0010】
【作用】本発明における鉄道車両用情報伝送システム
(10)は、複数の鉄道車両(23)が連結されて成る
編成車両(22)内に装置された複数の車内装置(2
4)をノード(28)として通信回線(27)で接続
し、ノード(28)間で情報(26)の授受ができるよ
うにした編成車両内情報通信網(20)を備え、複数の
編成車両内情報通信網(20)を所定の順番で縦続に網
間接続する際に、後段の編成車両内情報通信網(20
b)の各車内装置(24)に割付けられた基準ノードア
ドレス(30)に所定のオフセットアドレス(32)を
各々加算した加算ノードアドレス(34)を当該各車内
装置(24)に再割付けを行い、前段の編成車両内情報
通信網(20a)に対しては当該基準ノードアドレス
(30)用いるとともに当該後段の編成車両内情報通信
網(20b)に対しては当該加算ノードアドレス(3
4)用いて新たに単一の編成車両内情報通信網(20
c)を再構築することができる。
【0011】更に詳しく本発明の作用について説明す
る。縦続網間接続順管理手段(12)は、複数の編成車
両内情報通信網(20)を縦続に網間接続する際に、所
定の順番に従った当該複数の編成車両内情報通信網(2
0)の縦続網間接続を実行することができる。
【0012】前段の編成車両内情報通信網(20a)と
後段の編成車両内情報通信網(20b)とが縦続に網間
接続されたときに、接続タイミング検出手段(14)
は、オフセット要求信号(14a)を生成することがで
きる。
【0013】オフセット要求信号(14a)を受ける
と、当該オフセット要求信号(14a)に応じて、編成
車両内情報通信網再構築手段(16)は、加算ノードア
ドレス(34)を生成して当該加算ノードアドレス(3
4)の各車内装置(24)への再割付けを実行すること
ができる。
【0014】さらに、編成車両内情報通信網再構築手段
(16)は、前段の編成車両内情報通信網(20a)に
対しては当該基準ノードアドレス(30)用いるととも
に後段の編成車両内情報通信網(20b)に対しては当
該加算ノードアドレス(34)用いて、新たに単一の編
成車両内情報通信網(20c)を再構築することができ
る。
【0015】以上説明したように本発明にかかる鉄道車
両用情報伝送システム(10)によれば、ノードアドレ
スを設定スイッチ等のマニュアル手段を用いることなく
編成車両内情報通信網(20)のノードアドレスの重複
(つまり、アドレスの衝突)を回避することができるの
で、営業運転途中に多種多様な車両編成(編成車両(2
2)の併合または分割)の作業を迅速かつ正確に実行可
能となる。
【0016】さらに本発明にかかる鉄道車両用情報伝送
システム(10)によれば、網間でノードアドレスの整
合を取るノードアドレス変換用インターフェースを用い
ることなく各編成車両内情報通信網(20)のノードア
ドレスの重複を回避することができるので、編成車両内
情報通信網(20)間の情報伝達能力に隘路(ボトル‐
ネック)を発生することなく網間通信を実行することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例である
鉄道車両用情報伝送システム10を説明する。図1は本
発明の一実施例に係る鉄道車両用情報伝送システム10
の機能ブロック図であり、図2は本発明の一実施例に係
る鉄道車両用情報伝送システム10を用いた編成車両内
情報通信網20の再構築のプロトコルを説明した図であ
る。
【0018】本実施例の鉄道車両用情報伝送システム1
0は、複数の編成車両内情報通信網20を所定の順番で
縦続に網間接続する際に、後段の編成車両内情報通信網
20bの各車内装置24に割付けられた基準ノードアド
レス30に所定のオフセットアドレス32を各々加算し
た加算ノードアドレス34を当該各車内装置24に再割
付けを行い、前段の編成車両内情報通信網20aに対し
ては当該基準ノードアドレス30用いるとともに当該後
段の編成車両内情報通信網20bに対しては当該加算ノ
ードアドレス34用いて新たに単一の編成車両内情報通
信網20cを再構築するものであって、図1に示すよう
に、縦続網間接続順管理手段12と接続タイミング検出
手段14と編成車両内情報通信網再構築手段16と編成
車両内情報通信網20と通信回線27とを装置して成
る。
【0019】更に詳しく本実施例の構成について説明す
る。縦続網間接続順管理手段12は、複数の編成車両内
情報通信網20を縦続に網間接続する際に、所定の順番
に従った当該複数の編成車両内情報通信網20の縦続網
間接続を実行可能なように、編成車両内情報通信網20
に接続されて成る。
【0020】接続タイミング検出手段14は、前段の編
成車両内情報通信網20aと後段の編成車両内情報通信
網20bとが縦続に網間接続されたときに、オフセット
要求信号14aを生成可能なように、編成車両内情報通
信網20に接続されて成る。
【0021】編成車両内情報通信網再構築手段16は、
オフセット要求信号14aに応じて、加算ノードアドレ
ス34を生成して当該加算ノードアドレス34の各車内
装置24への再割付けを行い、前段の編成車両内情報通
信網20aに対しては当該基準ノードアドレス30用い
るとともに後段の編成車両内情報通信網20bに対して
は当該加算ノードアドレス34用いて新たに単一の編成
車両内情報通信網20cを再構築可能なように、編成車
両内情報通信網20に接続されて成る。
【0022】本実施例の1つの編成車両22内には、編
成車両内情報通信網20が配設されている。また、編成
車両22は複数の鉄道車両23が連結されて成り、各鉄
道車両23内には複数の車内装置24が装置され、これ
らの車内装置24は各々通信回線27で接続されてい
る。
【0023】編成車両内情報通信網20の1単位は、図
2に示すように、複数の鉄道車両23が連結されて成る
編成車両22内に装置された複数の車内装置24をノー
ド28として通信回線27で接続し、ノード28間で情
報26の授受を実行するものである。
【0024】本実施例の各種車内装置24には、編成車
両22毎に、または編成車両22を構成する鉄道車両2
3毎に、所定の基準ノードアドレス30が予めデフォル
トアドレスとして設定されている。
【0025】編成車両内情報通信網20を成形する通信
回線27は、各種車内装置24の情報26、オフセット
要求信号14a、基準ノードアドレス30、オフセット
アドレス32、および加算ノードアドレス34、等を鉄
道車両用情報伝送システム10内の編成車両内情報通信
網20に接続された縦続網間接続順管理手段12、接続
タイミング検出手段14、編成車両内情報通信網再構築
手段16、および各種車内装置24、等に授受するもの
である。
【0026】本実施例の通信回線27のバス構造として
は、図2に示すように、トークンバスを用いることがで
きる。トークンバスを用いたときは、通信プロトコル
(具体的には、LANのプロトコル)としてトークン・
リングに準拠してデータの伝送が実行される。
【0027】トークン・リング(Token Rin
g)とは、LAN(構内情報通信網、本実施例では、編
成車両内情報通信網20)のプロトコルの一種である。
【0028】データを送りたい端末(本実施例では、車
内装置24)のうち、「トークン」と呼ばれるマークを
手に入れたものだけが送信できる、トークン・パッシン
グ(Token Passing)と呼ばれるプロトコ
ルを採用したリング型(環状)のネットワーク(則ち、
情報通信網)である。
【0029】トークン・リング、およびそのプロトコル
であるトークン・パッシングは、米IBM社が自社のL
ANシステムとしてトークン・リングを採用しているた
め、業界標準の一つになっており、IEEE(米国電気
電子技術者協会)の802.5委員会で規格化されてい
る。
【0030】トークン・パッシングのプロトコルでは、
常時一つの「トークン」と呼ばれる信号がリングの中の
端末(車内装置24)を回っている。LAN(編成車両
内情報通信網20)に接続した端末(車内装置24)は
自分のところにトークン信号がやってきた時だけ、ほか
の端末(車内装置24)とデータのやり取りができるも
のである。
【0031】このため、何台もの端末(車内装置24)
が同時に通信を開始して、LAN(編成車両内情報通信
網20)が混雑するという状態が発生しない。トークン
を受け取るまでの待ち時間があるが、接続している端末
(車内装置24)が増えても応答速度があまり遅くなら
ないという利点を有するものである。
【0032】通信回線27のバス構造としては、その他
に、イーサネットバス、GP−IBバス、RS232C
バス、S100バス、VLバス、ISAバス、EISA
バス、PCIバス、またはセントロニクスバス、等のバ
ス構造を用いることができる。これらのバス構造を用い
たときは、各々に該当する所定の通信プロトコルに準拠
してデータの伝送が実行されることはいうまでもない。
【0033】本実施例の通信回線27の伝送媒体として
は、光ファイバーケーブル、同軸ケーブル、ツイストペ
ア線、等を用いることができる。
【0034】本実施例の通信回線27のバス接続形態
(トポロジー)としては、図2に示すように、トークン
バスに適したバス型を用いることができる。
【0035】通信回線27のバス接続形態(トポロジ
ー)としては、その他に、スター型、バス型、またはス
ター型とバス型とリング型とのハイブリッド型、等を用
いることができる。スター型、バス型、リング型、また
はハイブリッド型、等のバス接続形態(トポロジー)を
用いたときは、各々に該当する所定の通信プロトコルに
準拠してデータの伝送が実行されることはいうまでもな
い。
【0036】次に作用を説明する。縦続網間接続順管理
手段12は、複数の編成車両内情報通信網20を縦続に
網間接続する際に、所定の順番に従った当該複数の編成
車両内情報通信網20の縦続網間接続を実行することが
できる。
【0037】前段の編成車両内情報通信網20aと後段
の編成車両内情報通信網20bとが縦続に網間接続され
たときに、接続タイミング検出手段14は、オフセット
要求信号14aを生成することができる。
【0038】オフセット要求信号14aを受けると、当
該オフセット要求信号14aに応じて、編成車両内情報
通信網再構築手段16は、加算ノードアドレス34を生
成して当該加算ノードアドレス34の各車内装置24へ
の再割付けを実行することができる。
【0039】さらに、編成車両内情報通信網再構築手段
16は、前段の編成車両内情報通信網20aに対しては
当該基準ノードアドレス30用いるとともに後段の編成
車両内情報通信網20bに対しては当該加算ノードアド
レス34用いて、新たに単一の編成車両内情報通信網2
0cを再構築することができる。
【0040】以上説明したように本実施例にかかる鉄道
車両用情報伝送システム10によれば、ノードアドレス
を設定スイッチ等のマニュアル手段を用いることなく編
成車両内情報通信網20のノードアドレスの重複(つま
り、アドレスの衝突)を回避することができるので、営
業運転途中に多種多様な車両編成(編成車両22の併合
または分割)の作業を迅速かつ正確に実行可能となる。
【0041】さらに本実施例にかかる鉄道車両用情報伝
送システム10によれば、網間でノードアドレスの整合
を取るノードアドレス変換用インターフェースを用いる
ことなく各編成車両内情報通信網20のノードアドレス
の重複を回避することができるので、編成車両内情報通
信網20間の情報伝達能力に隘路(ボトル‐ネック)を
発生することなく網間通信を実行することができる。
【0042】更に詳しく本実施例の作用について図2を
用いて説明する。図2の(a)〜(h)は、本発明の一
実施例に係る鉄道車両用情報伝送システムを用いた編成
車両内情報通信網の再構築のプロトコルを説明した図で
ある。
【0043】(a) 編成車両22の割付け(編成車両
内情報通信網20の構築)を行う基本となる状態であ
り、各編成車両22毎に基準ノードアドレス30にて編
成車両内情報通信網20を構築している。各編成車両2
2の親ノード(本実施例では、編成車両内情報通信網再
構築手段16)は、自編成車両22のノード管理テーブ
ルを記憶している。
【0044】(b) 編成車両内情報通信網20の構築
後、各編成車両22の親ノード(編成車両内情報通信網
再構築手段16)(ノード番号1)となるノード28
(ノード番号1)がノード28である接続タイミング検
出手段14(ノード番号2)へ編成車両22の割付け開
始のトリガを出した後に、接続タイミング検出手段14
(ノード番号2)からのオフセット要求信号14aの待
ち状態となる。なお、本実施例では、オフセット要求信
号14aは、オフセット要求信号14aの請求や編成車
両内情報通信網再構築完了である旨を通知に使用してい
るが、両内情報通信網再構築完了である旨を通知するタ
イミング信号を別途用いてもよい。
【0045】(c) 前後入力のある子動作状態器であ
る接続タイミング検出手段14(ノード番号2)が親ノ
ード(編成車両内情報通信網再構築手段16)(ノード
番号1)に対しオフセット要求信号14aを出す。
【0046】(d) 後段の編成車両内情報通信網20
bからのオフセット要求信号14aを受信した前段の編
成車両内情報通信網20aの親ノード(編成車両内情報
通信網再構築手段16)(ノード番号1)は、解放入力
無しの確認後に、所定の順番で縦続に網間接続を開始
し、後段の編成車両内情報通信網20bの各ノード28
へオフセットアドレス32(例えば、20)を通知す
る。
【0047】所定の順番に従った編成車両内情報通信網
20の縦続網間接続の管理は、縦続網間接続順管理手段
12が実行する。
【0048】(e) 新たに単一の編成車両内情報通信
網20cの再構築(つまり、トークン・リングの構築)
後、後段の編成車両内情報通信網20bのノード28
(ノード番号21)はノード28(ノード番号1)に自
編成車両内情報通信網20のノード管理テーブルを前段
の編成車両内情報通信網20aのノード28(ノード番
号1)に転送し、編成車両内情報通信網再構築完了であ
る旨を通知する。
【0049】則ち、前段の編成車両内情報通信網20a
に対しては基準ノードアドレス30(則ち、1,2,
3,4,5,6,7)を用いるとともに後段の編成車両
内情報通信網20bに対しては加算ノードアドレス34
(則ち、21,22,23,24,25,26,27)
用いて、新たに単一の編成車両内情報通信網20cを再
構築を行い、トークン・リングを構築する。
【0050】新たに構築された単一の編成車両内情報通
信網20c(則ち、トークン・リング)に接続した車内
装置24(ノードアドレス;1,2,3,4,5,6,
7、および21,22,23,24,25,26,2
7)は、トークン・パッシングのプロトコルに遵って、
自分のところにトークン信号がやってきた時だけ、ほか
の車内装置24とデータ(則ち、オフセット要求信号1
4a、情報26、基準ノードアドレス30、オフセット
アドレス32、加算ノードアドレス34等)のやり取り
ができるようになる。
【0051】以降、ノード28(ノード番号21)は、
接続タイミング検出手段14(ノード番号1)として動
作することになる。つまり、ノード管理テーブル(ノー
ド番号21)は子動作状態となり、ノード28(ノード
番号1)だけが親動作状態となる。
【0052】(f) 後段の編成車両内情報通信網20
bのノード28(ノード番号21)から受けた編成車両
内情報通信網再構築完了通知を意味するオフセット要求
信号14aをトリガに、前段の編成車両内情報通信網2
0aに相当する親ノード(編成車両内情報通信網再構築
手段16)(ノード番号1)が、解放入力無しの確認後
に所定の順番で縦続に網間接続を開始し、後段の編成車
両内情報通信網20bの各ノード28へオフセットアド
レス32(例えば、20)を通知する。
【0053】所定の順番に従った編成車両内情報通信網
20の縦続網間接続の管理は、縦続網間接続順管理手段
12が実行する。
【0054】則ち、親ノード(ノード番号1)が存在す
る前段の編成車両内情報通信網20aに対してだけは基
準ノードアドレス30(則ち、1,2,3,4,5,
6,7)を用いるとともに、次後段の編成車両内情報通
信網20bに対しては加算ノードアドレス34(則ち、
21,22,23,24,25,26,27)を用い
る。
【0055】同様に、次後段の後段の編成車両内情報通
信網20bに対しては加算ノードアドレス34(則ち、
41,42,43,44,45,46,47)を用い
る。
【0056】(g) ノード28(ノード番号1)は、
基準ノードアドレス30(1,2,3,4,5,6,
7)、加算ノードアドレス34(21,22,23,2
4,25,26,27)、および(41,42,43,
44,45,46,47)を用いて、新たに単一の編成
車両内情報通信網20cを再構築を行い、トークン・リ
ングの構築を開始する。
【0057】新たに単一の編成車両内情報通信網20c
の再構築後、次後段の編成車両内情報通信網20bのノ
ード28(ノード番号21)は、前段の編成車両内情報
通信網20aのノード28(ノード番号1)に、次後段
の編成車両内情報通信網20bのノード管理テーブルを
転送し、編成車両内情報通信網再構築完了である旨を通
知する。
【0058】当然に、次後段の後段の編成車両内情報通
信網20bのノード管理テーブルは、次後段の編成車両
内情報通信網20bのノード管理テーブルと一緒に転送
される。
【0059】(h) 次後段の編成車両内情報通信網2
0bのノード28(ノード番号21)から受けた編成車
両内情報通信網再構築完了通知をトリガに、前段の編成
車両内情報通信網20aの親ノード28(ノード番号
1)は、解放入力有りの確認後に、各ノード28(則
ち、ノードアドレス;1,2,3,4,5,6,7と、
21,22,23,24,25,26,27と、41,
42,43,44,45,46,47)へ、親ノード2
8(ノード番号1)に転送されたノード管理テーブルを
分配し、編成車両内情報通信網20cの再構築を完了す
る。
【0060】新たに構築された単一の編成車両内情報通
信網20c(則ち、トークン・リング)に接続した車内
装置24(ノードアドレス;1,2,3,4,5,6,
7と、21,22,23,24,25,26,27と、
41,42,43,44,45,46,47)は、トー
クン・パッシングのプロトコルに遵って、自分のところ
にトークン信号がやってきた時だけ、ほかの車内装置2
4とデータ(則ち、オフセット要求信号14a、情報2
6、基準ノードアドレス30、オフセットアドレス3
2、加算ノードアドレス34等)のやり取りができるよ
うになる。
【0061】
【発明の効果】本発明にかかる鉄道車両用情報伝送シス
テムによれば、複数の編成車両内情報通信網を所定の順
番で縦続に網間接続する際に、後段の編成車両内情報通
信網の各車内装置に割付けられた基準ノードアドレスに
所定のオフセットアドレスを各々加算した加算ノードア
ドレスを各車内装置に再割付けを行い、前段の編成車両
内情報通信網に対しては基準ノードアドレスを用いると
ともに後段の編成車両内情報通信網に対しては加算ノー
ドアドレスを用いて新たに単一の編成車両内情報通信網
を再構築することにより、ノードアドレスを設定スイッ
チ等のマニュアル手段を用いることなく編成車両内情報
通信網のノードアドレスの重複(つまり、アドレスの衝
突)を回避することができるので、営業運転途中に多種
多様な車両編成(編成車両の併合または分割)の作業を
迅速かつ正確に実行可能となる。
【0062】さらに本発明にによれば、網間でノードア
ドレスの整合を取るノードアドレス変換用インターフェ
ースを用いることなく各編成車両内情報通信網のノード
アドレスの重複を回避することができるので、編成車両
内情報通信網間の情報伝達能力に隘路(ボトル‐ネッ
ク)を発生することなく網間通信を実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鉄道車両用情報伝送シ
ステムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る鉄道車両用情報伝送シ
ステムを用いた編成車両内情報通信網の再構築のプロト
コルを説明した図である。
【符号の説明】
10…鉄道車両用情報伝送システム 12…縦続網間接続順管理手段 14…接続タイミング検出手段 14a…オフセット要求信号 16…編成車両内情報通信網再構築手段 20…編成車両内情報通信網 20a…前段の編成車両内情報通信網 20b…後段の編成車両内情報通信網 20c…新たな単一の編成車両内情報通信網 22…編成車両 23…鉄道車両 24…車内装置 26…情報 27…通信回線 28…ノード 30…基準ノードアドレス 32…オフセットアドレス 34…加算ノードアドレス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鉄道車両が連結されて成る編成車両
    内に装置された複数の車内装置をノードとして通信回線
    で接続し、ノード間で情報の授受ができるようにした編
    成車両内情報通信網を備えた鉄道車両用情報伝送システ
    ムにおいて、 複数の前記編成車両内情報通信網を所定の順番で縦続に
    網間接続する際に、後段の前記編成車両内情報通信網の
    前記各車内装置に割付けられた基準ノードアドレスに所
    定のオフセットアドレスを各々加算した加算ノードアド
    レスを当該各車内装置に再割付けを行い、前記前段の編
    成車両内情報通信網に対しては当該基準ノードアドレス
    を用いるとともに当該後段の編成車両内情報通信網に対
    しては当該加算ノードアドレスを用いて新たに単一の前
    記編成車両内情報通信網を再構築する、 ことを特徴とする鉄道車両用情報伝送システム。
  2. 【請求項2】前記複数の編成車両内情報通信網を縦続に
    網間接続する際に、前記所定の順番に従った当該複数の
    編成車両内情報通信網の前記縦続網間接続を実行する縦
    続網間接続順管理手段と、 前記前段の編成車両内情報通信網と前記後段の編成車両
    内情報通信網とが縦続に網間接続されたときに、オフセ
    ット要求信号を生成する接続タイミング検出手段と、 前記オフセット要求信号に応じて、前記加算ノードアド
    レスを生成して当該加算ノードアドレスの各車内装置へ
    の再割付けを行い、前記前段の編成車両内情報通信網に
    対しては当該基準ノードアドレスを用いるとともに前記
    後段の編成車両内情報通信網に対しては当該加算ノード
    アドレスを用いて新たに単一の前記編成車両内情報通信
    網を再構築する編成車両内情報通信網再構築手段と、 を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車
    両用情報伝送システム。
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