JP3412836B2 - 運行管理システム - Google Patents

運行管理システム

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JP3412836B2
JP3412836B2 JP13821792A JP13821792A JP3412836B2 JP 3412836 B2 JP3412836 B2 JP 3412836B2 JP 13821792 A JP13821792 A JP 13821792A JP 13821792 A JP13821792 A JP 13821792A JP 3412836 B2 JP3412836 B2 JP 3412836B2
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忠良 東濱
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、計算機システムと計
算機システム間のデータ通信技術を利用して複数の鉄道
路線にわたって適用される運行管理システムに関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】図6は例えば「鉄道と電気技術」(19
91.6VOL.2NO.6P.56〜P.62)に掲
載されたこの種従来の運行管理システムの構成を示すブ
ロック図である。図において、31は路線1の運行管理
中央装置、32は路線2の運行管理中央装置、63は運
行管理中央装置31、32に対するシステム運転状況や
システム異常状況を監視表示するシステム監視卓で、伝
送回線64、65を介して運行管理中央装置31、32
と接続されている。60は列車の運転状況の情報を運行
管理中央装置31、32より入手し編集を行う運転情報
伝送装置で、高速伝送回線61、62を介して運行管理
中央装置31、32と接続されている。 【0003】91、92、・・・・9nは路線1の各駅事
務所や運転関連事務所に設置された運転情報端末装置、
101、102、・・・・10nは路線2の各駅事務所等
に設置された運転情報端末装置、90および100は運
転情報伝送装置60とそれぞれ運転情報端末装置91
nおよび運転情報端末装置101〜10nとを接続する
ディジタル多重伝送路で、光ファイバまたはメタル方式
の伝送路から構成されている。 【0004】次に動作について説明する。運行管理中央
装置31および32はそれぞれ路線1および2の列車運
行を自ら保有するダイヤに基づき常時監視しており、列
車位置や遅延時分等を検出し、運転指令員と呼ばれる運
用者に表示の形で提供している。また、運行管理中央装
置31、32は自らのシステム構成機器(図示は省略す
るが、運行表示盤、運行管理駅装置その他ディジタル多
重伝送路等が該当する)の運転状態、故障発生状態の情
報管理も行っている。運行管理中央装置31、32で把
握したシステム構成機器の運転状態情報は常時伝送回線
64、65を通じてシステム監視卓63に送出される。
そして、機器故障発生時にはブザーを鳴動させ運用者に
警報報知する。 【0005】また、運行管理中央装置31、32で得た
列車運行に関する情報は、高速伝送回線61、62を介
して運転情報伝送装置60に定期的に転送されここで編
集される。編集結果はディジタル多重伝送路90および
100を介してそれぞれ路線1および2の運転情報端末
装置91〜9nおよび101〜10nに送出されこれら端末
装置で運行状況が表示される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の運行管理システ
ムは以上のように構成されているので、鉄道経営体が2
〜3の路線しか所有していない場合は以上のシステム構
成で事足りたが、路線数が増えてくると運転情報を管理
する計算機との間に張りめぐらす信号線の本数が増加
し、また、案内制御・電力制御等の各路線の運転情報を
別の目的の為に用いる場合には、別に伝送回線を設け、
それぞれのシステムに対し別個のタイミングで何度も情
報を送る必要があった。これは信号線設置コストの増
加、運行管理中央装置のCPU負荷の増加を招く等の問
題点があった。 【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡便な設備構成でしかも必要な
種類の情報を複数の路線の必要な端末装置に迅速に送出
することが可能な運行管理システムを得ることを目的と
する。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明に係る運行管理
システムは、必要情報の種別毎に設けられ運行管理装置
から得られた情報を処理して当該種別の必要情報を各端
末装置に伝送する複数の情報処理装置と、これら各情報
処理装置と上記運行管理装置との間の情報伝送を行うロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)と、上記運行管理
装置に設けられ上記運行管理装置から送出される情報に
対し、その種別を識別し各情報種別に対応して予め定め
られた送出先情報処理装置を選別限定する情報送出先選
別手段とを備え、上記運行管理装置からの情報を上記情
報送出先選別手段で選別された送出先情報処理装置に上
記LANを経て直接伝送し、上記情報送出先選別手段で
選別された送出先情報処理装置が複数有る場合は当該複
数の送出先情報処理装置に一斉同報で上記LANを経て
直接伝送するものである。 【0009】 【作用】運行管理装置からの情報は情報送出先選別手段
でその種別が識別され、LANを経て指定された情報処
理装置へのみ直接送出され、他の情報処理装置へは送出
されない。この場合、上記情報送出先選別手段で選別さ
れた送出先情報処理装置が複数有る場合は一斉同報で上
記LANを経て指定された複数の情報処理装置に直接伝
送される。運行管理装置から情報が入力された情報処理
装置は、入力情報を処理して当該種別の必要情報を各端
末装置に伝送する。 【0010】 【実施例】 実施例1.図1はこの発明の実施例1による運行管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。図において、1
はトークン・リング方式のLAN(以下、リングLAN
と称す)で、10〜15はこのリングLAN1上に設定
された端局である。20〜25は各端局10〜15に接
続されたバス形LANである。31〜3lは複数の鉄道路
線1〜lの列車運行を監視する運行管理装置で、共通の
バス形LAN20に接続されている。同様に、41〜4m
は路線(l+1)〜(l+m)の列車運行を監視する運
行管理装置で、バス形LAN21に接続され、また、5
1〜5nは路線(l+m+1)〜(l+m+n)の列車運
行を監視する運行管理装置で、バス形LAN22に接続
されている。このように、運行管理装置をグループ分け
しているのは、各路線の建設段階や路線の相互乗り入れ
の有無等の事情条件を考慮したもので、必ずしもこのよ
うな形態をとる必要はない。 【0011】61〜6iはリングLAN1上の端局13に
接続されバス形LAN23を共有する情報処理装置とし
ての運転情報伝送装置で、運行管理装置31〜5nの把握
している列車運行情報を入手しこれらを編集、加工し、
自己のCRTや表示盤、また接続された各路線の端末装
置に送出して表示する。なお、この運転情報伝送装置に
接続されるCRTや端末装置およびそのための伝送回線
等は図示を省略している。運転情報伝送装置は1台のC
PUで構成することもできるが、この実施例では路線数
を考慮して61〜6iのi台のCPUで構成し、各CPU
をそれぞれ特定の複数の路線分に対応させている。 【0012】71〜7jはリングLAN1上の端局14に
接続されバス形LAN24を共有する情報処理装置とし
ての案内制御装置で、列車の行先案内表示や放送を行う
ためのものである。そして、運転情報伝送装置と同様、
運行管理装置31〜5nの把握している列車運行情報を入
手しこれらを編集加工し、自己のCRT等や各路線の端
末装置に送出して表示、放送を行う。ここでは、案内制
御装置は71〜7jのj台のCPUで構成されている。 【0013】81〜8kはリングLAN1上の端局15に
接続されバス形LAN25を共有する情報処理装置とし
ての電力・設備管理装置で、電力や各設備、またそれら
に付随する自然環境状態に関する情報等を管理するため
のもので、各運行管理装置からの列車運行情報を基に必
要な情報を作成、自己のCRT等や各路線の端末装置へ
送出する。従って、各運行管理装置はこれら電力・設備
管理に必要な例えば気象情報等も列車運行情報として取
り扱うものである。ここでは、電力・設備管理装置は8
1〜8kのk台のCPUで構成されている。 【0014】図2は運行管理装置31を例にして、その
内部構成を示すもので、運行管理装置には情報の種別を
識別し各情報種別に対応して予め定められた送出先情報
処理装置を選別限定する情報送出先選別手段が設けられ
ているが、その詳細は次項以降で説明する。 【0015】次に動作について説明する。各路線の列車
運行状況(列車の走行位置、ダイヤに対する遅延の状況
等)は運行管理装置31〜5nで常時把握し運転指令員と
呼ばれる運用者に対し運行表示盤に、あるいは指令換作
卓のCRTに時々刻々の変化状況を表示している。ここ
で、運転情報伝送装置61〜6iは、各路線の各駅事務所
や運転関連事務所に設置された運転情報端末装置(図1
では図示を省略している)に表示するため列車の運行状
況の情報を必要とする。また、ダイヤ変更の情報も関係
者に報告するため必要である。案内制御装置71〜7j
列車接近の放送、表示を行うため運行状況の情報を必要
とする。また、ダイヤ変更の情報もその変更の都度案内
放送、表示を追随させるため必要となる。更に、案内制
御系独自に必要な情報として列車の各駅出発順序情報が
ある。また、電力・設備管理装置81〜8kは運行管理系
が把握している制御対象側の電気、自然環境状態を含む
設備状態の情報を必要とする。 【0016】図3は以上で説明した内容を表にまとめた
もので、情報種別毎にこれを必要とする情報処理装置の
区別を○印で示している。あわせて情報更新を必要とす
るタイミングの具体例を示している。 【0017】次に、運行管理装置からの種々の情報を所
望の情報処理装置に送信する方法であるが、この発明で
はいわゆる一斉同報方式を採用する。即ち、リングLA
N1を経てバス形LANに連なる各情報処理装置の一つ
一つとコネクションを取っていたのでは運行管理装置の
通信負荷が非常に高くなり運行管理システム本来の業務
に支障を来たすことになるからである。もっとも、単純
に一斉同報を行ってもすべての計算機(CPU)に同報
してしまっては各CPUはLANによる割込処理に追わ
れてしまう。互いに独立している運行管理装置間の情報
の交信は不要であり、また、例えば、出発順序情報は運
転情報伝送装置には不要である。以上のような情報伝送
に関する要求条件の特徴に着目し、ここでは、リングL
ANの伝送経路制御を用い、同一のアドレスをもつもの
同士の範囲内で同報を行う伝送網制御方式を採用してい
る。 【0018】以下、図4を参照して更に詳細に説明す
る。今、バス形LAN20、21、22のネットワーク
アドレスを例えば、128.2.1、128.2.2、
128.2.3とし、バス形LAN23、24のネット
ワークアドレスを128.1.1、128.1.2、更
にバス形LAN25のネットワークアドレスを128.
3.1とすると、ネットワーク128.2.1に接続さ
れる運行管理装置31〜3lのインターネット(IP)ア
ドレスは128.2.1.1〜128.2.1.lとな
る。同様にして128.2.2に対しては128.2.
2.1〜128.2.2.m、128.2.3に対して
は、128.2.3.1〜128.2.3.n、12
8.1.1に対しては128.1.1.1〜128.
1.1.i、128.1.2に対しては128.1.
2.1〜128.1.2.j、128.3.1に対して
は128.3.1.1〜128.3.1.kとIPアド
レスが設定される。 【0019】TCP/IP(Transmission Control Pro
tocol/Internet Protocol)伝送手順によれば、ネット
ワークアドレスの第3位の数字をすべて“1”、即ち、
16進で“FF”、10進で“255”とすれば一斉同
報を意味するから、例えば運行管理装置3から運転情
報伝送装置6〜6と案内制御装置7〜7との各
計算機に所定の情報を一斉同報する場合は、伝送制御手
段としてUDP/IP(User Datagram Protocol/Inter
net Protocol)を用い、運行管理装置3の送信プログ
ラムの中で送信先アドレスとして128.1.255と
書いてやればよい。この場合、その情報はバス形LAN
20を通って、端局10からリングLAN1に入り、リ
ングLAN1の内部で伝送経路制御されて端局13から
バス形LAN23の運転情報伝送装置6〜6に、お
よび端局14からバス形LAN24の案内制御装置7
〜7の各計算機に一斉同報される。先に記述した情報
では列車運行状況情報とダイヤ変更情報がこの様にして
運行管理装置3〜3、4〜4、5〜5から
運転情報伝送装置6〜6、および案内制御装置7
〜7に一斉同報される。 【0020】次に出発順序情報を送信する場合について
図5により詳細に説明する。このように、案内制御装置
〜7に対してのみ必要な情報はサブネット・アド
レスの概念を導入して、送信先アドレスを128.1.
2.255とする。このようにして運行管理装置3
ら出発順序情報を送り出せばバス形LAN20、LAN
端局10、リングLAN1、端局14、バス形LAN
4の経路で案内制御装置7〜7すべてに一斉同報さ
れる。このようにして同報された情報は同一ネットワー
ク内もしくは同一サブ・ネットワーク内には伝わるが、
他のネットワークの計算機や発信元ネットワークの他の
計算機には情報が伝わらないようにすることができる。 【0021】以上、発信情報の送出先の選別は図2で示
す情報送出先選別手段が行うが、具体的には情報毎の送
出先を予め運行管理装置のプログラム作成時に記憶させ
ておくようにしてもよいが、情報毎に識別記号を付与
し、運行管理装置でこれら識別記号を基に情報送出先を
選別する方式としてもよい。 【0022】実施例2.なお、上記実施例においては、
運行管理装置を3群に分け、それぞれバス形LAN2
0、21、22を共有する形で構成したが、必ずしもこ
の方式に限られるものではなく、更に多くの群に分割す
るようにしてもよく、逆に単器に集中する方式としても
よい。また、上記実施例においては、情報処理装置とし
て運転情報伝送装置、案内制御装置および電力・設備管
理装置の3種類のものを設けた場合について説明した
が、安全保安対策や利用者へのサービス向上策等を考慮
して更に異なる情報を作成する情報処理装置を設けるよ
うにしてもよい。また、その出力形態もCRT等へ表示
するものに限られるものではない。 【0023】 【発明の効果】この発明は以上のように、運行管理装置
と種別の異なる情報を処理する複数の情報処理装置とを
LANで結合し、所定の情報送出先選別手段を備えたの
で、簡単な構成で、しかも不必要な情報伝送を防止し必
要な情報のみを各路線の必要な端末装置に確実、迅速に
送出することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例1による運行管理システムの
構成を示すブロック図である。 【図2】図1の運行管理装置の内部構成を示す図であ
る。 【図3】情報種別毎にこれを必要とする情報処理装置の
区別を表の形で示した図である。 【図4】図1のシステムにおける列車運行状況情報とダ
イヤ変更情報との一斉同報の動作を説明するための図で
ある。 【図5】図1のシステムにおける出発順序情報の一斉同
報の動作を説明するための図である。 【図6】従来の運行管理システムの構成を示すブロック
図である。 【符号の説明】 1 リングLAN 10〜15 端局 20〜25 バス形LAN 31〜5n 運行管理装置 61〜6i 運転情報伝送装置 71〜7j 案内制御装置 81〜8k 電力・設備管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 27/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の鉄道路線の列車運行を監視する運
    行管理装置を備え、この運行管理装置から得られる列車
    運行情報をもとに上記各鉄道路線の各駅等に設置された
    端末装置に必要となる複数種別の情報を送出する運行管
    理システムにおいて、 上記必要情報の種別毎に設けられ上記運行管理装置から
    得られた情報を処理して当該種別の必要情報を上記各端
    末装置に伝送する複数の情報処理装置と、これら各情報
    処理装置と上記運行管理装置との間の情報伝送を行うロ
    ーカルエリアネットワーク(LAN)と、上記運行管理
    装置に設けられ上記運行管理装置から送出される情報に
    対し、その種別を識別し各情報種別に対応して予め定め
    られた送出先情報処理装置を選別限定する情報送出先選
    別手段とを備え、 上記運行管理装置からの情報を上記情報送出先選別手段
    で選別された送出先情報処理装置に上記LANを経て直
    接伝送し、上記情報送出先選別手段で選別された送出先
    情報処理装置が複数有る場合は当該複数の送出先情報処
    理装置に一斉同報で上記LANを経て直接伝送する こと
    を特徴とする運行管理システム。
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JP2001151114A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Hitachi Ltd 鉄道運行管理システム
JP5639961B2 (ja) * 2011-06-07 2014-12-10 株式会社日立製作所 鉄道通信システム
CN103987609B (zh) * 2011-12-12 2016-08-24 三菱电机株式会社 列车信息管理装置以及列车信息管理方法

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