JPH08227A - 焼蒲鉾の製造方法および装置 - Google Patents

焼蒲鉾の製造方法および装置

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JPH08227A
JPH08227A JP6164869A JP16486994A JPH08227A JP H08227 A JPH08227 A JP H08227A JP 6164869 A JP6164869 A JP 6164869A JP 16486994 A JP16486994 A JP 16486994A JP H08227 A JPH08227 A JP H08227A
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JP6164869A
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Minoru Kusano
実 草野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の輪郭形状で押印された模様を有する焼
蒲鉾のすり身状の原料を自動搬送される鉄板上に載せ、
搬送中に炭火焼きと鉄板焼きをして風味のある焼蒲鉾を
製作するものである。また、鉄板は自動的に清掃され、
且つ食料油が塗布されて循環し連続的に、かつスピーデ
ィに焼蒲鉾を造る焼蒲鉾の製造方法及び装置を提供す
る。 【構成】 グチ,助宗鱈等の魚肉に蟹甲羅の微粉砕物を
混在したすり身に食塩,砂糖,みりんその他のものを配
合して混練してなる混練物の原料を所望の輪郭形状の穴
部を有する型枠に充填してへら落しし、自動搬送される
吊り鉄板上に載せる。成形された原料は所定位置に配置
される加熱手段により炭火焼風および鉄板焼風に焼かれ
取出される。空になった吊り鉄板は布材6により表面を
清掃されると共に食料油が塗布され原点位置に戻り循環
する。以上により意匠美と独特な風味のある焼蒲鉾を連
続生産することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所望の形状に成形され
た蒲鉾用の原料をスピーディに焼くと共に、刻印された
模様部には焦げめが見られず意匠美を発揮すると共に炭
火焼きおよび鉄板焼き風の美味を有する焼蒲鉾の製造方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より焼蒲鉾は製造されていたが、殆
どのものは手作りのものである。また、殆どのものが全
面に焦げめが残存するもので意匠美にとぼしいものであ
った。更に、殆どのものが炭火焼き風の味のものであっ
た。また、手作りのため生産効率が悪く、コスト高のも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】美食時代において食品
は健康食品であることが望ましい。焼蒲鉾についてもこ
の事は例外ではない。従って健康を十分に考慮した原料
を使用することが必要である。また、焼蒲鉾は炭火焼き
風の焼き処理をすることにより美味なものが得られる
が、若者向きではなく、焼き方についても一層の工夫が
必要である。更に、蒲鉾の表裏面に単に焦げめが残存す
るだけでは製品価値はそれほど向上しない。従って、表
面に模様等を形成する必要がある。また、多量生産して
コストを低減するためには製造装置の自動化が必要であ
る。更に一台の装置で色々な所望の輪郭形状のものを容
易に製作し得ることも必要である。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて発明された
ものであり、健康食品で手作り風の美味な焼蒲鉾が自動
的に、かつスピーディに得られ、輪郭および表面又は裏
面にも意匠美を有し、炭火焼きのみならず鉄板焼き風の
美味なものが得られる焼蒲鉾の製造方法及び該製造方法
に用いられる装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、次のような構成を有することを特徴と
する。すなわち、調整配合された原料を混練した後、所
望の輪郭形状の穴部を有する型枠を型枠台に載せ、型枠
穴部に前記原料を充填し余分な部分をへら落しした後、
型枠を取外し成形された原料の表面に所望の模様を押印
し、前記型枠台上に付着している前記成形原料を、ワイ
ヤ−により前記型枠台から剥すことにより自動搬送され
ている吊り鉄板上に落とし、該鉄板上の成形原料の表面
に炭火焼風の焦げ目および味を付け、前記模様が押印さ
れた裏面には前記吊り鉄板の裏面側を加熱することによ
り鉄板焼風の焦げ目および味を付けることを特徴とす
る。また、前記原料は、魚肉100重量部に蟹甲羅の微
粉砕物を5乃至20重量部を調合してすり身を形成し、
当該すり身100重量部に食塩、砂糖、みりん、調味料
およびサラダ油を5乃至14重量部、澱粉および小麦粉
を5乃至10重量部、氷水を20乃至40重量部配合し
たものからなることを特徴とする。また、以上の製造方
法を実現するための装置としては、エンドレスに循環す
るコンベアと、該コンベアに支持される多数個の吊り鉄
板と、当該鉄板の上方に成形原料表面に炭火焼風に焼く
加熱手段と、前記鉄板の下方に前記成形原料裏面を鉄板
焼風に焼く加熱手段と、焼かれた焼蒲鉾製品を取出して
空になった前記吊り鉄板の表面に当接係合することによ
り該鉄板表面付着物を除去する布材と、該布材に食料油
を供給するオイル供給部を設けることを特徴とする。更
に、前記コンベアは移動速度が可変に形成され、前記加
熱手段はコンベアの移動速度と対応して熱量を調整自在
に形成されるものであることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、従来廃棄されていた蟹甲羅
を微粉砕し、魚肉に混ぜて原料とすることも本発明の特
色の1つである。蟹甲羅は血圧を下げる働きがあり、微
粉砕して魚肉と混合することにより健康食品が得られ
る。本発明においては、先ず、蟹甲羅微粉砕物と魚肉と
を混合したすり身に調味料等を配合した蒲鉾原料を、型
枠台に載せた所望の輪郭形状の穴部を有する型枠に充填
し、余分な部分をへら落しする。型枠を取外した後、成
形原料の表面に押型により成形原料の輪郭形状に対応す
る適宜模様の刻印をし凹部を作る。次に、成形原料が付
着している型枠台を逆さに持ち、自動的にエンドレスに
循環するコンベアに垂下される吊り鉄板上に成形原料を
落とす。落とす方法は、成形原料移替部位において、吊
り鉄板上方に張られているワイヤ−に前記成形原料の付
着している型枠台面を摺り動かすことにより、付着して
いる成形原料は吊り鉄板上に落下する。吊り鉄板上の成
形原料はコンベアにより搬送されて炉内に入り、炉の上
部の炭火焼部位に設けられた加熱手段によりその表面が
炭火焼風に焼かれる。その後炭火焼風に表面を焼かれた
成形原料を載せた吊り鉄板は炉内を搬送され、炉内下方
の鉄板焼部位に設けられた加熱手段により、吊り鉄板下
面が焼かれる。吊り鉄板上面には予め食料油が塗布され
ているため、模様を押印された成形原料表面は鉄板焼風
に焼かれ焦げ目が形成される。しかしながら、押印され
た部位は凹んでいるため焦げ目が生じない。以上により
炭火焼き風と鉄板焼き風の双方を兼ね備えた焼蒲鉾を造
ることが出来る。焼かれた完成品の焼蒲鉾は製品取出部
位において吊り鉄板から取出される。空になった吊り鉄
板は元の位置、即ち、成形原料移替部位に復帰する途中
で清掃され食料油を塗布される。以下、同様のことを繰
返すことにより所望形状の美味な焼蒲鉾が自動的に、か
つスピーティに製造される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の全体構造図、図2は型枠の一実
施例の斜視図、図3は型枠台に型枠を載せ原料を充填し
た状態を示す部分断面図、図4乃至図6は凹みを付ける
ための押型の略図、図7は成形原料に押型により押印さ
れた状態を示す状態図、図8は成形原料移替部位におい
て成形原料を吊り鉄板上に落とす状態を示す部分断面
図、図9は同部分断面図をチェ−ンコンベアの進行方向
に見た部分断面図、図10吊り鉄板の下面を加熱する加
熱手段を示す略図、図11は図7に示した押型により押
印された成形原料が鉄板焼され焦げ目が生じた状態図、
図12は図11のA−A線断面図、図13は空になった
吊り鉄板が元の位置に復帰する途中で清掃され食料油を
塗布される状態を示す部分断面図、図14は本実施例に
よる焼蒲鉾の製造方法を説明するためのフローチャート
である。
【0008】まず、本実施例の製造装置の概要を図1に
より説明する。当該装置は大別して図示のように配置さ
れるチェーンコンベア2と、これに垂下支持されて移送
される多数個の吊り鉄板3と、符号aで示される成形原
料移替部位と、点線で示される炉21と、炉21の上部
に設けられ符号bで示される炭火焼部位において炭火焼
を行う加熱手段4と、炉21の下部に設けられ符号cで
示される鉄板焼部位において鉄板焼を行うための加熱手
段5と、吊り鉄板3が炉外に搬送された位置で符号dで
示される焼蒲鉾取出部位と、炉21の下部を通り成形原
料移替部位aに戻る途中に設けられ、符号eで示される
鉄板清掃および食料油塗布部位に配置され空の吊り鉄板
を清掃する布材6と、該布材6と鉄板面との摩擦を増加
させるための錘板7と、吊り鉄板上面に食料油を塗布す
るため、布材6に食料油を供給するための食料油パイプ
8等からなる。チェーンコンベア2や前記の各部は図略
の枠体により支持される。また、チェーンコンベア2は
図略の駆動手段とその制御機構部により駆動され、かつ
その移動速度をコントロールされる。所望の輪郭形状の
成型原料9aは、成型原料移替部位aにおいて空の吊り
鉄板3の鉄板3a上に落とされる。成型原料9aを載せ
た吊り鉄板3は直に炉内に自動的に搬送され、符号bで
示される位置でその表面を加熱手段4により炭火焼風に
焼かれる。その後炉内を搬送され、符号cで示す位置で
吊り鉄板3の鉄板3aの下面が加熱手段5により加熱さ
れることにより、成型原料9aの裏面が鉄板焼風に焼か
れる。焼かれて完成した製品(焼蒲鉾)は炉外に搬送さ
れ焼蒲鉾取出部位dにおいて取出される。空の吊り鉄板
3は鉄板清掃および食料油塗布部位eにおいて布材6で
その表面を清掃され、且つ食料油を塗布され原点位置即
ち成型原料移替部位aに戻り循環する。
【0009】次に、本実施例の製造装置に載せられる成
型原料9aの成形方法を図2乃至図7等により説明す
る。まず、図2に示すように所望の輪郭形状の穴部12
(図示はイカの形状のものからなる)を表面に複数箇所
形成した型枠11を準備する。なお、穴部12の形状は
図2のものに限らず、例えばホタテ貝状、蛤状、扇状、
ダルマ状等適宜用いられる。図3に示す如く、型枠11
をまな板状の型枠台に載せ、型枠11の穴部12内に原
料9を充填する。はみ出た原料9はへら13を型枠11
の表面に沿って滑らせてへら落しする。除去された原料
9は再使用される。
【0010】図7に示すように、型枠11により成形さ
れた成型原料9aは、型枠11を取除いた後表面に所望
形状の模様15を押印する。図4は図7に示した模様1
5を成型原料9aの表面に押印するための押型14の概
要構造を示す。押型14は所望形状の押型部14b、1
4cおよび14dと押印用の押棒部14a等からなる。
押型14を成型原料9aの表面に押圧することにより押
型部14b等と同一形状の模様15が形成される。図4
の押型部14bは骨形状のものからなるが、図5の押型
部14cは鳥の足形状のものを示し、図6は枝形状の押
型部14dが示される。勿論、その他の任意の形状のも
のが適宜選択される。
【0011】次に、成型原料9aを吊り鉄板3の鉄板3
a上に載せる方法を図8および図9により説明する。吊
り鉄板3は、鉄板3aの両端部をワイヤ−でチェ−ンコ
ンベア2に設けられたフック3を介して吊下げられてい
る。鉄板3aは長方形の鉄板で、型枠11により成型さ
れる複数の成型原料9aを一度に搭載し得る面積を有す
る。模様の押印された複数の成型原料9aは型枠台10
に付着しており、該型枠台を成型原料移替部位aに人手
により運び、逆さにして型枠台表面を吊り鉄板上方に設
けられているワイヤ−18に摺動させることにより、付
着している複数の成型原料9aを鉄板3a上に落とすこ
とができる。この場合、吊り鉄板上は図9に示す如くワ
イヤ−18以外は何もなく、ワイヤ−18は鉄板3a近
傍に設けられているため、鉄板3a上に成型原料9aを
確実に落とすことができる。
【0012】次に、加熱手段について説明する。前記し
たように加熱手段4は鉄板3a上に載せられた成形原料
9aの表面を炭火焼風に焼く手段であり、図10に示す
加熱手段5と同様に、加熱源22および熱量をコントロ
−ルするコントロ−ラ23とを設けている。加熱源とし
ては、プロパンガスまたは電気が適当であり、プロパン
ガスの場合に用いられる加熱手段としては壁面バ−ナの
ように輻射熱を利用するものが適当である。コントロ−
ラ23としては、プロパンガスの場合はバルブであり、
電熱を利用する場合は変圧器、抵抗等である。加熱手段
5は、押印された模様のある成型原料9aの面、即ち、
鉄板3a上に載せられる際に下側となった裏面を鉄板3
aの下面を加熱することにより、鉄板焼風に焼く手段で
あるが、構造的には加熱手段4と同じである。
【0013】図11は図7に示した成形原料9aを鉄板
焼風に焼いた状態を示したものである。図12にも示す
ように成形原料9aの表面には適度な焦げ目9bが形成
され、裏面にも適度な焦げ目9cが形成されるが模様1
5には焦げ目が生じない。そのため、模様15はくつき
りと表示される。なお、鉄板3a上には食料油が塗布さ
れているため成形原料9aの裏面は所謂鉄板焼風の味で
あり、表面は炭火焼風の風味を有するものに仕上げられ
る。
【0014】次に、図13により鉄板3aの清掃用の布
材6と食料油塗布について説明する。布材6はオイルの
浸透し易い不織布等からなり、基点側を装置のフレ−ム
20に係止棒6aを介して支持され他端側には錘棒6b
が固定される。布材6は鉄板3aの表面に当接可能な位
置に配置され、布材6が鉄板3aに接触することにより
鉄板3aが清掃される。なお、布材6の上面に、前記フ
レ−ム20に係止棒7aにより支持され、ワイヤ−7b
を介して吊下げられる錘板7を設けることにより、鉄板
3aと布材6とを密着させることができる。一方、食料
油を塗布する方法としては、前記フレ−ム20上に食料
油タンク8aを載置し、食料油パイプ8、バルブ8bお
よびノズル8cを介して食料油を布材6に滴下させるこ
とにより塗布することができる。
【0015】次に、前記装置を用いた焼蒲鉾の製造方法
を説明する。まず、本実施例に使用される原料9の調整
と配合の一例を説明する。原料9はグチ,助宗鱈,ハモ
等魚肉100重量部に蟹甲羅の微粉砕物5乃至20重量
部まぜたものから調整される。また、配合としては前記
魚肉と前記微粉砕物の混合体のすり身100重量部に対
し、食塩1乃至3重量部,砂糖1乃至3重量部,みりん
1乃至3重量部,その他の調味料1乃至3重量部,サラ
ダ油1乃至2重量部,澱粉3乃至6重量部,小麦粉2乃
至4重量部,氷水20乃至40重量部を配合させる。こ
のような配合とすることにより、型枠に充填し型枠を取
外す際に型離れが良く、型枠台に適度に付着し、しかも
美味な素材を作ることができる。
【0016】図14のフローチャートに示すように、ま
ず前記の調整によりすり身を作成し(ステップ10
0)、このすり身と前記した食塩,砂糖等を所定の重量
部で配合する(ステップ101)。これ等を良く混練す
る(ステップ102)。比較的水分が少ないため可塑性
はあるが流動性のない原料が出来る。この混練物である
原料を、予め型枠台に載せた型枠11の穴部12に充填
し(ステップ103)、へら13により余分の原料をへ
ら落しする(ステップ104)。落された原料はステッ
プ105によりステップ102に戻され再使用される。
次に、型枠を脱型し(ステップ106)、押型14によ
り模様15を押印する(ステップ107)。成形原料移
替部位aにおいて型枠台10を逆さにし、台上の成形原
料9aをワイヤ−18により、吊り鉄板3の鉄板3a上
にはぎ落とす(ステップ108)。吊り鉄板3をチェー
ンコンベア2により自動搬送し(ステップ109)、所
定位置の第1の加熱手段4でその表面側を炭火焼きし
(ステップ110)、更に所定位置にある第2の加熱手
段5により鉄板3aに接している成形原料9aの裏面側
を鉄板焼きする(ステップ111)。次に、焼かれて焦
げめのついた製品(焼蒲鉾)を焼蒲鉾取出部位dにおい
て取出す(ステップ112)。空になった吊り鉄板3を
搬送し(ステップ113)所定位置に配置される布材6
により鉄板3aの表面を清掃し(ステップ114)、殆
ど同時に食料油の塗布を行う(ステップ115)。清掃
されて食料油を塗布された吊り鉄板3は原点位置、即
ち、成形原料移替部位aに自動的に戻されステップ10
8に戻り再び成形原料9aを載せて同様の動作を繰り返
し行う。
【0017】以上の装置および製造方法の実験例として
吊り鉄板81個を垂下したチェーンコンベアを1サイク
ル15分で移動し、約400個の焼蒲鉾が完成された。
本発明は予め混練して型枠で輪郭成形した模様付きの原
料を炭火焼きと鉄板焼きして自動的に製品を完成させる
と共に吊り鉄板の自動清掃と食料油塗布を行う点に特徴
があるものであり、各構成部の構造については前記実施
例の内容に限定するものではない。すなわち、公知技術
が適用される。また、原料の調整,配合も前記のものは
一例であり限定するものではない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)健康食品で手作り風の美味な焼蒲鉾をスピーディに
多数個製作することが出来る。 2)片面は炭火焼き風の味を有し、他面は食料油引きで
鉄板焼きした風味が得られ、従来にない風味のある焼蒲
鉾が製作される。 3)押印された模様に焦げめが入らないため模様がくっ
きりと浮び上り意匠美を形成することが出来る。 4)各種所望形状の焼蒲鉾を簡単に造ることが出来る。 5)コンベアスピードやコンベアに垂下する吊り鉄板の
数および各構成部の容量,能力を加減することにより所
望の数量の焼蒲鉾を自動生産することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼蒲鉾の製造方法において使用される
装置の全体概要構造を示す該略図。
【図2】型枠の一実施例を示す斜視図。
【図3】型枠を型枠台に載せ、型枠の穴に原料の混練物
を充填し、へら落しする状態を示す部分断面図。
【図4】押型の一実施例の形状を示す略図。
【図5】押型の他の実施例の形状を示す略図。
【図6】押型のその他の実施例の形状を示す略図。
【図7】成形原料に押型が押された形状を示す平面図。
【図8】型枠台に付着している成形原料をワイヤ−によ
り剥して鉄板上に落とす状態を示す該略図
【図9】チェ−ンコンベアの進行方向断面図において、
吊り鉄板とワイヤ−の関係を示す該略図。
【図10】吊り鉄板の鉄板加熱手段を示す該略図。
【図11】押型を押された成形原料が鉄板焼され焦げ目
がついた状態を示す状態図。
【図12】図11のA−A線断面図。
【図13】製品を取除いた後、吊り鉄板上面の付着物が
除去され、食料油が塗布される状態を示す説明図。
【図14】本実施例の製造法を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 製造装置 2 チェ−ンコンベア 3 吊り鉄板 3a 鉄板 3b フック 4 加熱手段 5 加熱手段 6 布材 6a 係止棒 6b 錘棒 7 錘板 7a 係止棒 7b ワイヤ− 8 食料油パイプ 8a 食料油タンク 8b バルブ 8c ノズル 9 原料 9a 成形原料 9b 焦げ目 9c 焦げ目 10 型枠台 11 型枠 12 穴部 13 へら 14 押型 14a 押棒部 14b 押型部 14c 押型部 14d 押型部 15 模様 16 フレ−ム 17 支持材 18 ワイヤ− 19 ボルト 20 フレ−ム 21 炉 22 加熱源 23 コントロ−ラ a 成形原料移替部位 b 炭火焼部位 c 鉄板焼部位 d 焼蒲鉾取出部位 e 鉄板掃除および食料油塗布部位

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整配合された原料を混練した後、所望
    の輪郭形状の穴部を有する型枠を型枠台に載せ、型枠穴
    部に前記原料を充填し余分な部分をへら落しした後、型
    枠を取外し成形された原料の表面に所望の模様を押印
    し、前記型枠台上に付着している前記成形原料を、ワイ
    ヤ−により前記型枠台から剥すことにより自動搬送され
    ている吊り鉄板上に落とし、該鉄板上の成形原料の表面
    に炭火焼風の焦げ目および味を付け、前記模様が押印さ
    れた裏面には前記吊り鉄板の裏面側を加熱することによ
    り鉄板焼風の焦げ目および味を付けることを特徴とする
    焼蒲鉾の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記原料は、魚肉100重量部に蟹甲羅
    の微粉砕物を5乃至20重量部を調合してすり身を形成
    し、当該すり身100重量部に食塩、砂糖、みりん、調
    味料およびサラダ油を5乃至14重量部、澱粉および小
    麦粉を5乃至10重量部、氷水を20乃至40重量部配
    合したものからなることを特徴とする請求項1の焼蒲鉾
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 エンドレスに循環するコンベアと、該コ
    ンベアに支持される多数個の吊り鉄板と、当該鉄板の上
    方に成形原料表面に炭火焼風に焼く加熱手段と、前記鉄
    板の下方に前記成形原料裏面を鉄板焼風に焼く加熱手段
    と、焼かれた焼蒲鉾製品を取出して空になった前記吊り
    鉄板の表面に当接係合することにより該鉄板表面付着物
    を除去する布材と、該布材に食料油を供給するオイル供
    給部を設けることを特徴とする請求項1の焼蒲鉾の製造
    方法に用いられる装置。
  4. 【請求項4】 前記コンベアは移動速度が可変に形成さ
    れ、前記加熱手段はコンベアの移動速度と対応して熱量
    を調整自在に形成されるものであることを特徴とする請
    求項3に記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5016754A (en) * 1975-12-02 1991-05-21 Ashaway, Ltd. Collapsible ashtray
CN1331402C (zh) * 2005-11-29 2007-08-15 太原双合成食品有限公司 一种带花纹的蛋皮月饼及其制作方法

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