JPH08227703A - 電池収納装置 - Google Patents

電池収納装置

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Publication number
JPH08227703A
JPH08227703A JP7034049A JP3404995A JPH08227703A JP H08227703 A JPH08227703 A JP H08227703A JP 7034049 A JP7034049 A JP 7034049A JP 3404995 A JP3404995 A JP 3404995A JP H08227703 A JPH08227703 A JP H08227703A
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JP
Japan
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battery
terminal portion
conductive member
terminal
electrode
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JP7034049A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Wakabayashi
芳彦 若林
Toshihide Oba
敏秀 大庭
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池収納装置として逆接続防止が良好にでき
るようにする。 【構成】 電池収納装置30のマイナス端子部40に、
電池のプラス側の電極とだけ接触する形状の絶縁部材4
2を取付けるようにした。或いは、電池収納装置30の
プラス端子部50に、電池のプラス側の電極を受入れ且
つマイナス側の電極をプラス端子部の導電部材51と接
触させない形状の絶縁部材52を取付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池駆動が可能な各種
電子機器に適用して好適な電池収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の電子機器などにおいて電
池を電源として使用できるようにした機器が各種ある。
このような機器の場合には、機器内に構成された電池収
納装置に、所定数の電池を装着して使用する。この場
合、電池収納装置として、電池の電極を規定された方向
とは逆の方向に装着するのを防止する機構を設けたもの
がある。
【0003】図9は、従来のこの逆方向の装着を防止す
る機構を設けた電池収納装置の一例を示す図で、この電
池収納装置1は、電池10のプラス側電極11と接触す
る導電体2と、電池10のマイナス側電極12と接触す
る導電体3を、相互に対向する位置に設ける。この場
合、各導電体2,3はバネ等の弾力性を有する材質(以
下弾性材と称する)で構成される。そして、プラス側電
極11と接触する導電体3の左右の脇には、この導電体
3よりも若干長く突出した突起4(この突起4は絶縁材
で構成させる)を配置し、この左右の突起4で導電体3
が挟まれるような位置関係とする。この場合、左右の突
起4を配置する間隔taは、電池10から突出したプラ
ス側電極11の直径φ1 よりも若干大きな寸法とする。
【0004】このような形状とすることで、この電池収
納装置1に、電池10を図示の状態とは逆方向に装着し
たとき、プラス側の導電体2が電池10のマイナス側電
極12と接触するのが、突起4により阻止される。
【0005】このように電池を規定された方向とは逆方
向に接続したとき、接点である導電体と電池の電極が接
触しない構造とすることで、逆方向への接続により電子
機器内の回路に異常な電流が流れることがなく、電池の
逆接続による機器の損傷を防止することができると共
に、ACアダプタなどの外部電源が接続されているとき
に、この外部電源から供給される電源により逆接続され
た電池が誤って充電される事故を防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電池収納装置に設けた逆接続防止機構には、プラ
ス側の導電体2として、あまり弾性力の強いバネを使用
することはできない問題点があった。即ち、電池収納装
置に装着した電池10の電極11,12が、安定して導
電体2,3と接触するようにするためには、この導電体
2,3として弾性力がある程度強く、弾性変形時の変形
量が比較的大きいものを使用する必要がある。ところ
が、あまり弾性力が強く変形量が大きいバネ材を使用す
ると、突起4の先端部から突出しない形状とするのが困
難である(突起4の先端部から導電体2が突出すると逆
接続時にも導通する)。従って、このような突起4を設
けた形状とした場合には、プラス側の導電体2と電池1
0のプラス側電極11との接触力が不足する傾向があ
る。
【0007】この問題点を解決するためには、電池10
のマイナス側電極12との接触を防止する突起4として
可動できる機構として、プラス側の導電体2の弾性変形
時に、この突起4が連動して動くようにすることも考え
られるが、このように突起4を可動できる機構とするた
めには、複数の部品の組み合わせによる複雑な機構の突
起とする必要がある。
【0008】また、このような逆接続防止用突起がプラ
ス側の導電体2の弾性変形に連動して動く形状とするこ
とが可能であっても、このように突起が可動する構成と
すると、電池10の装着時に加わる力などにより、逆接
続防止用突起が電池収納装置から外れる可能性があり、
逆接続防止機構としての信頼性に欠ける。
【0009】さらに、このような形状の逆接続防止用突
起は、その形状から判るように、電池10のプラス側電
極11と接触する位置だけにしか設けることはできず、
マイナス側電極12と接触する位置には、逆接続防止機
構を設けることは不可能であった。
【0010】本発明はこれらの点に鑑み、電池収納装置
として逆接続防止が良好にできるようにすることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、電池収納装置のマイナス端子部を構成する
導電性部材に、電池のプラス側の電極とだけ接触する絶
縁部材を取付けるようにしたものである。
【0012】また本発明は、電池収納装置のプラス端子
部を構成する導電性の弾性体に、電池のプラス側の電極
を受入れ且つマイナス側の電極をプラス端子部と接触さ
せない形状の絶縁部材を取付けるようにしたものであ
る。
【0013】
【作用】本発明によると、電池収納装置に電池を逆方向
に装着させたとき、電池のプラス側電極がマイナス端子
部に設けた絶縁部材と接触し、電池のプラス側電極とマ
イナス端子部との接触が阻止される。
【0014】また本発明によると、電池収納装置に電池
を逆方向に装着させたとき、電池のマイナス側電極がプ
ラス端子部に設けた絶縁部材と接触し、電池のマイナス
側電極とプラス端子部との接触が阻止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を参照
して説明する。
【0016】図1は本例の電池収納装置を適用した機器
全体を示す図で、ここでは光磁気ディスクを使用してオ
ーディオ信号などを記録し再生する記録再生装置20の
裏面21の端部に、電池収納部30を構成したもので、
記録再生装置20の裏面21の端部の蓋22を開けるこ
とで、電池収納部30が露出するようにしてある。
【0017】そして、この電池収納部30は、単3型の
2本の乾電池10a,10bを並列に配置して装着する
ようにしてある。この場合、2本の乾電池10a,10
bは、それぞれのプラス側電極の位置とマイナス側電極
の位置が逆になるように配置して装着させる。
【0018】この2本の乾電池10a,10bを装着さ
せる場合には、電池収納部30の中央部に電池の長手方
向に沿って長く突出した突起31により、左右に各電池
10a,10bが振り分けられて装着されるようにして
ある。
【0019】また、単3型の2本の乾電池10a,10
bを装着させる代わりに、この2本の乾電池10a,1
0bを並列配置した形状とほぼ同様な形状の2次電池
(ニッケルカドミウム電池,リチウムイオン電池,ニッ
ケル水素電池など:図示せず)を装着させることもでき
る。この場合、この2次電池を装着させる場合には、2
次電池側に設けられた切欠きに対応した形状の突起32
が一端に設けてあり、装着方向を規制するようにしてあ
る(この突起32は、電池10a,10bを装着する上
で邪魔にならない位置としてある)。また、この2次電
池を装着したときには、電池収納部30の一端の開口部
33から収納部内に露出したレバー34を、2次電池が
押すようにしてある(乾電池10a,10bの場合に
は、電池でレバー34を押さない位置に設定してあ
る)。そして、このレバー34に連動したスイッチのオ
ン・オフで、装着された電池が、この装置に専用の2次
電池であるか否か判別するようにしてある。なお、以下
の説明では2本の乾電池10a,10bを装着させる場
合について説明するが、端子部の接続状態については2
次電池を使用する場合でも同じである。
【0020】そして、電池収納部30内の一端側には、
マイナス端子部40とプラス端子部50とが並列に配置
してあり、他端側には共通端子部60が配置してある。
各端子部40,50,60の具体的な配置状態を図2及
び図3に示すと、まずマイナス端子部40とプラス端子
部50とは、図2に示すように、合成樹脂で成形された
電池収納部30の一端側の壁部に、マイナス端子用導電
部材41とプラス端子用導電部材51を係止させて構成
される。これらの導電部材41及び51は、例えばベリ
リウム銅又はSUS材(ステンレス鋼)に金メッキを施
した材質より形成し、共通端子部60を構成する導電部
材よりも弾性力の弱い部材(例えば同じ材質の場合には
厚さを薄くして弾性力を弱くする)とする。
【0021】マイナス端子部40を構成するマイナス端
子用導電部材41は、図4に拡大して示すように、電池
収納部30の一端側の壁部35に係止される係止部41
aと、この係止部41aから傾斜して細長く延長された
延長部41bとで構成され、この延長部41bの先端側
の左右の側部には折り曲げられた壁部41cが形成さ
れ、さらに延長部41bの最先端部にも折り曲げられた
壁部41dが形成されている。この場合、左右の側部の
壁部41cは、最先端部の壁部41dを介して一体に連
結してコ字型に形成してあるが、左右の側部の壁部41
cの突出長(高さ)を最先端部の壁部41dの突出長よ
りも若干高くしてある。また、左右の側部の壁部41c
の間隔t1 は、さらに、最先端部の壁部41dの中央に
は、小さな透孔を設ける(図示せず)。
【0022】そして、コ字型に形成された左右の壁部4
1cと最先端の壁部41dで囲むようにして、導電部材
41の延長部41bの先端部に円板状の絶縁部材42を
配置する。この絶縁部材42は例えば合成樹脂で成形さ
れ、円形の平板部42aと、その周囲の約3/4周に形
成された壁部42bと、左右の突起42c(図4では片
側だけを示すが実際には反対側にも形成されている)
と、下側の爪部42dとで構成され、円形の平板部42
aは単3型電池のプラス側電極とした突出した部分の直
径(突出幅)よりも若干大きな径で形成させる。そし
て、導電部材41の最先端部の壁部41dの透孔にこの
爪部42dを係止させると共に、左右の突起42cを左
右の壁部41cの端部に係止させ、導電部材41の延長
部41bの先端に、絶縁部材42を固定させる。
【0023】なお、このように絶縁部材42を導電部材
41に固定させた状態では、絶縁部材42の平板部42
aの周囲の壁部42bが、左右と下側の3方を囲むよう
に位置させ、上側には壁部42bが形成されないように
する。また、導電部材41の左右の壁部41cだけは、
絶縁部材42を取付けた状態で、この絶縁部材42の壁
部42bから若干(例えば1mm以下の適当な値:正確
には電池のプラス側電極の突出高さとマイナス側電極の
突出高さとの差以内の値)突出する高さにすると共に、
この左右の壁部41cの間隔t1 (図4参照)は、単3
型の乾電池のプラス側電極として突出した部分の直径よ
りも若干大きな値とする。
【0024】また、マイナス端子用導電部材41の係止
部41aから、延長部41bの裏側になる位置に、この
導電部材41を若干延長させて、リード線(図示せず)
をハンダ付けするための端子部41eを形成させる。
【0025】そして図2及び図3(図3は図2の電池収
納部を反対側から見た図)に示すように、絶縁部材42
が固定された導電部材41の係止部41aを、電池収納
部30の一端側の壁部35に係止させて、マイナス端子
部40を構成する。この場合、導電部材41の延長部4
1bは、壁部35に対して若干傾斜した位置になるよう
に取付けられ、この延長部41bが導電部材41そのも
のの弾力性により外力により弾性変形する板バネとして
機能する。
【0026】次に、このマイナス端子部40と並列に配
置されたプラス端子部50について説明すると、プラス
端子部50を構成するプラス端子用導電部材51は、図
5に拡大して示すように、電池収納部30の一端側の壁
部35に係止される係止部51aと、この係止部51a
から傾斜して細長く延長された延長部51bとで構成さ
れ、この延長部51bの先端側の中央には若干の突起5
1cが設けてある。そして、この突起51cの左右の両
脇は部材の幅が広がり、この左右の広がった部分に透孔
51dが形成されている。そして、左右それぞれの透孔
51dを挟むようにして、左右それぞれに絶縁部材52
を取付ける。この左右それぞれの絶縁部材52は、例え
ばアウトサート成形と称される樹脂成形で取付ける。な
お、アウトサート成形とは、所定の形状のプラス端子用
導電部材51を、絶縁部材成形用の金型内に配置し、導
電部材51と一体に絶縁部材52を樹脂成形させる技術
である。
【0027】なお、左右の絶縁部材52は、取付けられ
た状態で相互に対向する内側の上方に、曲面で切り欠け
られた状態に湾曲した湾曲部52aが形成され、この対
向する湾曲部52aの間の距離t2 (即ち導電部材51
が露出している幅:図5参照)は、単3型の乾電池のプ
ラス側電極として突出した部分の直径よりも若干大きな
値とする。また、左右の絶縁部材52の厚さは、導電部
材51よりは厚くするが、比較的薄く形成して、導電部
材51からわずかだけ(例えば1mm以下の適当な値)
絶縁部材52が突出するように構成する(正確に述べる
と単3型の乾電池のプラス側電極の突出長よりも絶縁部
材52の突出長を短く設定する)。
【0028】また、プラス端子用導電部材51の係止部
51aから、延長部51bの裏側になる位置に、この導
電部材51を若干延長させて、リード線(図示せず)を
ハンダ付けするための端子部51eを形成させる。
【0029】そして図2及び図3に示すように、絶縁部
材52が固定された導電部材51の係止部51aを、電
池収納部30の一端側の壁部35に係止させて、プラス
端子部50を構成する。この場合、導電部材51の延長
部51bは、壁部35に対して若干傾斜した位置になる
ように取付けられ、この延長部51bが導電部材51そ
のものの弾力性により外力により弾性変形する板バネと
して機能する。
【0030】次に、これらのマイナス端子部40及びプ
ラス端子部50と対向する位置である電池収納部30の
他端側の壁部36に取付けられる共通端子部60につい
て説明する。この共通端子部60は、1枚の導電部材を
壁部36に取付けて構成され、マイナス端子部40と対
向する位置にプラス端子61が構成され、プラス端子部
50と対向する位置にマイナス端子62が構成され、連
結部63により両端子61,62が一体化してある。そ
して、プラス端子61及びマイナス端子62の先端61
a及び62aは、電池の電極と良好に接触できるよう
に、折り曲げられた形状としてある。特に、マイナス端
子62の先端62aは、電池のマイナス電極と良好に接
触するように、中央が若干突出した形状としてある。
【0031】この場合、これらの端子61,62を構成
する導電部材としては、マイナス端子部40及びプラス
端子部50を構成する導電部材よりも弾性力の強い部材
(例えば同じ材質の場合には厚さを厚くして弾性力を強
くする)とし、各端子61及び62の先端61a及び6
2aの壁部36からの突出長を比較的大きくし、比較的
弾性力の強い板バネとして機能するようにする。
【0032】次に、このように構成される電池収納部3
0に電池を装着した状態を、図6及び図7を参照して説
明する。まず、この電池収納部30に2本の単3電池1
0a,10bを規定された正しい方向に装着した場合の
装着状態を図6に示すと、一方の電池10aは、マイナ
ス端子部40と、共通端子部60のプラス端子61との
間に装着される。ここで、電池10aのプラス側電極1
1aは、導電体よりなるプラス端子61と接触し、電池
10aのマイナス側電極12aは、マイナス端子用導電
部材41の延長部41bの先端の左右の側部の壁部41
cと接触する。このとき、共通端子部60側のプラス端
子61を構成する導電材を、マイナス端子用導電部材4
1よりも弾性力の強い部材としたので、プラス端子61
側から電池10a側に強く押す力が働き、プラス端子6
1と電池10aとの接触及び左右の壁部41cと電池1
0aとの接触が良好に保たれる。
【0033】そして、この電池10aとは逆方向に装着
される他方の電池10bは、プラス端子部50と、共通
端子部60のマイナス端子62との間に装着される。こ
こで、電池10bのプラス側電極11bは、プラス端子
用導電部材51の延長部51bの先端の中央の突起51
c(図6ではこの突起は図示せず)が形成された箇所と
接触する。また、電池10bのマイナス側電極12b
は、導電体よりなるマイナス端子62と接触する。この
とき、共通端子部60側のマイナス端子62を構成する
導電材を、プラス端子用導電部材51よりも弾性力の強
い部材としたので、マイナス端子62側から電池10b
側に強く押す力が働き、マイナス端子62と電池10b
との接触及びプラス端子用導電部材51と電池10bと
の接触が良好に保たれる。
【0034】このようにして、電池10a,10bを規
定された方向に正しく装着した場合には、電池10a,
10bの各電極が、それぞれ対応した端子部と接触し、
電池10a,10bから、電池収納部30と接続された
回路(図示せず)に、良好に電源供給ができる。
【0035】そして、電池10a,10bを規定された
方向とは逆の方向に装着させた場合の状態を図7に示す
と、この場合には、それぞれの電池10a,10bの電
極が、共通端子部60側では接触するが、マイナス端子
部40及びプラス端子部50では接触しない。即ち、一
方の電池10aのプラス側電極11aは、このプラス側
電極11aの幅よりも若干大きく形成された絶縁部材4
2と接触し、プラス側電極11aの幅よりも広い間隔で
配置されたマイナス端子用導電部材41の壁部41cと
は接触しない。また、他方の電池10bのマイナス側電
極12bは、プラス端子用導電部材51の左右に取付け
られた絶縁部材52と接触し、導電部材51とマイナス
側電極12bとは接触しない。
【0036】このように2本の電池10a,10bいず
れの場合でも、装着方向が逆の場合には、マイナス端子
部40及びプラス端子部50での導電部材との接触が阻
止される。従って、電池10a,10bが逆方向に装着
された場合には、この電池収納部30と接続された回路
には電池からの電源が供給されず、回路への異常電流の
供給などを阻止することができ、電池の逆接続に対する
保護を行うことができる。
【0037】そして本例の場合には、各端子部40,5
0で逆接続防止部材として機能する絶縁部材42,52
を、各端子部40,50を構成する導電部材41,51
に直接取付けるようにしたので、導電部材41,51が
電池装着時に変形しても、確実に逆接続を阻止する部材
として機能する。即ち、端子を構成する導電部材41,
51は、電池との接触を良好にするために外力により若
干弾性変形する形状としてあるが、絶縁部材42,52
はこの導電部材41,51と一体化してあるので、この
変形に追随して絶縁部材42,52の位置も変化し、確
実に逆接続を防止する。従って、従来のように逆接続を
防止する絶縁部材を固定させた位置に取付けた場合に比
べ、端子を構成する導電部材41,51の弾性変形量を
大きくすることができ、電池装着時に導電部材を電池の
電極に強い力で密着させることが可能になる。
【0038】また、従来のように逆接続を防止する絶縁
部材を固定させた位置に取付けた場合には不可能であっ
たマイナス端子部での逆接続防止が、本例の構造とする
ことで可能となった。
【0039】なお、上述実施例ではマイナス端子部40
への絶縁部材42の取付けを、爪形状部などを嵌める係
合構造とすることにより行い、プラス端子部50への絶
縁部材52の取付けを、アウトサート成形により成形時
に行うようにしたが、マイナス端子部40への絶縁部材
の取付けをアウトサート成形により行うようにしても良
く、或いは逆にプラス端子部50への絶縁部材の取付け
を係合構造で行うようにしても良い。
【0040】また、本例の場合には、マイナス端子部4
0の逆接続防止部材として機能する絶縁部材42とし
て、図4に示すように、この絶縁部材42の周囲に壁部
42bを設けるようにしたので、逆方向に装着された電
池10aのプラス側電極11aが電池収納部30内で横
方向(電池の長手方向と直交する方向)に動く力が働い
た場合でも、このプラス側電極11aの動きが壁部42
bで規制され、プラス側電極11aが導電部材41の壁
部41cと接触しない。また、この壁部41cは上側に
は設けないようにしたので、電池10aを電池収納部3
0内に装着させる際(本例の場合には上側から挿入す
る)には、邪魔にならない。
【0041】なお、上述実施例の場合にはリード線が取
付けられる端子部40,50側に絶縁部材42,52を
取付けるようにしたが、共通端子部60側の導電部材に
絶縁部材を取付けるようにして、逆接続時の導通を防止
するようにしても良い。或いは、端子部40,50側と
共通端子部60側の双方に絶縁部材を取付けて、より完
全に逆接続時の導通を防止するようにしても良い。
【0042】また、上述実施例では、電池のマイナス側
電極とマイナス端子部40との接触を、左右2箇所の壁
部41cで行うようにしたが、1箇所或いは3箇所以上
で接触するようにしても良い。
【0043】また、上述実施例では2本の電池10a,
10bを装着する電池収納部に適用したが、1本の電池
用の収納部或いは2本を越える本数の電池を装着する電
池収納部にも適用できることは勿論である。この場合、
複数本の電池を上述実施例のように並列に配置する電池
収納部の他に、複数本の電池を直列に配置する構造の電
池収納部にも適用できる。また、複数本並列に配置する
場合には、上述実施例のように1本ずつ装着方向を逆に
設定する他に、各電池をすべて同じ方向に装着するよう
に設定しても良い。
【0044】また、上述実施例ではいわゆる板バネ形状
で端子部が弾性力を持つようにしたが、コイルバネ形状
の端子部にも適用できる。例えば、図8に示すように、
導電性の部材を渦巻き状に巻回させて構成されるコイル
バネ71で構成されるマイナス端子部70の先端部71
aから若干奥に引っ込んだ位置に、絶縁材72の端部7
2aを係止させて取付け、この絶縁材72でマイナス端
子部70の中央部が絶縁された構造としても良い。この
ようにすることで、電池10のマイナス側電極12は、
絶縁材72の周囲で突出したコイルバネ71の先端部7
1aが接触し、マイナス端子部として機能すると共に、
電池10のプラス側電極は、絶縁材72の中央部と接触
し、コイルバネ71との接触が阻止される。なお、この
場合の絶縁材72にも、上述実施例で示した壁部(絶縁
部材42の壁部42b)を設けて、プラス側電極の横方
向の動きを規制するようにしても良い。
【0045】また、上述実施例ではディスク記録再生装
置の電池収納部に適用したが、他の電池駆動が可能な各
種電子機器の電池収納部にも適用できることは勿論であ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、電池収納装置に電池を
逆方向に装着させたとき、電池のプラス側電極がマイナ
ス端子部と一体に設けられた絶縁部材と接触するので、
電池のプラス側電極とマイナス端子部との接触が阻止さ
れ、電池収納装置と接続された回路側に通常とは異なる
電流が供給されて回路を損傷させる事故を防止できると
共に、電池収納装置に接続された電池が他の電源からの
電流により充電されてしまうような事故を防止できる。
【0047】この場合、マイナス端子部を構成する導電
性部材を、外力により変形する弾性形状としたことで、
この弾性変形により電池の電極と端子部とが圧着し、電
池と端子とが一時的に離れて電源供給が停止するいわゆ
る瞬断現象を防止できる構造とした上で、この導電性部
材に一体に設けられた絶縁部材により逆接続を防止する
ことができ、端子としての良好な接続特性と、確実な逆
接続防止機能とを兼ね備えるようになる。
【0048】また、この場合に更にマイナス端子部と対
向するプラス端子部についても、外力により変形する弾
性形状の導電性部材で構成したことで、より確実に電池
の電極と端子部とが接触するようになり、端子としての
接続特性がより向上する。
【0049】また、マイナス端子部を構成する導電性部
材に取付けた絶縁部材に、電池のプラス側電極の移動を
規制する壁部を設けるようにしたことで、より確実に逆
接続時のプラス側電極の導電性部材との接触を防止でき
るようになる。
【0050】さらに、マイナス端子部を構成する導電性
部材への絶縁部材の取付けを、アウトサート成形により
行うようにしたことで、簡単に絶縁部材を取付けること
ができるようになる。
【0051】また本発明によると、電池収納装置に電池
を逆方向に装着させたとき、電池のマイナス側電極がプ
ラス端子部に設けた絶縁部材と接触し、電池のマイナス
側電極とプラス端子部との接触が阻止され、電池収納装
置と接続された回路側に通常とは異なる電流が供給され
て回路を損傷させる事故を防止できると共に、電池収納
装置に接続された電池が他の電源からの電流により充電
されてしまうような事故を防止できる。
【0052】この場合、プラス端子部を構成する導電性
部材を、外力により変形する弾性形状としたことで、こ
の弾性変形により電池の電極と端子部とが圧着し、電池
と端子とが一時的に離れて電源供給が停止するいわゆる
瞬断現象を防止できる構造とした上で、この導電性部材
に一体に設けられた絶縁部材により逆接続を防止するこ
とができ、端子としての良好な接続特性と、確実な逆接
続防止機能とを兼ね備えるようになる。
【0053】また、この場合に更にプラス端子部と対向
するマイナス端子部についても、外力により変形する弾
性形状の導電性部材で構成したことで、より確実に電池
の電極と端子部とが接触するようになり、端子としての
接続特性がより向上する。
【0054】さらに、プラス端子部を構成する導電性部
材への絶縁部材の取付けを、アウトサート成形により行
うようにしたことで、簡単に絶縁部材を取付けることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による装置の全体構成を示す
斜視図である。
【図2】一実施例の電池収納部を示す斜視図である。
【図3】一実施例の電池収納部を図2とは逆方向から見
た斜視図である。
【図4】一実施例のマイナス端子部を示す斜視図であ
る。
【図5】一実施例のプラス端子部を示す斜視図である。
【図6】一実施例の電池収納部に電池を規定された方向
に装着した状態を示す平面図である。
【図7】一実施例の電池収納部に電池を逆方向に装着し
た状態を示す平面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の電池収納装置の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10,10a,10b 電池 11,11a,11b プラス側電極 12,12a,12b マイナス側電極 20 記録再生装置 30 電池収納部 40 マイナス端子部 41 マイナス端子用導電部材 41c 側部の壁部 42 絶縁部材 42b 壁部 50 プラス端子部 51 プラス端子用導電部材 52 絶縁部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池のマイナス側の電極と接触する導電
    性部材からなるマイナス端子部と、 該マイナス端子部の導電性部材に取付けられ、上記電池
    のプラス側の電極とだけ接触する形状の絶縁部材とを具
    備する電池収納装置。
  2. 【請求項2】 上記導電性部材を弾力性を有する弾性形
    状とした請求項1記載の電池収納装置。
  3. 【請求項3】 上記電池のプラス側の電極と接触するプ
    ラス端子部を、弾力性を有する弾性形状の導電性部材と
    した請求項2記載の電池収納装置。
  4. 【請求項4】 上記絶縁部材の周辺部に、上記電池のプ
    ラス側の電極の移動を規制する壁部を設けた請求項1記
    載の電池収納装置。
  5. 【請求項5】 上記絶縁部材を、上記導電性の部材にア
    ウトサート成形するようにした請求項1記載の電池収納
    装置。
  6. 【請求項6】 電池のプラス側の電極と接触し弾力性を
    有する導電性の弾性体からなるプラス端子部と、 該プラス端子部の弾性体に取付けられ、上記電池のプラ
    ス側の電極を受入れ且つマイナス側の電極を上記プラス
    端子部の弾性体と接触させない形状の絶縁部材とを具備
    する電池収納装置。
  7. 【請求項7】 電池のマイナス側の電極と接触するマイ
    ナス端子部を、弾力性を有する弾性形状の導電性部材と
    した請求項6記載の電池収納装置。
  8. 【請求項8】 上記絶縁部材を、上記導電性の弾性体に
    アウトサート成形するようにした請求項6記載の電池収
    納装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004253263A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Canon Inc 電子機器
JP2008060052A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Premier Image Technology Corp 電池弾性接触端子
JP2009277513A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Yokogawa Electric Corp 電池収納装置

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