JPH08226109A - 視認性の高いロードマーキング粒子 - Google Patents

視認性の高いロードマーキング粒子

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JPH08226109A
JPH08226109A JP7070364A JP7036495A JPH08226109A JP H08226109 A JPH08226109 A JP H08226109A JP 7070364 A JP7070364 A JP 7070364A JP 7036495 A JP7036495 A JP 7036495A JP H08226109 A JPH08226109 A JP H08226109A
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JP
Japan
Prior art keywords
paint
road marking
particles
visibility
particle
Prior art date
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Pending
Application number
JP7070364A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kurokami
泰明 黒神
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KOUMEI KIKAKU KK
Original Assignee
KOUMEI KIKAKU KK
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Publication date
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスビーズ等をロードマーキング粒子とし
て使用した従来の道路区画線は雨天時の夜間には、視認
性が悪くなり、交通事故発生の一因となっている。本発
明では夜間雨天時にも視認性が高い道路区画線用のロー
ドマーキング粒子を提供する。 【構成】 多孔質アルミナ粒子に蛍光塗料を含浸させて
つくるロードマーキング粒子

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は雨天時の夜間における道
路区画線の視認性を高めるロードマーキング粒子に関す
る。
【従来の技術】従来、道路の区画線は下記のような手段
でガラスビーズを塗膜上に埋込み、夜間におけるガラス
ビーズ面における光の反射により当該区画線の視認性を
高める方法がとられていた。 (1)予め微小なガラスビーズを混合した白色、または
黄橙色の塗料を道路に塗布する。 (2)白色、または黄橙色の塗料を道路上に塗布したの
ち、塗料が硬化するまえに1〜2mm径のガラスビーズ
を塗膜上に散布し、ビーズ径の1/3〜1/2が塗膜内
に埋もれる状態にする。
【発明が解決しようとする課題】前記従来法のうち
(1)はガラスビーズが塗膜で被覆されるために夜間の
視認性が悪い。(1)の改善策として(2)の方法が考
えられたが、ガラスビースは夜間の晴天時には反射光が
あり視認性は改善される。しかしながら、夜間の雨天時
には区画線の表面が濡れた程度でもその反射光量は極度
に低下し、さらにガラスビースの表面上が厚さ1mm程
度の水膜で覆われると視認性改善に対するガラスビーズ
添加の効果は全くなくる。すなわち、ガラスビーズは夜
間晴天時においてのみ視認性改善の効果があり、夜間雨
天時の道路区画線の視認性改善の効果を有しない。本発
明は上述の問題点を解決し、夜間雨天時の道路区画線の
視認性を高めるロードマーキング粒子を提供し、これを
利用することによって交通事故防止に資することを目的
とする。本発明の粒子のうち0.5〜3mmのものは上
記従来法の(2)においてガラスビーズの替わりに使用
すれば、夜間雨天時の道路区画線の視認性が著しく改善
され、区画線が30mm程度水没しても充分識別可能と
なる。また本発明の粒子のうち3mm以上10mm程度
の径のものは道路の中央分離帯の側面、路側部あるいは
ガードレール等に付着させれば夜間雨天時の当該部分の
視認性があがり、分離帯衝突事故やカーブでのはみ出し
事故の防止に役立つ。なお、晴天時、雨天時いずれの場
合においても区画線の視認性を高く保つために本発明の
粒子と従来使用されているガラスビーズとを混在させて
使用することも可能である。
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決すべく
鋭意検討を重ねた結果、本発明者は蛍光性の顔料を含浸
させた多孔質アルミナ粒子を混合した道路区画線が夜間
雨天時における視認性を著しく改善することを見出し
た。以下にその詳細について述べる。本発明のロードマ
ーキング粒子は担体である多孔質アルミナ粒子とこれに
含浸させた蛍光剤からなっている。蛍光剤を担持させる
物質としてはシリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の多
孔性物質が考えられるが、道路区画線用の塗料に混合し
て実用されるためには、担体が一定水準以上の機械的強
度、耐水性、耐候性を有し、また比較的安価に入手でき
ることが必要である。比較検討の結果、本発明者は、あ
る種の多孔質アルミナ粒子がこの条件を満足することを
見出し、本発明を完成することができた。シリカゲル、
ゼオライトは機械的強度、耐水性が充分でなく、アルミ
ナも比表面積150m/gを超えると強度が弱くな
る。また、比表面積が10m/g未満のアルミナ粒子
では塗料の含浸量が少なくなり、着色が不足する。した
がって、アルミナ粒子の比表面積は10m/g以上、
150m/g以下、好ましくは30m/g以上、1
10m/g以下であることが必要である。さらに、多
孔質アルミナ粒子はその表面に開孔している数ミクロン
の細孔とこの細孔に連なってアルミナ粒子の表面積の主
体をなす100オングストローム以下の微細な気孔部を
有しているが、この微細な細孔および気孔部に比較的多
量の塗料を含浸させるには特別な工夫を必要とする。本
発明のロードマーキング粒子はアセトン等の強力な溶剤
に溶解し、そのサイズが1ミクロン以下理想的には単分
子サイズにまで分散された塗料をアルミナ粒子に含浸さ
せたのち乾燥し、アルミナ粒子に対して乾量基準で10
〜30%付着させたものである。担体に蛍光塗料を含浸
定着させるには次のような操作が必要になる。蛍光塗料
をアセトン等の強力な溶剤中に分散、溶解し、これに予
め100℃以上で乾燥し、吸着した水分等を完全に除去
したアルミナ粒子を浸漬する。アルミナ粒子のミクロン
オーダーの細孔に塗料を浸入させるために溶液を撹拌す
る。100オングストローム以下の微細な細孔への塗料
の浸入は拡散支配であるため長時間を必要とする。例え
ば、1時間あたり5分間の撹拌を行なった場合、アルミ
ナ粒子の中心部まで完全に塗料を浸透させるためには8
時間以上を必要とした。溶剤と塗料を含浸したアルミナ
粒子は溶液中より取り出し、溶液を濾別したのち、乾燥
器中で溶剤を蒸発飛散させる。つぎに、同一蛍光塗料を
通常の塗料用シンナーに分散させた溶液に、上記の方法
で乾燥した塗料含浸アルミナ粒子を冷却後浸漬する。上
述と同様な方法で塗料の浸透、および溶剤の蒸発飛散、
乾燥操作を行ない粒子内の塗料を固着、不溶化させる。
なお、前述のようにしてえられた粒子を透明なアクリル
塗料等で処理することで耐久性をさらに改善することも
できる。このようにして得られたロードマーキング粒子
は道路区画線の塗装面積に対して50〜200粒子/
0.01m使用すると夜間における区画線の視認性は
著しく向上する。
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。アルミナ担体としては住友アルミニウム製錬
(株)製KH0−24(径2mm)、蛍光塗料としては
シンロイヒ(株)製FZ−6013(レッド)、FZ−
5005(レモンイエロー)、ガラスビーズとしては
(株)ユニオン製ユニビーズ(径2mm)を使用した。 [例1]前記の製造法で製造したレモンイエロー蛍光塗
料を2mm径のアルミナ粒子担体に対して重量比で10
0:20の割合で含浸させた着色粒子と2mm径のガラ
スビーズとをコンクリート板上に塗布した白色ペイント
上にそれぞれ100粒子/0.01mの割合で隣あわ
せた場所に散布し、上記コンクリート板から10m離れ
た場所より自動車の前照灯で照射し、夜間における視認
性の比較を行なった結果を下記に示す。 (1)粒子が乾燥状態にある晴天時にはガラスビーズが
照射光を反射し、視認性は高い。一方、本発明の着色粒
子はベースの白色塗料との区別が明確でなく、視認性は
ガラスビーズに比べると劣る。 (2)つぎに上記(1)の塗料上の着色粒子およびガラ
スビーズに水を散布して粒子、ビーズの表面が濡れた状
態にしたところガラスビーズは輝きを失い、ベースの白
色塗料だけの場合と視認性に差異は認められなかった。
一方、本発明による着色粒子は白色塗料から浮き上がる
ように見え、高い視認性がえられた。 (3)さらに、上記(1)の着色粒子、およびカラスビ
ーズを散布したコンクリート板を水槽に入れ、これに水
を添加しながら視認性の比較を行なった。水深が3mm
に達した時点ではガラスビーズは遠方からは全く認識で
きず、ガラスビーズから1mの地点でようやく視認でき
る状態であった。一方、本発明の着色粒子は10m以上
離れた場所から十分に視認でき、さらに水深が30mm
程度に達しても十分視認可能であった。 [例2]レモンイエロー蛍光塗料のかわりに前記の製造
方法で製造したレッド蛍光塗料を含浸させた着色粒子を
用いてガラスビーズと比較した場合にも上記[例1]と
同様な結果がえられた。 [例3]前記製造方法製造したレモンイエロー含浸粒子
とガラスビーズをそれぞれ50粒子/0.01mの割
合で混合して白色塗料上に散布し、[例1]で述べた方
法で視認性の確認を行なった。この場合、乾燥時にはガ
ラスビーズが輝き、湿潤時、あるいは水没時には本発明
の着色粒子が視認され、ガラスビーズと着色粒子の混合
使用が全天候型のロードマーキング粒子として極めて有
効であることがわかった。
【発明の効果】以上詳述したとおり本発明のロードマー
キング粒子を使用すれば、 (1)夜間雨天時の道路区画線の視認性が著しく向上
し、交通事故防止に役立つ。 (2)ガラスビーズと混合使用すれば全天候的に視認性
の高い道路区画線となる。 (3)赤色塗料を含浸させた本発明品を道路の中央分離
帯の側面や路側帯の側面に付着・塗布させれば、雨天時
の分離帯衝突事故やカーブでの事故の防止に有効であ
る。また、ガラスビーズと併用することによって全天候
型の視認性が向上したロードマーキング剤を提供するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直径が0.5mm以上、10mm以下、比表面積が10
    /g以上、150m/g以下で、圧縮強度が強い
    多孔質球形アルミナ粒子に蛍光塗料を含浸させてえられ
    るロードマーキング粒子。
JP7070364A 1995-02-20 1995-02-20 視認性の高いロードマーキング粒子 Pending JPH08226109A (ja)

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JP7070364A JPH08226109A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 視認性の高いロードマーキング粒子

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JPH08226109A true JPH08226109A (ja) 1996-09-03

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