JPH08226782A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH08226782A
JPH08226782A JP3478295A JP3478295A JPH08226782A JP H08226782 A JPH08226782 A JP H08226782A JP 3478295 A JP3478295 A JP 3478295A JP 3478295 A JP3478295 A JP 3478295A JP H08226782 A JPH08226782 A JP H08226782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
fin
cut
fins
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP3478295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kusuhara
尚夫 楠原
Yoshikazu Nishihara
義和 西原
Takahiko Ao
孝彦 青
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3478295A priority Critical patent/JPH08226782A/ja
Publication of JPH08226782A publication Critical patent/JPH08226782A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転時における通風抵抗の増加および凝
縮水の滴下をなくする。 【構成】 所定間隔で平行に配設され、その間隔内を空
気が流動するフィン1に、内部を流体が流動する伝熱管
2を貫通し、上記フィン1の空気流入側の端面に切り欠
き穴6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として天井埋め込み
タイプの空気調和機などに用いるフィン付きで水平面に
対し傾斜して配置する熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における天井埋め込みタイプの空気
調和機について、図16を参照して説明する。
【0003】図において、複数のブレードを有するクロ
スフローファン101を中心に配設し、その前後にスタ
ビライザ102およびリアガイダ103を配設し、スタ
ビライザ102とリアガイダ103とにより空気の吹出
口104を形成し、クロスフローファン101により吸
込口105から吸い込まれた空気は、熱交換器106に
より熱交換されたのちクロスフローファン101を経由
して吹出口104より室内に温風として吹き出される。
熱交換器106は、天井の高さにより制約されることか
ら、その範囲内で最大の大きさとして効率を高めるため
に、傾斜して設けられている。
【0004】また、その熱交換器106は、図17に示
すように、アルミニウム材により形成された多数枚のフ
ィン107が、所定の間隔を設けて平行に配設され、こ
のフィン107には、複数本の伝熱管108を貫通さ
せ、その貫通部は拡管手段により気密にされている。こ
のフィン107には熱交換性能を向上するために切り起
こし加工が施こされて切り起こし部109が形成されて
いる(図18参照)。この切り起こし部109は、空気
の流れの主流方向Aに対して直角に切り起こされてお
り、その切り起こし部109は、フィン107の表面に
対して表側にのみ切り起こして形成した場合(図19a
参照)と、表裏両側に交互に切り起こした場合(図19
b参照)とがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱交換器にあっ
ては、空気調和機の冷房運転時に、凝縮水110がその
表面張力によって、フィン107と切り起こし部109
との間、あるいは切り起こされた溝に貯溜して橋絡を形
成し易く(図20参照)、その結果、通風抵抗が増加し
て熱交換能力が著しく低下するという問題点があった。
【0006】この問題点を解決するために、例えば、図
21に示すように、フィン107における空気流入側の
近傍111には切り起こし部109が存在しないように
してその部分に凝縮水が貯溜することを阻止した提案も
なされている。なお、このような措置は、切り起こし部
109を、フィン107の表面に対して表側にのみ切り
起こして形成した場合(図22a参照)と、表裏両側に
交互に切り起こした場合(図22b参照)との何れにも
採られていた。
【0007】しかし、この場合、熱交換器106を傾斜
させて設けるとフィン107の端面112から凝縮水が
滴下し易くなってくるという新たな問題点が生じた(図
23参照)。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解消し、主
として天井埋め込みタイプの空気調和機の冷房運転時に
おける通風抵抗の増加による熱交換能力の低下および凝
縮水の滴下をなくすることができる熱交換器を提供し、
それを用いる空気調和機の信頼性を確保することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱交換器においては、所定間隔で平行に配
設され、その間隔内を空気が流動するフィンと、このフ
ィンを貫通し、内部を流体が流動する伝熱管とを備え、
上記フィンの空気流入側に水滴貯溜手段を設けたもので
ある。空気流入側に水滴貯溜手段を設けるのは、凝縮水
の滞留により生ずる橋絡に原因する通風抵抗への影響
が、気流下流側よりも気流上流側の方がはるかに大きい
ことによる。
【0010】また、水滴貯溜手段は、空気流入側のフィ
ン端面に沿って設けると効果的である。
【0011】また、設ける水滴貯溜手段としては、切り
欠き穴、デンプル、切り起こしなどが好ましい。
【0012】さらに、フィンとしては、切り起こし部を
形成したもの、波形状に形成したもの、あるいは平板状
のものなどを用いることができる。
【0013】
【作用】上記のように構成された本発明の熱交換器にあ
っては、これを用いた空気調和機を冷房運転した場合、
凝縮水は、フィンの空気流入側に設けた水滴貯溜手段に
より貯溜されて下流側には到達しないので、凝縮水がフ
ィンの表面に貯溜して通風抵抗が増大し、熱交換能力が
低下することはなくなる。また、貯溜された水滴は、水
滴貯溜手段に沿って順次下方に移動しながらそれぞれの
水滴貯溜手段に貯溜され、熱交換器より滴下されること
はなくなる。
【0014】また、水滴貯溜手段は、空気流入側のフィ
ン端面に沿って設けると、凝縮水は空気の流入する風上
側で効果的に貯溜され、フィンの表面に滞留することな
くフィンの端面に沿って下方に誘導されて移動する。
【0015】また、水滴貯溜手段として、切り欠き穴、
デンプル、あるいは切り起こしを形成すると、表面張力
による水滴の貯溜効果が好ましいものとなる。
【0016】さらに、フィンとしては、切り起こし部を
形成したもの、波形状に形成したもの、あるいは平板状
のものなどを用いることができ、これに水滴貯溜手段を
設けることにより充分に上記の作用が発揮される。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について、添付の図1ないし
図15を参照して説明する。
【0018】図1において、1はアルミニウム材により
形成した板状のフィンで、多数枚を所定の間隔に平行に
配置している。2は平行に配置したフィン1の群を気密
に貫通する複数本の伝熱管、3はフィン1の群に伝熱管
2を貫通させて形成した熱交換器で、空気は矢印Aで示
すように熱交換器3に流入し、フィン1、1の間の間隙
を通過して矢印Bで示すように流出し、その間に伝熱管
2内を流れる流体と熱交換を行って温風となる。4は熱
交換性を向上させるために、フィン1に切り起こし加工
により形成した切り起こし部で、この切り起こし部4は
フィン1の表面にのみ切り起こした場合(図2a参照)
と、表裏両側に交互に切り起こした場合(図2b参照)
とがある。
【0019】切り起こし部4は、フィン1の空気流入
側、すなわち気流上流側の端面5の近傍には形成されて
おらなく、この部分には、フィン1の端面5に沿って平
行に所定の間隔で多数の切り欠き穴6が一列状に形成さ
れている。空気調和機の冷房運転により生じた凝縮水
は、先ず傾斜した熱交換器3の上方に位置する切り欠き
穴6に表面張力により貯溜され、ついで熱交換器3が傾
斜していることにより、順次切り欠き穴6に貯溜されな
がらフィン1の端面に沿って下方に誘導され、最終的に
は熱交換器3の端部で捕集される。
【0020】また、フィン1は、端面5に平行な凸条7
および凹溝8を有する波形の板状に形成し、端面5に沿
って切り欠き穴6を設けても良い(図3、図4参照)。
この場合、熱交換によって生じた凝縮水は、フィン1の
凹溝8に沿って流れようとするが、重力の影響が大きい
ので、矢印Cで示すようにフィン1の気流上流側に向か
って流れる。そこで気流上流側に形成されている切り欠
き穴6に貯溜され、ついで熱交換器3が傾斜しているこ
とにより、順次切り欠き穴6に貯溜されながらフィン1
の端面に沿って下方に誘導され、最終的には熱交換器3
の端部で捕集される。
【0021】また、フィン1が平板状の場合にも凝縮水
は、重力の影響を受けてフィン1の気流上流側に向かっ
て矢印Cのように流れ、切り欠き穴6に貯溜される(図
5、図6参照)。
【0022】また、フィン1の空気流入側、すなわち気
流上流側の端面5の近傍には、フィン1の端面5に沿っ
て平行に所定の間隔で多数のディンプル9を一列状に形
成させることもできる(図7参照)。この場合、空気調
和機の冷房運転により生じた凝縮水は、先ず傾斜した熱
交換器3の上方に位置するディンプル9に表面張力によ
り貯溜され、ついで熱交換器3が傾斜していることによ
り、順次ディンプル9に貯溜されながらフィン1の端面
に沿って下方に誘導され、最終的には熱交換器3の端部
で捕集される。
【0023】また、フィン1は、端面5に平行な凸条7
および凹溝8を有する波形の板状に形成し、端面5に沿
ってディンプル9を設けても良い(図8、図9参照)。
この場合、熱交換によって生じた凝縮水は、フィン1の
凹溝8に沿って流れようとするが、重力の影響が大きい
ので、矢印Cで示すようにフィン1の気流上流側に向か
って流れる。そこで気流上流側に形成されているディン
プル9に貯溜され、ついで熱交換器3が傾斜しているこ
とにより、順次ディンプル9に貯溜されながらフィン1
の端面に沿って下方に誘導され、最終的には熱交換器3
の端部で捕集される。
【0024】また、フィン1が平板状の場合にも凝縮水
は、重力の影響を受けてフィン1の気流上流側に向かっ
て矢印Cのように流れ、ディンプル9に貯溜される(図
10、図11参照)。
【0025】さらに、フィン1は、端面5に平行な凸条
7および凹溝8を有する波形の板状に形成し、端面5に
沿って切り起こし10を設けることもできる(図12、
図13参照)。この場合、熱交換によって生じた凝縮水
は、フィン1の凹溝8に沿って流れようとするが、重力
の影響が大きいので、矢印Cで示すようにフィン1の気
流上流側に向かって流れる。そこで気流上流側に形成さ
れている切り起こし10に表面張力により貯溜され、つ
いで熱交換器3が傾斜していることにより、順次切り起
こし10に貯溜されながらフィン1の端面に沿って下方
に誘導され、最終的には熱交換器3の端部で捕集され
る。
【0026】また、フィン1が平板状の場合にも凝縮水
は、重力の影響を受けてフィン1の気流上流側に向かっ
て矢印Cのように流れ、切り起こし10に貯溜される
(図14、図15参照)。
【0027】
【発明の効果】本発明の熱交換器は、以上説明したよう
に構成されているので、これを用いた空気調和機の冷房
運転時において発生する凝縮水は、熱交換器の空気流入
側のフィン端面に形成した切り欠き穴、ディンプル、切
り起こしのような水滴貯溜手段により補集され、フィン
の表面に滞留しなくなり、その結果、空気調和機の通風
抵抗が増加することはなく熱交換性能の低下もなくな
る。
【0028】また、凝縮水が、水滴貯溜手段により補集
されることにより、熱交換器のフィン端面から適下する
こともなくなり、天井埋め込みタイプの空気調和機の信
頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における熱交換器の正面
【図2】同熱交換器の説明断面図
【図3】本発明の第2の実施例における熱交換器の正面
【図4】同熱交換器の断面図
【図5】本発明の第3の実施例における熱交換器の正面
【図6】同熱交換器の断面図
【図7】本発明の第4の実施例における熱交換器の正面
【図8】本発明の第5の実施例における熱交換器の正面
【図9】同熱交換器の断面図
【図10】本発明の第6の実施例における熱交換器の正
面図
【図11】同熱交換器の断面説明図
【図12】本発明の第7の実施例における熱交換器の正
面図
【図13】同熱交換器の断面図
【図14】本発明の第8の実施例における熱交換器の正
面図
【図15】同熱交換器の断面図
【図16】従来における空気調和機の模式図
【図17】従来における熱交換器の斜視図
【図18】同熱交換器の正面図
【図19】同熱交換器の説明断面図
【図20】同熱交換器におけるフィンの説明断面図
【図21】従来における別の熱交換器の正面図
【図22】同熱交換器の説明断面図
【図23】同熱交換器の動作説明図
【符号の説明】
1 フィン 2 伝熱管 4 切り起こし部 5 端面 6 切り欠き穴 9 ディンプル 10 切り起こし

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で平行に配設され、その間隔内
    を空気が流動するフィンと、このフィンを貫通し、内部
    を流体が流動する伝熱管とを備え、上記フィンの空気流
    入側に水滴貯溜手段を設けた熱交換器。
  2. 【請求項2】 水滴貯溜手段をフィン端面に沿って設け
    た請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 水滴貯溜手段として、切り欠き穴をフィ
    ン端面に沿って設けた請求項1記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 水滴貯溜手段として、デインプルをフィ
    ン端面に沿って設けた請求項1記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 水滴貯溜手段として、切り起こしをフィ
    ン端面に沿って設けた請求項1記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 切り起こし部を形成したフィンを備えた
    請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 波形状に形成したフィンを備えた請求項
    1ないし5のいずれかに記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 平板状のフィンを備えた請求項1ないし
    5のいずれかに記載の熱交換器。
JP3478295A 1995-02-23 1995-02-23 熱交換器 Pending JPH08226782A (ja)

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JP3478295A JPH08226782A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 熱交換器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294049A (ja) * 2002-11-26 2004-10-21 Daikin Ind Ltd 対空気用熱交換器及び冷凍装置
CN104302993A (zh) * 2012-05-08 2015-01-21 英福康有限责任公司 流体去除装置
EP3628844A1 (en) * 2018-09-26 2020-04-01 Ge Aviation Systems Llc, Inc. Additively manufactured component and method of cooling

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CN110953024A (zh) * 2018-09-26 2020-04-03 通用电气航空系统有限责任公司 增材制造的部件和冷却方法

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