JPH08228183A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法

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JPH08228183A
JPH08228183A JP7031179A JP3117995A JPH08228183A JP H08228183 A JPH08228183 A JP H08228183A JP 7031179 A JP7031179 A JP 7031179A JP 3117995 A JP3117995 A JP 3117995A JP H08228183 A JPH08228183 A JP H08228183A
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JP
Japan
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unit
channel
channel data
data
timing
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JP7031179A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Takeda
和彦 武田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/08Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、信号処理装置及び信号処理方法に
関し、データ挿入/取出のためのタイミング用信号にデ
ータを重畳させることにより、チャネルユニットが収容
するチャネル数を大幅に増加させることを目的とする。 【構成】 チャネルユニット1Sに、複数のチャネルデ
ータを多重ユニット2Sへ向け送出する複数のチャネル
データ送出部5S−1〜5S−Nを設け、チャネルデー
タ送出部5S−(j+1)〜5S−Nからのチャネルデ
ータがタイミング信号の空きスロットに挿入されてタイ
ミング信号線4Sを通じて送出されるように、これらの
チャネルデータ送出部5S−(j+1)〜5S−Nをタ
イミング信号線4Sに接続し、多重ユニット2Sに、チ
ャネルデータをタイミング信号4Sから分離するチャネ
ルデータ分離部6Sと、データ信号線3Sを通じて送ら
れてきたチャネルデータとチャネルデータ分離部6Sで
分離されたチャネルデータとを多重するチャネルデータ
多重部7Sとを設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図15〜図18) 発明が解決しようとする課題(図15〜図18) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図2〜図14) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の加入者をチャネ
ルにより収容するチャネルユニットと、このチャネルユ
ニットとの間で遣り取りされる複数のチャネルデータを
多重分離する多重分離ユニットとを有して構成される信
号処理装置及びかかる信号処理装置における信号処理方
法に関する。
【0003】
【従来の技術】図15は従来の信号処理装置の構成を示
すブロック図で、この図15において、101〜112
はそれぞれ2つの電話端末(加入者)500A,500
Bをチャネル(CH1,CH2)により収容するチャネ
ルユニット、200は多重分離ユニット、300は各チ
ャネルユニット101〜112から多重分離ユニット2
00へチャネルデータを伝送するデータ信号線、400
は多重分離ユニット200から各チャネルユニット10
1〜112へ供給されるタイミング信号線である。
【0004】ここで、各チャネルユニット101〜11
2は、各加入者500A,500Bに対応したチャネル
データの挿入/取出を行なうもので、クロックパルス
(タイミング信号)CCS(CCR)1〜6のうちの1
組と、シフトパルス(タイミング信号)SHS(SH
R)1〜4のうちの1組のみが後述する多重分離ユニッ
ト200から供給されるように接続され、例えば、両タ
イミング信号がともに“LOW”レベルになった時点
で、チャネルデータの挿入/取出を行なうことにより、
各自(チャネルユニット101〜112)の加入者50
0A,500Bに対応したデータが送出されるようにな
っている。
【0005】そして、さらに各チャネルユニット101
〜112は、図16に示すように、速度変換部121,
122,チャネル1(CH1)データ抽出部123,チ
ャネル2(CH2)データ抽出部124,タイミング発
生部125,126,ANDゲート127,128から
なる送信系120と、速度変換部131,132,チャ
ネル1(CH1)データ送出部133,チャネル2(C
H2)データ送出部134,タイミング発生部135,
136,ANDゲート137,138からなる送信系1
30とで構成される。
【0006】ここで、受信系120において、ANDゲ
ート127は、クロックパルスCCR1(又は、CCR
3,5)とシフトパルスSHR1(又は、SHR2〜
4)との負の論理積をとるものであり、ANDゲート1
28は、クロックパルスCCR2(又は、CCR4,
6)とシフトパルスSHR1(又は、SHR2〜4)と
の負の論理積をとるものである。
【0007】また、各タイミング発生部125,126
は、それぞれANDゲート127,128の出力を、C
H1データ抽出部123及びCH2データ抽出部124
でのチャネルデータ抽出のためのタイミング信号として
出力するものである。さらに、CH1データ抽出部12
3は、タイミング発生部125から出力されるタイミン
グ信号のタイミングに応じて、受信チャネルデータ(V
FR)を取り込むことにより、チャネル1(CH1)の
データを抽出して出力するものであり、CH2データ抽
出部124は、同様に、タイミング発生部126から出
力されるタイミング信号のタイミングに応じて、受信チ
ャネルデータ(VFR)を取り込むことにより、チャネ
ル2(CH2)のデータを抽出して出力するものであ
る。
【0008】各速度変換部121,122は、これらC
H1データ抽出部123及びCH2データ抽出部124
から出力される各チャネルデータに対してデータ伝送の
速度変換を施すもので、例えば、速度変換部121で
は、CH1データ抽出部123から出力される伝送速度
1.5Mbpsの音声データが、64kbpsの音声デ
ータに速度変換されている。
【0009】一方、送信系130において、各速度変換
部131,132は、送信データに対してデータ伝送の
速度変換を施すものであり、CH1データ送出部133
は、受信系130と同様に、ANDゲート137及びタ
イミング発生部135で得られるタイミング信号に応じ
て送信チャネルデータを出力するものであり、CH2デ
ータ送出部134は、ANDゲート138及びタイミン
グ発生部136で得られるタイミング信号に応じて送信
チャネルデータを出力するものである。なお、これらの
データ送出部133,134の出力は、多重されて1系
統で送信されるようになっている。
【0010】次に、多重分離ユニット200は、これら
のチャネルユニット101〜112における24チャネ
ル分のチャネルデータをVFS(送信側),VFR(受
信側)に多重するとともに、上述のタイミング信号〔ク
ロックパルスCCS(CCR)1〜6,シフトパルスS
HS(SHR)1〜4〕を生成するものである。このた
め、多重分離ユニット200は、図17に示すように、
分離(DMUX)速度変換部211,位相調整部21
2,多重化部(MUX)213,受信側(R側)タイミ
ング発生部214及び受信側チャネル(CH)パルス発
生部215からなる受信系210と、分離部(DMU
X)221,位相調整部222,多重(MUX)速度変
換部223,送信側(S側)タイミング発生部224及
び送信側チャネルパルス発生部225からなる送信系2
20とで構成されている。
【0011】ここで、受信系210において、分離速度
変換部211は、各チャネルユニット101〜112へ
の受信チャネルデータに対して伝送速度の速度変換を施
すとともに、受信チャネルデータをチャネル数に応じた
数のチャネルデータ(この場合は、CH1,CH2の2
チャネル分のチャネルデータ)に分離して送出するもの
である。
【0012】また、位相調整部212は、この分離速度
変換部211からの各チャネルデータに対して位相調整
を施して各チャネルデータの位相同期をとるものであ
り、多重化部213は、分離速度変換部211で分離さ
れたチャネルデータを再び多重して1系統のデータとし
て出力するものである。さらに、受信側タイミング発生
部214は、フレームタイミング信号とクロックによ
り、例えば、図18に示すように、1フレームを125
μsとして、各部(DMUX速度変換部211,位相調
整部212,MUX213)が動作するようタイミング
信号を供給するものであり、受信側チャネルパルス発生
部215は、受信側タイミング発生部214の出力か
ら、それぞれ図18に示すようなタイミングパルスCC
R1〜6と、タイミングパルスSHR1〜4とを生成す
るもので、これらのタイミング信号が、各チャネルユニ
ット101〜112の受信系120(図16参照)へ出
力されるようになっている。
【0013】一方、送信系220において、分離部22
1は、各チャネルユニット101〜112からの送信チ
ャネルデータ(VFS)を2系統に分離して出力するも
のであり、位相調整部222は、この分離部221で2
系統に分離された送信チャネルデータに対して位相調整
を施すものであり、さらに多重速度変換部223は、送
信チャネルデータに対して伝送速度の速度変換を施すと
ともに、2系統の送信チャネルデータを1系統に多重し
て送出するものである。
【0014】また、送信側タイミング発生部224は、
上述の受信側タイミング発生214と同様に、各部(D
MUX221,位相調整部222,速度変換部223)
へタイミング信号を供給するものであり、送信側チャネ
ルパルス発生部225は、送信側タイミング発生部22
4の出力から、タイミングパルスCCS1〜6と、タイ
ミングパルスSHS1〜4とを生成するもので、これら
の両タイミング信号が、上述の各チャネルユニット10
1〜112の送信系110(図16参照)へ出力される
ようになっている。
【0015】上述のごとく構成された従来の信号処理装
置では、まず、電話端末(加入者)500A(CH
1),500B(CH2)からのデータ(この場合は、
音声データ)を、例えば、各チャネルユニット101〜
112で受信すると、チャネルユニット101では、ま
ず、速度変換部131,132により、データ伝送速度
の速度変換(例えば、64kbpsから1.5Mbp
s)が施されて、それぞれCH1,CH2データ送出部
133,134へ出力される。
【0016】そして、このとき、ANDゲート137で
は、多重分離ユニット200から供給されるタイミング
信号のうち、タイミングパルスCCS1(図18参照)
とシフトパルスSHS1(図18参照)との負の論理積
がとられ、この結果、タイミングパルスCCS1とタイ
ミングパルスSHS1とがともに“Low”レベルとな
った時点で信号が出力され、この信号がタイミング信号
としてタイミング発生部125を通じてCH1データ送
出部133へ送出される。
【0017】さらに、CH1データ送出部133では、
このタイミング信号のタイミングに応じてチャネルデー
タを送出することにより、自己(チャネルユニット10
1)が収容する加入者500A(CH1)に対応するチ
ャネルデータが送出される。一方、加入者500B(C
H2)に対応するチャネルデータは、同様に、クロック
パルスCCS2(図18参照)とシフトパルスSHS1
(図18参照)とがともに“Low”レベルとなった時
点で、CH2データ送出部134を通じて送出される。
【0018】なお、他のチャネルユニット102〜11
2での処理も同様で、それぞれANDゲート137,1
38において、タイミングパルスCCS3〜CCS6
(図18参照)と、タイミングパルスSHS1〜SHS
4(図18参照)とがともに“Low”レベルとなった
時点で、各自(チャネルユニット102〜112)が収
容するチャネル(CH1,CH2)に対応するデータ
が、送信チャネルデータ(VFS)として、各データ送
出部133,134から多重分離ユニット200へ送出
される。
【0019】そして、多重分離ユニット200では、送
信系220の送信側タイミング発生部224から125
μs毎に供給されるタイミング信号に応じて、送信チャ
ネルデータが1フレーム毎に、DMUX221,位相調
整部222及び速度変換部223でそれぞれ分離,位相
調整及び速度変換を施され送信される。次に、上述の処
理とは逆に、各加入者500A,500Bが、チャネル
データを受信する場合は、多重分離ユニット200にお
いて、送信系220の送信側タイミング発生部224か
ら、例えば125μs毎に供給されるタイミング信号に
応じて、受信チャネルデータが1フレーム毎に、速度変
換部211,位相調整部212及びDMUX213でそ
れぞれ速度変換,位相調整及び多重を施され、各チャネ
ルユニット101〜112へ送信される。
【0020】そして、例えば、チャネルユニット101
では、送信系130における処理と同様に、それぞれA
NDゲート127,128において、タイミングパルス
CCR1,CCR2〔図18参照)と、タイミングパル
スSHR1(図18参照)とがともに“Low”レベル
となった時点で、各自(チャネルユニット102〜11
2)が収容するチャネル(CH1,CH2)に対応する
データが、それぞれデータ抽出部123,124で抽出
され、速度変換部121,122で速度変換を施されて
送出される。
【0021】なお、他のチャネルユニット102〜11
2でも、クロックパルスCCR3〜CCR6(図18参
照)と、シフトパルスSHR1〜SHR4(図18参
照)とがともに“Low”レベルとなった時点で、各自
(チャネルユニット102〜112)が収容するチャネ
ル(CH1,CH2)に対応するデータが、それぞれデ
ータ抽出部123,124で抽出され、速度変換部12
1,122で速度変換を施されて送出される。
【0022】このように、従来の信号処理装置では、ク
ロックパルスCCS/R1〜6及シフトパルスSHS/
R1〜4による24種類の組み合わせ(両信号が共に
“Low”レベルとなる組み合わせ)に応じて、各チャ
ネルに対応するチャネルデータの挿入/取出が行なえる
ようになっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような信号処理装置では、図18に示したように、デー
タを伝送するVFS/VFRのタイムスロットが全に満
杯であり、これ以上各チャネルユニット101〜112
に収容する加入者を増やすためには、装置の動作速度を
上げるか、チャネルユニット又はデータ信号線300を
増設しなくてはならず、装置購入及び設置スペース増大
等のためコストアップにつながるだけでなく、既存のチ
ャネルユニット101〜112の動作にも影響を与えて
しまうという課題がある。
【0024】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、データ挿入/取出のためのタイミング用信号
にデータを重畳させることにより、既に運用中のチャネ
ルユニットを継続使用しつつチャネルユニットの収容す
るチャネル数を大幅に増加させることができるようにし
た、信号処理装置及び信号処理方法を提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、まず、1Sは複数のチャ
ネル9−1〜9−N(Nは自然数)を収容するチャネル
ユニット、2Sはチャネルユニット1Sからの複数のチ
ャネルデータを多重する多重ユニット、3Sはチャネル
ユニット1Sから多重ユニット2Sへチャネルデータを
伝送するデータ信号線、4Sは多重ユニット2Sからチ
ャネルユニット1Sへ供給されるタイミング信号を伝送
するタイミング信号線である。
【0026】さらに、この図1に示すように、チャネル
ユニット1Sには、複数のチャネルデータ送出部5S−
1〜5S−Nが設けられており、複数のチャネルデータ
送出部5S−1〜5S−Nのうちの一部のチャネルデー
タ送出部5S−1〜5S−j(ただし、jはj<Nなる
自然数である)がデータ信号線3Sに接続されるととも
に、残部のチャネルデータ送出部5S−(j+1)〜5
S−Nがタイミング信号線4Sに接続されている。
【0027】ここで、複数のチャネルデータ送出部5S
−1〜5S−Nは、それぞれタイミング信号線4Sを通
じて入力されたタイミング信号を送出タイミングとして
用いることにより複数のチャネルデータを多重ユニット
2Sへ向け送出するもので、複数のチャネルデータ送出
部5S−1〜5S−Nのうちの一部のチャネルデータ送
出部5S−1〜5S−jからのチャネルデータがデータ
信号線3Sを通じて多重ユニット2Sに送出され、残部
のチャネルデータ送出部5S−(j+1)〜5S−Nか
らのチャネルデータがタイミング信号4Sの空きスロッ
トに挿入されてタイミング信号線を通じて多重ユニット
2Sに送出されるようになっている。
【0028】一方、多重ユニット2Sには、チャネルデ
ータ分離部6Sと、チャネルデータ多重部7Sとが設け
られている。ここで、チャネルデータ分離部6Sは、タ
イミング信号線4Sを通じて送られてきたチャネルデー
タをタイミング信号から分離するものであり、チャネル
データ多重部7Sは、データ信号線3Sを通じて送られ
てきたチャネルデータとチャネルデータ分離部6Sで分
離されたチャネルデータとを多重するものである(以
上、請求項1)。
【0029】さらに、このとき、複数のチャネルデータ
送出部5S−1〜5S−Nが、それぞれタイミング信号
線4Sを通じて入力されたタイミング信号を送出タイミ
ングとして用いるために、送出タイミング信号発生部8
Sが設けられており、タイミング信号線4Sを通じて入
力されたタイミング信号から各チャネルデータ送出部5
S−1〜5S−Nのための送出タイミング信号を発生す
るようになっている(請求項2)。
【0030】また、この図1において、1Rは複数のチ
ャネル9R−1〜9R−Nを収容するチャネルユニッ
ト、2Rは受信したチャネルデータをチャネルユニット
1Rへの複数のチャネルデータとすべく分離処理を施す
分離ユニット、3Rは分離ユニット2Rからチャネルユ
ニット1Rへチャネルデータを伝送するデータ信号線、
4Rはこの分離ユニット2Rからチャネルユニット1R
へ供給されるタイミング信号を伝送するタイミング信号
線である。
【0031】このため、まず、分離ユニット2Rには、
チャネルデータ分離部7Rとチャネルデータ挿入部6R
とが設けられている。ここで、チャネルデータ分離部7
Rは、受信したチャネルデータをチャネルユニット1R
への複数のチャネルデータとすべく分離処理を施すもの
で、このチャネルデータ分離部7Rで分離されたチャネ
ルデータの一部のチャネルデータがデータ信号線3Rを
通じて伝送されるように構成されており、さらに、チャ
ネルデータ挿入部6Rは、このチャネルデータ分離部7
Rで分離されたチャネルデータの残部のチャネルデータ
をタイミング信号の空きスロットに挿入して残部のチャ
ネルデータをタイミング信号線4Rを通じて伝送するも
のである。
【0032】一方、チャネルユニット1Rには、複数の
チャネルデータ抽出部5R−1〜5R−Nが設けらてお
り、これらの各チャネルデータ抽出部5R−1〜5R−
Nは、タイミング信号線4Rを通じて入力されたタイミ
ング信号をタイミングとして用いることによりデータ信
号線3Rおよびタイミング信号線4Rを通じて入力され
てきた複数のチャネルデータを抽出するものである(以
上、請求項3)。
【0033】このため、チャネルユニット1Rには、抽
出タイミング信号発生部8Rが設けられており、タイミ
ング信号線4Rを通じて入力されたタイミング信号から
各チャネルデータ抽出部5R−1〜5R−Nのための抽
出タイミング信号を発生するようになっている(請求項
4)。さらに、この図1に示す信号処理装置は、上述の
各チャネルユニット1S,1Rをともに有するチャネル
ユニット1と、各多重ユニット2S,2Rをともに有す
る多重分離ユニット2をそなえるように構成してもよ
く、この場合は、チャネルユニット1および多重分離ユ
ニット2に、それぞれチャネルユニット1S,2Rがチ
ャネルデータ送信処理部として設けられ、チャネルユニ
ット1R,2Sがチャネルデータ受信処理部として設け
られる(請求項5,6)。
【0034】
【作用】上述の本発明の信号処理装置による信号処理方
法では、チャネルユニット1Sからは、複数のチャネル
データのうちの一部のチャネルデータをデータ信号線3
Sを通じて多重分離ユニット2に送出するとともに、複
数のチャネルデータの残部のチャネルデータをタイミン
グ信号の空きスロットに挿入してタイミング信号線を通
じて多重分離ユニット2に送出する。
【0035】そして、多重ユニット2Sにおいては、タ
イミング信号線4Sを通じて送られてきたチャネルデー
タを、チャネルデータ分離部6Sにより、タイミング信
号から分離し、更にこの分離されたチャネルデータとデ
ータ信号線3Sを通じて送られてきたチャネルデータと
を多重する。一方、多重分離ユニット2からは、受信し
たチャネルデータを、チャネルデータ分離部7Rにより
分離したのち、このチャネルデータの一部のチャネルデ
ータをデータ信号線3Rを通じて伝送するとともに、こ
のチャネルデータの残部のチャネルデータをタイミング
信号の空きスロットに挿入してこの残部のチャネルデー
タをタイミング信号線4Rを通じて伝送する。
【0036】さらに、各チャネルユニット1S,1Rに
おいては、タイミング信号線4S,4Rを通じて入力さ
れたタイミング信号をタイミングとして用いることによ
りデータ信号線3S,3Rおよびタイミング信号線4
S,4Rを通じて入力されてきた複数のチャネルデータ
を抽出する(請求項1〜7)。また、上記複数のチャネ
ルユニット1S,1Rを複数群に分割し、各群を構成す
るチャネルユニット1S,1Rで扱うチャネルデータの
先頭位置を一致させるとともに、異なる群を構成するチ
ャネルユニットで扱うチャネルデータの先頭位置につい
ては、所定量だけシフトさせることにより、各群を構成
するチャネルユニットで扱うチャネルデータと他のチャ
ネルユニットで扱うチャネルデータとを区別することが
できる(請求項8)。
【0037】さらに、このときチャネルユニット1S,
1Rで扱うチャネルデータの先頭位置を示す信号とタイ
ミング信号とが連続して供給されてもよく(請求項
9)、また、チャネルユニット1S,1Rで扱うチャネ
ルデータの先頭位置を示す信号と複数種類存在するタイ
ミング信号のうちの一部のタイミング信号とが連続して
供給されてもよい(請求項10)。
【0038】また、このようにチャネルユニット1S,
1Rで扱うチャネルデータの先頭位置を示す信号と複数
種類存在するタイミング信号のうちの一部のタイミング
信号とが連続して供給されると、チャネルユニット1
S,1Rではマルチフレームであることが認識される
(請求項11)。また、チャネルデータにマルチフレー
ム情報を挿入して、このチャネルデータをデータ信号線
3Rを通じて多重分離ユニット2からチャネルユニット
1へ伝送するとともに、チャネルユニット1で扱うチャ
ネルデータの先頭位置を示す信号をタイミング信号線4
Rを通じて伝送してもよく、この場合、これらの信号か
ら、チャネルユニット1ではマルチフレームであること
が認識される(請求項12)。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例としての信号処理装置が
適用されるネットワークの一例を示す図で、この図2に
おいて、85〜87はそれぞれ遠隔地の加入者85−1
〜85−3,86−1〜86−3,87−1〜87−3
を収容する加入者側端末(RT)、88は各加入者側端
末85〜87と接続される交換局である。
【0040】また、この図2に示すように、交換局88
には、局側端末(COT)89,アナログ交換機90,
多重装置91及びデジタル交換機92が設けられてお
り、局側端末89と加入者側端末85、及びデジタル交
換機92と加入者側端末置86とが"Digital Loop Carr
ier"形態で接続され、多重装置91と加入者側端末87
とが所要の形態で接続されている。
【0041】そして、本発明の一実施としての信号処理
装置は、上述の各加入者側端末85〜87及び局側端末
89に適用される。図3は上述の加入者側端末85(又
は、86,87)に相当する部分の詳細構成を示す図で
あるが、この図3に示すように、加入者側端末85(又
は、86,87)は、基本的に、信号処理装置850,
854,855,タイムスロット入替部(TSI)85
3を有して構成され、例えば、本発明の要部である信号
処理装置850は、複数のチャネルを収容するチャネル
ユニット851−1〜851−Nと、これらの各チャネ
ルユニット851−1〜851−Nとの間で遣り取りさ
れる複数のチャネルデータを多重分離する多重分離ユニ
ット852A,852Bを有して構成される。なお、こ
の場合、多重分離ユニット852Aが現用、多重分離ユ
ニット852Bが予備用として用意されている。また、
信号処理装置855も、チャネルユニット851−1〜
851−Nと多重分離ユニット852Aとを有してい
る。
【0042】以下、本発明の要部である信号処理装置8
50について詳述するが、信号処理装置855について
もほぼ同様の構成のものが使用される。図4は本発明の
一実施例としての信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、この図4に示すように、それぞれ8つのチャネ
ル(CH1〜CH8)を収容するチャネルユニット1A
〜12Aと、これらのチャネルユニット1A〜12Aと
の間で遣り取りされる複数のチャネルデータを多重(又
は、分離)する多重分離ユニット2Bと、各チャネルユ
ニット1A〜12Aと多重ユニット2Bとの間でチャネ
ルデータを伝送するデータ信号線(VFS,VFR)3
S(3R)と、多重ユニットからチャネルユニットへ供
給されるタイミング信号(タイミングパルス)を伝送す
るタイミング信号線4S(4R)とで信号処理装置が構
成されている。
【0043】また、各チャネルユニット1A〜12A
は、チャネルデータ抽出/挿入部(CH3〜CH8 drop/ins)
1A−1とタイミング抽出部1A−2を有しており(各
チャネルユニット2A〜12Aについては図示を略す
る)、多重分離ユニット2Bは、チャネルデータ抽出/
挿入部(CH3〜CH8 drop/ins) 2B−1,タイミング発生
部2B−2及び多重分離部2B−3を有している。
【0044】そして、この図4に示す信号処理装置で
は、CH1,CH2のチャネルデータはデータ信号線3
S(3R)を通じて多重分離ユニット2Bとの間で遣り
取りされ、残りのCH3〜CH8のチャネルデータは、
チャネルデータ抽出/挿入部1A−1,2B−1によ
り、データ信号線3S(3R)ではなく、タイミング信
号線4S(4R)を通じて、多重分離ユニット2Bとの
間で遣り取りされるようになっている。
【0045】なお、タイミング発生部2B−2は、後述
するタイミングパルスCCS(CCR)1〜6,SHS
(SHR)1〜4を発生するものであり、タイミング抽
出部1A−2は、タイミング信号線4S(4R)を通じ
て入力されたこれらのタイミングパルスCCS(CC
R)1〜6,SHS(SHR)1〜4によるタイミング
を抽出するものであり、チャネルデータ抽出/挿入部1
A−1,2B−1が、各タイミングパルスCCS(CC
R)1〜6,SHS(SHR)1〜4のタイミングを用
いることにより、CH3〜CH8のチャネルデータをタ
イミング信号線4S(4R)を通じて遣り取りできるよ
うにしている。
【0046】このため、各チャネルユニット1A〜12
Aは、図5に示すように、速度変換部21R〜28R,
チャネルデータ抽出部31R〜38R及び受信側(R
側)タイミング発生部41Rからなる受信系(チャネル
データ受信処理部)10Rと、速度変換部21S〜28
S,チャネルデータ送出部(CH1〜CH8データ送出
部)31S〜38S及び送信側タイミング発生部41S
からなる送信系(チャネルデータ送信処理部)10Sと
を有して構成される。
【0047】ここで、まず送信系10Sにおいて、各速
度変換部21〜28は、各チャネル(CH1〜CH8)
からの送信側(S側)チャネルデータに対してそれぞれ
所要の速度変換を施すもので、例えば、バッファメモリ
などを用いて構成される。また、各チャネルデータ送出
部(CH1〜CH8データ送出部)31S〜38Sは、
タイミング信号線4Sを通じて入力されたタイミングパ
ルスCCS1〜CCS6及びタイミングパルスSHS1
〜SHS4をデータの送出タイミングとして用いること
により、各チャネル(CH1〜CH8)からのチャネル
データを多重分離ユニット2Bへ向け送出するものであ
り、送信側タイミング発生部41は、タイミング信号線
4Sを通じて入力された上述のタイミングパルスCCS
1,3,5及びタイミングパルスSHS1〜4を基に各
チャネルデータ送出部31S〜38Sのための送出タイ
ミングパルスを発生するものである。
【0048】また、この図5に示すように、8つのチャ
ネルデータ送出部31S〜38Sのうちの2チャネル分
(CH1,CH2)のチャネルデータ送出部31S,3
2Sがデータ信号線3Sに接続され、残りの6チャネル
分(CH3〜CH8)のチャネルデータ送出部33S〜
38Sがタイミング信号線4Sに接続されることによ
り、2チャネル分のチャネルデータ送出部31S,32
Sからのチャネルデータがデータ信号線3Sを通じて多
重分離ユニット2Bに送出されるようになっている。
【0049】そして、このとき、残りの6チャネル分の
チャネルデータ送出部33S〜38Sからのチャネルデ
ータは、タイミングパルスSHS1〜SHS4が“LO
W”レベルとなる間にパルス値が不問となるタイミング
パルスCCS1〜CCS6の空きスロットに重畳(挿
入)されてタイミング信号線4Sを通じて多重分離ユニ
ット2Bに送出されるようになっている。
【0050】具体的には、例えば、チャネルユニット1
Aにおいて、“CH1”,“CH2”からのチャネルデ
ータは、通常通り、チャネルデータ送出部31S,32
Sからデータ信号線3Sを通じて多重分離ユニット2B
へ向けて送出され、追加分である残りの“CH3〜CH
8”からのチャネルデータが、チャネルデータ送出部3
3〜38で、図6に示すように、4ビット単位のデータ
(b1〜b4,b5〜b8)としてタイミングパルスC
CS1,CCS2の空きスロットに挿入されて、データ
信号線3Sではなく、タイミング信号線4Sを通じて多
重分離ユニット2Bに送出されるようになっているので
ある。
【0051】なお、他のチャネルユニット2A〜12A
におけるチャネルデータについても同様で、“CH
1”,“CH2”からのチャネルデータは、通常通り、
データ信号線3Sを通じて多重分離ユニット2Bへ向け
て送出され、“CH3〜CH8”からのチャネルデータ
が、タイミングパルスCCS1〜CCS6の空きスロッ
トに挿入されてタイミング信号線4Sを通じて多重分離
ユニット2Bに送出されるようになっている。
【0052】また、このとき、タイミングパルスCCS
3,4及びタイミングパルスCCS5,6に挿入された
チャネルデータのフレーム先頭位置が、それぞれタイミ
ングパルスCCS1,2に挿入されたチャネルデータの
フレーム先頭位置から16ビット分(所定量)ずつシフ
トされるように各タイミングパルスCCS1〜CCS6
の空きスロットにチャネルデータが挿入されているが、
これについては後述する。
【0053】このため、上述の送信系10Sは、図7に
示すように、各チャネルデータ送出部31S〜38S
が、それぞれシフトレジスタ(SFT REG) 301S〜31
3Sを用いて構成され、送信側タイミング発生部41S
が、193進カウンタ411S,デコーダ(DEC)4
12S及びビット保持部413Sで構成される。ここ
で、まず送信側タイミング発生部41Sは、タイミング
信号線4Sを通じて入力されたタイミングパルスSHS
1(又は、SHS2,3,4)とタイミングパルスCC
S1(又は、CCS3,5)とが共に“Low”レベル
となったときに出力されるANDゲート51Sからの信
号に応じて、例えば、「0〜192」のカウンタ値を順
にデコーダ412Sへ出力するものである。
【0054】また、デコーダ412Sは、カウンタ41
1Sからの出力に応じて、各チャネル(CH1〜CH
8)からのチャネルデータの開始位置(ビット位置「b
1」又は「b5」:図6参照)を表す信号を出力するも
のであり、ビット保持部413Sは、このデコーダ41
2Sからのチャネルデータの開始位置から16ビット分
又は4ビット分のビット幅を保持して各チャネルデータ
送出部31S〜38S(各シフトレジスタ301S〜3
13S)へ出力するものである。
【0055】さらに、シフトレジスタ301Sは、入力
される2チャネル(CH1,CH2)分のチャネルデー
タを、ビット保持部413Sで保持された16ビット分
のビット幅の信号に8ビット単位で乗せてデータ信号線
3Sを通じて出力するものであり、各シフトレジスタ3
02S〜313Sは、残りの6チャネル(CH3〜CH
8)分のチャネルデータを、ビット保持部413Sで保
持された4ビット分のビット幅に4ビット単位で乗せて
出力するもので、これにより、残りの6チャネル分のチ
ャネルデータが、図6に示したように、タイミングパル
スCCS1〜CCS6の空きスロットに4ビット単位
(b1〜b4又はb5〜b8)で挿入されるようになっ
ている。
【0056】さらに具体的には、シフトレジスタ302
S,303S(又は、シフトレジスタ304S,305
S,シフトレジスタ306S,307S)により、“C
H3(又は、CH5,CH7)”からのチャネルデータ
がタイミングパルスCCS1(又は、CCS3,5)の
空きスロットに挿入され、シフトレジスタ308S,3
09S(又は、シフトレジスタ310S,311S,シ
フトレジスタ312S,313S)により、“CH4
(又は、CH6,8)”からのチャネルデータがタイミ
ングパルスCCS2(又は、CCS4,6)の空きスロ
ットに挿入されて、それぞれがセレクタ52S,53S
からタイミング信号線4Sを通じて多重分離ユニット2
Bへ送出されるようになっている。
【0057】図8は上述のようにしてデータ信号線3S
(VFS)及びタイミング信号線4Sを通じて送出され
る各チャネルユニット1A〜12Aからのチャネルデー
タ(1フレーム分)のタイムスロットの割付を示す図
で、この図8に示すように、タイミングパルスCCS1
〜CCS6の空きスロットに各チャネルユニット1A〜
12Aにおける追加分の各チャネル(CH3〜CH8)
のデータが挿入されていることが分かる。なお、この図
8中、,,,・・・は、各チャネルユニット1A
〜12Aのユニット番号を表しており、これら,,
,・・・のユニット番号とともに表記している番号
「1〜8」はそれぞれチャネル番号を表している。
【0058】そして、この図8に示すように、例えば、
ユニット番号のチャネルユニット1Aの各チャネル
(CH1〜CH8)のうち、CH1,CH2からのチャ
ネルデータは、符号81で示すように、通常通りデータ
信号線(VFS)3Sを通じて送出され、残りのCH3
〜CH8からのチャネルデータが、タイミングパルスC
CS1,CCS2の空きスロット(符号82で示すスロ
ット)に挿入されて送出されるようになっている。
【0059】なお、他のユニット番号(,,・・)
のチャネルユニット1A〜12Aからのチャネルデータ
も同様に、CH1,CH2からのチャネルデータは通常
通りデータ信号線(VFS)3Sを通じて送出され、残
りのCH3〜CH8からのチャネルデータがタイミング
パルスCCS1〜CCS6の空きスロット(符号82で
示すスロット)に挿入されて送出されるようになってい
る。
【0060】また、このとき、この図8に示すように、
各チャネルユニット1A〜12Aは、チャネルユニット
1A,4A,7A,10A(ユニット番号,,・・
・),チャネルユニット2A,5A,8A,11A(ユ
ニット番号,,・・・)及びチャネルユニット3
A,6A,9A,12A(ユニット番号,,・・
・)の3つの群に分割されており、タイミングパルスC
CS(CCR)1,2に示すように、各群を構成するチ
ャネルユニット、例えば、チャネルユニット1A,4
A,7A,10A(ユニット番号,,・・・)で扱
うチャネルデータのフレーム先頭位置は一致させてお
き、異なる群を構成するチャネルユニットは、それぞれ
16ビット分(所定量)だけシフトさせている。
【0061】つまり、これにより、各チャネルユニット
1A〜12Aでは、タイミングパルスCCS(CCR)
1〜6とタイミングパルスSHS(SHR)1〜4とが
共に“Low”レベルとなった位置が各チャネルユニッ
ト1A〜12Aで扱うチャネルデータのフレーム先頭位
置であると認識でき、各チャネルユニット1A〜12A
において、極めて容易に、自己(チャネルユニット)が
扱うチャネルデータの挿入されている位置を認識するこ
とができるようになっているのである。
【0062】さて、一方、受信系10Rにおいて、チャ
ネルデータ抽出部31R〜38Rは、各チャネルユニッ
ト1A〜12Aにおいて自己が収容する各チャネル(C
H1〜CH8)に対応するチャネルデータを抽出するも
ので、タイミング信号線4Rを通じて入力されるタイミ
ングパルスCCR1〜CCR6,SHR1〜SHR4を
抽出タイミングとして用いることによりデータ信号線3
R及びタイミング信号線4Rを通じて入力されてきた各
チャネルに対応するチャネルデータが抽出されるように
なっている。
【0063】また、受信側タイミング発生部41Rは、
タイミング信号線4Rを通じて入力された上述のタイミ
ングパルスCCR1,3,5及びタイミングパルスSH
R1〜4を基に各チャネルデータ抽出部31R〜38R
のための抽出タイミング信号を発生するものである。各
速度変換部21R〜28Rは、各チャネルデータ抽出部
31R〜38Rの出力に対してそれぞれ所要の速度変換
を施すもので、例えば、バッファメモリなどを用いて構
成される。
【0064】そして、上述の受信系10Rは、図9に示
すように、送信系10Sに対応して、各チャネルデータ
抽出部301R〜313Rが、それぞれシフトレジスタ
(SFTREG) を用いて構成され、送信側タイミング発生部
41Rが、193進カウンタ411R及びデコーダ(D
EC)412Rで構成される。ANDゲート51Rは、
図5にて前述したものと同様のものである。
【0065】ここで、まずカウンタ411Rは、タイミ
ング信号線4Rを通じて入力されたタイミングパルスS
HR1(又は、SHR2〜4)とタイミングパルスCC
R1(又は、CCR3,5)とが共に“Low”レベル
となったときに出力されるANDゲート51Rからの信
号に応じて、例えば、「0〜192」を示す値を順にデ
コーダ412Rへ出力するものである。
【0066】また、デコーダ412Rは、このカウンタ
411Rからの出力に応じて、どの信号からチャネルデ
ータを抽出するかを示す信号を選択的に出力することに
より、各シフトレジスタ(チャネルデータ抽出部)30
1R〜313Rのための抽出タイミング信号を生成する
ものである。そして、このデコーダ412Rにより、例
えば、データ信号線3Rを通じて入力される信号からチ
ャネルデータを抽出する場合は、8ビット単位で16ビ
ット分のチャネルデータを抽出するための抽出タイミン
グ信号が生成され、タイミング信号線4Rを通じて入力
されるタイミングパルスCCR1(又は、CCR3,
5)からデータを抽出する場合は、データの開始位置が
「b1」,「b5」として挿入されている4ビット単位
のデータを抽出するための抽出タイミング信号が生成さ
れて各シフトレジスタ301R〜313Rへ出力される
ようになっている。
【0067】さらに、シフトレジスタ301Rは、この
デコーダ412Rからの抽出タイミング信号に応じて、
データ信号線3Rを通じて入力される信号からチャネル
データを抽出するもので、この場合は、デコーダ412
Rからの抽出タイミング信号に応じて8ビット単位で1
6ビット分のデータを、データ信号線3Rの信号から抽
出することにより、“CH1”,“CH2”に対応する
チャネルデータが抽出されるようになっている。
【0068】また、残りの12個の各シフトレジスタ3
02R〜313Rは、デコーダ412Rからの抽出タイ
ミングに応じて、タイミング信号線4Rを通じて入力さ
れたタイミングパルスCCR1〜CCR6の空きスロッ
トに挿入されている“CH3〜CH8”に対応する4ビ
ット単位のデータを抽出するものである。具体的には、
それぞれデコーダ412Rからの抽出タイミングに応じ
て、シフトレジスタ302R,303R(又は、シフト
レジスタ304R,305R,シフトレジスタ306
R,307R)にて、タイミングパルスCCR1(又
は、CCR3,5)の空きスロットに挿入されている
“CH3(又は、CH5,CH7)”に対応するチャネ
ルデータが抽出され、シフトレジスタ308R,309
R(又は、シフトレジスタ310R,311R,シフト
レジスタ312R,313R)にて、タイミングパルス
CCR2(又は、CCR4,6)の空きスロットに挿入
されている“CH4(又は、CH6,8)”に対応する
チャネルデータが抽出されるようになっている。
【0069】次に、多重分離ユニット2Bは、図10に
示すように、各チャネルユニット1A〜12Aからデー
タ信号線3Sを通じて送信されたチャネルデータを受信
したのち所要の処理を施して通信相手側へチャネルデー
タを送出する送信系(チャネルデータ受信処理部)60
と、通信相手側からデータ信号線3Rを通じて送信され
た チャネルデータを受信したのち所要の処理を施して
各チャネル“CH1〜CH8”に向けてチャネルデータ
を送信する受信系(チャネルデータ送信処理部)70と
を有して構成される。
【0070】さらに、この図10に示すように、送信系
60は、データ分離部61,分離部(DMUX)62,
63,位相調整部64,多重速度変換部(MUX)6
5,送信側タイミング発生部66及び送信側チャネルパ
ルス発生部67を有しており、また、受信系70は、送
信系60に対応して、分離速度変換部(DMUX)7
1,位相調整部72,多重部(MUX)73,74,デ
ータ挿入部75,受信側タイミング発生部76及び受信
側チャネルパルス発生部77を有している。
【0071】ここで、まず、送信系60において、デー
タ分離部(チャネルデータ分離部)61は、タイミング
信号線4Sを通じて入力されたタイミングパルスCCS
1〜CCS6から各チャネルユニット1A〜12Aにて
これらのタイミングパルスCCS1〜CCS6の空きス
ロットに挿入された各チャネルデータ(図8参照)を分
離するものであり、DMUX62は、データ信号線3S
を通じて入力された2チャネル(CH1,CH2)分の
チャネルデータを各チャネル毎のデータに分離するもの
であり、DMUX63は、データ分離部61でタイミン
グパルスCCS1〜CCS6から分離された6チャネル
(CH3〜CH8)分のチャネルデータを各チャネル毎
のデータに分離するものである。
【0072】また、位相調整部64は、各DMUX6
2,63からの8チャネル分のチャネルデータの位相調
整を行なうことにより各チャネルデータの位相同期をと
るもので、図11に示すように、シフトレジスタ641
A〜647Aとフリップフロップ回路(FF)641B
〜647Bとで構成され、多重速度変換部65は、位相
調整部64にて同期がとられた各チャネルデータを時分
割に多重して1系統のデータとして出力するとともに、
データ伝送速度の速度変換を施すもので、図11に示す
ように、送信側チャネルパルス発生部67からの選択信
号に応じて各チャネルデータを選択的に出力することに
より各チャネルデータを時分割に多重するセレクタ(S
EL)651と、このセレクタ651の出力に対して速
度変換を施す速度変換部(Dual-port RAM) 652とで構
成される。
【0073】さらに、送信側タイミング発生部66は、
各チャネルユニット1A〜12Aにおける“CH1”,
“CH2”のチャネルデータが、1フレームのチャネル
データのどのタイミングで始まるかを識別するためのタ
イミングを発生するもので、図11に示すように、入力
クロックに応じて「0〜192」の値を出力する193
進カウンタ661を用いて構成される。
【0074】また、送信側チャネルパルス発生部67
は、この送信側タイミング発生部66から出力される信
号のタイミングに応じて、図8に示したような、8ビッ
ト毎に“Low”レベルとなる4種類のタイミングパル
スSHS1〜SHS4と、48ビット毎に“Low”レ
ベルとなる6種類のタイミングパルスCCS1〜CCS
6とを発生するものである。
【0075】そして、これら4種類のタイミングパルス
SHS1〜SHS4と6種類のタイミングパルスCCS
1〜CCS6との組み合わせ(つまり、両信号が共に
“Low”レベルとなる組み合わせ)により、データ信
号線3Sを通じて入力された1フレームのチャネルデー
タ中、各チャネルユニット1A〜12Aにおける“CH
1”,“CH2”に相当する計24種類のチャネルデー
タの開始位置が識別できるようになっている。
【0076】このため、この送信側チャネルパルス発生
部67は、図11に示すように、CCSパルス挿入タイ
ミング発生部671,CCSパルス作成部672,P/
Sタイミング発生部673,チャネル位相調整タイミン
グ発生部674及びチャネル選択タイミング発生部67
5で構成される。ここで、CCSパルス挿入タイミング
発生部671は、CCSパルス作成部672で生成され
るタイミングパルスCCS1〜CCS6のタイミングに
応じて位相調整部64へ信号を出力することにより、各
チャネルユニット1A〜12AにてタイミングパルスC
CS1〜CCS6の空きスロットに挿入されたCH3〜
CH8のチャネルデータをタイミングパルスCCS1〜
CCS6から分離するものである。
【0077】また、P/Sタイミング発生部673は、
位相調整部64の各シフトレジスタ641A〜647B
におけるチャネルデータのロードタイミングを制御する
ためのロードタイミング信号を生成するものであり、チ
ャネル位相調整タイミング発生部674は、位相調整部
64の各フリップフロップ回路641B〜647Bにお
けるデータのラッチタイミングを制御するためのラッチ
タイミング信号を生成するものであり、さらにチャネル
選択タイミング信号発生部675は、多重速度変換部6
5のセレクタ651から出力されるチャネルデータを選
択するための選択信号を生成するものである。
【0078】一方、受信系70において、分離速度変換
部(チャネルデータ分離部)71は、データ信号線3R
を通じて入力された8チャネル分のチャネルデータを各
チャネルユニット1A〜12Aへの各チャネル(CH3
〜CH8)毎のデータとすべく分離するとともに、これ
ら複数のデータに対して伝送速度の速度変換を施すもの
で、図12に示すように、速度変換部(Dual-port RAM)
711を用いて構成される。
【0079】さらに、位相調整部72は、この分離速度
変換部71からの8チャネル分のチャネルデータの位相
調整を行なうことにより各チャネルデータの位相同期を
とるもので、図12に示すように、シフトレジスタ72
1A〜727AとFF721A〜727Bとで構成され
る。また、MUX73は、位相調整部72の出力のうち
2チャネル(CH1,CH2)分のチャネルデータを1
系統のデータに多重してデータ信号線3Rを通じて各チ
ャネルユニット1A〜12Aへ送出するものであり、分
離速度変換部71で分離されたチャネルデータの一部の
チャネルデータがデータ信号線3Rを通じて伝送される
ようになっている。
【0080】さらに、MUX74は、位相調整部72の
出力のうち残りの6チャネル(CH3〜CH8)分のチ
ャネルデータを時分割に多重するものであり、データ挿
入部(チャネルデータ挿入部)75は、MUX74の出
力である“CH1”,“CH2”以外の残り6チャネル
(CH3〜CH8)分のチャネルデータを、図6又は図
8にて前述したように、タイミングパルスCCR1〜C
CR6の空きスロットに挿入してこれら6チャネル分の
データをタイミング信号線4Rを通じて伝送するもので
ある。
【0081】このため、このデータ挿入部75は、図1
2に示すように、フリップフロップ回路(FF)751
A〜756Aとセレクタ751B〜756Bとを用いて
構成される。ここで、各セレクタ751B〜756B
は、位相調整部72からの“CH1”,“CH2”以外
の6チャネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータ
と、後述する受信側チャネルパルス発生部77で作成さ
れる各タイミングパルスCCR1〜CCR6とを同じく
受信側チャネルパルス発生部77から出力されるデータ
/CCRパルス切替信号に応じて重畳することにより、
各タイミングパルスCCR1〜CCR6の空きスロット
に6チャネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータを
挿入するものであり、フリップフロップ回路751A〜
756Aは、各セレクタ751B〜756Bの出力をラ
ッチするものである。
【0082】さらに、受信側タイミング発生部76は、
送信系60の送信側タイミング発生部66と同様に、各
チャネルユニット1A〜12Aにおける“CH1”,
“CH2”のチャネルデータが、1フレームのチャネル
データのどのタイミングで始まるかを識別するためのタ
イミングを発生するもので、図12に示すように、送信
系60にて前述したものと同様の193進カウンタ76
1を用いて構成される。
【0083】また、受信側チャネルパルス発生部77
は、送信系60の送信側タイミング発生部67と同様
に、この受信側タイミング発生部76から出力される信
号のタイミングに応じて、図8に示したような、8ビッ
ト毎に“Low”レベルとなる4種類のタイミングパル
スSHR1〜SHR4と、48ビット毎に“Low”レ
ベルとなる6種類のタイミングパルスCCR1〜CCR
6とを発生するものである。
【0084】そして、この受信系70においても、これ
ら4種類のタイミングパルスSHR1〜SHR4と6種
類のタイミングパルスCCR1〜CCR6との組み合わ
せ(本実施例では、両信号が共に“Low”レベルとな
る組み合わせ)により、データ信号線3Rを通じて入力
された1フレームのチャネルデータ中、各チャネルユニ
ット1A〜12Aにおける“CH1”,“CH2”に相
当する計24種類のチャネルデータの開始位置が識別で
きるようになっている。
【0085】このため、この受信側チャネルパルス発生
部77は、図12に示すように、CCRパルス挿入タイ
ミング発生部771,CCRパルス作成部772,P/
Sタイミング発生部773及びチャネル位相調整タイミ
ング発生部774を有して構成される。ここで、CCR
パルス挿入タイミング発生部771は、カウンタ193
の出力に応じて、CH3〜CH8の6チャネル分のチャ
ネルデータと、後述するCCRパルス作成部772で作
成されたタイミングパルスCCR1〜CCR6とを重畳
するタイミングを制御するためのデータ/CCRパルス
切替信号を生成してデータ挿入部75の各セレクタ75
1B〜756Bへ出力するものであり、CCRパルス作
成部772は、各セレクタ751B〜756Bのための
タイミングパルスCCR1〜CCR6を生成するもので
ある。
【0086】また、P/Sタイミング発生部773は、
送信側のP/Sタイミング発生部673(図11参照)
と同様に、カウンタ193の出力に応じて、位相調整部
72の各シフトレジスタ721A〜727Aにおけるチ
ャネルデータのロードタイミングを制御するためのロー
ドタイミング信号を生成するものであり、チャネル位相
調整タイミング発生部774は、同じく送信側のチャネ
ル移動調整タイミング発生部674(図11参照)と同
様に、位相調整部72の各フリップフロップ回路721
B〜727Bにおけるチャネルデータのラッチタイミン
グを制御するためのラッチタイミング信号を生成するも
のである。
【0087】上述のごとく構成された本実施例における
信号処理装置では、まず、各チャネルユニット1A〜1
2Aが収容する各チャネルCH1〜CH8からデータが
送信されると、これらの各チャネルデータは、各チャネ
ルユニット1A〜12Aでは、送信系10Sにおいて、
各速度変換部21S〜28Sにより、各チャネル(CH
1〜CH8)所要の速度変換を施され、各チャネルデー
タ送出部31S〜38Sへ送出される。
【0088】そして、各チャネルデータ送出部31S〜
38Sでは、タイミング信号線4Sを通じて入力された
タイミングパルスCCS1〜CCS6及びタイミングパ
ルスSHS1〜SHS4をデータの送出タイミングとし
て用いることにより、各チャネル(CH1〜CH8)か
らのチャネルデータが多重分離ユニット2Bへ向け送出
されるが、この場合、チャネルデータ送出部31S,3
2Sからの2チャネル(CH1,CH2)分のチャネル
データがデータ信号線3Sを通じて多重分離ユニット2
Bに送出され、チャネルデータ送出部33S〜38Sか
らの残りの6チャネル(CH3〜CH8)分のチャネル
データが、タイミングパルスSHS1〜SHS4が“L
OW”レベルとなる間にパルス値が不問となるタイミン
グパルスCCS1〜CCS6の空きスロットに重畳(挿
入)されてタイミング信号線4Sを通じて多重分離ユニ
ット2Bに送出される。
【0089】具体的には、図7に示すように、タイミン
グ信号線4Sを通じて入力されたタイミングパルスSH
S1(又は、SHS2,3,4)とタイミングパルスC
CS1(又は、CCS3,5)とが共に“Low”レベ
ルとなったときに、ANDゲート51Sから信号が出力
されると、この信号に応じてカウンタ412Sから、例
えば、「0〜192」のカウンタ値が順にデコーダ41
2Sへ出力される。
【0090】そして、デコーダ412Sからは、このカ
ウンタ411Sからの出力に応じて、各チャネル(CH
1〜CH8)からのチャネルデータの開始位置(ビット
位置「b1」又は「b5」:図6又は図8参照)を表す
信号がビット保持部413Sへ出力され、ビット保持部
413Sでは、このデコーダ412Sからのチャネルデ
ータの開始位置から16ビット分又は4ビット分のビッ
ト幅が保持され各シフトレジスタ31S〜38Sへ出力
される。
【0091】さらに、シフトレジスタ301Sでは、入
力された2チャネル(CH1,CH2)分のチャネルデ
ータが、8ビット単位でデータ信号線3Sを通じて出力
され、各シフトレジスタ302S〜313Sでは、残り
の6チャネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータ
が、図6又は図8に示したように、タイミングパルスC
CS1〜CCS6の空きスロットに4ビット単位(b1
〜b4又はb5〜b8)で挿入される。
【0092】具体的には、2組のシフトレジスタ302
S,303S(又は、シフトレジスタ304S,305
S,シフトレジスタ306S,307S)で、“CH3
(又は、CH5,CH7)”からのチャネルデータがタ
イミングパルスCCS1(又は、CCS3,5)の空き
スロットに挿入され、シフトレジスタ308S,309
S(又は、シフトレジスタ310S,311S,シフト
レジスタ312S,313S)で、“CH4(又は、C
H6,8)”からのチャネルデータがタイミングパルス
CCS2(又は、CCS4,6)の空きスロットに挿入
されて、それぞれがセレクタ52S,53Sにより選択
的にタイミング信号線4Sを通じて多重分離ユニット2
Bへ送出される。
【0093】つまり、例えば、チャネルユニット1Aに
おいて、“CH1”,“CH2”からのチャネルデータ
は、通常通り、チャネルデータ送出部31S,32Sか
らデータ信号線3Sを通じて多重分離ユニット2Bへ向
けて送出され、残りの“CH3〜CH8”からのチャネ
ルデータが、チャネルデータ送出部33S〜38Sで、
4ビット単位のデータ(b1〜b4,b5〜b8)とし
てタイミングパルスCCS1,CCS2の空きスロット
に挿入されて、データ信号線3Sではなく、タイミング
信号線4Sを通じて多重分離ユニット2Bに送出される
のである。
【0094】なお、他のチャネルユニット2A〜12A
におけるチャネルデータについても同様にして、CH3
〜CH8からのチャネルデータが、タイミングパルスC
CS1〜CCS6の空きスロットに挿入されてタイミン
グ信号線4Sを通じて多重分離ユニット2Bに送出され
る。一方、このようにデータ信号線3Sを通じて出力さ
れたCH1,CH2のチャネルデータとタイミング信号
線4Sを通じて出力されたCH3〜CH8のチャネルデ
ータは、多重分離ユニット2Bの送信系60(図10参
照)に入力され、この多重分離ユニット2Bでは、ま
ず、データ分離部61で、タイミング信号線4Sを通じ
て入力されたタイミングパルスCCS1〜CCS6から
タイミングパルスCCS1〜CCS6の空きスロットに
挿入されている6チャネル(CH3〜CH8)分の各チ
ャネルデータ(図6又は図8参照)が分離される。
【0095】具体的には、図11に示すように、まず、
送信側タイミング発生部66で、各チャネルユニット1
A〜12Aにおける“CH1”,“CH2”のチャネル
データが、1フレームのチャネルデータのどのタイミン
グで始まるかを識別するためのタイミングが発生され、
入力クロックに応じて、例えば、「0〜192」のカウ
ンタ値が送信側チャネルパルス発生部67へ出力され
る。
【0096】さらに、送信側チャネルパルス発生部67
では、このカウンタ値に応じて、CCSパルス挿入タイ
ミング発生部671から、データ/CCSパルス切替信
号が出力され、この信号によりタイミングパルスCCS
1〜CCS6の空きスロットに挿入されたCH3〜CH
8のチャネルデータがタイミングパルスCCS1〜CC
S6から分離される。
【0097】そして、このようにタイミングパルスCC
S1〜CCS6から分離された6チャネル(CH3〜C
H8)分のチャネルデータは、DMUX63で各チャネ
ル毎のデータに分離され、その後、DMUX62で2チ
ャネル(CH1,CH2)分のチャネルデータに分離さ
れデータ信号線3Sを通じて入力されたチャネルデータ
と、位相調整部64でフレーム同期が取られたのち、多
重速度変換部65で多重と速度変換が施されて通信相手
側へ出力される。
【0098】なお、このとき、図11に示すように、位
相調整部64では、各シフトレジスタ641A〜647
Aにおけるチャネルデータのロードタイミングが、P/
Sタイミング発生部673からのロードタイミング信号
により制御され、各フリップフロップ回路641B〜6
47Bにおけるデータのラッチタイミングが、チャネル
位相調整タイミング発生部674により制御されること
により、フレーム同期が取られており、多重速度変換部
65では、チャネル選択タイミング信号発生部675か
らの選択信号に応じてセレクタ651からのチャネルデ
ータ出力が制御されることにより、チャネルデータの多
重が行なわれ、その後、多重されたチャネルデータ速度
変換が速度変換部652で行なわれている。
【0099】さて次に、上述の処理とは逆に、多重分離
ユニット2Bから各チャネルユニット1A〜12Aに各
チャネルデータが送信される場合の処理について述べ
る。すなわち、図10において、多重分離ユニット2B
の受信系70に、通信相手側の多重分離ユニット(図示
略)で多重されたチャネルデータが入力されると、この
チャネルデータは、図12に示すように、まず、分離速
度変換部71の速度変換部711で、伝送速度の変換が
施されたのち各チャネルユニット1A〜12Aへの8チ
ャネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータに分離さ
れ、それぞれが位相調整部72で、各チャネルデータの
位相同期がとられる。
【0100】なお、このとき、位相調整部72では、受
信側チャネルパルス発生部77のチャネル位相調整タイ
ミング発生部774から出力される信号のタイミングに
応じて、各フリップフロップ回路721B〜727Bに
おけるチャネルデータのラッチタイミングが制御され、
同じく受信側チャネルパルス発生部77のP/Sタイミ
ング発生部773から出力される信号のタイミングに応
じて、各シフトレジスタ721A〜727Aにおけるチ
ャネルデータのロードタイミングが制御されることによ
り、各チャネルデータの位相同期がとられている。
【0101】そして、このように位相同期がとられた各
チャネルデータは、それぞれ2チャネル(CH1,CH
2)分のデータがMUX73へ入力され、残りの6チャ
ネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータがMUX7
4へ入力されるが、このうち、2チャネル(CH1,C
H2)分のデータは、MUX73で時分割に多重され1
系統のチャネルデータとしてデータ信号線3Rを通じて
各チャネルユニット1A〜12Aへ向けて送出され、6
チャネル分のチャネルデータはMUX74で同様に時分
割に多重されデータ挿入部75へ出力される。
【0102】さらに、データ挿入部75では、MUX7
4の出力である“CH1”,“CH2”以外の残り6チ
ャネル(CH3〜CH8)分のチャネルデータが、図6
又は図8にて前述したように、タイミングパルスCCR
1〜CCR6の空きスロットに挿入されタイミング信号
線4Rを通じて伝送される。具体的に、このデータ挿入
部75では、図12に示すように、位相調整部72のシ
フトレジスタ722A〜727Aから出力される各チャ
ネルデータを、CCRパルス挿入タイミング発生部77
1で発生されるデータ/CCRパルス切替信号のタイミ
ングに応じて、各セレクタ751B〜756Bにより、
CCRパルス発生部772で作成されるタイミングパル
スCCR1〜CCR6に重畳することにより、タイミン
グパルスCCR1〜CCR6の空きスロットに6チャネ
ル(CH3〜CH8)分のチャネルデータが挿入され
る。
【0103】そして、このように6チャネル分のチャネ
ルデータが空きスロットに挿入された各タイミングパル
スCCR1〜CCR6は、それぞれフリップフロップ回
路751Aで一旦ラッチされることにより各信号の同期
が取られたのちタイミング信号線4Rを通じて各チャネ
ルユニット1A〜12Aに向けて送出される。一方、各
チャネルユニット1A〜12Aでは、図5に示すよう
に、タイミング信号線4Rを通じて入力される各タイミ
ングパルスCCR1〜CCR6,SHR1〜SHR4を
抽出タイミングとして用いることにより、それぞれチャ
ネルデータ抽出部31R〜38Rで、データ信号線(V
FR)3R及びタイミング信号線4Rを通じて入力され
てきた各チャネル(CH1〜CH8)のチャネルデータ
が抽出される。
【0104】具体的には、図9に示すように、まず、タ
イミング信号線4Rを通じて入力されたタイミングパル
スSHR1(又は、SHR2〜4)とタイミングパルス
CCR1(又は、CCR3,5)とが共に“Low”レ
ベルとなる毎に、ANDゲート51Rから信号が出力さ
れ、この信号に応じてカウンタ411Rからカウンタ値
(0〜192)が、順次、デコーダ412Rへ出力され
る。
【0105】さらに、デコーダ412R及びビット保持
部413Rでは、このカウンタ411Rからのカウンタ
値に応じて、例えば、データ信号線3Rを通じて入力さ
れる信号からチャネルデータを抽出する場合は、8ビッ
ト単位で16ビット分のチャネルデータを抽出するため
の抽出タイミング信号が生成され、タイミング信号線4
Rを通じて入力されるタイミングパルスCCR1(又
は、CCR3,5)からデータを抽出する場合は、デー
タの開始位置が「b1」,「b5」として挿入されてい
る4ビット単位のデータを抽出するための抽出タイミン
グ信号が生成されて各シフトレジスタ301R〜313
Rへ出力される。
【0106】そして、シフトレジスタ301Rでは、受
信側タイミング発生部41Rからの抽出タイミング信号
に応じて、8ビット単位で16ビット分のデータを、デ
ータ信号線3Rの信号から抽出することにより、“CH
1”,“CH2”に対応するチャネルデータが抽出され
る。一方、残りの12個の各シフトレジスタ302R〜
313Rでは、同じく受信側タイミング発生部41Rか
らの抽出タイミング信号に応じて、シフトレジスタ30
2R,303R(又は、シフトレジスタ304R,30
5R,シフトレジスタ306R,307R)にて、タイ
ミングパルスCCS1(又は、CCS3,5)の空きス
ロットに挿入されている“CH3(又は、CH5,CH
7)”に対応するチャネルデータが抽出され、シフトレ
ジスタ308R,309R(又は、シフトレジスタ31
0R,311R,シフトレジスタ312R,313R)
にて、タイミングパルスCCS2(又は、CCS4,
6)の空きスロットに挿入されている“CH4(又は、
CH6,8)”に対応するチャネルデータが抽出され
る。
【0107】そして、その後、このように抽出された各
チャネルデータは、各チャネル(CH1〜CH8)に対
応する加入者へ送出される。以上のように、本実施例に
おける信号処理装置によれば、各チャネルユニット1A
〜12Aから多重分離ユニット2Bに向けてチャネルデ
ータを送出する場合、各チャネルユニット1A〜12A
では、CH3〜CH8の6チャネル分のチャネルデータ
を、送信系10Sの各データ送出部33S〜38Sで、
各タイミングパルスCCS1〜CCS6の空きスロット
に挿入してタイミング信号線4Sを通じて送出でき、こ
れに対応して、多重分離ユニット2Bでは、各タイミン
グパルスCCS1〜CCS6の空きスロットに挿入され
タイミング信号線4Sを通じて送られてきたチャネルデ
ータを、送信系60のデータ分離部61にて、それぞれ
タイミングパルスCCS1〜CCS6から分離すること
ができるようになる。
【0108】従って、既存のチャネルCH1,CH2に
影響を与えず、また、チャネルユニットを新たに増設せ
ずに、極めて容易に、各チャネルユニット1A〜12A
におけるチャネルの収容数を、例えば、2チャネル(C
H1,CH2)から8チャネル(CH1〜CH8)に増
加させることができる。また、逆に、多重分離ユニット
2Bから各チャネルユニット1A〜12Aに向けてチャ
ネルデータを送出する場合、多重分離ユニット2Bで
は、CH3〜CH8の6チャネル分のチャネルデータ
を、受信系70のデータ挿入部75にて、各タイミング
パルスCCR1〜CCR6の空きスロットに挿入してタ
イミング信号線4Rを通じて送出でき、これに対応し
て、各チャネルユニット1A〜12Aでは、タイミング
信号線4Rを通じて入力されてきたCH3〜CH8の6
チャネル分のチャネルデータを、受信系10Rの各チャ
ネルデータ抽出部33R〜38Rにて、抽出することが
できるようになる。
【0109】従って、この場合も、同様に、既存のチャ
ネルCH1,CH2に影響を与えず、また、チャネルユ
ニットを新たに増設せずに、極めて容易に、各チャネル
ユニット1A〜12Aにおけるチャネルの収容数を、例
えば、2チャネル(CH1,CH2)から8チャネル
(CH1〜CH8)に増加させることができる。なお、
本実施例では、各チャネルユニット1A〜12Aのチャ
ネル収容数を、2チャネル(CH1,CH2)から8チ
ャネル(CH1〜CH8)に増加させた場合について述
べたが、もちろん、8チャネル以上に収容数を増加させ
ることもでき、この場合は、図8に示したタイムスロッ
トの割付をこれに応じて変更するようにすればよい。
【0110】また、本実施例では、各タイミングパルス
CCS(CCR)1〜6の空きスロットにチャネルデー
タを挿入する際、図6又は図8にて前述したように、フ
レーム先頭位置を16ビットずつシフトすることによ
り、各チャネルユニット1A〜12Aに対応するチャネ
ルデータのフレーム先頭位置の認識を容易に行なえるよ
うにして、チャネルデータのタイミングパルスCCS
(CCR)1〜6への挿入や分離処理を極めて容易に行
なうことができるようにしているが、図13に示すよう
に、データ信号線3S(3R)を通じて送出されるチャ
ネルデータ(CH1,CH2のチャネルデータ)のフレ
ーム先頭位置に、それぞれを一致させてもよい。
【0111】また、このようにしてチャネルデータのフ
レーム先頭位置を識別できるようにするには、図14に
示すように、例えば、タイミングパルスCCS(CC
R)1,3,5に挿入されたチャネルデータのフレーム
先頭位置を示す“Low”レベル信号と、通常のタイミ
ングパルスCCS(CCR)1〜6のうちの一部のタイ
ミングパルスCCS(CCR)1,3,5とを連続して
供給することにより、“Low”レベル信号を2ビット
幅(符号83参照)にすれば、この2ビット幅の“Lo
w”レベル信号の位置が、各チャネルユニット1A〜1
2Aにおけるチャネルデータのフレーム先頭位置である
ことを、極めて容易に認識することができる。
【0112】また、このとき、この2ビット幅の“Lo
w”レベル信号をマルチフレームであると定義すれば、
各チャネルユニット1A〜12Aでは、タイミングパル
スCCS(CCR)1,3,5に挿入されたチャネルデ
ータのフレーム先頭位置を示す“Low”レベル信号
と、通常のタイミングパルスCCS(CCR)1,3,
5とが連続して供給された場合に、マルチフレームであ
ることを認識することができるので、この場合も、チャ
ネルデータのフレーム先頭位置を極めて容易に認識する
ことができる。
【0113】また、この場合、データ信号線3S(3
R)を通じて送出されるチャネルデータ自身にマルチフ
レーム情報を挿入して、このチャネルデータをデータ信
号線3S(3R)を通じて送出するとともに、各チャネ
ルユニット1A〜12Aで扱うチャネルデータのフレー
ム先頭位置を示す信号(例えば、“Low”レベル信
号)をタイミング信号線4S(4R)を通じて伝送し、
各チャネルユニット1A〜12Aでは、これらの信号か
ら、自己が扱うチャネルデータのフレーム先頭位置を、
マルチフレームとして認識するようにすれば、通常の各
タイミングパルスCCS1〜6(CCR1〜6)のみ
で、極めて容易に、各チャネルユニット1A〜12Aに
対応するチャネルデータのフレーム先頭位置を認識する
ことができるようになる。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の信号処理
装置及び信号処理方法によれば、タイミング信号線に接
続される各チャネルデータ送出部により、チャネルデー
タをタイミング信号の空きスロットに挿入してタイミン
グ信号線を通じて多重ユニットに送出し、多重ユニット
においては、タイミング信号線を通じて送られてきたチ
ャネルデータを、チャネルデータ分離部により、タイミ
ング信号から分離し、更にこの分離されたチャネルデー
タとデータ信号線を通じて送られてきたチャネルデータ
とを多重して送出することができるようになる。
【0115】従って、チャネルユニットが収容する既存
のチャネルに影響を与えずに、また、チャネルユニット
を新たに増設せずに、極めて容易に、チャネルユニット
におけるチャネルの収容数を大幅に増加させることがで
きるという利点がある(請求項1,5,7)。また、こ
のとき、送出タイミング信号発生部により、タイミング
信号線を通じて入力されたタイミング信号から上述のチ
ャネルデータ送出部のための送出タイミング信号を発生
することができるので、確実に、チャネルデータ送出部
にて、チャネルデータをタイミング信号の空きスロット
に挿入することができる(請求項2,6)。
【0116】また、本発明の信号処理装置及び信号処理
方法によれば、多重分離ユニットでは、受信したチャネ
ルデータを、チャネルデータ分離部により分離したの
ち、このチャネルデータの一部のチャネルデータをデー
タ信号線を通じて伝送するとともに、このチャネルデー
タの残部のチャネルデータを、データ挿入部により、タ
イミング信号の空きスロットに挿入してタイミング信号
線を通じて伝送することができ、各チャネルユニットに
おいては、タイミング信号線を通じて入力されたタイミ
ング信号をタイミングとして用いることによりデータ信
号線およびタイミング信号線を通じて入力されてきた複
数のチャネルデータを、各チャネルデータ抽出部にて抽
出することができるようになる。
【0117】従って、この場合も、チャネルユニットが
収容する既存のチャネルに影響を与えずに、また、チャ
ネルユニットを新たに増設せずに、極めて容易に、チャ
ネルユニットにおけるチャネルの収容数を大幅に増加さ
せることができる(請求項3,5,7)。また、このと
き、抽出タイミング信号発生部により、タイミング信号
線を通じて入力されたタイミング信号から各チャネルデ
ータ抽出部のための抽出タイミング信号を発生すること
ができるので、確実に、各チャネルデータ抽出部にて、
タイミング信号線を通じて送られてきたチャネルデータ
を抽出することができる(請求項4,6)。
【0118】また、このとき、上記複数のチャネルユニ
ットを複数群に分割し、各群を構成するチャネルユニッ
トで扱うチャネルデータの先頭位置を一致させるととも
に、異なる群を構成するチャネルユニットで扱うチャネ
ルデータの先頭位置については、所定量だけシフトさせ
ることにより、各群を構成するチャネルユニットで扱う
チャネルデータと他のチャネルユニットで扱うチャネル
データとを区別することができるので、極めて容易に、
タイミング信号におけるチャネルデータの挿入や抽出を
行なうことができる(請求項8)。
【0119】また、他に、チャネルユニットで扱うチャ
ネルデータの先頭位置を示す信号とタイミング信号とが
連続して供給されるように、あるいはチャネルユニット
で扱うチャネルデータの先頭位置を示す信号と複数種類
存在するタイミング信号のうちの一部のタイミング信号
とが連続して供給されるようにしても、各群を構成する
チャネルユニットで扱うチャネルデータと他のチャネル
ユニットで扱うチャネルデータとを区別することができ
るので、極めて容易に、タイミング信号におけるチャネ
ルデータの挿入や抽出を行なうことができる(請求項
9,10)。
【0120】さらに、このとき、チャネルユニットで扱
うチャネルデータの先頭位置を示す信号と複数種類存在
するタイミング信号のうちの一部のタイミング信号とが
連続して供給された場合に、チャネルユニットではマル
チフレームであることが認識されるようにすれば、さら
に容易に、タイミング信号におけるチャネルデータの挿
入や抽出を行なうことができる(請求項11)。
【0121】また、チャネルデータにマルチフレーム情
報を挿入して、このチャネルデータをデータ信号線を通
じて多重分離ユニットからチャネルユニットへ伝送する
とともに、チャネルユニットで扱うチャネルデータの先
頭位置を示す信号をタイミング信号線を通じて伝送し、
これらの信号から、チャネルユニットではマルチフレー
ムであることを認識するようにすれば、通常のタイミン
グ信号のみで、極めて容易に、タイミング信号における
チャネルデータの挿入や抽出を行なうことができる(請
求項12)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての信号処理装置が適用
されるネットワークの一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例としての信号処理装置が適用
される加入者側端末の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例としての信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】本実施例の信号処理装置におけるチャネルユニ
ットの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施例の信号処理装置におけるタイミングパ
ルスへのチャネルデータの挿入動作の一例を説明するた
めの図である。
【図7】本実施例におけるチャネルユニット(送信系)
の詳細構成を示すブロック図である。
【図8】本実施例の信号処理装置におけるタイムスロッ
トの割付の一例を説明するための図である。
【図9】本実施例におけるチャネルユニット(受信系)
の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】本実施例の信号処理装置における多重分離ユ
ニットの構成を示すブロック図である。
【図11】本実施例における多重分離ユニット(送信
系)の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】本実施例における多重分離ユニット(受信
系)の詳細構成を示すブロック図である。
【図13】本実施例の信号処理装置におけるタイミング
パルスへのチャネルデータの他の挿入動作の一例を説明
するための図である。
【図14】本実施例の信号処理装置におけるタイミング
パルスへのチャネルデータの他の挿入動作の一例を説明
するための図である。
【図15】従来の信号処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図16】従来の信号処理装置におけるチャネルユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図17】従来の信号処理装置における多重分離ユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図18】従来の信号処理装置における動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1,1S,1R,1A〜12A チャネルユニット 1A−1,2B−1 チャネルデータ抽出/挿入部(CH3
〜CH8 drop/ins) 1A−2 タイミング抽出部 2B−2 タイミング発生部 2B−3 多重分離部 2,2B 多重分離ユニット 2S 多重ユニット 2R 分離ユニット 3S,3R データ信号線 4S,4R タイミング信号線 5S−1〜5S−N チャネルデータ送出部 6S チャネルデータ分離部 6R チャネルデータ挿入部 7S チャネルデータ多重部 7R チャネルデータ分離部 8S 送出タイミング信号発生部 8R 抽出タイミング信号発生部 9S−1〜9S−N,9R−1〜9R−N チャネル 10S,60 送信系 10R,70 受信系 21S〜28S,21R〜28R 速度変換部 31S〜38S チャネルデータ送出部 31R〜38R チャネルデータ抽出部 41S 送信側タイミング発生部 41R 受信側タイミング発生部 51S,51R ANDゲート 52S,53S セレクタ 61 データ分離部(チャネルデータ分離部) 62,63 分離部(DMUX) 64,72 位相調整部 65 多重速度変換部(チャネルデータ多重部) 66 送信側タイミング発生部 67 送信側チャネルパルス発生部 68−1〜68−6,641B〜647B,721B〜
727B,751B〜756B フリップフロップ回路 71 分離速度変換部(チャネルデータ分離部) 73,74 分離部(DMUX) 75 データ挿入部 76 受信側タイミング発生部 77 受信側チャネルパルス発生部 81,82 タイムスロット 83 “Low”レベル信号(2ビット幅) 85,86,87 加入者側端末 85−1〜85−3,86−1〜86−3,87−1〜
87−3 加入者 88 交換局 89 局側端末 90 アナログ交換機 91 多重装置 92 デジタル交換機 301S〜313S,301R〜313R,641A〜
647A,721A〜727A シフトレジスタ 411S,411R,661,761 カウンタ(19
3進) 412S,412R デコーダ(DEC) 413S,413R ビット保持部 651,751B〜756B セレクタ(SEL) 652,711 速度変換部(Dual-port RAM) 671 CCSパルス挿入タイミング発生部 672 CCSパルス作成部 673,773 P/Sタイミング発生部 674,774 チャネル位相調整タイミング発生部 675 チャネル選択タイミング発生部 771 CCRパルス挿入タイミング発生部 772 CCRパルス作成部 850,854,855 信号処理装置 851−1〜851−N チャネルユニット 852A,852B 多重分離ユニット 853 タイムスロット入替部(TSI)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルを収容するチャネルユニ
    ットと、該チャネルユニットからの複数のチャネルデー
    タを多重する多重ユニットと、該チャネルユニットから
    該多重ユニットへ該チャネルデータを伝送するデータ信
    号線と、該多重ユニットから該チャネルユニットへ供給
    されるタイミング信号を伝送するタイミング信号線とを
    そなえた信号処理装置において、 該チャネルユニットに、該タイミング信号線を通じて入
    力された該タイミング信号を送出タイミングとして用い
    ることにより該複数のチャネルデータを該多重ユニット
    へ向け送出する複数のチャネルデータ送出部が設けら
    れ、且つ、上記複数のチャネルデータ送出部のうちの一
    部のチャネルデータ送出部からの該チャネルデータが該
    データ信号線を通じて該多重ユニットに送出されるよう
    に、該一部のチャネルデータ送出部が該データ信号線に
    接続されるとともに、上記複数のチャネルデータ送出部
    の残部のチャネルデータ送出部からの該チャネルデータ
    が該タイミング信号の空きスロットに挿入されて該タイ
    ミング信号線を通じて該多重ユニットに送出されるよう
    に、該残部のチャネルデータ送出部が該タイミング信号
    線に接続され、 該多重ユニットに、該タイミング信号線を通じて送られ
    てきた該チャネルデータを該タイミング信号から分離す
    るチャネルデータ分離部と、該データ信号線を通じて送
    られてきた該チャネルデータと該チャネルデータ分離部
    で分離された該チャネルデータとを多重するチャネルデ
    ータ多重部とが設けられていることを特徴とする、信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 該チャネルユニットに、該タイミング信
    号線を通じて入力された該タイミング信号から各チャネ
    ルデータ送出部のための送出タイミング信号を発生する
    送出タイミング信号発生部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 複数のチャネルを収容するチャネルユニ
    ットと、受信したチャネルデータを該チャネルユニット
    への複数のチャネルデータとすべく分離処理を施す分離
    ユニットと、該分離ユニットから該チャネルユニットへ
    該チャネルデータを伝送するデータ信号線と、該分離ユ
    ニットから該チャネルユニットへ供給されるタイミング
    信号を伝送するタイミング信号線とをそなえた信号処理
    装置において、 該分離ユニットに、受信したチャネルデータを該チャネ
    ルユニットへの複数のチャネルデータとすべく分離処理
    を施すチャネルデータ分離部が設けられ、且つ、該チャ
    ネルデータ分離部で分離された該チャネルデータの一部
    のチャネルデータが該データ信号線を通じて伝送される
    ように構成されるとともに、該チャネルデータ分離部で
    分離された該チャネルデータの残部のチャネルデータを
    該タイミング信号の空きスロットに挿入して該残部のチ
    ャネルデータを該タイミング信号線を通じて伝送するチ
    ャネルデータ挿入部が設けられて、 該チャネルユニットに、該タイミング信号線を通じて入
    力された該タイミング信号をタイミングとして用いるこ
    とにより該データ信号線および該タイミング信号線を通
    じて入力されてきた該複数のチャネルデータを抽出する
    複数のチャネルデータ抽出部が設けられたことを特徴と
    する、信号処理装置。
  4. 【請求項4】 該チャネルユニットに、該タイミング信
    号線を通じて入力された該タイミング信号から各チャネ
    ルデータ抽出部のための抽出タイミング信号を発生する
    抽出タイミング信号発生部が設けられていることを特徴
    とする請求項2記載の信号処理装置。
  5. 【請求項5】 複数のチャネルを収容するチャネルユニ
    ットと、該チャネルユニットとの間で遣り取りされる複
    数のチャネルデータを多重分離する多重分離ユニット
    と、該チャネルユニットと該多重分離ユニットとの間で
    該チャネルデータを伝送するデータ信号線と、該多重分
    離ユニットから該チャネルユニットへ供給されるタイミ
    ング信号を伝送するタイミング信号線とをそなえた信号
    処理装置において、 該チャネルユニットおよび該多重分離ユニットに、それ
    ぞれチャネルデータ送信処理部とチャネルデータ受信処
    理部とが設けられ、 該チャネルユニットのチャネルデータ送信処理部に、該
    タイミング信号線を通じて入力された該タイミング信号
    を送出タイミングとして用いることにより該複数のチャ
    ネルデータを該多重分離ユニットへ向け送出する複数の
    チャネルデータ送出部が設けられ、且つ、上記複数のチ
    ャネルデータ送出部のうちの一部のチャネルデータ送出
    部からの該チャネルデータが該データ信号線を通じて該
    多重分離ユニットに送出されるように、該一部のチャネ
    ルデータ送出部が該データ信号線に接続されるととも
    に、上記複数のチャネルデータ送出部の残部のチャネル
    データ送出部からの該チャネルデータが該タイミング信
    号の空きスロットに挿入されて該タイミング信号線を通
    じて該多重分離ユニットに送出されるように、該残部の
    チャネルデータ送出部が該タイミング信号線に接続さ
    れ、 該多重分離ユニットのチャネルデータ受信処理部に、該
    タイミング信号線を通じて送られてきた該チャネルデー
    タを該タイミング信号から分離するチャネルデータ分離
    部と、該データ信号線を通じて送られてきた該チャネル
    データと該チャネルデータ分離部で分離された該チャネ
    ルデータとを多重するチャネルデータ多重部とが設けら
    れ、 該多重分離ユニットのチャネルデータ送信処理部に、受
    信したチャネルデータを該チャネルユニットへの複数の
    チャネルデータとすべく分離処理を施すチャネルデータ
    分離部が設けられ、且つ、該チャネルデータ分離部で分
    離された該チャネルデータの一部のチャネルデータが該
    データ信号線を通じて伝送されるように構成されるとと
    もに、該チャネルデータ分離部で分離された該チャネル
    データの残部のチャネルデータを該タイミング信号の空
    きスロットに挿入して該残部のチャネルデータを該タイ
    ミング信号線を通じて伝送するチャネルデータ挿入部が
    設けられて、 該チャネルユニットのチャネルデータ受信処理部に、該
    タイミング信号線を通じて入力された該タイミング信号
    をタイミングとして用いることにより該データ信号線お
    よび該タイミング信号線を通じて入力されてきた該複数
    のチャネルデータを抽出する複数のチャネルデータ抽出
    部が設けられたことを特徴とする、信号処理装置。
  6. 【請求項6】 該チャネルユニットのチャネルデータ送
    信処理部に、該タイミング信号線を通じて入力された該
    タイミング信号から各チャネルデータ送出部のための送
    出タイミング信号を発生する送出タイミング信号発生部
    が設けられるとともに、 該チャネルユニットのチャネルデータ受信処理部に、該
    タイミング信号線を通じて入力された該タイミング信号
    から各チャネルデータ抽出部のための抽出タイミング信
    号を発生する抽出タイミング信号発生部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項5記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ複数のチャネルを収容する複数
    のチャネルユニットと、これらのチャネルユニットとの
    間で遣り取りされる複数のチャネルデータを多重分離す
    る多重分離ユニットと、該チャネルユニットと該多重分
    離ユニットとの間で該チャネルデータを伝送するデータ
    信号線と、該多重分離ユニットから該チャネルユニット
    へ供給されるタイミング信号を伝送するタイミング信号
    線とをそなえた信号処理装置において、 各チャネルユニットからは、上記複数のチャネルデータ
    のうちの一部のチャネルデータを該データ信号線を通じ
    て該多重分離ユニットに送出するとともに、上記複数の
    チャネルデータの残部のチャネルデータを該タイミング
    信号の空きスロットに挿入して該タイミング信号線を通
    じて該多重分離ユニットに送出し、且つ、該多重分離ユ
    ニットにおいては、該タイミング信号線を通じて送られ
    てきた該チャネルデータを該タイミング信号から分離
    し、更にこの分離されたチャネルデータと該データ信号
    線を通じて送られてきた該チャネルデータとを多重する
    一方、 該多重分離ユニットからは、受信したチャネルデータを
    分離したのち、該チャネルデータの一部のチャネルデー
    タを該データ信号線を通じて伝送されるとともに、該チ
    ャネルデータの残部のチャネルデータを該タイミング信
    号の空きスロットに挿入して該残部のチャネルデータを
    該タイミング信号線を通じて伝送し、且つ、各チャネル
    ユニットにおいては、該タイミング信号線を通じて入力
    された該タイミング信号をタイミングとして用いること
    により該データ信号線および該タイミング信号線を通じ
    て入力されてきた該複数のチャネルデータを抽出するこ
    とを特徴とする、信号処理方法。
  8. 【請求項8】 上記複数のチャネルユニットを複数群に
    分割し、各群を構成するチャネルユニットで扱うチャネ
    ルデータの先頭位置を一致させるとともに、異なる群を
    構成するチャネルユニットで扱うチャネルデータの先頭
    位置については、所定量だけシフトさせていることを特
    徴とする請求項7記載の信号処理方法。
  9. 【請求項9】 該チャネルユニットで扱うチャネルデー
    タの先頭位置を示す信号と該タイミング信号とが連続し
    て供給されることを特徴とする請求項7記載の信号処理
    方法。
  10. 【請求項10】 該チャネルユニットで扱うチャネルデ
    ータの先頭位置を示す信号と複数種類存在する該タイミ
    ング信号のうちの一部のタイミング信号とが連続して供
    給されることを特徴とする請求項7記載の信号処理方
    法。
  11. 【請求項11】 該チャネルユニットで扱うチャネルデ
    ータの先頭位置を示す信号と複数種類存在する該タイミ
    ング信号のうちの一部のタイミング信号とが連続して供
    給されると、該チャネルユニットではマルチフレームで
    あることを認識することを特徴とする請求項10記載の
    信号処理方法。
  12. 【請求項12】 チャネルデータにマルチフレーム情報
    を挿入して、このチャネルデータを該データ信号線を通
    じて該多重分離ユニットから該チャネルユニットへ伝送
    するとともに、該チャネルユニットで扱うチャネルデー
    タの先頭位置を示す信号を該タイミング信号線を通じて
    伝送し、これらの信号から、該チャネルユニットではマ
    ルチフレームであることを認識することを特徴とする請
    求項7記載の信号処理方法。
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